2025/4/18 UP!
まさに今、春本番!天気のいい日など、おクルマでお出かけするのにピッタリの季節ですね。そんなおでかけ先で、ほぼ利用することになるのが駐車場じゃないでしょうか?
駐車場って、クルマが停止しているので、安全なイメージがあるかもしれませんが、実はたくさんの事故やトラブルが起きている場所なんです。そこで今週は、「お出かけ先の駐車場で注意」をテーマに、
さまざまなポイントを取り上げていきたいと思います。
【駐車場での基本】4月14日(月)
まず、駐車場で安全にクルマを停めるための基本を、チェックしておきましょう。
バックして駐車する場合は、後続車に知らせるため、停車する前にハザードランプを点灯し、周囲の安全をよく確認しましょう。駐車スペースの中も、子供が立ち入っていないかなど、安全確認を忘れないでくださいね。その時、ミラーだけに頼らず、実際に振り向くなどしてチェックすることが大切ですよ。
また、バックする際は、ペダルの踏み間違いに要注意です。特に、オートマ車に乗っている人は、必ずしもアクセルを踏む必要はありませんよ。クリープ現象でクルマは自然に進みますので、足はブレーキペダルの上にのせた状態で、スピードをコントロールしつつ、ゆっくりバックしましょう。
そして、駐車マスからはみ出したり、斜めに停めたりすると、他のクルマと接触する原因になります。
マスの内側に、真っすぐ停めるようにしてくださいね。
【車止めの有無を事前に確認】4月15日(火)
きのう、駐車場でバックしてクルマを停める時、その前に、周囲や駐車マスの中の安全確認が大切、というお話をしました。しかし駐車マスに侵入する前に、もう一つ確認しておくべき大事なポイントがあります。
それが、「車止めの有無」です。
去年4月、広島県福山市で、軽乗用車がクリーニング店に突っ込む事故がありました。クルマは、店の南側の道路から駐車場に入り、そのまま止まることなく、ガラス張りの出入口を突き破ったそうです。警察の調べに対して、運転していた70代の女性は、「車止めがあると思い、真っすぐ侵入した」と話していたといいます。
駐車場でクルマを停める時に、車止めにタイヤが当たる感覚を頼って、前進したりバックしたりする人は、年齢を問わず少なくないかもしれませんね。しかし、ちゃんと車止めがあるかどうかを確認しないで、感覚だけを頼りに運転していると、こうした事故を起こしてしまう危険性があります。それに、同じ駐車場内であっても、車止めがある駐車マスと、ない駐車マスが混在しているケースもありますよね。
「きっと、車止めがあるはず」という思い込みに頼らず、駐車マスに入る前に、車止めがあるかどうかを必ずチェックするようにしましょう!
【駐車場では歩行者に要注意】4月16日(水)
「お出かけ先の駐車場で注意」をテーマに、今週はお送りしています。
駐車場は、ショッピングモールのほか、複合商業施設やスーパーマーケット、飲食店、小規模のショップ、そしてコインパーキングに高速道路のサービスエリアなど、生活エリアのあらゆる所にありますよね。ただ、その規模の大小を問わず注意したいのが、歩行者との交通事故です。
「交通事故総合分析センター」の統計によりますと、令和元年の クルマ同士の事故類型で、駐車場での「人対クルマ」の事故は、全体と比べ、およそ2.6倍も多く発生しているんです。
駐車場には、大きさもカタチも様々なクルマが停まっているので、小さいお子さんはもちろん、大人でも駐車しているクルマの陰に隠れてしまい、発見が遅れることがあります。
特に、混雑した駐車場などでは、駐車スペースを探して、ドライバーさんがキョロキョロと辺りを見ながら運転することが、よくありますよね。そのため、歩行者への注意がおろそかになりがちです。
ということで、駐車場内を通行する時は、駐車しているクルマの間から、突然歩行者が出て来るかもしれないと考えて、いつでも停まれる速度で徐行するとともに、十分注意して運転することが、大切ですよ。
【駐車券など受け取る時は無理をしない】4月17日(木)
この時間は、ドライビングライフに役立つ情報を発信するコーナー、「レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。今週お送りしているテーマは、「お出かけ先の駐車場で注意」です。
ところで駐車場には、入口の発券機で駐車券を受け取り、出る際は、出口の精算機に、運転席から料金を投入する有料駐車場がありますよね。ただ、クルマをうまく寄せられず、運転席から手を伸ばしても、発券口や現金の挿入口まであと少し届かない…、なんて経験をしたことがある方、きっとたくさんいらっしゃることでしょう。
そんな時、みなさんはどうしていますか?無理をして、ウインドーから強引に体を乗り出したりしていませんか?実はこれ、かなり危険な行為なんです。
というのも、身を乗り出して手を伸ばしていると、ブレーキペダルを踏んでいる足が離れてしまい、クルマが勝手に進み始めてしまうことがあるんです。急にクルマが動き始めるんですから、誰だって慌てますよね。すると冷静な対処ができず、ブレーキと間違ってアクセルペダルを踏むなど、思わぬミスをする可能性があります。
そこで、もしクルマを発券機などに寄せられなかった場合は、シフトをパーキングに入れ、パーキングブレーキをかけてから、落ち着いて手を伸ばすようにしましょう。それでも届かなければ、クルマから降りて、駐車券を受け取ったり、精算したりするようにしてくださいね。
恰好を気にするあまり、無理をして事故を起こすよりも、確実に、安全な方法を取るように心がけましょう!
【駐車場のマナーを守る】4月18日(金)
今週は、「お出かけ先の駐車場で注意」をテーマにお届けしてきました。駐車場を安全に快適に利用するためには、やはりマナーを守ることが大切ですよね。そんな駐車場のマナーとしては、まず、月曜日にも触れた、駐車マスの枠線からはみ出さず、まっすぐクルマを停めることが基本です。左右どちらかに寄り過ぎた場合、乗り降りする時に、ドアが隣のクルマにぶつかることがあります。なるべく中央に停めるよう心がけてくださいね。
駐車場内では、通路において、進行方向が指定されていることがよくあります。それを逆走するのは、やはり迷惑ですし、危ない行為です。また、スピードを出し過ぎるのも、危険なのでやめましょう。
そして、大きな駐車場になると、駐車マスによって、「小型車」「大型車」「障がい者用」「二輪車」など、停められる車種が決められていることがあります。これらは、駐車場のスペースの問題や、出入り口に近い場所に障がい者用を設置するなど、駐車場ごとのさまざまな事情によって指定されています。自分勝手な都合で、そうした場所に違うクルマを駐車すると、他の利用者に大変迷惑がかかります。絶対にしないようにしましょう。
今週は、「お出かけ先の駐車場で注意」をテーマにご紹介しました。