2023/5/5 UP!
今年のゴールデンウィークは久々に、おクルマで遠出されるという方、多いでしょうね。ただお休みの日のドライブにつきものなのが、渋滞です。ゴールデンウィーク後半戦も各地の高速道路で長い渋滞が予測されているようです。
そこで今週は、「渋滞との付き合い方」をテーマに、さまざまなポイントを取り上げていきたいと思います。
【渋滞での基本的な注意点】5月1日(月)
初日のきょうは、渋滞での運転の基本について、改めて確認しておきましょう。
まず気をつけたいのが、脇見運転です。
渋滞中は、ノロノロ運転がつづくので、つい緊張感が途切れがち。その上、車間距離も短いため、うっかりしていると、前のクルマが止まったことに気づかず、すぐ追突してしまうことになります。また、脇見運転や漫然運転をしていると、隣りの車線のクルマが動き出したのに合わせ、つい自分もつられてスタートしてしまい、まだ停車中の前のクルマに追突するということもあります。前方のクルマの動きに、しっかりと注意を払いましょう。
そして渋滞していると、少しでも先に進もうと、車線変更を繰り返すクルマをよく見かけます。でも、車線をあわただしく変えても、それほど早く進める訳ではありませんし、周囲のクルマなどと接触事故を起こすリスクが高くなるだけです。
渋滞中は、むやみに車線変更をしたり、追越しをするのはやめましょうね!
【渋滞で気をつけたいこと】5月2日(火)
昨日高速道路の渋滞で、車線変更を繰り返すのは、まわりのクルマと接触する危険性が高くなるだけで、そんなに早く進めるワケではない、というお話をしました。
でも、渋滞中の車線変更では、その他にも、気をつけなければいけないポイントがあるんです。それが、すり抜け運転をしてくるバイクです。
渋滞中でも、バイクはクルマの間を縫うようにすり抜けていくことがありますよね。後ろから接近してくるそうしたバイクに気づかずに車線変更すると、接触や衝突事故を起こしてしまうことになります。そのため、不用意に車線変更を繰り返すのは、絶対にやめましょう。
そして、やむを得ず車線変更する場合も、後方の確認をしっかり行い、ウインカーも早めに出して、自分の意思を周囲にしっかり伝えることが大切ですよ。
その他、渋滞に関連して、気をつけて欲しいのが、長い渋滞を抜けた後です。ストレスいっぱいの渋滞をやっとの思いで抜けると、これまでの遅れを取り戻そうとしてか、ついついアクセルを踏み込んでしまう人が多いようです。言うまでもなく、スピードの出し過ぎは、事故の元です。
皆さんも、渋滞を抜けた時こそ気持ちを新たに、慎重な運転を心がけてくださいね!
【抜け道は安易に使わない】5月3日(水)
長い渋滞につかまった時、抜け道を使おうと考える方、結構いらっしゃるでしょうね。
でも、この「抜け道」、あまり安易に使うのは、オススメできません。というのも、抜け道と呼ばれているルートの多くは、その地域の人々が暮らしている、いわゆる「生活道路」であることが多いからです。
「生活道路」とは、その名の通り、日常生活に利用されている道路で、クルマよりも歩行者や自転車の通行が多い道路のこと。センターラインのない狭い道が多く、クルマが行き違うのもやっと、という所もあります。また多くは住宅街ですので、生垣や塀などがあって、見通しの悪い交差点もかなりあります。そして朝夕など、子供たちの通学路になっている所も少なくありません。そんな厳しい条件が重なる上に、横断歩道のない場所での横断や、交差点での飛び出しなど、普段クルマが少ない場所ならではの、さまざまなリスクが潜んでいます。実際、こうした生活道路では、幹線道路よりも多くの交通事故が発生しているんです。
渋滞を避けたいから…という思い付きで、普段走り慣れないエリアの生活道路を通行するのは、実に危険なことだということを、みなさんも改めて覚えておいてくださいね。
【渋滞を緩和する走り方】5月4日(木)
今更ながらですが、渋滞って、本当に百害あって一利なしですよね。なんとか防いだり、解消できたりしないものかと、皆さんも思いませんか?・・・でも、実はあるんです! 渋滞を解消する方法が!
その方法を提唱しているのが、「渋滞学」の権威としてメディアでもおなじみの、東京大学 先端科学技術センターの西成活裕教授です。
その方法というのが、いたってシンプル!それは「車間距離を十分に開ける」こと、なんだそうです。
まず渋滞がどのように出来るかといいますと、クルマの通行量が多い時にブレーキを踏むと、後続車にブレーキを踏ませてしまいますよね。すると、その後ろのクルマもブレーキを踏み、さらにその後ろも・・・と、どんどん後続車へ伝わってしまいます。
これが、多くの渋滞が発生する仕組みなんだそうです。
その点、十分に車間距離を開けていれば、前のクルマが多少ブレーキを踏んでも、後ろのクルマは一定のスピードで進むことができますよね。そうすれば、後続車にブレーキのバトンを渡すことがなくなる、という訳です。
その分け目となる車間距離が、40メートル。それ以上車間距離を開けられれば、渋滞を回避するのに有効だと西成教授はいいます。でも、ドライバー全員がやらなければ意味がないのでは?と思いますよね。ところが、近くにいる10人程度のドライバーが実践するだけで、渋滞の解消に大きな効果があるんだそうですよ。
みなさんも、渋滞をなくす運転を、早速心がけてみませんか。
【合流はジッパー方式を試してみて】5月5日(金)
高速道路などで渋滞がひどくなりやすい場所の一つが、インターチェンジやサービスエリアなどから、
本線に合流するポイントではないでしょうか?そんな場所で、スムーズに本線へと入れるうえに、渋滞の緩和にも効果的と言われる合流方法があるんです。
それは加速レーンの先頭まで走り、そこから1台ずつ交互に合流していく方法。
これは、その見た目がジッパーを閉じる様子に似ているため、「ジッパー法」や「ファスナー法」などと呼ばれています。
この方法のどんな所がいいかといいますと、これまでのように、加速レーンのあちこちで合流しようとすると、本線にいるクルマが、何台も同時にブレーキを踏むことになって、渋滞を悪化させる可能性があります。さらに、接触事故のリスクもありますよね。
その点、加速レーンの先端でのみ合流するようにすれば、本線のスムーズな流れをキープしたまま、安全に合流することができる、というワケです。
ただ本線の渋滞を後目に、加速レーンの先頭まで走っていって合流することに、罪悪感を覚える人もいるようです。でも結果的に、合流がスムーズになり、渋滞も緩和するとなれば、ドライバーさんたちは、試してみる価値があるんじゃないでしょうか?皆さんも機会があれば、一度実践してみてくださいね!
2023/4/28 UP!
今週末から、ゴールデンウィークが始まりますね。今年は高速道路を利用して遠出を予定されている方、多いんじゃないでしょうか?
そこで今週は、「高速道路のポイント」をテーマに、お送りしたいと思います。
【「高速運転安全5則」をチェック】4月24日(月)
ところでみなさんは、高速走行の基本をまとめた「高速運転安全5則」というものがあるのをご存知ですか?今朝は、その5つのポイントを、改めてチェックしておきましょう。
まず一つ目は、「安全速度を守る」ことです。令和2年の高速道路等における死亡事故のうち、およそ13%がスピードの出し過ぎが原因だったそうです。安全なスピードを心がけてください!
二つ目は、「十分な車間距離を取る」です。高速道路でよく言われる車間距離は、路面が乾いている時なら、時速100キロで100メートル、時速80キロなら80メートルです。十分な車間距離は、事故防止に欠かせません!
三つ目は「割り込みをしない」ですが、急な割り込みやジグザグ運転、あおり運転などは、重大な交通事故につながる悪質で危険な運転です。絶対にやめましょう!
そして四つ目は、「わき見運転をしない」こと。高速道路での死亡事故のうち、およそ4割が前方不注視により発生しています。常に、しっかり前を見て運転してください。
最後の五つ目は、「路肩走行をしない」です。路肩は万一の際、緊急自動車の通り道となります。渋滞していても、路肩走行は絶対にやめましょう!みなさん、この5則をきちんと守って、安全に高速道路をドライブして下さいね!
【料金所の前後は要注意】4月25日(火)
高速道路を利用する時、必ず通過しなければいけないのが料金所です。最近は、ETCがすっかり普及して、以前より、大分スムーズに通過できるようになりましたが、注意しないと思わぬ事故に巻き込まれる可能性があります。
まず、気を付けなければいけないのが、料金所の前後です。
一般道から高速道路に入る時、一般道の車線の数より、料金所のレーンの数が多くなることがありますよね。すると、それぞれのクルマが各レーンに広がり、交錯して事故が起こりやすくなるんです。また、出口ゲートの通過後も、要注意です。それぞれのクルマが目的地の方角に向かって進むため、他のクルマとルートが交錯しやすくなります。車線区分の白線がない場所を斜めに走る場合には、行きたい方向のウインカーを出して、自分の意思を周囲へ早めに伝えるようにしましょう。同時に、他のクルマのウインカーや動きにも、十分注意してくださいね。
そしてETCゲートでは、何らかの原因で、開閉バーが開かないこともあります。開くのが当然だと思って侵入すると、いざ開かなかった時、急に停車することができません。いつでも停まれるよう、時速20キロ以下に減速して、ゲートを通過するようにしてくださいね。
【高速道路のトンネルは要注意】4月26日(水)
山や海岸など入り組んだ地形が多い日本では、高速道路を走っていると、どうしてもトンネルを避けて通ることはできませんよね。しかも高速道路のトンネルでは、逃げ場がないだけに、ひとたび交通事故が起きると、重大事故につながりやすいんです。
そんな事故につながる原因の一つとして、トンネルの中と外の、明るさの違いがあります。例えば、トンネルに入っていく時、前を走るクルマが、黒い陰に吸収されるように、見えにくくなることがあるんです。これをブラックホール現象といいます。これに見舞われると、ドライバーさんが不安になって、ついスピードを落とし、そこに後続車が追突するケースがあるといいます。そこでトンネルに入る時には、前のクルマと十分な車間距離を取っておくことが、何より大切。さらにトンネル内では、必ずライトを点灯しましょう。
またトンネルの中は、周りの景色が単調で比べるものがないため、上りや下りの勾配を感じにくくなることがあります。そのため、知らないうちにスピードが出過ぎたり、反対に低速になり過ぎたりするんです。これが追突事故の原因になることもありますので、自分の感覚に頼らず、スピードメーターで確認しながら走りましょう。
そして万一、トンネルの中で事故などが発生すると、入口にある信号機が赤になったり、情報版に「進入禁止」の表示が出されたりします。トンネルに入る前には、こうした警告を見落とさず、その指示に従ってくださいね!
【あおり運転は絶対ダメ】4月27日(木)
高速道路でよく目にする危険な運転といえば、「あおり運転」を思い浮かべる方、今や多いのではないでしょうか。
あおり運転は、重大な交通事故につながる悪質で危険な行為です。そして、車間距離を極端に詰めるのはもちろん、急な進路変更をしたり、急ブレーキをかけたりして他のクルマの通行を妨害するのも、きわめて危険です。さらに、執拗にクラクションを鳴らしたり、パッシングしたりするといった行為なども、あおり運転と言えますね。こうした運転をすると、2020年6月から「妨害運転罪」が適用されるようになりました。
「妨害運転罪」に違反した場合は、3年以下の懲役、または50万円以下の罰金が科せられ、違反点数は25点、一発で免許取り消しとなります。さらに、高速道路上で他のクルマを停めるなど、著しい危険を発生させた場合は、5年以下の懲役、または100万円以下の罰金で、違反点数は35点、もちろん即免許取り消しです。皆さんは、絶対にそんな運転をしないでくださいね!
反対に、万が一、あおり運転を受けた場合は、サービスエリアやパーキングエリアなど、交通事故に遭わない場所へ避難するようにしましょう。その上で、クルマの外に出ることなく、ためらわずに110番通報をしてくださいね。
高速道路での安全な運転のためには、全員が思いやりの気持ちを忘れないこと、何よりこれが大切ですよ!
【高速道路にも人はいる】4月28日(金)
普通、高速道路には、クルマとバイクしかいないと思いますよね。ところが高速道路上で、クルマと人が衝突する事故が、度々起きているんです。
高速道路に人がいる理由として一番多いのは、クルマが事故を起こしたり、故障したりして、乗っていた人がクルマから降りて、付近を歩き回っているケースです。その他にも、高速道路のバス停から、歩いて人が出てくると言ったこともあるようですね。ということで、高速道路とはいえ、歩行者がいるかもしれないと考えて、十分注意しなければいけません。
特に気を付けなければいけないのが、事故や故障で停止しているクルマの周辺です。クルマを降りた人が、突然出てくる可能性があります。そして、電光表示板やハイウェイラジオで故障車・事故などの表示を確認したら、あらかじめ速度を落とし、前方に注意を払いましょうね。
反対に、万が一、高速道路上で停車しなければならなくなった時は、クルマの外をウロウロしていては、絶対ダメですよ。速やかにガードレールの外に避難してくださいね!
今週は、「高速道路のポイント」をテーマにご紹介しました。
2023/4/21 UP!
運転中、右折や左折をする時などに出すものと言えば・・・そう、ウインカーですよね。でも町なかを見ていると、ウインカーの使い方のおかしいクルマが、とても多いんです。そこで今週は、「ウインカーを正しく使う」をテーマに、様々な注意点などを取り上げていきたいと思います。
【ウインカーの出し方の基本】4月17日(月)
まずは、ウインカーの出し方の基本について、改めて確認しておきましょう!
道路上を走るクルマの中には、ウインカーを出しても、曲がり始める寸前に1、2回だけ出したり、また、曲がり始めてからウインカーを出すクルマなんかも見かけます。しかし、道路交通法で定められたルールでは、右折や左折をする場合は、交差点などの30メートル手前、車線変更など、進路変更する場合は、その3秒前が、ウインカーを出すタイミングとされています。
ウインカーを適切に出さなければいけないのは、ウインカーがドライバーの意思を周りのクルマや歩行者などに伝える大切なアイテムだからです。
例えば、走行中にウインカーを出すことで、後続車に「これから曲がるためにブレーキを踏みます」という行為を、予測させることができますよね。ところが、ブレーキを踏んでからウインカーを出したのでは、後続車は前のクルマが減速するなんて思いもしませんから、下手をすると追突事故につながる可能性もある訳です。
みなさんのウインカーの出し方一つが、事故防止につながること、くれぐれも忘れないでくださいね。≪
【右左折する時のウインカーの出し方】4月18日(火)
今週は、「ウインカーを正しく使う」をテーマにお送りしています。
きのう、ウインカーの使い方について、右折や左折をする場合は、交差点などの30メートル手前、車線変更など、進路変更する場合は、その3秒前が、ウインカーを出すタイミングとお伝えしました。今朝はそのルールについて、もう少し詳しくお話したいと思います。
まず、車線変更の3秒前にウインカーを出すというのは、みなさん理解しやすいと思いますが、同じ車線の中でも、大きく進路が変わるようなケースでは、前もって、このルールを守らなければいけません。例えば、左折をする前には、巻き込み防止のため、道路のできるだけ左端に寄せることになっていますよね。この左端に寄せる行為も、進路変更に当たるので、車線が同じだとしても、3秒前にウインカーを出さなければいけないんです。そして左折する地点の30メートル手前で左のウインカーを出さなければいけないのはお伝えした通り。
つまり、交差点などで左折する場合は、進路変更を始める3秒前、プラス、左折する30メートルの間は、ずっとウインカーをつけておく必要がある訳です。もちろん、交差点を右折するとき、できるだけ道路の中央に寄ってから、右折する時も同じです。
いかがでしょう?路上で見かけるクルマのウインカーを出すタイミングが、いかに遅いかということが、改めて分かると思います。みなさんも早めの合図、心がけてくださいね!
【あおりハンドルはウインカーも出せない】4月19日(水)
「ウインカーを正しく使う」がテーマですが、時々、ウインカーを出さずに、交差点などを右折や左折するクルマを見かけることがありますが、その原因になりかねない、危険な運転があります。それが、いわゆる「あおりハンドル」です。
最近は、「あおり運転」という言葉を耳にする機会も多いと思いますが、みなさんは、「あおりハンドル」をご存知でしょうか?
これは、左折する時に、ハンドルを一旦右に切ってから、左折するという行為を指します。これは迷惑で危険な運転の一つとされ、自動車教習所では「絶対にやってはいけない」と習うはずです。しかし日々の道路上では、意外と多くのクルマが、この「あおりハンドル」をしているのを見かけます。
後続車や周囲のクルマからすれば、左に曲がると思ったクルマが、急に右に曲がるというフェイントのような運転なので、一瞬驚きますし、非常に迷惑でもありますよね。特に、道路の左端を走っている原付きバイクなどにとっては、危険行為以外の何ものでもありません。
しかも「あおりハンドル」をするクルマは、ウインカーを出さないで左折するケースが多いんです。たしかに、一旦ハンドルを右に切った後で左折するため、あらかじめ左にウインカーを出していても、途中で切れてしまうんでしょうね。
ルール違反の上に危険な「あおりハンドル」、これがクセになっている人は、ぜひ改めるようにしてくださいね。
【ハイフラッシャーについて】4月20日(木)
ウインカーを正しく使用するためには、云うまでもなく、ウインカーが正しく作動することが前提です。しかし走行中、ウインカーのバルブが、切れてしまう可能性だって、もちろんあります。
そんなウインカーの異常を、運転中のドライバーはどのように知ったらいいんでしょうか?実はクルマには、そのことに気づかせてくれる仕組みがあります。それが、「ハイフラッシャー」、略して「ハイフラ」です。これは、ウインカーのライトのバルブが玉切れした時に発生する現象なんです。
どんな現象かといいますと、通常、ゆっくり点滅するウインカーが、ものすごく速いスピードで点滅するようになります。例えば、左前のウインカー・バルブが切れた場合、右のウインカーは通常のままですが、左の後ろのウインカーの点滅が速くなります。
もちろん、メーターパネルの中の方向指示表示灯の点滅も速くなりますので、運転席に座っていても、ウインカーに異常があったことがすぐに分かります。
ハイフラッシャーが表れたら、すぐにウインカーのバルブを点検してください。そしてバルブが切れていたら、そのまま放置してはいけませんよ。速やかにお近くのカーディーラーなどで、交換してもらってくださいね。
【ウインカーが故障したら】4月21日(金)
ウインカーのバルブが切れた場合に起きる「ハイフラッシャー」についてご紹介しましたが、その他にも、ウインカーのヒューズが切れたり、ウインカーリレーの故障、接触不良などが起きたりすると、ウインカーが使えなくなる可能性があります。
運転中、そんなトラブルが発生したら、みなさんはどうしますか?
周囲に対して何の合図もしないで右左折などするのは大変危険ですし、もちろん交通違反です。そんな時に、思い出して欲しいのが、「手信号」です。
教習所でも習うはずですが、覚えていない人も多いと思います。そこで今朝は、右ハンドルのクルマを例に、手信号のやり方をおさらいしておきましょう。
まず右折をする時は、窓から外に右腕を出して、水平に真っすぐ伸ばします。反対に左折する時は、窓から外へ右腕を出して垂直に曲げ、てのひらを左の方向に向けます。もちろん、合図を出すタイミングはウインカーと同じで、右左折する場合は、曲がる地点の30メートル手前から。進路変更する場合は3秒前からです。左ハンドルの場合は、左右が逆になります。
みなさんも、いざという時の手信号、改めて確認しておいてくださいね。
「ウインカーを正しく使う」を正しく知って、楽しいドライブを!
2023/4/14 UP!
今や春まっさかり!
水もぬるむこの季節、楽しいだけじゃなく、食べておいしい「あの」海のレジャーが、そろそろ最盛期を迎えますね。そう、潮干狩りです!千葉県内には、内房エリアに、潮干狩りを楽しめる海岸がたくさんあります。そこで今週は、「千葉県の潮干狩りスポット」をテーマに、ご紹介していきましょう!
【富津海岸潮干狩り場】4月10日(月)
最初は「富津海岸の潮干狩り場」について、ピックアップします。
東京湾で、一番早く潮干狩りが楽しめることで知られ、外海に最も近いので海水がとてもきれいな、富津。今年は、3月25日から潮干狩り場がオープンしていて、8月いっぱいまで開催される予定です。
富津海岸の潮干狩り場の嬉しいところは、施設がとにかく充実していること。コインロッカーや更衣室はもちろん、貝を洗うきれいな海水が用意されていて、足洗い場も完備。さらに、砂出し用の海水だって用意されているので、空のペットボトルを持参すれば持ち帰りもOK!また、有料の休憩所もあるので、潮干狩りに疲れたら、こちらで一休みすることもできますよ!
そんな「富津海岸潮干狩り場」は、館山自動車道の木更津南インターからだと、国道16号を経由して15分ほどの場所にあります。
潮干狩りは、潮の状況によってできる日や時間が決まっています。お出かけになる場合は、事前に、潮見表のチェックを、ぜひお忘れなく!
※富津海岸潮干狩り場:潮見表はこちら
【ふなばし三番瀬海浜公園の潮干狩り】4月11日(火)
2つ目にピックアップするのは、東京湾の貴重な干潟「三番瀬(さんばんぜ)」を臨む、「ふなばし三番瀬海浜公園」の潮干狩り場です。都心に一番近い潮干狩り場として、船橋市近郊はもちろん、首都圏からも多くの人が訪れる人気のスポットですね!
今シーズンの「ふなばし三番瀬海浜公園」の潮干狩りは、ちょうど1週間後の4月18日・火曜日からスタートし、5月25日・木曜日まで開催される予定です。また期間中は、公園内の「ふなばし三番瀬環境学習館」の2階で、アサリのとり方、持ち帰り方など、潮干狩りに役立つ裏ワザなどを教えてくれる企画展「これでバッチリ!潮干狩り2023」が行われます。この学習館の有料スペースを利用した方は、受付でアサリを冷蔵で預かってくれる、という便利なサービスも利用できるそうなので、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか!
ちなみに、こちらの潮干狩り場の利用券は、セブンイレブンの端末機で事前に購入する必要があります。公園内では、利用券の販売はおこなっていないので、ご注意ください。また、土日祝日は、日付指定で上限5500枚の販売制限があるそうですよ。事前に潮見表で 潮干狩りができる時間をチェックして利用券を購入してくださいね。
そんな「ふなばし三番瀬海浜公園」は、京葉道路の原木インターからだと4キロほどの場所にあります。
※ ふなばし三番瀬海浜公園 公式HPはこちら
【江川海岸潮干狩り場】4月12日(水)
三つめに取り上げるのは木更津市にあります「江川(えがわ)海岸潮干狩場」です。
春から夏にかけて、潮干狩りを楽しむことができる江川海岸。貝は、アサリが中心ですが、
ハマグリやバカガイなどが採れることもあるそうですよ。なおこちらは、自然の干潟を利用した潮干狩り場になっているため、沖合まで、少し歩いて渡ることになります。例年ですと有料の渡し船が用意されているんですが、今シーズンの渡し船は欠航するそうなので、ご注意ください。
そして、江川海岸の潮干狩りでおなじみなのが、「黄金のはまぐり探し」!
4月22日から6月23日まで、黄金のはまぐりを見つけた方には、江川産の海苔がプレゼントされるそうですよ!
そんな「江川海岸潮干狩場」は、アクアライン連絡道の袖ヶ浦インターからだと、木更津大橋を渡り、3つ目、または4つ目の信号を右折。7キロほどの場所にあります。
今年は、7月17日の「海の日」まで潮干狩りを楽しめます。ただし期間中でも、干潮でないと潮干狩りはできませんので、事前に江川漁協のホームページなどで、潮見表をチェックしてからお出かけくださいね!
※ 江川漁協 潮見表はこちら
【木更津海岸の潮干狩り】4月13日(木)
先月25日に潮干狩りがスタートした「木更津海岸」。木更津海岸の潮干狩り場は、木更津のランドマーク 赤い「中の島大橋」を渡った「中の島公園」にあります。
休憩室や更衣室、ロッカー室などを完備し、さらに足洗い場や温水シャワー室も設置するなど、施設の充実ぶりは家族連れにとって大好評で、また、砂抜き用の海水が無料でもらえるのもウレシイですね!
そして前回「江川海岸」の「黄金のはまぐり探し!」というイベントをご紹介しましたが、こちらでは、「金銀はまぐり探し」が行われています。これは金色、または銀色に塗られたハマグリを見つけると、地元産商品がプレゼントされるという企画。さらに7月22日・土曜日までのシーズン中は、来場者1000名ごとに、やはり地元産の商品がプレゼントされるそうですよ!
そんな「木更津海岸」は、館山自動車道の木更津南インターからだと、4キロほどの場所にあります。ただし潮の関係で、潮干狩りができる時間帯は毎日変わります。事前に木更津漁協のホームページなどで、潮見表をチェックしてから、お出かけくださいね!
※ 木更津漁協のHPはこちら
【金田みたて海岸の潮干狩り】4月14日(金)
最後にピックアップするのは、東京湾アクアラインから一番近い潮干狩り場、木更津市の「金田みたて海岸」です。
こちらの潮干狩りは、3月25日からオープンしていて、7月23日・日曜日まで開設される予定です。水洗トイレやコインシャワー、エアコン完備の休憩所など、施設も充実しています。そして「カラフルはまぐり」というイベントを行っていて、色が塗られたハマグリを見つけた方に、海苔がプレゼントされるそうですよ!
さらに、「金田みたて海岸」では、潮干狩り場入場券を持っている人は、バーベキュースペースでのバーベキューが利用できるんだそうです!利用に当たっては、入場料に加えてコンロ1口につき、500円のバーベキュー利用料がかかります。設置や片付けが不要で手ぶらでバーベキューが出来る有料サービスも利用できるそうなので、仲間やご家族で、海を見ながら気軽にバーベキューが楽しめそうですね!
そんな「金田みたて海岸」は、アクラライン連絡道の袖ヶ浦インターからだと、10分ほどの場所にあります。お出かけの際には、事前に、潮見表の確認を、くれぐれもお忘れなく!
今週は、「千葉県の潮干狩りスポット」をテーマにご紹介しました。
※ 金田みたて海岸の潮見表はこちらから。
2023/4/7 UP!
みなさんは、運転免許を取る時に勉強した交通ルール、月日が経つにつれ、忘れていることはありませんか?実は交通ルールの中には、多くの人が、うっかり違反してしまっているものがあるんです。
そこで今週は、そんな「うっかりしがちな交通違反」をテーマに、チェックしていきたいと思います。
【高速道路上でガス欠】4月3日(月)
まずは、高速道路を走行しているとき、燃料が切れそうになって、ヒヤヒヤした経験はありませんか?ガス欠になれば、困るのはもちろん自分ですが、この場合、交通ルール違反でもあるんです!というのも道路交通法では「高速道路を走行する時、あらかじめ、燃料や冷却水、エンジンオイルなどの状態を点検し、途中で運転できなくなるようなことがないようにしなければならない」と定めているんです。
こんなルールがあるのは、高速道路上で、燃料切れなどで走行不能になると、それが原因で、二次的な事故につながる可能性があるからです。
しかし、高速道路のサービスエリアやパーキングエリアにもガソリンスタンドはあるので、「そこで給油すればいいや」と思って、ついつい油断しがちです。でも、全てのサービスエリアやパーキングエリアにガソリンスタンドが設置されている訳ではなく、夜間は閉店している所もあって、思った通りに給油できないケースがあります。
ということで、日頃から早めの給油を心がけるのは勿論ですが、特に高速道路を利用する際は、事前に、給油しておくようにしましょうね!
【短時間の駐車でもエンジンは切る】4月4日(火)
ところで皆さんが、ちょっとした買物で、コンビニなどに立ち寄ったとします。
その時、シフトレバーを「P」つまり「パーキング」に入れて、サイドブレーキはかけたものの、すぐに戻るからと、エンジンを切らずにクルマを離れた・・・と考えてみてください。
何気なくやってしまいそうな、このシチュエーション。実は、交通ルール違反なんです。
特に問題なのは、エンジンをかけたままクルマを離れてしまったことです。道路交通法では、クルマから離れる時には、エンジンを止めて、完全にブレーキをかけるなど、クルマが停まった状態をキープできるようにしていくことを求めています。また、他人に無断で運転されることがないようにすることも重要で、先ほどのケースは、ここも問題ですね。
つまり、例え短時間の用事であっても、クルマを離れる際には、サイドブレーキをかけ、エンジンを切り、ドアロックをしていかなければいけないということです。
もし、そうしたことをしないでクルマが動き出したり、盗難にあったりしてそのクルマが事故を起こした場合、クルマの持ち主やドライバーさんが、損害賠償責任に問われる可能性もあるんだそうですよ。また不要なアイドリングは、環境問題の面からも影響が心配されます。
少しの時間であっても、面倒などと思ったりしないで、エンジンはちゃんと切るようにしてくださいね!
【クラクションを鳴らす】4月5日(水)
みなさんは運転中、ちょっとしたことで、すぐクラクションを鳴らすクルマを見かけたことがありませんか?実は、このやたらとクラクションを鳴らす行為、れっきとしたルール違反なんです。
クラクションぐらい、いつ鳴らしてもいいんじゃないの?と思う方、いるかもしれませんが、クラクションをどういう場面で鳴らしていいか、道路交通法でしっかりと定められているんです。
それは「警笛鳴らせ」の標識がある、見通しのきかない交差点や曲がり角などを通行しようとする時。そして、山間部などカーブが多い道路のうち、「警笛鳴らせ」の標識が設置されている区間で、左右の見通しのきかない交差点や、曲がり角、上り坂の頂上などを通行しようとする時、です。
さらに、こうした場面以外では、基本的にクラクションは鳴らすこと自体が禁じられているんです。ただし危険を防止するためやむを得ないときは、この限りでないとされています。
つまり、遅い車に対して威嚇のためにクラクションを鳴らすのは、当然ダメですし、歩行者の飛び出しをクラクションで注意するような使い方も、交通ルール違反ということになります。
むやみにクラクションを鳴らすのは、ルール違反であるだけでなく、トラブルの原因にもなりかねません。みなさんも、クラクションは正しく使うようにしてくださいね。
【追い越し車線を走り続ける】4月6日(木)
高速道路を走行していて、前の遅いクルマに追いついたら、みなさんも追越車線に進路変更して、そのクルマを追い越すと思います。もちろん追い越す速度は、最高速度以下じゃなきゃダメですよ。でも、今回お伝えしたかったのは、そこじゃありません。その後、追越車線がすいていたら、みなさんはどこを走行するかということです。中には、そのまま追越車線を走り続けるという方、いらっしゃるかもしれませんね。ただ、これも交通ルール違反なのは、ご存知の方、多いと思います。道路交通法では、複数の車線が設けられた道路では、原則として一番左側の車線を通行しなければいけないと定められています。これは、高速道路でも同じです。そのため追い越しを終えたら、速やかに左側の車線に戻らなければいけません。ただ、左側の車線が混雑していて戻れない、など、やむを得ない場合は、そのまま走行することができます。ただし、左側の車線に戻れる状況になったら、すぐに戻らなければいけませんよ。そしてもう一つ気になるのが、追越車線を走り続けることで、後ろから来たクルマにあおられるというトラブルが、近年は多いこと。社会問題となって久しく、深刻な事故にもつながりかねないあおり運転は、いうまでもなく重大な違反ですが、無用なトラブルを避けるためにも、追い越しが終わったら、なるべく速やかに左の車線に戻ること、みなさんも常に心がけてくださいね。
【定員オーバー】4月7日(金)
友達などと出かけるドライブ、やっぱり楽しいですよね!でも、そんな時についしてしまいがちなのが、定員オーバー。定員オーバーは、もちろんルール違反ですし、実は、交通事故につながりかねない危険な行為です。
どんな危険性があるかといいますと、人がたくさん乗っているということは、トラックなどでいえば、過積載と同じ状態ですよね。すると、クルマが重くなり過ぎることで、ブレーキの利き方が悪くなります。ブレーキペダルを踏んでから停止するまでの距離が長くなり、危険を見つけても、止まり切れない可能性があるんです。
また、ハンドルを切った時も反応が遅れ、曲がり始めるタイミングが少し遅くなってしまいます。そのことを知らないで、ハンドルを切り足してしまうと、曲がり過ぎや蛇行の原因になってしまうんです。
それに定員オーバーしているということは、シートベルトが足りないということ。ただでさえ挙動が不安定になっている上に、シートベルトなしで乗るなんて、どう考えても危険です。
特に定員の少ない軽自動車で、定員オーバーをしてしまうケースが多いようです。みなさんも、定員オーバーを決して軽く見ないでくださいね!
今週は、「うっかりしがちな交通違反」をテーマにご紹介しました。
2023/3/31 UP!
早いもので、今週末には4月になりますね!
ポカポカと暖かく、新年度を迎えるこの季節、クルマの運転では、いろいろ気をつけたいポイントがあるものです。
そこで今週は、「春の運転のポイント」をテーマに、さまざまな注意点を取り上げていきたいと思います。
【新入生に注意】3月27日(月)
4月になると、街なかでよく目にするようになるのが、ピカピカのランドセルを背負った、新小学1年生ですね。そうした1年生を見かけた時は、その動きに十分注意を払わなければいけません。
これまで大人と一緒に行動することが多かった、新入生たち。それが、小学校に上がると、急に子供たちだけで行動する機会が増えます。しかし、みんなまだ交通ルールに不慣れで、交通安全の教育も、まだまだ十分とは言えないでしょう。
特に注意しなければいけないのが、飛び出しです。子どもたちは、興味のあるものを見つけたり、道路の反対側から友達に呼ばれたりすると、急に飛び出してくることがあります。
そこで登下校時の通学路や、公園の周辺など、子どもが多い場所を通行する場合は要注意!特に子供たちは、大人に比べて視野が狭いといわれていますので、クルマの接近に気づかないことも多いんです。
そんな子供たちの近くを通行する場合は、「クルマに気づいていないかもしれない・・・」と考えて、スピードを落とし、十分に距離をとりつつ、その動きに細心の注意を払いながら通行しましょう。
そして見通しの悪い交差点などでは、十分な安全確認を徹底するようお願いします!
【初心者ドライバーへの気遣い】3月28日(火)
さて年度が替わる春は、就職や進学などもあって、新人ドライバーが街なかに増えるシーズンです。「初心者マーク」をつけたクルマを見かけることも多いでしょう。当然彼らは、まだ運転に不慣れですから、ベテランドライバーからすると、予測できない動きをしたり、必要以上にスピードが遅いと感じたりすることが、あるかもしれません。
でも、そこでイライラして、無理な追越しをしたり、クラクションを激しく鳴らしたり・・・、そんな、新人ドライバーを怖がらせるような運転をするのは、くれぐれもやめましょうね!
そもそも初心者マークを付けているクルマに対して、周囲のクルマは、配慮してあげることが法律によって義務付けられています。具体的には、割り込みや無理な幅寄せをするなどの行為が、禁止されているんです。違反した場合、普通車の場合、違反点数1点、反則金6000円が科せられます。
しかしそうした法律以前に、ベテランドライバーの方々は、自分たちが免許を取ったばかりの頃を思い出してみてください。きっと、「自分にもこういう時があったなぁ」と思い当たることがあるはずです。そんな時に、クラクションを激しく鳴らされたり、威圧的な運転をされたりしたら、動揺して、まともな運転どころではなくなってしまいますよね。
ということで、路上で初心者マークを付けたドライバーを見かけたら、ぜひスペースを空けたり、スピードを抑えたりして、そのクルマが走りやすい環境を作ってあげるようにしましょう。それが、先輩ドライバーとしての思いやりであり、大切な務めですよ!
【春の強風に注意】3月29日(水)
春の天気といえば、ポカポカ暖かい穏やかなイメージがあるかもしれませんね。
でも実際には、「春の嵐」という言葉がある通り、低気圧が急速に発達して、暴風や猛吹雪などが発生しやすい季節です。特に、千葉県など南関東では、この強い風に十分注意しなければいけません。
クルマの運転で、強風そのものが直接事故の原因になることは、それほど多くはありませんが、強風に驚いて運転操作を誤ることで、交通事故につながるケースがあります。
例えば、強風でクルマがふらついた時、驚いて急ハンドルを切ったりすると、車線を逸脱したり、場合によっては横転したりする危険性もあるでしょう。
そこで風の強い日には、ハンドルをしっかりと握って運転するようにしましょう。そして速度が速ければ速いほど、車体が回転する遠心力が強く働いてしまい、横滑りして、車線を外れる危険性が高くなります。まずは速度を落として運転することが、何より重要です。
特に橋の上や、海岸沿い、トンネルの出口付近、山間部や切り通し、ビルの谷間などは、急に強く風が吹くことがあるので要注意です。そしてあまりに風の強い日には、無理をせず、運転を見合わせることも検討しましょう。
【居眠り運転に注意】3月30日(木)
春というと、「春眠暁を覚えず」という言葉がある通り、気候が良くて、皆さんもついウトウトしてしまいませんか?ただ、それが運転中となると、そんなのんびりしたことは言っていられません。居眠り運転は、重大な事故の原因になりかねない危険な行為です。
では、そんな居眠り運転を防止するためには、どんなことに気をつけたらいいんでしょうか?
まず何より大切なのが、日頃からの十分な睡眠です。「睡眠不足は飲酒運転に匹敵するほど危険」と言われるほど、事故のリスクが高くなります。睡眠時間が何時間あれば十分かは、個人差があるためハッキリとは言えませんが、6、7時間の睡眠をとるのが望ましいようです。
でも、しっかり睡眠をとっても、人間は生体リズムの影響で、眠気が強まる時間帯があるといいます。
それが午前2時から4時と、午後2時から4時。そうした眠気を強く感じた時に、我慢して運転するのは大変危険です。
対策としては、パーキングエリアなど安全な場所で、15分から30分程度の短い仮眠を取るのが効果的だそうです。ただ30分以上寝てしまうと、今度は寝ぼけた状態になってしまうので、注意しましょう。仮眠の前にコーヒーなどでカフェインを摂取すると、15分ほどで眠気を抑える効果が表れるので、より目を覚ます効果が高くなるそうですよ。
ただし起きてすぐは、頭がぼんやりしているので、クルマの外に出て軽く体を動かすなどして、目を覚ましてから出発するようにしてくださいね。
【お花見に注意】3月31日(金)
コロナ禍で、ここ3年ほどお花見を自粛した人、多かったと思いますが、今年はたくさんの人が、楽しんでいるかもしれませんね。でも、安全運転に関して言えば、お花見は、いろいろ注意しなければなりません。
まず、桜の名所をクルマで通りかかると、つい花に目を奪われて、わき見運転をしてしまいがちです。すると、お花見に来た歩行者などとの事故につながる可能性があるので、注意が必要です。
特に公園などの近くでは、昼間からお酒を飲んだ人がいるかもしれません。飲み過ぎて、急に道路に出てくる場合も考えられますので、しっかり前方を確認して運転しましょう。また、足取りのおぼつかない人がいたら、十分な距離を取り、その動きに意識を向けるようにしてくださいね。
そして当然のことながら、ドライバーさんは、お花見で絶対にお酒を飲んではいけませんよ!もちろん周囲の人も、ドライバーさんにお酒をすすめるのは絶対NGです!
楽しいお花見の席が、人生を狂わす悲しい結果とならないよう、どなたも十分お気をつけくださいね!
今週は、「春の運転のポイント」をテーマにご紹介しました。
2023/3/24 UP!
季節はもうすっかり春! ドライブに出かけたくなるシーズンの到来ですね!ただそんな時期だからこそ、今のうちに、おクルマのメンテナンスで、やっておきたいことがあるんです。
そこで今週は「春のメンテナンス」をテーマにさまざまなポイントを取り上げていきたいと思います。
【春にエンジンオイルの交換】3月20日(月)
まず今朝は、エンジンオイルの交換です。
冬の間、暖房を効かせつづけるために、駐車中でもエンジンをかけっぱなしにしていたという方、結構いらっしゃるのではないでしょうか。しかし、そうしてエンジンを酷使すると、エンジンオイルの性能も低下しがちです。劣化したオイルで走行し続けると、エンジン内部の摩擦抵抗が上昇していき、エンジンに必要以上の負荷がかかることになります。その結果、燃費が悪くなってしまうんです。
また、エンジン音が大きくなったような気がする場合も、エンジンオイルに問題がある可能性があるんですよ。というのも、オイルの劣化が進むとだんだん粘り気がなくなっていきます。これはオイルの大切な性能である、密封性や潤滑性などが、新品に比べて大幅に低下したということ。その結果、金属と金属がこすれ合うような状態になり、異音がしたり、エンジン音が大きくなったりするんです。
しばらくエンジンオイル交換をしていない、という方は、この時期にぜひ、交換をしておきましょう!エンジンオイルの交換をお考えの方は、お近くのカーディーラーへ、お気軽にお問い合わせくださいね。
【下回りのチェック】3月21日(火・祝)
リスナーの皆さんの中で、この冬、雪の多いエリアにお出かけされた方、いらっしゃいませんか?
もし、そうした地域へおクルマを運転して行かれたという方は、その後のメンテナンスがとても大切になってきます。そのメンテナンスというのが、そう、洗車です!雪国の主な道路では、雪を溶かすための融雪剤が撒かれています。この融雪剤、塩化カルシウムなどが使われているんですが、コレ簡単にいうと、塩とほぼ同じ。雪国では、そんな塩がたっぷり溶けた雪解け水の中を、クルマが走り回っていることになります。
クルマはご存知の通り、鉄が多く使われていますから、塩水がかかってそのままにしていると、サビが発生する原因になります。そのため、雪の多い地域を走った後は、しっかり洗車をして、塩を洗い流しておかなければいけません。特に、クルマの下回りはサビやすいので丁寧に洗う必要があります。
でも、実際に下回りを洗うのって大変ですよね。そこでオススメは、冬の終わりに、リフトを備えたカーディーラーで、下回りの洗浄とサビのチェックをしてもらうことです。プロに任せれば、ボディのちょっとした異変やサビも、すぐに見つけてくれるはずですよ。
サビは一度発生すると、どんどん成長します。早いうちに適切な処置をしておかないと、あとあと後悔することになるかもしれませんよ!
【スタッドレスタイヤの保管】3月22日(水)
冬の間、スタッドレスタイヤを使っていた皆さん、そろそろ夏用のノーマルタイヤに交換する時期ですね。ただ、来シーズンもいい状態で使用するには、その保管方法が大切です。そこで今朝は、スタッドレスタイヤの保管方法について取り上げてみたいと思います。
まず、スタッドレスタイヤを取り外したら、冬の間に付いた泥汚れや、凍結防止剤などを水でよく洗い流しましょう。続いて、直射日光の当たらない場所で乾燥させます。次に、タイヤへの負荷を軽減するため、空気圧を基準の半分ほどに落とします。この時、全て抜いてしまうと、ホイールの重みでタイヤがつぶれた状態になり、変形してしまうので注意してください。そして、さらにタイヤの変形を防ぐため、ホイールを付けたまま平積みにしましょう。この時、キズがつかないよう、ホイールの表面を上向きにして積むようにしてくださいね。
保管する場所は、直射日光が当たらない、風通しのいい場所がいいでしょう。タイヤ保管用のカバーをかぶせておくのが一番ですが、日光を通しにくい、黒いビニール袋などでもOKです。ただ、屋外で保管する場合は、雨水などが入らないように、結び目を下側にしておきましょう。
しかし、タイヤの交換作業なんて、自分じゃとてもムリ!という方も、中にはいらっしゃるでしょう。そんな際は、お近くのカーディーラーでも作業してくれますので、ぜひ、お気軽に相談してみてくださいね!
【バッテリーのチェック】3月23日(木)
気温が低い冬場は、バッテリーの性能が低下しやすいシーズンです。その上、夜が長いのでライトも多用しますし、寒さからエアコンの暖房を強めに使ったりもしますよね。その結果、どうしてもバッテリーに負担がかかってしまいます。
そんな冬を乗り切ったバッテリーは、ダメージを受けている可能性があります。もちろん、2、3年ごとに、定期的に交換しているようなら、それほど劣化を心配することはないでしょう。ただ、何年もバッテリー交換をしていないという場合は、注意が必要です。
また、車内のライトも要チェックです。エンジンがかかっている時は、オルタネーターで発電をしているのですが、それにも関わらず、車内のライトが暗くなるのは、電力が不足しているサイン。バッテリーが劣化して、十分に充電できない状態になっている可能性があります。
また、停車中やエンジンを止めた時に、パワーウインドウの開閉スピードが遅くなるのも、バッテリーに問題がある証拠といえます。もし、そうした状態に心当たりがある場合は、お近くのカーディーラーなどで、バッテリーの状態をチェックし、劣化が進んでいるようなら、早めに交換するようにしてくださいね。
【ボディコートのススメ】3月24日(金)
「春のメンテナンス」最後にご紹介するのは、クルマの顔ともいえるボディのメンテナンスです。
というのも春は、特にクルマが汚れやすい季節。屋外に駐車していると、あっという間に汚れてしまい、皆さんもビックリしたこと、あるんじゃないでしょうか?そんな汚れの原因といえば、春の厄介者の花粉や、もっと温かくなれば、黄砂も飛んでくるでしょう。さらに、春は風の強い日が多いですから、砂ぼこりも舞いやすくなります。
中でも花粉は、ボディについたまま放置していると、塗装を傷める原因にもなりますので、注意しなければいけません。一番いい対処法としては、こまめに洗車することですが、そう度々となると、難しいですよね。そこでおクルマを守るためにオススメしたいのが、ボディコートです。
ボディコートで保護しておけば、花粉などによるダメージを軽減することができます。また日頃の洗車も、グ~ンと楽になりますよ!今や、いろいろなコート剤が市販されていますが、そんなに手間は懸けられないという方は、カーディーラーなどにお願いするのもいいでしょうね。何はともあれ、早めの対策がオススメです!今週は、「春のメンテナンス」をテーマにご紹介しました。
2023/3/17 UP!
3月も半ばとなりました。今年ももうすぐ、本格的な桜の季節がやって来ます。
ということで今週は、「千葉県の桜スポット」をテーマに、桜の名所を五つ、ピックアップしていきたいと思います。
【城山公園の桜】3月13日(月)
まず、今朝取り上げるのは、館山市にあります「城山公園・しろやまこうえん」の桜です。市街地の南側丘陵に位置する「城山公園」は、房総の戦国大名・里見氏の居城跡を整備した公園です。見晴らしのいい丘に白砂利の枯山水を配した日本庭園や、万葉集に詠まれた100種類の植物に囲まれたこみち、さらに、館山市立博物館などが設けられています。
そんな、館山市民に憩いの場として親しまれている城山公園には、カワヅザクラや カンヒザクラ 、ヤエザクラなどなど、さまざまな種類の桜が植えられています。中でも、最も数が多いのが、おなじみのソメイヨシノ。その数は、およそ350本!館山城の天守を囲むように咲き誇り、実に華やかな雰囲気に包まれます。
また、この「城山公園」は、「関東の富士見百景」にも選ばれ、天気が良い日には、遠く富士山を望むことができます。桜と富士山の競演は、やっぱり見逃せないですね!
そんな城山公園は、富津館山道路の富浦インターからだと、国道127号を経由して20分ほどの場所にあります。
【小見川城山公園の桜】3月14日(火)
今週は、「千葉県の桜スポット」をテーマに、千葉県内の様々な桜の名所をご紹介しています。
今朝ピックアップするのは、香取市にあります「小見川城山公園・おみがわがじょうやまこうえん」の桜です。
こちらはその名の通り、「小見川城」の跡に作られた公園。
鎌倉時代から戦国時代末期にかけて、豪族の粟飯原氏が築いた城で、今でも城跡の一部が残っているほか、周辺には古代の古墳群もあるんです。現在では70種類以上、およそ6000本もの樹木が植えられていて、四季折々にいろんな花や木が楽しめる公園となっています。中でも桜は、北総随一を誇る名所で、およそ1000本ものソメイヨシノなどが美しい花を咲かせます。「千葉県さくらの名所20選」にも選ばれているんですよ。
また、こちらの公園では、4月から5月にかけて、山一面に咲き誇る4000本ものツツジのほか、夏のアジサイやサルスベリ、秋のアベリアやキンモクセイなど、花見の名所としても知られています。
さて、そんな「小見川城山公園」は、東関東自動車道の佐原香取インターからだと、国道356号を経由して15分ほどの場所にあります。公園内には、「アスレチック広場」や「チビッコ広場」などの
ファミリー向け施設も揃っていますよ!
【太田山公園の桜】3月15日(水)
今日は、木更津市にあります「太田山公園・おおだやまこうえん」をピックアップしてみたいと思います。
木更津市街を見渡す丘にあるこの公園。その昔、ヤマトタケルノミコトがこの丘に立って、海に身を投げた妃を偲んだという伝説から、別名「恋の森」とも呼ばれているんだそうです。公園内には、ソメイヨシノなどおよそ400本の桜の木があって、市内随一の桜の名所として知られています。また、フィールドアスレチックや遊歩道なども整備されていますので、ご家族連れでも楽しめますね!
また、太田山公園といえば、丘の上に建つ「きみさらずタワー」からの眺望がオススメです。タワーから眺める満開の桜は、他にはない絶景です。
ちなみにこのタワーからは、木更津市街だけでなく、アクアラインからスカイツリーまで、東京湾一帯をひろく一望できるので、千葉県が選定した「ちば眺望100景」にも選ばれています。それだけに夜景もたいそう素晴らしく、木更津を代表する夜景スポットになっているんです!
そんな「太田山公園」は、館山自動車道の木更津南インターからだと、国道127号を経由して、3キロほど行った場所にあります。
【長光寺のしだれ桜】3月16日(木)
今週お送りしているテーマは、「千葉県の桜スポット」です。
ところで桜といえば、開花時期の目安ともなるソメイヨシノが、お馴染みだと思います。でも日本には、400種類以上の桜があるといわれているのを、みなさんはご存知だったでしょうか?今朝はそんな中で、枝垂桜(しだれざくら)の名所をご紹介したいと思います。
山武市埴谷にある「長光寺・ちょうこうじ」です。
長光寺は、戦国時代の1514年に創建された日蓮宗のお寺。その境内に、実に見事な枝垂桜があるんです。高さ15メートル、幹の太さ5メートル、樹齢はなんと300年という「ウバヒガンシダレザクラ」で、山武市の天然記念物に指定されています。
残念ながら、昭和56年に西側の枝が折れてしまいましたが、それでも毎年3月下旬から4月上旬にかけて、まるで流れ落ちる滝のような薄紅色の花を咲かせています。
また、近くにある室町時代に建立された古刹「妙宣寺」の枝垂桜も有名で、左右一対の桜が境内を覆うように美しく咲き誇ります。歩いていける花見のハシゴ、素敵ですよね!
さて、そんな「長光寺」は、千葉東金道路の山武成東インターからだと、県道76号、116号を経由して、15分ほどの場所にあります。
【八鶴湖の桜】3月17日(金)
今週は、「千葉県の桜スポット」がテーマです。
最後にピックアップするのは、東金市にある「八鶴湖・はっかくこ」の桜です。「八鶴湖」は、東金市のほぼ中央にある周囲およそ800メートルの人造湖です。もともとは、盆地の中心にある小さな池だったんですが、徳川家康が「東金御殿」を築造した際、御殿からの眺めをよくするため、この池を広げさせたんだそうです。
そしてできたこの湖には、周辺の山々の樹木が影を落とし、中国の景勝地・西湖(せいこ)を彷彿とさせるといわれるほど、見事な光景を見ることができます。
そしてこちらの周りでは、ツツジやハナショウブ、アジサイなど四季折々の花が楽しめます。中でも桜の木は、湖畔におよそ1000本も植えられていて、桜の時期には多くの花見客で賑わいます。
そんな「八鶴湖」は、千葉東金道路の東金インターからだと、
国道126号を経由し、10分ほどの場所にあります。
今週は、「千葉県の桜スポット」をご紹介しました。
2023/3/10 UP!
週末の土曜日、11日を迎えると、あの「東日本大震災」から12年となりますね。まだ記憶に新しい、先月発生したトルコ・シリア地震もそうですが、こうした大地震などの災害はいつ襲ってくるか分かりません。改めて、日頃からの備えの重要さに気づかされます。
そこで今週は、「大地震などの災害に備えて」をテーマに、さまざまな情報をお送りしていきたいと思います。
【運転中に地震が発生したら】3月6日(月)
もし運転中に大地震が発生したら、みなさんはどんな対応をしますか?何となくは考えていても、具体的にイメージされている方は、あまり多くないのではないでしょうか。
まず地震に驚いて、急にハンドルを切ったり、急ブレーキをかけたりすることは、大きな事故の原因となります。できるだけ安全に、道路の左側にクルマを寄せて停止しましょう。そして、カーラジオなどで地震情報や交通情報を確認。その情報や周囲の状況に応じて、次の行動を判断します。
クルマを置いて避難することになったら、できるだけ道路の外に移動させてください。やむを得ず道路上に置いていく場合は、道路の左端に寄せて停車し、エンジンを止め、キーはつけたままにしておきましょう。
スマートキーの場合は、内蔵されているメカニカルキーを自分で保管し、本体はダッシュボードの上など、目立つ場所に置いておきます。
このとき、ドアのロックはしないでくださいね。これは後々、緊急車両などの通行の邪魔になった時に、移動できるようにしておくためです。
余裕があれば、自分の連絡先を車内に残し、車検証を持ち出すようにします。
まずは何より、落ち着いて行動するようにしてくださいね!
【大地震の際のクルマでの避難】3月7日(火)
きのう、運転中に大地震が発生した場合の対応についてお話しました。
今朝は、「クルマによる避難」について取り上げてみたいと思います。
普段から、よくクルマを使っている方は、大地震の時でもクルマで避難しようと考えるかもしれませんね。しかし、一般的な避難の場合、クルマを利用することは控えるべきです。
まず、大地震が発生すると、間違いなく道路が混乱します。特に、都内など交通量の多いエリアでは、激しい渋滞が発生し、身動きが取れなくなるでしょう。そこに避難するクルマが加わると、渋滞がさらにひどくなってしまいます。すると、救急車や消防車など、緊急車両が通行できなくなってしまい、被害への対応が、どんどん遅くなってしまうんです。
そして大地震によって、道路沿いの建物や電柱が倒壊している可能性があります。すると身動きが取れなくなってしまい、かえって避難が遅れたり、火災などの二次災害に巻き込まれたりすることも考えられます。避難には、クルマを使わない方がいいでしょう。
ただ、その一方、津波から避難するためなど、やむを得ない場合は、クルマの使用が一般に認められています。その場合でも、道路が損傷していたり、障害物があったり、停電で信号が作動していないこともあります。
クルマによる避難の際には、十分気をつけて運転するようにしてくださいね。
【急な地震に備えてシートベルトを着用】3月8日(水)
みなさんは普段から、ちゃんとシートベルトを締めていると思います。実はこのシートベルト、大地震の際にも重要な存在なんです。
というのも東日本大震災の時、震源に近いエリアでは、地震発生時、クルマの中で、まるでトランポリンで弾んでいるかのような強い揺れと衝撃を感じた、というような証言があります。急にそんな揺れが起きたら、体を支えるだけでも大変ですし、運転操作も簡単ではありませんから、事故につながる可能性だって、当然あるといえるでしょうね。
また同乗している人も、シートベルトをしていなければ、天井やウインドウにぶつかるなどして、ケガをすることも十分考えられます。もちろん、追突事故などを起こせば、大ケガすることもあるでしょう。
ということでシートベルトは、そんな地震が原因で起こる事故から、身を守るためにも、欠かせません。日頃から欠かさずシートベルトを装着し、十分な車間距離を確保して運転するようにしてくださいね。
一方、地震に伴う交通事故によって、シートベルトが外れなくなり、避難できなくなるケースがあるかもしれません。そんな場合に備えて、カー用品店などで販売されているシートベルトカッターや、窓ガラスを割るための脱出用ハンマーを、車内に備えておくと安心ですよ!
【地震による停電に注意】3月9日(木)
地震に限らず、台風などの大きな災害が発生したあと、大規模な停電が起きることがあります。
それに東日本大震災の時もそうでしたが、電力の需給状況が厳しくなると、各地で計画停電が行われることもあります。そんな停電時の運転で心配なのが、「信号機が止まること」です。
大きな交差点などでは、主に警察官などが交通整理に当たりますので、ドライバーさんはその指示に従ってください。ただ警察官のいない小さな交差点などは、交通事故が起こりやすくなるでしょうね。そうした場所では、交差点に入る手前で一時停止して、歩行者やクルマが接近していないか十分確認してから通行してください。またその時、自分の方が優先道路だからと、自分の優先ばかり主張して通行するのは、事故を起こしかねず、よくありません。譲り合いの気持ちをもって、慎重に運転するようにしましょう。
また目的地までのルートが、計画停電のエリアや時間帯と重なる場合は、クルマの使用を控えることも検討するようにしてくださいね。
一方、夜間の停電の時には、街路灯も消えてしまいます。そうなると歩行者などを見つけるのも難しくなりますので、いつもより速度を落として走行し、さらにハイビームを効果的に使って、
歩行者などの早めの発見に努めてくださいね。
【車内にも防災用品】3月10日(金)
あす11日で、東日本大震災が発生して12年です。
クルマで移動中に地震などの災害に遭遇した場合、すぐに安全な場所へと避難できないケースも、多々あるでしょう。1日から2日程度、車内で一時的に避難することを余儀なくされた場合に備えて、車内に防災用品を用意しておくと、いざという時安心です!
しかし、かといって保管スペースも限られますので、命を守るために、必要なものを優先させるのがポイントです。
例えば、飲み物や食料。
ただクルマの中は、季節によって温度差が激しく、食品の保存には不向きです。長期間保存できる非常用飲料水やロングライフ食品についても、賞味期限には十分注意してくださいね。
そして今頃のように、まだ朝晩冷えるような時期だと、寒さ対策も大切です。カイロや手袋の他、毛布や寝袋などもあると便利ですね。夏場でも、夜は冷え込むことがありますので要注意です。
その他、携帯トイレの常備や、日頃から薬を服用している方なら、ぜひ数日分備えておくと安心できますよね。さらに、いざというとき欠かせないのが、懐中電灯。もちろん、電池のチェックをお忘れなく!
今週は、「大地震などの災害に備えて」をテーマにご紹介しました。
2023/3/3 UP!
普段 皆さんがクルマで走っている道路は、実にいろいろな人が利用しています。例えば、小さなお子さんから高齢のお年寄りまで、年齢はさまざまですし、元気な人もいれば、ケガや病気をしている人、そしてカラダなどに障害のある人もいることでしょう。そういう人たちが、歩いていたり、自転車に乗っていたり、クルマを運転していたりする訳です。中でも体に障害のある人たちなどは、事故から身を守るのが難しいケースもあります。そこで、クルマを運転するにあたり、そうした人たちに配慮した行動が必要です。
ということで今週は「体の不自由な人たちを守る」をテーマに大事なポイントを取り上げていきたいと思います。
【目の不自由な人とすれ違う時】2月27日(月)
例えば、街なかで白い杖を持っている人を見かけることがあるでしょう。
ご存知の通り、あれは白杖(はくじょう)といって、目の不自由な人などが使っているものです。もし、あなたが運転中、狭い道路で目の不自由な人と鉢合わせした場合、どうしますか?悪気は無くても、注意を促す意味で、ついクラクションを鳴らしてしまう方、いるかもしれませんね。しかし鳴らされた側からすると、急に大きな音がすると、ものすごい恐怖を感じるものなんだそうです。
そもそも白杖を持った人や、盲導犬を連れた人、車いすで通行している人がいた場合は、クルマは一時停止か徐行して、そうした人が安全に通れるようにすることが定められています。
そしてその際は、相手に不安感を与えないように十分配慮しましょう。ぜひ、相手の立場を考えた運転をお願いします。
【点字ブロックなどをふさがない】2月28日(火)
皆さんもクルマでお出かけした時、目的地ではクルマを駐車すると思いますが、ちゃんとその場に合ったルールを守って、停めていますか?
本来は駐車場など、的確な場所に停めるべきですが、歩道に乗り上げて停車しているクルマを町なかなどで見かけることがあります。おそらくクルマの通行の邪魔にならないように、という配慮からなんでしょうが、歩道上に駐停車するのは、歩行者の通行を妨げる行為で、交通ルール違反です。
しかも歩道上に停車したうえ、「視覚障害者誘導用ブロック」、いわゆる「点字ブロック」を塞いで停まっているケースも、珍しくありません。
点字ブロックは、単なる黄色い線ではありません。目が不自由な人にとって、命綱であり大切な道です。その上にクルマを停めてしまうと、場合によっては衝突して、大ケガすることだってあります。
点字ブロックの上には、絶対に駐車しないようにしてください。
特に、車体の高いクルマは要注意です。というのも、目の不自由な人が杖でわかるのは、低いところにある障害物です。ところがクルマは、タイヤ以外の部分は地面に接していないので、目の不自由な人にとって、とても気づきにくい障害物のひとつなんだそうです。特に、トラックなどは分かりにくいらしく、該当するドライバーの皆さんは、駐車する場合、その停め方には、十分配慮してくださいね!
【電動車いすに注意】3月1日(水)
みなさんも町なかで、体の不自由な方や高齢者が利用する、電動車いすを見かけることがあると思います。しかし、この電動車いすが絡む交通事故が、意外と多く発生しているんだそうです。
その原因として、電動車いすの特徴があげられます。
まず、座面が低いため、大人が座っても、小学校低学年の児童と同じくらいの高さにしかなりません。そのため、クルマから発見しづらくなってしまうんです。また、高さが低いということは、車いすに乗っている方にとっても周囲を確認しづらく、クルマの接近に気づきにくくなります。
ということでドライバーさんは、特に交差点を右左折する時など、電動車いすが障害物の陰にいないか、意識して確認するようにしてくださいね。
そして電動車いすは、最高速度が時速6キロに制限されていて、普通の歩行者のように、危険に直面したからと言って、急に加速してそれをよけるということができません。電動車いすを見つけたら、その方がすぐによけてくれるだろう、などと、勝手に思い込まず、徐行もしくは一時停止するなどして、電動車いすの通行を優先するようにしてくださいね!
【車いすマークの駐車場】3月2日(木)
みなさんも様々な施設の駐車場で、車いすのマークが描かれた駐車スペースを見かけたことがあるんじゃないでしょうか。あの車いすマークは、「障がい者のための国際シンボルマーク」などと呼ばれ、障がいのある人が利用できる建物や、施設であることを示す、世界共通のマークです。
ただこのマーク、車いすが描かれているため、車いすに乗っている人でないと、利用してはいけないと思っている方も、意外と多いみたいです。でもそんなことはありませんよ。対象としているのは「すべての障がい者」です。
つまり、車いすマークがプリントされた駐車スペースは、障がいのある人なら、誰でも利用していいという意味になります。ところが近年は、そのスペースに障がいのない人が駐車するケースが目立ってきていて、障がいのある人が利用できないという問題も起きています。
そこで最近、全国で導入が進んでいるのが、「パーキング・パーミット制度」です。
これは、障がいのある人のための駐車スペースなどで、条件に該当する人に、利用証を交付する制度のことです。一度交付されれば、様々な駐車場で利用できます。
千葉県でも2020年7月から実施していて、障害者、介護が必要な高齢者、妊産婦、けが人など、歩行が難しいと認められる人に利用証を交付しています。詳しくは、千葉県の健康福祉部健康福祉指導課に、お問い合わせくださいね。
【身体障害者標識と聴覚障害者標識】3月3日(金)
今週のテーマは、「体の不自由な人たちを守る」ですが、最終日の今日は、障害のある方のためのマークをご紹介します。
初心者ドライバーがつける若葉マークや、高齢のドライバーが使うもみじマークなどを、みなさんも既に知っていると思います。ではその他に、障害のある人のためのマークもあるのをご存知でしょうか?
例えば、青地の円に白い四つ葉のクローバーが描かれているものがあります。
これは「身体障害者標識」というもので、「クローバーマーク」や「四つ葉マーク」などとも呼ばれています。このマークは、肢体不自由であることを理由に、免許証に条件が加えられている方が、表示することになっています。
ではもう一つ、緑色の円の中に、黄色いチョウチョが描かれたマークを、ご覧になったことはありますか?
これは「聴覚障害者標識」といって、「聴覚障害者マーク」と呼ばれることもあるようですね。こちらは普通自動車を運転できる免許を受けた人で、一定の聴覚障害があり、免許に条件が加えられた人を対象に、表示することが義務付けられています。
周囲のドライバーさんは、これらのマークをつけているクルマに対して、幅寄せしたり割り込みすることなどが、法令によって禁止されています。みなさんもこのマークを理解して、安全運転に役立ててくださいね。
今週は、「体の不自由な人たちを守る」をテーマにご紹介しました。