ドライビングライフに役立つ情報を発信するコーナー(『AWAKE』内)。
季節に合わせた車のお手入れや運転時の注意点、おすすめドライブコースなど、
あなたのワンダフルドライブを応援します。

Every Mon.-Fri. 8:12頃(「AWAKE」内)

◆ クルマの防犯対策

2021/6/25 UP!

大切なクルマを盗む卑劣な犯罪・自動車盗難。件数自体は全国で減る傾向にあり、千葉県でも、この20年で大幅に減少しています。とはいえ、千葉県での被害はまだまだ多く、去年は茨城県・大阪府に次ぎ、全国でワースト3位でした。そこで今週は、愛車を犯罪から守るため、「クルマの犯罪への備え」をテーマにお届けします。

【クルマの防犯対策】6月21日(月)放送分

今朝は、基本的な対策について、チェックしておきましょう。

まず一番大切なのが、クルマを離れる時は、たとえ短い時間だとしても、全ての窓を閉めて、ドアロックすることです。そして普段、クルマを保管する場所も重要です。


盗難の被害に遭いやすいのが、屋外の駐車場。特に、フェンスやゲートなどがなく簡単に侵入でき、また中の見通しも悪く、照明や防犯カメラなどが設置されていないような駐車場は、犯人に狙われやすくなります。盗難防止対策がとられた契約駐車場を選んだり、自宅の車庫なら、しっかりと対策しておくのがポイントです。

近年のクルマは、ほとんどにイモビライザーが標準装備されています。これはキーに内蔵されたIDと車体のIDを照合することで、エンジンを始動させることができる装置です。しかし最近では、そのIDを無効化してしまう「イモビカッター」が使われて、盗難にあうケースが増えているようです。そこで、警報器やタイヤロック、ハンドルロックといったアイテムも併せて活用すると、より安心できますよ。皆さんも油断せず、十分気をつけてくださいね!

【車上荒らしに注意】6月22日(火)放送分

千葉トヨペット「レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。今週は、「クルマの犯罪への備え」をテーマにお送りしています。昨日は自動車盗難についてお話しましたが、クルマに関連する犯罪といえば、車上(しゃじょう)荒らしがありますよね。今朝は、その手口や対策について、チェックしたいと思います。

車上荒らしの一番の狙いといえば、高額で売れるものを盗むことでしょう。例えば、エアロパーツを中心に、カーオーディオやカーナビ、ETC車載器、そしてアルミホイールなどが、よく被害にあうようです。その他、車内に置いてある小銭やバッグ、そしてアクセサリー類やゴルフの道具など、時間がかからず盗み出せるものを狙う犯人も、多いそうです。その手口として、もっとも一般的なのが、窓ガラスを割って車内に侵入する方法です。とはいえ、対策としては、やはりクルマを離れる時は、たとえ短時間でも、窓を閉めてドアをロックするのが基本です。さらに、防犯カメラが設置されている駐車場を利用することも抑止力になりますよ。またクルマの中に、モノを残さないことも大切です。車内をのぞいてみて、何か盗めそうなものがあれば、それが車上荒らしのきっかけになります。財布やバッグ、電子機器類などはもちろん、何か入っていそうな箱のようなモノも、放置しないようにしましょう。

犯罪者はどこで、あなたのおクルマを狙っているか分かりません。日頃から十分注意してくださいね!

【リレーアタック】6月23日(水)放送分

今週は、「クルマの犯罪への備え」をテーマにお送りしています。

最近、クルマを狙う犯罪でよく耳にするのが、「リレーアタック」という手口です。これは、スマートキーを使っているクルマを狙うモノで、近年、被害が増えているといいます。スマートキーは微弱な電波を出して、それをクルマが受信し、ワンタッチでドアの開閉やエンジンなどをスタートすることができます。その電波は、通常1メートル程度しか届かないのですが、犯人はその電波を特殊な機器で受信し、クルマの近くで待機している仲間の元へ増幅して中継します。そして、クルマに電波を受信させてロックを解除し、車内の物を盗んだり、乗り逃げしたりするワケです。犯人は、クルマから離れたドライバーさんを尾行して、近くでバッグなどに入れているスマートキーの電波を拾ったりするといいます。また、自宅の玄関や窓から、漏れ出ている電波を拾うこともあるので、自宅の車庫に停めている時でも安心はできません。

では、どのように対策したらいいんでしょうか?まず外出先では、クルマから離れる時に、周囲に不審な人物がいないか、よく確認しましょう。自宅では、玄関や窓の近くにキーを置いていると、電波を外から拾われる可能性があります。そこで、市販されている電波を遮断するキーケースを利用するか、金属の缶に入れておくと、電波を通さないので安心ですよ。

犯罪は、日々進化しています。「自分は大丈夫」などと、決して思わないでくださいね!

ナンバープレートの盗難対策】6月24日(木)放送分

「クルマの犯罪への備え」をテーマにお送りしています。

車上荒らしで狙われるものとして、クルマのパーツがあります。中でも最近、よくニュースなどで取り上げられるのが、ナンバープレートの盗難です。でも、ナンバープレートは、全て登録されていますので、すぐに持ち主が分かるはずですよね。しかも、それほど高く売れなさそうです。そんなモノをわざわざ盗む理由って・・・、皆さんは、いったい何だと思いますか?

実は、そうした盗まれたナンバープレートは、犯人らが他で盗んだクルマを走らせる時に、ナンバーから足が付かないよう、カモフラージュとして使われることが多いんだそうです。盗まれた自分のナンバープレートが、知らないところで犯罪に悪用されているなんて、想像しただけで、心中とても穏やかではいられませんよね!

しかも、ナンバープレートの盗難はあとも厄介で、警察に被害届を出したり、自分でお金を払ってナンバーの再交付を受けたり、さらには、保険の登録や車検証の変更をしたり・・・など、いろいろと面倒なんです。そんなことにならないためには、盗まれないための対策が重要です。そこでオススメしたいのが、ナンバープレートを固定しているボルトを、簡単に外せない盗難防止用のロックボルトに交換すること。気になるという方は、お近くのカーディーラーなどで、ぜひ問い合わせてみてくださいね。

【ホイール・タイヤの盗難対策】6月25日(金)放送分

今週は、「クルマの犯罪への備え」がテーマの、千葉トヨペット「レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。きのうは、ナンバープレートの盗難対策について取り上げましたが、一方で、タイヤやホイールが盗まれるケースも、依然と多く発生しています。それを防ぐのに有効なのが、タイヤロックです。

これはホイールごとタイヤを固定する器具で、自動車盗難の対策としても高い効果があります。その他、最近人気になっているのが、「キー付きホイールナット」を使うことです。これは「ロックナット」とも呼ばれ、普通のソケットレンチや十字レンチでは回せない形になっているホイールナットのこと。取り外すには、専用のキーアダプターが必要です。いろいろな種類のモノが市販されているのですが、例えば、ナットの表面に工具がひっかかる凹凸がないモノや、また、花柄のような溝が彫ってあるモノもあります。この花柄のパターンは数多くあって、それにピタリとはまるキーアダプターがなければ、回すことができないようになっているんです。

もし、キー付きホイールナットを使いたいという方は、お近くのカーディーラーなどへ、お気軽に問い合わせてみてください。今週は、「クルマの犯罪への備え」をテーマにお送りしました。ぜひ再確認して、これからもワンダフルドライブ、楽しんでくださいね。

◆ 環境にやさしいドライブ

2021/6/18 UP!


最近、SDGsという言葉をよく耳にするようになりましたよね。
これは「持続可能な開発目標」という意味で、世界中の様々な問題について、解決に向け世界のみんなで取り組もうと、17の分野で目標を設定した国際的な約束です。その中では、「環境」への対策が重要なものとなっています。
エネルギーを使って走るクルマは、環境問題と無縁ではいられません。

そこで今週の、千葉トヨペット「レガーメ・ワンダフル・ドライブ」は、「環境にやさしいドライブ」をテーマに、さまざまな情報を取り上げていきます。

【点検・整備は環境対策につながる】6月14日(月)放送分

初日のきょうは、点検・整備の重要性です。クルマの点検・整備と環境に、どんな関係があるのか?と思われる方、いらっしゃるかもしれませんが、実は大きく関係しているんです。

例えば、タイヤの空気圧。空気圧が低い状態だと、タイヤが転がりにくくなるのは、自転車などで、みなさんも体験されているでしょう。そのまま走り続ければ、当然、燃費が悪くなってしまいます。適正な空気圧を保つことが、環境にも大切なんです。またエンジンオイルも、長年交換しないでいると、オイルが劣化して、粘りが強くなっていきます。そうなると、エンジンを回すのにも抵抗が増え、やはり余計な燃料を使うことになります。

燃費に関わるポイントは、他にもたくさんあります。カーディーラーなどで行う「定期点検・整備」はもちろん、日頃から、自分たちでの日常点検や整備も忘れず心がけ、クルマを常に最良の状態を保つようにしましょう。それが環境対策にもつながること、ぜひ覚えておいてくださいね。

【エコドライブのポイント(運転操作)】6月15日(火)放送分

今朝は、燃費とともにCO2の排出量も抑えられるエコドライブのポイントを、いくつかご紹介していきたいと思います。

最初のポイントは、発進です。実はクルマは、発進する時にエネルギーがもっとも必要。そんな負荷のかかる発進時に、大きくアクセルを踏み込むと、燃費はたちまち悪くなってしまいます。そこで、アクセルを踏むのを急ぎ過ぎないのが、大切なポイントになります。まず、アクセルを踏まなくても、クルマが前に進むクリープ現象を利用して動き出し、それを助走として利用しながら、アクセルを徐々に踏み込んでいくようにしましょう。

2つ目のポイントは、なるべく一定のスピードを保つことです。不要なアクセル操作や、減速・加速を繰り返すのは、燃料の浪費となります。できるだけ加速も減速もしない状態をキープするように運転してくださいね。

3つ目のポイントは、適切な車間距離を取ることです。前のクルマとの距離が近過ぎると、前のクルマが少し減速しただけでブレーキを踏み、その後、加速するときに再びアクセルを踏む・・・、といったことを再三繰り返すことになります。一定のスピードを保つためには、車間距離が大事です。

そして最後のポイントは、先の道路状況をよく見ておくことです。例えば、前方の信号が赤なのに、ギリギリまでアクセルを踏み続けるのは、燃料のムダ遣いです。先の状況を見据え、停車の際は早めにアクセルをオフにして、スムーズに減速するよう心がけてくださいね。

【エコドライブのポイント(運転以外)】6月 16日(水)放送分

今朝は、運転操作以外で心がけたい点を、いくつかご紹介していきたいと思います。

まずおクルマに、ゴルフバッグなど、すぐには使わないような大きな荷物を載せっぱなしにしていませんか?余計な荷物を載せたままになっていると、その重さの分だけ燃費が悪くなります。不要なものは降ろしてから出発しましょう。

次は、ちょっと意外かもしれませんが、窓を開けて走行するのも、燃費の悪化につながるんです。クルマは元々、窓を全て閉じた状態で効率よく走れるようにデザインされています。ところが窓を開けて走ると、車内に風が入ってくることによって空気抵抗が増え、燃費を悪化させてしまうことになります。また、おクルマの屋根に、ずっとルーフキャリアを付けっ放しにしているクルマを見かけることがありますが、実はあれも、大きな空気抵抗になっているのでご注意ください。その他、待ち合わせや荷物の積み下ろしの時など、駐停車中は、ムダなアイドリングをしないようにしましょう!

最後は、お出かけの時に、目的地の場所はちゃんと確認できていますか?「急がない、迷わない」は、エコドライブの基本です。お出かけ前に、ナビや地図でルートをきちんと調べて、ぜひゆとりある運転を心がけてくださいね!

【HVカーのエコドライブ】6月17日(木)


ところで、ラジオをお聞きの方の中にも、ハイブリッドカーに乗っているという方、多いと思います。もともと環境性能の高いハイブリッドカーですが、よりエコドライブにつながるテクニックがあるんです。そこで今朝は、トヨタの一般的なハイブリッドカーを例に、そのポイントをご紹介したいと思います。

まず発進です。ブレーキペダルから足を離して、最初はゆっくり発進。続いて、ふんわりとアクセルを踏み、エンジンをかけずにモーターの力だけで走るEV走行をします。そして時速20キロぐらいまで加速したら、さらにペダルを踏み込んで、目標の速度まで速やかに加速していきます。

続いて、目標の速度になったら、そこでいったんアクセルを完全に戻しましょう。そして、アクセルをじわっと踏んで、できるだけエンジンをかけないEV走行をするんです。これでなるべくガソリンを消費しないで走行することができます。減速する時は、次の信号など道路状況を見定めて、早めにアクセルを戻しましょう。そしてブレーキは緩やかにかけ、長めの距離で減速します。というのもハイブリッドカーは、ブレーキをかけている間などに、モーターを動かすための電気を発電し、バッテリーに充電しているんです。つまりブレーキをかけている時間が長いほど、多くの電気が充電されるというワケです。

トヨタのハイブリッドカーをお使いの方、ぜひ試してみてくださいね。

【迷惑駐車も環境に悪影響】6月18日(金)放送分

実は、駐車する時にも、環境を守るために大切なことがあるんですが、皆さんは、いったい何だと思いますか?それは・・・「迷惑駐車をしないこと」です。

「ちょっとの時間だから・・・」とか、「駐車場がいっぱいだから・・・」といった理由で、駐停車禁止の場所に停まっているクルマを見かけることが、ありませんか?しかしそれが、環境に悪影響を与えることにつながる可能性があるんです。

火曜日にもご紹介しましたが、エコドライブの基本は、ムダな加速や減速をせずに、なるべく一定の速度で走ることです。ところが、渋滞などによって、速度が時速40キロから20キロに落ちると、31%程度も燃費が悪化するといわれています。その点からも、通行を妨げる迷惑駐車は、多くのクルマにとってブレーキを踏ませるため、結果、渋滞の発生につながることもあるでしょう。そうなれば当然、余分な燃料を使わせ、CO2を発生させる原因となる訳です。迷惑駐車は、道路交通だけでなく、環境にも迷惑な存在だということを、皆さんくれぐれもお忘れなく。

今週は、「環境にやさしいドライブ」をテーマにお送りしました。
ぜひ再確認して、ワンダフルドライブ、楽しんでくださいね!

◆ 雨の時の安全な運転

2021/6/11 UP!

雨の季節です。今年は、記録的な早さで梅雨入りした地域もありました。雨が降ると、運転にはいろいろな影響が出ますよね。そこで今週は「雨の日の注意点」をテーマに、様々なポイントをお伝えしていきたいと思います。

【雨の時の安全な運転】6月 7日(月)放送分

まず、雨の日の運転で注意しなければいけないのが、雨の降り始めです。

というのも、雨が降り始めると、カサのない歩行者や自転車が、雨を避けるために先を急ぐことがあります。すると、よく安全確認をしないまま、道路を横断したり飛び出したりすることがあるんです。雨の降り始めは、歩行者や自転車が、予想外の行動をする可能性がある、ということを頭に入れ、その動きに注意するようにしてください。

さらに降り始めは、道路表面のホコリが浮き上がり、特にスリップしやすい状態になります。ブレーキを掛けてから停車するまでの制動距離も長くなりますので、雨が降り始めたら、スピードを落として、車間距離も十分取るようにしましょう。

また、雨が窓やドアミラーに付くと、車体の小さい自転車やバイクは、とくに見えにくくなります。左折や進路変更、バックする時などは、ミラーをよく見るだけでなく、実際に振り向いて後方や横を確認して、危険を見落とさないよう気を付けることが大事です。

雨の日は、晴れの日とは状況が全く違うということを、改めて意識し、慎重な運転を心がけてください!

【冠水した場所を通らない】6月8日(火)放送分

大雨が降ると、道路に水があふれ、冠水することがあります。よくニュース映像などで、そんな道を、クルマが水しぶきを上げながら走るシーンが、流れますよね。でも、冠水した場所を走るのはもちろん危険なことで、決してオススメできるものではないんです。

というのも、まず冠水した場所は、その中の様子を外から知ることができません。例えば、水路があったり、マンホールのフタが流されたりしていれば、車輪がハマって動けなくなることもあります。そして見た目では、水の深さも分かりません。ボディがつかるような水深でも、車内へすぐに水が侵入してこないので安心していたら、急にクルマが浮いてしまい、途端に動けなくなる事態だってあるでしょう。また、エンジンの吸気口から水が入ったりすると、エンジンも止まってしまいます。それだけでなく、電装品がショートしたり、エンジンが破損したりするなど、重大な故障の原因となる可能性だってあるんです。ということで、冠水した場所に遭遇したら、極力う回して、通行しないようにしましょう。特に道路の下などをくぐるアンダーパスは、水が集まりやすく、水かさが深くなりがちです。そうした場所でクルマが動かなくなり、水没して車内にいた人が亡くなる事故も発生しています。みなさんも冷静な判断とともに、無理やり通行することは、絶対にやめてくださいね!

【ハイドロプレーニング現象】6月 9日(水)放送分

ところで、雨の日の運転といえば、「ハイドロプレーニング現象」という言葉を思い出す人も、結構いらっしゃるでしょうね?ハイドロプレーニング現象とは、路面の水たまりなどを通過した時に、タイヤの溝による排水が追い付かなくなり、タイヤと路面の間に、水の膜ができてしまう状態をいいます。まるで、タイヤが水に浮いたような状態となりますので、ハンドルやブレーキが効かなくなってしまうんです。ハイドロプレーニング現象を防ぐためには、タイヤの溝が十分にあることが重要です。また、タイヤの空気圧も適正に保ちましょう。空気圧が低いと接地面積が増えて、排水しづらくなり、ハイドロプレーニングへつながることに。そしてスピードが速いほど、ハイドロプレーニング現象は発生しやすくなります。特に、雨の日の高速道路などでは、スピードを抑えて走行するようにしてくださいね。では、もしハイドロプレーニング現象が起きたら、どうしたらいいのでしょうか?大切なのは、滑り始めたことに驚いて、急ハンドルを切ったり、急ブレーキをかけたりしないことです。というのも、グリップが戻った瞬間、クルマの挙動が大きく変化してしまい、より危険だからです。クルマが滑り始めたら、あわてずに、アクセルを少しだけ戻して、できるだけ何もせずタイヤのグリップが回復するのを、待つようにしてくださいね。

【水・泥はねに注意】6月 10日(木)放送分

ところでみなさんは、走行中、道路に水たまりがある時、歩行者に水や泥をはねかけないよう、細心の注意を払って運転されていますか?道路交通法でも、ぬかるみや水たまりを通行するとき、
徐行などしないで、人に泥水などをはねかけ、迷惑をかける行為が禁止されているんです。違反した場合は、5万円以下の罰金となります。では、どのくらい速度を落とせば、泥や水をはねることなく通過できるんでしょうか?JAF・日本自動車連盟では、以前、歩道寄りの轍にある、深さおよそ1センチの水たまりをクルマが通過した時に、クルマの速度の違いで、水がどれくらいはねるかの実験を行ったことがあるんです。その結果によりますと、時速40キロで水たまりを通過した場合、50センチ離れた所を歩いている歩行者にも、かなりの量の水をはねかけたそうです。続いて、時速20キロまで速度を落とした場合では、40キロの時よりだいぶ少なくなったそうですが、それでも歩行者まで水が届いたといいます。そして時速10キロまで落とすと、歩行者まで水がはねることはなくなったそうですよ。

泥や水は、ドライバーさんが思っている以上に、遠くまではねるものです。歩行者の近くを通行する場合は、しっかり徐行するなど、十分に速度を落とすよう注意してくださいね。

【大雨の時は昼間でもヘッドライト】6月  11日(金)放送分

雨が激しい時など、昼間でも薄暗くなることがありますよね。そんな時は、ヘッドライトを積極的に点けるようにしましょう。

ご存知の通り、雨が降っていると視界が悪くなります。降っている雨粒に加えて、ウィンドウガラスやドアミラーなどに雨水が付くと、左右や後方など非常に見づらくなります。そして、そこに薄暗さが加わると、より安全確認しづらくなるのは、当然ですよね。

そこで大切なのが、ヘッドライトを点灯して、自分の存在を、他のクルマなどにアピールすることです。相手が自分を認識してくれることで、事故になる危険性が低くなりますよ。

ただ、昼間にライトを点けるということへの抵抗感からか、スモールランプだけを点けているクルマを、多く見かけます。でも、スモールランプは、少し距離が離れると、確認しづらくなるものです。さらに高速道路などでは、クルマが巻き上げた水しぶきも加わり、すぐ後ろのクルマのスモールランプさえ、見えなくなることが珍しくありません。安全のためにせっかく点けるなら、ぜひヘッドランプを使用するようにしましょう!

今週は、「雨の日の注意点」をテーマにお送りしました。

◆ 雨の日の運転・注意点

2021/6/11 UP!

雨の季節です。今年は、記録的な早さで梅雨入りした地域もありました。
雨が降ると、運転にはいろいろな影響が出ますよね。
そこで今週の、千葉トヨペット「レガーメ・ワンダフル・ドライブ」は、
「雨の日の注意点」をテーマに、様々なポイントをお伝えしていきたいと思います。

【雨の時の安全な運転】6月7日(月)放送分

まず、雨の日の運転で注意しなければいけないのが、雨の降り始めです。

というのも、雨が降り始めると、カサのない歩行者や自転車が、雨を避けるために先を急ぐことがあります。すると、よく安全確認をしないまま、道路を横断したり飛び出したりすることがあるんです。雨の降り始めは、歩行者や自転車が、予想外の行動をする可能性がある、ということを頭に入れ、その動きに注意するようにしてください。

さらに降り始めは、道路表面のホコリが浮き上がり、特にスリップしやすい状態になります。ブレーキを掛けてから停車するまでの制動距離も長くなりますので、雨が降り始めたら、スピードを落として、車間距離も十分取るようにしましょう。また、雨が窓やドアミラーに付くと、車体の小さい自転車やバイクは、とくに見えにくくなります。左折や進路変更、バックする時などは、ミラーをよく見るだけでなく、実際に振り向いて後方や横を確認して、危険を見落とさないよう気を付けることが大事です。

雨の日は、晴れの日とは状況が全く違うということを、改めて意識し、慎重な運転を心がけてください!

             
【冠水した場所を通らない】6月8日(火)放送分


大雨が降ると、道路に水があふれ、冠水することがあります。よくニュース映像などで、そんな道を、クルマが水しぶきを上げながら走るシーンが、流れますよね。でも、冠水した場所を走るのはもちろん危険なことで、決してオススメできるものではないんです。

というのも、まず冠水した場所は、その中の様子を外から知ることができません。
例えば、水路があったり、マンホールのフタが流されたりしていれば、車輪がハマって動けなくなることもあります。そして見た目では、水の深さも分かりません。ボディがつかるような水深でも、車内へすぐに水が侵入してこないので安心していたら、急にクルマが浮いてしまい、途端に動けなくなる事態だってあるでしょう。また、エンジンの吸気口から水が入ったりすると、エンジンも止まってしまいます。それだけでなく、電装品がショートしたり、エンジンが破損したりするなど、重大な故障の原因となる可能性だってあるんです。

ということで、冠水した場所に遭遇したら、極力う回して、通行しないようにしましょう。特に道路の下などをくぐるアンダーパスは、水が集まりやすく、水かさが深くなりがちです。そうした場所でクルマが動かなくなり、水没して車内にいた人が亡くなる事故も発生しています。みなさんも冷静な判断とともに、無理やり通行することは、絶対にやめてくださいね!

【ハイドロプレーニング現象】6月9日(水)放送分

ところで、雨の日の運転といえば、「ハイドロプレーニング現象」という言葉を思い出す人も、結構いらっしゃるでしょうね?

ハイドロプレーニング現象とは、路面の水たまりなどを通過した時に、タイヤの溝による排水が追い付かなくなり、タイヤと路面の間に、水の膜ができてしまう状態をいいます。まるで、タイヤが水に浮いたような状態となりますので、ハンドルやブレーキが効かなくなってしまうんです。

ハイドロプレーニング現象を防ぐためには、タイヤの溝が十分にあることが重要です。また、タイヤの空気圧も適正に保ちましょう。空気圧が低いと接地面積が増えて、排水しづらくなり、ハイドロプレーニングへつながることに。そしてスピードが速いほど、ハイドロプレーニング現象は発生しやすくなります。特に、雨の日の高速道路などでは、スピードを抑えて走行するようにしてくださいね。

では、もしハイドロプレーニング現象が起きたら、どうしたらいいのでしょうか?大切なのは、滑り始めたことに驚いて、急ハンドルを切ったり、急ブレーキをかけたりしないことです。というのも、グリップが戻った瞬間、クルマの挙動が大きく変化してしまい、より危険だからです。クルマが滑り始めたら、あわてずに、アクセルを少しだけ戻して、できるだけ何もせずタイヤのグリップが回復するのを、待つようにしてくださいね。

【水・泥はねに注意】6月10日(木)放送分

ところでみなさんは、走行中、道路に水たまりがある時、歩行者に水や泥をはねかけないよう、細心の注意を払って運転されていますか?道路交通法でも、ぬかるみや水たまりを通行するとき、徐行などしないで、人に泥水などをはねかけ、迷惑をかける行為が禁止されているんです。違反した場合は、5万円以下の罰金となります。

では、どのくらい速度を落とせば、泥や水をはねることなく通過できるんでしょうか?JAF・日本自動車連盟では、以前、歩道寄りの轍にある、深さおよそ1センチの水たまりをクルマが通過した時に、クルマの速度の違いで、水がどれくらいはねるかの実験を行ったことがあるんです。その結果によりますと、時速40キロで水たまりを通過した場合、50センチ離れた所を歩いている歩行者にも、かなりの量の水をはねかけたそうです。続いて、時速20キロまで速度を落とした場合では、40キロの時よりだいぶ少なくなったそうですが、それでも歩行者まで水が届いたといいます。そして時速10キロまで落とすと、歩行者まで水がはねることはなくなったそうですよ。

泥や水は、ドライバーさんが思っている以上に、遠くまではねるものです。歩行者の近くを通行する場合は、しっかり徐行するなど、十分に速度を落とすよう注意してくださいね。

【大雨の時は昼間でもヘッドライト】6月 11日(金)放送分

雨が激しい時など、昼間でも薄暗くなることがありますよね。そんな時は、ヘッドライトを積極的に点けるようにしましょう。

ご存知の通り、雨が降っていると視界が悪くなります。降っている雨粒に加えて、ウィンドウガラスやドアミラーなどに雨水が付くと、左右や後方など非常に見づらくなります。そして、そこに薄暗さが加わると、より安全確認しづらくなるのは、当然ですよね。

そこで大切なのが、ヘッドライトを点灯して、自分の存在を、他のクルマなどにアピールすることです。相手が自分を認識してくれることで、事故になる危険性が低くなりますよ。ただ、昼間にライトを点けるということへの抵抗感からか、スモールランプだけを点けているクルマを、多く見かけます。でも、スモールランプは、少し距離が離れると、確認しづらくなるものです。さらに高速道路などでは、クルマが巻き上げた水しぶきも加わり、すぐ後ろのクルマのスモールランプさえ、見えなくなることが珍しくありません。安全のためにせっかく点けるなら、ぜひヘッドランプを使用するようにしましょう!

今週は、「雨の日・運転の注意点」をテーマにお送りしました。ぜひ参考にして、安全運転、お願いします!

◆ 雨の季節の整備

2021/6/4 UP!

今年も、これから本格的な雨のシーズンになりますね。

そこで今週の、千葉トヨペット「レガーメ・ワンダフル・ドライブ」は、「雨の季節の整備」をテーマに、安全で快適にドライブするための整備のポイントを、取り上げていきたいと思います。

【ワイパーの交換】5月31日(月)放送分

まず今朝は、雨の日に、視界を確保するためには欠かせない、ワイパーです。

ワイパーは使わなくても、酸や油、砂やホコリ、そして紫外線やオゾンなどの影響で、だんだん劣化していきます。特に劣化しやすいのがラバー、つまりゴムの部分です。ラバーが劣化すると、拭いたあとに筋が残ったり、ワイパーを動かした時に「ビビリ」といわれる音がしたりするようになります。そんな状態になると、雨の時の視界が悪くなるのはもちろん、運転中の目の疲れにもつながるので、とても危険です。また、ラバーに亀裂が入ったり、ガラスに押し付けられたままの形で変形してしまっても、うまく水を拭き取ることができなくなりますよ。

ワイパーは、ラバーの部分だけを交換することができますので、早めの交換がオススメです。交換の目安は、使用頻度やクルマの保管環境にもよりますが、およそ1年です。また、ゴムを支える金属のワイパーブレードの方も、次第に劣化していきます。ブレードが劣化すると水がニジミ状に残ったりしますので、こちらの定期的な交換も、忘れないようにしてくださいね。

【ボディコート】6月1日(火)放送分

今週は、「雨の季節の整備」をテーマにお送りしています。

ところでみなさんは、雨粒を、単なる水と思っていませんか?実は雨には、空気中のいろんな不純物が溶け込んでいるんです。その結果、近年問題になっているのが酸性雨。酸性雨に降られてそのまま放っておくと、クルマの塗装面などにダメージを与える原因となります。そんなボディへのダメージを防ぐのに便利なのが、ボディコートです。

ボディコートは、その性質の違いで2つに分けられます。一つが「撥水タイプ」、もう一つが「低撥水タイプ」です。撥水タイプは水がボディ表面をコロコロと転がって洗車しやすく、コーティングによって汚れが取れやすいのが特徴。一方の低撥水タイプは、コーティング被膜によって汚れが付きにくく、水がボディ表面を薄い膜となって広がり、汚れを浮かせて流し落としてくれるという特徴があります。効果が持続する期間は、コート剤の種類やクルマの保管場所、使用状況によって違いますが、3カ月から半年のものが多いようです。

市販のものを使うのもいいですが、手間を考えると、カーディーラーなどで、プロにお任せするのも便利ですよ。雨の多い梅雨時、酸性雨などからおクルマを守りたいという方、早めにボディコートしておくのがオススメです。

【ガラスコート】6月 2日(水)放送分

雨の日、良好な視界を確保するのに役立つのが、「ガラスコート」です。

ガラスコートは、ウィンドウガラスの表面に水を弾くコーティング剤を塗って被膜を作り、雨水を小さな水玉にすることで、視界を確保します。ご存知の通り、こうしたガラスコート剤は、カー用品店やホームセンターなどでも数多く販売されています。

もちろんそうした製品を使えば、簡単にコーティングはできますが、ただし一つ、注意した方がいいことがあります。それは、ウィンドウガラスに付着している油膜の存在。というのも、油膜の上からガラスコートをしても、効果が半減してしまう可能性が高いんです。

でも、油膜をしっかり落とすとなると、専用の研磨剤入りのクリーナーなどを使って丁寧に磨いていかなければならず、結構大変です。そんな時にオススメなのが、カーディーラーなどでガラスコートをお願いすること。もちろん作業は、プロのスタッフに全てお任せ!ガラスの汚れや油膜をきれいに落としてコーティングしてくれるので、効果も倍増しますよ!

クリアな視界は、安全運転の基本です!雨の季節、みなさんもしっかり対策してくださいね。
 

【タイヤの点検・交換】6月  3日(木)放送分

雨が降る中、クルマを安全に走らせるためには、何といってもタイヤが大切です。

というのも、タイヤの溝が、タイヤと路面の間にある水をかき出してくれるお陰で、スリップせずに走ることができるからなんです。ただご存知の通り、タイヤは走るうちに少しずつ摩耗していき、溝はだんだんと浅くなっていきます。溝が浅くなると、当然タイヤが排水する能力も低下してしまいます。法律上では、溝が1.6ミリ以下になると使用してはいけないことになっていますが、コレ、それまで安全という意味では決してありませんよ。溝の深さが新品の状態から半分程度まで減ると、ブレーキペダルを踏んでから停まるまでの制動距離が、急速に長くなってゆくといいます。タイヤの交換は、早め早めがオススメですよ。

一方、溝が十分残っていても、注意しなければいけないのが、製造されてから長い年月が経った古いタイヤです。ゴムでできているタイヤは、自然と劣化が進み、硬くなっていきます。こうした硬くなったタイヤは、地面の凹凸に対して、柔軟に形を変化させることができません。すると地面に密着できず、特に濡れた路面でのグリップ力が弱くなってしまうんです。

タイヤは、4年程度で交換するのがいい、といわれています。古いタイヤを使い続けているという方は、この機会に、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?

【カーエアコンのメンテナンス】6月  4日(金)放送分

「雨の季節の整備」がテーマの、今週の、千葉トヨペット「レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。雨の季節は、ジメジメと湿度が高くてイヤですよね。当然、クルマの中の湿度も高くなりがちです。そんな車内をカラッとさせて、快適なキャビンに調節してくれるのが、ご存知カーエアコン。

でも、暑くなって久しぶりに使ってみたら、エアコンの効きが悪かったり、イヤなニオイが吹き出してきた・・・なんてことありませんか?エアコンの効きが悪い時、その原因として可能性大なのが、クリーンエアフィルターです。クリーンエアフィルターは、外気や内気に含まれるホコリや ニオイなどをカットしてくれる、エアコン用のフィルターのこと。これが汚れたままになっていると、十分な空気が通過できなくなり、エアコンの効きが悪くなってしまうんです。一方、嫌な臭いの原因となるのが、エアコンガスの働きで空気を冷やす「エバポレーター」というパーツ。とても冷たくなるので、結露ができやすく、そのためカビやダニが繁殖しやすいんです。そうしたカビの菌やダニの死骸などが、イヤなニオイの一因になるといいます。

もし、お使いのカーエアコンの調子が悪いという方は、ぜひお近くのカーディーラーなどで点検してもらい、メンテナンスしてもらってくださいね!

◆ 安全のために運転前からできること

2021/5/28 UP!

クルマを安全に運転するには、走行中、ルールやマナーを守ることは、もちろん大切です。でも運転中に限らず、運転する前から注意すべきことも、実はいろいろとあるんです。

そこで今週は、「安全のために運転前からできること」がテーマです。

【正しい運転姿勢の取り方】5月24日(月)放送分

初回は、安全運転の第一歩、「正しい運転姿勢の取り方」についてご紹介します。大事なポイントは、適切なシートポジションです。

まず、お尻とシートに隙間ができないよう、深く腰掛けましょう。隙間があると、急ブレーキを踏まざるをえないような際、強く踏みこむことができず、危険に陥ってしまうことがあります。続いて、シートの前後位置を調節します。左足はフットレストに置いて、右足でブレーキペダルを奥まで踏み込みます。その状態で、膝に少し余裕ができるくらいの位置に、シートをスライドさせて調節しましょう。

次に、背中を背もたれに付けて、ハンドルの上を両手で握ってみてください。この状態で、肘が伸び切らないように、リクライニングの角度を調節します。肘が伸び切っていると、ハンドルを切る時に確実な操作ができませんからね。また逆に、ハンドルにしがみつくような姿勢も、良くありませんよ。

最後は、追突されたときに首を守るヘッドレストを調節します。耳の後ろにヘッドレストの中心が来る高さに合わせましょう。

安全運転の基本ともいえる、正しい運転姿勢。みなさんも改めて、ぜひチェックしてみてくださいね。

【ミラーの調節】5月 25日(火)放送分

運転中の安全確認に欠かせないのが、ミラー類。そのため運転前には、ミラーを正しい位置に調節しておくことが重要です。今朝は、そのポイントについてお話ししましょう。まず、きのうもお伝えしましたが、シートポジションを正しく合わせることが基本です。その上で、ルームミラーを調節しましょう。この時、大切なポイントがあります。

それは、右ハンドルのクルマなら、ミラーに近い左手で調節すること。左ハンドルのクルマなら、右手を使います。なぜかというと、反対の手を使ったり、両手で調節したりすると体がシートの背もたれから離れてしまい、運転姿勢に戻った時、見え方が変わってしまうからです。また、リアウィンドウ全体が映るように調節してくださいね。

次は、左右のサイドミラーです。どちらも、ミラーの4分の1くらいに自分のクルマのボディが映るようにし、残る4分の3を、後ろの景色が映るように合わせます。車体が映ることで、距離感がつかみやすくなるんです。そして上下方向は、路面がミラーの2分の1くらい映る位置に調節しましょう。あまり上に向けすぎると、車体の近くが見えなくなってしまいます。反対に下に向けすぎると、後ろの様子がわかりづらくなってしまいますよ。

みなさん、ミラーの調節は確実にお願いしますね!

【車内をキレイに】5月 26日(水)放送分

ところでみなさんは、おクルマの中、普段からキレイにされていますか?実は、車内をキレイにしておくことも安全運転につながるんです。

例えば、ダッシュボードの上や、助手席のシートの上に物を置いていると、ハンドルを切った時などに、それが動くことがありますよね。すると、それが気になって思わず目を向けてしまうと、わき見運転になってしまいます。さらに、そのモノが落ちそうになったりすれば、押さえようと、つい手が出てしまうこともあるでしょう。思いがけないそういう動きによって、ハンドル操作を誤る危険性もあるんです。そもそも、ダッシュボードの上にモノを置いていると、それがフロントガラスに映って、視界を妨げることがあります。ダッシュボードの上には、特に白っぽいモノなど、置きっぱなしにしないようにしましょう。

その他、空になったペットボトルや空き缶が床に転がっていると、何かの拍子に、ブレーキペダルなどの下へ入り込む可能性があります。するとブレーキを踏めなくなり、とても危険です。そして、フロントガラスやリアガラスについても、外側はもちろんですが、内側も定期的に拭いてキレイにしておきましょう。汚れていると、雨の日など曇りの原因になりますよ。

安全運転のために、日頃からみなさんも、車内をキレイに保つよう努めてくださいね。

【運転の時に履く靴】5月  27日(木)放送分

運転前にする大切なことといえば、ペダル操作に大きく影響する靴選びも、その一つです。

みなさんは、普段運転するとき、どんな靴を履いていますか?運転時のはき物について、法律的にはどのようになっているかといいますと、実は道路交通法には、どれがよくて、どれがダメとは、はっきり規定されていません。その代わりに、各都道府県が定めているんですが、「千葉県道路交通法施行細則」を見ると「げたその他、運転を誤るおそれのあるはき物をはかないこと」とされています。もっと具体的に言いますと、足にちゃんと固定できないつっかけやスリッパなどは、ペダルを踏んだ時に脱げる恐れがあるため、一般には禁止されている、ということです。

似たものでは、ビーチサンダルや草履などは、鼻緒があるので認められている自治体もあるようですが、やはり脱げやすさを考えると、避けた方がいいでしょうね。またハイヒールは、ペダルを踏む際、足首が不安定になり大変危険です。絶対にやめてくださいね。

理想的なのは、サイズの合った歩きやすい靴です。重さは軽いものの方が、より操作しやすくなります。靴底は、薄めでしなやかなものを選べば、繊細な操作も、ペダルをしっかりと踏み込むことも、できますよ!
     

【シートベルトの装着】5月 28日(金)放送分

運転前にしなければいけないことの一つが、シートベルトを装着することです。

街なかでは、走り出してから締めている人も見かけますが、装着に手間取ったあまり、運転操作を誤ってしまい、事故へとつながったケースもあります。装着は必ず運転前にしましょう。そんなシートベルトにも、正しく装着するためのコツが、実はあるんです。

シートベルトなんて、ベルトを引き出して、金具をバックルに「ガチャッ」と差し込めばいいんじゃないの?と、大半の方は思われているでしょうね。確かに、基本的にはその通りです。ただ最後に、ポイントがあります。それは差し込んだ金具のすぐ上の辺り、つまり肩ベルトの下の方を持って、「キュッ!」と上の方に引っ張り上げるんです。
これで腰ベルトのたるみがとれて、ベルトが体に密着します。この密着が大事なポイントで、万一の事故の際に、安全性がぐんとアップするんだそうですよ。

今週は、「安全のために運転前からできること」をテーマにお送りしました。ぜひあらためてチェックして、みなさんのワンダフルドライブ、目一杯、楽しんでくださいね!

◆ 運転中の錯覚

2021/5/21 UP!

おクルマを運転する時は、皆さん、もちろん安全運転を心がけていると思います。でも時に、思わぬ錯覚にとらわれて、事故へとつながってしまう場合があります。そこで今週は「運転中の錯覚」をテーマに、さまざまな錯覚とその対処方法などをご紹介したいと思います。

【溶け込み現象・蒸発現象】5月17日(月)放送分

今週は「運転中の錯覚」をテーマにさまざまな錯覚とその対処方法などをご紹介します。

ところで、明るい所から暗い所へ急に入ると、目がその変化について行けず、目の前が真っ暗になったこと、皆さんはありませんか?実は同じことが、トンネルの入り口でも起こります。特に前のクルマが黒っぽい色の場合、トンネルの暗さの中に溶け込んでしまったようになり、見えづらくなることがあるんです。

これは「溶け込み現象」と呼ばれるモノで、トンネルへ入る時には、十分気をつけなければいけません。また同様に、自分がトンネルへ入った時も、後続車から見えにくくなる可能性がありますので、ライトオンしてテールランプを灯すなど、トンネルへ入る前から対策を心掛けておきましょう。

トンネルでは、出口付近も要注意です。暗いトンネルから外に出た瞬間、その明るさに目が追い付かず、やはり前のクルマが見えなくなることがあるんです。こちらは「蒸発現象」などと呼ばれる状態で、特に白やシルバーなどの明るい色のクルマが見えづらくなりますので、注意しましょう。

さらに、トンネル出口からカーブが始まるような場所では、車線を見落とさないよう気をつけることも肝心ですよ。
 

【ライトによる蒸発現象】5月 18日(火)放送分

今週は、「運転中の錯覚」をテーマにお送りしています。

きのう、トンネルから出る時に、前のクルマなどが外の光に包まれて見えなくなる「蒸発現象」についてお話しました。でもクルマを運転していると、昼間のトンネルの出口以外にも強い光によって蒸発現象が起きる場合があるんです。それが、夜間のヘッドライトです。対向車のヘッドライトと自分のヘッドライトが重なる位置に道路を横断中の歩行者などが入り込むと突然視界から消えて見えなくなってしまうことがあります。それが、夜間に起きる「蒸発現象」です。

ドライバーにとっては、「走行中、突然目の前から人が消える」あるいは「何も無いところからいきなり人が飛び出してくる」ように見え、ひとつ間違えばパニックにも陥りかねないこの現象。しかも原因がヘッドライトですので、ライトを点けている限り、いつ発生するか分かりません。この「蒸発現象」自体をなくすことは難しいので、事故を防ぐためには、日頃から左右に目を配り、歩行者や自転車などがいないか、常に意識することが大切です。

また、蒸発現象が起こっている中でも、かすかに歩行者の足元が見えているようなこともあります。夜間の運転中、光の中に何か動いている感じがしたら、そこに歩行者がいるかもしれないと思い、くれぐれも慎重に運転するようにしてくださいね。また、歩行者や自転車に気づいたら、すぐに止まれるよう、スピードを控えて運転することも重要なポイントです。

特に雨の日は、蒸発現象が起こりやすいので、要注意ですよ!

【コリジョンコース現象】5月 19日(水)放送分

出会い頭の交通事故といえば、「見通しの悪い交差点などで起こるもの」と、皆さんは思っていませんか?ところが田園地帯のような、周りに遮るものがない見通しのいい場所でも、出会い頭の事故が起こることがあるんです。

その原因の一つとして考えられているのが、「コリジョンコース現象」です。これが、どんな状況で発生するかといいますと、まず、直角に交差する2つの道路を想像してください。辺り一帯は田園風景が広がっていて、視界を遮るものはありません。そして交差点に向かって、2台のクルマが同じスピードで走っているとします。当然、ドライバーからは、相手のクルマが見えているはずですよね。ところがこの時、2台が同じスピードで走っていると、ずっとお互いのクルマの見える角度が、変わらないことになります。すると、なんと相手のクルマが走っているにもかかわらず、止まっているように感じてしまうというのです。

実は、人間の視野は、物の形や色がはっきり認識できるのは、中心部分の「中心視野」だけなんです。それ以外の「周辺視野」では、物の形や色、動きなどを認識しづらいという特徴があります。そのため、視野の端で、動きのはっきりしないクルマを見ても、正確には認識できず、停まっているぐらいにしか感じられなくなるんです。

ということで、見通しのよい場所でも漫然と運転したりせず、意識して顔を左右に向けて、クルマが接近してきていないか、しっかり注意するようにしてくださいね!

 

【視界吸引作用】5月  20日(木)放送分

今週は、「運転中の錯覚」をテーマにお送りしている、千葉トヨペット「レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。ところで、「目が釘付けになる」という言葉がありますが、これは、魅力的なものだけでなく、危険なものを目にした場合にもいえるようです。そんな、魅力的なもの、危険なものを見た時に、無意識に見つめてしまう人間の習性を、「視覚吸引作用」といいます。

クルマの運転でいうと、例えば、斜め前を走っている大きなトラックが車線変更をしてくると、トラックの点滅するウインカーなどから目が離せなくなります。さらに見つめていると、無意識のうちに、そこへ引き寄せられるように近づいてゆき、その結果、ハンドル操作を誤り、事故となってしまうことがあるんです。また、トンネルの中でも、隣りを走るトラックなどに危険を感じて見つめていると、自然と隣の車線に近づいてしまったりすることが、皆さんにも、あるのではないでしょうか。

ではこのような、知らずに起こりうる視覚吸引作用に、いったいどのように対策すればいいのでしょうか?まず大切なのは、凝視しているモノからいち早く視線をはずすことです。ただ、無意識のうちに凝視している場合がありますので、普段から、安全な範囲で周りにも視線を向けるようにしましょう。ちなみに、思わず凝視してしまうものは、クルマの中にもありますよ。ダッシュボードの上に置きっぱなしになっていて、落ちそうになっている荷物など、つい視線を奪われ、わき見運転の原因になりかねません。運転の邪魔になるようなものは、日頃から片づけておきましょうね。

【カーブでの錯覚】5月 28日(金)放送分

「運転中の錯覚」がテーマの千葉トヨペット「レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。最終日のきょうは、カーブで起こる錯覚を取り上げてみたいと思います。

その錯覚とは、左右それぞれのカーブの内側にクルマが寄って行ってしまう、というもの。つまり左カーブだと左側に、右カーブだと右側に寄っていくということです。でもどうして、こんなことが起こるのでしょうか?その原因は、人は広く見える方につい寄って行ってしまう、という性質があるからなんです。

片側一車線のカーブを思い浮かべてみてください。左カーブの時には、自分の走行車線の方が広く見えます。反対に右カーブの時には、対向車線の方が広く見えるんです。しかし、その錯覚のままにカーブの内側に寄っていくと、左カーブでは、道路脇を歩いている歩行者などに接触する可能性がありますし、右カーブでは、中央車線をはみ出し、対向車と衝突する危険性もあるでしょう。

カーブの多い場所を走行する時には、そうした錯覚があることをしっかり理解したうえで、十分スピードを落とすとともに、車線内をはみ出すことなく曲がるよう気をつけてくださいね。

今週は、「運転中の錯覚」をテーマにお届けしました。ぜひチェックして、ワンダフルドライブめいっぱい楽しんでくださいね!

◆ 自転車に対する運転中の注意点

2021/5/14 UP!

新緑がまぶしいシーズンですね。こんな季節には、自転車で走ると、さぞ気持ちいいことでしょう!
さらに健康ブームや、コロナ禍の影響などもあり、公共交通機関を避けて、通勤・通学などに自転車を利用する人が、増えているそうです。そこで今週は運転中の「自転車への注意」をテーマに、様々なポイントを取り上げていきたいと思います。

【自転車への基本的な注意点】5月10日(月)放送分

初日のきょうは、自転車に対する基本的な注意点をチェックしておきましょう。

まず、道路の左端を通行する自転車は、前方に駐車中のクルマなど障害物があると、それをよけるため後方を確認せずに、車道へ急に出てくることがあります。前方を自転車が走行している時は、その先の状況にも目を配り、自転車の動きを予測することが大切です。自転車が進路変更すると思った時は、スピードを落として、先に行かせるようにしましょうね。

また、住宅街の十字路などでは、自転車がいきなり現れる可能性があります。仮に自転車側に一時停止の標識や表示があっても、無視して飛び出てくることが珍しくありません。見通しの悪い十字路や丁字路などでは、自転車が飛び出してくるかもしれないと考えて、あらかじめスピードを落とし、飛び出しに備えましょう。

そして自転車は、路面の変化や横風によって、走行中、突然ふらつくことがあります。横を追い越す時には、安全な間隔を取るようにしてくださいね!
 

【逆走する自転車に注意】5月 11日(火)放送分


逆走車というと、クルマの逆走がよく話題になりますが、自転車の逆走も、十分注意が必要です。


みなさんもご存知だと思いますが、自転車は軽車両に分類されていて、車道の左端を通行するのが交通ルールです。しかし街なかを見てみると、そのルールを知らないのか、車両という意識がないのか、進行方向の右端を走行、つまり逆走している自転車が少なくありません。

クルマの側から見ると、この逆走してくる自転車はなかなか厄介な存在です。接近してくるスピードが速いうえ、クルマのほうも走っているため、前からあっという間に迫ってくることになり、早めの判断と対処が必要となります。すれ違う際、自転車との距離を十分に保てないような状況なら、ヒヤリとさせられることもあるでしょう。

さらに危険なのが、障害物などの陰から急に逆走の自転車が現れるケースです。例えば、駐車中のクルマや、前のクルマの陰になって、逆走する自転車を前もって見つけられない場合があります。そんな障害物の死角から、自転車がいきなり飛び出してくると、避けきれない事態もあるでしょう。前方に駐車中のクルマがあったり、前のクルマが急にブレーキを踏んだりした時は、その死角に自転車が隠れているかもしれないと考えて、十分注意するようにしてくださいね。

【自転車の巻き込みに注意】5月 12日(水)放送分

今週は、「自転車への注意」をテーマにお送りしています。クルマを運転中、自転車などに対して、注意しなければいけないのが巻き込み事故です。特に左折の時、自転車などを巻き込む事故は、長年に渡って、数多く発生しています。そんな巻き込み事故を防ぐ方法は、みなさんも教習所などで習ったと思いますが、ここで今一度、確認しておきましょうね。

まず、左折しようとするときは、左側後方に自転車やバイクなどが走っていないか、早めに確認します。ミラーだけでは映らない範囲もあるので、直接、後方を目で見て確認することも大切です。そのあとは、速やかにウインカーを出し、左折することを、後ろを走る相手に知らせます。そして、自転車などがクルマの横をすり抜けないように、あらかじめできるだけ道路の左端に寄せ、交差点の淵に沿って徐行しながら、歩道の状況や、左折した先の道路の状況に注意して左折します。

ただ、視界のいい昼間でさえ、自転車などを見落として巻き込む事故が多く発生しています。夜間となると、さらに見落とす可能性が高くなります。自転車は、車体が小さいため夜間は見つけにくく、
ライトの光も小さいので、バイクに比べ見落としがちになります。さらに無灯火の場合は、発見するのがとても困難になります。そこで夜間、交差点を左折するときは、後方とクルマの横を何度か確認し、スピードを落としてゆっくりと曲がるようにしましょう。

【トンネル内の自転車に注意】5月  13日(木)放送分

ところで、2019年7月、岐阜県恵那市で、こんな事故がありました。

国道257号線のトンネル内を走行していた乗用車が、前を走行していたツーリング中の自転車2台と衝突。後ろの自転車に乗っていた男性が、死亡したそうです。このようなトンネル内で、自転車が追突される事故は、度々発生しています。特に千葉県は、トンネルが多く、その数は、大分県、北海道に次いで全国で3番目といいますから、より注意が必要といえますね。

トンネル内を走行している自転車が、後続車に衝突される原因は、いくつか考えられます。その一つが、トンネルの中は路側帯が狭く、左端に寄って走ることができないため、車道を走行しなくてはいけないことがあります。また、トンネル内の暗さのために、後続車が自転車を発見しにくいということもあるでしょう。そもそも「トンネルの中を、まさか自転車が走っているとは思はなかった」という人が多く、そういった意識から発見が遅れることもあるようです。

自転車に乗る方は、後ろからも目立つように、反射板やテールランプを必ず装着してください。そしてクルマを運転する方も、トンネルの中でも自転車が通行することを忘れず、くれぐれも注意を払うようにしましょう!

【電動アシスト自転車に注意】5月 14日(金)放送分

今週は、「自転車への注意」がテーマの千葉トヨペット「レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。

自転車の中でも、近年よく目にするようになったのが、電動アシスト自転車です。モーターがペダルをこぐ力を補助してくれるので、脚力が弱くても楽にこぐことができます。そのため、子供の送り迎えや通学のほか、高齢者の移動にも使われる機会が増えているようです。道路交通法上は、普通の自転車に分類されていますが、その特徴から、様々な違いがあって、クルマを運転するドライバーさんも注意が必要です。

まず、こぐ力が弱くてもスピードが出てしまう、という特徴があります。スピードを出せば出すほど、危険を察知してブレーキをかけても、すぐには止まれません。そのため、電動アシスト自転車による、交差点などでの出会い頭の事故が多く発生しているそうなので、皆さん、十分気をつけましょう。

車体の重量は、機種によって違いはありますが、30キロを超えるものもあります。そこに子どもを乗せるような場合だと、大人とあわせ、全体で100キロを超えてしまうこともあるでしょう。自転車は重心が高く、重くなればより不安定にもなります。特に、走り出す前の電動アシスト自転車の近くを走行する際には、転倒などに注意してくださいね。

今週は、「自転車への注意」をテーマにお送りしました。ぜひチェックして、ワンダフルドライブ、楽しんでくださいね!

◆ 子供の交通事故防止

2021/5/7 UP!

今週の「千葉トヨペットレガーメ・ワンダフル・ドライブ」は、「こどもの日」にちなんで「子どもの事故防止」をテーマに、交通事故や、そのほかの事故対策について、取り上げてみたいと思います。

【5月は子どもの事故が多い】5月3日(月祝)放送分

5月は、お子さんの事故が特に多くなる月だということを、皆さんはご存知でしたか?

警察庁が、2014年から2018年に発生した交通事故で、死亡したり重傷を負ったりした小学生5776人について分析を行ったそうです。それによれば、事故が発生した月別で見ると、5月の件数が一番多くなっていたといいます。そのうち特に目立つのが、小学校に入学したばかりの新1年生です。全6学年の中で最も多く、1年生だけでみると、4月に比べて急に跳ね上がります。

1年生をはじめとした小学生の事故が、5月に多い原因について、警察庁では、「子どもだけで行動することが増えだす」、いわゆる「一人歩きデビュー」の時期であること、また、学校や新学年に慣れて、気分がおおらかになる季節でもあることなどが関係している、とみているそうです。さらに、こうした子どもがからむ事故には、時間帯にもはっきりとした特徴が現れます。一日の中で、一番死亡事故や重傷事故が多いのは、午後3時から5時台にかけて。つまり、下校時間や帰宅後に、友達の家や公園へ遊びに行ったり、塾へ行ったりする時間帯に当たります。

ということで、ドライバーさんは、特に今の時期、午後3時頃から日暮れまでの時間帯、子どもたちへ、いつも以上に注意を払って運転するよう、十分心がけてくださいね!
 

【縁故者事故を防ごう】5月4日(火祝)放送分

ところで、クルマとお子さんの事故で、ここ数年、よく耳にするのが、両親や親族、親の友人など、近しい関係にある人が運転するクルマに、幼い子どもがひかれてしまう事故です。このような事故は、「縁故者事故」という呼び方もあるようで、「縁故者」とは「縁やゆかりのある人」という意味です。

こうした事故の特徴の一つは、クルマを発進する、バックするといったように、停止していたクルマを動かした際に発生している、ということです。そして、こういった事故を起こしたドライバーのほとんどが、クルマの周りを気にせず運転席へ座り、アクセルを踏み込んでいます。いうまでもなく、乗り込む前に周りをちょっと確認さえしていれば、何も起きず、防げた事故ばかりでしょう。

ちなみに、クルマの形状では、ワンボックスタイプによる事故の件数が、特に多くなっています。
車体が大きいほど、運転席から見えない死角も大きくなりますので、そうした場所に、小さいお子さんが隠れている可能性をしっかり頭に入れておくことが大切です。

誤って、子どもを事故に巻き込んでしまうことほど、つらく悲惨なことはありません。「周りにいないはず」「もう家に入ったはず」という勝手な思い込みは事故の元です。クルマを動かす時には、お子さんがクルマに近づいていないか、改めて安全確認を徹底するようにしてくださいね。

【子どもをクルマに残さない】5月 5日(水祝)放送分

きょうは「こどもの日」。

クルマに関わる子どもの事故は、走行中のクルマによるものだけではありません。例えば、毎年のようにニュースなどで見聞きするのが、小さなお子さんが、車内に置き去りにされ、熱中症で死亡したり、重症になったりするという事故です。

そうした熱中症による事故、みなさんは、どの季節に多いと思いますか?やっぱり、8月といった真夏の頃でしょうか?実は、春先から初夏にかけて多発する傾向があるといいます。つまり今が、まさに要注意シーズンという訳です!

ではどうして、こんな季節に多いかといいますと、5月頃の比較的さわやかな時期には、「車内が高温になることはないだろう」という過信や誤解があることが、一因と考えられています。以前、JAF・日本自動車連盟が5月上旬に、外気温が24度前後、湿度およそ15%という快適な環境で、車内での熱中症の危険性について実験を行いました。すると、車内の気温は、時間と共に上昇を続け、1時間後には37.5度、2時間後には39.9度と、ほぼ40度まで上昇したんです。

気温40度は、大人でも耐えがたい暑さです。ましてや子ども、特に乳幼児などは体温調節機能が未発達のため、大人より熱中症にかかりやすい、といわれています。この先、例え快適な気温と感じるような日でも、お子さんを車内に残していくのは、絶対にやめてくださいね!

   

【子どもにキーを持たせない】5月  6日(木)放送分

たとえ今頃の快適なシーズンでも、お子さんを車内に置いていくのは、熱中症の危険性が高いので絶対にダメ! というお話をしましたね。でも中には、意外なきっかけから、お子さんを車内に閉じ込めることになってしまうケースが、あるようなんです。

これは去年8月、富山県高岡市にある保育園の駐車場で起こった出来事。

57歳の女性が、孫の1歳の男の子をクルマの後部座席に座らせる時に、クルマのキーを触りたがったので、それを手渡したそうです。そして女性は、後部座席のドアを閉めて、自分は運転席へと向かいました。そのとき、男の子がキーのロックボタンを押してしまい、なんとドアを開けられなくなってしまったんです。女性はすぐに警察や消防に連絡しましたが、炎天下ゆえ、熱中症の危険性もあるということで、一刻の猶予もありません。そこで女性は、保育園にあったクワを使って窓ガラスを割り、男の子を救助したというのです。

これは、特殊なケースのように聞こえるかもしれませんが、そんなことはありません。実は、お子さんにおもちゃ代わりにキーを渡してしまい、その結果、ドアがロックして閉じ込められるケースは、全国で度々起こっているといいます。

ということで、キーは必ずドライバーさん自身が身に付け、お子さんが欲しがったとしても、命に関わることになりかねないので、絶対に渡さないでくださいね。つまらない事故やトラブルの原因になりますよ!

【未承認のチャイルドシートは購入しない】5月 7日(金)放送分

クルマが万一事故にあった時、お子さんの命を守るのに不可欠なのが、チャイルドシート。

そのため、6歳未満のお子さんに着用が義務付けられているのは、親御さんならずとも、ご存知でしょう。そんな大切な、チャイルドシートですが、一部のインターネットの通販サイトの中には、国の安全基準を満たしていない未承認のものが販売されているのを、皆さんはご存知でしたか?

未承認のチャイルドシートの一番の問題点は、強度の低さ。国土交通省の実験では、衝突時にチャイルドシートのベルトがちぎれて、座席からダミー人形が飛び出すなど、安全性の基準をまったく満たしていなかったそうです。そうした未承認のチャイルドシートの特徴は、とにかく価格が安いこと。2千円から3千円程度で、販売されているものが多いようです。逆に安全基準を満たした製品には、アルファベットのEを○で囲んだ、「Ⓔマーク」が付いています。ただし、2012年6月30日以前に製作されたものには、改正前の古い基準に適合したことを示す、自動車の「自」を○で囲んだマーク」が付いたものもあります。

事故の際、お子さんの命を守る大切なチャイルドシートですから、安さに惑わされず、安全基準マークを確認して買うようにしましょうね。

今週は、「子どもの事故防止」をテーマにお送りしました。ぜひチェックして、ワンダフルドライブ、楽しんでくださいね!

◆ 高速道路での運転ポイント

2021/4/30 UP!

今週木曜日から、ゴールデンウィークがはじまります。ただ、コロナ禍ということで、ハメを外してお出かけ、という訳にはいきませんね。とはいえ、高速道路を利用してのお出かけを予定されている方も、結構いらっしゃることでしょう。そこで今週の、千葉トヨペット「レガーメ・ワンダフル・ドライブ」は、「高速道路でのポイント」をテーマに、お話ししていきたいと思います。

【高速道路走行の基本】4月26日(月)放送分

まず今朝は、「高速道路走行の基本」についてです。高速道路上で発生する故障などのトラブルは、事前の点検で防ぐことができるものが、ほとんどだといいます。そこで出発前に、燃料、タイヤの空気圧や溝の深さ、エンジンオイルの量など、ぜひ点検するようにしましょう。

そして、スピードの出し過ぎには十分注意してください。高速道路では、状況に応じて、速度規制が行われることがよくあります。例えば乗用車の場合、どこでも法定最高速度100キロで走行できると思い込んではいけません。速度標識を必ず確認しながら走行しましょう。また、車間距離をしっかりとることも大切。前のクルマから、3秒以上あける様にすれば、十分安全な距離を確保できるはずです。前のクルマが通過した場所を覚えておいて、ゆっくり数えて3秒以上あとに、そこを自分が通過するようにしましょう。

さらに、集中力を保つためには、適度な休憩を取ることも必要です。少なくとも、2時間に1回は休憩をはさむようにしてください。スピードが出る高速道路では、ちょっとしたミスやトラブルが、大きな事故につながります。いつも以上に、安全運転を心がけましょうね!

【高速道路にも人はいる】4月27日(火)放送分

ところで、自動車専用道の高速道路といえば、路上にはクルマとバイクしかいない、と普通は思いますよね。ところが、高速道路上でも、対人事故は度々発生しているんです。

では、なぜ高速道路に、人がいるんでしょうか?原因として一番多いのは、故障や事故など何らかの理由でクルマが動かなくなってしまい、ドライバーや同乗者が、その周辺を歩き回っている、というケースのようです。その他、高速バスのバス停から、歩いて人が出てくるといったこともあるといいます。そこで大切なのは、高速道路には歩行者がいるはずない、という思い込みをせず、常に前方の状況に目を配ることです。特に気をつけないといけないのが、事故や故障で停車しているクルマの周辺。できればその手前で、追い越し車線へ進路変更しておくのがいいでしょう。また、夜間は特に発見が遅れがちになります。スピードを出し過ぎることなく、早めに危険を発見できるよう努めてください。

そして万が一、高速道路で停止しなければならなくなった時も、クルマの外を無闇にウロウロするのは、絶対やめましょう!路肩に停車していても、いつ後続車に追突されるか分かりません。速やかにガードレールの外へ避難してくださいね。

【SA・PAで注意】4月28日(水)放送分

高速道路で長い距離を運転するとき、休憩などで欠かせないのが、サービスエリアやパーキングエリアです。そうした施設内では、本線とは一転してクルマのスピードがゆっくりとなるうえ、高速で走ってきた緊張感からも解放されたせいか、つい油断した運転になってしまう人が、少なからずいるようです。

でも、これらの場所、実は多くの事故が発生しているんです。

まず、気をつけなければいけないのが、サービスエリアやパーキングエリアへ進入する時です。本線で、時速100キロ近くで走行した後、そのままの速度感覚で進入路を走行するのは、とても危険です。進入路の先は、大体が駐車場の入口付近で、徐行したり減速したりするクルマがいます。そこへスピードを出したまま侵入すると、追突してしまう危険性があります。進入路では、しっかり減速しましょう。

また、駐車場に入ってからも要注意です。というのも、走行しているクルマの多くが駐車スペースを探しながら運転しているため、他のクルマなどの発見が遅れがちです。さらに、駐車しているクルマの間から、歩行者が急に飛び出してくることがあります。特に小さなお子さんは、クルマの陰にスッポリと隠れていて、直前まで気付かないでしょう。

サービスエリアやパーキングエリアでは、歩行者の動きを十分意識したうえで、運転するようにしてくださいね。

【渋滞中に気をつけたいこと】4月  29日(木祝)

ところで高速道路では、特に年末年始や行楽シーズンなど、長い渋滞が発生することがありますよね。渋滞していると、自分も周りもスピードがゆっくりですし、事故が起こる危険性は高くないように思うかもしれません。

でも、実際には多くの事故が発生しています。

そんな渋滞中の事故原因で多いのが、わき見運転です。スピードはゆっくりですが、その分、車間距離が短いので、前方への注意がおろそかになれば、すぐに追突してしまいます。さらに渋滞中は、少しでも前へ進もうというはやる気持ちからか、車線変更を頻繁に繰り返す人を、よく見かけますよね。渋滞中の強引な車線変更は、接触事故の原因になりますし、本人が思っている以上に、前に進む効果は低いものです。皆さんもムダな車線変更は控えましょうね。

また、渋滞中の車線変更で気をつけなければいけないのが、バイクです。止まっていたり、ノロノロ動いたりするクルマとクルマの間を、バイクがすり抜けていくことは頻繁にあります。やむを得ず車線変更する場合など、後ろから接近してくるバイクがいないか、十分確認するようにしてくださいね。そして、合流や車線変更で入ってくるクルマがあれば、できるだけ入れてあげるようにしましょう。

事故防止に大切なのは、譲り合いの精神です。渋滞でのイライラから、「入れてやるもんか!」と意地を張ると、つまらない事故やトラブルの原因になりますよ!

【逆走車に注意】4月 30日(金)放送分

高速道路でも大きな事故の原因となりかねないのが、逆走です。もし、そんな逆走車に遭遇するようなことになったら、ドライバーさんはどのように行動したらいいのでしょうか?

まず、高速道路で逆走が発生すると、電光掲示板やハイウェイラジオなどで、付近を走るドライバーへその情報が知らされます。逆走車の存在を知ったら、まずは速度を落とし、車間距離を十分に取ってください。車間距離が長い方が、前方から接近する逆走車を見つけやすくなりますよ。また逆走車は、自分は走行車線を走っているつもりで、追い越し車線を疾走してくることが多いといいます。

そこで大切なのは、自分は左側の走行車線を走ることです。

もし前方に逆走車を発見したら、路肩などに停車して、110番通報してください。反対に、もしあなたが逆走してそのことに気づいた場合は、対向車に注意しながら路肩などへ移りましょう。そして停車してハザードランプを点灯します。続いて、ガードレールの外など、安全な場所に避難し、警察などへ通報するようにしてくださいね。

「高速道路でのポイント」ぜひチェックして、ワンダフルドライブ、楽しんでくださいね!

1 17 18 19 20 21 22 23
サイトTOPへ戻る
WHAT’s NEW
  • ◆ 千葉県で潮干狩りを楽しむ

    春の行楽シーズン、まっさかり!この時期、千葉県で楽しめる海のレジャーといえば、やっぱり潮干狩りでしょうね!そこで今週は、「千葉県で潮干狩りを楽しむ」をテーマに、各地の潮干狩り場を取り上げてい……

    2025/4/25
  • ◆ お出かけ先の駐車場で注意

    まさに今、春本番!天気のいい日など、おクルマでお出かけするのにピッタリの季節ですね。そんなおでかけ先で、ほぼ利用することになるのが駐車場じゃないでしょうか? 駐車場って、クルマ……

    2025/4/18
  • ◆ タイヤの取り扱いについて

    みなさんは4月8日が「タイヤの日」だということをご存知ですか? これは、社団法人「日本自動車タイヤ協会」が2000年に制定したもので、「4月」は春の交通安全運動が行われる月であり、また……

    2025/4/11
  • ◆ 子供のうごきに注意

    明日から、新年度ですね。もうすぐ、大きなランドセルを背負った新小学1年生の姿を、街中で見かけるようになるでしょう。同時に、ドライバーさんたちは、そうした子どもたちとの事故には十分注意しなけれ……

    2025/4/4
    MONTH