ドライビングライフに役立つ情報を発信するコーナー(『AWAKE』内)。
季節に合わせた車のお手入れや運転時の注意点、おすすめドライブコースなど、
あなたのワンダフルドライブを応援します。

Every Mon.-Fri. 8:12頃(「AWAKE」内)

◆ 運転初心者について気をつけたいこと

2025/3/21 UP!

2月から3月にかけては、春からの新生活に備えて、多くの方が運転免許を取得するシーズンです。そのため、今の時期は、路上などに、運転に不慣れな初心者ドライバーさんが増えてくるころですね。

そこで今週は、「運転初心者について気を付けたいこと」をテーマに、初心者ドライバーさんに向けてはもちろん、ベテランのドライバーさんに向けても、さまざまな情報をご紹介していきたいと思います。

【初心者マークの表示】3月17日(月)

まず、初心者ドライバーさんを表すものといえば、緑と黄色の初心者マークがお馴染みですよね。これは、正式には「初心運転者標識」といいます。

このマークについては、いろいろな決まりがあるんですが、ここで今一度、確認しておきましょう。

まず、道路交通法第71条によって、普通自動車の運転免許を取得してから1年未満のドライバーさんは、この初心者マークをクルマの前後2カ所の定められた場所に、表示するのが義務となっています。
そのため、「カッコ悪いからつけたくない」なんていって、マークを付けずに走るのは、違反ですよ。

もし表示義務を怠った場合は、「初心運転者標識義務違反」ということで、反則金4000円、違反点数1点となりますので、注意してくださいね。

では、どうしてこのマークを表示しなければいけないのでしょうか?それについて詳しくは、また明日以降取り上げていきたいと思います。

【初心者マークの目的】3月18日(火)


今週は、「運転初心者について気を付けたいこと」をテーマにお送りしています。

きのうは、「初心運転者標識」、いわゆる「初心者マーク」の表示義務について、ご紹介しました。免許取得後、1年未満のドライバーさんは、このマークをクルマの前後に表示しなければいけない、というのがルールです。

では、この初心者マークを表示するのには、どんな理由があるんでしょうか?まず一つは、もちろん、周りのクルマなどに対して、運転に不慣れな初心者であることを知ってもらうことです。

それによってスピードが少し遅い場合や、車線変更や合流がスムーズに出来なかったとしても、「まだ運転経験が浅いんだな」と理解してもらえますよね。

また、これを表示することによって、周りのクルマのドライバーさんは、初心者ドライバーさんを保護するために、配慮した運転をしなければなりません。

具体的には、危険防止のためやむを得ない場合を除き、初心者マークを付けたクルマに対して、幅寄せや、無理な前方への割り込みをすると、「初心運転者等保護義務違反」という違反になるんです。違反した場合は、普通車であれば反則金6000円、違反点数1点の罰則が科されます。

このように初心者マークは、運転に不安な初心者ドライバーを守ってくれる、お札のようなものです。路上デビューされた方は、忘れずに表示するようにしましょうね。

【初心者ドライバーが違反など重ねると】3月19日(水)

「運転初心者について気を付けたいこと」をテーマにお送りしている、今週の、「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。

きのう、初心者マークを付けたクルマに対しては、幅寄せや無理な割り込みをした場合、交通ルール違反に問われることをご紹介しました。このように、初心者のドライバーさんは、ルールによって保護されているのが分かりますよね。

では、その新人ドライバーさんが、交通違反や交通事故を「たびたび」起こした場合はどうなるか、皆さんはご存知でしょうか?

もちろん、ルール違反や交通事故を起こしたら、初心者でもベテランでも、その罪は等しく罰せられます。ただ、免許を取得してから1年間は、「初心運転者期間」が設けられていて、違反点数が3点以上になると、「初心運転者講習」を受けなければいけないんです。

さらに、これを受講しなかったり、講習を受けても、その後、「初心運転者期間」が終了するまでに違反などを犯して、その合計点数が3点以上になった場合は、再び試験を受けなければいけません。そして試験に不合格だった人や、正当な理由なく再試験を受けなかった人は、免許取り消しとなります。

このように、初心者に対しては、意外と厳しいペナルティが課せられていることが分かりますよね。

これは、「初心運転者期間制度」が、初心者ドライバーさんに対して、慎重な運転をするように動機付けを行い、技能の定着を目的としているからです。

初心者ドライバーのみなさん、くれぐれも慎重で安全な運転を心がけてくださいね!

【初心者に多い違反】3月20日(木・祝)

今週お送りしているテーマは、「初心者について気を付けたいこと」です。

交通事故が多いドライバーの世代というと、皆さんはどの辺りを思い浮かべますか?ニュースなどで取り上げられることもあるので、「高齢のドライバーさんでは?」と思う方、いらっしゃるかもしれませんね。

確かに、高齢ドライバーさんによる交通事故も多いんですが、実は、多くの初心者を含む、運転経験の浅い若年ドライバーさんによる交通事故件数は、それ以上に多いんです。

警察庁の報告を元に、令和4年に16歳から24歳が起こした交通事故を、安全運転義務違反の内容別に分けると、特に多かったのが「安全不確認」です。つづいて、「脇見運転」「動静不注視」となっています。

一番多い「安全不確認」とは、周囲の安全確認を怠ったために起きた交通事故を指しています。

例えば、一時停止の表示のある見通しの悪い交差点で、左右の安全確認が十分出来ていないのに前進し、出会い頭の事故をおこしたような場合が当てはまります。

二番目の「脇見運転」は、周りの景色に気を取られるだけでなく、カーナビやスマホなどを操作するようなことも当てはまります。

そして三番目の「動静不注視」とは、歩行者やクルマを認識していたにも関わらず、「問題ないだろう」と、相手の動きに注意を払わないことをいいます。

初心者ドライバーのみなさん、安全確認はしっかりと行い、「多分大丈夫だろう」といった「だろう運転」ではなく、「もしかしたら歩行者が飛び出してくるかもしれない」など、危険を疑ってかかる「かもしれない運転」を、ぜひ心がけてくださいね。

【初心者に対して思いやりのある運転を】3月21日(金)

「初心者について気を付けたいこと」をテーマにお届けしてきました、今週の「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。

リスナーさんの中には、免許を取って何年も運転されているドライバーさん、大勢いらっしゃると思います。では、そんなベテランの皆さんにお聞きします。この時期、路上に増える初心者ドライバーさんの不慣れな運転を見て、ついイライラしたり、クラクションを鳴らしたりすることは、ありませんか?

火曜日にも取り上げましたが、初心者マークを付けたクルマに対して、幅寄せや無理な割り込みをする行為は禁止されていて、違反した場合は、普通車であれば反則金6000円、違反点数1点の罰則が科されます。

ただ、そうした法律もさることながら、ベテランドライバーの皆さんは、一度、ご自身が運転免許を取ったころのことを、思い出してみてください。きっと、緊張しながら運転されていたんじゃないでしょうか?そんな時に、激しくクラクションを鳴らされたり、威圧的な運転をされたら、どれほど動揺するか、きっと想像がつくはずです。

そこで、もし路上で初心者ドライバーを見かけたら、少しぐらい運転に不慣れでも、おおらかな気持ちで、そのクルマが走りやすい環境を作ってもらえればと思います。それが、先輩ドライバーの懐の深さというものですよ!

今週は、「初心者について気を付けたいこと」をテーマにご紹介しました。

前の記事
次の記事
サイトTOPへ戻る
WHAT’s NEW
  • ◆ 千葉でホタル観賞

    この時期、幻想的な光を瞬かせながら静かに舞う、ホタルの群れ。まさに、日本の原風景とも言える光景ですね。千葉県内にも、そんなホタルが見られるスポットがいくつもあります。 そこで今週は、「……

    2025/6/6
  • ◆ 踏切での安全を考える

    近年、都心部などで鉄道の高架化や地下化が行われていますが、全国的にみても踏切の数は減少傾向にあるといいます。ただ、千葉県はもちろんのこと、各地域に踏切はまだ多くありますし、中には遮断機だけでなく、警……

    2025/5/30
  • ◆ 千葉でバラをたのしむ

    5月から6月にかけてのこの時期、華やかで美しい花を咲かせる植物といえば、そう、バラですよね。実は千葉県は、魅力的なバラ園が数多くあるんです。そこで今週は、「千葉でバラを楽しむ」をテーマに、さ……

    2025/5/23
  • ◆ 自転車との事故に気をつけよう

    新緑の季節。 さわやかな風を受けながら、ふらっと自転車でお出かけするのも、気持ちのいいシーズンですね。そんな時期だからこそ、クルマを運転している方は、自転車との事故には、ぜひ注意して……

    2025/5/16
    MONTH