2025/6/27 UP!
視界が悪く、路面も滑りやすくなる雨の日の運転。
首都高速道路会社の調べによりますと、雨天時の1時間当たりの死傷事故の件数は、雨が降っていない時に比べて、およそ4倍も多くなるといいます。それだけに、慎重に運転することが大切です。
そこで今週は、「雨天での運転のポイント」をテーマに、さまざまな注意点などを取り上げていきたいと思います。
【雨天時の安全運転の基本】6月23日(月)
まず今朝は、雨の日の運転で気をつけるべき基本をチェックしておきましょう。
雨が降り始めたら、スピードを抑えて運転するようにしてください。雨の日は視界が悪いので、歩行者や自転車などに気付くのが遅れがちです。危険を見落とすことのない、より慎重な運転が求められます。
また、雨が降ると路面が滑りやすくなり、ブレーキを踏んでから車が停止するまでの距離も長くなります。スリップ事故の危険性も高くなってしまうので、スピードの出し過ぎには気を付け、車間距離も十分取るようにしましょう。
そして、雨の日の運転で重要なのが、周囲の安全確認です。水滴が付いたウインドーやドアミラーだと、後方からやって来るバイクや自転車などが見えにくくなります。雨の日は特に、左折や進路変更をする際は、ミラーだけでなく、実際に振り向いて自分の目で確認することを徹底し、くれぐれも見落とさないようにしてくださいね。
【雨の降りはじめに注意】6月24日(火)
雨が降っている時の運転では、常に気を付けなければならないのはもちろんですが、中でも「雨の降り始め」は、より注意したいポイントがあるんです。
まず雨の降り始めは、路面にホコリや泥が浮いて、特に滑りやすくなるといいます。ちなみにスリップ事故の要因で、一番多いのが、スピードオーバーだそうです。雨の日、普段と同じ感覚でカーブに進入すると、タイヤが横滑りしてコントロールが効かなくなり、接触事故などを起こす可能性があります。きのうもお話ししましたが、雨の日には、スピードを抑えて運転するようにしましょう。
その他、雨の降り始めで注意したいのが、歩行者や自転車などの動きです。
雨が降り始めると、カサを持ってない歩行者は、濡れずに先を急ごうと考えて、左右の安全確認を十分しないままに道路を横断したり、周りをよく見ずに、車道へ飛び出したりすることがあります。また、自転車も同じで、急に道路を横断したり、後方の確認もせずに、車線を変更したりすることがあります。
雨の降り始めは、歩行者や自転車が、このような予想外の動きをしがちだということを頭に入れて、
その一連の動きには、十分注意を払うようにしましょう。
【雨の日にはヘッドライトなどで目立つように】6月25日(水)
今週は、「雨天での運転のポイント」をテーマにお送りしています。ご存知の通り、雨の日は視界が悪くなります。ただこれは、他のクルマや、歩行者・自転車などにとっても同じこと。そのため、相手から見落とされないように配慮することも、雨の日の安全運転のためには大切です。
そこで今朝は、雨が降る中での、自分のクルマを目立たせるためのポイントを取り上げてみましょう。まず、雨で薄暗い時には、昼間であっても、早めにヘッドライトを点灯しましょう。よくスモールライトだけ点灯しているクルマを見かけますが、雨の中においては、少し離れてしまうと、スモールライトはほとんど目立たなくなってしまいます。昼間なので、ヘッドライトを点けることに少し気おくれするのかもしれませんが、どうせ点けるなら、しっかりとヘッドライトを点灯するようにしましょう。
そして、道を右左折する時には、早めにウインカーを出すようにしてください。見通しの悪い雨の中では、ウインカーをちょっと出しただけでは、周囲のクルマなどに、認識してもらえない可能性があります。すると、道を曲がろうと減速したところで、追突されるなど、事故につながる可能性があります。普段から、曲がる直前の一瞬にしかウインカーを出さない、というのが習慣になっているようなドライバーさんは、特に要注意です。しっかりとウインカーを出すよう、心がけてくださいね。
【水はねや泥はねにも注意】6月26日(木)
今週は、「雨天での運転のポイント」をテーマにお送りしています。雨の日には、いつにも増して、事故に注意して運転しなければいけませんが、その他にも、気を付けるべき注意点があります。それが、水や泥をはねて、歩行者にかけてしまわないようにすることです。
ぬかるみや水たまりを通行するとき、徐行などしないで、人に泥水などをはねかけ、迷惑をかける行為は、実は道路交通法で、しっかり禁止されているんです。
もし違反した場合、違反点数はありませんが、反則金は、普通自動車の場合は6000円。中型車や大型車では、7000円となります。このルール、ベテランのドライバーさんたちでも、知らないという人、意外にも多いようですね。
では、どのぐらい徐行すれば、泥や水をはねとばさなくて済むのでしょうか?JAF・日本自動車連盟では、この「水はねによる歩行者への影響」について、以前、検証する実験を行っています。
その実験によりますと、深さおよそ1センチの水たまりを、時速40キロでクルマが通過した時、高さにして1メートル以上、距離はおよそ2メートルまで水がはねたそうです。それを例えば50センチ以下に抑えるためには、時速10キロまで落とさないといけなかった、といいます。歩行者のそばに水たまりなどがある場所を走行する際は、慎重かつ十分注意したうえで、運転してくださいね。
【豪雨の時の注意点】6月27日(金)
今週は、「雨天での運転のポイント」をテーマにお届けしてきました。
ところで、これから迎える夏場は、梅雨末期の大雨に限らず、ゲリラ雷雨や台風など、豪雨に見舞われることがよくありますよね。そんな時期の運転には、特に注意したいポイントがあります。
例えば、豪雨の際に、近年各地で起こっている道路の冠水。
ニュースなどで、その水の中をクルマが勢いよく走っている映像を見ますが、実はあれ、決してオススメできる行動ではないんです。冠水路は、見た目には、どのぐらいの深さがあるか分かりません。
うかつに進入し、マフラーなどを通してエンジンに水が入れば、廃車となってしまう、重大な故障につながる可能性があるんです。道路が冠水している場合は、決して無理に通らず、迂回するようにしましょう。
そして、豪雨の時に危険なのが、アンダーパスやトンネルなど、周囲より低くなっている場所です。
こうした場所には、周辺から雨水が流れ込んできます。ここで立ち往生してしまうと、クルマが水没してしまう危険性があり、命の保証もありません。そうした場所は、避けて通行するようにしてくださいね。
さらに、極端な豪雨時においては、運転をすること自体が危険です。そんな時には、決してムリをしないで、運転を見合わせることも考えるようにしましょう。
今週は、「雨天での運転のポイント」をテーマにご紹介しました。
2025/6/20 UP!
高速道路での逆走車は年々増える傾向にあり、周りのクルマを巻き込んだ事故も多発しています。そこで今週は、社会問題となりつつある「高速道路での逆走」をテーマに、さまざまなポイントなどを取り上げていきたいと思います。
【逆走はどのぐらい発生しているのか】6月16日(月)
まず、逆走ってどのぐらいの頻度で発生していると思いますか?
2015年から2023年に、全国の高速道路で、逆走によって事故になったり、逆走車が確保されたりした事案を集計した結果によりますと、平均して2日に1回以上、発生しているんだそうです。その内、事故になっているのは毎年40件程度だといいます。
こうした逆走による事故では、死亡事故となる割合も高くなっていて、高速道路での事故全体に比べて、およそ38倍も高いといいます。それだけ逆走が、命にかかわる危険な行為だということが分かりますね。
では、こうした逆走をする人は、どのぐらいの年齢層が多いんでしょうか?
リスナーさんの中には、年配の方々に多いのでは、というイメージが、ひょっとしたらあるかもしれませんね。そこで、2023年の統計を見てみますと、65歳以上の高齢者が、全体のおよそ7割を占めていました。確かに高齢者による逆走が多く発生しているんですが、それだけではありませんよ。30歳から65歳未満が23%、30歳未満も9%となっていて、高齢ドライバーだけでなく、若い年代も逆走していることが分かります。
若い方も、逆走を決して他人事と思わずに、日頃から十分注意してくださいね!
【逆走車に備える】6月17日(火)
今週は、「高速道路での逆走」をテーマにお送りしています。
きのう、高速道路で多くの逆走が発生していることをご紹介しました。では、いつやって来るか分からない逆走車に対して、ドライバーさんはどんなことに注意したらいいのでしょうか?
まず高速道路では、逆走車が発生すると、電光掲示板やハイウェイラジオで知らせてくれます。そうした注意喚起を見のがさないように、十分気を付けましょう。
逆走車が発生したことが分かったら、近くにサービスエリアやパーキングエリアがあれば、一旦そこに入って、逆走車をやり過ごすのが一番安全です。しかしそうした場所がない場合は、まず速度を落として走行します。速度が速いと、逆走車に遭遇した時に、接近するまでの時間が余計に早くなります。万一衝突すれば、それだけ衝撃も大きくなりますからね。
また逆走車は、自分は左端の走行車線を走っているつもりで、中央寄りの追越車線を逆走してくることが多いそうです。そのためできるだけ、左寄りの走行車線を走る方が安全です。
そして、車間距離を開けておくことも大切ですよ。十分な車間距離がとれているほうが、逆走車を見つけやすくなります。さらに、インターチェンジの出入口付近は、突然逆走車が出て来ることがありますので、注意しましょう。
【実際に逆走車に遭遇したら】6月18日(水)
きのう、高速道路を走行するとき、逆走車に備えて心がけた方がいいことを取り上げました。では、もし実際に逆走車を発見したら、どうすればいいんでしょうか?
まず、前方や周囲のクルマの動きに違和感を覚えたら、「まさか逆走車?」などと考えているヒマはありません。すぐに「逆走車かもしれない!」と考え、対処するようにしましょう。
そして逆走車を確認したら、後続車などを確認したうえで、車の速度を落とすためブレーキを踏みます。減速して逆走車と衝突するまでの時間を稼ぐと同時に、たとえ衝突したとしても、被害を軽減することができますよ。またブレーキランプが点灯することで、後続車にも異常があったことを知らせることができます。
逆走車が同じ車線を走ってきている場合は、左側の車線に移ります。
この時は、路肩や路側帯でも構いませんよ。もし、左側の車線に他のクルマがいて車線変更できない場合は、さらにブレーキを踏んで、そのクルマを先に行かせ、その後につくようにしましょう。
それでも車線変更が難しい場合は、何とかして正面衝突は避けなければいけません。走っている車線内でクルマをなるべく左端に寄せるなど、少しでもクルマを左に向けます。日本では非常時、とっさにハンドルを左に切る人が多いので、逆走車も左にハンドルを切ってくれれば、ギリギリ回避できるか、軽い接触で済む可能性があります。
みなさん、最後まであきらめてはダメですよ。
【高速道路を逆走しないためには】6月19日(木)
きのうまで、逆走してくるクルマについての対処を中心にお話ししてきましたが、今朝は、自分自身が高速道路で逆走しないためにはどうするべきか、取り上げてみたいと思います。
まず、高速道路で逆走してしまう原因の一つとして考えられるのが、一般道から高速道路に乗ろうとするとき、間違って出口から入ってしまうことです。また、サービスエリアやパーキングエリアから出る時、出口と入口を間違えて、逆走してしまうケースもあります。
そこで大切なのは、手前にある進入禁止の標識や、進行方向を示す矢印などを見落とさないことです。
また、本線上を走っていて、目的の出口を通り過ぎたり、行先を間違えたりしても、絶対にバックやUターンはしないでください。例え少しだとしても、これも立派な逆走です!
そんな時には、次のインターチェンジまで行って、一般レーンのスタッフに申し出れば、高速道路を下りずに戻る方法を案内してくれます。これは「特別転回」という方法で、料金についても、間違えて走行したところは徴収されず、目的のインターチェンジまででOKです。ただ、一部のインターチェンジでは構造上、「特別転回」が出来ないケースがありますので、その際は、ご了承ください!
【高速道路を逆走した時は?】6月20日(金)
きのう、みなさん自身が逆走しないためのポイントを取り上げましたが、もし気付かないうちに、自分が逆走していたら、どうしますか?今朝は、そんな「もしも」の時の対処法について、チェックしておきましょう。
高速道路などを走行していて、中央分離帯が左にあったり、目の前に見える案内標識や規制標識の裏面が見えたりしている場合、逆走していると考えられます。
そんな時は、まず路側帯など、安全な場所に停止してハザードランプを点灯させます。この時、わざわざクルマの向きを直す必要はありませんよ。路上でUターンしたり方向転換したりする行為は、みなさんが考える以上に危険ですからね。
続いて、ガードレールの外側など安全な場所に避難してください。
クルマの中にとどまったり、クルマの周囲をウロウロしているのは、大変危険です。そして、携帯電話で110番や道路緊急ダイヤル#9910、または設置されている非常電話で、逆走したことを通報するようにしてくださいね。
今週は、「高速道路での逆走」をテーマにご紹介しました。
2025/6/13 UP!
6月といえば、いよいよ雨の季節ですね。さらに夏以降も、ゲリラ雷雨や台風など、何かと大雨に注意が必要です。
そこで今週は、「雨の季節のクルマの備え」をテーマに、さまざまなポイントについてお送りしたいと思います。
【ワイパーのメンテナンス】6月9日(月)
まず、今朝取り上げるのは、ワイパーです。
雨の日の運転で、特に困るのが視界の悪さですよね。特にワイパーが劣化していると、スジ状の線が残ったり、拭きムラが出たり、おかしな音がしたりします。そんな、ワイパーの拭き取りムラなどがあると、雨の日の視界はますます悪くなりますし、目の疲労も増大させるのでとても危険です。
もしそんな状態になっていたら、速やかにメンテナンスが必要です。特に、ワイパーはゴムの部分、「ワイパーラバー」だけ手軽に取り替えることが出来ますので、異常を感じたらすぐに交換するようにしましょう。
また、「ワイパーラバー」を支えているフレームの部分、「ワイパーブレード」も、ずっと使える訳ではありません。次第に劣化していき、性能が低下していきます。大きな拭きムラが出るような場合は、交換するようにしましょう。
ただ、ワイパーラバーやブレードは、種類が多く、車種に合ったものを選ばなければいけません。不安な方は、お近くのカーディーラーのスタッフに相談してみるのが、間違いがなく、オススメですよ。
【タイヤのメンテナンス】6月10日(火)
雨の日の運転で気を付けなければいけないのが、路面が滑りやすいということです。
スピードを出し過ぎたり、急な運転操作をしたりすると、スリップする可能性があります。そんなリスクを抑えるためには、タイヤをいい状態にキープすることが大切です。
ご存知の通り、タイヤには溝がありますよね。この溝は、タイヤと路面の間にある水を排水するために、とても重要な役割を果たしています。この排水が上手くいかないと、タイヤが水にのってスリップしてしまう可能性があるんです。
そのため法律で、溝の深さが1.6ミリ以上なければ、そのタイヤは使用してはいけないことになっています。でも、1.6ミリまでは安心して使えるかというと、そうでもないんです。
新品のタイヤの溝は、商品にもよりますが、およそ8ミリあります。それが半分の4ミリ程度まで摩耗すると、濡れた路面でのブレーキの制動距離、つまりブレーキが効き始めてから停止するまでの距離が、だんだん長くなってくるといいます。摩耗したタイヤを雨の中で使用するのは、大変危険です。早めに点検・交換をするようにしましょうね。
また、タイヤの空気圧が低くなっていると、タイヤと路面の間の水をうまく排水できず、安全性が大きく低下してしまいます。1カ月に1度程度は空気圧をチェックして、適性に保つようにしましょうね。
【雨天時に邪魔な油膜を除去する】6月11日(水)
今週は、「雨の季節のクルマの備え」をテーマにお送りしています。
月曜日、クリアな視界を保つための、「ワイパー」のメンテナンスについて取り上げましたが、雨の日に視界を悪化させるものは雨粒だけじゃありません。その一つが、油膜です。
フロントガラスに油膜が付いていると、特に雨の日の夜、対向車のヘッドライトなどに照らされ、ギラギラとガラス面が反射してしまうことがありますよね。視界が悪く運転しにくいだけでなく、歩行者などを発見するのが遅れる危険性もあります。
この油膜、一体どうしてつくのかといいますと、大気中の排気ガスや油分を含んだ雨がかかったり、路面の油分が水と一緒にはねて付着したり。さらに、クルマに塗った撥水コーティング剤が劣化して溶け出し、ガラス面にこびりつくといったことも原因となります。
この油膜を取り除くために、様々なアイテムが市販されていますよね。油膜の程度が軽い場合に便利なのが、シートタイプやスプレータイプのもの。あまりに頑固な油膜の場合は、ガラスに薬剤を付けて磨く、研磨タイプを使うのがいいでしょう。
ただ、きれいに取り除こうと思うと、意外と手間がかかります。そんな時にオススメしたいのが、カーディーラーなどに油膜取りをお願いしてしまうことです。プロの技で、きれいに油膜を取り除き、本当にクリアな視界を蘇らせてくれますよ!
【ガラスコートでクリアな視界】6月12日(木)
今週は、「雨の季節のクルマの備え」をテーマにお送りしています。
雨の日、クリアな視界を保つことが、安全運転の基本だということは、今週何度もご紹介していますね。今朝はその仕上げとして、ガラスコートを取り上げてみたいと思います。
ガラスコートというのは、ガラスの表面にコーティング剤を塗ることで被膜を作り、付着した水を小さな球にして、視界を確保するものですよね。このガラスコーティングをするメリットは、雨の日に視界をクリアにするだけではありませんよ。
例えば、ガラスに汚れが付着しにくくなり、お手入れが簡単になります。もし汚れなどが付いたとしても、コーティング剤のおかげで落としやすくなりますよ。また、これからの季節、虫の死骸などが付いた時でも、取りやすくなるのは、嬉しいポイントですよね。
そんな、メリットが多くあるガラスコートは、カー用品店などで様々な種類が販売されています。ただし、きのうもお話ししたように、油膜をしっかり落としてからでないと、汚れの上から塗ることになり、十分な効果を発揮できない可能性があるんです。しっかり効果を得るためには、カーディーラーなどで、油膜落としとガラスコートを一緒に依頼するのがいいでしょう。油膜や汚れをきれいに落としてからコーティングしてくれるので、効果も倍増しますよ!
そして、ドアミラーも雨粒が付くと、後方の視界が悪くなってしまいます。
こちらにも撥水コーティングをしておくのがオススメですよ。
【カーエアコンのメンテナンス】6月13日(金)
ところで、湿度が高く、フロントガラスが曇りやすい梅雨どき。そんな曇りを取り除くのには、カーエアコンのスイッチを入れるのが効果的です。
ただ、みなさんのおクルマは、カーエアコンを動かしてみると、イヤ~な臭いが噴き出したりしていませんか?そんな臭いの原因となっているのが、エバポレーターと呼ばれる、カーエアコンのパーツです。
エバポレーターは、エアコンガスを内部で蒸発させて、その気化熱によって空気を冷やすパーツ。つまり、エアコンの冷たい空気を生み出すまさに中心なんです。しかしそのため、結露が発生しやすく、カビやダニが繁殖しやすい場所。それが、臭いの原因になっているといいます。
そんなニオイは、エバポレーター表面の汚れを洗浄することで解消できます。とはいえ、カーエアコンの内部は構造が複雑。洗浄を行うなら、専門知識を持ったプロに任せるのが一番です。カーエアコンのニオイにお悩みの方は、どうぞお近くのカーディーラーへご相談ください。
今週は、「雨の季節のクルマの備え」をテーマにご紹介しました。
2025/6/6 UP!
この時期、幻想的な光を瞬かせながら静かに舞う、ホタルの群れ。まさに、日本の原風景とも言える光景ですね。千葉県内にも、そんなホタルが見られるスポットがいくつもあります。
そこで今週は、「千葉でホタル観賞」をテーマに、さまざまなスポットを取り上げていきたいと思います。
【泉谷公園のホタル】6月2日(月)
まず今朝は、千葉市緑区にあります「泉谷(いずみや)公園」をピックアップしましょう。
「泉谷公園」は、おゆみ野地区のほぼ中央に位置する、およそ7ヘクタールの自然豊かな公園です。この公園内に、ホタルを人工飼育している「ほたる生態園」という施設があって、毎年5月下旬から6月上旬ごろまで、ゲンジボタルを池や水路の周辺に放しているんだそうです。
ちなみに、ホタルの見ごろの時間帯は、夜7時半ごろから9時ごろまで。園内は暗いので、お出かけの際は、足元を照らす懐中電灯などが必要です。ただ、明るすぎるライトや、直接ホタルに光を向けたりするとホタルによくありませんし、他の方にも迷惑です。マナーは必ず守りましょうね。
そんな「泉谷公園」へのアクセスは、千葉東金道路の大宮インターチェンジからだと、県道千葉・大網線で大網方面へ。JR鎌取駅前を過ぎて250メートルほど進み、T字路を右折して1キロほどで到着です。園内には20台ほど停められる駐車場もありますが、ホタルの時期は非常に混雑しますので、公共交通機関の利用も、検討してくださいね。
【養老渓谷(滝見苑)のホタル】6月3日(火)
さて今朝は、大多喜町にある養老渓谷の温泉旅館、「秘湯の宿 滝見苑(たきみえん)」をピックアップしましょう。千葉を代表する名瀑、「粟又の滝」を見おろす所にあるこちらの宿。この時期、近くで、天然のゲンジボタルが飛び交う様子を見ることができるんです。
このプランに申し込むと、まずチェックイン時に、ホタル鑑賞マップとランタンが渡されその後、その日の最新情報をもとに歩いて10分ほどのスポットへ行くと、そこには幻想的な光景が!
実はここ、「養老渓谷温泉旅館組合」所属の宿が、合同でホタル観賞ツアーを行っている場所なんです。
他の宿は少し離れているため、送迎バスなどに乗って来ることになるんですが、「滝見苑」からは、気軽に歩いて行くことができるんです。
「滝見苑」からこのホタル観賞に参加できるのは、宿泊者限定となっています!また、プラン自体は6月の上旬から下旬まで販売されますが、例年、ホタルの見ごろは6月上旬頃だそうです。
さて、そんな「秘湯の宿 滝見苑」へのアクセスは館山自動車道の市原インターチェンジからだと、国道297号や県道81号などを経由して、45キロほどで到着です。
色にぎやかな紅葉の時期とはまた別世界の、緑一色のまぶしい季節にホタルを愛でながら、宿自慢の露天風呂や、旬の素材を活かした絶品料理など、ぜひご家族で、心ゆくまで楽しんでみてはいかがでしょうか。詳しくは、旅館のホームページをご覧くださいね。
【ロマンの森共和国のホタル】6月4日(水)
「千葉でホタル観賞」をテーマに、今週はお送りしています。
今朝は、自然に近い環境でホタルが見られると評判の、君津市にあるリゾート施設、「ロマンの森共和国」を取り上げてみたいと思います。一般的に、こうした施設のホタル観賞イベントというと、他で捕まえたホタルを展示するといったスタイルが主流ですが、こちらは違います。
実は、園内にある「遊びランド」の一角には、平成3年、つまり35年も前から手掛けてきた、ホタルのための巨大ビオトープ、「ホタルの谷」があります。こちらでは季節になると、数多くのホタルが羽化し、淡い光を放ちながら飛び交い、幻想的な光景を見せてくれます。自然に近い状態のホタルを見られる場所は、関東では珍しいそうですよ。
今年のホタル観賞は、先月30日から始まっていて、今月の29日・日曜日まで毎晩開催されます。
ホタルの種類は、6月中旬までは、ゲンジボタル、6月上旬から下旬にかけてはヘイケボタルが見られるそうですよ。
また、ホタル観賞の期間中の土曜・日曜は、他のアトラクションの営業時間も延長しているので、ホタル観賞の時間までたっぷりと遊べますよ!
そんな、「ロマンの森共和国」へのアクセスは、館山自動車道の君津インターチェンジからだと、鴨川方面へ25分ほどで到着します。みなさんもぜひ、この時期ならではの、ホタルが放つ、はかなくも優しい光に癒されてみませんか。
【船橋市運動公園「ホタルの里」】6月5日(木)
今週お送りしているテーマは、「千葉でホタル観賞」です。
ホタルというと、都市部の喧騒を離れた、きれいな川が流れる静かな山奥でないと見られない、というイメージが、多くの皆さんの中には、あるかもしれませんね。でも実は、都心に近い船橋市でも見ることができるんです。
ということで、4日目の今朝ピックアップするのは、船橋市にあります「船橋市運動公園」の「ホタルの里」です。ちょうど、今日6月5日から9日・月曜日までの5日間は、ホタルの鑑賞会が行われます。
こちらで見られるホタルは、ゲンジボタル。体長15ミリほどと比較的大きなホタルで、強くゆったりとした光を放つのが特徴です。
そんなホタルの光を感じながら自然に親しめるようにと、コチラでは、40年前の1985年から鑑賞会が行われていて、およそ1000匹ものホタルが夜空を彩ります。定員は、それぞれの日で先着1000人。料金は無料です。
そんな、毎年人気のホタル鑑賞会が行われる「船橋市運動公園」へのアクセスは京葉道路の原木インターチェンジからだと、県道などを経由して15分ほど走れば到着です。
ホタルが放つ幻想的な淡い光を眺めながら、街なかで舞う、生命の神秘に触れてみてはいかがでしょうか。
【市川市動植物園(大町自然公園)のホタル】6月6日(金)
最後にピックアップするのは、市川市の「市川市動植物園」に隣接している、「大町(おおまち)自然観察園」です。こちらで見ることができるのは、ヘイケボタル。すべて、この自然観察園に自生している野生のホタルです。
ホタルといえば、ゲンジボタルと、ヘイケボタルが有名ですよね。ゲンジボタルは、体長15ミリほどと少し大きめ。それに対してヘイケボタルは、体長およそ8ミリと、ゲンジボタルに比べれば小ぶりなうえ、チカチカと点滅するような光を放つのが特徴です。点滅のスピードもやや早いんですよ。
「大町自然観察園」では、毎年ホタルの発生に合わせて、7月に「ホタル鑑賞会」を行っています。入園は無料です。
そんな、「大町自然観察園」がある「市川市動植物園」へのアクセスは、京葉道路、原木インターチェンジからだと、中山競馬場方面へ10キロほど走れば到着します。
美しく飛び交うホタルの姿を楽しみながら、自然の素晴らしさを味わってみてくださいね!
今週は、「千葉でホタル観賞」をテーマにご紹介しました。