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◆ 渋滞の時の注意点

2025/5/9 UP!

ゴールデンウィークも、いよいよ明日まで。行楽地からのUターンなどがあって、高速道路や一般道では、まだまだ渋滞の発生が見込まれています。また、新緑を迎えたこれからの季節、何かとお出かけする機会も多いでしょうから、渋滞に巻き込まれること、増えそうですね。

そこで今週は、「渋滞の時の注意点」をテーマに、さまざまなポイントなどを取り上げていきたいと思います。

【渋滞中は脇見運転をしない】5月5日(月・祝)

まず渋滞というと、スピードも遅いですし、それほど危険性を感じないという方、たくさんいらっしゃるかもしれませんね。でも実際には、渋滞時でも多くの事故が起きているんです。

そんな事故を防ぐため、まず何より大切なのが「脇見運転をしない」ということです。先ほど言いましたが、渋滞中はスピードが遅いので、つい油断をしてしまいがち。他のクルマや街なかの看板などに気を取られ、脇見運転をしてしまうことがあります。そして渋滞中は、車間距離も短いですよね。うっかりしていると、前のクルマが止まったことに気づかず、すぐ追突してしまう事態になりかねません。

また、脇見運転のほか、なかなか進まないあまり、ボーっとしながらハンドルを握ったりしていると、
隣りのクルマが動き出したのを見て、ついつられて自分も前進してしまい、まだ停車中の前のクルマに追突する、ということもあるんです。

たとえ渋滞中でも、前のクルマの動きに、しっかり注意を払いましょう。

【渋滞時のむやみな進路変更はいいことなし】5月6日(火・振休)

今週は、「渋滞の時の注意点」をテーマにお送りしています。

渋滞中、特に高速道路などで、少しでも前に行きたいからと進路変更を繰り返す、ジグザグ運転のクルマを見かけますよね。でも、自然渋滞の場合、インターチェンジの合流などが関係していない場所であれば、どの車線を走行しても通過時間に大きな差はないんだそうです。

つまり、ジグザグ運転は、あまり先を急ぐ効果はないということ。それに、周囲のクルマなどと接触事故を起こすリスクが高くなりますし、トラブルの原因にもなりかねません。また、進路変更によって後続車にブレーキを踏ませることで、渋滞をますます悪化させる原因にもなるといいます。

そんな、あまり効果がない上、危険で迷惑なジグザグ運転。実は、交通違反に問われる可能性があることを、皆さんはご存知ですか?

道路交通法第26条の2 第1項では、「車両は、みだりにその進路を変更してはならない」と定められていて、正当な理由なくむやみに進路変更をすることを禁止しているんです。さらに、同条第2項では、無理に進路変更することによって、後続車にブレーキや急ハンドルで避けなければいけないなど、
迷惑を及ぼすような場合は、進路変更をしてはいけないとも定めているんです。

第1項はとくに罰則はありませんが、第2項は違反点数1点のほか、普通車で反則金6000円が科される可能性があります。このように、むやみな進路変更は、結果的にもほとんどいいことなし!
ドライバーの皆さん、よく理解したうえで、十分注意してくださいね!

【渋滞時バイクのすり抜けに注意】5月7日(水)

きのう、渋滞時のむやみな進路変更は、事故やトラブルの原因になるだけでなく、交通違反に問われる可能性もある、ということをご紹介しました。そんな進路変更による事故で、特に注意しなければいけないのが、バイクとの事故です。

車体の小さなバイクは、渋滞の車列などで、クルマの脇を通過していく、いわゆる「すり抜け運転」をよくしますよね。

このすり抜け運転、実は様々な交通ルールに抵触する可能性がありますし、クルマに接触するなど、事故やトラブルの危険性もはらんでいます。バイクにはぜひ、すり抜け運転を控えて欲しいところですね。

とはいっても、そうした運転をするバイクは後を絶ちませんから、クルマを運転する側としては十分に注意する必要があります。特に渋滞中の道路で、進路変更する際は、早めにウインカーを出すなど、意思表示を明確にし、後方からバイクが接近してきていないか、きちんと確認してから進路変更を行うようにしましょう。

そして、きのうも取り上げましたが、やたらと進路変更するジグザグ運転では、少しのスペースを見つけては、半ば強引に車線を移るケースもあるでしょう。すると、バイクと接触する可能性が余計に高くなります。皆さんも、むやみな進路変更は控えるようにしてくださいね。

【渋滞を避けての抜け道は要注意】5月8日(木)

今週お送りしているテーマは、「渋滞の時の注意点」です。

長い渋滞につかまった時、抜け道を使おうと考える方、リスナーさんの中にもいらっしゃるでしょうね。ただ、この抜け道、あまり安易に使うのは、オススメできません。

というのも、抜け道で使われる道は、その多くが、住宅が密集するエリアの中などを通っていて、地域の人々が普段利用している「生活道路」であることがほとんどです。そうした道は、道幅は狭いところが多く、住宅街ですから、生垣や塀などがあって、見通しが悪い交差点も多いものです。

また、地元住民らにとって、そこは普段から何気なく通っている道。そのため、歩行者が横断歩道のない場所でも横断してきたり、交差点で子供や自転車が飛び出して来たりと、様々なリスクが潜んでいます。実際、こうした生活道路では、幹線道路よりも多くの交通事故が発生しているんです。

渋滞を避けたいから・・・という思いつきで、普段走り慣れないエリアの生活道路を通行するのは、
実に危険な判断だということを、覚えておいてくださいね。

一方、我慢して長い渋滞を抜けた後も、要注意ですよ。ストレスいっぱいの渋滞をやっとの思いで抜けると、それまで遅れた分を、一気に取り戻そうと、ついスピードを出しがちです。言うまでもなく、スピードの出し過ぎは、事故の元です。

ドライバーの皆さん、渋滞を抜けた時こそ、慎重な運転を心がけるようにしましょうね!

【渋滞の最後尾にならない】5月9日(金)

ところでみなさんは、高速道路を走っている時、前方に渋滞の車列が見えてきたら、どうしますか?

実は高速道路では、脇見運転による追突事故が少なくありません。そのため、うかつに渋滞の最後尾についてしまうと、後続車に追突され、前のクルマとの間に挟まれるなど、大事故に巻き込まれる可能性があるんです。

そこで大切なのは、前方に渋滞を発見したら、まず後続車にハザードランプで、渋滞に近づいていることを知らせることです。

そしてゆっくり減速しながら、車列に近づいていきます。このとき、前のクルマの後ろに、すぐついてはダメですよ。自分の後ろに、2、3台クルマが連なった状態を待てば、自分のクルマが最後尾にはなりませんよね。

もし、やむを得ず最後尾につくことになった場合は、バックミラーで後続車の動きを確認しつつ、前のクルマとの車間距離を十分に取るようにしましょう。これで、仮に追突されたとしても、前後のクルマに挟まれるのを、防ぐことにつながります。

みなさんも、高速道路の渋滞の車列につく時には、気を付けましょうね!

今週は、「渋滞の時の注意点」をテーマにご紹介しました。

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