ドライビングライフに役立つ情報を発信するコーナー(『AWAKE』内)。
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◆ トンネル走行のポイント

2022/6/10 UP!

ベテランドライバーさんの中にも、トンネルを走るのが苦手だと感じている方、結構いらっしゃるんじゃないでしょうか?トンネルは、その特殊な環境から、走行する時に気をつけたいポイントが、いろいろとあるんです。そこで今週は「トンネル走行のポイント」をテーマにお送りしていきたいと思います。

【トンネル走行の基本】6月6日(月)

まず今朝は、トンネルを通行する時の基本をいくつか確認しておきましょう。日中、明るい場所から薄暗いトンネルへ入ると、目が慣れるまで見えづらい状態になることがあります。そんな時には、減速した前のクルマに追突したり、車線を外れる危険性があるので、トンネルに入る際は、手前でスピードを落とし、十分な車間距離を取るようにしましょう。

そして、トンネル内を走行中は、日中でも必ずヘッドライトを点灯することが道路交通法で定められています。ヘッドライトを点灯することで、視界を確保すると同時に、周囲のクルマへ自分の存在を知らせることになりますからね。

トンネル内での追い越しは、道路交通法では原則禁止されていますが、片側2車線以上のトンネルでは、追い越していいということになっています。ただし、特に高速道路などの長いトンネルの場合、片側2車線以上でも、標識や道路標示によって追い越しを禁止しているところが少なくありません。トンネル内の追い越しは、事故にもつながりやすいため、認められている場合でも、できるだけ避けるようにしましょう。

【トンネル内の錯覚】6月7日(火)

トンネルは、その特殊な環境から、さまざまな錯覚が起こることがあって、思わぬ危険を招きかねない場所といえます。そこで今朝は、とくに注意しておきたい錯覚について、いくつかピックアップしておきましょう。

トンネルの入り口で、前のクルマが見えづらくなるというお話をしましたが、反対にトンネルの出口も要注意です。というのも、前のクルマが明るい光の中に入ることで、クルマの形が見えなくなってしまうことがあります。これを「蒸発現象」といって、中でも白やシルバーなど、明るい色のクルマほど見えづらくなるので、気をつけてください。

またトンネルの中では、壁の圧迫感などの影響で、壁から離れたいという意識が働き、目線が壁とは反対の方向、つまり隣の車線や対向車線の方に動きます。人には、目線の方向に無意識に近づこうとする「視覚吸引作用」があるので、知らないうちに、その車線に寄って行ってしまうことがあるんです。無意識とは言っても、結果的に幅寄せするような形になり大変危険です。もし隣のクルマが寄って来るような場合は、減速するなどして、並走するのを避けましょう。また自分が寄っていくのを防ぐ時は、少し前方の車道外側線を意識するなどして、まっすぐ走るよう心がけてくださいね。

そしてトンネル内では、景色がほとんど変わらないため、スピード感覚が失われ、知らないうちにかなりのスピードが出ている場合があります。こまめにメーターを確認して、スピードを出し過ぎないように気をつけましょう。

 
【トンネル内の自転車に注意】6月8日(水)

一般道のトンネルを走行する時に気をつけたいのが、自転車の存在です。

というのも、トンネル内を走行中の自転車が、後から来たクルマに追突される事故が、度々発生しているんです。その原因としては、いくつかあります。

まず何と言っても、トンネルの中は薄暗いので、自転車の発見が遅れるということが挙げられます。ただその背景としては、「トンネルの中を自転車が走っている訳はない」というドライバーの勝手な思い込みや、油断があるかもしれません。続いて大きな原因としては、トンネルは車道が狭い上に、路肩に至っては無いに等しい所も多く、自転車が、車道や車道ギリギリの場所を走らざるをえないこともあるでしょう。

さらに、トンネルの端は、水が染み出して溜まっていたり、ゴミが集まっているケースも少なくありません。そのため自転車は、転倒などの危険性もあるので、あまり左端を走行することができないという事情もあるようです。

ということで、トンネルを走行する時は、自転車がいれば、すぐそばを走るかもしれない、という意識を常に持ち、必ずライトを点灯して、早めの発見に努めましょう。そして追い抜く際は、自転車との距離を十分に確保するようにしてください。対向車などがいてそれが難しい場合は、決して無理な追い抜きをしないようにしてくださいね。

          
【トンネル火災に遭遇したら】6月9日(木)


閉ざされた空間であるトンネルは、事故などで火災が発生すると、大きな被害につながる可能性があります。そこで今朝は、トンネル火災が発生した時の対処について、取り上げてみたいと思います。

まず、トンネルに入る時、入口に信号機や情報板が設置されていれば、必ずチェックしましょう。火災が発生している時には、赤信号や「火災発生」などの文字で知らせてくれます。そんな時は、絶対にトンネル内へは入らず、入口手前でハザードランプを点灯し、道路の左端に停車しましょう。

一方、トンネルを走行中に火災が発生した時も、すぐにハザードランプを点けて、道路の端にクルマを停めます。クルマを離れる場合は、後の消火活動などの妨げにならないよう、キーはつけたままにし、ドアロックもしないようにしてください。

そして、トンネル内に50メートルごとに設置されている通報装置のボタンを押すか、200メートルおきに設置されている非常電話を使って、火災が発生したことを通報します。その上で、可能ならばトンネルに設置されている消火器などを使って初期消火に努めます。ただし、少しでも危ないと判断したら、決して無理はしないようにしてくださいね。

危険を感じたり、係員から避難を指示されたりした場合は、速やかに非常口へ向かい、避難します。その時も、何より落ち着いて行動することが大切ですよ!


【トンネルの出口では天気の変化にも注意】6月10日(金)

高速道路など、山間部にある長いトンネルでは、入口と出口で、天候が全く違っていることがあります。例えば、入口付近は晴れていたのに、出口では大雨になっている場合もあるでしょう。そんな時、トンネルの中の路面は当然乾いていますから、出口を出た途端に、急激に路面状況が変化することに注意しなければいけません。

特に、スピードを出し過ぎていると、その変化に驚いて、ハンドルを切ったり急ブレーキを掛けたりすれば、スリップにつながる可能性もあります。また、トンネルの出口付近では、強風が吹いていることがよくあります。すると、出口を出た途端、急にクルマが風に流されるケースもあるでしょう。そんな動きに驚いて、思わず急ハンドルや急ブレーキを行えば、これも事故へとつながる危険性があります。

トンネルを出る時には、天候の変化などを見極め、速度を落としたり、ハンドルをしっかり持ったりするなど、より慎重な運転を心がけてくださいね。

◆ 雨の季節のメンテナンス

2022/6/3 UP!

あさってから6月、そろそろ本格的な雨のシーズンですね。そんな雨の中を、安全に、そして快適に走行するためには、おクルマの点検や整備が欠かせません。

そこで今週は、「雨の季節のメンテナンス」をテーマに、お送りしたいと思います。

【タイヤの点検・交換】◆5月30日(月)

まず今朝は、タイヤについてです。

みなさんもご存知だと思いますが、タイヤの溝は、路面とタイヤの間にある水を排水する役割があります。そのため法律では、溝の深さが1.6ミリ以下になると、そのタイヤは使用してはいけないことになっています。溝の深さが1.6ミリになると現れるのが、スリップサイン。これは、タイヤ側面に配置された三角マークが示す延長線上にあり、溝の深さが1.6ミリ以下になると、溝が途切れるような形で現れます。

ではタイヤは、溝が1.6ミリになるまで安全に使えるかというと、決してそうではありません。というのも、溝が浅くなるにつれて、タイヤの性能はどんどん低下していってしまうからです。例えば、濡れた路面で時速80キロからブレーキをかけて停止するまでの距離を調べたテストでは、溝が8ミリある新品の状態だと、40メートルで止まれたんですが、溝が半分の4ミリに摩耗していると、なんと50メートル。さらに、残り1.6ミリになると、停止するまでに65メートルも進んだそうです。

摩耗したタイヤは、雨の季節では特に危険です。しばらくタイヤの交換をしていないという方は、ぜひこの機会に、タイヤの点検・交換をしておきましょう!

【ワイパーの交換】5月31日(火)

ところで雨の日は、どうしても視界が悪くなりますよね。そのため、安全運転にとって不可欠なのが、クリアな視界を確保すること。特に、ワイパーの役割が大きくなります。

ただしこのワイパー、金属のフレームとゴムで出来ているので、丈夫そうに見えるかもしれませんが、実はゴムの部分は、使っているうちにどんどん劣化してしまう、いわば消耗品なんです。

このワイパーラバーが劣化すると、ひび割れたり、変形したり、裂けたりと状態が悪化するため、雨粒をふき取ってもスジが残ったり、ビビリと呼ばれる異音が出たりします。そうなると雨粒を十分に拭き取れず、視界が悪くなり、さらに、眼の疲労も増大させるので大変危険です。ただワイパーラバーは、自分でも手軽に交換できますので、異常を感じたら、すぐ替えるようにしてください。

また、ワイパーラバーを支えているフレームの部分、いわゆるワイパーブレードも次第に劣化するため、使っているうちに性能が低下していきます。大きな拭きムラが出るような場合は、交換するようにしましょう。

交換の目安は、使用する頻度や環境にもよりますが、ワイパーラバーは半年から1年、ワイパーブレードは1年から2年とされています。どの製品を選んだらいいか分からないなど、不安な時は、ぜひお近くのカーディーラーへご相談くださいね。

【ガラスコート】6月1日(水)


ワイパーのメンテナンスに加えて、ウインドウの雨粒を除去し、視界を確保するのに、もうひとつ便利なモノがあります。それがガラスコートです。

ご存知の通りガラスコートは、ガラス表面にコーティング剤を塗ることで、水を弾く被膜を作り、雨粒を小さな球にして、視界を確保するものです。また、汚れや虫の死骸などが付きにくくなり、付いた場合でも落としやすくなります。そんなガラスのコーティング剤は、カー用品店などでさまざまな種類のものが市販されていて、誰でも、手軽に施工することができます。

ただ、コーティングを行う時に厄介なのが油膜の存在です。ガラスの表面に付着して、雨の日、特に夜には、明かりがにじんでギラギラと見える、やっかいな油膜。実は、この油膜が付いたままコーティング剤を塗っても、効果が半減してしまう可能性があるんです。そこで、まず油膜を取り除いてから、コーティングを行う必要があるんですが、これがなかなか手間のかかる作業。

そこでオススメなのが、カーディーラーのガラスコート・サービスを利用することです。熟練のプロスタッフが、ガラスの汚れや油膜をきれいに落としコーティングしてくれるので、効果も倍増!クリアな視界で、雨の日のドライブも快適になるはずですよ!          

【ボディコート】6月2日(木)

雨の季節で困るのは、どうしてもクルマが汚れやすいこと・・・。それに近年は、酸性雨が問題になっていますが、雨に濡れたままボディを放置していると、塗装面にダメージを受ける可能性があります。そんな汚れやダメージから、クルマを守るために便利なのが、今やすっかりお馴染みとなった、ボディコートです。

みなさんは、一口にボディコートといっても、その効果によって、大きく二つに分けられるのをご存知でしょうか?

一つは撥水タイプで、水がボディ表面をコロコロと転がり、洗車しやすく、コーティングによって汚れを取りやすいのが特徴です。もう一つが、低撥水のタイプで、水がボディ表面を薄い膜となって広がり、汚れを浮かせて流し落としてくれるというものです。

こうしたボディコート剤は、カー用品店やホームセンターなどでさまざまなものが販売されていて、
洗車に合わせて使っている人、既にたくさんいらっしゃるでしょうね!でも、忙しくてそんな時間が取れないとか、自分で全部やるのは面倒、という方もいらっしゃると思います。そういった方々に便利なのが、カーディーラーで行っているボディコートのサービスを利用することです。

長雨の季節、愛車を汚れやダメージから守りたいという皆さん、早めにボディコートしておくのが、断然オススメですよ!

【エアコンのメンテナンス】6月3日(金)

「雨の季節のメンテナンス」

雨の日、濡れたカサなどを車内に持ち込むと、湿度が高くなり、窓ガラスが曇ってしまうことがありますよね。そんな時は、カーエアコンを付けると、湿度を下げてくれて、曇りを解消することができます。でも、カーエアコンを付けたとき、同時にイヤなニオイが吹き出してきたら、快適にドライブできませんよね・・・。

そんなエアコンのニオイの原因となっているのが、エアコンの中にあるエバポレーターと呼ばれるもの。これはエアコンガスの働きで空気を冷やす装置で、とても冷たくなるので、結露しやすいんです。そのためカビやダニが繁殖しやすく、それがニオイの原因の一つとなっているといいます。

対策としては、エバポレーター表面の汚れを洗浄することで解消できます。

また、カーエアコンの効きが悪いというケースでは、クリーンエアフィルターが汚れているために、十分な空気が通過できなくなっている可能性があります。ただ、そうしたカーエアコンの内部は非常に複雑で、整備するなら、専門知識を持ったプロに任せるのが最善です。

ぜひお近くのカーディーラーなどで、点検・整備してもらって、雨の日のドライブを、安全で快適なものにしましょう!

◆ バスにまつわる注意点

2022/5/27 UP!

市民の足として欠かせない公共交通機関の一つが、バスです。

バスは大勢の人を乗せ、車体も大きいですから、その付近を走行する時には、一定の注意を払わなければいけません。そこで今週は、「バスにまつわる注意点」をテーマに、お送りしていきたいと思います。

【バスの発進を妨害しない】5月23日(月)

まずは、基本の確認です。

あなたがクルマで走行中、前方の停留所に停車していたバスがウインカーを出したとします。その時、どうしなければいけないか、もちろんご存知ですよね?

そう、停車中のバスがウインカーを出したということは、バスが発進しようとしている合図です。後続車は、スピードを落とすか停車するなどして、その発進を妨げてはいけないことになっています。ただし、急ブレーキや急ハンドルで避けなければいけないような場合は、別です。

しかし、街なかを見てみると、前のバスまで距離があるにも関わらず、その発進合図を無視して、バスを追い越そうとするクルマをよく目にします。それどころか、バスに対してクラクションを鳴らしたり、急な追い越しをしたりするドライバーも、少なからずいるようです。

発進しかけているバスを妨害すると、動き出したバスが急ブレーキをかけなければいけない事態もあるでしょう。すると車内の乗客、特に立っている人などが、転倒してケガをすることもあり、大変危険です。バスにはお年寄りを含め、たくさんの人が乗っているということを再認識して、バス優先のルールを守るようお願いします。


【停車中のバスの追い越しに注意】5月 24日(火)


今週は、「バスにまつわる注意点」をテーマに、事故防止のために気をつけたいポイントをお送りしています。

昨日バス停に停車中のバスが、ウインカーで発進の合図を出したら、妨害してはいけないというルールについてお話しました。もちろん、ウインカーが出ていなければ、追い越すことはOKですが、その際にも、十分な注意が必要です。

まず、片側一車線のケースでは、バスを追い越そうとセンターラインをはみ出した時に、対向車と接触する危険性があります。対向車の有無に注意して、クルマが接近している場合は、決して無理をしないことが大切です。その他、バスを降りた乗客が、道路を横断しようとバスの陰から車道に飛び出してくることもあります。バスの前に出る直前で、徐行や一時停止するなどして、歩行者がいないかよく確認するようにしましょう。また、歩行者が飛び出してくるのは、左側からとは限りませんよ。停留所にバスが停車していると、反対車線側の歩道からバスに乗ろうと、歩行者が急に道路を横断してくるケースもあります。そんな事態に対して気を配っておくことも、重要です。

バスはスピードが遅く、前を走られると視界がふさがれるため、停留所から発進する前に追い越しておきたいと思うドライバーさん、多いかもしれません。しかし、安易に停車中のバスを追い越すことは、危険を伴います。みなさん、十分注意するようにしてくださいね。

 

【バスレーンでのルール】5月25日(水)

ところで路線バスには、場所や時間によって、専用通行帯や優先通行帯が指定されていることがあります。そうした場所でのルール、みなさんはちゃんと覚えていますか?ということで今朝は、その辺りを改めてチェックしてみましょう。

まず、路線バスなどの「専用通行帯」と指定されている場合は、自転車などの軽車両や、原付きバイクなどを除いて、クルマは、その専用通行帯を走ってはいけません。ただし、右折や左折をするために、右端や中央、左端に寄る場合は、別です。また、工事や事故、駐車車両などでやむを得ない場合も、例外として通行していいことになっています。

では一方、路線バスなどの「優先通行帯」となっている場合はどうでしょうか?

この場合は、一般のクルマも走行することができますが、路線バスなどが近づいてきた時には、速やかにそこから出なければいけません。とはいえ、道路が混雑していると、バスが近づいてきても、スムーズにそこから出られなくなることがありますよね。そんな時は、初めからその優先通行帯を走ってはいけないことになっているんです。

もちろん、専用通行帯の時と同じく、右折や左折をする際に、道路の右端や中央、左端に寄る場合や、
工事などでやむを得ないような場合は、例外として通行が認められています。

バスの安全かつスムーズな運行のために、
こういったルール、みなさんもぜひ守るようお願いします!   


【路線バスの直前を右折しない】5月26日(木)

「バスにまつわる注意点」をテーマにお送りしている今週の「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。

今年4月25日、新潟市中央区で次のような事故が発生しました。それは、信号機のある交差点を直進していた路線バスが、対向車線から右折しようとしてきた普通乗用車との衝突を避けようと急ブレーキをかけたため、バスの乗客が転倒し、ケガを負ったというもの。事故当時、バスには乗客40人が乗っていて、このうち10代から80代の男女5人が転倒して病院に運ばれましたが、いずれも軽傷だったということです。

バスが急ブレーキをかけたほどなので、乗用車はよほどギリギリのタイミングで右折してきたのでしょう。確かに、右折待ちをしている時、対向車線の車間距離がある程度あいたので、とっさの判断から、急いで右折すれば大丈夫だろう・・・、そんな気持ちになることは、誰にだってあるかもしれません。でも、そうした強引な右折によって、直進車にブレーキを踏ませているケースが相当あるのも、また事実といえるでしょう。

こうした運転は、一般のクルマに対しても危険な行為ですが、それがバスとなると、さらに危険です。バスには、たくさんの乗客が乗っていますので、最初にお伝えしたような、大きな車内事故へとつながります。場合によっては、骨折などの重傷を負わせてしまう可能性だって、十分考えられますので、強引な運転はやめましょう。

【バスのオーバーハングに注意】5月27日(金)

「バスにまつわる注意点」がテーマの今週ですが、バスを始めとした大型車の付近を走行する時に、気をつけたいポイントがあります。それが「オーバーハング」です。

「オーバーハング」というのは、前後のタイヤの地面と接している所より、さらに前後に伸びている部分を言います。この「オーバーハング」。まっすぐ走行している時は問題ないのですが、交差点などで大きくハンドルを切って曲がる時に、切ったほうと反対側にボディが飛び出すことになります。

特に問題となるのが、はみだしの大きい後方の「リアオーバーハング」で、場合によっては、隣の車線を走っているクルマや、対向車などに接触することがあるんです。

バスの運転手さんなどは、常にこの「オーバーハング」を意識した運転をしていますが、周囲を走行するクルマも、右左折するバスに不用意に近づき過ぎないことが肝要です。

例えば、片側一車線の道路で右折待ちしているバスが右折を始めた途端に、後ろから無理矢理左側をすり抜けようとするような運転は、接触の危険性がありますので、絶対にやめましょう。

今週は、「バスにまつわる注意点」をテーマにご紹介しました。

◆ 自転車との事故に注意

2022/5/20 UP!

5月も後半へ。陽気につられ、お天気のいい日には、気ままなサイクリングなんかも気持ちいい季節ですね!そんな自転車は、コロナ禍以降、密が避けられる乗り物ということで、人気がどんどん高まっているそうですよ。

それだけに、クルマを運転するドライバーさんは、自転車との事故に、よりいっそうの注意が求められます。そこで今週は、「自転車との事故に注意」をテーマにお送りしていきたいと思います。

【自転車の動きを予測する】5月 16日(月)

自転車との事故を防ぐためには、自転車の動きを予測しながらクルマを運転することが、何より大切です。

例えば自転車は、路上に停まっているクルマや障害物を避けるために、突然道路の中央に出てくることがあります。もし漫然とクルマを運転していると、そうした急な動きには対応できません。そこで自転車の前方の状況や、乗っている人のしぐさなどにもよく目を配って、突然、進路変更をしてこないか、考えながら運転することを、日頃から心がけましょう。

また予測するのが大切なのは、見えている自転車だけではありませんよ。例えば狭い道路で、対向側にトラックが停車していたとします。その横を、何も意識せずただ通過するのは、かなり危険です。というのも、トラックの後ろから前に出ようと、自転車が道路の中央に出てくることがあるかもしれないからです。

このように、見えていなくても、自転車の存在や動きをあらかじめ想定して、慎重に運転するようにしてくださいね。

 
【5月・6月は高1の自転車事故が多い】5月 17日(火)

今週は、「自転車との事故に注意」をテーマにお送りしています。

ところで5月・6月は、中学生・高校生の中で、特に高校1年生の自転車事故が多い、ということを、みなさんはご存知だったでしょうか?これは、2015年に発生した事故のデータをもとに「自転車の安全利用促進委員会」が調査・分析し、導き出した結果です。

以前は、通学中の自転車の交通事故は、新生活が始まって慣れない道を走る生徒の増え出す4月が多い、と思われていました。ところが実際は、5月と6月が突出して多かったといいます。特に高校1年生は、高校3年生と比べると、この二か月の間におよそ2倍も多く、事故に遭っていたそうです。

なぜ5月・6月に、高校1年生の自転車事故が多いんでしょうか?まず高校生は、中学生の頃と比べると、通学路が長距離になる傾向があります。そんな長距離の通学路を、4月はまだ緊張感をもって走っていますが、5月・6月になって慣れてくると、気のゆるみから注意不足を招くうえ、危険な場所がまだよくわかっておらず、事故を起こしやすくなると考えられるそうです。

そうした自転車の事故が、特に多く発生している場所が、交通量が比較的少ない、歩道のない裏道の交差点です。こうした地点で発生する事故としては、出会い頭の事故が最も多く、中高生共におよそ9割を超えています。

そこで、クルマを運転するドライバーさんは、特にこの時期、裏道の交差点などにおいては、自転車が飛び出してくるかもしれない・・・と考えるようにし、徐行するか、一時停止するなどして、十分に安全確認するよう、さらなる徹底をお願いしますね!

       

【電動アシスト自転車に注意】5月18日(水)


「自転車との事故に注意」をテーマにお送りしている、今週の「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。

最近では、電動アシスト自転車に乗っている人、増えましたね。電動アシスト自転車は、ペダルをこぐ力を電気モーターが補助するもので、上り坂や向かい風など、大きな力が必要な場面でも、楽々とペダルをこいで進むことができます。ただし、その特徴から、乗っている本人はもちろん、クルマを運転するドライバーさんも、注意が必要です。

まず何と言っても、自転車という名前の割にはスピードが出やすいですよね。スピードが出れば、危険を感じても、止まりにくくなります。そのため交差点などで、出会い頭の事故が多く発生しているそうです。ドライバーさんも、交差点での電動アシスト自転車の飛び出しに、十分気をつけましょう。

そして電動アシスト自転車は、機種によっては30キロを超えるほど重いものもあり、子供を乗せたりすれば、自身と合わせ、全体で100キロを超える場合もあります。そのため停車中や発進時は、特に不安定になりがちです。突然、転倒する可能性もありますので、近くを通行するドライバーさんは、よく注意してくださいね。

また、片足をペダルに置いて、反対の足で地面を蹴ってから自転車に乗る、いわゆるケンケン乗りをすると、不安定な状態にもかかわらず、急にモーターの補助が発生し、急発進して転倒する危険性があります。そんな乗り方をしている人を見かけた場合も、近くを通る際は、十分に距離を保ち、注意しながら走行するようにしましょう。

【ダッチリーチ】5月19日(木)

クルマと自転車の事故といえば、運転中にだけ起こるもの、とは限りませんよ。例えば、道路脇に停めたクルマから降りる時、後ろをよく確認せずにドアを開けてしまい、走って来た自転車などと衝突する事故が、今も変わらず、多く発生しているんです。

こうしたドアを開く際の事故は、場合によって、相手に大きなケガを負わせる可能性があります。それだけに、ドアを開ける前の後方確認が欠かせません。でも、「分かってはいるけど、つい確認を忘れがち・・・」という方には、いい方法がありますよ。それが「ダッチリーチ」です。

「ダッチ」とは、英語で「オランダの」という意味ですよね。実はオランダは、世界的にも知られる自転車大国。そんな自転車に乗る人を守るために考えられたのが、この「ダッチリーチ」という、ドアの開け方です。方法は、いたって簡単。どの席に座っていても、ドアから遠い方の手を使ってドアの開け閉めをするんです。例えば日本車なら、多くは右ハンドルですから、ドライバーさんの場合は、左手でドアを開けるようにします。すると、上半身をひねることになるので、自然と後方に注意が向く、というワケです。

みなさんも、「ダッチリーチ」で後方の安全確認、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?

【自転車への追突は死亡事故につながりやすい】5月20日(金)


クルマと自転車の交通事故の中で最も多いのは、一般に出会い頭の事故ですが、特に死亡事故にかぎって見てみると、追突事故が一番多いんだそうです。

なぜ、追突事故が死亡事故につながりやすいんでしょうか?それは、後ろから接近してきている危険に、自転車は気づきにくく、よけるなどの行動がとれないまま追突されてしまうため、死亡事故へと至るケースが多い、と見られています。

また昼と比べると、夜の方が圧倒的に死亡事故になりやすいんだそうです。夜はもちろん視界が悪くなります。特に幅の狭い自転車は、見落とされることも多く、クルマ側は追突する直前まで自転車に気づかず、減速しないまま衝突して死亡事故に至ることが多いようです。

では、そんな自転車への追突事故を防ぐために、ドライバー側はどんなことに気をつけるべきでしょうか?

まず自転車の存在をいち早く発見するため、しっかり前を見て、運転に集中しましょう。自転車はどこにでもいるという意識を常に持っておくことも重要ですよ。

また夜なら、対向車などがいない場合は、ライトを上向きにして、早めの発見に努めてください。そして、前方に自転車を見つけた時は、速度をゆるめ、間隔を十分にとったうえで、追い越すようにしましょう。

今週は、「自転車との事故に注意」をテーマにお送りしました。

◆ 千葉県の道の駅

2022/5/13 UP!

地元の新鮮な農産物・魚介類などが揃い、その土地にちなんだ楽しみもいっぱいで、ドライブ中に休憩を兼ねて立ち寄れる施設と言えば・・・、そう、道の駅ですよね。

千葉県にも各所に道の駅があって、その数、今や29カ所にのぼります。そこで今週は、「千葉県の道の駅」をテーマに、特色ある道の駅を、ご紹介していきたいと思います!

【道の駅とみうら 枇杷倶楽部】5月 9日(月)

まず今朝は、南房総市にある、県内最初の道の駅、「道の駅とみうら 枇杷倶楽部」をピックアップしてみましょう。こちらの名物といえば、その名の通り「びわ」です。

道の駅がある南房総市の富浦町は、びわを皇室にも献上するなど、日本一のびわの産地なんです。施設内では、そんな特産の「房州びわ」を使った、たくさんのオリジル商品はもちろん、地元の新鮮な野菜や花も充実しています。

またカフェレストランでは、人気のびわソフトや、びわカレー、びわを使った特製オリジナルドリンクも楽しめますよ!さらに、この道の駅で人気といえば、例年5月上旬から6月下旬にかけて楽しめる、びわ狩り。ただコロナ禍や、2019年の台風の影響もまだ残っていますので、詳しくは、ホームページなどで最新の情報をご確認ください。

そんな「道の駅とみうら 枇杷倶楽部」は、富津館山道路の富浦インターからだと、5分ほどの場所にあります。そしてホームページには、南房総の名産を購入できるネットショップもありますよ。

◎道の駅とみうら 枇杷倶楽部 

千葉県南房総市富浦町青木123-1/Tel:0470-33-4611
営業時間:平日 10:00~17:00 土日祝 9:15~17:00
休館日:年中無休 (但し、レストラン等一部お休みの場合が年間数日あります)

公式HPはこちら (オンラインショップはこちら


【道の駅むつざわ つどいの郷】5月 10日(火)


今朝ピックアップするのは、睦沢町にあります「道の駅むつざわ つどいの郷」です。こちらの道の駅は、2019年にリニューアルオープンしました。

そして、こちらの道の駅で特に目を引くのが、「むつざわ温泉 つどいの湯」という温泉施設が併設されていること。実はこちら、地層のすき間に眠る、「かん水」と呼ばれる太古の海水をくみ上げ、睦沢町で生産された天然ガスで温めた天然温泉なんです。「かん水」には、体に無くてはならないミネラル、
ヨウ素が豊富に含まれているそうですよ。露天風呂や源泉かけ流しの内湯、サウナ、さらに、お食事もできる琉球畳の休憩スペースもあります。その他、ドッグランやレンタルサイクル、バーベキューなどもでき、たっぷり一日楽しめること請け合いです!

そんな「道の駅むつざわ つどいの郷」は、圏央道の市原鶴舞インター・茂原長南インターからだと、およそ20分の場所にあります。

◎むつざわスマートウェルネスタウン・道の駅・つどいの郷 
〒299-4422 千葉県長生郡睦沢町森2番1/TEL 0475-36-7400・FAX 0475-36-7280/休業日:年末年始

公式HPはこちら 


【道の駅木更津 うまくたの里】5月11日(水)

「千葉県の道の駅」がテーマの今週ですが、今朝ピックアップするのは、2017年10月にオープンした「道の駅木更津 うまくたの里」。こちらは、木更津市で初めてできた道の駅で、アクアラインからのアクセスもいい人気スポットです。

まず出迎えてくれるのが、施設の前にドーンと立っている、高さ4メートルの巨大なピーナッツのオブジェ!そんな千葉の特産・落花生をはじめ、およそ2000点の地元名産品が楽しめる、まさに食の体験型テーマパークです。

施設内には、千葉県の名産・特産を素材にした、お菓子や惣菜、珍味、地酒、乾物などがズラリ!木更津市特産のブルーベリーを使ったお菓子などもいろいろ揃っていますよ。もちろん地元の農家さんが育てた、新鮮で美味しい野菜や果物も充実しています!

また、ピーナッツをその場でペーストにできる「ピーナッツバターマシーン」もあって、ピーナッツバターを作ることができるんです。すりたてのピーナッツバターは、風味も抜群だそうですよ!

さらに、のうえんカフェレストラン「&TREE(アンドツリー)」では、木更津の海や大地の恵みを存分に味わえる野菜が主役の料理や、バウムクーヘンとフレンチトースト、そしてクレームブリュレが融合した、日本初の「ハイブリッドスイーツ」を堪能できます!

そんな「道の駅木更津 うまくたの里」があるのは、国道410号線沿いで、圏央道・木更津東インターのすぐ近く。オンラインショップも充実していますよ!

◎道の駅木更津 うまくたの里 http://chiba-kisarazu.com/

〒292-0205 千葉県木更津市下郡1369-1  / TEL:0438-53-7155  
営業時間:9:00~17:00(年中無休)

公式HPはこちら (オンラインショップはこちら

【道の駅 発酵の里こうざき】5月12日(木)

今朝ピックアップするのは、2015年4月にオープンした「道の駅 発酵の里こうざき」です。

場所は、千葉県の北部に位置する、香取郡神崎町。昔からお酒や味噌、醤油づくりなどが盛んで、最近では「発酵の里」としてまちづくりなどを行っています。もちろん、こちらの道の駅でも、いろいろな発酵食品が販売されていますよ。

例えば「発酵市場」というショップでは、お酒や味噌、醤油、酢、漬け物、チーズ、さらにはコスメなどなど、地元の発酵食品はもちろん、全国から厳選された発酵製品が取り揃えられています。そして「カフェ・アンド・レストラン・オリゼ」では、「醤油麹」を使った焼き鳥の定食や、「塩麹」の大根おろしで食べるとんかつ定食など、発酵食品や新鮮野菜を使った料理が楽しめます。さらに喫茶店でも、地元の味噌を使った「みそ豚まん」や、「甘酒」と「こうじ」をこしあんと合わせた「甘酒糀あんまん」、さらに「ひしほ」という、甘みのあるもろみ味噌をソースにした「神崎ピッツァ」など、発酵食品の美味しさを存分に楽しめるメニューが揃っています。

そんな「道の駅 発酵の里こうざき」は、圏央道の神崎インターからすぐの場所にあります。

◎道の駅 発酵の里こうざき https://www.hakkounosato.com/

千葉県香取郡神崎町松崎855 /TEL:0478-70-1711 TEL:0478-70-1616

営業時間 新鮮市場&発酵市場:9:00-18:00 レストラン オリゼ:10:00-16:00 

     はっこう茶房:9:00-17:00

公式HPはこちら (オンラインショップはこちら

【道の駅 保田小学校】5月13日(金)


今週のテーマは、「千葉県の道の駅」。ラストにピックアップする場所は、2015年12月、鋸南町にオープンした「道の駅 保田小学校」です。

「え、小学校!?」と思った方、いらっしゃいませんか?
実はここ、2014年に廃校になった「旧・保田小学校」の雰囲気を残しつつリノベーションされた
道の駅なんです。そのためいたるところに、学校らしさがいっぱいです!例えば体育館は、「きょなん楽市」という大きなマルシェになっていて、お花や、水産加工品、農作物、そして伝統工芸品など、さまざまな地元産品が揃っています。

そして飲食店は、教室を活用。例えば旧校舎棟1階にある「里山食堂」は、懐かしの給食が食べられるというのがコンセプト。また地元の名店の味が楽しめる中国料理店は、その名も「3年B組」。

さらには、教室でノスタルジックな雰囲気の中、宿泊体験できる「学びの宿」も備えています。

そんな「道の駅 保田小学校」は、富津館山道路の鋸南保田インターからすぐで、オンラインショップも用意されていますよ!

◎都市交流施設・道の駅 保田小学校 

住所:〒299-1902 千葉県安房郡鋸南町保田724/TEL:0470-29-5530(ゴーゴーサト)
営業時間:9:00~17:00 (年中無休)

公式HPはこちら (オンラインショップはこちら

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今週は、「千葉県の道の駅」をテーマにご紹介しました。
営業時間など最新の情報はお電話やホームページでご確認ください。

また混雑していそうな時間は避け人との距離を確保するなど、お出かけの際の感染症対策は引き続きしっかりお願いします。

◆ 高速道路でもしもの時

2022/5/6 UP!

時速100キロものスピードで多くのクルマが行きかう高速道路。

それだけに、万一トラブルがあった時、大きな事故へとつながる可能性があります。

そこで、ゴールデンウィーク真っ只中の今週は、「高速道路でもしものとき」をテーマに、トラブルの対処法について、お話したいと思います。

【ETCの開閉バーが開かなかったら】5月2日(月)


まず、高速道路ではETCを利用しているという方、今や多いでしょうね。とっても便利なETCですが、みなさんは、ETCレーンに入れば、開閉バーが必ず開くものと思い込んでいませんか?

しかし実際には、何らかの理由で、開閉バーが開かないこともあるんです。そんな時、みなさんならどうしますか?ここで一番やってはいけないのが、そのままバックして他のレーンに移ろうとすることです。バックするというのは、いわば逆走しているのと同じこと。後続車が来ていれば、追突される危険性があるので、絶対にしてはいけませんよ。もし開閉バーが開かなかったら、停車してハザードランプを点灯し、異常があったことを後続車に知らせます。そしてレーンに取り付けてあるインターフォンや呼び出しブザーで係員に連絡し、その指示に従うようにしてください。

ちなみに、開閉バーが開かない原因で多いのは、ETCカードの挿し忘れや、期限切れだそうです。お出かけ前には、必ずチェックするようにしてくださいね。そして、開閉バーが開かなくてもすぐ停まれるよう、ETCレーンでは、時速20キロ以下で走行するのがルールです。事故を防ぐためにも、必ず守ってくださいね!

【高速道路上での事故や故障】5月 3日(火・祝)


「高速道路でもしものとき」をテーマに、今週はお送りしています。

ところで高速道路上では、駐停車が禁止されていることは、みなさんもご存知だと思います。ただ、事故や故障で、やむを得ず停車しなければいけなくなったような場合、安全のためにいくつか守るべきポイントがあります。今朝は、その辺りをチェックしておきましょう。

まず、トラブルが発生したらハザードランプを点灯し、路肩のできるだけ左に寄せてクルマを停めます。そして同乗者がいる場合は、速やかにクルマから降ろし、ガードレールの外側へ避難させましょう。続いて、ドライバーさんは、走行車両に十分注意しながら、クルマの50メートル以上後方に、三角表示板や発炎筒を設置して、後続車にクルマが停車していることを知らせます。ただ、事故などで燃料が漏れている場合は、引火する可能性がありますので、発炎筒の使用は避けてください。

ここまで済めば、ドライバーさんもガードレールの外側へ避難します。その際、もしもクルマが後続車に追突された場合、その事故に巻き込まれる可能性があるので、クルマより後方へ避難することがポイントですよ。

そして、1キロおきに設置されている非常電話や、道路緊急ダイヤル「#9910」などで道路管理者に通報し、レッカーなどを依頼します。ただ、自身や同乗者の身の安全を第一に考え、慌てることなく、くれぐれも落ち着いて対応するようにしてくださいね。

【目的のICを通り過ぎたら】5月 4日(水・祝)

「高速道路でもしものとき」をテーマにお送りしている、今週の「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。

高速道路でつい目的のインターチェンジを通り過ぎてしまったり、行き先を間違えてしまったりした経験、みなさんはありませんか? しかし、そんなミスに気づいても、Uターンや、バックしたりするのは、逆走となります!危険ですので、絶対にしてはいけません!

では、諦めて高速道路を降りるしかないのでしょうか?実はそんな時、降りることなく、ちゃんと元に戻れる方法があるんです。それは「特別転回」と呼ばれるもの。

方法は、まず次のインターチェンジで出口料金所へと向かいます。ただしこの際、ETCレーンではなく、一般レーンを使い、クルマを停めてスタッフに事情を話してください。すると、再び高速道路に戻るためのルートを誘導してくれますので、その指示に従いましょう。

その時、現金支払いの場合は、通行券にスタンプを押してくれ、ETCの場合は、カードを抜いて料金所を一旦通過するなどして、反対側車線に入り直すことになります。気になる通行料金は、高速道路に乗ったインターチェンジから、目的のインターチェンジまでの分となります。間違えて通行した分の料金は、支払う必要はありません。

そんなありがたい特別転回の措置ですが、インターチェンジの構造や道路状況によって、受けられないケースもあるそうなので、その点はご了承くださいね!

 

【逆走車対策】5月 5日(木・祝)

今週は、「高速道路でもしものとき」をテーマに、さまざまなシチュエーションについて、その対策をお送りしています。

高速道路上で、大きな事故につながりかねないのが、今週も何度かキーワードとして登場している、「逆走」です。

高速道路上で逆走が発生したという情報が入ると、電光掲示板やハイウェイラジオなどで、各ドライバーにその情報が知らされます。では高速道路を走行中に、そんな情報を確認した場合、私たちは、どういった運転をしたらいいのでしょうか?

まず、速度を落とすことが大切です。スピードが速いと、逆走車に遭遇した際、よけきれない可能性があるだけでなく、衝突した時の衝撃も大きくなりますからね。その上で、車間距離を十分取るようにしてください。車間距離が長い方が、前方から接近してくる逆走車を見つけやすくなります。

また逆走車は、自分は正しい車線を走っているつもりで、追い越し車線側を逆走してくることが多いといいます。そのため、左側の走行車線を走るようにしましょう。

反対に、もしあなたが知らずに逆走してしまい、そのことに気づいた場合は、対向車に注意しながら路肩など安全な場所へ停車してください。そしてハザードランプを点灯し、ガードレールの外など、安全な場所に避難します。この時、クルマの向きは、そのままで構いません。


あとは速やかに、110番や非常電話などで通報してくださいね。

【ドライブ中に体調が悪くなったら】5月  6日(金)


今週のテーマは、「高速道路でもしものとき」です。

ところで、高速道路をドライブ中、もし体調が悪くなったら、一体どうしたらいいのでしょうか?

高速道路の本線上で駐停車することは、例え路肩であっても、追突される恐れがあり、とても危険です。また、無理して運転を続けて、運転中に意識を失うようなことがあれば、他のクルマを巻き込む重大な事故になりかねません。

そこで体調が悪くなった時には、最寄りのサービスエリアに立ち寄り、インフォメーションにいるエリア・コンシェルジュや、近くにいるスタッフに相談してみましょう。サービスエリアの中には、体調の優れない人のための救護室を設けているところがあります。ただ、医師が常駐している訳ではないので、診察や、薬を提供してもらうことは出来ませんが、近くの病院を紹介してくれたり、救急車の手配をしてもらったりすることは出来るそうですよ。

高速道路上に限ったことではありませんが、「ちょっと体調が悪いかも・・・」と感じる程度でも、決して無理に運転せず、サービスエリアで休憩するなど、早めに体調を確認することが、何より肝心ですよ。今週は、「高速道路でもしものとき」をテーマにお送りしました。

◆ 高速道路のマナー

2022/4/29 UP!

今週金曜日の「昭和の日」から、ゴールデンウィークがスタートしますね。コロナ禍のもとでのゴールデンウィークは、今年で3回目。安心して行楽を満喫・・・という訳には、まだいきませんが、せっかくの長いお休み、感染対策を万全にして、高速道路でお出かけを予定されている方、いらっしゃるでしょう。そこで今週は、「高速道路のマナー」をテーマに、安全で快適に高速道路を走行するための、いくつかのポイントをご紹介していきたいと思います。

【高速道路ではキープレフト】4月25日(月)

初日のきょうは、走行車線についてです。

みなさんは、前のクルマを追い越したあとに、そのまま追い越し車線を走り続けたりしていませんか?高速道路では、追い越しをする場合を除いて、左側の走行車線を走るのがルールです。走行車線にクルマがいないにも関わらず、追い越し車線を走り続けることは、道路交通法違反なんです。前のクルマを追い越したら、スムーズに走行車線へ戻るようにしましょう。

そして残念なのが、追い越し車線を猛スピードで走行しながら、次々と追い越しを続けるクルマの存在です。追い越し車線を走っていても、当然、スピードオーバーをして良い訳ではありません。ましてや、前を走るクルマに対して、「車線を譲れ!」といわんばかりにパッシングなどして煽る行為は、マナー以前の問題で、明らかな交通ルール違反です。高速道路での安全でスムーズな通行のために、キープレフトで、節度をもった運転を心がけましょう!

≪  後CM 40秒  ≫

【SA・PAでの駐停車のマナー】4月 26日(火)

「高速道路のマナー」をテーマにお送りしている、今週の「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。

高速道路で遠出をする時は、休憩や食事などで、サービスエリアやパーキングエリアを利用される機会、皆さんも多いんじゃないでしょうか。ただ、そんな高速道での各種エリアを利用する際にも、ぜひ守りたいマナーがあります。

まず基本的な大前提として、駐停車は、必ず決められた場所にするということです。サービスエリアやパーキングエリアには、「普通車」「大型車」「二輪車」「バス」など、車種によって駐車スペースが決められています。案内表示に従って、決められた場所に正しく駐車するようにしてください。特に、「障がい者用」とされている駐車スペースは、車いすを利用している方や、視覚・聴覚など障がいのある方、さらにケガをしている方、妊娠中の方、高齢の方などが利用するためのスペースです。一般に、こういったスペースはトイレや店から近い場所に設けられていることもあるせいか、対象以外の方が、勝手に利用しているのを見かけることがあります。本当に必要としている方のために、こうした駐車スペースは、必ず空けておくようにしてください。

その他、本線との合流部付近の加速・減速レーンなどに駐車しているクルマを見かけることもありますが、追突される可能性があって大変危険です。サービスエリアやパーキングエリアでは、ぜひ決められた場所にクルマを停めるよう、お願いします!

【ファスナー合流はズルイ?】4月 27日(水)


今週は、「高速道路のマナー」をテーマにお送りしています。

ところで、渋滞した高速道路の本線へ、インターチェンジやサービスエリアなどから合流する時、うまく合流できず苦労した経験、皆さんはありませんか?そんな時、スムーズに合流でき、しかも渋滞を緩和する効果もあるとされている合流マナーがあります。それが「ジッパー法」です。これは、加速レーンの先頭まで走り、そこから1台ずつ交互に本線へと合流していく方法です。その様子が、ジッパーを閉じる様子に似ているため、「ジッパー法」または「ファスナー法」などと呼ばれています。

この方法のどんなところがいいかといいますと、実は、加速レーンのあちこちで合流するクルマがあると、本線を走る何台ものクルマにブレーキを踏ませることになり、事故の危険性が高まるほか、渋滞を悪化させる可能性があるんです。そこで、加速レーンの先端でのみ合流することで、本線のスムーズな流れをキープしたまま安全に合流することができるというワケです。この「ジッパー法」、実は3年ほど前、「名古屋高速」が公式に推奨したことで話題になったんですが、その後、あまり広く定着したとは言えませんね。そこには、渋滞している本線を尻目に、加速レーンの先頭まで走っていってしまうのはズルイのでは?という心理が働いていることもあるようです。

しかし、先ほども説明した通り、「ジッパー法」は、スムーズで安全な合流ができて、しかも渋滞を悪化させない方法です。勇気を出して、ぜひみなさんも実践してみてください!

         

【渋滞後方ではハザードランプ】4月 28日(木)


今週お送りしているテーマは、「高速道路のマナー」です。

ところで高速道路では、大型連休や行楽シーズンなどに限らず、渋滞がひんぱんに発生します。みなさんは、そんな高速道を走っていて、前方に渋滞を見つけた時、
どのようにしてその車列に付きますか?

そのまま最後尾につく、という方もいらっしゃるでしょうが、実は、渋滞があったからといって、急に速度を落としたり停車したりするのは、意外と危険なことなんです。例えば、居眠り運転や脇見運転によって、渋滞の最後尾にいたクルマが追突される事故が、よく発生しています。

そのため渋滞の最後尾に付く場合は、前もってハザードランプを点灯させ、後続車にこれから速度を落とすことを知らせるのがマナーです。ただそれでも、追突される危険性がゼロになる訳ではありません。そこでポイントは、最後尾にならない、ということです。

では、どのようにすれば、最後尾になるのを避けることができるのでしょうか?その方法としては、まず前方に渋滞が見えたら、ハザードランプを点けてアクセルをゆるめ、減速を開始、そしてゆっくりと渋滞に近づいていきます。するとその間に、後ろへ2、3台クルマが連なっている状態になれば、自分が最後尾にはなりませんよね。

ただ必ずしも、後続車が連なってくれるとは限りません。やむを得ず、車列の一番後ろにつく場合には、もし追突されても、後続車と前のクルマに挟まれないよう、車間距離を十分に開けておくようにしましょう。


【その他のマナー】4月  29日(金祝)

今週は、「高速道路のマナー」をテーマにポイントをいくつかご紹介していますが、気をつけたい点は、まだまだあります。

例えば運転中、あまりスピードが変化するのはよくありません。特に、上り坂に差し掛かる所では、気が付かないうちにスピードが落ちがちです。すると後続車の車間距離が縮まって、ブレーキの連鎖から渋滞が発生してしまうことがあるんです。
そこで、道路脇に設置された坂道の標識などを見逃さず、時々、速度計もチェックしながら、スピードを一定に保つよう心がけましょう。

そして、スピードが出る高速道路では、車間距離をしっかり取ることが大切です。車間距離が十分でないと、前のクルマが急ブレーキをかけた場合など、追突してしまう危険性があります。

もちろん、前を走るクルマに対して、意図的に車間距離を詰めた「あおり運転」は、重大な交通事故へつながる悪質で危険な行為です。ハンドルを握ったら、思いやり、譲り合いの気持ちを忘れずに運転することが、何よりも肝要ではないでしょうか。ということで高速道路では、交通ルールに従うことはもちろん、マナーを守って、楽しく快適なドライブを心がけてくださいね。

◆  クルマの見えない所をキレイに

2022/4/22 UP!

日々の快適な暮らしのためには、身の周りを常にキレイにしておくことって、大切ですよね。

それは、クルマでも同じこと。ボディや車内がキレイだと、ドライブしていても気持ちがいいものです!ただクルマの場合は、表面から見えない部分も重要。そうした場所に汚れが溜まると、思わぬ不調に見舞われることがあるんです。


そこで今週は「クルマの見えない所をキレイに」をテーマに、メンテナンスのポイントをピックアップしたいと思います。

【エンジンオイルをきれいに】4月18日(月)

初日は、エンジンオイルについてです。

みなさんご存知の通り、エンジン内部の潤滑などを行うエンジンオイルは、エンジンをスムーズに回転させるために欠かせません。しかし、使い続けていると、オイルそのものがどうしても劣化しますし、ススや金属粉などで汚れていきます。そうなると、エンジンの性能を十分発揮できません。

そこで大切なのが、エンジンオイルの交換です。定期的に交換することによって、燃費向上やエコドライブにもつながりますよ。

交換の目安は、車種や使用状況、カーメーカーなどで異なりますが、トヨタによれば、ターボ車を除く一般のガソリン車なら、1万5000キロ走行または1年までが交換の目安になります。しばらくエンジンオイルの交換をしていないという方は、この機会にぜひ、お近くのカーディーラーなどで、点検・交換をしておきましょう!


【オイルフィルターの交換】4月 19日(火)

きのう、エンジンオイルの定期的な交換についてお話しましたが、その際に、ぜひ一緒に交換しておきたいものがあります。

それが、オイルフィルターです。

オイルフィルターとは、エンジンオイルをろ過し、オイルに含まれる、金属粉やススなどの汚れを取り除くためのもの。しかし、そのまま使い続けていると、そうした汚れがフィルターに溜まってしまい、目詰まりをおこしてしまうんです。

そうなると、オイルに含まれる汚れを取り除くことができなくなり、次第にそれがエンジン内部へ蓄積していくことになります。そんな状態を放置すると、最終的には、エンジンに重大な損傷を与える恐れがあるんです。

それを防ぐためには、エンジンオイル同様、オイルフィルターも定期的な交換が欠かせません。オイルフィルターの交換時期は、ターボ車を除く一般のガリン車の場合、1万5000キロ走行ごとが目安です。ただ多くの場合は、エンジンオイルの交換の際に、一緒に交換するケースが多いと思います。

みなさんも、エンジンオイルだけでなく、オイルフィルターの交換も、どうぞお忘れなく!

【エンジン内部の汚れ】4月 20日(水)


今週は、「クルマの見えない所をきれいに」をテーマに、お送りしています。

ところで、クルマのボディなどは、ワックスをかけたり洗車したりして、いつもキレイにしているという方、たくさんいらっしゃることでしょう。でも、そんな皆さんは、エンジンの中の汚れについて、考えたことがありますか?

普段エンジンの中は見えていませんが、実はエンジンオイルがヘドロ状になった「スラッジ」と呼ばれる汚れや、「ワニス」という金属表面にできる油膜状の汚れなどが、しっかり付着しているんです。こうした汚れが溜まっていくと、エンジンにパワー不足を感じたり、燃費が悪くなったり、そしてエンジン音がうるさくなったりと、運転中にさまざまな症状となって表れてきます。

そんな困った汚れを落とすのが、「エンジンフラッシング」です。

方法はいくつかあるんですが、その一つが、専用の洗浄剤を使う方法。これは、エンジンオイルを交換する前に、洗浄剤をオイルに入れて、しばらくそのまま運転します。するとエンジン内部の汚れが落ちて、オイルを交換することでキレイになる、という訳なんです。エンジンオイルの種類やグレードを変える時も、一度このエンジンフラッシングを行って内部をキレイにしてからの方が、新しいオイルの性能をより発揮できるそうですよ。

エンジンフラッシングをご希望の方は、ぜひお近くのカーディーラーなどへ、お問い合わせくださいね!

      
【エンジン燃焼室の汚れ】4月 21日(木)


今週お送りしているテーマは、「クルマの見えない所をきれいに」です。

きのうは、エンジン内部に付く「スラッジ」や「ワニス」と呼ばれる汚れを落とす、「エンジンフラッシング」についてお話ししました。ただ、エンジンの中に付く汚れは、それだけじゃないんです。

燃料を空気と混ぜて燃焼させるいわゆる「燃焼室」の中にも、カーボン、つまりススなどの汚れが付くんです。この燃焼室内についた汚れも、溜まってくると、いろいろな症状が表れます。

例えば、エンジンの始動性が悪くなったり、アイドリングが不安定になったり・・・。さらに、燃費が悪化したと感じるほか、エンジンの振動が気になる場合もあるようです。そんな燃焼室内の汚れは、専用のクリーナーを使うことで落とすことができます。

クリーナーにはいくつかのタイプがありますが、その一つが、燃料タンクに注入するもの。燃料タンクに入れると、洗浄成分が燃料に配合されます。それが燃焼室に付着したカーボンなどを浮きあがらせ、完全燃焼して取り除くという仕組みです。その結果、エンジンの回転がスムーズになり、燃費の向上やエンジンパワーの回復、また、排気ガスのクリーン化といった効果も得られるそうです。

最近、エンジンの不調を感じているという方は、ひょっとしたら、燃焼室の汚れが原因かもしれませんよ?

【エアクリーナーエレメントの汚れ】4月  22日(金)


今週は、「クルマの見えない所をきれいに」をテーマにご紹介しています。

ここ2年ほどのコロナ禍で、みなさんも、すっかりマスク生活に慣れたと思いますが、実はクルマのエンジンにも、マスクに当たるパーツがあるのをご存知だったでしょうか? それが「エアクリーナーエレメント」です。

エンジンは、外から空気を取り入れて、その空気と燃料を合わせて燃焼させています。しかしその空気が汚れていると、燃焼効率が悪くなって、エンジンの性能を発揮できなくなってしまうんです。そこで、空気中のゴミやチリを取り除いているのが、「エアクリーナーエレメント」です。しかしフィルターですから、使っているうちに、汚れなどでどうしても目詰まりしてきます。すると十分な空気が取り込めなくなり、エンジン性能の低下や、燃費悪化の原因になったりします。

そこで欠かせないのが、エアクリーナーエレメントの交換です。交換時期は、おクルマの乗り方によっても変わってきますが、だいたい5万キロごとが目安となっています。

エアクリーナーエレメントの汚れが気になるという方は、お近くのカーディーラーなどでご相談ください。今週のテーマは、「クルマの見えない所をきれいに」でした。ぜひチェックして、キレイなおクルマでのワンダフルドライブ、どうぞ楽しんでくださいね!

◆ 今こそエコドライブ

2022/4/15 UP!

昨今の原油高によって、ガソリン価格が非常に高い状態が続いていますね。

さらに、SDGsに対する地球規模での取り組みなど、環境保護への機運も急速に高まっています。

そんな中で、ドライバーさんが率先してできることと言えば、やっぱり燃料消費を抑えたエコドライブを、常に心がけることではないでしょうか?

そこで今週は、「今こそエコドライブ」をテーマに、さまざまなポイントを、取り上げていきたいと思います。

【日頃からのメンテナンス】4月11日(月)

初日の今朝は、日頃からのメンテナンスの大切さです。

実はクルマの整備がちゃんと出来ていないと、どんなに丁寧なエコドライブを心がけていても、その効果は半減してしまうんです。例えば、タイヤの空気圧が低くなっていると、転がり抵抗が増えて、燃費が悪くなってしまいます。月に一度は点検して、適正な空気圧をキープすることが肝要です。

そしてエンジンオイルも、長年交換しないまま使い続けるのはよくありません。というのも、劣化した状態では、潤滑性能が低下するため、エンジン内部での摩擦抵抗が増え、結果的に無駄なエネルギーを使うことになるんです。また、エンジンに送る空気が通過するエアクリーナーエレメントが汚れていると、吸気効率が下がって、燃費が悪化する原因となります。こちらも、定期的な交換は欠かせません。

こうした点検や交換は、個人ではなかなか大変です。気になる方は、ぜひお近くのカーディーラーなどへご相談くださいね。

【お得な発進・停止】4月 12日(火)

ところでみなさんは、クルマの運転において、一番多く燃料が消費されるのは、どんな時だと思いますか?「もちろん走行中でしょ」と思った方、多いかもしれませんが、実は、発進する時なんだそうです。

学校の理科の授業で、「慣性の法則」というのを習ったと思います。止まっているものを動かすには、それなりに大きな力を必要としますが、ただし、いったん動き出してしまえば、比較的小さな力でも、移動することができます。これは、クルマでも同じこと。そのため、発進時のアクセルの使い方が大切なんです。

ポイントは、いきなりガバッと踏み込まないこと。オートマチック車の場合では、まずブレーキから足を離して、自然に前へ進むクリープ現象を利用し、発進します。そして、徐々にアクセルを踏み込んでいきましょう。時速20キロぐらいまで加速すれば、多少アクセルを踏み込んでも大丈夫です。あとは周囲の流れにあわせて、速度を調整します。

では、反対に赤信号などで停車する時は、どのようにするのがいいのでしょうか?一番ムダなのは、すぐに停止しなければいけないことが分かっているのに、ギリギリまでアクセルを踏んでいることです。そこで、前方が赤信号だと気づいたら、早めにアクセルから足を離し、エンジンブレーキを効かせながら惰性で進みます。そして停止線まで、フットブレーキを併用し減速していきましょう。

こうして、ゆとりのある運転をすることは、交通事故の防止にも、間違いなくつながるはずですよ。

【走行時のエコドライブのポイント】4月13日(水)


きのうは、発進や停止する際のポイントについてお話しましたが、今朝は、走行している時のエコドライブのポイントを、いくつか取り上げたいと思います。

走行している時に、燃料の使用を抑えるためには、無駄な加速や減速をせず、スムーズなドライブを心がけることが、やはり何といっても大切です。そのためにポイントとなるのが、十分な車間距離を取ること。というのも、車間距離が短い場合、前のクルマが少しでもブレーキを踏むと、追突の危険性を感じて、自分も減速しなければいけなくなります。そして前のクルマが加速すれば、慌てて追いかけるように、再びアクセルを踏んで加速する・・・。こうした状態を繰り返すのは、いたずらに燃費を悪化するだけです。その点、適正な車間距離があれば、前のクルマが少し減速したとしても、その分を車間距離で吸収することができるので、いちいち反応することなく、スムーズな運転を続けることができることでしょう。

ただ、上り坂を走行する時には、アクセルを一定に踏んでいるだけだと、だんだんスピードが落ちてきます。しかし、そうなってからスピードを回復しようとアクセルを踏み込むと、抵抗が大きいため、燃費が大幅に悪化してしまいます。そこで上り坂では、スピードが落ち始める前にアクセルを踏み足して、速度を一定に保つよう心がけてくださいね。

       

【運転以外のエコドライブのポイント】4月 14日(木)

火曜日・水曜日と、運転する時のエコドライブのポイントをご紹介してきましたが、実は運転以外にも、燃費をよくするポイントが様々にあるんです。今朝はその辺りを、チェックしてみましょう。

まずみなさんは、おクルマのラゲッジスペースなどに、無駄な荷物を積んだままにしていませんか?クルマは、車体が重くなるほど、その分燃費が悪くなってしまいます。ずっと分かってはいるんだけど、なんか面倒で・・・という方、分かっているなら、不要な荷物はさっさと降ろして、出発するようにしましょうね。

そして空気の抵抗も、燃費に影響します。例えば、窓を開けると、気流の流れが乱れて空気抵抗が増え、燃費が悪くなってしまうんです。また屋根の上に、ボックス型のルーフキャリアを1年中取り付けているクルマをよく見かけますが、これも大きな空気抵抗になります。必要ない時は、取り外すようにしましょうね。

またお出かけの時に、途中で道に迷ってしまうのも、燃料の無駄遣いにつながります。「急がない、迷わない」は、エコドライブの基本です。お出かけ前に、カーナビや地図でルートをしっかり確認して、ゆとりある運転を心がけましょう。

夏へ向かう、これからの季節、気温がだんだんと高くなっていきます。カーエアコンを使う頻度も増えるでしょうが、車内の過度な冷やし過ぎには、くれぐれもご注意くださいね。

【エコドライブは安全運転】4月 15日(金)


最近のガソリン価格の高騰や、環境意識の高まりを受けて、今週は、「今こそエコドライブ」をテーマに、さまざまなポイントをご紹介しています。

ところできのう、空気抵抗も燃費に影響を与えるというお話をしました。では、走行速度が2倍になると、空気抵抗はどのぐらい大きくなるか、みなさんご存知ですか?実は、空気抵抗は速度の2乗に比例します。

つまり、時速50キロで走行している時に比べて、2倍の時速100キロになると、空気抵抗はその2乗、つまり4倍となる訳です。ということで、高速道路で燃費を改善しようと思えば、スピードを抑えるのが、まずは有効な方法です。例えば、時速100キロ制限の高速道路なら、80キロ程度で走れば、かなり燃費を抑えられることになります。

このようにエコドライブは、燃費や環境への悪影響を抑えられるだけでなく、交通安全のためにも大いに効果的です!十分な車間距離をあける、急発進をしない、停止する時は早めにアクセルから足を離してブレーキに備えるなど、どれも安全運転につながることばかりです。みなさんも、日頃からエコドライブに積極的に取り組んで、ゆとりある運転を心がけてくださいね!

今週は、「今こそエコドライブ」をテーマにお送りしました。
ぜひお出かけ前にチェックして、地球にもやさしいワンダフルドライブ、どうぞ楽しんでくださいね!

◆ 歩行者を守る運転

2022/4/8 UP!

4月6日(水)から15日(金)までの十日間、「春の全国交通安全運動」が実施され、その重点項目の一番に挙げられているのが、「子供を始めとする歩行者の安全確保」です。

そこで今週は、「歩行者を守る運転」をテーマに、さまざまなポイントをお伝えしていきたいと思います。

【信号機のない横断歩道は歩行者優先】4月4日(月)放送

ところで運転中、前方で信号機のない横断歩道を、歩行者が渡ろうとしているのを見かけた場合どうするべきか、ドライバーの方なら、もうご存知のはずですよね。そう、横断歩道の手前で停止し、歩行者や自転車の通行を妨げてはいけない、というのが道路交通法上のルールです。ただ、このルールを守れていない人、結構多いんです。

去年8月、JAF・日本自動車連盟が「信号機のない横断歩道」での歩行者優先について、全国で実態調査を行いました。それによりますと、歩行者が渡ろうとしている場面で一時停止したクルマは、全体の30.6%。たったの3割・・・と思った方、いらっしゃるかもしれませんが、実はこれ、2016年の調査開始以来、過去最高の数字だったそうです。2016年には、わずか7.6%でしたので、確かにだいぶ増えていることは伺えますね。でも、停まったのは10台中3台という結果は、決して十分なものとは言えません。

停車しない人は、横断歩道脇に歩行者がいることさえ気付いていない可能性もあります。それでは、いつ事故につながってもおかしくありませんよね。信号機のない横断歩道を通行する時には、付近に誰かいないか十分確認して、歩行者優先でお願いします。      

 【歩行者の側を通過する時】4月 5日(火)放送

「歩行者を守る運転」をテーマにお送りしている、今週の「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。

ところで運転していて、車道と歩道の区別のない道路で歩行者の側を通行する時、みなさんはどんなことに気をつけていますか?そんな時、道路交通法では、歩行者との間に安全な間隔をあけるか、それができない時は、徐行することが義務付けられています。

では、安全な間隔というのはどのぐらいのことをいうのでしょうか?実は道路交通法にも、特に決まりはありません。しかし歩行者が、そのまま真っ直ぐ歩き続けるはず・・・と勝手に思い込んで、すぐ側を通行するのは大変危険です。特に、スマートフォンを操作しながら歩いている「ながらスマホ」の歩行者や、イヤホンで音楽を聴きながら歩いている人、そして耳が聞こえにくい高齢者などは、後ろからクルマが接近していることに、まったく気付いていないこともあるでしょう。そうした人たちは、何かの拍子に、どんな動きをするか予測できません。また、先週も取り上げた通り、小さな子供たちの場合、道路の反対側にいる友達に気づいたら、周りに目をやることなど一切なく、瞬間的にクルマの前へ飛び出してくる可能性があります。そんな状況も、十分アタマにいれておかなくてはなりません。

そこで、歩行者の側を通過する時には、できるだけ間隔を取ると同時に、いつでも停まれるようスピードを落とし、目を離さないようにしてくださいね。

【夜間、右側からの横断歩行者に注意】4月6日(水)

歩行者の死亡事故の大半は、道路を横断中に起きているといいます。そんな中にあって、とりわけ多くの死亡事故が発生する危険なシチュエーションがあります。それが、夜間、クルマから見て歩行者が右から左に横断しているケースです。

どうして、こうした状況で事故が多いんでしょうか?それには、いくつか理由が考えられます。

まず夜間は、交通量が少ないため、クルマがスピードを出しやすいということが考えられます。そして、対向車とすれ違うことを考えて、ヘッドライトを下向きにしているクルマが多いため、上向きに比べ、ドライバーは遠くが確認しづらくなります。またヘッドライトは、対向車の迷惑にならないように、左側を広く照らすように調整されているので、右側から渡ってくる歩行者を見つけにくいんです。さらにドライバーも、右側から歩行者が渡ってくることを十分予測しておらず、注意がおろそかになっているという一面もあるでしょう。

そこで、夜間の運転では、スピードを出し過ぎないことはもちろん、ヘッドライトを、他のクルマの迷惑にならない範囲でこまめにハイビームに切り替え、なるべく遠くまで安全確認するようにしてください。そして常に、右側から歩行者が横断してくるかもしれない と考え、道路の右側にも注意を払うようにしましょう。

          
【車道や路側帯を横切る時】4月7日(木)

歩行者との事故に注意しなければいけないのは、車道を走っている時だけではありません。例えば、道路に面した施設や駐車場などに出入りするため、歩道や路側帯を横切る際にも、注意が必要です。

歩道や路側帯を横切る時には、たとえ歩行者がいなくても、手前で一時停止して、左右の安全を確認するのが道路交通法上のルールです。もちろん、歩行者がいる時には、その通行を妨害してはいけませんよ。

ただ、こうした場所へ入るときに限らず、さらに気をつけなければいけないのが、施設などから左折して車道に出る場合です。左折して道路に合流する際には、どうしても右側から来るクルマが気になりますよね。国道や幹線道路など、頻繁にクルマが来ている状況では、一台のクルマが通過した後、次が来るまでのわずかな隙をねらって合流することになります。しかし、そんな焦った状態だと、左側の安全確認を忘れてしまい、歩行者や自転車を巻き込んだり、はねたりしてしまうことがあるんです。

早く合流したいと焦っていると、こうした事故を招きかねません。少し待てば、クルマの流れは一旦止まります。そのタイミングがきたら、しっかり左右の安全確認をしてから、慌てず合流するよう心がけてくださいね。

 
【歩行者を守るゾーン30】 4月8日(金)

ところで生活道路で、歩行者などの安全を守ることを目的とした「ゾーン30」という交通対策があるのをみなさんはご存知ですか?

普通、クルマの制限速度は、道路ごとに決められていますよね?しかし「ゾーン30」は、ゾーン、つまり区域を定めて、その区域全体の最高速度が時速30キロに制限されているんです。ゾーン全体で速度を制限することで、ドライバーにとっては、最高速度が分かりやすくなります。また、速度が30キロに抑制されていることで、抜け道として住宅地などに入りづらくなる効果もあるといいます。また、車道の中央車線を消して一車線にしたり、路側帯を設置して車道を狭くしたりするなど、道路の構造そのものを、速度が出にくくする取組も、併せて行われているそうです。

「ゾーン30」に設定された区域では、その入口に、区域の制限速度が時速30キロであることを示す標識や、路面標示が設置されていて、分かりやすくなっています。千葉県内でも、昨年3月末の時点で、198カ所において整備されている「ゾーン30」。もし運転中に見かけたら、時速30キロの制限速度を守るよう、よろしくお願いします!

今週は、「歩行者を守る運転」をテーマにお送りしました。歩行者とも仲良くできるワンダフルドライブを、みなさん、ぜひ楽しんでくださいね!

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