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◆ 高速道路のもしもに備える

2025/5/2 UP!

ゴールデンウィークが始まりましたね。この期間、おクルマで遠出される方も多いでしょう。そんなお出かけに際して便利なのが、高速道路ですね!でも、一般道とは異なるその特別な環境から、思わぬトラブルに直面する可能性があります。

そこで今週は、「高速道路の『もしも』に備えて」をテーマに、注意点や対策などを取り上げていきたいと思います。

【もしも逆走車に遭遇したら】4月28日(月)

まず、きょう取り上げるのが、逆走についてです。大事故に直結しかねない高速道路での逆走ですが、近年は皆さんも度々、ニュースなどで耳にされていると思います。正面から急に逆走車が現れるんですから、こんな怖いことはありませんよね。

では、そんな逆走車との事故のリスクを減らすために、ドライバーさんは、どんなことに気を付けたらいいんでしょうか。

まず逆走車は、自分は普通に走行車線を走っているつもりで、追い越し車線を向かってくるケースが多いといいます。そのため、追い越し車線を走り続けるのは、リスクが高くなります。追い越しが終わったら、走行車線へ速やかに戻るようにしましょう。

次に、車間距離を十分にとることも大切です。車間距離を長くとることで、逆走車を見つけやすくなりますし、また、イザという時、回避しやすくもなります。ちなみに、逆走車が発生すると、高速道路の情報板やハイウェイラジオで、「逆走車注意」の情報が伝えられます。常に、そのチェックも怠らないようにしてくださいね。

【もしもトンネル火災に遭遇したら】4月29日(火・祝)

今週は、「高速道路の『もしも』に備えて」をテーマにお送りしています。

高速道路は、山間部を通ることも多く、トンネルが多いですよね。そんなトンネル内で、もし火災が起きたら、逃げ場が限られるだけに、大変危険です。そこで今朝は、トンネル火災の対処法について取り上げたいと思います。

まず、トンネルへ入る前に、入口に信号機や情報板などがあれば、必ずチェックしましょう。

中で火災が発生している場合は、赤信号や「火災発生」などの文字で、知らせてくれます。その場合、まだ通行止めになっていなくても、トンネルには決して入らず、ハザードランプを点灯して、道路の左端にクルマを停めてください。

一方、もしトンネル内に入ってから火災を発見したら、ハザードランプを点けて、道路の左端にクルマを停めます。火災車両の先は煙が充満し、前方が全く見えない可能性があります。火災車両を追い越さないようにしましょう。そして、トンネル内に設置された非常電話や通報装置などを使って、道路管理者に火災が発生したことを知らせます。

また、火の手が小さいような場合は、トンネル内に設置されている消火器や消火栓を使って、出来る範囲で初期消火に努めてください。ただし、無理は禁物。少しでも危険を感じたら、避難しましょう。

クルマを置いて避難する場合には、消火活動や救助活動で移動できるように、クルマのキーは付けたまま、ドアもロックしないでくださいね。そして、トンネル内のスピーカーなどを通じて、情報や指示が流されますので、それに従って避難します。

くれぐれも、落ち着いて行動してくださいね!

【もしも故障や事故が起きたら】4月30日(水)

「高速道路の『もしも』に備えて」をテーマに、今週はお送りしています。

高速道路を走行している時、おクルマに故障や事故などのトラブルが発生し、停車しなければならなくなったとしたら、みなさんどうしますか?

そんな時は、まずハザードランプを点灯して、路肩や路側帯に寄せてクルマを停めます。橋やトンネルなど、路肩が狭かったり、なかったりする場合は、停車スペースのとれる広い場所まで、できるだけ移動するようにしてください。

停車したら、同乗者がいる場合は、ガードレールなどの外側に避難させます。そしてドライバーさんは、クルマの50メートル以上後方に「発炎筒」や「停止表示器材」を設置します。ただし、燃料が漏れているようなら、引火する恐れがあるので、発炎筒の使用は控えましょう。

ここまで出来たら、ドライバーさんも速やかにガードレールの外へ避難します。クルマの周りをウロウロしたり、本線上に出たりする行為は、大変危険なので絶対にやめてくださいね。またこの時、クルマが後続車に追突されて巻き添えにならないよう、クルマより後方に避難するのがポイントですよ。

安全を確保したら、1キロおきに設置してある非常電話か、携帯電話で救援依頼をします。

携帯電話の場合は、道路緊急ダイヤル、「#9910」にかければOK。その際、場所が特定できるように、路肩にあるキロポストの数字を伝えてくださいね。

【もしも目的のICを行き過ぎたら】5月1日(木)

ドライバーさんが、高速道路でやりがちな失敗といえば、うっかりして、下りるはずのインターチェンジを通過したり、ジャンクションで行き先を間違ったりすること、などがありますよね。

そんな時、仕方なく次のインターチェンジで料金を払って下りて、再び同じ高速道路にのり直して戻って来たり、または、一般道を使って戻ったり…仕方なくそんなことをしている人が、たぶん多いのではないでしょうか。

でも実は、高速道路を下りずに、目的のインターチェンジに戻れる方法があるんです。それが「特別転回」というものです。

その方法は、まずミスに気づいたら、次のインターチェンジで本線から下り、料金所へ向かいます。この時、ETCレーンではなく、係員のいる一般のレーンに入ってください。ETCと一般が併用されたレーンに入る場合は、事前にETCカードを取り出しておきましょう。そして料金所のスタッフに事情を話します。すると、再び高速道路に戻るためのルートを教えてくれますので、その指示に従いましょう。

気になる料金ですが、間違って走った区間の料金は、徴収されません。支払うのは、最初に高速道路に乗ったインターチェンジから、目的のインターチェンジまでの分となります。ただし、インターチェンジの構造などによって、特別転回が利用できない場合があります。その際は、ご容赦くださいね。

【もしもETCの開閉バーが開かなかったら】5月2日(金)

高速道路を利用する時、ETCを使っているという方、今や多いでしょうね。ただ、みなさんはETCレーンに入れば、開閉バーは必ず開くものだと思っていませんか?しかし、ETC側の事情やトラブル、また、ドライバー側においてもETCカードの挿し忘れや期限切れなど、何らかの原因で、開閉バーが開かないことがあります。

そんな時、みなさんはどうしますか?

まずついやってしまいそうなのが、バックして他のレーンに移動しようとすることです。これはいわば、逆走しているのと同じこと。危険なので、絶対にやってはいけませんよ。

こういう場合、まずはハザードランプを点灯して、後続車にトラブルがあったことを知らせます。
そしてレーンには、インターフォンが設置されていますので、それを使ってスタッフと連絡を取り、指示に従ってくださいね。

ちなみに、ETCレーンに進入する時、かなりスピードを出しているクルマを見かけることがあります。バーが開かなければ衝突する可能性もありますよね。ETCレーンでは、時速20キロ以下でゆっくり進入し、いつでも停まれるよう、徐行しながら通過するのがルールです。みなさん、十分気をつけてくださいね!

今週は、「高速道路の『もしも』に備えて」をテーマにご紹介しました。

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