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◆ 注目の『車中泊』

2022/10/28 UP!

最近、クルマを使ったレジャーの一つとして、にわかに注目されているのが、車中泊です。

ひと昔前には、車中泊といえば、「お金を節約したい人がするもの・・・」といった風潮もありましたが、昨今では、「オシャレで自由な旅・・・」、というようなイメージも根付いているようです。

そこで今週は、「注目の車中泊」をテーマに、その魅力や注意点など、さまざまなポイントを取り上げていきたいと思います。

【車中泊の魅力】10月24日(月)

まず、その魅力についてです。

車中泊は、その名の通りクルマの中に泊るので、テントなどはいりませんし、日頃から乗っているクルマを使えば、キャンピングカーなども必要ありません。またクルマに泊まることで、ホテル代なんかも節約でき、リーズナブルに旅が楽しめるのがいいですね!

そして、自由に旅を計画できるというメリットもあります。

列車や飛行機などを使えば、当然、出発や到着の時刻にスケジュールが左右されます。でも、車中泊なら、ドライブの途中で寄り道をしたり、予定を早めたり、といったことも臨機応変にできます。さらに、渋滞のない夜のうちに出発して、目的地の近くで宿泊すれば、翌朝目覚めたら即、旅を満喫することができますよね。

そんな効率よく旅が楽しめる車中泊ですが、何でも自由にしていいという訳ではありませんよ。注意しなければいけないことも、いろいろあるんです。

明日からは、そうしたマナーや注意点についてもお話したいと思います。

       
【どこで車中泊するか?】10月25日(火)

今週は、「注目の車中泊」をテーマにお送りしています。

自由な旅を楽しめる車中泊ですが、何でも自由にしていい訳ではなく、そこには勿論、ルールやマナーが存在します。ここで一番問題になるのが、「どこで車中泊をするか」です。

「駐車場なら、どこに停めたっていいじゃない?」と思う方も、いらっしゃるかもしれませんが、そうではありませんよ。例えば、公園などの一般の駐車場では、車中泊が禁止されている所が多いですし、夜間閉鎖されるようなところも多いので、注意が必要です。そして、全国にある道の駅ですが、24時間営業していて、トイレもあって便利ではあります。しかし道の駅は、そもそも休憩施設。そのため、休憩したり仮眠を取ったりする程度は認められていても、車中泊を前提とした長時間の駐車は、認められていない場所が多いんです。また、高速道路のサービスエリアやパーキングエリアについても、あくまで「仮眠や休憩のための施設」。決して宿泊が認められているわけではないので、ご注意くださいね。

では、どんな場所なら車中泊ができるんでしょうか?

まず初心者でも使いやすいのが、オートキャンプ場です。中でも、「日本RV協会」が推進している「RVパーク」は、車中泊が公認された駐車場で、料金面もいたって手頃、オススメですよ!

ほかにも、車中泊を認めている駐車場や施設があります。検索サービスなどで、ぜひチェックしてみてくださいね。


【車中泊のアイテム】10月26日(水)

「注目の車中泊」をテーマに、今週はお送りしています

自由な旅が手軽にできると人気の車中泊ですが、始めるにあたって、最低限、揃えておきたいアイテムがあります。今朝は、その辺りをチェックしてみましょう。

まず、車内でしっかり眠れないと、旅も楽しめませんし、安全運転にも影響します。とはいえ、いくらシートをフラットにしてみても、どうしてもデコボコが出来たり、硬い所が当たったりして、寝づらいことがあります。そんな不具合を解消してくれるのが、マットレスです!段差を埋めるのに便利な折り畳み式のウレタン製のものや、厚めのエアマットなどもありますので、おクルマの状態に合わせて選ぶといいでしょう。

快適に眠るためには、寝具も大切です。しかし実際に布団を持ち込むとかさばるので、シュラフ、つまり寝袋があると便利ですね。ただシュラフは、種類によって温度の目安がありますので、使用する場所や環境に合わせて選ぶことが大切ですよ。

そして車中泊では、場所によって外からの視線や、太陽の日差しが気になる場合があります。そこで窓を覆うシェードがあると重宝します。冬なら、窓から入ってくる冷気も、ある程度防いでくれますよ。また、夜間にルームランプをずっと使っていると、クルマのバッテリーが上がる可能性があります。そこで充電式のLEDランタンなどあれば、安心ですよね。

他にも車中泊に便利なアイテムがいろいろ市販されています。興味のある方は、チェックしてみてはいかがでしょうか?


【車中泊は避難にも有効】10月27日(木)

今週お送りしているテーマは、「注目の車中泊」ですが、万一の災害時、自宅が倒壊しそう・・・とか、避難所がいっぱいで入れない・・・といったような場合、クルマの中への避難、いわゆる「車中泊避難」も、有効な避難方法の一つといえます。

でも、車中泊避難をする際は、いろいろ注意しなければいけない点もあります。

例えば、自治体などの支援物資や、様々な情報を得にくいことが挙げられます。その点は、ある程度自分で積極的に情報を取りに行く必要があるでしょう。

そして、体調面でも注意が必要です。例えば、車内で長時間座った状態だと、足の静脈にできた血栓が肺の静脈などを詰まらせる、いわゆる、エコノミークラス症候群になる危険性があります。足首を曲げ伸ばす運動をしたり、着圧ソックスを履いたりするなど、血栓の発生を予防するように気をつけてください。

さらに、トイレを我慢して水分の摂取を控えるのも、エコノミークラス症候群の原因となり危険です。我慢することなく安全に使える場所を選ぶか、携帯用トイレを用意しておくなどの対策が必要です。

また車庫の中など、狭い場所でエンジンをかけ続けると、一酸化炭素中毒の恐れがあります。必ずエンジンを切り、カーエアコン以外の冷暖房を用意するようにしてくださいね。

その他、十分な睡眠をとれるよう、車内環境を整えたり、熱中症や低体温症の予防なども欠かせません。十分な準備や知識のないままの車中泊避難は、とても危険な行為だということを理解しておいてくださいね。


【車中泊のルールやマナーを守る】10月28日(金)

「注目の車中泊」が今週のテーマですが、車中泊の人気が高まる一方、各地でマナー違反が目立つケースもあるようです。

まず、キャンプ場などの施設を利用する場合は、その場所のルールを守るのが大原則です。

車中泊が認められている「RVパーク」のような場所でも、一般にキャンプ行為は禁止されています。ですので、クルマの外にタープを張ったり、イスやテーブルを出したりすることは、もちろんルール違反。火を使って煮炊きをするなどは、もってのほかです。

また、ゴミの処理にも注意しましょう。ゴミ処理OKをうたっている施設を除けば、ゴミは持ち帰るのが基本ですよ。

そしてキャンプ場などは、音にも注意が必要です。遅くまで騒いでいるのは論外ですが、意外と迷惑なのが、ドアの開閉音。ドアの音はかなり大きく響きますので、夜9時以降は、十分注意するようにしてくださいね。

この先、こうしたルール違反が増えてくると、車中泊禁止の場所が広がることにもなりかねません。みんなでマナーやルールを守って、車中泊を楽しんでいけるようにしていきたいですね。

今週は、「注目の車中泊」をテーマにお送りしました。

◆ 秋に意識したいこと~運転時の注意点など

2022/10/21 UP!

10月も後半に入り、季節はすっかり秋の装い。これからは、冬に向けて環境が大きく変わっていくシーズン。それだけにクルマの運転にも、いろいろ影響してきますよね。


そこで今週は、「秋に意識したいこと」をテーマに、運転時の注意点などを取り上げていきます。

【早めのライトオン】10月17日(月)

まず、今の時期、特に感じる変化が、日が短くなったことではないでしょうか?

例えば、千葉県のきょうの日の入り時刻は、午後5時2分。夏至の6月21日は、午後6時58分でしたから、だいたい2時間も早くなっているんです。また春先や秋頃は、日没から完全に暗くなるまでの時間が、夏や冬に比べても短く、急に暗くなっていきます。ただ、人間の目は暗さに慣れることで、暗くても「まだ見える」と感じることがあります。でも、その結果、危険を見落としてしまい、夕暮れ時に交通事故が多発する原因となっています。

そんな危険性を解消するためには、早めのヘッドライトの点灯が何より重要です。道路交通法では、日の入りから日の出までの間は、ヘッドライトを点灯することが定められています。ただ、早めの点灯というからには、日没前、できれば30分前には点灯しておきたいところです。今の時期なら、午後4時半頃ですね。

ドライバーさん本人が、暗いと感じてからでは、遅すぎるケースがほとんど。

ぜひとも早めのライトオンを心がけ、交通事故を防ぎましょう!


【まぶしい太陽に注意】10月18日(火)

「秋に意識したいこと」をテーマにお送りしています

きのう、秋は日の入りが早くなるので、きのう、秋は日の入りが早くなるので、早めのヘッドライト点灯が大切というお話をしました。

ただ秋以降になると、太陽の動きに、もう一つ大きな特徴が表れます。それが、夏に比べて、太陽が空の低い所を通るようになる、ということです。このことは、みなさんも、学校の理科の授業で習ったことがあるでしょう。ただ、それが運転とどんな関係があるの・・・?と思う方、少なからずいらっしゃるかもしれませんね。しかし、実は大アリで、 それが『まぶしさ』なんです!

夏場は、太陽が高いところを通るため、日中のほとんどにおいて頭上から照らす形になり、太陽の光が目に入りにくくなります。一方、秋から春にかけては、太陽が低い所を通る時間が長くなり、どうしても視界に入りやすくなってしまうんです。これからの季節、交差点を曲がるなどしてクルマの向きが変わると、まだ早い時間帯でも、突然太陽の光が目に入って、「まぶしい!」と驚くことがあるかもしれません。

ということで、秋から春にかけての運転では、サンバイザーを活用したり、サングラスをクルマに常備しておくなどして、太陽のまぶしさを防ぐようにしてくださいね。


【冬用タイヤの準備】10月19日(水)

今週お送りしているテーマは、「秋に意識したいこと」です。

ところで、この時期だからこそ、みなさんにオススメしたいモノがあります。それがスタッドレスタイヤ、いわゆる冬用タイヤの購入です。まだ10月の半ばですし、「さすがにちょっと気が早いんじゃない!?」と思う方も、結構いらっしゃることでしょうね。

でも、秋まっ盛りのこのタイミングで、冬用のスタッドレスタイヤを購入しておいた方が、いい理由があるんです。

というのも、スタッドレスタイヤは、新品の状態では、表面が薄い皮のようなものに覆われていて、本来の性能を発揮することができません。そこで200キロぐらい走り慣らして、表面の皮を少し剥いておくと、雪や氷に対して、ベストなパフォーマンスを発揮できるんです。

またスタッドレスタイヤは、夏用タイヤと違って、毎年販売される本数が、ある程度限られているんです。そのため、欲しいタイヤをちゃんと手に入れるには、早めに予約した方が正解!それに、雪の時期が近づいてくると、冬用タイヤの販売は、需要の高い雪国が中心となり、在庫もそちらに移っていくんだそうです。そんな事情もあって、関東で冬用タイヤを手に入れるなら、今の時期から、予約を入れておいた方がいいという訳です。

近年、関東でも急に大雪に見舞われることがあります。

スタッドレスタイヤの購入や交換をお考えの方は、ぜひお早目に、お近くのカーディーラーやカーショップなどへ、お問い合わせください!


【秋の霧に注意】10月20日(木)

今週は、「秋に意識したいこと」をテーマにお送りしています。

今では気象用語として、1年中使われる「霧」という言葉。ただ、俳句の世界では、秋を表す「季語」なんです。それだけ秋に多い霧ですが、運転中に遭遇すると、見通しが悪くなり、事故の危険性が高まります。では、どんなことに気をつけて運転すればいいんでしょうか?

霧に遭遇した場合、まずはスピードを落として、車間距離を十分に取りましょう。そして、ヘッドライトを点灯します。ただしこの時は、ロービームにしておいてくださいね。遠くまで見通したいと思ってハイビームにすると、光が霧で乱反射して、余計に見通しが悪くなってしまうんです。

霧が出て遠くが見通せない時は、センターラインやガードレールなど、近くで見えるものを目安に走行します。ただ、前のクルマのテールランプを目安にする時には、車間距離が短くなり過ぎないよう、注意してくださいね。

霧が濃くなってきて、あまりにも周囲が確認できない状態になったら、そのまま運転を続けるのは非常に危険です。近くの駐車場など、安全な場所へ停車し、霧が晴れるまで待つようにしてください。この時、追突される危険性がありますので、道路脇に停車するのはやめましょう。やむを得ず道路脇に停車する場合は、ハザードランプを点灯するなど、周囲に自分の存在を知らせるようにしてくださいね!

       

【野生動物に気をつけて】10月21日(金)

今週のテーマは、「秋に意識したいこと」です。

これからの時期、山あいの道路を走る時に、ぜひ注意して頂きたいのが、野生動物です。秋は、繁殖期だったり、冬を越すためにエサを探したりと、野生動物が活発に動き回る季節。それだけに動物との事故には、十分気をつけなければいけません。

そこで山あいの道路を通行する時は、速度を落として、動物の急な飛び出しに注意しましょう。中でも、「動物注意」と書かれた黄色いひし形の標識を見かけたら、慎重に運転するようにしてくださいね。

そして、特に注意しなければいけない時間帯が、日が暮れて、暗くなってからです。動物たちが、より活発に行動するようになりますし、見通しも悪くなるので要注意です。

ただ、動物の目は、光が当たると光るので、早めにヘッドライトを点灯するようにすれば、発見しやすくなります。夜間、対向車がいない時には、ぜひハイビームにして、遠くまで照らすようにしてくださいね。

それでも、もし野生動物と衝突してしまったら、事故の発生を警察に連絡します。任意保険を使うには、事故証明が必要ですので、警察への通報はお忘れなく!

今週は、「秋に意識したいこと」をテーマにご紹介しました。

ぜひチェックして、ワンダフルなドライブ、楽しんでくださいね!

◆ 成田空港周辺のスポット

2022/10/14 UP!

新型コロナウイルスによる旅行制限も徐々に緩和され、明日からは全国旅行支援がスタートします。そしてNHKの“朝ドラ”でも、今月からパイロットを目指す女性のお話が始まり、今、飛行機や空の旅への注目度が、改めて、高まっているんじゃないでしょうか?ここ千葉県には、そんな空の玄関口である成田空港があります。そこで今週は、「成田周辺の飛行機スポット」をテーマに、さまざまな情報を取り上げていきたいと思います。

【成田国際空港】10月10日(月・祝)

まず今朝ピックアップするのは、3連休最終日のきょう、ご利用される方も大勢いらっしゃるでしょう。そう「成田国際空港」です!!成田空港といえば、国内外にお出かけする方にとって、すっかりお馴染みの場所ですが、昨今は観光スポットとしても、大人気の場所なんです。

ショッピングにグルメ、リラクゼーション、エンターテインメントなど、3つのターミナル合わせて、130店舗以上のショップやレストランがあるほどの充実ぶり!

そして飛行機好きな方は、展望デッキや見学デッキを訪れてみましょう。間近で眺める飛行機は、とにかく迫力満点ですよ!

そんな成田国際空港は、東関東自動車道から新空港自動車道に入り、新空港インターを降りればスグです。ただ空港ゲートを通る際、本人確認のために、パスポートや運転免許証などの提示を求められる場合があります。空港では、マスクの着用や、手洗い・消毒を徹底し、また体調の悪い時には行かないなど、空港が求める、感染対策を必ず守ってくださいね!

      
【航空科学博物館】10月11日(火)


今週は、「成田周辺の飛行機スポット」をテーマにお送りしています。

飛行機好きの方にとっては、その姿を見るだけじゃなく、もっと深いところまで知りたい!という方、たくさんいらっしゃるでしょう。そこで今朝は、日本初の航空に関する博物館、芝山町にある「航空科学博物館」をピックアップしたいと思います。

成田空港の滑走路のすぐ南側にあるこの博物館。施設内には普段なかなか見られない飛行機や、飛行機の部品などが展示されています。例えば、ジャンボジェットの愛称で人気だったボーイング747の胴体の断面やエンジン、そして主翼の断面など、珍しいものがズラリ!

ちなみに、この博物館では、開館30周年を記念し、2019年に展示施設の大幅なリニューアルが行われ、新しく「体験館」が誕生しました。この「体験館」の2階には、ボーイング777と、737MAXのフライトシミュレーターを、一般利用としては国内で初めて導入。あこがれのパイロット気分を、存分に満喫することができますよ!

そんな航空科学博物館は、東関東自動車道の成田インターからだと、国道295号、空港通過道路、県道62号を経由して、15分ほどの場所にあります。入館に当たっては、検温や手指消毒、マスクの着用、連絡先の記入など、決められた感染対策を守るようお願いします!

【空の駅 風和里しばやま】10月12日(水)


「成田周辺の飛行機スポット」をテーマにお送りしている今週の、「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。

成田空港の周りでは、お楽しみは、ただ飛行機の姿を見るだけじゃありませんよ。ショッピングやグルメだって、充実しているんです!ということで今朝は、芝山町にあります「空の駅 風和里(ふわり)しばやま」を、ピックアップしてみたいと思います。

成田空港のすぐ近くにあるこちらの施設。生産者の顔が見える地元の新鮮な農産物や、生鮮食料品、お惣菜やお花、そしてお土産物などを取り扱っています。また、焼きたてのバラエティ豊かなパンの販売も行っていて、いい香りが食欲をそそります!さらに、季節ごとの地元の野菜をふんだんに使用した、バイキング形式のレストランも評判で、予約すれば、手ぶらでバーベキューも楽しめます。こちらは屋根付きなので、雨の日でも安心ですよ!

もちろん、空港のすぐ近くですので、飛行機が飛ぶ姿を間近に見ることも、バッチリOKです!

そんな「空の駅 風和里しばやま」は、東関東自動車道の成田インターからだと、県道106号線などを経由して20分ほどの場所にあります。ちなみに、名前がそっくりの「道の駅 風和里しばやま」とは別の施設ですので、ご注意ください!お出かけの際には、マスクの着用や手指消毒など、基本的な感染対策を忘れずに行ってくださいね!

【さくらの山公園】10月13日(木)

「成田周辺の飛行機スポット」をテーマに、今週はお送りしています。

成田空港周辺には、離着陸する飛行機を、空港の外側から眺めることができるスポットが、いくつもあります。今朝はその中の一つ、成田市にある「さくらの山公園」をピックアップしたいと思います。

「さくらの山公園」は、滑走路の北にある小高い丘の上にあって、飛行機の離着陸を眺めることができます。そのため「飛行機の見える丘」として有名で、カメラ片手に、多くの航空ファンが訪れるスポットです。その絶好のロケーションから、「ちば眺望100景」にも選ばれています。

園内には、成田空港建設によって撤去されたサクラの木が植えられていて、それが公園の名前になっています。そのため桜の名所としても知られ、毎年春には、桜と飛行機の両方が楽しめるということで、県内外から多くの人が駆け付けます。

そんな「さくらの山公園」を訪れたら、隣接する「空の駅 さくら館」にも足を運んでみてはいかがでしょう。地元で採れた新鮮野菜や農産物、手作りのお弁当のほか、空港や成田ゆかりのお土産なども販売していていますよ!

そんな「さくらの山公園」は、東関東自動車道の成田インターからだと10分ほどの場所にあります。お出かけの際は、人との距離の確保やマスクの着用など、基本的な感染対策をお忘れなく!そして公園は、みんなの施設です。誰もが気持ちよく利用できるよう、写真撮影の時など、お互いへの配慮をお願いします!


【ひこうきの丘】10月14日(金)

今週のテーマは、「成田周辺の飛行機スポット」です。

きのう、成田空港の北にある飛行機の人気撮影スポット「さくらの山公園」についてご紹介しました。そこで最終日のきょうは、空港の南側にある撮影スポットを、ピックアップしたいと思います。それが芝山町にあります、「ひこうきの丘」です。

この「ひこうきの丘」は、成田空港のA滑走路の南側、およそ600メートルの場所に2016年にオープンした公園。約8000平方メートルの小高い丘には3つの広場があって、すぐ上空を飛ぶ飛行機の迫力を、間近で体感することができますよ。

ちなみに、飛行機は風が吹いて来る方向に離着陸します。成田空港のA滑走路はほぼ南北に向いているので、北よりの風の時は北向きに、南よりの風の時は南向きに離着陸するんです。着陸の時には、飛んでくる飛行機の大きさと迫力を体感できますし、離陸する時には、エンジン音を直(じか)に感じることができます。出会いたいシーンに合わせて、場所を選ぶようにしてくださいね。

お出かけになる場合は、基本的な感染対策をお忘れなく!また公園では、誰もが気持ちよく利用できるよう、お互いへの配慮もお願いしますね。

今週は、「成田周辺の飛行機スポット」をテーマにご紹介しました。

◆ バイクに注意

2022/10/7 UP!

10月、気温や湿度が過ごしやすく、外に出かけたくなるシーズンですよね。
ドライブはもちろん、ツーリングにもピッタリの季節といえますが、その一方で多くなってくるのが、バイクの事故です。

そこで今週は、「バイクに注意」をテーマに、バイクとの事故を防ぐのに気をつけたいポイントを、いくつかご紹介していきたいと思います。

【バイクとの車間距離はしっかりと】10月3日(月)

まず今朝は、バイクとの車間距離についてです。

みなさんご存知の通り、十分な車間距離を取ることは、事故防止のためにとても大切です。でも、前のクルマに対しては、しっかり車間距離を取っているという方も、前を走るバイクに対してはいかがでしょうか?町なかを見ていると、バイクとの車間距離がかなり短いクルマに、しばしば出合います。

その理由の一つとしては、バイクの大きさが関係していることが考えられます。クルマを運転している人からすると、車体の小さなバイクを、つい軽く見てしまう傾向があるようです。車間距離を取る時も、前のバイクとの距離ではなく、その前のクルマとの距離をはかっているのかもしれません。

またバイクは、クルマを追い越して、すぐに先へと行ってしまうことが多いため、それほど注意を払っていないというケースも少なくないようです。しかし、目の前を走っている以上、十分な車間距離を取らなければいけないのは当然のことです。

目の前をバイクが走っている時は、意識して適切な車間距離を取るように心がけてくださいね。

      
【右側方向からのバイクとの出会い頭事故】10月 4日(火)


今週は、「バイクに注意」をテーマにお送りしています。

クルマとバイクの事故で多いのが、交差点での出会い頭の事故です。中でも、信号のない交差点で、クルマの右側から走って来たバイクとの出会い頭の衝突事故が、多く発生しているといいます。その理由の一つは、右側の方が、安全確認がしにくいということが考えられます。

日本では、クルマもバイクも、基本的に道路の左寄りを走行しますよね。すると、右側から来るクルマやバイクは、交差道路の手前側を走ってくることになります。すると、道路の奥側を走ってくる左側からと比べると、角度的に、どうしても確認しづらくなってしまうんです。そこで、信号のない交差点を通過する場合は、交差道路の右方向を、より入念に確認することが大切です。

また、一時停止の標識や標示のある交差点も要注意。時々、停止線を越えて、いきなり左右の安全確認ができる場所まで出てくるクルマを見かけます。しかしその場合、クルマの先端は、すでに交差点の中に出ていて、特に右から走ってきたバイクなどは、避けることができない場合もあるでしょう。

一時停止する時は、停止線で必ず止まり、少しずつクルマの先端を交差道路に出して、自分の存在を周囲にアピール。その上で、左右の状況を確認できる位置まで徐々に進んで再び停止し、安全が確認できたら発進するようにしましょう。面倒に思うかもしれませんが、事故を防ぐためです。十分な安全確認を心がけてくださいね!


【右左折する時は後方を確認】10月5日(水)

今週お送りしているテーマは、「バイクに注意」です。

交差点を左折する時だけでなく、駐車場やガソリンスタンドなど、道路外の施設に入るために左折する際にも大切なのが、左側や左後方の安全確認です。この安全確認を怠ると、左側を走っているバイクなどを巻き込み、事故につながる危険性があります。

この安全確認は、サイドミラーを見るだけではダメですよ。というのも、サイドミラーには映らない死角があるからです。特に左の側面や左後方には、ミラーに映らない範囲がありますので、かならず自分の目で確認するようにしましょう。

そして、こうした安全確認が必要なのは、左折時だけではありませんよ。右折の時にも油断は禁物です。

例えば、やはり道路外の施設に入ろうと、道路の途中で右折するケースを考えてみてください。あなたが右折しようとスピードを落とした時、バイクが後ろを走っていれば、あなたを右側から追い越そうと考えるかもしれません。そんな時に、安全確認もせず右折すれば、接触して事故へとつながることになりますよね。右折の時、まさか後続車が右から追い越してくると思う人は、たぶん少ないでしょう。しかし、実際にそうした事故も発生しているんです。

右折でも、バイクなどが追い越しをしてこないか、必ず確認するようにしましょうね。そして、ウインカーを早めに出すようにして、後続のバイクなどに、自分の意思をしっかり伝えることも大切ですよ!

 
【バイクとの右直事故に注意】10月6日(木)

「バイクに注意」をテーマにお送りしている今週ですが、バイクとの事故でよくあるケースに、右折しようとしたクルマと、直進してきたバイクが衝突する、いわゆる「右直(うちょく)事故」があります。

原因としては、いろいろなことが考えられますが、代表的なものの一つが、バイクの大きさです。バイクは、普通のクルマに比べると車体が小さいため、一見したところ、遠くにあるように見えてしまいます。また、そのスピードについても、実際よりも遅く感じてしまう傾向があるんだそうです。そのため、バイクがかなり接近してきているのに、クルマ側が、「自分の方が先に右折できる」と誤った判断をしてしまうという訳です。交差点にバイクが接近してきている時には、バイクのスピードは予想以上に速いかもしれない、そして思った以上に近づいているかもしれない、と考えて、慎重に判断するようにしてください。迷った時は、バイクが通過するのを待つようにしましょう。

そしてバイクは車体が小さいことで、他のクルマの死角に入ることもよくあります。例えば、対向車、特にトラックなどの大型車が、交差点で右折しようと停止している時には、その陰にバイクが隠れてしまい、発見が遅れがちです。そんな場合は、一気に右折してしまうのではなく、対向車線の状況が見える場所で一旦停止して、対向車をしっかりと確認するようにしてくださいね。

         
【サンキュー事故にも注意】10月7日(金)


今週のテーマは、「バイクに注意」です。

きのう、クルマで右折する時に、対向車線を直進してくるバイクとの右直事故に、十分注意しなければならないことをご紹介しました。この直進してくるバイクとの事故で、もう一つ、気をつけなければいけないシチュエーションがあります。それが、自分が交差点で右折待ちをしていて、対向車が道を譲ってくれた時です。

このような時には「譲ってくれてありがとう」と思うと同時に、「譲ってくれた人を待たせてはいけない・・・」といった心理が働いて、つい一気に右折してしまいがちです。その結果、対向車の横を直進してきたバイクなどと、衝突する危険性があります。こうした事故は、道を譲ってくれた相手に対して、「ありがとう」という思いを抱くことから、「サンキュー事故」などと呼ばれることがあります。ただ道を譲られたからといって、安全が確保されているわけではありません。道を譲られた場合でも、右折をはじめて対向車が見える位置まできたら、一旦停止し、走行してくるバイクなどがいないか、しっかり確認するようにしてくださいね。

今週は、「バイクに注意」をテーマにご紹介しました。ぜひバイクに注意して、秋のワンダフルドライブ楽しんでくださいね!

◆ 千葉県のグランピング施設

2022/9/30 UP!

秋は、キャンプにぴったりの季節ですよね!中でも、道具を用意しなくても気軽にキャンプ体験を楽しめる、「グランピング」に行ってみたいという方、今では多いんじゃないでしょうか?

そこで今週は、「千葉県のグランピング施設」をテーマに、県内の話題のスポットをご紹介していきたいと思います!

【ISUMI Glamping Resort & Spa SOLAS】9月26日(月)

まずピックアップするのは、いすみ市にあります「ISUMI Glamping Resort & Spa SOLAS」です。

こちらの施設は、海が近く、適度な高度、そして自然に囲まれた場所にあるため、一年中、満天の星空を楽しむことができます。夜になると、施設の星空案内人が、季節ごとの星座の紹介や星座の見つけ方など、星空や宇宙の魅力を紹介してくれるんです。まさに、アウトドアならではの醍醐味ですよね!

気になるお部屋は、内装やインテリアにもこだわった日本初上陸の「ドームテント」で、愛犬と一緒に宿泊できる客室も、あるそうです。

夕食は、地元・いすみの海で採れた新鮮な魚介や、ジビエを堪能できる自慢のバーベキューを楽しめます。さらに、開放的な露天風呂や本場フィンランド式サウナで日頃の疲れを癒してリフレッシュすることもできますよ!

<所在地:千葉県いすみ市釈迦谷1610-1/アクセス:圏央道の市原鶴舞インター~国道297号線経由約40分>


【The Bamboo Forest】9月 27日(火)

今朝、ピックアップするのは、市原市にあります今朝、ピックアップするのは、市原市にあります
「The Bamboo Forest」です。

実はこちら、あのゾウとふれあえる「市原ぞうの国」と、キリンと過ごせる姉妹施設「サユリワールド」が、新しいリゾート型動物園として去年3月にリニューアルオープンした「アニマルワンダーリゾウト・サユリワールド」に併設するグランピング施設なんです。

その名の通り、竹林に囲まれたお部屋は3タイプ。キリンをイメージして作られた、大人さえもワクワクしてしまう「ツリーハウス」のほか、季節を問わず快適に過ごせる「ドームテント」に、コットン地でタマネギ型の「ロータスベルテント」と、どれも写真映えするお部屋ばかりです!

そして、お楽しみの夕食は、バーベキューコース!前菜・サラダ・牛肉やソーセージなど、ボリュームたっぷり。天気の良い日は、レセプション前の屋外テラスで、雨や寒い日は、室内のダイニングで楽しむことができます。動物園に隣接しているだけに、キリン小屋のすぐそばで朝食を楽しめる「キリンと朝食」など、他では味わえない、一味違ったオプションも体験もできるんですよ!

<所在地 : 千葉県市原市山小川790/アクセス:圏央道の市原鶴舞インター~約5分>

【glampark 亀山温泉】9月28日(水)


「千葉県のグランピング施設」今朝は、君津市の「glampark 亀山温泉」を、ピックアップしてみたいと思います。

こちらは、2021年8月、「亀山温泉ホテル」の中庭にオープンした1日1組限定のグランピング施設。千葉県最大の湖・亀山湖を一望する場所にあって、ロケーションは抜群!お部屋は、直径6メートルの広々快適なドームテントで、シングルベッドを2台設置した2ベッドタイプのお部屋になっています。

「亀山温泉ホテル」の施設だけに、お楽しみはお風呂!グランピングで宿泊した人は、ホテルの大浴場で、源泉かけ流しの天然温泉をたっぷりと楽しむことができるんです!珍しいチョコレート色のお湯が特徴で、そのツルスベ感・保湿力は、多くの人が驚くほどだそうですよ!

食事は、3つのプランから選択可能です。千葉県産の厳選した食材をふんだんに使った調理済みの料理を、焼くだけ・温めるだけで楽しめる手間いらずの「バーベキュープラン」。房総半島ならではのおいしい食材を使った、ホテルこだわりの料理が楽しめる「グルメプラン」。そして、好きな食材を持ち込んでバーベキューが楽しめる「素泊まりプラン」となっています。

<所在地: 千葉県君津市豊田旧菅間田65/アクセス:圏央道・木更津東インター~約30分>

 
【ドゥカーレ・ガーデンホテル・九十九里】9月29日(木)


九十九里町の「ドゥカーレ・ガーデンホテル・九十九里」を、ピックアップしてみたいと思います。

九十九里海岸からすぐ近くにあるこちらの施設。以前から、ガーデンホテルやビジネスホテルなどがあったんですが、今年4月、さらにドームテントのグランピング施設がオープンしたんです。ドームテントは、最大8人まで宿泊することが可能。さらに、ロフトとデッキが付いたヴィラハウスも併設されているそうですよ。

夕食は、グランピングの醍醐味でもあるバーベキュー!海辺で、フレッシュな海鮮料理を楽しむことができます。そしてこちらでは、その他に、カリフォルニアからやってきた本格トレーラーハウスで宿泊することもできるんです。トレーラーハウスは、ラグジュアリーな空間で、最大6人まで泊まることができます。また、一台ごとにウッドデッキもあって、目の前には、走り回れるほど広々とした芝生の広場が広がっているんです。夜間には敷地内がライトアップされ、ロマンチックな雰囲気を演出。美しい風景に心が癒されること間違いなしですよ!

<所在地: 千葉県山武郡九十九里町粟生2315-28/アクセス:千葉東金道路の東金インター~東金九十九里有料道路経由約25分>

        

【Camping GREEN】9月30日(金)


最終日は、千葉市若葉区にあります、「Camping GREEN」をご紹介します。

こちらは、なんと全てのテントが、木立の周りに設けられたウッドデッキの上に設置されていて、まるで秘密基地のような感覚で楽しめるグランピング施設。特別な空間で、木のぬくもりとすがすがしい風を感じながら、ゆっくり過ごすことができます。森の中を見渡せるデッキで楽しむバーベキューは、他ではなかなかできない体験。360度、ぐるり緑に囲まれた場所で過ごす時間は、一生の思い出になること間違いありませんね。

さらにこちらでは、隣にサバイバルゲーム場があって、夜、スタッフが運転するバギーやカートに乗り、お化け屋敷状態のジャングルでモデルガンを撃ちながら生還を目指す、「ナイトジャングルツアー」というアトラクションも、行っているそうですよ!

<所在地:千葉県千葉市若葉区小倉町1487/アクセス:京葉道路・貝塚インター~約15分>

今週は 千葉県のグランピング施設を5つご紹介しました。お出かけの際は施設にあった感染防止対策などを講じた上、安全運転でお願いします。

◆ 高齢者との事故に注意

2022/9/23 UP!

きょうは、「敬老の日」。お年寄りの長寿を祝い、感謝する日ですね。

そんなお年寄りに対しては、車を運転するときにも十分な注意が必要です。

千葉県警が公表しているデータから、千葉県内で発生した交通事故での死者数の推移を見てみると、平成30年以降、だんだん減少していることが分かります。これは、高齢者についても同じです。ただ、全死者数に占める高齢者の割合を見れば、残念ながら年々増加していて、去年は、60.3%にものぼりました。これはつまり、高齢者の死亡事故が、他の世代より多いことにほかなりません。

そこで今週は「高齢者との事故に注意」をテーマに、さまざまなポイントを紹介していきたいと思います。

【高齢者の事故で多いのは…】9月19日(月・祝)放送

ではまず、交通事故で亡くなった高齢者は、どのような状況下で、事故に遭っていたのでしょうか?

まず一番多かったのは、なんといっても「歩行中」です。特に道路の横断中に、多くの方が事故に遭っているといいます。続いて、「四輪車」、つまりクルマに乗っている時で、3番目に多いのが「自転車」の乗車中、そして4番目に「二輪車」、つまりバイクなどに乗っている時、などと続きます。

こうした事故を見てみると、高齢者ならではの原因も見えてきそうです。

明日からは、そうした事故を防ぐための注意点などを、お話していきたいと思います。

【高齢歩行者との事故防止】9月 20日(火)放送

高齢者の死亡事故は、歩行中、特に道路の横断中に多く発生しているそうです。
では、どうして道路の横断中に事故が多いんでしょうか?

その原因として考えられる点が、いくつかあります。

まず高齢の方は、個人差はありますが、おおむね次第に体力が低下して、歩くスピードが遅くなっていきます。すると青信号で道路を渡り始めても、渡っている途中で赤信号になってしまうため、事故に巻き込まれる可能性が高くなります。

また中には、視力が落ちたり、耳が遠くなったりして、接近して来るクルマに気が付きにくい人もいます。特に夕暮れ時、ヘッドライトを点けていないクルマは、気づかれにくい対象です。さらに、走ってくるクルマのスピードや距離を誤って判断して、道路を横断してしまうこともあるようです。

そこで、クルマを運転しているドライバーさんは、横断歩道がある場所はもちろんのこと、横断禁止の場所や、歩行者信号が赤の場合でも、道路を横断してくる高齢者がいるかもしれないと考え、十分気をつけて運転することが大切です。

高齢の歩行者を見つけた際には、一時停止や徐行などして、先に渡ってもらうようにしましょう。そして日頃から、早めのライト点灯を心がけ、クルマの存在を周囲に知らせるようにしてくださいね。

【道路の右側からの横断に注意】9月21日(水)


高齢者の交通事故は、「道路を横断中に多い」ということをご紹介しましたが、実はそうした事故では、あるパターンが特に目立つといいます。

それは、歩行者が左側から来たクルマにはねられることが多い、ということ。つまり、クルマの側から見れば、右側から横断してきた歩行者を跳ねてしまう、という状況です。では、どうしてそのような事故が多いのでしょうか?

まず、きのうも触れましたが、高齢者は、視力や聴力、そして体力の低下などによって、遠くのクルマを見落としたり、そのクルマとの距離を見誤ったりすることがあります。そのため、道路を渡り切れず、横断中の後半に、事故に遭ってしまうというのです。

また、クルマのドライバーさんの視点から見ると、右側から渡ってくる歩行者は、どうしても発見が遅れがちになります。特に夜間は、道路の右側はライトで十分照らされていないため、突然目の前に人が現れるような状況となり、事故につながりやすくなってしまうのです。

そこでドライバーのみなさんは、歩行者が突然道路を渡ってくるもしれない、という意識を、運転中、常に持つようにしましょう。特に夜間や早朝は、ライトで照らされていない道路右側にも意識を向けて、横断者がいないか十分注意しながら、走行してくださいね。

【高齢ドライバーが注意すべき点】9月22日(木)

近年は、高齢のドライバーさんが関わる交通事故が、大きな社会問題になっていますね。では、高齢の方が運転する場合、どんな点に気をつけなければいけないのでしょうか?今朝はその辺りを、チェックしてみたいと思います。

まずは、年齢を重ねるごとに、個人差はあっても、視力や聴力などが衰え、危険の発見が遅れがちになります。そこで、そうした発見の遅れなどに対応できる運転をしていくことが、大切です。例えば、あらかじめスピードを落とす、車間距離を十分に取る、といったことに心がけましょう。

また高齢のドライバーさんは、長年の運転経験にとらわれる傾向があります。特に走り慣れた道では、そのようです。例えば、一時停止の標識があるような交差点でも、「これまでクルマが出て来たことはなかった」と、一時停止を怠ったりしがちです。そうした意識では、突然の危険に対処することができません。「クルマが出てくるかもしれない」など、常に、危険を予測した運転を心がけてください。

そして、アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故も、高齢ドライバーの方々に多く見られます。運転中、ちょっとしたミスによってクルマが暴走したりすると、パニックに陥って、冷静な判断が出来なくなります。発進やバックをする時には、ペダルをよく確認するなど、日頃から余裕を持った運転をお願いします!

【高齢者マーク】9月23日(金・祝)


街なかを運転していると、「高齢者マーク」を付けたクルマを見かけることがありますよね。今は、四つ葉のクローバーとシニアの「S」を組み合わせたデザインの、いわゆる「四つ葉マーク」が主流になっていますが、以前は、黄色とオレンジの2色の水滴のようなデザインで、「もみじマーク」と呼ばれていました。現在、どちらのマークも使えるんですが、このマークの意味を、みなさんはちゃんとご存知でしょうか?

この「高齢者マーク」は、70歳以上の高齢のドライバーさんが、普通自動車を運転する時に表示するものです。マークの表示は「努力義務」となっていて、表示していなくても、特に罰則はありません。ただ、周囲のドライバーさんは、このマークを付けているクルマに対しては、十分注意が必要です。

というのも、危険の防止のためにやむを得ない場合を除いて、「幅寄せ」や「割り込み」などの行為を行うことが禁止されているんです。違反した場合は、普通車やバイクなら反則金6000円、大型車だと7000円で、違反点数はいずれも1点です。高齢者マークは、周囲のクルマからの危険な行為を受けないためにも効果的です。対象のドライバーさんは、積極的に表示するようにしましょう。

今週は、「高齢者との事故に注意」をテーマにご紹介しました。
ぜひチェックして、ワンダフルなドライブ、楽しんでくださいね。

◆ 秋のクルマのメンテナンス

2022/9/16 UP!

9月も中旬となりました。

まだ日差しの強さを感じる日があるものの、来週むかえるお彼岸をさかいに、ら季節は次第に「秋」へと変わっていきます。夏と冬という、暑さ寒さが顕著な季節に挟まれた「秋」。だからこそ、この時期に、オススメしておきたい点検や整備があります。

そこで今週は、「秋のおすすめメンテナンス」をテーマに、お送りしていきましょう!

【海に行ったら洗車と下回りチェック】9月 12日(月)

ところでみなさんは、この夏、海水浴に行ったり、海沿いの地域にお出かけしたりしていませんか?もしそうなら、戻ってきてからちゃんと洗車をされましたか?

鉄を含むクルマのボディは、塩が付いたままにしていると、サビが発生しやすくなります。海水を浴びたわけでなくても、海の近くを走るだけで、塩分を含んだ風や砂を浴びて、塩の影響を受けてしまうものなんです。

そこで、サビを防ぐために大切なのが、海から帰ってきたら、なるべく早く洗車をして、塩を洗い流すことです。特に、形が複雑で、サビが発生しやすいクルマの下回りは、念入りに洗うようにしてくださいね。もし、下回りのサビが心配な方は、一度、リフトのあるカーディーラーなどで、下回りの洗浄とチェックをしてもらうと安心ですよ。

クルマのサビは、一度発生すると、みるみる広がってしまいます。早めに発見して、処置しておくことが大切です!

【疲れた夏のタイヤをチェック】9月 13日(火)

今週は、「秋のおすすめメンテナンス」をテーマに、お送りしています。

ところで今年の夏は、東京都で猛暑日の歴代最多を記録するなど、とにかく暑い日が多かったですね。そんな夏の暑さによって、大きく影響を及ぼすのが、クルマを支えているタイヤです。

実は、パンクやバーストといったタイヤのトラブルが最も多いといわれている季節が、夏。その理由の一つとして考えられるのが、タイヤのゴムが、高温や紫外線に弱いことです。もともとタイヤのゴムは、時間が経つにつれて劣化します。さらに路面からの熱や紫外線によってゴムの劣化が進むと、タイヤは硬くなり表面がひび割れてくるんです。ひび割れが小さなうちは、そのまま走行していても問題ありません。しかし、大きくなったひび割れを放置していると、その部分から水やホコリが入り、タイヤの中にあるワイヤーがサビて、タイヤの内側からも劣化していくことに。そうなると、普通なら問題がないような衝撃にも耐えられなくなり、パンクやバーストが起こりやすくなってしまうんです。そのため、日差しの厳しい夏を乗り切ったあとも、劣化してしまったタイヤのままでは、安全走行に不安がありますよね。

そこで、タイヤ側面のひび割れなどが気になる場合は、ぜひ、カーディーラーなどでチェックしてもらいましょう。そして劣化がひどい場合には、なるべく早くタイヤを交換するようにしてくださいね。


【ワイパーラバーの交換】9月14日(水)

「秋のおすすめメンテナンス」をテーマにお送りしている、今週の、「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。

きのう、夏場の高熱や紫外線で、タイヤのゴムが劣化しやすいというお話をしましたね。実はクルマには、同じようにゴムで出来ていて、これからの季節、活躍してもらわないといけないパーツがあります。それが、ワイパーラバーです。

ご存知の通り、ワイパーラバーは、ガラス面に付着した雨水を払って視界をよくする働きがあります。その名前の通り、ラバー、つまりゴムで出来ていますので、やはり紫外線や熱、そして使用する時にかかる力などによって、次第に劣化していくんです。ワイパーラバーが劣化してしまうと、ウインドウをふき取る時に拭きムラが出来たり、スジが残ったりします。すると雨の中での視界が悪くなるのはもちろん、目の疲労の原因にもなるので、大変危険です。特にこれからは、秋雨のシーズン。秋雨は、梅雨よりも降水量が多いといわれるほどなので、雨への備えがとても大切です。

ということで、夏から秋へと変わる今の時期こそ、長雨や台風に備え、ワイパーラバーの交換がオススメです。交換はとても簡単なので、異常を感じたら、すぐに行うようにしましょう。どの製品を選んだらいいか分からないなど、不安な時は、お近くのカーディーラーへ、お気軽にご相談くださいね。

 
【秋の今こそバッテリーチェック】9月15日(木)


今週お送りしているテーマは、「秋のおすすめメンテナンス」です。

ところで、クルマの中で、夏の間に特に酷使され、冬になると、パワーを発揮するのに負担がかかるモノといえば、みなさんは何が思い浮かびますか・・・?先ずバッテリーをあげるという方、やっぱり多いのではないでしょうか。

夏の間、電気をたくさん消費するカーエアコン。ファンを強く回せば回すほど、バッテリーには負担がかかります。暑さが例年になく過酷だった今年の夏、みなさんも、かなり強めにカーエアコンを使われたんじゃないでしょうか?その他にも、カーナビやカーステレオなど、お出かけに欠かせない電装品はいろいろあります。それだけに夏場は、バッテリーに大きな負担を掛ける季節といえます。

一方、これから秋から冬へと移るにつれて、気温がどんどん低下していきますよね。

実はバッテリーは温度変化に弱く、特に気温が低いと、その性能を十分に発揮できなくなってしまうんです。そのため、冬場は夏に劣らず、バッテリートラブルの多い季節となっています。クルマの必需品バッテリー、厳しい夏と冬に挟まれた今の時期だからこそ、その状態をチェックしてみてはいかがでしょうか?

バッテリーの寿命は、2、3年が目安です。しばらく交換していないという方は、エンジンがかからないなんてトラブルに見舞われる前に、ぜひ確かめてみてくださいね!

【ヘッドライトのレンズのクリーニング】9月16日(金)


来週金曜日・23日は「秋分の日」ですね。その後は、秋の深まりとともに、夜の時間がだんだんと長くなってゆきます。そんなこれからの長い夜を、安全に走行するために欠かせないのがヘッドライトです。

ただ、このヘッドライトのレンズ、時間が経つにつれて、どうしても曇ったり、黄ばんだりしてしまいます。そうなると、ライトの明るさが低下して、夜間、十分な範囲を照らすことができません。その原因としては、レンズ表面に施されているコーティングが、紫外線などの影響ではがれるほか、走行中の飛び石などでレンズの表面に細かい傷がつき、そこに汚れが付着することなどが考えられます。

そこでオススメしたいのが、レンズのクリーニングです。レンズの表面を磨いて細かなキズやくすみを落とし、保護のためのコート剤を塗ることで、新車のときのようなレンズの輝きと、ライトの明るさを取り戻すことができますよ。併せて、ヘッドライトのバルブの交換もオススメです。近頃、ライトの明るさに物足りなさを感じているという方、お近くのカーディーラーでも、ご相談できます!

今週は、「秋のおすすめメンテナンス」をテーマにお送りしました。

◆ クルマのミラーに注目!

2022/9/9 UP!

クルマを運転していると、安全確認のため、いろいろなミラーのお世話になりますよね。でもみなさん、日頃、こうしたミラーをただ漫然と見ていませんか?実はそこには、安全のための様々なポイントがあるんです。そこで今週は、「ミラーに注目!」をテーマに、その注意点などを取り上げていきたいと思います。

【クルマのミラーの種類】9月 5日(月)

まず今朝は、クルマに付いているミラーです。クルマには、いくつものミラーがありますが、それらを、全部同じ鏡だと思っている方、中にはいらっしゃるかもしれませんね。それらは目的に合わせて、2種類の鏡が使われているんです。

ルームミラーには、反射面が平らな「平面鏡」が使われています。平面鏡は、普段、洗面台などで目にするものと同じで、左右は逆ですが、同じ大きさに映ります。そのため、距離感を正確につかみやすいのが特徴です。そこで、後続車との距離が分かりやすくなるよう、ルームミラーに使われています。ただし、映る範囲が限られているので、死角が生まれやすいというデメリットもあります。

一方、ドアミラーなどに使われているのが、中央が盛り上がっている「凸面鏡」です。凸面鏡は、平面鏡よりも広い範囲を映すことができるんですが、鏡の端に行くほど、形のゆがみが大きくなってしまい、正確な距離感をつかみにくくなってしまいます。でも、広い範囲で危険を発見できるため、ドアミラーなどに使われています。

みなさんも、こうしたミラーの特性を理解し、安全運転に役立てるようにしてくださいね。

       
【ミラーの合わせ方】9月 6日(火)

運転中の安全確認に欠かせない、ルームミラーやドアミラー。それだけに、きちんと角度を合わせておかないと、その効果を十分に発揮することができません。

まず、どのミラーでも、調整する時に肝心なのが、適切な運転姿勢をとることです。極端にハンドルに近づいたり、のけぞったりした姿勢では、きちんと調整することはできませんよ。

そして、ルームミラーを合わせる時は、あるポイントがあります。それは、日本車のような右ハンドルの場合は、ミラーに近い、左手で合わせることです。

というのも、右手を使ったり、両手で調整したりすると、体がシートの背もたれから離れてしまい、運転姿勢に戻った時、見え方が変わってしまうからです。もちろん、左ハンドルのクルマの場合は、右手で角度を合わせてくださいね。その上で、なるべくリアウインドウ全体が映るように調整します。

続いて、左右のドアミラーです。どちらも、ミラーの内側・4分の1ぐらいに自分のクルマのボディが映るようにし、残る4分の3に、後ろの景色が映るように合わせます。車体が映ることで、後続車との距離感がつかみやすくなるんです。

次に、上下方向ですが、路面がミラーの2分の1ぐらい映る位置に合わせましょう。あまり上に向けすぎると、車体の近くが見えなくなってしまい、反対に下に向けすぎると、後ろの様子がわかりづらくなります。

みなさん、ミラーの調整は念入りにお願いしますね!


【カーブミラーには死角がある】9月 7日(水)

見通しの悪い交差点やカーブなどに設置されている、カーブミラー。

ドライバーのみなさんは、そんな場所を走るとき、安全確認のためにきっとチェックされていると思います。ただ、そのカーブミラーが、全ての危険を映し出していると思い込むのはよくありません。

先月8日、奈良県広陵町で、こんな事故がありました。信号のない交差点を進行していたバイクと、右側から走ってきた2トントラックが出会い頭に衝突。バイクを運転していた男性は頭を強く打ち、病院へ搬送されるも、その後、死亡が確認されました。

トラック側に一時停止標識があったそうですが、運転手は、「交差点に入る手前で、カーブミラーを確認してスピードを落としたが、完全には止まっていなかった。バイクに気がつかなかった」などと話しているそうです。

この運転手が、どこまで丁寧にミラーをチェックしたかは分かりませんが、カーブミラーは、交差道路のすべてを映している訳ではありません。特にバイクや歩行者のような、車にくらべ小さな相手は、死角に入ったり、確認しにくいことがあります。

また場所によっては、カーブミラー自体の角度が、何らかの原因で変わってしまっていることもありますよね。そう考えると、カーブミラーに映っていないから安全と、安易に考えるのは、危険すぎます!カーブミラーだけを頼りにしないで、目視による安全確認も、ぜひ併せて行うようにしてくださいね。


【ミラーを見過ぎるのも要注意】9月 8日(木)


今週お送りしているテーマは、「ミラーに注目!」ですが、あまりミラーにばかり気を取られるのも良くないようです。

2019年12月27日、宮城県気仙沼市の救急車が、三陸自動車道でトラックに追突。ケガのため搬送中だった男性に付き添って救急車に同乗していた女性が、腹部などを強く打ち、死亡する事故がありました。

その後の調べで、この事故は、救急車を運転していた消防士のわき見運転が原因だったそうです。なんでも、「後ろに横たわる患者が気になって、ルームミラーで確認しながら運転していた」とのこと。前のトラックは、救急車のサイレンに気づいて左によけようとしていたそうなので、しっかり前を見て運転していれば、追突は避けられた可能性は高いでしょうね。

ただ、私たちも運転している時に、前方以外のことが気になり、ついミラーに注意が行ってしまう時があるものです。例えば、後部座席に乗せた子供が泣き出し、その様子を確かめようとしたり、後続車が車間距離を詰めて来るのが気になり、何度も後ろをチェックしたり…。ただ、そんな時に、前のクルマが減速などすれば、追突事故につながりかねません。

走行中にミラーをあまり見過ぎることも、事故の原因となってしまうこと、ドライバーの皆さんは、常に意識しておいてくださいね。


【サイドミラーの接触に注意】9月 9日(金)


運転する時には、事故防止のためにミラーの確認は欠かせません。でも、ミラーそのものが、事故の原因になってしまうということ、皆さんはご存知でしょうか?注意しなければいけないのが、サイドミラーです。

例えば、狭い道路などを通行していて、路肩にいる歩行者などに接触。ケガをさせたりするケースがあるんです。ただ、ドライバーさんの意識としては、狭い道などでは、スピードを出していないので、サイドミラーが当たったとしても、大したことはないだろうという油断があるようです。

しかしサイドミラーといえども、接触すれば、大ケガを負わせることもありますし、最悪の場合、死亡事故に至るケースもあります。それに歩行者などに接触すれば、それは交通事故ですし、転倒などした相手を放って走り去れば、立派な「ひき逃げ」ということになります。

たかがサイドミラーの接触と、決して甘く見ず、歩行者などがいる場合は十分な距離を保ち、注意して運転するようにしましょう!また対向車とすれ違うときも、ミラー同士が接触する危険性がありますので気をつけてください。

今週は、「ミラーに注目!」をテーマにお送りしました。

◆ クルマと台風

2022/9/2 UP!

まもなく9月に入りますが、夏の終わりから秋にかけては、いわゆる「台風シーズン」です。大雨や強風をもたらす台風の時は、クルマの運転や扱い方にも注意が必要です。

そこで今週は「クルマと台風」をテーマに、注意点などを取り上げていきたいと思います。

【台風の時の運転】8月29日(月)放送


大原則として、台風が接近しているような時には、なるべくクルマの運転は控えるべきです。

ただそんな時でも、運転しなければいけない場合もあるでしょう。そんな時にはまず、通常よりもクルマの速度を落として運転するのがポイントです。大雨の時には、とにかく視界が悪いですし、強風によって車体が不安定になることも考えられます。それに、落下物などにも注意しなければいけません。そこで、とっさの危険にも対応できるよう、スピードを落として走ることが大切なんです。

また、大雨で視界が悪い時には、たとえ昼間でも、ヘッドライトを点灯して、自分の存在を周囲にアピールするようにしましょう。ただその際、スモールランプでは、少し離れただけで認識しづらくなります。しっかり明るい、ヘッドライトを点けるようにしてくださいね。

そして、強風でハンドルを取られないように、両手でしっかり持つようにしましょう。ただし、最初にもいいましたが、台風の時には、不要不急の外出を控えるのが一番の安全策です。決して無理をしないようにしてくださいね!

       
【台風の時に注意したい場所】8月30日(火)

ところで、台風が接近している時に、やむを得ずクルマで外出した場合、ところで、台風が接近している時に、やむを得ずクルマで外出した場合、通行するに際して、十分な注意が必要な場所があります。

そうした場所の一つが、「海沿いの道路」です。台風が接近すると、気圧が低下し、「高潮」が起きる可能性があります。そこに強風が加わると、海沿いの道路には波風が打ち寄せ、大変危険です。特に、満潮の時間帯は注意してください。

また、「河川の側の道路」も注意が必要です。増水して氾濫危険情報などが出ている状況では、いつ・どこで、河川が氾濫し、巻き込まれるか分かりません。河川の水位情報などをチェックし、少しでも危険と感じたら、近づかないようにしましょう。

その他では、山あいの道も要注意です。山間部では、大雨や強風によって、落石が発生したり、木が倒れたりする可能性があります。特に、山あいの道はカーブが連続していて先の道路状況を見通すことができず、衝突する危険性も高まります。十分にスピードを落として、運転することが重要です。

山あいの道路ではさらに、大雨で地滑りや土石流などの土砂災害も、発生しやすくなります。やむを得ず、そういった場所を通行する場合は、ぜひ事前に、自治体などが発表している「土砂災害ハザードマップ」などで、通行する場所の危険性を確認しておきましょう。

【台風の時は高速道路も注意】8月31日(水)放送


今週は、「クルマと台風」をテーマに、さまざまな注意点をお送りしています。

きのう、台風が接近している時、通行するのに注意したい場所についてご紹介しました。しかしその他にも、注意が必要な場所があります。それが「高速道路」です。高速道路は、一般道よりもスピードが出ますよね。そのため、台風が接近している時には、一般道に比べて、いろいろな危険が伴うんです。

まずは、視界の悪さです。もちろん、雨が降っているだけでも視界は悪くなりますが、スピードの速い高速道路では、前のクルマや隣の車線のクルマが巻き上げる水しぶきで、余計に周囲が見えづらくなることがよくあります。

また、強風によってハンドルを取られることもあるでしょう。特に、高速道路に多いトンネルの出口などは、風が強く吹きやすい場所ですので、十分注意してください。風によって飛んでくる落下物にも気を付けましょう。

そして、スピードの速い高速道路では、タイヤと路面の間に水が入って、タイヤが浮いた状態になり滑ってしまう、「ハイドロプレーニング現象」も起きやすくなります。

ですから台風が接近している時にはできるだけ高速道路の利用は避けた方が無難です。もしすでに走行中で、危険を感じるような状況になった場合は、決して無理をすることなく、サービスエリアなどで、天候が落ち着くまで避難することも、検討してくださいね。


【駐車中のクルマを守るには】9月1日(木)放送

「クルマと台風」をテーマにお送りしている今週ですが、台風の接近で、クルマに危険が降りかかるのは、何も運転中だけとは限りません。自宅や自宅近くの駐車場に停めている時も、土砂災害や洪水に巻き込まれる可能性があります。そんなことにならないためには、まずは自宅や駐車場がある場所について、ハザードマップで確認しましょう。

浸水や土砂災害などの危険性が高い場所なら、台風が来る前に、安全な場所に避難させた方が安心です。安全な場所としては、例えば、高台にある駐車場や立体駐車場などがあります。ただ、いざとなって慌てて探すのは大変なので、事前にそうした場所を探しておくと、速やかに移動できますよ。

ただ、そうした駐車場では、駐車料金がかかるかもしれません。でも、クルマが水没するなどして、高額な費用がかかることを考えたら、安いもの。大切な財産であるクルマを守るための保険、と考えてみたらいいかもしれませんね。

そして台風の時には、周囲にある看板や鉢植えなどが、風に吹き飛ばされて、クルマに当たることもあります。駐車スペースの周りにある飛びやすそうな物は、あらかじめ片づけるようにしておきましょう。また、吹きっさらしの駐車場など、飛んでくるモノを防げないような場合は、クルマ用のカバーをかぶせるなど、ぶつかった時の衝撃を、できるだけ和らげるように対策しておくといいですね。

【クルマが冠水したら】9月2日(金)放送


今週お送りしているテーマは、「クルマと台風」です。

ところで、台風で洪水が発生して、クルマが水に浸かってしまったら、みなさんはどうしますか?実はその扱いには、いろいろ注意しなければいけないことがあるんです。今朝は、その辺りをチェックしてみましょう。

まず、フロア面を越えて水に浸かってしまった場合、たとえ水が引いたとしても、むやみにエンジンをかけてはいけませんよ。というのも、クルマの吸気系に、水がはいってしまっている可能性があります。そんな状態で無理にエンジンをかけると、ウォーターハンマーと呼ばれる現象によって、エンジン自体が壊れてしまう恐れがあるんです。さらに、バッテリーがつながったままだと、電気系統から漏電が発生し、火災の原因になることもあります。

そこで、水が引いた後は、バッテリーのマイナス側の端子を外しておくと安心です。そして、外したターミナルがバッテリーと接触しないように、ガムテープを巻くなどして絶縁し、固定しておきましょう。

ただし、ハイブリッドカーや電気自動車の場合、感電する可能性もありますので、むやみに触らないようにして、カーディーラーやロードサービスなどに連絡してくださいね。

今週は、「クルマと台風」をテーマにご紹介しました。台風の季節もいろいろチェックして、安全なドライブ、楽しんでくださいね!

◆ 千葉県の城

2022/8/26 UP!

最近は歴史ブームということもあって、世代や男女を問わず、お城好きの方が増えているようですね。もちろん千葉県内にも、たくさんのお城があります!

そこで今週は「千葉県の城」をテーマに、代表的なものをいくつか取り上げていきたいと思います。もしかしたら、夏休みの自由研究に役立つかもしれませんよ!

【亥鼻城(千葉城)】8月22日(月)放送

まず、きょうピックアップするのは千葉市中央区にあります「亥鼻城=いのはなじょう」通称「千葉城」です。現在は、模擬天守が建造されていて、「千葉市立郷土博物館」としてもおなじみですね。

もともとこの「亥鼻城」は、桓武天皇と血縁のある関東の名族、千葉氏の千葉常重が、1126年、上総国大椎(現在の千葉市緑区大椎町)から居城を移し本拠地とした城郭で、千葉氏発祥の地であると伝えられています。ちなみに、千葉常重は、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で、岡本信人さん演じる千葉常胤の父親に当たる人物です。

周辺には、博物館以外にも、戦国時代の土塁や空堀が残っているほか、桜の名所として知られる亥鼻公園や、茶室「いのはな亭」が整備されるなど、市民の憩いの場となっています。

そんな「亥鼻城」は、京葉道路・松ヶ丘インターからだと、3キロほどの場所にあります。

※ 亥鼻公園について詳しくはこちら

       
【大多喜城】8月23日(火)放送


今朝ピックアップするのは、大多喜町にあります「大多喜城」です。こちらは千葉県の史跡、「上総大多喜城本丸跡」に指定されていて、現在は三層四階の模擬天守が、「県立中央博物館大多喜城分館」となっています。館内には、房総の中世から近世にかかわる武器や調度品をはじめ、古文書、当時の城下町の生活に関する資料などが展示されています。

元々、この城は、戦国時代に築城され、その後、徳川四天王の一人・本多忠勝が城主となり近世城郭として整備、大多喜藩10万石の拠点となった城です。そんな大多喜城は、圏央道・市原鶴舞インターからだと、国道297号を経由して20分ほどの場所にあります。但し「県立中央博物館大多喜城分館」は、施設改修のため当面の間休館となっています。休館中は、建物への立ち入りはできませんが、敷地内への立ち入りや、敷地内からの城郭の写真撮影などはできるそうですよ。

※詳しくは大多喜町観光協会HPなどをご覧ください

≪  後CM 40秒  ≫

 
【久留里城】8月24日(水)放送

「千葉県の城」をテーマにお送りしている今週ですが、今朝ピックアップするのは、清らかな名水で知られる君津市久留里にあります、「久留里城=くるりじょう」です。

この城は、標高180メートルの山の上に本丸を置き、少しさがった所に二の丸、そして山の麓に、三の丸と外郭が設けられています。この久留里城には別名があって、“雨の城”と書いて「雨城=うじょう」と呼ばれています。どうしてそんな名前が付いているかといいますと、雨に関する言い伝えが残っているからだそうです。「城の完成後、三日に1度、21回雨が降った」とか、「この山にはよく霧がかかり、遠くから見ると雨が降っているように見えるため、城の姿が隠し覆われ、敵の攻撃を受けにくかった」ともいわれているそうですよ。

現在の天守閣は、昭和53年に鉄筋コンクリート造りで復元され、2層3階建て、高さは15メートルあります。この天守閣と二の丸跡からの眺めが素晴らしく山々に囲まれた久留里のまち並みや田園風景が楽しめ、「ちば眺望100景」にも選ばれています。

そんな「久留里城」は、圏央道の木更津東インターからだと、国道410号線などを経由して10キロほどの場所にあります。

※久留里城については君津市のHPでも紹介されています。

【佐倉城】8月25日(木)放送

今朝取り上げるのは、佐倉市の「佐倉城」です。佐倉城は、戦国時代、千葉氏によって築城が開始されたものの完成に至らず、江戸時代になって、石垣を用いない「近世城郭」として作られた城です。

その後は、江戸の東を守る要として、有力な譜代大名が城主となり、歴代城主の多くが老中など幕府の要職に就きました。なかでも、幕末期の藩主・堀田正睦は、日本を開国に導いた老中として有名です。

城の建物は、明治時代のはじめにすべて取り壊されていますが、現在は「佐倉城址公園」として整備され、多くの城郭や堀の形を見ることができ、かつての面影をよくとどめています。そんなこともあって、千葉県内で唯一「日本100名城」に選定されているんです。

また、城郭風に改築された「佐倉城址公園センター」では「佐倉城」の天守の模型や古い写真、出土品などの貴重な資料が展示されています。

そんな「佐倉城跡公園」は、東関東自動車道の佐倉インターからだと、県道65号を経由して15分ほどの場所にあります。

※佐倉城址公園について詳しくはこちらから

【館山城】8月26日(金)放送

今週お送りしているテーマは「千葉県の城」ということで、館山市のシンボルでもある、「館山城」をピックアップしたいと思います。

「館山城」は、1590年に、『南総里見八犬伝』でも知られる里見氏の八代目・里見義頼が築城。しかし1614年、義頼の孫に当たる忠義の代に、徳川幕府から突然国替えを言い渡されたため、館山城も廃城となり、堀もほとんど埋め立てられてしまったそうです。現在は、「城山公園=しろやまこうえん」として整備され、1982年・昭和57年、山頂に三層四階の模擬天守が再建されました。内部は、『南総里見八犬伝』に関する資料などを展示する「八犬伝博物館」になっています。

展望台からは、館山の市街地や館山湾が一望でき、天気がよければ遠く富士山や三浦半島も望めます。その眺めの良さから「ちば眺望100景」にも選ばれているんですよ。

そんな館山城は、富津館山道路の富浦インターからだと、国道127号線などを経由して8キロほどの場所にあります。

※館山城・城山公園について詳しくはこちらから

今週は、「千葉県の城」をテーマにご紹介しました。お出かけになる際は、基本的な感染対策をしたうえで、各施設のルールに従ってお楽しみいただけますようお願いいたします

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