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◆ 秋に気をつけたいこと

2025/10/31 UP!

秋もだんだん深まってきましたね。季節が移っていく中でも、日照時間や気温など、大きく環境が変わっていく秋は、運転でも注意したいことがいろいろあります。

そこで今週は、「秋に気をつけたいこと」をテーマに、さまざまな情報をお送りしていきたいと思います。

【早めにライトを点けよう】10月27日(月)

「秋の日はつるべ落とし」なんていいますが、秋は、どんどん日の入りの時刻が早くなり、夜の時間が長くなっていきます。そんな季節に大切なのが、早めのライトオンです。

日没前後の時間帯は、「トワイライトタイム」とか「マジックアワー」なんて素敵な名前で呼ばれたりしますが、道路交通においては、「魔の時間帯」という怖い名前で呼ばれることもあります。それだけ、日没前後の時間帯は辺りが見えづらく、交通事故が特に多発するということです。

そんな時間帯の事故を防ぐには、やはり早めのヘッドライトの点灯が欠かせません。

道路交通法では、日没にはライトを点灯しなければいけないことになっていますが、実際には、辺りがかなり暗くなってから点灯するドライバーさんも多いようです。通常、人の目は、次第に暗さに慣れていきますから、まだ明るいと感じていても、すでに相当暗くなっていることが少なくありません。そうなると、危険を見落とす可能性も高くなります。

ぜひ、早めのライトオンを心がけてくださいね!

【太陽の光に注意】10月28日(火)

今週は、「秋に気をつけたいこと」をテーマにお送りしています。

きのう、秋は日の入りが早く、夜が長いというお話しをしましたが、太陽の通り道も、夏とは大きく変わります。夏は空の高いところを通っていきますが、秋から冬にかけては、次第に空の低いところへと変わっていきますよね。

その結果、クルマを運転している時に、日差しが、直接目に入りやすくなります。あなたも秋・冬に運転していて、「まぶしい!」と感じたことがあるんじゃないでしょうか?

警察庁の付属機関である「科学警察研究所」によりますと、太陽の高さが地平線から10度から30度の時に、運転中のドライバーさんの目に入りやすくなるそうです。

その高さに太陽がある時間帯を、千葉県を例に調べたところ、夏至のころには、午後だけでおよそ100分だったのに対し、冬至のころには、およそ150分と、1.5倍も長かったんです。

ということで、秋冬にはこの太陽の光への対策が欠かせません。運転中、日差しがまぶしく感じたときは、サンバイザーを上手に使ってください。

ただ、太陽が低い位置にあると防ぎきれないことがあります。そんな時には、サングラスを併用するのがオススメ。夏場だけでなく秋・冬も、車内に備えておくと便利ですよ!


【霧の中での運転に注意】10月29日(水)

俳句で、「霧」といえば、秋の季語です。それだけ秋には、特に内陸部で、霧が発生することがよくあります。では運転中、もし霧に遭遇したら、どんなことに気をつければいいんでしょうか?

まず、視界が悪い時にスピードを出すのは危険です。スピードを緩め、車間距離を十分に確保しましょう。

そして、ヘッドライトを点灯します。この時、ライトの向きは下向きにしておいてください。遠くまで見渡したいとハイビームにすると、光が霧で拡散して、余計に前が見えづらくなります。一方、フォグランプを備えている場合は、ぜひ点灯しましょう。

また霧が濃い時には、見通しがかなり悪くなるため、真っすぐ運転するのも難しくなってきます。そんな時には、前のクルマのテールランプやセンターラインなど、近くのものを目印にして運転するといいでしょう。ただ、ガードレールや反射板など、道路の外にあるものを目印にしてしまうと、そちらに気をとられて、前方の確認がおろそかになるのでやめましょう。

もし霧が濃くなって、運転するのが困難になってきたら、決して無理をしてはいけません。施設の駐車場や、高速道路ならサービスエリアやパーキングエリアなど、追突されない安全な場所にクルマを停めて、霧が晴れるのを待つようにしてくださいね。

【紅葉や落ち葉に注意】10月30日(木)

今週は、「秋に気をつけたいこと」をテーマにお送りしています。

この先、秋が深まってくると、美しい紅葉が楽しみ、という方も多いでしょう。ただ、そんな時に注意して欲しいのが、景色などに気を取られて、わき見運転をしてしまうことです。

例えば、高速道路を時速100キロで走行している時、3秒間わき見をすると、およそ83メートルも進んでしまいます。一般道を時速50キロで走っている場合なら、およそ42メートルです。その間は、目隠しをして運転しているようなもの。大変危険なので、しっかり前を見て運転しましょうね。

一方、紅葉が終わる頃を迎えると、今度はたくさんの落ち葉になりますよね。ただ、この落ち葉も要注意。雨などに濡れると、非常に滑りやすいんです。これは葉に含まれる油分が、水に濡れることで分解されて表面に浮き出てくるためで、特にイチョウの葉などは、油分が多くて滑りやすいそうです。濡れた落ち葉の上の滑りやすさは、雪道や凍結した路面に近いと言われることもあります。

そこで運転中、濡れた落ち葉が積もった場所に遭遇したら、なるべくそこを踏まないようにした方がいいでしょう。ただ、避けることができない場合は、スピードを落とし、慎重に通過するようにしてくださいね。

【体調管理と薬に注意】10月31日(金)

今週は、「秋に気をつけたいこと」をテーマにお届けしています。

秋が深まってきて、一日の寒暖差が大きくなると、いろいろと体調を崩す人が多くなってきます。また、インフルエンザなどの感染症も心配な季節ですよね。運転しようという時に、もし体調が悪ければ、無理は禁物ですよ。

体調の悪い状態で運転すると、集中力や注意力が低下。漫然とした運転に陥り、危険の発見が遅れるなど様々な悪影響が出る可能性があります。道路交通法でも、体調の悪い時に運転することを禁じています。日頃から体調管理に気をつけ、具合が悪い時には、運転を控えるようにしましょう。

一方、軽い風邪などの時には、薬を飲んで運転するという人がいるかもしれませんね。しかし風邪薬をはじめ、薬には眠くなる成分が含まれていることがあるので要注意です。

服用する時には、薬の説明書などをよく読んでください。もし「服用後は運転してはいけない」などの記載がある場合は、その薬を飲んで運転してはダメですよ。また処方薬についても、医師や薬剤師の指示を必ず守るようにしてくださいね!

今週は、「秋に気をつけたいこと」をテーマにご紹介しました。

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