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◆ 自転車との事故に気をつけよう

2025/5/16 UP!

新緑の季節。 さわやかな風を受けながら、ふらっと自転車でお出かけするのも、気持ちのいいシーズンですね。そんな時期だからこそ、クルマを運転している方は、自転車との事故には、ぜひ注意していただきたいところです。

そこで今週は、「自転車との事故に気を付けよう」をテーマに、様々な注意点などを取り上げていきたいと思います。

【自転車との出会い頭の事故に注意】5月12日(月)

警察庁交通局の統計によりますと、2023年に、自転車に乗っている時に起きた車両相互の事故は全国で6万3629件あったそうですが、そのうちの52.9%、実に半分以上を、出会い頭の事故が占めていたそうです。

出会い頭の事故の多くは、見通しが悪い交差点で起きています。そうした交差点が多い、住宅街などの生活道路を通行する場合は、まずスピードを抑えて走ることが大切です。そして、路面に書かれている十字路や丁字路の表示にもよく目を配って、小さな交差点も見落とさないようにしてください。

また、そうした交差点で、一時停止の標識や表示がある場合は、必ず一時停止して、自転車などが飛び出してこないか、安全確認を行いましょう。

もし、標識や表示がない交差点でも、見通しが悪い場合は、道路交通法で徐行することが義務付けられています。その上で、自転車などが接近してきていないか、よく確認しましょう!

「たぶん、自転車などは来ないだろう・・・」などという、勝手な思い込みこそ事故の元です。皆さん、十分気を付けてくださいね!

【自転車の側方を通行する時には注意】5月13日(火)

クルマを運転していると、前方を走る自転車のすぐそばを、追い抜いたり、追い越したりすることがよくあると思います。その時、みなさんはどんなことに注意していますか?特に、道幅の狭い生活道路では、何かと注意が必要です。

例えば、高齢の方が乗った自転車や、子どもを乗せた2人乗り、3人乗りの自転車、さらに、前のかごや荷台に大きな荷物を載せている自転車などは、近づいてきたとき急にふらつく可能性があります。そばを通過する時には、できるだけ安全な距離を取ると同時に、いつでも停まれるよう、徐行して進むようにしましょう。

また中には、違反行為ではありますが、自転車に乗っている人が、スマートフォンなどを操作していたり、カサを差していたりしていることがあります。そうした自転車は、周囲の状況が見えていない可能性が高いです。出来るだけ距離を取り、徐行して通過するようにしましょう。

その他、前方を走る自転車は、道路脇に駐停車しているクルマなどを避けるため、道路の中央へサッと出て来ることがあります。そんな急な動きにもすばやく対応できるように、自転車が進む先の状況にも常に意識を配り、思わぬ進路変更でもあわてることなく、自転車の動きを予測した運転を心がけるようにしてくださいね!

【5月・6月は高校1年生の自転車に注意】5月14日(水)

ところで、5月・6月は、通学中の高校1年生による自転車での事故が多い、ということを、皆さんはご存知だったでしょうか?

これは、「自転車の安全利用促進委員会」が2017年5月に公表した、「中高生の自転車事故実態調査」によるもの。通学時に発生した高校1年生の自転車事故は、1年を通して、他の中学・高校の学年より多い傾向にあるんですが、5月・6月は、さらに飛びぬけて多く、1.4倍にも上っていたというんです。

その理由は、まず高校生の自転車通学は、中学生のそれより、距離が長くなる傾向がありますよね。
しかし入学直後の4月頃は、生徒さんがまだ緊張しながら運転をしていることもあって、事故に至ることが意外と少ないようなんです。ところが、1、2カ月も経ってくると、通学路に慣れることで、はじめの緊張感が薄れ、注意不足から事故が多くなっている、と考えられています。

もちろん高校生たちにも、ルールを守って安全運転をお願いしたいのですが、ドライバーさん側の注意も欠かせません。自転車は思わぬ動きをすることがありますので、その動きに十分注意を払うことが大切です。また交差点などでは、自転車が飛び出してくるかもしれないと考えて、徐行や一時停止するなど、安全確認を十分行うようにしましょう。

特に、朝夕の通学・下校時間帯は、要注意ですよ!

【特定小型原動機付自転車に注意する】5月15日(木)

今週お送りしているテーマは、「自転車との事故に気を付けよう」です。

きのうまで、一般の自転車との事故防止について取りあげましたが、今朝は、自転車とはいっても、ちょっと違った乗り物を取りあげてみたいと思います。それが、「特定小型原動機付自転車」です。「電動キックボード」とも呼ばれ、都市部などでは、シェアリングサービスもよく見かけるようになりましたよね。

では、そうした電動キックボードとの事故を防止するためには、どんなことに気を付けたらいいか、いくつかポイントをチェックしてみましょう。

まず電動キックボードは、前輪の可動範囲が狭いため、急な進路変更などをすると、バランスを崩して転倒しやすくなります。それに、タイヤが小さいので、自転車なら簡単に乗り越えられるような段差でも、越えることができずに転倒することがあります。そんな急なアクシデントに対して、注意が必要です。

さらに、電動キックボードにはウインカーが付いていますが、後方からは見えにくいことがあります。
前方を電動キックボードが走行している時は、その動きから目を離さないようにして、追い抜きや追い越しをする際は、スピードを落とし、間隔を十分とるようにしましょう。

また電動キックボードは、16歳以上であれば免許が不要です。ただ、安全講習などを事前に受けている訳ではありませんので、必ずしも、安全意識の高い人が運転しているとは限りません。特に、見通しの悪い交差点などでは、一時停止を無視して飛び出してくる可能性もありますので、クルマの方が優先であっても、スピードを抑えて、慎重に運転してくださいね。

【来年4月から自転車にも青切符】5月16日(金)

今週は、「自転車との事故に気を付けよう」をテーマにお届けしてきました。

普段このコーナーでは、ドライバーさんの目線で情報をお届けしていますが、今朝は、ちょっと目線を変えて、自転車に乗る時に注意したいことを取り上げてみたいと思います。

というのも、去年成立した改正道路交通法で、自転車の交通違反に対して、クルマやバイクと同じように反則金の納付を通告する、いわゆる「青切符」による取締りが行われることが決まっていました。そして先月、それを来年4月1日から行う方針が警察庁から示されたんです。

それに伴って、違反ごとの反則金の具体的な額も公表されています。

一番高いのが、スマートフォンなどの「ながら運転」で、1万2000円。
信号無視や逆走、歩道を走るなどの違反は、6000円。
また、指定された場所で一時停止しない違反には5000円、などとなっています。

反則金は、警察官の警告に従わなかったり、危険を生じさせたりした場合の交付を想定していて、16歳以上による113の違反行為が対象となるそうです。

普段、優良ドライバーを自認されている方であっても、「自転車に乗ったらルールは適当・・・」では困ります!自転車でも違反のないよう、しっかりと安全運転を心がけてくださいね!

今週は、「渋滞の時の注意点」をテーマにご紹介しました。

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