2026/3/13 UP!
明後日3月11日で、あの東日本大震災が発生してから15年になりますね。
そこで今週は、「クルマと災害対策」をテーマに、大地震などの災害時の対応について、取り上げていきたいと思います。
【クルマに備蓄しておきたいもの】3月9日(月)
自然災害は、いつどこで襲ってくるか分かりません。日常的に、よくクルマを利用するという方は、クルマでのお出かけ先で被災することも、十分に考えられます。そんなイザという時のために、普段から車内に備えておくと役立つモノを、いくつかご紹介しましょう。
まずは、なんといっても欠かせないのが飲み水です。特に、長期間保存できるタイプのモノがいいですね。そして、もちろん食料も大切です。ただ夏の車内は、非常に高温となります。そのため夏場には、一般的な非常食ではなく、高温の環境でも保存できる食べ物などが市販されていますので、そうしたモノを選ぶようにしましょう。
また、被災した場所によっては、トイレがない場合もあります。そうした事態も想定して、携帯トイレを備えておくといいですね。さらに、ケガなどに備えて、救急セットもあると便利です。日頃から服用している薬があるという方は、予備を入れておくと安心できますよ。
こうした備蓄品は、定期的に使用期限などを確認するとともに、暑さ・寒さ対策など、季節に合わせたアイテムを考慮して備えるようにしましょう!
【運転中に地震が発生したら】3月10日(火)
今朝は、運転中に大地震が発生した時、どのように対応するべきか、確認しておきましょう。
まず、携帯電話やラジオなどから、緊急地震速報が流れた場合、慌てずにスピードを落とします。そして、実際に大きな揺れを感じたら、ハザードランプを点滅させて徐行し、周囲の安全を確かめながら、道路の左側に停車します。この時、後続車に追突される危険性があるので、急ブレーキは避けるようにしましょう。
停車したら、ラジオやテレビ、携帯電話などで、地震情報や交通情報などを確認します。そうした情報や周囲の状況をみて、次の行動を決めましょう。
もし、クルマを離れて避難する場合は、なるべく道路の外にクルマを移動するのが理想です。やむを得ず、道路上に置いて避難することになったら、できるだけ道路の左端に寄せましょう。そしてエンジンを止め、サイドブレーキをかけたら、窓を閉めて避難します。ただ、緊急車両などの通行の妨げになった時、クルマを移動させる必要があるため、ドアはロックせず、キーは車内の目立つ場所へ置くようにしましょうね。
津波や火災、建物倒壊など、重大な身の危険が迫っているような際は、最寄りの避難場所へ移動しましょう。ドライブや旅行先など知らない場所にいる場合は、防災アプリで、避難場所や安全な避難経路を調べてみてくださいね。
【シートベルトは大地震でも大切】3月11日(水)
ところで、交通事故から私たちを守ってくれる安全装備の一つ、シートベルトですが、実は、万一の大地震の時にも、とっても大切な存在なんです。
というのも、15年前の東日本大震災の時、震源に近い地域で、運転中に地震に遭遇した人の話しでは、まるでトランポリンの上でクルマが弾んでいるかのような、強い揺れと衝撃を感じたといいます。
そんな揺れの中では、どんな事故が起こるか分かりませんよね。例えば、大きな揺れに慌てて急ブレーキをかければ、追突事故の原因になります。また、混乱して思わず急ハンドルを切れば、予想外の事故が発生する可能性もありますよね。さらに、倒れてきた建物などに衝突することだってあるかもしれません。
シートベルトは、そんな大地震が原因で起こる事故から、身を守るためにも役立つ貴重な命綱なんです。しかし、地震が来てからシートベルトをしていたのでは、もちろん間に合いません。重要なのは、日頃からクルマにのっている人全員が、シートベルトをしっかりしておくことです。
ただ、震災による事故に巻き込まれた場合、シートベルトがはずれなくなったり、ドアが開かなくなる事態も考えられます。そんな場合に備えて、シートベルトカッターや、窓ガラスを割るための非常用工具が車内にあると、安心ですよ。
【車中泊避難する場合の注意点】3月12日(木)
今週は、「クルマと災害対策」をテーマにお送りしています。
大地震などの災害が発生した時、「避難所に入りきれない」「プライバシーを守りたい」「家族同様のペットがいる」など、様々な理由により、クルマでの避難生活を選ぶ人がいます。
ただ、こうした車中泊避難をする場合、思わぬ健康トラブルに見舞われることがあります。今朝はその辺りをチェックしておきましょう。
まず注意しなければいけないのが、足などにできた血栓が、肺の動脈に飛んで詰まらせる、いわゆる「エコノミークラス症候群」です。対策としては、水を、1日1リットルを目安に摂るようにしましょう。またトイレが離れていると、つい水分摂取を我慢してしまいがちなので、なるべくトイレに行きやすい場所へ、クルマを停めるのも大切ですよ。
そして、シートに座った姿勢のまま、足を下ろした状態で休むのは危険です。寝る時には、シートを倒すなどアレンジして、足を伸ばして眠れるようにしましょう。時々、車外に出て歩いたり、体操したりするほか、かかとを上下させたり、ふくらはぎをマッサージするのも有効ですよ。
さらに車中は、気温の影響も大きくなります。冬場は寒さ、夏場は暑さ対策が欠かせません。エアコンを使用することもできますが、長時間アイドリング状態で使用していると、一酸化炭素中毒の危険性が高まり危険です。一晩中のアイドリングなどは避けるようにしてくださいね。
【津波で水没したクルマの扱い】3月13日(金)
東日本大震災では、津波によって多くのクルマが水没しました。実は、そうしたクルマから火災が発生するケースが、各地で見られたんです。
その理由の一つが、海水に浸かることで、電気系統がショートしたためだといいます。
そこで、こうした車両火災を防ぐために大切なのが、一度水没したクルマでは、いきなりエンジンをかけたり、スタートスイッチを押したりしないことです。電気が通ることで、火災の原因になってしまいます。そんなクルマの処理については、カーディーラーなどに連絡して、相談するようにしましょう。
しかし、処理までの間も、バッテリーがつながっていると発火する恐れがあります。そこでできれば、バッテリーのマイナス側のターミナルを外し、外したターミナルがバッテリーに接触しないように、テープで覆うなど、絶縁しておけるといいですね。
ただし、ハイブリッドカーや電気自動車などは、高電圧のバッテリーを搭載していますので、むやみに触らないようにしましょう。
今週は、「クルマと災害対策」をテーマにご紹介しました。


