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◆ 子どもの安全のために気を付けること

2025/9/5 UP!

小さいお子さんのいるご家庭では、一緒におクルマで外出する機会、なにかと多いのではないでしょうか。ただその時、大切なお子さんの安全を守るために、みなさんは十分に配慮が出来ていますか?

そこで今週は、「子どもの安全のために気を付けること」をテーマに、基本から様々な注意点まで、取り上げていきたいと思います。

【チャイルドシートを必ず使う】9月1日(月)

まず今朝は、小さいお子さんをクルマに乗せる時に欠かせない、チャイルドシートについてです。

みなさんご存知の通り、6歳未満のお子さんは、チャイルドシートを使用することが、道路交通法で義務付けられています。警察庁が行った去年の事故の統計によりますと、チャイルドシートを使用していなかった場合、適正に使用していた場合と比べて、自動車事故を起こした時の致死率は、なんとおよそ4.7倍にもなるといいます。

にも関わらず、チャイルドシートの代わりに、お子さんを抱っこして乗っている方を、時々見かけることがあります。しかし、実際の衝突事故の衝撃では、人の力でお子さんを抱き留めておくことは不可能です。

チャイルドシートは、車内でお子さんの安全を守る、唯一の方法で、いわば安全装置。必ず、お子さんの成長に合わせたチャイルドシートを選んだうえで、正しく使用するようにしてくださいね!

【6歳以上はジュニアシート】9月2日(火)

今週は、「子どもの安全のために気を付けること」をテーマにお送りしています。

きのう、6歳未満のお子さんは、クルマに乗る時、チャイルドシートの装着が義務付けられていることをお話ししました。では、6歳になったらチャイルドシートを使わずに、大人用のシートベルトを使えばいいんでしょうか?実は、そうではないんです。

というのも、大人用のシートベルトは、身長が150センチ程度にならないと、安全に使用することができないんです。

もし体の小さなお子さんが、大人用のシートベルトを使い、交通事故に遭った場合、肩ベルトが首にかかって締め付けたり、首の骨が折れることもあるといいます。また、腰ベルトがお腹にかかっていると、事故の衝撃で内臓を損傷する可能性もあるんだそうです。

そこで、身長が150センチになるまでは、学童用のチャイルドシート、いわゆるジュニアシートを使うことが大切。

ジュニアシートには、背もたれが付いたタイプと、座面だけのブースタータイプと呼ばれるものの2種類があります。背もたれがあるタイプは、肩ベルトが首にかからないよう、位置を調整するガイドがついていて便利です。ただし、中には背もたれ付きのタイプが装着できないクルマなどがありますので、
その場合は、ベルトが首に掛からないように気を付けて、ブースタータイプを使用しましょう。

【パワーウインドウを操作する時】9月3日(水)

一般的に安全なはず、と思われているクルマの中ですが、実は小さなお子さんが車内でケガをするケースが意外と多いのを、皆さんはご存知だったでしょうか?中でも、小さい子どもに特に多いとされるのが、パワーウインドウで指や体を挟まれ、ケガをする事故です。

各自動車メーカーでも、物が挟まったことを感知する機能を付けるなど、対策を行っていますが、それでも事故を防ぐためには、大人の注意が欠かせません。

まず、運転席からパワーウインドウを操作する時は、必ずお子さんが顔や手を窓から出していないか、直接またはミラーで見て確認。「窓を閉めるよ」などと声をかけて、注意を促すことが大切です。

また小さいお子さんには、パワーウインドウの操作をさせないようにしてください。勝手にスイッチをいたずらしても作動しないように、運転席にある「ウインドウロックスイッチ」を使いましょう。このスイッチをオンにすると、運転席以外からパワーウインドウを操作できなくなります。

そして、チャイルドシートを正しく使うことも、パワーウインドウによる事故を防ぐことにつながりますよ。チャイルドシートに正しく座っていれば、小さなお子さんの手は、窓の上の方まで、簡単には届きませんからね。みなさん、十分に注意してくださいね!

【車内での事故に注意】9月4日(木)

今週は、「子どもの安全のために気を付けること」をテーマにお送りしています。

きのう、パワーウインドウによる事故について取り上げましたが、車内で子どもたちがケガをするケースは、他にもあります。

例えば、暑い日が続いていますが、炎天下に駐車していたクルマでは、チャイルドシートのバックルなど、金属部分がかなり高温になり、それにお子さんが触れてヤケドするケースがあります。お子さんをチャイルドシートなどに座らせる前に、体に触れそうな部分が熱くなっていないか、チェックするようにしてください。

もし熱くなっている場合は、濡れタオルなどで拭くと、温度を下げることができますよ。

また、運転席に可動式のアームレストが付いていることがありますよね。以前、このアームレストの可動部に、小さな子どもが指を挟んで大ケガする事故もありました。この事故は、停車中、後部座席に座っていた子どもが、前の席の両親を覗き込もうとした際に、誤って、立ててあったアームレストの上に倒れ込んだそうです。その時、アームレストが下がり、運転席とアームレストの間に指を挟んでしまい、ケガをしたということです。

このように車内では、何気ないところで、思いもよらずお子さんがケガをする可能性があります。
保護者の皆さんは、安全の観点からも、車内でのお子さんの行動には、十分気をつけてあげてくださいね。

【駐車場での事故を防ぐ】9月5日(金)

今週は、「子どもの安全のために気を付けること」をテーマにお届けしてきました。

商業施設や自宅などの駐車場で、小さなお子さんの事故が多く発生しています。中には、保護者の方がお子さんをひいてしまう痛ましい事故も少なくありません。

実はクルマの乗り降りは、お子さんにとっては、非常に危険な状況といえます。まず、背の低い子どもたちは、クルマの陰に隠れやすく、バックミラーに映りにくいため、ドライバーさんからの死角に入りやすいんです。それに、「そこで待っていて」と言っても、子どもたちは、待っていることができず、思わぬ動きをすることがあります。

そこで、子どもをクルマに乗せる時は、先に子どもを乗せて、大人たちが後から乗るのが鉄則です。

降りる時には反対に、子どもを後から降ろすようにしてください。とにかくクルマの周りで、子どもを一人にさせないことが大切ですよ。

そしてクルマを動かす際は、近くに家族などがいる場合、誰がどこで見ているかをしっかりとチェックしましょう。「誰かが見てくれているだろう」といった、思い込みも危険です!

また、広い駐車場内を歩いて移動する時は、手をつなぐなどして、お子さんが飛び出さないように注意してくださいね!

今週は、「子どもの安全のために気を付けること」をテーマにご紹介しました。

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