2021/9/3 UP!
今週水曜日、9月1日は、「防災の日」ですね。
「防災の日」は大正12年に発生した関東大震災にちなんで制定され、「災害についての認識を深め、これに対処する心構えを準備する」日とされています。そこで今週の「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」は、「クルマと防災」というテーマでさまざまなポイントをご紹介していきます。
【地震が起きた時の避難】8月 30日(月)放送分
皆さんは運転中、もし大地震が発生して避難しなければならないような時、どうやって避難しますか?そこには、大切なポイントがあります。それは、クルマを運転中でない限り、クルマに乗って避難しないということです。
東日本大震災の時もそうでしたが、大地震の後は、ただでさえ交通が混乱します。そこへ避難するクルマが一斉に加われば、渋滞がさらにひどくなります。そうなると、救急車や消防車といった緊急車両が通行できなくなってしまい、被害への対応がどんどん遅くなってしまうんです。さらに、家屋の倒壊や落下物などによって、クルマではスムーズに行動できない事態も起こります。その結果、身動きが取れなくなり、かえって避難が遅くなるため、災害に巻き込まれる可能性が増していきます。避難には、クルマを使わないようにしましょう。
そうした中で、例外とされているのが、津波から逃げるためにやむを得ないケースです。その場合も、道路が損壊していたり、停電で信号機が停まっていたりすることがあります。また、道路上に落下物などの障害物があるかもしれません。どうしても走行しなければいけない場合は、道路状況を見極めて、最大限の注意をしながら退避をお願いします。
【運転中に大地震が発生したら】8月 31日(火)放送分
大地震が発生した時は、クルマの運転中や、津波から逃げる場合を除いて、クルマで避難してはいけない、というお話をしました。では、クルマで移動中に大きな地震が起きたなら、一体どう対処したらいいんでしょうか?
まず、急ハンドルや急ブレーキを避け、できるだけ安全な方法で、路肩にクルマを停車させます。そして揺れがおさまるまで、外には出ず、そのまま車内で待機しましょう。続いて、ラジオなどで地震情報を確認し、その情報や周囲の状況を見て、次の行動を決めます。やむを得ず運転を続ける場合は、道路の破損や障害物、停電による信号機の停止などに十分注意してくださいね。
一方、クルマを置いて避難する場合は、道路の外、またはなるべく左に寄せて停車します。クルマを離れる時は、エンジンを切ってサイドブレーキを掛けますが、ドアロックはせず、キーも挿したままにしておきましょう。スマートキーの場合は、内蔵されているメカニカルキーを自分で保管し、本体はダッシュボードの上など、クルマの目立つ場所に置いておきます。これは緊急車両などの通行の邪魔になった時に、移動できるようにしておくためです。余裕があれば自分の連絡先を車内に残し、車検証を持ち出すようにします。そして何より、落ち着いて行動するようにしてくださいね。
【津波の後は車両火災に注意】9月 1日(水)放送分
2011年の東日本大震災では、揺れそのものはもちろん、太平洋沿岸各地を襲った津波が、被害をさらに大きくしたのは、みなさんもご存知の通りです。さらに、この津波の影響により、至るところである現象が発生して、被害が拡大しました。それが、車両火災です。
水没したクルマから火災が発生するなんて、ちょっと不思議な感じもしますが、実は、珍しいことではないそうなんです。海水は、ご存知の通り塩分を含んでいるので、電気を通しやすい性質があります。そのため、水没したクルマのライトや電気系統から漏電し、火災の原因になってしまうというんです。
JAF・日本自動車連盟では、そんな津波で冠水したクルマの取り扱いについて、いくつかのポイントを呼び掛けています。まず、いきなりエンジンキーを回したり、スタートボタンを押したりしないでください。電気が通ることで、火災に結びついてしまいます。そして、ボンネットを開けて海水に浸かっているようなら、火災防止のために、バッテリーのマイナス側の端子を外します。外した端子は、バッテリーと接触しないように、ビニールテープなどを巻いて絶縁しておきましょう。これで火災対策はOKです。ただし、ハイブリッドカーや電気自動車は感電の危険性があるので、むやみにさわらず、カーディーラーなどへ連絡するようにしてくださいね。
【大地震の時にはシートベルトも大事】9月 2日(木)放送分
交通事故が起きたとき、私たちの命を守ってくれる大切な命綱・シートベルト。実は、大地震が発生したときにも、このシートベルトは、とても重要なんですよ。
というのも、2011年の東日本大震災の時、震源に近い地域では、地震が発生した際、まるでトランポリンでクルマが弾んでいるかのような強い揺れと衝撃を感じたといいます。そんな揺れの中では、どんな事故が起きるかわかりませんよね。それに、緊急地震速報が流れると、「エ~ッ! 大きな地震が来るかも!?」と緊張して、つい運転操作を誤り、事故へとつながる可能性もあるでしょう。シートベルトは、そんな地震が原因で起こる事故から、身を守るために欠かせません。ただし、地震の発生を予測することはできませんので、家具などの転倒防止と同じく、日頃から装着していないと意味がありませんよ。
また、万一、大地震によって事故に遭った場合、シートベルトが外れなくなったり、ドアが開かなくなって、車内に閉じ込められることもあります。そんな場合に備えて、シートベルトカッターや窓ガラスを割るための非常用工具を備えておくと安心です。普段からの小さな心がけが、もしもの時にあなたの命を守ります。
普段からシートベルトは、必ず装着するようにしてくださいね。
【給電システム】9月 3日(金)放送分
今週は、「クルマと防災」をテーマにお送りしてきましたが、最終日は災害時のクルマの利用法のひとつ「給電システム」をご紹介します。
大地震などの災害が発生した時、その後の生活で困る事態の一つが、停電によって電気が使えなくなることです。そうなれば、当たり前の日常生活さえ送れなくなってしまいます。そんな時に、電源プラグを差し込むと電気を取り出すことができるクルマがあるのを、皆さんはご存知でしょうか?これは給電システムというもので、例えばトヨタでは、ハイブリッドカーやプラグインハイブリッドカー、電気自動車など、対応車種はどんどん増えていて、消費電力が400ワットなら、およそ4.5日分の電力供給が可能だといいます。
この給電システムには、2つのモードがあります。1つは、クルマが走行時でも停車時でも給電可能なもので、トヨタでは「アクセサリーコンセント」と呼んでいます。もう1つは、走行機能を停止した状態で給電するもので、こちらは、「非常時給電システム」と呼ばれています。車種によっては、両方を備えたものや専用のコネクターが必要なものもあります。災害の時はもちろん、アウトドアでも活躍する給電システム。新車を購入される際には、対応車種を検討してみてはいかがでしょうか。
2021/8/27 UP!
クルマを運転する時、もちろんドライバーさん一人ということもあるでしょうが、家族や友人、仕事の関係者など、いろいろな人を乗せるケースだって多いですよね。そんな同乗者がいる時、皆さんはどんな運転をしていますか?
ということで、今週の「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」は、「同乗者への気配り」をテーマに、さまざまなポイントをご紹介していきたいと思います。
【同乗者のことを考えた運転】8月 23日(月)放送分
まず、同乗者がいる時、その相手を怖がらせたり、緊張させたりするような運転をするのは良くありません。大切なのは、相手の気持ちを考えた運転をすることです。
ポイントの一つが、安全なスピード。スピードの出し過ぎは、危険なのはもちろん、同乗者に不安感を与えます。スピードの出し過ぎにはくれぐれも要注意です。そして、車間距離も大切ですよ。車間距離が短いと、前のクルマが少し減速しただけでブレーキを踏むことになり、そこから再び加速する・・・。そんな繰り返しは、乗っている人に不快感を与え、クルマ酔いの原因にもなります。適正な車間距離を心がけましょう。
さらに、急加速や急ブレーキなど、「急」の付く操作をしないことです。アクセルの踏み方が荒かったり、ブレーキが遅れたりすると、ドライバーさんが思う以上に、同乗者に不快感や不安感を与えるものです。皆さん、ゆとりのある丁寧な運転をお願いしますね。
【クルマ酔いを防ぐ事前準備】8月 24日(火)放送分
人をクルマに乗せる時、気になるのが、クルマ酔いですよね。クルマ酔いは、その人の体質によるところもありますが、ドライバーさんの事前の準備や運転の仕方で、ある程度、軽減できることもあります。そこで今朝は、まず同乗者のクルマ酔いを防ぐポイントのうち、出発前にできる対策をご紹介したいと思います。
クルマ酔いになる原因は、体調などさまざまですが、多いのが、車内のニオイによるものです。特に、子供は大人よりニオイに敏感なため、自律神経が刺激されることによって、クルマ酔いを引き起こしてしまいます。厄介なのは、一度そのニオイでクルマ酔いすると、同じニオイを嗅いだだけで気持ち悪くなってしまうことです。そんなニオイ対策としては、出発前に十分換気をしたり、走行中にも定期的に空気を入れ替えたりするなど、気を付けてあげることです。
ただこの時、ニオイを消そうと、香りの強い芳香剤を使うと、余計に気持ち悪くなる人もいますので、注意しましょう。中には、ガソリンのニオイがダメという方もいます。給油は、出発前日に済ませておくようにするほか、ドライブ中でも、その同乗者が食事などでクルマから離れている時に換気を行うよう、配慮してあげましょう。
【クルマ酔いを防ぐ運転】8月 25日(水)放送分
きのうは、同乗者のクルマ酔いを防ぐための、出発前の対策についてお話しました。では、実際に運転する時のポイントはなんでしょう。
クルマ酔いを防ぐためには、できるだけ揺れの少ない丁寧な運転をすることが重要です。そのためにカギとなるのが、ブレーキとアクセルの操作です。ブレーキの操作で避けたいのは、いわゆる「カックンブレーキ」。乗っている人は、クルマが停まる度に頭が振られ、クルマ酔いしやすくなります。そこで、ブレーキペダルは早めに少しずつ丁寧に踏み、減速によって体が前に持って行かれる勢いをあまり感じさせないようにすることが大切です。そして、クルマが止まる瞬間に、ペダルを踏む力を「ちょっと抜く」ことで、車体の揺れが和らぎ、同乗者の頭がガクンとなることを軽減できます。アクセルも、操作が荒くスピードが速くなったり遅くなったりするのはよくありません。またスピードを出し過ぎると、道路のわずかなうねりや段差を超える度に、同乗者を大きく揺らす原因になります。
同乗者がいるのに、スピードを必要以上に出すのは、ドライバーさんの独りよがりな身勝手です。控えるようにしましょうね。さらに、急ハンドルもクルマ酔いの原因となります。ハンドル操作は「ゆっくり」行うことがポイント。ゆとりを持って、早めに操作するように心がけてください。
【同乗者のコロナ対策】8月 26日(木)放送分
コロナ禍の現在、同僚や友人・知人など、他人と一緒にクルマに乗る場合、感染対策が気になるところです。そこで今朝は、クルマに複数の人と乗る場合のコロナ対策についてお話ししたいと思います。
まず、同乗者への気配りとして、ドアの取っ手や座席シート、窓のハンドルなど、同乗者の手が触れそうな場所は、消毒・除菌しておきましょう。そして同乗する人にも、手や指の消毒をお願いします。乗車する時は、もちろん全員マスクを着用。マスクは正しく着用することが大切です。間違っても、鼻マスクになったりしないように気をつけてください。
そして、感染対策で重要なのが換気です。理化学研究所では、スーパーコンピューター「富岳」を利用して、タクシーを例に、シミュレーションを行っています。それによりますと、3人が乗って時速40キロで走行。窓を閉め切り、外気導入に設定したエアコンを最大風量の半分にした場合、1時間で車内の空気を40回入れ替えることができたそうです。つまり、この場合だと、およそ1分半で車内の空気をリフレッシュできるという訳です。一方、窓を5センチ開けた場合のシミュレーションも行われましたが、あまり換気の効果は高くなかったといいます。エアコンの風量に余裕がある場合は、窓を開けるよりエアコンの風量を増やした方が効果的なようです。
同乗者がいる場合は、お互いのためにも感染対策をお忘れなく!
【ドライバーへの気配り】8月 27日(金)放送分
「同乗者への気配り」をテーマに、一緒に乗る人に対するドライバーさんの配慮についてお話して来ましたが、反対に、助手席か後部座席の人も、ドライバーさんがリラックスして運転に集中できるよう配慮してあげることも大切です。そこで今朝は、そんなドライバーさんへの気配りについて、取り上げたいと思います。
助手席では、自分が運転しないので、ついリラックスしてしまいがち。場合によっては、ウトウトしてしまうこともあるでしょうが、眠るのはなるべく避けた方がいいでしょう。逆に、ドライバーさんとの会話を踏まえながら、眠気や疲れ具合に気づいてあげて、休憩を積極的に促したりするなど、安全運転をサポートできるといいですね。
ただ、ドライバーさんに話しかけることが大切だからと、運転者を焦らせるようなことは、極力言わないようにしましょう。例えば、「そこを右に行った方が早い」とか、「そっちは混んでる」「ブレーキが急すぎる」「もっと速くいけないの?」などなど。そうしたことを言われ続けていると、ドライバーさんはだんだんイライラしてくるものです。危険もなく法令違反でない限りは、信頼してドライバーさんに運転はお任せしましょう!
2021/8/20 UP!
8月といえば、子供たちは夏休みの真っ最中。外で遊んでいる子供も多く、クルマを運転する時には、十分気をつけなければいけません。そこで今週の、「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」は、「夏休み中の子供に注意」と題して、さまざまなポイントをご紹介していきたいと思います。
【夏休み中の子供との事故に注意】8月 16日(月)放送分
まず8月の、子供たちの事故発生状況はどうかといいますと、実は、意外にも多くはないんです。
警察庁が発表した、2014年から2018年まで5年間の「歩行中の小学生の交通事故による月別の死者・重傷者数」を見ると、8月は171件。これは最も多い5月の349件と比べると半分ほどで、年間で一番少ない数字でした。こんなに少ない大きな理由は、もちろん夏休みだからです。通常、小学生の交通事故が一番多いのが下校中だといいますから、1か月間、丸々学校のない8月に事故が少ないのは、当然のことですよね。
では夏休み中、ドライバーさんが気を緩めてもいいかというと、もちろんそんなことはなく、夏休みならではの、気をつけたいポイントがあります。それが、子供たちが行動する時間帯です。普段の学校がある時なら、午前8時過ぎから下校までの数時間は、子供たちを見かけることはほとんどありませんが、夏休み中には、そんな時間帯でも子供たちは出歩いていたり、遊んだりしています。ということで夏休み中は、あらゆる時間帯でも子供たちが町なかにいることを頭にとめて、くれぐれも慎重な運転を心がけてくださいね。
【子供の事故が多い場所】8月 17日(火)放送分
ところで、歩行中の子供の交通事故は、どんな場所で起きているか、皆さんはご存知ですか?実は、その半数以上が、交差点やその付近で発生しているんだそうです。そんな交差点で、ドライバーさんが特に気をつけなければいけないのが、巻き込み事故でしょう。子供は体が小さいため、死角に入りやすく、見落とされることがあります。そこで、左折や右折をする時には、付近に子供がいないか、自転車などに乗って接近してきていないか、といった点をしっかり確認して、見落としのないようにしましょう。また、スーパーなどの商業施設や公園、プールなどの駐車場も、子供の交通事故が発生しやすい場所です。駐車場では、ほとんどのクルマが停まっているので、子供たちが危険を感じにくく、動き回ってしまいがち。さらに、背の低い子どもたちは、停まっているクルマの陰に隠れてしまい、発見しづらくなります。駐車場では、クルマの陰から子供が急に飛び出してくることもありますので、十分注意してくださいね。そして、子供の事故の半数以上が、自宅から500メートル以内の場所で起きているといいます。つまり家が立ち並ぶ住宅街こそ、危険ということ。そうした場所では、見通しの悪い交差点も多いので、より慎重に運転するとともに、住宅街を通る裏道などは、安易に利用しないようにしてくださいね!。
【子供の交通ルール違反】8月 18日(水)放送分
ところで、子供の交通事故には、ある特徴があります。それは、被害者である子供たちのルール違反が、事故をもたらす原因になることが多い、ということです。
警察庁がまとめた2014年から2018年までの歩行中の小学生が死亡もしくは重傷を負った交通事故の統計を見ると、全体のおよそ3分の2で、子供たちに何らかの「法令違反」があったそうです。中でも多かったのが「飛び出し」の38.9%。続いて「横断違反」が17.6%です。子供たちは、一つのものに注意が向くと、他のものが目に入らなくなってしまいがちです。おもしろそうなものを見つけて、咄嗟に走り出したり、道の反対側にいる友達の方に駆け寄ったりした結果、道路に飛び出してしまうことがあります。ということで、クルマを運転していて、子供たちの姿を見かけたら、その動きに十分注意することが大切です。また、子供たちのそばを通過する場合、友達同士でふざけ合って、クルマの前に突然出てくることもありますので、十分な距離を取って通行するようにしましょう。そして、お子さんのいるご家庭では、交通ルールを守っているか常に確認し、もしあやふやなようなら、きちんと言い聞かせるようにしてくださいね。
【子供たちの視野は狭い】8月 19日(木)放送分
道路に、急に飛び出すことがある子供たちですが、クルマが近づいてきているのに、なぜそれに気づかないんでしょうか?一つには、何かに注意が向いているあまり、近づいてくるクルマが目に入らないということもあるでしょう。
でもこのとき、本当に見えていない可能性もあるんです。
JAF・日本自動車連盟が、以前行ったテストによりますと、大人の左右の視野はおよそ150度あるのに対して、子どもの視野は90度程度という結果が出たそうです。つまり、子供の視野は大人よりもだいぶ狭いということ。大人の感覚では、少し首を振るだけで確認できる距離にいるクルマが、子どもの場合には、確認できていない可能性があるんです。さらに子供は大人より、小さな物を認識する能力が劣っているそうで、遠くに小さく見えるクルマに気づくのが遅れる可能性も指摘されています。
ということで、運転中に小さなお子さんを見かけた時、大人目線で「たぶん見えてるだろう」と思っても、子供は気付いていないかもしれません。子供は「視野が狭い」という前提で急に飛び出してきても対応できるよう、速度を落とし、十分に注意を払うことが大切です。そして、小さいお子さんをお持ちのご家庭では、横断歩道などを渡る際には、ちゃんと立ち止まり、左右に首をふりながら車が来ないか安全確認することを習慣づけるよう、しっかりと教えてあげてくださいね。
【子供の乗り物】8月 20日(金)放送分
今週は、「夏休み中の子供に注意」をご紹介してきました。
子供の事故は、歩行中にだけ起こるものではありませんよね。小学生の高学年になると、自転車での事故の割合が高くなっていきます。そんな小学生の自転車事故では、出会い頭の事故が特に多いそうです。
そこにはやはり、子供のたちの安全確認が十分でなかったり、一時停止を守らなかったり、といったルール違反が多く見られます。特に、見通しの悪い交差点では、子供たちの自転車が飛び出してくるかもしれないと考えて、一時停止するなど、十分注意して通行しましょう。
そして、子供たちが乗っているのは、自転車だけではありません。例えば、地面を蹴って進む「キックスケーター」や、小さな子供がまたがって地面を蹴りながら進む、ペダルのない「キックバイク」などもあります。こうした乗り物には、ブレーキが付いていないものも多く、勢いがついたまま道路に飛び出してくるかもしれません。また、バランスを崩して道路側に出て来たり、倒れ込んで来たりする可能性もあるでしょう。そうしたものに乗っている子供を見かけたら、スピードを落とし、そばを通行する際は、十分な距離を取るように心がけてください。
2021/8/13 UP!
コロナ禍ということで、今年も昨年同様、気軽に遊びに出かける訳にはいかない状況ですが、お盆の時期でもあり、様々な事情で高速道路を利用される方、やはり、大勢いらっしゃるのではないでしょうか。そんな高速道路で、何か想定外のトラブルが起きた時、みなさんは落ち着いて対応できますか?そこで今週の、「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」は、「高速道路でのトラブル」をテーマに、さまざまな対処法をお話していきたいと思います。
【ETCの開閉バーが開かない時】8月 9日(月・振休)放送分
すっかり定着した感のあるETCですが、利用されている方は、ETCゲートに進入すると、開閉バーが開くのが当たり前だと思っていませんか?しかし、何らかの原因で、この開閉バーが開かないことがあるんです。
そんな時に、ついやってしまいがちなのが、バックして、他のゲートに移動すること。でも、後続車が来ている時にバックするのは、いわば逆走しているのと同じ。とても危険なので、絶対にしてはいけませんよ!
こういうケースでは、まずハザードランプを点灯して後続車にトラブルがあったことを知らせましょう。そしてゲートに設置されているインターフォンのボタンを押して、係員と連絡を取り、その指示に従ってください。ちなみに、ETCの開閉バーが開かない原因で多いのが、ETCカードの挿し忘れや、期限切れだそうです。お出かけ前には、必ずチェックするようにしてくださいね。
【目的のICを通り過ぎたら】8月 10日(火)放送分
みなさんは、高速道路を利用していて、ついうっかり、目的のインターチェンジを通り過ぎてしまった場合、どうしますか?
一番やってはいけないのが、道路上をUターンやバックで戻ろうとすることです。これは、重大な事故につながる行為です。絶対にやめましょう!ではこういう時はやっぱり、次のインターチェンジで料金を払って降りて、再び高速道路で引き返すか、あるいは一般道を使って戻るしかないのでしょうか?
実は、目的のインターチェンジに戻れる最善の方法があるんです。まず、目的のインターチェンジを通り過ぎたり、ジャンクションでルートを間違えたりしたことに気づいたら、次のインターチェンジで、一般レーンに入り、料金所のスタッフに、そのことを伝えてください。するとスタッフが、再び高速道路に戻るためのルートを誘導してくれますので、その指示に従えば、本来降りるインターチェンジまで高速道路を使って引き返すことができるんです。目的の出口の料金所では、ETCの開閉バーが開かないことがあるので、料金所スタッフがいるレーン、または料金精算機が設置されているレーンを利用してくださいね。乗り間違えた分の料金は取られません。ただ、インターチェンジによっては、構造上対応できない場合もあるそうなので、その点はご了承ください。
【事故や故障で停止したら】8月 11日(水)放送分
高速道路を走行中、もし故障や事故などが起きたら、みなさんはどうしますか?
時速100キロ前後のクルマが走り抜ける高速道路では、うかつに停車すると、大事故につながりかねません。そこで、トラブルが発生したら、直ちにハザードランプを点灯させて後続車へトラブルがあったことを知らせつつ、できるだけ路肩に寄せて停車します。もし橋の上やトンネルなどで、路肩が狭かったり、路肩がないような場合は、可能なかぎり広い所まで走ってから停車するようにしてください。また、同乗者がいる場合は、速やかにガードレールの外に避難させましょう。この時、クルマが後続車に追突されて巻き添えにならないよう、クルマより後方に避難するのがポイントです。
次にドライバーさんは、発炎筒や停止表示機材を、クルマから50メートル以上後方に設置します。ただ燃料が漏れている時は、引火する恐れがあるので、発炎筒は使わないようにしましょう。設置が終わったら、ドライバーさんもガードレールの外に避難します。そして1キロおきに設置されている非常電話や道路緊急ダイヤル「#9910(シャープ・キュウ・キュウ・イチ・ゼロ)」で道路管理者に通報し、レッカーの依頼などを要請します。ただ、くれぐれも身の安全を第一に考え、まずは落ち着いて対応するようにしてくださいね。
【トンネル火災に遭遇したら】8月 12日(木)放送分
山間部を通ることが多い高速道路には、長いトンネルがあちこちにあります。そんなトンネルを走行中、もし火災が発生したら、みなさんはどうしますか?今朝は、その対処法をチェックしておきましょう。
まずトンネルの入口に、情報板や信号機が設置されている時は、必ず確認してください。トンネル内で火災が発生しているなら、赤信号になったり、「火災発生」などの文字で危険を知らせてくれます。その際は、トンネルの手前でハザードランプを点けて、道路の左端に寄せて停車しましょう。
一方、トンネルに入って火災が発生した場合は、やはりすぐにハザードランプを点けて、道路の左端にクルマを停めます。そして、非常電話や通報装置などを使って道路管理者に火災が発生したことを知らせましょう。火の手がまだ小さいようなら、初期消火に努めてください。トンネルの中には50メートルおきに消火器や消火栓が設置されています。ただし、決して無理をしないで、危険と感じたら速やかに避難してくださいね。
クルマを置いて避難する場合には、その後の消火活動や救助活動で移動できるように、クルマのキーを付けたままドアもロックしないでください。そしてスピーカーやラジオ放送を通じて、情報や指示が流されますので、それに従いましょう。とにかく終始、落ち着いた行動をとるのが何より重要ですよ!
【落下物を見つけたら】8月 13日(金)放送分
「高速道路でのトラブル」、最終日は、「落下物をみつけたら」です。
みなさんは、高速道路を走っている時、道路上に落下物があるのを見かけたことはありませんか?落下物と一口にいっても、その大きさや内容は様々です。ただし、スピードの出る高速道路では、例え小さな落下物でも、接触するだけで大きな事故につながる可能性があります。そのため落下物を見つけたら、速やかに高速道路の管理者に連絡して、撤去してもらわなければいけません。
その連絡方法は、いくつかあります。一番カンタンなのは、携帯電話を使って、道路緊急ダイヤル「♯(シャープ)9910(キュウ キュウ イチ ゼロ)」に連絡することです。この番号は高速道路だけでなく、国土交通省が管理する国道などでも24時間つながり、道路の異常などの緊急事態を無料で通報することができます。ただ走行中に電話する場合は、ドライバーさんではなく、同乗者の方が電話してくださいね。ほかには、サービスエリアやパーキングエリア、そして料金所のスタッフに伝えるという方法もあります。
落下物を見つけたら、安全のため、そのままスルーせず、ぜひ通報をお願いします。
2021/8/6 UP!
8月に入り、暑さはこれからが本番です。
先週の「炎天下でのクルマ周りの注意点」に続いて今週は、「夏の運転中のトラブル」をテーマに、夏場に気をつけたいポイント、クルマに起きる夏場ならではの問題を取り上げていきたいと思います。
【バッテリートラブルを防ぐために】8月 2日(月)放送分
まず、夏に多く起きるトラブルといえば、「バッテリーあがり」があります。冬場もよく起こりがちですが、これは気温の低下によって、バッテリーの性能が低下するため。一方、夏にバッテリートラブルが多くなるのは、電装品を使う機会が増えて、電気をたくさん使うからなんです。
夏に使う機会が増えるものといえば、まず思いつくのがカーエアコンでしょう。特に、ファンを全開で使っていると、電気の消費量が非常に多くなります。そして、渋滞につかまれば、バッテリーへの負担がより大きくなります。ブレーキを踏む機会が増えることで、その度にブレーキランプを点灯させますが、これも意外と電気を消費しているんです。さらに渋滞では、当然ノロノロ運転になるので、オルタネーターによる発電が十分にできず、バッテリーへの充電が追い付かなくなるという訳です。
また、何年も交換していない劣化したバッテリーでは、バッテリーあがりが起きやすくなります。バッテリーの寿命は、2年から3年が目安。トラブルを未然に防ぐためにも、定期的にバッテリーの点検・交換を心がけましょう。
【オーバーヒートが起きたら】8月 3日(火)放送分
運転中に起こる「夏のトラブル」。その一つが、「オーバーヒート」です。発生すると、クルマに深刻なダメージを与えかねないオーバーヒート。今朝は、その対処法をチェックしておきましょう。
まず、水温計の針が異常な高温を指したり、水温警告灯が赤く点灯したりした場合は、オーバーヒートのおそれがあります。速やかに安全な場所へ停車してください。ただ、ここでエンジンを切ってしまうと冷却ファンなどの冷却機能がストップしてしまいますので、エンジンはかけたままにしておきましょう。
続いて、ボンネットを開けて、エンジンルームの風通しを良くします。ただしこの時、エンジンルームの中は非常に高温になっていますので、十分注意が必要です。特に、白い水蒸気が噴き出ている場合は、収まるまでボンネットを開けないようにしましょう。
もし、冷却ファンが止まっていたり、冷却水が漏れていることが分かったら、すぐにエンジンを切ります。冷却水が漏れていると、すぐに水を足したくなるかもしれませんが、エンジンが熱いうちにラジエーターのキャップを開けると熱湯が噴き出す危険性があります。冷えるまで、絶対に開けてはいけませんよ!
エンジンが冷えた後、状態によっては再度スタートすることもできます。しかし、できればそのまま救援を呼んで、カーディーラーなどで原因の確認や修理をするようにしてくださいね。
【雷の時は?】8月 4日(水)放送分
夏場は、夕立やゲリラ雷雨などによる雷が多いですよね。「地震、雷、火事、親父」と言われるぐらい、昔から雷は、怖いものの代表です。では、クルマと雷の相性ってどうなんでしょうか?
クルマには金属がたくさん使われていいますから、ひょっとして皆さんも、「雷が落ちやすいんじゃないの」と、心配になっていませんか?でも、実はクルマの中は、雷に対して比較的安全な場所なんです。もちろん、クルマに雷が落ちることもあります。しかし雷の電気は、ボディを伝わってタイヤから地面へと逃げていくので、中に乗っている人が感電することはほぼありません。だから、クルマから降りて外にいる時でも雷が鳴り始めたら、クルマの中に避難するといいでしょう。ただし、オープンカーなど、クルマの屋根が幌(ほろ)の場合は、乗っている人が、落雷を直接受けることになりますので注意が必要です。
一方、雷が落ちた時に、クルマの電装品などが壊れることはないんでしょうか?実は、カーナビやETCなどの電装品も、ほとんど影響はないそうなので、安心してよさそうです。ただ運転中、雷で注意しなければいけないのは、その光と音に驚いて、運転操作を誤ることです。もし、恐怖を感じるほどの激しい雷雨に遭遇したら、速やかに安全な場所へクルマを停めて、雷雲が通り過ぎるのを待つようにしましょうね。
【雹が降ったら?】8月 5日(木)放送分
夏の運転中に起こる車のトラブル、夏場、天気の急変した時には、大雨や雷だけでなく、「雹(ひょう)」が降ってくることもあります。「雹」とは、直径5ミリ以上の氷の粒で、場合によってはゴルフボールぐらいの大きさになることもあるそうですよ。
もし運転中に、激しい「雹」が降り始めたら、視界と道路状況が、あっという間に一変して、事故やトラブルへとつながってしまう危険性があります。それに「雹」は固い氷の粒なので、勢いよく車体の表面に当たれば、たくさんの傷やへこみを作ってしまいます。そこで、激しく「雹」が降ってきたら、無理に運転を続けず、屋根のある駐車場など安全な場所へ避難するのがいいでしょう。そうした場所が近くにないときは、安全を確認しながら、道路の左端にクルマを停めます。この時、毛布などを積んでいるなら、ボディに掛けると、衝撃を和らげ、キズを最小限に抑えることができますよ。
ちなみに、雹によってボディにキズが付いたり、ガラスが割れるなどした場合、車両保険で補償されることがあります。ただ、契約内容によって対応が異なりますので、修理に自分の任意保険が使えるかどうか、加入している保険会社に確認してみてくださいね。
【付着した虫の死骸は放置しない】8月 6日(金)放送分
今週は「夏の運転中に起こるトラブル」をご紹介してきました。
ところで、夏の夜、高速道路などを運転すると、フロントガラスやボディに、ぶつかった虫の死骸がこびりついていることが、よくありますよね。そんな虫の死骸を、面倒だからと放置するのは良くありません。見た目が悪いのはもちろん、付着した虫の体液が酸化するなどして、塗装を傷める原因になってしまうんです。ついたばかりの虫の死骸は、洗車をすれば比較的簡単に取り除くことができます。しかし、時間が経つにつれて、こびりつき具合がどんどん固くなっていき、取りにくくなってしまいます。そのため、なるべく早く落とすことが大切です。
もし、洗車をしても取れない場合は、お湯を使う方法があります。ただ、樹脂製の部品への影響を考えて、熱湯は避けましょう。虫の死骸がこびりついた部分の上にマイクロファイバークロスなどを置いて、その上から火傷をしない程度のお湯をかけ、しばらく時間を置いてみてください。汚れが柔らかくなって、落としやすくなるはずです。また、カー用品店などで、様々な虫取り専用のクリーナーも市販されています。そうしたアイテムを使うのもオススメですよ。
2021/7/30 UP!
みなさん、ご存知の通り、真夏の炎天下、閉め切ったクルマの中は、想像以上に高温となります。そんな車内は、まさに特殊な空間。注意しないと思わぬトラブルが発生することがあるんです。
そこで今週の「千葉トヨペットレガーメ・ワンダフル・ドライブ」は、「炎天下での注意点」と題して、酷暑の季節、クルマ周りで注意すべきポイントを取り上げていきたいと思います。
【車内にアルコール消毒液を放置しない】7月 26日(月)放送分
去年から続くコロナ禍にあって、マスク同様、使う機会が多くなったのがアルコール消毒液でしょう。実は、このアルコール消毒液を炎天下の車内に放置すると、火災の原因になる可能性があるんだそうです。
アルコール消毒液には、エタノールが使用されているんですが、その引火する温度は、純度100%の場合は13℃。そして80%で22.5℃、60%では26℃程度で引火した、という実験報告もあります。市販されているアルコール消毒液などの濃度は、60%から80%ほど。炎天下での車内温度は、55℃以上になることもあるといいますから、十分引火する危険性があるんです。また、加熱されることで容器が破裂し、可燃性の蒸気が漏れ出す場合もあります。それが車内に充満してしまうと、ライターの使用や静電気によってやはり引火する恐れがあるんです。ということで、車内が特に高温となる夏場は、アルコール消毒液をクルマの中に置いたままにしないよう、十分注意してくださいね!
【車内に放置してはいけないもの】7月 27日(火)放送分
「炎天下での注意点」。車内にアルコール消毒液を放置すると、火災の危険性がありますが、さらに、炎天下の車内では、放置すると怖いモノが、他にもいろいろとあるんです。例えば、ライターやスプレー缶などは、熱で中身が膨張し、ガスが漏れたり、破裂したりする可能性があります。そのガスが何らかの原因で引火すると、火災につながる危険もあるので、十分注意してください。
火災につながるといえば、みなさんは、ウィンドウガラスにアクセサリーなどを吸盤で貼り付けていたり、ダッシュボードの上に芳香剤などのビンを置いていたりしていませんか?実は、こうした吸盤やビンに日光が当たると、ちょうどレンズのような働きをして、シートなどに火が点き、火災になることがあるんです。これを「収れん火災」といいます。こうしたモノは、安全のためにも置かないのが賢明です。
また、飲みかけのペットボトルも要注意です。というのも、口の中の菌がボトルの中に入り、ジュースなどの糖分を栄養に発酵します。そしてガスの発生により、ペットボトルが破裂することがあるんだそうです。炭酸飲料の場合は 未開封でも高熱によって炭酸ガスが膨張する恐れがあります。そうしたペットボトルなどを、車内に放置しないよう、皆さん、気をつけてくださいね!
【冷却スプレーの使用は注意】7月 28日(水)
ところで夏場、外に駐車していたクルマへ乗りこむ時、車内がものすごく高温になっていて、げんなりすること、皆さんも、よくあるんじゃないでしょうか。
こういうときは、窓を開けたりエアコンをかけたりして、車内の熱を冷ます必要に迫られますが、最近では、冷却スプレーを使う人も増えているようですね。ところが、この冷却スプレーを使用した後、タバコを吸おうとライターに火を点けたところ爆発し、やけどを負うといったケースが度々起きています。
というのも、冷却スプレーの多くには、LPG(エル ピー ジー)という可燃性ガスが使われていて、そのガスにライターの火が引火してしまうんです。空気より重いLPGは、車内の下の方にたまりやすく、外へ出にくいという特徴があります。さらに衣服の繊維の間にも、ガスが残りやすいんです。そのため冷却ガスを使用したら、車内のエアコンを外気導入にし、窓を開け放っておくなど、十分な換気が欠かせません。もちろん使用する時は、火気厳禁ですよ。また、シートと衣類がこすれて静電気が発生し、爆発が起こることもありますので、タバコを吸わない人も要注意です。
冷却スプレーの他にも、制汗剤や日焼け止めなど、スプレー缶を使用する場合は、同様の危険性があります。使用前に注意書きなどをよく読んで、取扱いには十分気を付けてくださいね。
【子どもやペットは絶対に置き去りにしない】7月 29日(木)放送分
今週は、炎天下で車を運転するときに注意したいポイントをご紹介しています。
夏、屋外にクルマを駐車する時、間違ってもやってはいけないのが、小さなお子さんやペットなどを、車内に乗せたままクルマを離れることです。置き去りにされたお子さんが熱中症で亡くなる、という痛ましい事故が、過去に何度も発生し、その都度、ニュースなどで報道されていますが、同様の事故は、未だに後を絶ちません。では、炎天下において、車内温度はどのぐらいまで上昇するのか改めて確認しておきましょう。
JAF日本自動車連盟は以前、気温35℃の屋外に、午後12時から4時間駐車して、車内温度を測定するテストを行っています。その結果、何の対策も行わなかった黒い色のクルマでは、車内温度は57℃にも達しました。ちなみに白いクルマでも、最高温度は52℃。どちらも、人体がとても耐えられる温度ではないですよね。ちなみにサンシェードをしたり、窓を3センチほど開けるなどの対策を行った場合でも、人や動物が耐えられるほどには、温度上昇を抑えることはできませんでした。
一方、エアコンをかけたままであれば、確かに温度を抑えることはできましたが、駐車中のアイドリングストップは、環境問題やルール・マナーの観点から見ても良くありませんよね。
ということで、クルマを離れる時には、例え少しの間であっても、お子さんがどんなに気持ちよく眠っていても、車内に置き去りにすることは、絶対いけませんよ!
【ETCカードを車内に放置しない】7月 30日(金)放送分
「炎天下での注意点」をご紹介してきましたが、最終日のきょうは、今や多くの方が利用されているETCカードについてです。高速道路などを利用する時、料金所を停車することなく通行できて、とっても便利ですよね。では、そんなETCカードですが、使用していないとき、皆さんはどうしていますか?
おそらく、ETC車載器に挿しっぱなしにしている・・・、という方も、結構多くいらっしゃるんじゃないでしょうか。でも、特に夏の炎天下では、車内にETCカードを放置したままにしておくのは、良くありません。というのもETCカードに付いているICチップが熱に弱く、高温になった車内に放置していると、故障してしまう可能性があるんです。もし故障してしまうと、「ETCカードを車載器が認証しない」とか、「ETCゲートが開かなかった」などの、トラブルにつながることが考えられます。また、クレジットカード機能付きのETCカードは、盗難の被害に遭うおそれもありますので、防犯面からも、車載器に挿しっぱなしにしないよう、心がけてくださいね。
2021/7/23 UP!
今年は、東京オリンピック開催のため祝日移動が行われ、「海の日」が今週木曜日・22日になっていますね。三方を海に囲まれた千葉は、海との関係が深い県です。そこで今週は、「クルマと海」をテーマにお送りしていきたいと思います!
【海辺のドライブ】7月 19日(月)放送分
初回の今朝は、海辺をドライブする時の基本的な注意点について、チェックしておきましょう。
まず、海沿いの道は、晴れている日でも風が強い場合が多いです。海の景色がキレイだからと見とれるあまり、ついハンドルを持つ手が緩んだ際に強い風が吹くと、クルマが大きくふらつくことがあります。さらに、それに驚いて急ハンドルを切ったりすると、対向車線に飛び出したり、
最悪、海に転落なんてことにもなりかねません。ハンドルはしっかり握って運転するようにしましょう。
また海といえば、遠くまで砂浜が広がっている場所もありますよね。そんな砂浜を、気持ちよく走ってみたいと考える人もいるかもしれませんが、千葉県ではほとんどのビーチで、車両の乗り入れを禁止しています。仮に乗り入れが認められた場所でも、砂にタイヤがはまって、動けなくなる可能性もあります。砂浜には、うかつに入らないようにして下さい。
そして海沿いには、街灯が少ない道路も多いです。そんな道路では、日が暮れると周囲の安全を確認するのが難しくなります。海辺からのお帰りは、日が暮れる前の明るい時間帯に出発するようにしましょうね。
【カーブでの注意点】7月 20日(火)放送分
昨日は、海辺のドライブの注意点についてお話ししましたが、海沿いの道路を走る時には、もう一つ気をつけたいことがあります。それが、カーブです。海沿いの道は、どうしてもカーブが多いもの。そこで今朝は、カーブが続く道で安全に走るポイントをチェックしておきましょう。
まず、カーブを走る時の基本は、手前で十分に減速することです。スピードが速いままカーブへ進入すると、思った以上に遠心力が働いて曲がり切れなくなってしまい、センターラインをはみ出したり、ガードレールに接触したりして、事故へとつながる可能性があります。カーブを曲がりなから、ブレーキを踏む人も多いですが、実は曲がりながらのブレーキは、クルマの挙動が不安定になり危険なんです。カーブの手前までに、しっかり減速しておきましょう。
そしてカーブでは、センターラインをはみ出すのはもちろん、センターラインに寄りすぎても、対向車と接触する危険性が高くなります。キープレフトの原則に従って車線の左寄りを走るよう心がけてくださいね。また、見通しの悪いカーブでは、その先で落石があったり、故障車が停まっていたりするなど、思わぬ危険が潜んでいることがあります。そうした危険も予測しつつ、スピードを落として走るようにしましょうね。
【海から帰ったら洗車】7月 21日(水)放送分
海辺をドライブしたあとは、なるべく早く、あることをした方がいいんですが、みなさんは何だと思いますか?答えは・・・、洗車です。
ご存知の通り、鉄がたくさん使われているクルマは、海水に含まれる塩分にとても弱いですよね。直接海水に触れていないとしても、海の近くでは、吹いてくる風や巻き上げる砂にも、塩分が含まれています。つまり海の近くを走るだけで、クルマにはたくさんの塩分が付着してしまうんです。そうした塩分が車体に付いたまま放置していると、いつの間にかサビが発生して、大変なことになってしまう可能性があります。それを防ぐためには、なるべく早く洗車をして、塩分を洗い流すことが大切、という訳です。
ただ海の近くに住んでいる方や、マリンスポーツなどで頻繁に海へ行く方は、そう度々洗車をするのも大変ですよね。そんな方には、おクルマの下回りの「防錆(ぼうせい)コーティング」がオススメ!下回りは、なかなか洗車しにくいですし、走行時に石などが跳ねてキズが付きやすく、そうした場所からサビが発生しやすいんです。そこで下回りに、ワックス系のコーティングを施し、サビを防ぐのがこの防錆コーティングです。関心のある方は、お近くのカーディーラーなどへぜひお問い合わせくださいね。
【海に転落したら】7月 22日(木祝)放送分
海などに出かけた時、誤ってクルマが水中に転落してしまったら、みなさんは、どうやって沈んでいくクルマから脱出しますか?ということで今朝は、そんな万一の際の対処法をチェックしておきましょう!
まず、ドアに水圧がかかると、人の力ではドアを開けられなくなっていきます。これは、どんなに怪力の方であっても不可能と思ってください。しかし、すぐに沈んでしまう訳ではありませんので、窓が水面の上にあるうちに、窓から脱出するようにします。ただ、水に浸かることで、パワーウィンドウが作動しなくなることもあるでしょう。そんな時には、先のとがった脱出用ハンマーで、ガラスを割って脱出します。脱出用ハンマーは、カーディーラーやカー用品店などで購入できますので、いざという時に備えて、車内に用意しておくと安心です。
もし、ガラスを割ることが出来ないまま車内へ水が侵入してきたら、胴体から首の辺りまで水がくるのを冷静に待つようにしてください。そこまで水が入ると、車内からも水圧がかかり、ドアを開けることができるようになります。そしてロックを外し、大きく息を吸い込んだら、足などを使って、力を込めてドアを開けて脱出しましょう。
パニックは避けられないかも知れませんが、万一、そんな状態になったとき最も重要なのは、何より慌てふためかないことです。皆さん、ぜひ落ち着いて行動するようにしてくださいね!
【台風や豪雨の時は海辺の運転を避ける】7月 23日(金祝)放送分
例年、夏から秋にかけては、日本列島に台風が多くやってくる時期ですね。そして台風以外にも、近年、夏場に増えるのが集中豪雨です。そんな台風や集中豪雨で大雨が降っている時は、海辺の運転においても十分注意しなければいけません。
例えば、高波や高潮によって、突然海水が道路に流れ込んで来る危険性があります。その規模によっては、走行中のクルマが流されることもあるでしょう。もし高波にさらわれるようなことがあると、あっという間に沖合まで運ばれ、命を落とすことさえあるかもしれません。また、激しい波しぶきを浴びると、フロントガラスが破損する恐れもあって、大きな事故につながる可能性もあります。そこで、気象庁から高潮警報や波浪警報が発令されているような場合は、海辺での運転は避けるようにしましょう。特に満潮の前後では、高波や高潮による被害が発生しやすくなりますので、一段の注意が必要です。
今週は、「クルマと海」をテーマにお送りしました。海へのドライブなどにお出かけ前、ぜひもう一度チェックして、ワンダフルドライブ、楽しんでくださいね!
2021/7/16 UP!
あなたは、ワンちゃんを飼っていますか?愛犬と暮らす方は、行楽地へのお出かけや、動物病院への行き来などで、日頃から、何かと彼らをクルマに乗せる機会はあるものです。でも、そこにはいろいろと、気をつけなければいけないポイントがあります。そこで今週の、千葉トヨペット「レガーメ・ワンダフル・ドライブ」は、「愛犬とのドライブ」をテーマに、お送りしていきましょう!
「愛犬を運転席に乗せてはダメ」7月12日(月) 放送分
まず、車内でワンちゃんを乗せる場所についてです。
どんなに愛犬がかわいくても、絶対に乗せてはいけない場所があります。それが、ドライバーさんの膝の上など、運転席です。
去年5月には、北海道札幌市の国道で、膝の上に小型犬を乗せて運転していた男性が、道路交通法違反の現行犯で逮捕される、ということがありました。道路交通法では、ドライバーさんが、視界やハンドルなどの操作を妨げるような状態で、人やモノをのせて運転することを禁じています。膝の上にワンちゃんを乗せていると、どうしてもハンドル操作がしにくくなるでしょう。また、視界を妨げるだけでなく、愛犬の動きに目を奪われれば、わき見運転の原因にもなりますからね。
愛犬をクルマに乗せる時には、運転の邪魔にならない場所に、安全を確保して乗せてあげることが大切です。そのポイントについては、またご紹介したいと思います。
「クルマへの犬の乗せ方」7月13日(火) 放送分
今週は、「愛犬とのドライブ」をテーマにお送りしています。
ワンちゃんとおクルマでお出かけするとき、車内のどこに、どのように乗せるのがいいんでしょうか?そのポイントをチェックしておきましょう。
まず大切なのは、クルマの運転に影響が出ないようにすることです。車内を自由に動き回れる状態にしておくのは、良くありません。犬にとっても、カーブを曲がった時やブレーキを掛けたはずみに転倒して、ケガをする危険性もありますからね。では、「後部座席や助手席などに乗っている同乗者が抱っこする、というのはどうなの?」と思う方もいらっしゃるでしょう。ただこれも、抱っこしている人が居眠りしたりすれば、犬が自由になってしまい、運転席へ行ってしまうことが考えられます。特に助手席では、事故が起きた時にエアバッグが膨らむと、犬に重大な傷害を負わせる恐れがありますので、注意が必要です。
そして街なかで、ときどきクルマの窓から顔を出しているワンちゃんを見かけますが、こちらも危険です。例えば、急ブレーキの際やカーブを曲がった時、また事故などで車外に放りだされた時など、後続車にひかれるという、悲惨な事故に遭う可能性もあります。
理想的なのは、後部座席やラゲージルームで、しっかりと固定したクレートやケージに入れておくことです。最近は、犬用のシートベルトや保護用バッグなども売っているので、そうしたものを上手に活用してくださいね!
「ドライブ中の愛犬への配慮」7月14日(水) 放送分
今週は、「愛犬とのドライブ」をテーマにお送りしています。昨日はクルマへの犬の乗せ方についてご紹介しましたが、その他にもドライブ中、いくつか注意してあげなければいけないことがあります。
まず、個体差はありますが、犬も人と同じようにクルマ酔いをします。そこで食事は、クルマに乗る2、3時間前までに、済ませるようにしてあげてください。犬用の酔い止め薬もありますので、ワンちゃんが酔いやすい場合には、あらかじめ動物病院で、処方してもらいましょう。
そしてドライブ中、ずっとクレートなどに入れっぱなしだと、ワンちゃんも疲れてきます。1時間おきぐらいに休憩をとって車外へ出し、運動や気分転換などさせてあげてください。ただその時、ドアを開けた途端、興奮してワンちゃんが飛び出してしまうことがあります。事故に遭ったり、迷子になったりする可能性もありますので、必ずリードを付けてから、ドアを開けるようにしてくださいね。
さらに、これからの季節は、炎天下にさらされたアスファルトの路面は、60度を超えることもあります。ワンちゃんをクルマの外に出す時は、足をヤケドしたり、熱中症になったりしないよう、十分注意してあげてください。また、エアコンが停止したクルマの中に放置することは、短時間でも絶対にやめてくださいね!
「クルマに慣れさせるには」7月15日(木) 放送分
「愛犬とのドライブ」をテーマにお送りしています。
ワンちゃんの中には、クルマに乗るのをイヤがる子もいますよね。その理由は様々で、クルマの音や振動が怖いとか、ニオイが苦手ということもあるでしょう。また過去に、抵抗したのに無理やり連れていかれた、ひどいクルマ酔いをした、といったようなトラウマから、激しくイヤがる子もいるようです。ただ、大半の犬は、訓練次第でクルマに乗れるようになるといいます。そこで今朝は、そんな訓練の例をご紹介しましょう。
まずは、エンジンを止めたままドアを開け、飼い主さんが車内から呼んで招き入れます。この時、無理に連れ込むようなことはせず、楽しそうな雰囲気で声をかけ、自分から乗ってくるのを待つようにしましょう。そして、乗ったらほめてあげたり、ご褒美をあげるなどして、いい記憶を持たせるようにします。
つづいて、ドアを閉める。それでも怖がらなければ、エンジンをかける。それも大丈夫なら、クレートやケージに入れるなど、少しずつ、実際にドライブする状況に近づけながら、慣れさせていきます。
その後、乗車してもリラックスできるようになれば、実際にクルマを走らせます。その時には、近くの公園などへ向かい、到着したら好きに遊ばせて、「クルマで出かけると楽しいことがある」というイメージを持たせることが大切です。あとは、次第に運転する距離や時間を延ばしていってみてくださいね!
「愛犬とのドライブでおすすめグッズ」7月16日(金) 放送分
今週は、「愛犬とのドライブ」をテーマにお送りしてきました。最終日の今日は「ワンちゃんとのドライブで、持っていると便利なモノ」からオススメのアイテムをチェックしておきましょう。
まず、ワンちゃんのストレスを軽減させるために、クルマへ持ち込むクレートなどは、日頃から使い慣れたものを選ぶようにしましょう。そこに、飼い主さんや愛犬自身のにおいのついたタオルや毛布、おもちゃなどを入れておけば、さらに安心できるはずです。ドライブ中、ワンちゃんが退屈そうだったら「おもちゃ」や「おやつ」をあげるなど、楽しみも提供するようにしてあげてくださいね。
そして、犬も人と同じようにクルマ酔いします。ひどい場合には、嘔吐してしまうこともあるので、あらかじめ車内やケージの中に、ペットシーツを敷いておくといいですね。また休憩中などに、外でワンちゃんがうんちをした場合、それを車内へ持ち込む場合に備えて、ニオイが漏れにくいマナーポーチや処理袋を用意しておくと便利です。
その他にも、愛犬がリラックスしてドライブできるよう、お気に入りグッズなどあれば、そばに置いてあげてくださいね。
今週は、「愛犬とのドライブ」をテーマにお送りしました。ぜひワンちゃんとお出かけの時は、参考にしてみてくださいね!
2021/7/9 UP!
クルマを運転中、標識などなくても一時停止が義務付けられている場所があります。その一つが、踏切です。それだけ踏切が危険な場所で、十分気をつけなければいけないということですよね。そこで今週の「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」は、「踏切でのポイント」と題して、事故を防ぐための注意点などをお伝えしていきたいと思います。
【踏切を通行する時の基本】7月 5日(月)放送分
まず今朝は、踏切を通行する時の交通ルールについて、おさらいしておきましょう。
踏切では、警報器や遮断機が、作動していてもいなくても、必ず一旦停止しなければいけません。ただし、信号機が付いている踏切では、信号の表示に従って一時停止せずに進むことができます。停止したら、左右を確認します。この時、窓を少し開けて警報器が鳴っていないか確認しましょう。
警報器が鳴り始めたら、踏切に進入してはいけませんよ。停止線の手前で、列車が通過するのを待ちます。そして、踏切内へ進入する際、必ず確認しなければいけないのが、渡った向こう側に、自分のクルマが入れるスペースがあるかどうかです。前方が、渋滞などで混雑している時に進入すると、踏切の中で立ち往生して動きが取れなくなる可能性があり、大変危険です。ぜひ、踏切を越えた先の道路状況をよく確認してから、進入するようにしてくださいね。
踏切は一歩間違えると、重大な事故につながる場所です。みなさんも決して侮ることなく、基本をよく守って安全に通行してくださいね。
【遮断機が下りたら】7月 6日(火)放送分
今週は、「踏切でのポイント」をテーマにお送りしています。ところで運転中、踏切を渡っている時に、何らかの理由で遮断機が下りてしまい、踏切の中に閉じ込められた場合、皆さんはどうしますか?
普通は、遮断機が下りたら、列車が通過するまでそれほど時間の猶予はありません。落ち着いて、速やかに脱出する必要があります。この時、クルマが動かせるようなら、まず試したいのが、遮断機の遮断棒を押し上げる方法です。遮断棒はクルマで押しても折れずに、根元から斜め上に曲がるようになっているものが多く、クルマで押し切れば脱出することができます。たとえ、そうしたタイプでなかったとしても強行しましょう。仮に遮断棒が折れたとしても、電車と衝突した時の大惨事を考えれば、止むをえませんよね。ここは、列車との衝突を避けることを最優先に考えましょう。
もちろん、そのように踏切の中に閉じ込められる事態を避けるのが一番です。警報機が鳴り始めたら、踏切内へ進入するのは、絶対にやめてください。そして、踏切の前方が混雑していて渡り切れないような時も、絶対に進入してはいけませんよ。
こうした、ちょっとしたことに気をつけるだけで、踏切の中に閉じ込められることはないはずです。みなさん、くれぐれも注意してくださいね。
【踏切の中で立ち往生したら】7月 7日(水)放送分
踏切を通行している時、エンストや脱輪など、何らかの理由でクルマが動けなくなってしまった場合、皆さんならどうしますか?今朝は、そんな時の対処法についてチェックしておきましょう。
まず、何よりも先にしなければいけないのが、警報機付近に設置されている非常ボタンを押して、接近中の列車に、トラブルが発生したことを知らせることです。ただ、この非常ボタンを押すことに抵抗を感じる人、少なからずいらっしゃるんじゃないでしょうか?でも、警報機が鳴ったら、列車は、最短だと15秒ほどでやってくるといいます。もちろん列車は、危険を発見したとしても、ただちに停まれるわけではありませんので、一刻も早く非常ボタンを押すことが重要ポイントです。
仮に、その路線の列車の本数が少なく、次の列車が来るまで時間があっとしてもやることは同じです。第一にすべきは、避難と非常ボタンを押すこと、と、しっかり覚えておいてくださいね!そして、非常ボタンを押したら、そのボタン付近に表示されている連絡先へ電話することを忘れないでください。また、警報機や非常ボタンのないような踏切の場合は、車内の発煙筒を使うなどして、必ず列車へ危険を知らせるようにしてくださいね。
【踏切で気をつけること】7月 8日(木)放送分
踏切内での列車との事故を防ぐポイントをお話して来ましたが、踏切を通行する時は、歩行者や対向車などにも注意が必要です。特に、列車が通過して遮断機が上がった後の踏切は、交通量が多くなります。歩行者や自転車、対向車の動きに、十分目を配るようにしましょう。
そして、歩行者や自転車が多い時は、先に渡ってもらうようにして、踏切の中がすいてから通行するようにします。また幅の狭い踏切では、対向車と無理に行き違おうとすると、接触したり、接触を避けようとして左に寄りすぎたりして、脱輪する恐れもあります。そんな時は、踏切の手前で停止して、対向車が通過してから進むようにしましょう。その他、レールの部分は鉄でできていますので、雨などの際に、スリップしやすくなります。踏切内では、少しのオーバースピードも危険です。特にマニュアル車の場合は、1速のギヤのまま、変速せずにゆっくりと渡り切るようにしましょう。
また、夜間に踏切で通過列車を待つ時、軌道内のほうが高く道路が上り坂になっている場所では、ロービームにしていても、対向車のドライバーさんにライトが直接当たり、まぶしさで前を見えなくさせてしまうことがあります。踏切で通過待ちの際は、ヘッドライトを消すなどの配慮を、ぜひお願いしますね。
【踏切の交通違反】7月 9日(金)放送分
「踏切でのポイント」をテーマにお送りしてきましたが、重大な事故が発生する可能性のある踏切では、道路交通法で、様々なルールが定められています。今朝は、そうしたルールを改めて確認しておきましょう。
まず、ご存知の通り、踏切を渡る前には、一時停止することが決まりです。これに違反すると、「踏切不停止等(とう)」という違反になって、違反点数は2点、反則金は普通車で9000円、大型車で1万2000円となります。また、遮断機が下りているときや、下りている途中に踏切に入ったり、警報器が鳴っているときに踏切に入ったりすると、これも「しゃ断踏切立入り」という違反になります。こちらの違反点数も2点となり、反則金は、普通車で1万2000円、大型車で1万5000円です。さらに、踏切とその端から前後10メートル以内は、駐車も停車も禁止されています。特に、クルマから離れていて「放置駐車違反」とみなされると、違反点数は3点と多くなりますので、十分注意してください。こちらの反則金は、普通車1万8000円、大型車2万5000円です。
踏切では、ルールを守って安全に通行するよう、皆さんも、日頃から心がけて、ワンダフルドライブ、楽しんでくださいね!
2021/7/2 UP!
交通事故というと、道路上で起きるものと思いがちですが、実は、駐車場でもたくさんの事故が起きているのを、皆さんはご存知でしたか?その数、なんと交通事故全体のおよそ3割を占めているといわれています。そこで今週の、千葉トヨペット「レガーメ・ワンダフル・ドライブ」は、「駐車場での注意点」をテーマに、チェックしていきたいと思います。
【駐車場での安全のポイント】6月28日(月)放送分
まず今朝は、大きめの施設の駐車場を例に、ポイントを見ていきましょう。
駐車場では、停まっているクルマや柱の陰など、思わぬところから、歩行者が出てくることがあります。そこで場内を通行する時は、いつでも停まれる時速10キロ以下の徐行運転をしましょう。また、場内に一時停止ラインや標識があれば、必ず守るようにしましょう。駐車スペースを探すのに、キョロキョロしてこれを見落とすと、事故につながる危険性が高くなりますよ。
そして、駐車場内で一番多い事故が、駐車スペースにバックで入れる時です。両サイドのクルマにぶつかったり、塀や柵に接触したりするケースが多くなっています。そこでバックするときは、ミラーやバックモニターだけに頼らず、後方などの安全確認を、ちゃんと自分の目でも行うようにしましょう。もしバックしていて、他のクルマなどにぶつかるかも・・・と思ったら、決して無理はせず、切り返しましょう。
気持ちの焦りは、ペダルの踏み間違いなどの操作ミスにつながります。落ち着いて駐車するようにしてくださいね。
【機械式立体駐車場では注意】6月29日(火)放送分
今週は、「駐車場での注意点」をテーマにお送りしています。
ひと口に駐車場といっても、いろいろな種類がありますが、その一つが、商業施設やマンションなどに多く設置されている「機械式立体駐車場」です。少ないスペースで、多くのクルマを停めることができる便利な駐車場ですが、実は、人が挟まれるなどして大ケガをしたり、亡くなったりする事故が何件も起きています。そこで今朝は、利用する時の注意点を取り上げてみたいと思います。
こうした「機械式立体駐車場」のうち、特に事故が多く起きているのがマンションなどにある、利用者が自分で操作するタイプです。では操作の際、どんなことに気をつければいいのでしょうか?まず重要なのは、ドライバーさん以外は、パレットなどの駐車装置内へ入らないことです。同乗者の乗り降りや、荷物の積み下ろしは、必ず駐車装置の外で行ってくださいね。そして駐車装置の近くに、人がいないことを、しっかり自分の目で確認してから操作します。操作中は、同乗者などを装置に近寄らせないようにしましょう。特に小さなお子さんは、手をつなぐなどして十分注意してください。また駐車装置の操作は、扱い慣れた利用者が行い、不慣れな人や子供には、絶対に触れさせないでください。それでも、万一装置内への閉じ込めなど、緊急事態が発生した場合は、迷わず非常停止ボタンを押して、緊急連絡先に通報してくださいね。
【有料駐車場の出入り口では無理しない】6月30日(水)放送分
「駐車場での注意点」をテーマにお送りしています。
おクルマでお出かけすると、入口の自動発券機で駐車券を受け取り、出る時に料金を機械に投入する有料駐車場を利用することが、皆さんもよくあるでしょう。でも、駐車券を受け取ったり、料金を支払ったりする際に、機械のすぐ近くへクルマを寄せきれず、手が届きにくくて苦労したことありませんか?そんな時、皆さんはどうしていますか?おそらく多くの方が、運転席から思いっきり手を伸ばしているんじゃないでしょうか?でもこの行為、あまり無理をし過ぎるのも良くありません。
というのも、手を懸命に伸ばすあまり、ブレーキを踏んでいる足が、ペダルから離れてしまうことがあるんです。するとオートマ車なら、クリープ現象によって動き出してしまいます。そんな時は慌てずに、体勢を戻してブレーキペダルを踏めばいいだけなのですが、つい焦ってしまい、冷静な判断ができなくなる可能性もあります。そうなると、どんな事故につながるか分かりません。安全のため、駐車券の受け取りや料金お支払いの時は、面倒でも必ずシフトをパークングに入れて、サイドブレーキを掛けてから行うようにしましょう。
それでも届かないという場合は、クルマから降りて対応するようにしてくださいね。
【コインパーキングの料金に注意】7月1日(木)放送分
お出かけ先で、コインパーキングを利用されること、皆さんもよくあると思います。ただし、その料金については、看板に大きく書かれている金額を見ただけで判断してしまうことが、多いんじゃないでしょうか?でも、その料金表示については、しっかり確認する必要があるようです。
というのも、全国の消費生活センターなどに、「一日最大○○円のはずなのに高額な料金を請求された」、「平日料金と休日料金の違いが分かりづらい」などといった、コインパーキングの料金表示に関する相談が多く寄せられているそうなんです。例えば、こんなケースがありました。「当日最大600円」と大きく看板に書かれたコインパーキングを、週末2日間利用したそうです。当然、利用料金は1200円だと思っていたら、なんと4000円を請求されたといいます。そこで看板をよく見ると、「土日祝日を除く」と小さく書かれていたそうです。
つい看板に大きく書かれた、「1日最大○○円」ところばかりに目が行きがちですが、その他に、様々な条件が書かれている場合があります。前もって、そうした条件をよく確認するようにしましょう。また、駐車券を紛失したことを理由に、高額な料金を請求されるケースもよくあるそうです。駐車券の紛失には、くれぐれも注意してくださいね。
【コンビニワープはルール違反】7月2日(金)放送分
「駐車場での注意点」ラストは、駐車場でクルマ側が絶対にやってはいけない、マナー違反のお話です。
みなさんは、「コンビニワープ」という言葉を聞いたことがありますか?これは交差点での信号待ちを避けるために、その交差点の角にあるコンビニや飲食店などの駐車場や敷地をショートカットして、右折や左折する行為をいいます。やっている側からすると、「コンビニに立ち寄って、道路に出ていくのと同じなんだから、問題ないでしょう」と考える人が多いようです。確かに、道路上で信号無視をしているワケではないので、法律的に取り締まることは難しいかもしれません。しかし実は、とても危険な行為なんです。
というのも、駐車場の中では、店やクルマの陰から、いつ歩行者が出てくるか分かりません。さらに、通過するための侵入ですから、そこそこ速いスピードで走るクルマが多いようです。歩行者も、まさかそんな目的でクルマが走り抜けるとは思っていませんので、十分な注意を払っていないでしょう。そんなコンビニワープが原因で、歩行者がはねられて死亡する事故も、実際に起きています。身勝手なコンビニワープは、重大なマナー批判で、危険な行為だということ、しっかり覚えておいてくださいね!
「駐車場での注意点」ぜひ再チェックして、ワンダフルドライブ、楽しんでくださいね!