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◆ 信号で気をつけること

2025/2/28 UP!

数ある交通ルールの中でも、最も基本的なものの一つが、信号を守ること。皆さんもきちんと信号を守って、安全運転を心がけていることでしょう。しかし、そんな信号にも、勘違いや意外な見落としなど、諸々あるようです。

そこで今週は、「信号で気をつけること」をテーマに、さまざまな注意点など取り上げていきたいと思います。

【「青」は単に「すすめ」ではない】2月24日(月・振休)

まず、信号機といえば、赤・青・黄の3色があって、それぞれに意味があるのは、大人から子供まで周知の通りです。でもその意味を、やや誤解されている人、少なくないようです。そこで今朝は、まず「青」信号の正しい意味についてご紹介しましょう。

青信号の意味は、「すすめ」だと思っている方、多いようですが、実はちょっとニュアンスが違うんです。青信号について道路交通法には、「直進し、左折し、右折することができる」と書かれています。

ちょっと聞いただけだと、その違いがよく分からないかもしれませんね。でも、この「することができる」という表現がポイントなんです。「すすめ」なら、どんな状態でも無条件に発進できることになります。ところが、「することができる」だと、そこには、発進するための条件があることを表しています。その条件とは、もちろん「安全」です。つまり、歩行者や自転車、そして他のクルマなどに対して、「事故の危険がなければ、進んでもいいですよ」という意味なんです。

ということで、例え目の前の信号が青だったとしても、安全を十分確認してから、発進・通過するようにしてくださいね。

【「赤」は止まればいいわけじゃない】2月25日(火)

今週は、「信号で気をつけること」をテーマにお送りしています。二日目は、信号の3色の中でも、最も重要な赤信号を取り上げていきましょう。みなさんは、赤信号の正しい意味をご存知でしょうか?

「そんなの簡単!止まれでしょ?」と思った方、きっとたくさんいらっしゃるでしょうね。でも、意味はほぼ間違っていないんですが、正確には少し違っているんです。

道路交通法で赤信号は、「停止線を超えて進んではいけない」と規定されています。つまり、止まるのはもちろんのこと、停止線もオーバーしてはいけないことになっているんです。よく、停止線を大きくオーバーして止まっているクルマを見かけることがありますが、実は、交通違反に問われる可能性があります。

もし、停止線を越えて止まっている時に、交差道路から大型車が左折などしてくると、自分のクルマが邪魔になって曲がり切れなくなってしまい、他の交通を妨げる事態となりかねませんからね。

ただし、例外もあります。左折や右折をしようと、赤信号になる前に停止線を越えて交差点の中にいる場合は、赤信号でも、そのまま進んで大丈夫です。例えば、右折レーンで対向車が通過するのを交差点の中ほどで待っている時、いつまでも対向車が途切れず、赤信号に変わってしまった、といったようなケースが、それに当たります。この場合は、そのまま交差点内にとどまっている方が危険ですから、周囲をよく確認して、速やかに交差点を出るようにしてくださいね。

【「黄」は「注意してすすめ」ではない】2月26日(水)

「信号で気をつけること」をテーマにお送りしている、今週の、「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。月曜日から青信号・赤信号と、それぞれ信号の色の意味についておさらいしてきました。三回目の今朝は、一番勘違いしている人が多いと思われる、黄信号について取り上げたいと思います。

みなさんは、黄信号の意味を、どのように覚えていますか?

「注意してすすめ…」と思っていませんか?もちろん、「赤になる前に、急いですすめ…」でもありませんよ。道路交通法では、黄信号は、「停止位置を越えて進行してはならない」と規定されています。つまり、基本的な意味は赤信号と同じ、「とまれ」なんです。

ただ、黄信号の場合、例外があります。

黄信号になった時点で、すでに停止線に接近していて安全に停止できない場合は、注意してそのまま進むことができることになっています。これは黄色になったからといって急ブレーキをかけると、後続車から追突される可能性があり、かえって危険になるためですね。

しかし現実には、この例外の項目を勝手に拡大解釈して、堂々と黄信号を無視して通過する人も、少なくないようです。黄信号で十分止まれる距離なのに通過してしまうのは、言い逃れのできない、れっきとした信号無視です。それを繰り返しているうちに、赤信号になっても通過するような運転が、知らず知らずクセになることもあります。みなさん、黄信号を、正しく守ってくださいね。

【歩車分離式信号も要注意】2月27日(木)

今週お送りしているテーマは、「信号で気をつけること」です。ところで、最近街なかで、「歩車分離式信号」を多く見かけますよね。気づかれたドライバーさんも、多いのではないでしょうか。

「歩車分離式信号」というのは、クルマの通過と歩行者の横断が重ならないように、それぞれの青信号のタイミングを分離し、ずらした信号のことです。いくつか方式がありますが、代表的なものの一つが、渋谷でお馴染みのスクランブル交差点。すべてのクルマを停止させている間に歩行者を横断させ、
その後、クルマだけが通行します。歩行者とクルマが交錯しないので、歩行者が安全に横断することができます。

ところが、この歩車分離式信号でも、注意しなければいけないポイントがあります。

例えば、歩行者用の信号が青になった時、クルマが向かう方向と同じ向きに、歩行者が一斉に横断を始めると、ドライバーさんがついつられて、発進してしまうことがあります。特に初めて通行する交差点では、歩車分離式信号であることに気づかないことが多いもの。ドライバーさんは、進行方向の信号を、よく確認するようにしてくださいね。

反対に、クルマ用の信号が青になった時に、歩行者がつられて、うっかり渡り始めてしまうケースもあるようです。ということで、歩車分離式の交差点でも、歩行者はクルマと一緒に横断しないはず、と決めつけたりせず、必ず発進前に、安全確認をしっかり行うようにしてくださいね!

【うっかり先の信号を見てしまう】2月28日(金)

「信号で気をつけること」をテーマにお届けしてきました、今週の、「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。交差点で、クルマ同士の出会い頭の事故が起きた時、双方のドライバーさんが、自分側の信号は青だったと強く主張するケースがあるそうです。これは、どういうことなんでしょうか?

このケースで理由として考えられるのが、一方のクルマのドライバーさんが、目の前の信号機ではなく、その一つ先の信号機を見てしまっている場合です。つまり直前の信号は赤なのに、その先の信号が青だったため交差点に進入し、事故を起こしてしまうという訳です。

ではどうして、目の前の信号機ではなく、その先の信号機を見てしまうのでしょうか?ご存知の通り、信号機は少し高い位置に設置してありますよね。すると交差点に近づくにつれ、信号機はどんどん通常の視線の位置から外れ、高くなっていきます。それと引き換えに、一つ先の交差点の信号機が、通常の視線の高さに収まってくるという訳です。その結果、先にある信号機を、目の前の交差点の信号機と思い込んでしまうんです。

こうした見間違いが起こるのは、主に街なかで、交差点が近距離で続いているような条件がそろった時に、多いようです。信号機が連続しているような場所では、十分注意してくださいね。

今週は、「信号で気をつけること」をテーマにご紹介しました。

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