2021/8/13 UP!
コロナ禍ということで、今年も昨年同様、気軽に遊びに出かける訳にはいかない状況ですが、お盆の時期でもあり、様々な事情で高速道路を利用される方、やはり、大勢いらっしゃるのではないでしょうか。そんな高速道路で、何か想定外のトラブルが起きた時、みなさんは落ち着いて対応できますか?そこで今週の、「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」は、「高速道路でのトラブル」をテーマに、さまざまな対処法をお話していきたいと思います。
【ETCの開閉バーが開かない時】8月 9日(月・振休)放送分
すっかり定着した感のあるETCですが、利用されている方は、ETCゲートに進入すると、開閉バーが開くのが当たり前だと思っていませんか?しかし、何らかの原因で、この開閉バーが開かないことがあるんです。
そんな時に、ついやってしまいがちなのが、バックして、他のゲートに移動すること。でも、後続車が来ている時にバックするのは、いわば逆走しているのと同じ。とても危険なので、絶対にしてはいけませんよ!
こういうケースでは、まずハザードランプを点灯して後続車にトラブルがあったことを知らせましょう。そしてゲートに設置されているインターフォンのボタンを押して、係員と連絡を取り、その指示に従ってください。ちなみに、ETCの開閉バーが開かない原因で多いのが、ETCカードの挿し忘れや、期限切れだそうです。お出かけ前には、必ずチェックするようにしてくださいね。
【目的のICを通り過ぎたら】8月 10日(火)放送分
みなさんは、高速道路を利用していて、ついうっかり、目的のインターチェンジを通り過ぎてしまった場合、どうしますか?
一番やってはいけないのが、道路上をUターンやバックで戻ろうとすることです。これは、重大な事故につながる行為です。絶対にやめましょう!ではこういう時はやっぱり、次のインターチェンジで料金を払って降りて、再び高速道路で引き返すか、あるいは一般道を使って戻るしかないのでしょうか?
実は、目的のインターチェンジに戻れる最善の方法があるんです。まず、目的のインターチェンジを通り過ぎたり、ジャンクションでルートを間違えたりしたことに気づいたら、次のインターチェンジで、一般レーンに入り、料金所のスタッフに、そのことを伝えてください。するとスタッフが、再び高速道路に戻るためのルートを誘導してくれますので、その指示に従えば、本来降りるインターチェンジまで高速道路を使って引き返すことができるんです。目的の出口の料金所では、ETCの開閉バーが開かないことがあるので、料金所スタッフがいるレーン、または料金精算機が設置されているレーンを利用してくださいね。乗り間違えた分の料金は取られません。ただ、インターチェンジによっては、構造上対応できない場合もあるそうなので、その点はご了承ください。
【事故や故障で停止したら】8月 11日(水)放送分
高速道路を走行中、もし故障や事故などが起きたら、みなさんはどうしますか?
時速100キロ前後のクルマが走り抜ける高速道路では、うかつに停車すると、大事故につながりかねません。そこで、トラブルが発生したら、直ちにハザードランプを点灯させて後続車へトラブルがあったことを知らせつつ、できるだけ路肩に寄せて停車します。もし橋の上やトンネルなどで、路肩が狭かったり、路肩がないような場合は、可能なかぎり広い所まで走ってから停車するようにしてください。また、同乗者がいる場合は、速やかにガードレールの外に避難させましょう。この時、クルマが後続車に追突されて巻き添えにならないよう、クルマより後方に避難するのがポイントです。
次にドライバーさんは、発炎筒や停止表示機材を、クルマから50メートル以上後方に設置します。ただ燃料が漏れている時は、引火する恐れがあるので、発炎筒は使わないようにしましょう。設置が終わったら、ドライバーさんもガードレールの外に避難します。そして1キロおきに設置されている非常電話や道路緊急ダイヤル「#9910(シャープ・キュウ・キュウ・イチ・ゼロ)」で道路管理者に通報し、レッカーの依頼などを要請します。ただ、くれぐれも身の安全を第一に考え、まずは落ち着いて対応するようにしてくださいね。
【トンネル火災に遭遇したら】8月 12日(木)放送分
山間部を通ることが多い高速道路には、長いトンネルがあちこちにあります。そんなトンネルを走行中、もし火災が発生したら、みなさんはどうしますか?今朝は、その対処法をチェックしておきましょう。
まずトンネルの入口に、情報板や信号機が設置されている時は、必ず確認してください。トンネル内で火災が発生しているなら、赤信号になったり、「火災発生」などの文字で危険を知らせてくれます。その際は、トンネルの手前でハザードランプを点けて、道路の左端に寄せて停車しましょう。
一方、トンネルに入って火災が発生した場合は、やはりすぐにハザードランプを点けて、道路の左端にクルマを停めます。そして、非常電話や通報装置などを使って道路管理者に火災が発生したことを知らせましょう。火の手がまだ小さいようなら、初期消火に努めてください。トンネルの中には50メートルおきに消火器や消火栓が設置されています。ただし、決して無理をしないで、危険と感じたら速やかに避難してくださいね。
クルマを置いて避難する場合には、その後の消火活動や救助活動で移動できるように、クルマのキーを付けたままドアもロックしないでください。そしてスピーカーやラジオ放送を通じて、情報や指示が流されますので、それに従いましょう。とにかく終始、落ち着いた行動をとるのが何より重要ですよ!
【落下物を見つけたら】8月 13日(金)放送分
「高速道路でのトラブル」、最終日は、「落下物をみつけたら」です。
みなさんは、高速道路を走っている時、道路上に落下物があるのを見かけたことはありませんか?落下物と一口にいっても、その大きさや内容は様々です。ただし、スピードの出る高速道路では、例え小さな落下物でも、接触するだけで大きな事故につながる可能性があります。そのため落下物を見つけたら、速やかに高速道路の管理者に連絡して、撤去してもらわなければいけません。
その連絡方法は、いくつかあります。一番カンタンなのは、携帯電話を使って、道路緊急ダイヤル「♯(シャープ)9910(キュウ キュウ イチ ゼロ)」に連絡することです。この番号は高速道路だけでなく、国土交通省が管理する国道などでも24時間つながり、道路の異常などの緊急事態を無料で通報することができます。ただ走行中に電話する場合は、ドライバーさんではなく、同乗者の方が電話してくださいね。ほかには、サービスエリアやパーキングエリア、そして料金所のスタッフに伝えるという方法もあります。
落下物を見つけたら、安全のため、そのままスルーせず、ぜひ通報をお願いします。
2021/8/6 UP!
8月に入り、暑さはこれからが本番です。
先週の「炎天下でのクルマ周りの注意点」に続いて今週は、「夏の運転中のトラブル」をテーマに、夏場に気をつけたいポイント、クルマに起きる夏場ならではの問題を取り上げていきたいと思います。
【バッテリートラブルを防ぐために】8月 2日(月)放送分
まず、夏に多く起きるトラブルといえば、「バッテリーあがり」があります。冬場もよく起こりがちですが、これは気温の低下によって、バッテリーの性能が低下するため。一方、夏にバッテリートラブルが多くなるのは、電装品を使う機会が増えて、電気をたくさん使うからなんです。
夏に使う機会が増えるものといえば、まず思いつくのがカーエアコンでしょう。特に、ファンを全開で使っていると、電気の消費量が非常に多くなります。そして、渋滞につかまれば、バッテリーへの負担がより大きくなります。ブレーキを踏む機会が増えることで、その度にブレーキランプを点灯させますが、これも意外と電気を消費しているんです。さらに渋滞では、当然ノロノロ運転になるので、オルタネーターによる発電が十分にできず、バッテリーへの充電が追い付かなくなるという訳です。
また、何年も交換していない劣化したバッテリーでは、バッテリーあがりが起きやすくなります。バッテリーの寿命は、2年から3年が目安。トラブルを未然に防ぐためにも、定期的にバッテリーの点検・交換を心がけましょう。
【オーバーヒートが起きたら】8月 3日(火)放送分
運転中に起こる「夏のトラブル」。その一つが、「オーバーヒート」です。発生すると、クルマに深刻なダメージを与えかねないオーバーヒート。今朝は、その対処法をチェックしておきましょう。
まず、水温計の針が異常な高温を指したり、水温警告灯が赤く点灯したりした場合は、オーバーヒートのおそれがあります。速やかに安全な場所へ停車してください。ただ、ここでエンジンを切ってしまうと冷却ファンなどの冷却機能がストップしてしまいますので、エンジンはかけたままにしておきましょう。
続いて、ボンネットを開けて、エンジンルームの風通しを良くします。ただしこの時、エンジンルームの中は非常に高温になっていますので、十分注意が必要です。特に、白い水蒸気が噴き出ている場合は、収まるまでボンネットを開けないようにしましょう。
もし、冷却ファンが止まっていたり、冷却水が漏れていることが分かったら、すぐにエンジンを切ります。冷却水が漏れていると、すぐに水を足したくなるかもしれませんが、エンジンが熱いうちにラジエーターのキャップを開けると熱湯が噴き出す危険性があります。冷えるまで、絶対に開けてはいけませんよ!
エンジンが冷えた後、状態によっては再度スタートすることもできます。しかし、できればそのまま救援を呼んで、カーディーラーなどで原因の確認や修理をするようにしてくださいね。
【雷の時は?】8月 4日(水)放送分
夏場は、夕立やゲリラ雷雨などによる雷が多いですよね。「地震、雷、火事、親父」と言われるぐらい、昔から雷は、怖いものの代表です。では、クルマと雷の相性ってどうなんでしょうか?
クルマには金属がたくさん使われていいますから、ひょっとして皆さんも、「雷が落ちやすいんじゃないの」と、心配になっていませんか?でも、実はクルマの中は、雷に対して比較的安全な場所なんです。もちろん、クルマに雷が落ちることもあります。しかし雷の電気は、ボディを伝わってタイヤから地面へと逃げていくので、中に乗っている人が感電することはほぼありません。だから、クルマから降りて外にいる時でも雷が鳴り始めたら、クルマの中に避難するといいでしょう。ただし、オープンカーなど、クルマの屋根が幌(ほろ)の場合は、乗っている人が、落雷を直接受けることになりますので注意が必要です。
一方、雷が落ちた時に、クルマの電装品などが壊れることはないんでしょうか?実は、カーナビやETCなどの電装品も、ほとんど影響はないそうなので、安心してよさそうです。ただ運転中、雷で注意しなければいけないのは、その光と音に驚いて、運転操作を誤ることです。もし、恐怖を感じるほどの激しい雷雨に遭遇したら、速やかに安全な場所へクルマを停めて、雷雲が通り過ぎるのを待つようにしましょうね。
【雹が降ったら?】8月 5日(木)放送分
夏の運転中に起こる車のトラブル、夏場、天気の急変した時には、大雨や雷だけでなく、「雹(ひょう)」が降ってくることもあります。「雹」とは、直径5ミリ以上の氷の粒で、場合によってはゴルフボールぐらいの大きさになることもあるそうですよ。
もし運転中に、激しい「雹」が降り始めたら、視界と道路状況が、あっという間に一変して、事故やトラブルへとつながってしまう危険性があります。それに「雹」は固い氷の粒なので、勢いよく車体の表面に当たれば、たくさんの傷やへこみを作ってしまいます。そこで、激しく「雹」が降ってきたら、無理に運転を続けず、屋根のある駐車場など安全な場所へ避難するのがいいでしょう。そうした場所が近くにないときは、安全を確認しながら、道路の左端にクルマを停めます。この時、毛布などを積んでいるなら、ボディに掛けると、衝撃を和らげ、キズを最小限に抑えることができますよ。
ちなみに、雹によってボディにキズが付いたり、ガラスが割れるなどした場合、車両保険で補償されることがあります。ただ、契約内容によって対応が異なりますので、修理に自分の任意保険が使えるかどうか、加入している保険会社に確認してみてくださいね。
【付着した虫の死骸は放置しない】8月 6日(金)放送分
今週は「夏の運転中に起こるトラブル」をご紹介してきました。
ところで、夏の夜、高速道路などを運転すると、フロントガラスやボディに、ぶつかった虫の死骸がこびりついていることが、よくありますよね。そんな虫の死骸を、面倒だからと放置するのは良くありません。見た目が悪いのはもちろん、付着した虫の体液が酸化するなどして、塗装を傷める原因になってしまうんです。ついたばかりの虫の死骸は、洗車をすれば比較的簡単に取り除くことができます。しかし、時間が経つにつれて、こびりつき具合がどんどん固くなっていき、取りにくくなってしまいます。そのため、なるべく早く落とすことが大切です。
もし、洗車をしても取れない場合は、お湯を使う方法があります。ただ、樹脂製の部品への影響を考えて、熱湯は避けましょう。虫の死骸がこびりついた部分の上にマイクロファイバークロスなどを置いて、その上から火傷をしない程度のお湯をかけ、しばらく時間を置いてみてください。汚れが柔らかくなって、落としやすくなるはずです。また、カー用品店などで、様々な虫取り専用のクリーナーも市販されています。そうしたアイテムを使うのもオススメですよ。
2021/7/30 UP!
みなさん、ご存知の通り、真夏の炎天下、閉め切ったクルマの中は、想像以上に高温となります。そんな車内は、まさに特殊な空間。注意しないと思わぬトラブルが発生することがあるんです。
そこで今週の「千葉トヨペットレガーメ・ワンダフル・ドライブ」は、「炎天下での注意点」と題して、酷暑の季節、クルマ周りで注意すべきポイントを取り上げていきたいと思います。
【車内にアルコール消毒液を放置しない】7月 26日(月)放送分
去年から続くコロナ禍にあって、マスク同様、使う機会が多くなったのがアルコール消毒液でしょう。実は、このアルコール消毒液を炎天下の車内に放置すると、火災の原因になる可能性があるんだそうです。
アルコール消毒液には、エタノールが使用されているんですが、その引火する温度は、純度100%の場合は13℃。そして80%で22.5℃、60%では26℃程度で引火した、という実験報告もあります。市販されているアルコール消毒液などの濃度は、60%から80%ほど。炎天下での車内温度は、55℃以上になることもあるといいますから、十分引火する危険性があるんです。また、加熱されることで容器が破裂し、可燃性の蒸気が漏れ出す場合もあります。それが車内に充満してしまうと、ライターの使用や静電気によってやはり引火する恐れがあるんです。ということで、車内が特に高温となる夏場は、アルコール消毒液をクルマの中に置いたままにしないよう、十分注意してくださいね!
【車内に放置してはいけないもの】7月 27日(火)放送分
「炎天下での注意点」。車内にアルコール消毒液を放置すると、火災の危険性がありますが、さらに、炎天下の車内では、放置すると怖いモノが、他にもいろいろとあるんです。例えば、ライターやスプレー缶などは、熱で中身が膨張し、ガスが漏れたり、破裂したりする可能性があります。そのガスが何らかの原因で引火すると、火災につながる危険もあるので、十分注意してください。
火災につながるといえば、みなさんは、ウィンドウガラスにアクセサリーなどを吸盤で貼り付けていたり、ダッシュボードの上に芳香剤などのビンを置いていたりしていませんか?実は、こうした吸盤やビンに日光が当たると、ちょうどレンズのような働きをして、シートなどに火が点き、火災になることがあるんです。これを「収れん火災」といいます。こうしたモノは、安全のためにも置かないのが賢明です。
また、飲みかけのペットボトルも要注意です。というのも、口の中の菌がボトルの中に入り、ジュースなどの糖分を栄養に発酵します。そしてガスの発生により、ペットボトルが破裂することがあるんだそうです。炭酸飲料の場合は 未開封でも高熱によって炭酸ガスが膨張する恐れがあります。そうしたペットボトルなどを、車内に放置しないよう、皆さん、気をつけてくださいね!
【冷却スプレーの使用は注意】7月 28日(水)
ところで夏場、外に駐車していたクルマへ乗りこむ時、車内がものすごく高温になっていて、げんなりすること、皆さんも、よくあるんじゃないでしょうか。
こういうときは、窓を開けたりエアコンをかけたりして、車内の熱を冷ます必要に迫られますが、最近では、冷却スプレーを使う人も増えているようですね。ところが、この冷却スプレーを使用した後、タバコを吸おうとライターに火を点けたところ爆発し、やけどを負うといったケースが度々起きています。
というのも、冷却スプレーの多くには、LPG(エル ピー ジー)という可燃性ガスが使われていて、そのガスにライターの火が引火してしまうんです。空気より重いLPGは、車内の下の方にたまりやすく、外へ出にくいという特徴があります。さらに衣服の繊維の間にも、ガスが残りやすいんです。そのため冷却ガスを使用したら、車内のエアコンを外気導入にし、窓を開け放っておくなど、十分な換気が欠かせません。もちろん使用する時は、火気厳禁ですよ。また、シートと衣類がこすれて静電気が発生し、爆発が起こることもありますので、タバコを吸わない人も要注意です。
冷却スプレーの他にも、制汗剤や日焼け止めなど、スプレー缶を使用する場合は、同様の危険性があります。使用前に注意書きなどをよく読んで、取扱いには十分気を付けてくださいね。
【子どもやペットは絶対に置き去りにしない】7月 29日(木)放送分
今週は、炎天下で車を運転するときに注意したいポイントをご紹介しています。
夏、屋外にクルマを駐車する時、間違ってもやってはいけないのが、小さなお子さんやペットなどを、車内に乗せたままクルマを離れることです。置き去りにされたお子さんが熱中症で亡くなる、という痛ましい事故が、過去に何度も発生し、その都度、ニュースなどで報道されていますが、同様の事故は、未だに後を絶ちません。では、炎天下において、車内温度はどのぐらいまで上昇するのか改めて確認しておきましょう。
JAF日本自動車連盟は以前、気温35℃の屋外に、午後12時から4時間駐車して、車内温度を測定するテストを行っています。その結果、何の対策も行わなかった黒い色のクルマでは、車内温度は57℃にも達しました。ちなみに白いクルマでも、最高温度は52℃。どちらも、人体がとても耐えられる温度ではないですよね。ちなみにサンシェードをしたり、窓を3センチほど開けるなどの対策を行った場合でも、人や動物が耐えられるほどには、温度上昇を抑えることはできませんでした。
一方、エアコンをかけたままであれば、確かに温度を抑えることはできましたが、駐車中のアイドリングストップは、環境問題やルール・マナーの観点から見ても良くありませんよね。
ということで、クルマを離れる時には、例え少しの間であっても、お子さんがどんなに気持ちよく眠っていても、車内に置き去りにすることは、絶対いけませんよ!
【ETCカードを車内に放置しない】7月 30日(金)放送分
「炎天下での注意点」をご紹介してきましたが、最終日のきょうは、今や多くの方が利用されているETCカードについてです。高速道路などを利用する時、料金所を停車することなく通行できて、とっても便利ですよね。では、そんなETCカードですが、使用していないとき、皆さんはどうしていますか?
おそらく、ETC車載器に挿しっぱなしにしている・・・、という方も、結構多くいらっしゃるんじゃないでしょうか。でも、特に夏の炎天下では、車内にETCカードを放置したままにしておくのは、良くありません。というのもETCカードに付いているICチップが熱に弱く、高温になった車内に放置していると、故障してしまう可能性があるんです。もし故障してしまうと、「ETCカードを車載器が認証しない」とか、「ETCゲートが開かなかった」などの、トラブルにつながることが考えられます。また、クレジットカード機能付きのETCカードは、盗難の被害に遭うおそれもありますので、防犯面からも、車載器に挿しっぱなしにしないよう、心がけてくださいね。
2021/7/23 UP!
今年は、東京オリンピック開催のため祝日移動が行われ、「海の日」が今週木曜日・22日になっていますね。三方を海に囲まれた千葉は、海との関係が深い県です。そこで今週は、「クルマと海」をテーマにお送りしていきたいと思います!
【海辺のドライブ】7月 19日(月)放送分
初回の今朝は、海辺をドライブする時の基本的な注意点について、チェックしておきましょう。
まず、海沿いの道は、晴れている日でも風が強い場合が多いです。海の景色がキレイだからと見とれるあまり、ついハンドルを持つ手が緩んだ際に強い風が吹くと、クルマが大きくふらつくことがあります。さらに、それに驚いて急ハンドルを切ったりすると、対向車線に飛び出したり、
最悪、海に転落なんてことにもなりかねません。ハンドルはしっかり握って運転するようにしましょう。
また海といえば、遠くまで砂浜が広がっている場所もありますよね。そんな砂浜を、気持ちよく走ってみたいと考える人もいるかもしれませんが、千葉県ではほとんどのビーチで、車両の乗り入れを禁止しています。仮に乗り入れが認められた場所でも、砂にタイヤがはまって、動けなくなる可能性もあります。砂浜には、うかつに入らないようにして下さい。
そして海沿いには、街灯が少ない道路も多いです。そんな道路では、日が暮れると周囲の安全を確認するのが難しくなります。海辺からのお帰りは、日が暮れる前の明るい時間帯に出発するようにしましょうね。
【カーブでの注意点】7月 20日(火)放送分
昨日は、海辺のドライブの注意点についてお話ししましたが、海沿いの道路を走る時には、もう一つ気をつけたいことがあります。それが、カーブです。海沿いの道は、どうしてもカーブが多いもの。そこで今朝は、カーブが続く道で安全に走るポイントをチェックしておきましょう。
まず、カーブを走る時の基本は、手前で十分に減速することです。スピードが速いままカーブへ進入すると、思った以上に遠心力が働いて曲がり切れなくなってしまい、センターラインをはみ出したり、ガードレールに接触したりして、事故へとつながる可能性があります。カーブを曲がりなから、ブレーキを踏む人も多いですが、実は曲がりながらのブレーキは、クルマの挙動が不安定になり危険なんです。カーブの手前までに、しっかり減速しておきましょう。
そしてカーブでは、センターラインをはみ出すのはもちろん、センターラインに寄りすぎても、対向車と接触する危険性が高くなります。キープレフトの原則に従って車線の左寄りを走るよう心がけてくださいね。また、見通しの悪いカーブでは、その先で落石があったり、故障車が停まっていたりするなど、思わぬ危険が潜んでいることがあります。そうした危険も予測しつつ、スピードを落として走るようにしましょうね。
【海から帰ったら洗車】7月 21日(水)放送分
海辺をドライブしたあとは、なるべく早く、あることをした方がいいんですが、みなさんは何だと思いますか?答えは・・・、洗車です。
ご存知の通り、鉄がたくさん使われているクルマは、海水に含まれる塩分にとても弱いですよね。直接海水に触れていないとしても、海の近くでは、吹いてくる風や巻き上げる砂にも、塩分が含まれています。つまり海の近くを走るだけで、クルマにはたくさんの塩分が付着してしまうんです。そうした塩分が車体に付いたまま放置していると、いつの間にかサビが発生して、大変なことになってしまう可能性があります。それを防ぐためには、なるべく早く洗車をして、塩分を洗い流すことが大切、という訳です。
ただ海の近くに住んでいる方や、マリンスポーツなどで頻繁に海へ行く方は、そう度々洗車をするのも大変ですよね。そんな方には、おクルマの下回りの「防錆(ぼうせい)コーティング」がオススメ!下回りは、なかなか洗車しにくいですし、走行時に石などが跳ねてキズが付きやすく、そうした場所からサビが発生しやすいんです。そこで下回りに、ワックス系のコーティングを施し、サビを防ぐのがこの防錆コーティングです。関心のある方は、お近くのカーディーラーなどへぜひお問い合わせくださいね。
【海に転落したら】7月 22日(木祝)放送分
海などに出かけた時、誤ってクルマが水中に転落してしまったら、みなさんは、どうやって沈んでいくクルマから脱出しますか?ということで今朝は、そんな万一の際の対処法をチェックしておきましょう!
まず、ドアに水圧がかかると、人の力ではドアを開けられなくなっていきます。これは、どんなに怪力の方であっても不可能と思ってください。しかし、すぐに沈んでしまう訳ではありませんので、窓が水面の上にあるうちに、窓から脱出するようにします。ただ、水に浸かることで、パワーウィンドウが作動しなくなることもあるでしょう。そんな時には、先のとがった脱出用ハンマーで、ガラスを割って脱出します。脱出用ハンマーは、カーディーラーやカー用品店などで購入できますので、いざという時に備えて、車内に用意しておくと安心です。
もし、ガラスを割ることが出来ないまま車内へ水が侵入してきたら、胴体から首の辺りまで水がくるのを冷静に待つようにしてください。そこまで水が入ると、車内からも水圧がかかり、ドアを開けることができるようになります。そしてロックを外し、大きく息を吸い込んだら、足などを使って、力を込めてドアを開けて脱出しましょう。
パニックは避けられないかも知れませんが、万一、そんな状態になったとき最も重要なのは、何より慌てふためかないことです。皆さん、ぜひ落ち着いて行動するようにしてくださいね!
【台風や豪雨の時は海辺の運転を避ける】7月 23日(金祝)放送分
例年、夏から秋にかけては、日本列島に台風が多くやってくる時期ですね。そして台風以外にも、近年、夏場に増えるのが集中豪雨です。そんな台風や集中豪雨で大雨が降っている時は、海辺の運転においても十分注意しなければいけません。
例えば、高波や高潮によって、突然海水が道路に流れ込んで来る危険性があります。その規模によっては、走行中のクルマが流されることもあるでしょう。もし高波にさらわれるようなことがあると、あっという間に沖合まで運ばれ、命を落とすことさえあるかもしれません。また、激しい波しぶきを浴びると、フロントガラスが破損する恐れもあって、大きな事故につながる可能性もあります。そこで、気象庁から高潮警報や波浪警報が発令されているような場合は、海辺での運転は避けるようにしましょう。特に満潮の前後では、高波や高潮による被害が発生しやすくなりますので、一段の注意が必要です。
今週は、「クルマと海」をテーマにお送りしました。海へのドライブなどにお出かけ前、ぜひもう一度チェックして、ワンダフルドライブ、楽しんでくださいね!
2021/7/16 UP!
あなたは、ワンちゃんを飼っていますか?愛犬と暮らす方は、行楽地へのお出かけや、動物病院への行き来などで、日頃から、何かと彼らをクルマに乗せる機会はあるものです。でも、そこにはいろいろと、気をつけなければいけないポイントがあります。そこで今週の、千葉トヨペット「レガーメ・ワンダフル・ドライブ」は、「愛犬とのドライブ」をテーマに、お送りしていきましょう!
「愛犬を運転席に乗せてはダメ」7月12日(月) 放送分
まず、車内でワンちゃんを乗せる場所についてです。
どんなに愛犬がかわいくても、絶対に乗せてはいけない場所があります。それが、ドライバーさんの膝の上など、運転席です。
去年5月には、北海道札幌市の国道で、膝の上に小型犬を乗せて運転していた男性が、道路交通法違反の現行犯で逮捕される、ということがありました。道路交通法では、ドライバーさんが、視界やハンドルなどの操作を妨げるような状態で、人やモノをのせて運転することを禁じています。膝の上にワンちゃんを乗せていると、どうしてもハンドル操作がしにくくなるでしょう。また、視界を妨げるだけでなく、愛犬の動きに目を奪われれば、わき見運転の原因にもなりますからね。
愛犬をクルマに乗せる時には、運転の邪魔にならない場所に、安全を確保して乗せてあげることが大切です。そのポイントについては、またご紹介したいと思います。
「クルマへの犬の乗せ方」7月13日(火) 放送分
今週は、「愛犬とのドライブ」をテーマにお送りしています。
ワンちゃんとおクルマでお出かけするとき、車内のどこに、どのように乗せるのがいいんでしょうか?そのポイントをチェックしておきましょう。
まず大切なのは、クルマの運転に影響が出ないようにすることです。車内を自由に動き回れる状態にしておくのは、良くありません。犬にとっても、カーブを曲がった時やブレーキを掛けたはずみに転倒して、ケガをする危険性もありますからね。では、「後部座席や助手席などに乗っている同乗者が抱っこする、というのはどうなの?」と思う方もいらっしゃるでしょう。ただこれも、抱っこしている人が居眠りしたりすれば、犬が自由になってしまい、運転席へ行ってしまうことが考えられます。特に助手席では、事故が起きた時にエアバッグが膨らむと、犬に重大な傷害を負わせる恐れがありますので、注意が必要です。
そして街なかで、ときどきクルマの窓から顔を出しているワンちゃんを見かけますが、こちらも危険です。例えば、急ブレーキの際やカーブを曲がった時、また事故などで車外に放りだされた時など、後続車にひかれるという、悲惨な事故に遭う可能性もあります。
理想的なのは、後部座席やラゲージルームで、しっかりと固定したクレートやケージに入れておくことです。最近は、犬用のシートベルトや保護用バッグなども売っているので、そうしたものを上手に活用してくださいね!
「ドライブ中の愛犬への配慮」7月14日(水) 放送分
今週は、「愛犬とのドライブ」をテーマにお送りしています。昨日はクルマへの犬の乗せ方についてご紹介しましたが、その他にもドライブ中、いくつか注意してあげなければいけないことがあります。
まず、個体差はありますが、犬も人と同じようにクルマ酔いをします。そこで食事は、クルマに乗る2、3時間前までに、済ませるようにしてあげてください。犬用の酔い止め薬もありますので、ワンちゃんが酔いやすい場合には、あらかじめ動物病院で、処方してもらいましょう。
そしてドライブ中、ずっとクレートなどに入れっぱなしだと、ワンちゃんも疲れてきます。1時間おきぐらいに休憩をとって車外へ出し、運動や気分転換などさせてあげてください。ただその時、ドアを開けた途端、興奮してワンちゃんが飛び出してしまうことがあります。事故に遭ったり、迷子になったりする可能性もありますので、必ずリードを付けてから、ドアを開けるようにしてくださいね。
さらに、これからの季節は、炎天下にさらされたアスファルトの路面は、60度を超えることもあります。ワンちゃんをクルマの外に出す時は、足をヤケドしたり、熱中症になったりしないよう、十分注意してあげてください。また、エアコンが停止したクルマの中に放置することは、短時間でも絶対にやめてくださいね!
「クルマに慣れさせるには」7月15日(木) 放送分
「愛犬とのドライブ」をテーマにお送りしています。
ワンちゃんの中には、クルマに乗るのをイヤがる子もいますよね。その理由は様々で、クルマの音や振動が怖いとか、ニオイが苦手ということもあるでしょう。また過去に、抵抗したのに無理やり連れていかれた、ひどいクルマ酔いをした、といったようなトラウマから、激しくイヤがる子もいるようです。ただ、大半の犬は、訓練次第でクルマに乗れるようになるといいます。そこで今朝は、そんな訓練の例をご紹介しましょう。
まずは、エンジンを止めたままドアを開け、飼い主さんが車内から呼んで招き入れます。この時、無理に連れ込むようなことはせず、楽しそうな雰囲気で声をかけ、自分から乗ってくるのを待つようにしましょう。そして、乗ったらほめてあげたり、ご褒美をあげるなどして、いい記憶を持たせるようにします。
つづいて、ドアを閉める。それでも怖がらなければ、エンジンをかける。それも大丈夫なら、クレートやケージに入れるなど、少しずつ、実際にドライブする状況に近づけながら、慣れさせていきます。
その後、乗車してもリラックスできるようになれば、実際にクルマを走らせます。その時には、近くの公園などへ向かい、到着したら好きに遊ばせて、「クルマで出かけると楽しいことがある」というイメージを持たせることが大切です。あとは、次第に運転する距離や時間を延ばしていってみてくださいね!
「愛犬とのドライブでおすすめグッズ」7月16日(金) 放送分
今週は、「愛犬とのドライブ」をテーマにお送りしてきました。最終日の今日は「ワンちゃんとのドライブで、持っていると便利なモノ」からオススメのアイテムをチェックしておきましょう。
まず、ワンちゃんのストレスを軽減させるために、クルマへ持ち込むクレートなどは、日頃から使い慣れたものを選ぶようにしましょう。そこに、飼い主さんや愛犬自身のにおいのついたタオルや毛布、おもちゃなどを入れておけば、さらに安心できるはずです。ドライブ中、ワンちゃんが退屈そうだったら「おもちゃ」や「おやつ」をあげるなど、楽しみも提供するようにしてあげてくださいね。
そして、犬も人と同じようにクルマ酔いします。ひどい場合には、嘔吐してしまうこともあるので、あらかじめ車内やケージの中に、ペットシーツを敷いておくといいですね。また休憩中などに、外でワンちゃんがうんちをした場合、それを車内へ持ち込む場合に備えて、ニオイが漏れにくいマナーポーチや処理袋を用意しておくと便利です。
その他にも、愛犬がリラックスしてドライブできるよう、お気に入りグッズなどあれば、そばに置いてあげてくださいね。
今週は、「愛犬とのドライブ」をテーマにお送りしました。ぜひワンちゃんとお出かけの時は、参考にしてみてくださいね!
2021/7/9 UP!
クルマを運転中、標識などなくても一時停止が義務付けられている場所があります。その一つが、踏切です。それだけ踏切が危険な場所で、十分気をつけなければいけないということですよね。そこで今週の「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」は、「踏切でのポイント」と題して、事故を防ぐための注意点などをお伝えしていきたいと思います。
【踏切を通行する時の基本】7月 5日(月)放送分
まず今朝は、踏切を通行する時の交通ルールについて、おさらいしておきましょう。
踏切では、警報器や遮断機が、作動していてもいなくても、必ず一旦停止しなければいけません。ただし、信号機が付いている踏切では、信号の表示に従って一時停止せずに進むことができます。停止したら、左右を確認します。この時、窓を少し開けて警報器が鳴っていないか確認しましょう。
警報器が鳴り始めたら、踏切に進入してはいけませんよ。停止線の手前で、列車が通過するのを待ちます。そして、踏切内へ進入する際、必ず確認しなければいけないのが、渡った向こう側に、自分のクルマが入れるスペースがあるかどうかです。前方が、渋滞などで混雑している時に進入すると、踏切の中で立ち往生して動きが取れなくなる可能性があり、大変危険です。ぜひ、踏切を越えた先の道路状況をよく確認してから、進入するようにしてくださいね。
踏切は一歩間違えると、重大な事故につながる場所です。みなさんも決して侮ることなく、基本をよく守って安全に通行してくださいね。
【遮断機が下りたら】7月 6日(火)放送分
今週は、「踏切でのポイント」をテーマにお送りしています。ところで運転中、踏切を渡っている時に、何らかの理由で遮断機が下りてしまい、踏切の中に閉じ込められた場合、皆さんはどうしますか?
普通は、遮断機が下りたら、列車が通過するまでそれほど時間の猶予はありません。落ち着いて、速やかに脱出する必要があります。この時、クルマが動かせるようなら、まず試したいのが、遮断機の遮断棒を押し上げる方法です。遮断棒はクルマで押しても折れずに、根元から斜め上に曲がるようになっているものが多く、クルマで押し切れば脱出することができます。たとえ、そうしたタイプでなかったとしても強行しましょう。仮に遮断棒が折れたとしても、電車と衝突した時の大惨事を考えれば、止むをえませんよね。ここは、列車との衝突を避けることを最優先に考えましょう。
もちろん、そのように踏切の中に閉じ込められる事態を避けるのが一番です。警報機が鳴り始めたら、踏切内へ進入するのは、絶対にやめてください。そして、踏切の前方が混雑していて渡り切れないような時も、絶対に進入してはいけませんよ。
こうした、ちょっとしたことに気をつけるだけで、踏切の中に閉じ込められることはないはずです。みなさん、くれぐれも注意してくださいね。
【踏切の中で立ち往生したら】7月 7日(水)放送分
踏切を通行している時、エンストや脱輪など、何らかの理由でクルマが動けなくなってしまった場合、皆さんならどうしますか?今朝は、そんな時の対処法についてチェックしておきましょう。
まず、何よりも先にしなければいけないのが、警報機付近に設置されている非常ボタンを押して、接近中の列車に、トラブルが発生したことを知らせることです。ただ、この非常ボタンを押すことに抵抗を感じる人、少なからずいらっしゃるんじゃないでしょうか?でも、警報機が鳴ったら、列車は、最短だと15秒ほどでやってくるといいます。もちろん列車は、危険を発見したとしても、ただちに停まれるわけではありませんので、一刻も早く非常ボタンを押すことが重要ポイントです。
仮に、その路線の列車の本数が少なく、次の列車が来るまで時間があっとしてもやることは同じです。第一にすべきは、避難と非常ボタンを押すこと、と、しっかり覚えておいてくださいね!そして、非常ボタンを押したら、そのボタン付近に表示されている連絡先へ電話することを忘れないでください。また、警報機や非常ボタンのないような踏切の場合は、車内の発煙筒を使うなどして、必ず列車へ危険を知らせるようにしてくださいね。
【踏切で気をつけること】7月 8日(木)放送分
踏切内での列車との事故を防ぐポイントをお話して来ましたが、踏切を通行する時は、歩行者や対向車などにも注意が必要です。特に、列車が通過して遮断機が上がった後の踏切は、交通量が多くなります。歩行者や自転車、対向車の動きに、十分目を配るようにしましょう。
そして、歩行者や自転車が多い時は、先に渡ってもらうようにして、踏切の中がすいてから通行するようにします。また幅の狭い踏切では、対向車と無理に行き違おうとすると、接触したり、接触を避けようとして左に寄りすぎたりして、脱輪する恐れもあります。そんな時は、踏切の手前で停止して、対向車が通過してから進むようにしましょう。その他、レールの部分は鉄でできていますので、雨などの際に、スリップしやすくなります。踏切内では、少しのオーバースピードも危険です。特にマニュアル車の場合は、1速のギヤのまま、変速せずにゆっくりと渡り切るようにしましょう。
また、夜間に踏切で通過列車を待つ時、軌道内のほうが高く道路が上り坂になっている場所では、ロービームにしていても、対向車のドライバーさんにライトが直接当たり、まぶしさで前を見えなくさせてしまうことがあります。踏切で通過待ちの際は、ヘッドライトを消すなどの配慮を、ぜひお願いしますね。
【踏切の交通違反】7月 9日(金)放送分
「踏切でのポイント」をテーマにお送りしてきましたが、重大な事故が発生する可能性のある踏切では、道路交通法で、様々なルールが定められています。今朝は、そうしたルールを改めて確認しておきましょう。
まず、ご存知の通り、踏切を渡る前には、一時停止することが決まりです。これに違反すると、「踏切不停止等(とう)」という違反になって、違反点数は2点、反則金は普通車で9000円、大型車で1万2000円となります。また、遮断機が下りているときや、下りている途中に踏切に入ったり、警報器が鳴っているときに踏切に入ったりすると、これも「しゃ断踏切立入り」という違反になります。こちらの違反点数も2点となり、反則金は、普通車で1万2000円、大型車で1万5000円です。さらに、踏切とその端から前後10メートル以内は、駐車も停車も禁止されています。特に、クルマから離れていて「放置駐車違反」とみなされると、違反点数は3点と多くなりますので、十分注意してください。こちらの反則金は、普通車1万8000円、大型車2万5000円です。
踏切では、ルールを守って安全に通行するよう、皆さんも、日頃から心がけて、ワンダフルドライブ、楽しんでくださいね!
2021/7/2 UP!
交通事故というと、道路上で起きるものと思いがちですが、実は、駐車場でもたくさんの事故が起きているのを、皆さんはご存知でしたか?その数、なんと交通事故全体のおよそ3割を占めているといわれています。そこで今週の、千葉トヨペット「レガーメ・ワンダフル・ドライブ」は、「駐車場での注意点」をテーマに、チェックしていきたいと思います。
【駐車場での安全のポイント】6月28日(月)放送分
まず今朝は、大きめの施設の駐車場を例に、ポイントを見ていきましょう。
駐車場では、停まっているクルマや柱の陰など、思わぬところから、歩行者が出てくることがあります。そこで場内を通行する時は、いつでも停まれる時速10キロ以下の徐行運転をしましょう。また、場内に一時停止ラインや標識があれば、必ず守るようにしましょう。駐車スペースを探すのに、キョロキョロしてこれを見落とすと、事故につながる危険性が高くなりますよ。
そして、駐車場内で一番多い事故が、駐車スペースにバックで入れる時です。両サイドのクルマにぶつかったり、塀や柵に接触したりするケースが多くなっています。そこでバックするときは、ミラーやバックモニターだけに頼らず、後方などの安全確認を、ちゃんと自分の目でも行うようにしましょう。もしバックしていて、他のクルマなどにぶつかるかも・・・と思ったら、決して無理はせず、切り返しましょう。
気持ちの焦りは、ペダルの踏み間違いなどの操作ミスにつながります。落ち着いて駐車するようにしてくださいね。
【機械式立体駐車場では注意】6月29日(火)放送分
今週は、「駐車場での注意点」をテーマにお送りしています。
ひと口に駐車場といっても、いろいろな種類がありますが、その一つが、商業施設やマンションなどに多く設置されている「機械式立体駐車場」です。少ないスペースで、多くのクルマを停めることができる便利な駐車場ですが、実は、人が挟まれるなどして大ケガをしたり、亡くなったりする事故が何件も起きています。そこで今朝は、利用する時の注意点を取り上げてみたいと思います。
こうした「機械式立体駐車場」のうち、特に事故が多く起きているのがマンションなどにある、利用者が自分で操作するタイプです。では操作の際、どんなことに気をつければいいのでしょうか?まず重要なのは、ドライバーさん以外は、パレットなどの駐車装置内へ入らないことです。同乗者の乗り降りや、荷物の積み下ろしは、必ず駐車装置の外で行ってくださいね。そして駐車装置の近くに、人がいないことを、しっかり自分の目で確認してから操作します。操作中は、同乗者などを装置に近寄らせないようにしましょう。特に小さなお子さんは、手をつなぐなどして十分注意してください。また駐車装置の操作は、扱い慣れた利用者が行い、不慣れな人や子供には、絶対に触れさせないでください。それでも、万一装置内への閉じ込めなど、緊急事態が発生した場合は、迷わず非常停止ボタンを押して、緊急連絡先に通報してくださいね。
【有料駐車場の出入り口では無理しない】6月30日(水)放送分
「駐車場での注意点」をテーマにお送りしています。
おクルマでお出かけすると、入口の自動発券機で駐車券を受け取り、出る時に料金を機械に投入する有料駐車場を利用することが、皆さんもよくあるでしょう。でも、駐車券を受け取ったり、料金を支払ったりする際に、機械のすぐ近くへクルマを寄せきれず、手が届きにくくて苦労したことありませんか?そんな時、皆さんはどうしていますか?おそらく多くの方が、運転席から思いっきり手を伸ばしているんじゃないでしょうか?でもこの行為、あまり無理をし過ぎるのも良くありません。
というのも、手を懸命に伸ばすあまり、ブレーキを踏んでいる足が、ペダルから離れてしまうことがあるんです。するとオートマ車なら、クリープ現象によって動き出してしまいます。そんな時は慌てずに、体勢を戻してブレーキペダルを踏めばいいだけなのですが、つい焦ってしまい、冷静な判断ができなくなる可能性もあります。そうなると、どんな事故につながるか分かりません。安全のため、駐車券の受け取りや料金お支払いの時は、面倒でも必ずシフトをパークングに入れて、サイドブレーキを掛けてから行うようにしましょう。
それでも届かないという場合は、クルマから降りて対応するようにしてくださいね。
【コインパーキングの料金に注意】7月1日(木)放送分
お出かけ先で、コインパーキングを利用されること、皆さんもよくあると思います。ただし、その料金については、看板に大きく書かれている金額を見ただけで判断してしまうことが、多いんじゃないでしょうか?でも、その料金表示については、しっかり確認する必要があるようです。
というのも、全国の消費生活センターなどに、「一日最大○○円のはずなのに高額な料金を請求された」、「平日料金と休日料金の違いが分かりづらい」などといった、コインパーキングの料金表示に関する相談が多く寄せられているそうなんです。例えば、こんなケースがありました。「当日最大600円」と大きく看板に書かれたコインパーキングを、週末2日間利用したそうです。当然、利用料金は1200円だと思っていたら、なんと4000円を請求されたといいます。そこで看板をよく見ると、「土日祝日を除く」と小さく書かれていたそうです。
つい看板に大きく書かれた、「1日最大○○円」ところばかりに目が行きがちですが、その他に、様々な条件が書かれている場合があります。前もって、そうした条件をよく確認するようにしましょう。また、駐車券を紛失したことを理由に、高額な料金を請求されるケースもよくあるそうです。駐車券の紛失には、くれぐれも注意してくださいね。
【コンビニワープはルール違反】7月2日(金)放送分
「駐車場での注意点」ラストは、駐車場でクルマ側が絶対にやってはいけない、マナー違反のお話です。
みなさんは、「コンビニワープ」という言葉を聞いたことがありますか?これは交差点での信号待ちを避けるために、その交差点の角にあるコンビニや飲食店などの駐車場や敷地をショートカットして、右折や左折する行為をいいます。やっている側からすると、「コンビニに立ち寄って、道路に出ていくのと同じなんだから、問題ないでしょう」と考える人が多いようです。確かに、道路上で信号無視をしているワケではないので、法律的に取り締まることは難しいかもしれません。しかし実は、とても危険な行為なんです。
というのも、駐車場の中では、店やクルマの陰から、いつ歩行者が出てくるか分かりません。さらに、通過するための侵入ですから、そこそこ速いスピードで走るクルマが多いようです。歩行者も、まさかそんな目的でクルマが走り抜けるとは思っていませんので、十分な注意を払っていないでしょう。そんなコンビニワープが原因で、歩行者がはねられて死亡する事故も、実際に起きています。身勝手なコンビニワープは、重大なマナー批判で、危険な行為だということ、しっかり覚えておいてくださいね!
「駐車場での注意点」ぜひ再チェックして、ワンダフルドライブ、楽しんでくださいね!
2021/6/25 UP!
大切なクルマを盗む卑劣な犯罪・自動車盗難。件数自体は全国で減る傾向にあり、千葉県でも、この20年で大幅に減少しています。とはいえ、千葉県での被害はまだまだ多く、去年は茨城県・大阪府に次ぎ、全国でワースト3位でした。そこで今週は、愛車を犯罪から守るため、「クルマの犯罪への備え」をテーマにお届けします。
【クルマの防犯対策】6月21日(月)放送分
今朝は、基本的な対策について、チェックしておきましょう。
まず一番大切なのが、クルマを離れる時は、たとえ短い時間だとしても、全ての窓を閉めて、ドアロックすることです。そして普段、クルマを保管する場所も重要です。
盗難の被害に遭いやすいのが、屋外の駐車場。特に、フェンスやゲートなどがなく簡単に侵入でき、また中の見通しも悪く、照明や防犯カメラなどが設置されていないような駐車場は、犯人に狙われやすくなります。盗難防止対策がとられた契約駐車場を選んだり、自宅の車庫なら、しっかりと対策しておくのがポイントです。
近年のクルマは、ほとんどにイモビライザーが標準装備されています。これはキーに内蔵されたIDと車体のIDを照合することで、エンジンを始動させることができる装置です。しかし最近では、そのIDを無効化してしまう「イモビカッター」が使われて、盗難にあうケースが増えているようです。そこで、警報器やタイヤロック、ハンドルロックといったアイテムも併せて活用すると、より安心できますよ。皆さんも油断せず、十分気をつけてくださいね!
【車上荒らしに注意】6月22日(火)放送分
千葉トヨペット「レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。今週は、「クルマの犯罪への備え」をテーマにお送りしています。昨日は自動車盗難についてお話しましたが、クルマに関連する犯罪といえば、車上(しゃじょう)荒らしがありますよね。今朝は、その手口や対策について、チェックしたいと思います。
車上荒らしの一番の狙いといえば、高額で売れるものを盗むことでしょう。例えば、エアロパーツを中心に、カーオーディオやカーナビ、ETC車載器、そしてアルミホイールなどが、よく被害にあうようです。その他、車内に置いてある小銭やバッグ、そしてアクセサリー類やゴルフの道具など、時間がかからず盗み出せるものを狙う犯人も、多いそうです。その手口として、もっとも一般的なのが、窓ガラスを割って車内に侵入する方法です。とはいえ、対策としては、やはりクルマを離れる時は、たとえ短時間でも、窓を閉めてドアをロックするのが基本です。さらに、防犯カメラが設置されている駐車場を利用することも抑止力になりますよ。またクルマの中に、モノを残さないことも大切です。車内をのぞいてみて、何か盗めそうなものがあれば、それが車上荒らしのきっかけになります。財布やバッグ、電子機器類などはもちろん、何か入っていそうな箱のようなモノも、放置しないようにしましょう。
犯罪者はどこで、あなたのおクルマを狙っているか分かりません。日頃から十分注意してくださいね!
【リレーアタック】6月23日(水)放送分
今週は、「クルマの犯罪への備え」をテーマにお送りしています。
最近、クルマを狙う犯罪でよく耳にするのが、「リレーアタック」という手口です。これは、スマートキーを使っているクルマを狙うモノで、近年、被害が増えているといいます。スマートキーは微弱な電波を出して、それをクルマが受信し、ワンタッチでドアの開閉やエンジンなどをスタートすることができます。その電波は、通常1メートル程度しか届かないのですが、犯人はその電波を特殊な機器で受信し、クルマの近くで待機している仲間の元へ増幅して中継します。そして、クルマに電波を受信させてロックを解除し、車内の物を盗んだり、乗り逃げしたりするワケです。犯人は、クルマから離れたドライバーさんを尾行して、近くでバッグなどに入れているスマートキーの電波を拾ったりするといいます。また、自宅の玄関や窓から、漏れ出ている電波を拾うこともあるので、自宅の車庫に停めている時でも安心はできません。
では、どのように対策したらいいんでしょうか?まず外出先では、クルマから離れる時に、周囲に不審な人物がいないか、よく確認しましょう。自宅では、玄関や窓の近くにキーを置いていると、電波を外から拾われる可能性があります。そこで、市販されている電波を遮断するキーケースを利用するか、金属の缶に入れておくと、電波を通さないので安心ですよ。
犯罪は、日々進化しています。「自分は大丈夫」などと、決して思わないでくださいね!
【ナンバープレートの盗難対策】6月24日(木)放送分
「クルマの犯罪への備え」をテーマにお送りしています。
車上荒らしで狙われるものとして、クルマのパーツがあります。中でも最近、よくニュースなどで取り上げられるのが、ナンバープレートの盗難です。でも、ナンバープレートは、全て登録されていますので、すぐに持ち主が分かるはずですよね。しかも、それほど高く売れなさそうです。そんなモノをわざわざ盗む理由って・・・、皆さんは、いったい何だと思いますか?
実は、そうした盗まれたナンバープレートは、犯人らが他で盗んだクルマを走らせる時に、ナンバーから足が付かないよう、カモフラージュとして使われることが多いんだそうです。盗まれた自分のナンバープレートが、知らないところで犯罪に悪用されているなんて、想像しただけで、心中とても穏やかではいられませんよね!
しかも、ナンバープレートの盗難はあとも厄介で、警察に被害届を出したり、自分でお金を払ってナンバーの再交付を受けたり、さらには、保険の登録や車検証の変更をしたり・・・など、いろいろと面倒なんです。そんなことにならないためには、盗まれないための対策が重要です。そこでオススメしたいのが、ナンバープレートを固定しているボルトを、簡単に外せない盗難防止用のロックボルトに交換すること。気になるという方は、お近くのカーディーラーなどで、ぜひ問い合わせてみてくださいね。
【ホイール・タイヤの盗難対策】6月25日(金)放送分
今週は、「クルマの犯罪への備え」がテーマの、千葉トヨペット「レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。きのうは、ナンバープレートの盗難対策について取り上げましたが、一方で、タイヤやホイールが盗まれるケースも、依然と多く発生しています。それを防ぐのに有効なのが、タイヤロックです。
これはホイールごとタイヤを固定する器具で、自動車盗難の対策としても高い効果があります。その他、最近人気になっているのが、「キー付きホイールナット」を使うことです。これは「ロックナット」とも呼ばれ、普通のソケットレンチや十字レンチでは回せない形になっているホイールナットのこと。取り外すには、専用のキーアダプターが必要です。いろいろな種類のモノが市販されているのですが、例えば、ナットの表面に工具がひっかかる凹凸がないモノや、また、花柄のような溝が彫ってあるモノもあります。この花柄のパターンは数多くあって、それにピタリとはまるキーアダプターがなければ、回すことができないようになっているんです。
もし、キー付きホイールナットを使いたいという方は、お近くのカーディーラーなどへ、お気軽に問い合わせてみてください。今週は、「クルマの犯罪への備え」をテーマにお送りしました。ぜひ再確認して、これからもワンダフルドライブ、楽しんでくださいね。
2021/6/18 UP!
最近、SDGsという言葉をよく耳にするようになりましたよね。
これは「持続可能な開発目標」という意味で、世界中の様々な問題について、解決に向け世界のみんなで取り組もうと、17の分野で目標を設定した国際的な約束です。その中では、「環境」への対策が重要なものとなっています。
エネルギーを使って走るクルマは、環境問題と無縁ではいられません。
そこで今週の、千葉トヨペット「レガーメ・ワンダフル・ドライブ」は、「環境にやさしいドライブ」をテーマに、さまざまな情報を取り上げていきます。
【点検・整備は環境対策につながる】6月14日(月)放送分
初日のきょうは、点検・整備の重要性です。クルマの点検・整備と環境に、どんな関係があるのか?と思われる方、いらっしゃるかもしれませんが、実は大きく関係しているんです。
例えば、タイヤの空気圧。空気圧が低い状態だと、タイヤが転がりにくくなるのは、自転車などで、みなさんも体験されているでしょう。そのまま走り続ければ、当然、燃費が悪くなってしまいます。適正な空気圧を保つことが、環境にも大切なんです。またエンジンオイルも、長年交換しないでいると、オイルが劣化して、粘りが強くなっていきます。そうなると、エンジンを回すのにも抵抗が増え、やはり余計な燃料を使うことになります。
燃費に関わるポイントは、他にもたくさんあります。カーディーラーなどで行う「定期点検・整備」はもちろん、日頃から、自分たちでの日常点検や整備も忘れず心がけ、クルマを常に最良の状態を保つようにしましょう。それが環境対策にもつながること、ぜひ覚えておいてくださいね。
【エコドライブのポイント(運転操作)】6月15日(火)放送分
今朝は、燃費とともにCO2の排出量も抑えられるエコドライブのポイントを、いくつかご紹介していきたいと思います。
最初のポイントは、発進です。実はクルマは、発進する時にエネルギーがもっとも必要。そんな負荷のかかる発進時に、大きくアクセルを踏み込むと、燃費はたちまち悪くなってしまいます。そこで、アクセルを踏むのを急ぎ過ぎないのが、大切なポイントになります。まず、アクセルを踏まなくても、クルマが前に進むクリープ現象を利用して動き出し、それを助走として利用しながら、アクセルを徐々に踏み込んでいくようにしましょう。
2つ目のポイントは、なるべく一定のスピードを保つことです。不要なアクセル操作や、減速・加速を繰り返すのは、燃料の浪費となります。できるだけ加速も減速もしない状態をキープするように運転してくださいね。
3つ目のポイントは、適切な車間距離を取ることです。前のクルマとの距離が近過ぎると、前のクルマが少し減速しただけでブレーキを踏み、その後、加速するときに再びアクセルを踏む・・・、といったことを再三繰り返すことになります。一定のスピードを保つためには、車間距離が大事です。
そして最後のポイントは、先の道路状況をよく見ておくことです。例えば、前方の信号が赤なのに、ギリギリまでアクセルを踏み続けるのは、燃料のムダ遣いです。先の状況を見据え、停車の際は早めにアクセルをオフにして、スムーズに減速するよう心がけてくださいね。
【エコドライブのポイント(運転以外)】6月 16日(水)放送分
今朝は、運転操作以外で心がけたい点を、いくつかご紹介していきたいと思います。
まずおクルマに、ゴルフバッグなど、すぐには使わないような大きな荷物を載せっぱなしにしていませんか?余計な荷物を載せたままになっていると、その重さの分だけ燃費が悪くなります。不要なものは降ろしてから出発しましょう。
次は、ちょっと意外かもしれませんが、窓を開けて走行するのも、燃費の悪化につながるんです。クルマは元々、窓を全て閉じた状態で効率よく走れるようにデザインされています。ところが窓を開けて走ると、車内に風が入ってくることによって空気抵抗が増え、燃費を悪化させてしまうことになります。また、おクルマの屋根に、ずっとルーフキャリアを付けっ放しにしているクルマを見かけることがありますが、実はあれも、大きな空気抵抗になっているのでご注意ください。その他、待ち合わせや荷物の積み下ろしの時など、駐停車中は、ムダなアイドリングをしないようにしましょう!
最後は、お出かけの時に、目的地の場所はちゃんと確認できていますか?「急がない、迷わない」は、エコドライブの基本です。お出かけ前に、ナビや地図でルートをきちんと調べて、ぜひゆとりある運転を心がけてくださいね!
【HVカーのエコドライブ】6月17日(木)
ところで、ラジオをお聞きの方の中にも、ハイブリッドカーに乗っているという方、多いと思います。もともと環境性能の高いハイブリッドカーですが、よりエコドライブにつながるテクニックがあるんです。そこで今朝は、トヨタの一般的なハイブリッドカーを例に、そのポイントをご紹介したいと思います。
まず発進です。ブレーキペダルから足を離して、最初はゆっくり発進。続いて、ふんわりとアクセルを踏み、エンジンをかけずにモーターの力だけで走るEV走行をします。そして時速20キロぐらいまで加速したら、さらにペダルを踏み込んで、目標の速度まで速やかに加速していきます。
続いて、目標の速度になったら、そこでいったんアクセルを完全に戻しましょう。そして、アクセルをじわっと踏んで、できるだけエンジンをかけないEV走行をするんです。これでなるべくガソリンを消費しないで走行することができます。減速する時は、次の信号など道路状況を見定めて、早めにアクセルを戻しましょう。そしてブレーキは緩やかにかけ、長めの距離で減速します。というのもハイブリッドカーは、ブレーキをかけている間などに、モーターを動かすための電気を発電し、バッテリーに充電しているんです。つまりブレーキをかけている時間が長いほど、多くの電気が充電されるというワケです。
トヨタのハイブリッドカーをお使いの方、ぜひ試してみてくださいね。
【迷惑駐車も環境に悪影響】6月18日(金)放送分
実は、駐車する時にも、環境を守るために大切なことがあるんですが、皆さんは、いったい何だと思いますか?それは・・・「迷惑駐車をしないこと」です。
「ちょっとの時間だから・・・」とか、「駐車場がいっぱいだから・・・」といった理由で、駐停車禁止の場所に停まっているクルマを見かけることが、ありませんか?しかしそれが、環境に悪影響を与えることにつながる可能性があるんです。
火曜日にもご紹介しましたが、エコドライブの基本は、ムダな加速や減速をせずに、なるべく一定の速度で走ることです。ところが、渋滞などによって、速度が時速40キロから20キロに落ちると、31%程度も燃費が悪化するといわれています。その点からも、通行を妨げる迷惑駐車は、多くのクルマにとってブレーキを踏ませるため、結果、渋滞の発生につながることもあるでしょう。そうなれば当然、余分な燃料を使わせ、CO2を発生させる原因となる訳です。迷惑駐車は、道路交通だけでなく、環境にも迷惑な存在だということを、皆さんくれぐれもお忘れなく。
今週は、「環境にやさしいドライブ」をテーマにお送りしました。
ぜひ再確認して、ワンダフルドライブ、楽しんでくださいね!
2021/6/11 UP!
雨の季節です。今年は、記録的な早さで梅雨入りした地域もありました。雨が降ると、運転にはいろいろな影響が出ますよね。そこで今週は「雨の日の注意点」をテーマに、様々なポイントをお伝えしていきたいと思います。
【雨の時の安全な運転】6月 7日(月)放送分
まず、雨の日の運転で注意しなければいけないのが、雨の降り始めです。
というのも、雨が降り始めると、カサのない歩行者や自転車が、雨を避けるために先を急ぐことがあります。すると、よく安全確認をしないまま、道路を横断したり飛び出したりすることがあるんです。雨の降り始めは、歩行者や自転車が、予想外の行動をする可能性がある、ということを頭に入れ、その動きに注意するようにしてください。
さらに降り始めは、道路表面のホコリが浮き上がり、特にスリップしやすい状態になります。ブレーキを掛けてから停車するまでの制動距離も長くなりますので、雨が降り始めたら、スピードを落として、車間距離も十分取るようにしましょう。
また、雨が窓やドアミラーに付くと、車体の小さい自転車やバイクは、とくに見えにくくなります。左折や進路変更、バックする時などは、ミラーをよく見るだけでなく、実際に振り向いて後方や横を確認して、危険を見落とさないよう気を付けることが大事です。
雨の日は、晴れの日とは状況が全く違うということを、改めて意識し、慎重な運転を心がけてください!
【冠水した場所を通らない】6月8日(火)放送分
大雨が降ると、道路に水があふれ、冠水することがあります。よくニュース映像などで、そんな道を、クルマが水しぶきを上げながら走るシーンが、流れますよね。でも、冠水した場所を走るのはもちろん危険なことで、決してオススメできるものではないんです。
というのも、まず冠水した場所は、その中の様子を外から知ることができません。例えば、水路があったり、マンホールのフタが流されたりしていれば、車輪がハマって動けなくなることもあります。そして見た目では、水の深さも分かりません。ボディがつかるような水深でも、車内へすぐに水が侵入してこないので安心していたら、急にクルマが浮いてしまい、途端に動けなくなる事態だってあるでしょう。また、エンジンの吸気口から水が入ったりすると、エンジンも止まってしまいます。それだけでなく、電装品がショートしたり、エンジンが破損したりするなど、重大な故障の原因となる可能性だってあるんです。ということで、冠水した場所に遭遇したら、極力う回して、通行しないようにしましょう。特に道路の下などをくぐるアンダーパスは、水が集まりやすく、水かさが深くなりがちです。そうした場所でクルマが動かなくなり、水没して車内にいた人が亡くなる事故も発生しています。みなさんも冷静な判断とともに、無理やり通行することは、絶対にやめてくださいね!
【ハイドロプレーニング現象】6月 9日(水)放送分
ところで、雨の日の運転といえば、「ハイドロプレーニング現象」という言葉を思い出す人も、結構いらっしゃるでしょうね?ハイドロプレーニング現象とは、路面の水たまりなどを通過した時に、タイヤの溝による排水が追い付かなくなり、タイヤと路面の間に、水の膜ができてしまう状態をいいます。まるで、タイヤが水に浮いたような状態となりますので、ハンドルやブレーキが効かなくなってしまうんです。ハイドロプレーニング現象を防ぐためには、タイヤの溝が十分にあることが重要です。また、タイヤの空気圧も適正に保ちましょう。空気圧が低いと接地面積が増えて、排水しづらくなり、ハイドロプレーニングへつながることに。そしてスピードが速いほど、ハイドロプレーニング現象は発生しやすくなります。特に、雨の日の高速道路などでは、スピードを抑えて走行するようにしてくださいね。では、もしハイドロプレーニング現象が起きたら、どうしたらいいのでしょうか?大切なのは、滑り始めたことに驚いて、急ハンドルを切ったり、急ブレーキをかけたりしないことです。というのも、グリップが戻った瞬間、クルマの挙動が大きく変化してしまい、より危険だからです。クルマが滑り始めたら、あわてずに、アクセルを少しだけ戻して、できるだけ何もせずタイヤのグリップが回復するのを、待つようにしてくださいね。
【水・泥はねに注意】6月 10日(木)放送分
ところでみなさんは、走行中、道路に水たまりがある時、歩行者に水や泥をはねかけないよう、細心の注意を払って運転されていますか?道路交通法でも、ぬかるみや水たまりを通行するとき、
徐行などしないで、人に泥水などをはねかけ、迷惑をかける行為が禁止されているんです。違反した場合は、5万円以下の罰金となります。では、どのくらい速度を落とせば、泥や水をはねることなく通過できるんでしょうか?JAF・日本自動車連盟では、以前、歩道寄りの轍にある、深さおよそ1センチの水たまりをクルマが通過した時に、クルマの速度の違いで、水がどれくらいはねるかの実験を行ったことがあるんです。その結果によりますと、時速40キロで水たまりを通過した場合、50センチ離れた所を歩いている歩行者にも、かなりの量の水をはねかけたそうです。続いて、時速20キロまで速度を落とした場合では、40キロの時よりだいぶ少なくなったそうですが、それでも歩行者まで水が届いたといいます。そして時速10キロまで落とすと、歩行者まで水がはねることはなくなったそうですよ。
泥や水は、ドライバーさんが思っている以上に、遠くまではねるものです。歩行者の近くを通行する場合は、しっかり徐行するなど、十分に速度を落とすよう注意してくださいね。
【大雨の時は昼間でもヘッドライト】6月 11日(金)放送分
雨が激しい時など、昼間でも薄暗くなることがありますよね。そんな時は、ヘッドライトを積極的に点けるようにしましょう。
ご存知の通り、雨が降っていると視界が悪くなります。降っている雨粒に加えて、ウィンドウガラスやドアミラーなどに雨水が付くと、左右や後方など非常に見づらくなります。そして、そこに薄暗さが加わると、より安全確認しづらくなるのは、当然ですよね。
そこで大切なのが、ヘッドライトを点灯して、自分の存在を、他のクルマなどにアピールすることです。相手が自分を認識してくれることで、事故になる危険性が低くなりますよ。
ただ、昼間にライトを点けるということへの抵抗感からか、スモールランプだけを点けているクルマを、多く見かけます。でも、スモールランプは、少し距離が離れると、確認しづらくなるものです。さらに高速道路などでは、クルマが巻き上げた水しぶきも加わり、すぐ後ろのクルマのスモールランプさえ、見えなくなることが珍しくありません。安全のためにせっかく点けるなら、ぜひヘッドランプを使用するようにしましょう!
今週は、「雨の日の注意点」をテーマにお送りしました。