2026/3/6 UP!
3月に入り、これから本格的な春へと季節が移っていきますね。ただこの時期は、昼夜の寒暖差が大きく、さらに花粉症のストレスもあって、体調を崩す人が少なくありません。
そこで今週は、「健康と安全運転」をテーマに、様々な注意点などを取り上げていきたいと思います。
【過労運転は危険】3月2日(月)
まず、体調が悪い時にクルマを運転すると、注意力が低下したり、動作が緩慢になったりして、事故につながる危険性が高くなりますよね。そのため道路交通法では、「過労運転等の禁止」が、第66条で定められています。「過労運転」と聞くと、疲れた状態なのに、無理をして運転することをいうように感じられますが、実際には、もっと広い範囲を指す言葉なんです。
ここでいう「過労運転」とは、過労、病気、薬物の影響などによって、正常な運転ができない恐れがある状態のこと。その危険性は言うまでもなく、たとえ事故を起こしていなくてもルール違反となります。
また、その罰則も重く、違反点数は25点で、一発で免許取り消し。欠格期間は2年間です。
どうですか?過労運転の危険性がいかに重視されているかがわかりますよね。ドライバーの皆さん、ぜひ日頃からの体調管理と安全運転を心がけてください!
【健康のために質のよい睡眠を取る】3月3日(火)
今週は、「健康と安全運転」をテーマにお送りしています。
寝不足や疲労だけでなく、病気を予防するためにも大切なのが睡眠です。もちろんクルマの運転にも、とても重要で、睡眠不足での運転は、「飲酒運転並み」のリスクがあるとも言われます。今朝は、そんな大切な睡眠の質をよくするための基本を、いくつかチェックしておきましょう。
まず、一日の適切な睡眠時間は、個人差もありますが、おおむね6時間から8時間といわれています。特に翌日、長時間の運転を予定している場合は、7、8時間の十分な睡眠を取って、体調を整えるようにしてください。
しかしながら、夜、眠れないという方も、中にはいらっしゃるでしょう。その原因は人によってさまざまですが、睡眠ホルモンといわれるメラトニンの不足も考えられます。メラトニンは年齢を重ねるうちに、その分泌量が減少。10代をピークに、50代では10分の1以下になってしまうといいます。ただ、日中に太陽光を浴びると、夜暗くなるとメラトニンが分泌されるそうなので、毎日30分程度、日の光を浴びるようにするといいそうですよ。
また、寝室は暗い方が熟睡できますが、朝起きる時には、暗いままだと目が覚めにくくなります。そういう場合は、カーテンのすき間を少し開けて寝るなど、朝の光が入るように工夫してみてくださいね。
ぜひ安全運転のためにも、毎日の快眠を心がけてください!
【睡眠時無呼吸症候群と運転】3月4日(水)
きのう、睡眠が安全運転に欠かせない、というお話をご紹介しました。しかし、本人にあまり自覚がないまま、慢性的な睡眠不足に陥ることがあります。その一例が、近年何かと注目される「睡眠時無呼吸症候群」です。
睡眠時無呼吸症候群は、その名の通り、眠っている間に呼吸が何度も止まったり、止まりかけたりする病気です。その代表的なのが、「閉塞性睡眠時無呼吸症候群」。肥満などが原因で、空気の通り道である気道が、狭くなったり、完全に塞がったりすることで起こります。
睡眠時無呼吸症候群になると、深い睡眠が取れず、日中に猛烈な眠気を引き起こします。その結果、居眠り運転による交通事故のリスクが、大幅に高くなってしまうんです。
その高い危険性のため、重度の眠気を催す睡眠時無呼吸症候群を患っている人は、運転免許の取得や更新時に、申告義務があります。そして症状等によっては、運転免許の取得や更新を、拒否または保留される場合もあるんです。
ということで、睡眠時無呼吸症候群の方は、まずは病院で診察を受け、治療することが大切です。中には、治療などせず放置している人もいらっしゃるようですが、大きな事故を起こしてからでは遅すぎます。ぜひ、早めの対応を心がけてくださいね。
【急な体調不良による事故】3月5日(木)
どんなに、安全運転に気をつけている人でも、何らかの避けられない理由で、交通事故を起こすことはあるものです。特に、最近注目されているのが、運転中、急に体調不良になったり、意識を失ったりして起きる交通事故です。
こうした急病や発作が原因で起こる事故は、年間で200件から300件ほどあるといわれています。
ただし、こうした事故は、その疑いがあっても、医師による判断が行われない場合は、過失などによる事故として処理されてしまいます。そのため実際には、もっと多い可能性もあるんです。
病気の内容としては、てんかんのほか、脳梗塞やくも膜下出血などの脳血管障害。そして心筋梗塞などの心疾患だといいます。中でも脳血管障害は、高齢になるにつれて多くなります。また男女差で見ると、男性のほうが、女性のおよそ2倍と高いのが特徴です。
こうした急な体調不良による事故では、ハンドル操作やブレーキ操作ができなくなるため、危険を避けることができません。そのため、死者・重傷者の割合が高いという特徴もあるんです。
では、そうした事故を防ぐためには、どうしたらいいのでしょうか?その辺りは、また明日ご紹介したいと思います。
【急な体調不良への備え】3月6日(金)
今週は、「健康と安全運転」をテーマにお届けしています。
クルマの運転中に、急に体調変化を起こしたり、意識を失ったりすることで、大きな事故につながることがあると、きのうご紹介しました。では、こうした事故を防ぐためには、どんな対応が必要なんでしょうか?
まずは、日頃の体調管理をしっかり行うことです。適度な運動を行うほか、バランスの取れた食事、十分な睡眠をとるように心がけましょう。そして特に、運転前にはコンディションを整えておくことが大切ですよ。また、定期的に健康診断などを行い、異常がみられた場合は、医師の指示に従ってきちんと治療を行ってください。
一方、運転中に、めまいやしびれ、頭痛、眠気、かゆみ、くしゃみなど、運転の妨げになる体調不良を少しでも感じたら、無理をして運転を続けるのはやめましょう。クルマを路肩に止めて、様子を見るようにしてください。そして、必要に応じて救急車を呼んだり、周囲に救助を求めるなどしましょう。
日頃から体調を整えておくことは、安全運転に欠かせません。健康には自信があるというあなたも、十分気を付けるようにしてくださいね。
今週は、「健康と安全運転」をテーマにご紹介しました。


