2021/6/11 UP!
雨の季節です。今年は、記録的な早さで梅雨入りした地域もありました。
雨が降ると、運転にはいろいろな影響が出ますよね。
そこで今週の、千葉トヨペット「レガーメ・ワンダフル・ドライブ」は、
「雨の日の注意点」をテーマに、様々なポイントをお伝えしていきたいと思います。
【雨の時の安全な運転】6月7日(月)放送分
まず、雨の日の運転で注意しなければいけないのが、雨の降り始めです。
というのも、雨が降り始めると、カサのない歩行者や自転車が、雨を避けるために先を急ぐことがあります。すると、よく安全確認をしないまま、道路を横断したり飛び出したりすることがあるんです。雨の降り始めは、歩行者や自転車が、予想外の行動をする可能性がある、ということを頭に入れ、その動きに注意するようにしてください。
さらに降り始めは、道路表面のホコリが浮き上がり、特にスリップしやすい状態になります。ブレーキを掛けてから停車するまでの制動距離も長くなりますので、雨が降り始めたら、スピードを落として、車間距離も十分取るようにしましょう。また、雨が窓やドアミラーに付くと、車体の小さい自転車やバイクは、とくに見えにくくなります。左折や進路変更、バックする時などは、ミラーをよく見るだけでなく、実際に振り向いて後方や横を確認して、危険を見落とさないよう気を付けることが大事です。
雨の日は、晴れの日とは状況が全く違うということを、改めて意識し、慎重な運転を心がけてください!
【冠水した場所を通らない】6月8日(火)放送分
大雨が降ると、道路に水があふれ、冠水することがあります。よくニュース映像などで、そんな道を、クルマが水しぶきを上げながら走るシーンが、流れますよね。でも、冠水した場所を走るのはもちろん危険なことで、決してオススメできるものではないんです。
というのも、まず冠水した場所は、その中の様子を外から知ることができません。
例えば、水路があったり、マンホールのフタが流されたりしていれば、車輪がハマって動けなくなることもあります。そして見た目では、水の深さも分かりません。ボディがつかるような水深でも、車内へすぐに水が侵入してこないので安心していたら、急にクルマが浮いてしまい、途端に動けなくなる事態だってあるでしょう。また、エンジンの吸気口から水が入ったりすると、エンジンも止まってしまいます。それだけでなく、電装品がショートしたり、エンジンが破損したりするなど、重大な故障の原因となる可能性だってあるんです。
ということで、冠水した場所に遭遇したら、極力う回して、通行しないようにしましょう。特に道路の下などをくぐるアンダーパスは、水が集まりやすく、水かさが深くなりがちです。そうした場所でクルマが動かなくなり、水没して車内にいた人が亡くなる事故も発生しています。みなさんも冷静な判断とともに、無理やり通行することは、絶対にやめてくださいね!
【ハイドロプレーニング現象】6月9日(水)放送分
ところで、雨の日の運転といえば、「ハイドロプレーニング現象」という言葉を思い出す人も、結構いらっしゃるでしょうね?
ハイドロプレーニング現象とは、路面の水たまりなどを通過した時に、タイヤの溝による排水が追い付かなくなり、タイヤと路面の間に、水の膜ができてしまう状態をいいます。まるで、タイヤが水に浮いたような状態となりますので、ハンドルやブレーキが効かなくなってしまうんです。
ハイドロプレーニング現象を防ぐためには、タイヤの溝が十分にあることが重要です。また、タイヤの空気圧も適正に保ちましょう。空気圧が低いと接地面積が増えて、排水しづらくなり、ハイドロプレーニングへつながることに。そしてスピードが速いほど、ハイドロプレーニング現象は発生しやすくなります。特に、雨の日の高速道路などでは、スピードを抑えて走行するようにしてくださいね。
では、もしハイドロプレーニング現象が起きたら、どうしたらいいのでしょうか?大切なのは、滑り始めたことに驚いて、急ハンドルを切ったり、急ブレーキをかけたりしないことです。というのも、グリップが戻った瞬間、クルマの挙動が大きく変化してしまい、より危険だからです。クルマが滑り始めたら、あわてずに、アクセルを少しだけ戻して、できるだけ何もせずタイヤのグリップが回復するのを、待つようにしてくださいね。
【水・泥はねに注意】6月10日(木)放送分
ところでみなさんは、走行中、道路に水たまりがある時、歩行者に水や泥をはねかけないよう、細心の注意を払って運転されていますか?道路交通法でも、ぬかるみや水たまりを通行するとき、徐行などしないで、人に泥水などをはねかけ、迷惑をかける行為が禁止されているんです。違反した場合は、5万円以下の罰金となります。
では、どのくらい速度を落とせば、泥や水をはねることなく通過できるんでしょうか?JAF・日本自動車連盟では、以前、歩道寄りの轍にある、深さおよそ1センチの水たまりをクルマが通過した時に、クルマの速度の違いで、水がどれくらいはねるかの実験を行ったことがあるんです。その結果によりますと、時速40キロで水たまりを通過した場合、50センチ離れた所を歩いている歩行者にも、かなりの量の水をはねかけたそうです。続いて、時速20キロまで速度を落とした場合では、40キロの時よりだいぶ少なくなったそうですが、それでも歩行者まで水が届いたといいます。そして時速10キロまで落とすと、歩行者まで水がはねることはなくなったそうですよ。
泥や水は、ドライバーさんが思っている以上に、遠くまではねるものです。歩行者の近くを通行する場合は、しっかり徐行するなど、十分に速度を落とすよう注意してくださいね。
【大雨の時は昼間でもヘッドライト】6月 11日(金)放送分
雨が激しい時など、昼間でも薄暗くなることがありますよね。そんな時は、ヘッドライトを積極的に点けるようにしましょう。
ご存知の通り、雨が降っていると視界が悪くなります。降っている雨粒に加えて、ウィンドウガラスやドアミラーなどに雨水が付くと、左右や後方など非常に見づらくなります。そして、そこに薄暗さが加わると、より安全確認しづらくなるのは、当然ですよね。
そこで大切なのが、ヘッドライトを点灯して、自分の存在を、他のクルマなどにアピールすることです。相手が自分を認識してくれることで、事故になる危険性が低くなりますよ。ただ、昼間にライトを点けるということへの抵抗感からか、スモールランプだけを点けているクルマを、多く見かけます。でも、スモールランプは、少し距離が離れると、確認しづらくなるものです。さらに高速道路などでは、クルマが巻き上げた水しぶきも加わり、すぐ後ろのクルマのスモールランプさえ、見えなくなることが珍しくありません。安全のためにせっかく点けるなら、ぜひヘッドランプを使用するようにしましょう!
今週は、「雨の日・運転の注意点」をテーマにお送りしました。ぜひ参考にして、安全運転、お願いします!
2021/6/4 UP!
今年も、これから本格的な雨のシーズンになりますね。
そこで今週の、千葉トヨペット「レガーメ・ワンダフル・ドライブ」は、「雨の季節の整備」をテーマに、安全で快適にドライブするための整備のポイントを、取り上げていきたいと思います。
【ワイパーの交換】5月31日(月)放送分
まず今朝は、雨の日に、視界を確保するためには欠かせない、ワイパーです。
ワイパーは使わなくても、酸や油、砂やホコリ、そして紫外線やオゾンなどの影響で、だんだん劣化していきます。特に劣化しやすいのがラバー、つまりゴムの部分です。ラバーが劣化すると、拭いたあとに筋が残ったり、ワイパーを動かした時に「ビビリ」といわれる音がしたりするようになります。そんな状態になると、雨の時の視界が悪くなるのはもちろん、運転中の目の疲れにもつながるので、とても危険です。また、ラバーに亀裂が入ったり、ガラスに押し付けられたままの形で変形してしまっても、うまく水を拭き取ることができなくなりますよ。
ワイパーは、ラバーの部分だけを交換することができますので、早めの交換がオススメです。交換の目安は、使用頻度やクルマの保管環境にもよりますが、およそ1年です。また、ゴムを支える金属のワイパーブレードの方も、次第に劣化していきます。ブレードが劣化すると水がニジミ状に残ったりしますので、こちらの定期的な交換も、忘れないようにしてくださいね。
【ボディコート】6月1日(火)放送分
今週は、「雨の季節の整備」をテーマにお送りしています。
ところでみなさんは、雨粒を、単なる水と思っていませんか?実は雨には、空気中のいろんな不純物が溶け込んでいるんです。その結果、近年問題になっているのが酸性雨。酸性雨に降られてそのまま放っておくと、クルマの塗装面などにダメージを与える原因となります。そんなボディへのダメージを防ぐのに便利なのが、ボディコートです。
ボディコートは、その性質の違いで2つに分けられます。一つが「撥水タイプ」、もう一つが「低撥水タイプ」です。撥水タイプは水がボディ表面をコロコロと転がって洗車しやすく、コーティングによって汚れが取れやすいのが特徴。一方の低撥水タイプは、コーティング被膜によって汚れが付きにくく、水がボディ表面を薄い膜となって広がり、汚れを浮かせて流し落としてくれるという特徴があります。効果が持続する期間は、コート剤の種類やクルマの保管場所、使用状況によって違いますが、3カ月から半年のものが多いようです。
市販のものを使うのもいいですが、手間を考えると、カーディーラーなどで、プロにお任せするのも便利ですよ。雨の多い梅雨時、酸性雨などからおクルマを守りたいという方、早めにボディコートしておくのがオススメです。
【ガラスコート】6月 2日(水)放送分
雨の日、良好な視界を確保するのに役立つのが、「ガラスコート」です。
ガラスコートは、ウィンドウガラスの表面に水を弾くコーティング剤を塗って被膜を作り、雨水を小さな水玉にすることで、視界を確保します。ご存知の通り、こうしたガラスコート剤は、カー用品店やホームセンターなどでも数多く販売されています。
もちろんそうした製品を使えば、簡単にコーティングはできますが、ただし一つ、注意した方がいいことがあります。それは、ウィンドウガラスに付着している油膜の存在。というのも、油膜の上からガラスコートをしても、効果が半減してしまう可能性が高いんです。
でも、油膜をしっかり落とすとなると、専用の研磨剤入りのクリーナーなどを使って丁寧に磨いていかなければならず、結構大変です。そんな時にオススメなのが、カーディーラーなどでガラスコートをお願いすること。もちろん作業は、プロのスタッフに全てお任せ!ガラスの汚れや油膜をきれいに落としてコーティングしてくれるので、効果も倍増しますよ!
クリアな視界は、安全運転の基本です!雨の季節、みなさんもしっかり対策してくださいね。
【タイヤの点検・交換】6月 3日(木)放送分
雨が降る中、クルマを安全に走らせるためには、何といってもタイヤが大切です。
というのも、タイヤの溝が、タイヤと路面の間にある水をかき出してくれるお陰で、スリップせずに走ることができるからなんです。ただご存知の通り、タイヤは走るうちに少しずつ摩耗していき、溝はだんだんと浅くなっていきます。溝が浅くなると、当然タイヤが排水する能力も低下してしまいます。法律上では、溝が1.6ミリ以下になると使用してはいけないことになっていますが、コレ、それまで安全という意味では決してありませんよ。溝の深さが新品の状態から半分程度まで減ると、ブレーキペダルを踏んでから停まるまでの制動距離が、急速に長くなってゆくといいます。タイヤの交換は、早め早めがオススメですよ。
一方、溝が十分残っていても、注意しなければいけないのが、製造されてから長い年月が経った古いタイヤです。ゴムでできているタイヤは、自然と劣化が進み、硬くなっていきます。こうした硬くなったタイヤは、地面の凹凸に対して、柔軟に形を変化させることができません。すると地面に密着できず、特に濡れた路面でのグリップ力が弱くなってしまうんです。
タイヤは、4年程度で交換するのがいい、といわれています。古いタイヤを使い続けているという方は、この機会に、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?
【カーエアコンのメンテナンス】6月 4日(金)放送分
「雨の季節の整備」がテーマの、今週の、千葉トヨペット「レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。雨の季節は、ジメジメと湿度が高くてイヤですよね。当然、クルマの中の湿度も高くなりがちです。そんな車内をカラッとさせて、快適なキャビンに調節してくれるのが、ご存知カーエアコン。
でも、暑くなって久しぶりに使ってみたら、エアコンの効きが悪かったり、イヤなニオイが吹き出してきた・・・なんてことありませんか?エアコンの効きが悪い時、その原因として可能性大なのが、クリーンエアフィルターです。クリーンエアフィルターは、外気や内気に含まれるホコリや ニオイなどをカットしてくれる、エアコン用のフィルターのこと。これが汚れたままになっていると、十分な空気が通過できなくなり、エアコンの効きが悪くなってしまうんです。一方、嫌な臭いの原因となるのが、エアコンガスの働きで空気を冷やす「エバポレーター」というパーツ。とても冷たくなるので、結露ができやすく、そのためカビやダニが繁殖しやすいんです。そうしたカビの菌やダニの死骸などが、イヤなニオイの一因になるといいます。
もし、お使いのカーエアコンの調子が悪いという方は、ぜひお近くのカーディーラーなどで点検してもらい、メンテナンスしてもらってくださいね!
2021/5/28 UP!
クルマを安全に運転するには、走行中、ルールやマナーを守ることは、もちろん大切です。でも運転中に限らず、運転する前から注意すべきことも、実はいろいろとあるんです。
そこで今週は、「安全のために運転前からできること」がテーマです。
【正しい運転姿勢の取り方】5月24日(月)放送分
初回は、安全運転の第一歩、「正しい運転姿勢の取り方」についてご紹介します。大事なポイントは、適切なシートポジションです。
まず、お尻とシートに隙間ができないよう、深く腰掛けましょう。隙間があると、急ブレーキを踏まざるをえないような際、強く踏みこむことができず、危険に陥ってしまうことがあります。続いて、シートの前後位置を調節します。左足はフットレストに置いて、右足でブレーキペダルを奥まで踏み込みます。その状態で、膝に少し余裕ができるくらいの位置に、シートをスライドさせて調節しましょう。
次に、背中を背もたれに付けて、ハンドルの上を両手で握ってみてください。この状態で、肘が伸び切らないように、リクライニングの角度を調節します。肘が伸び切っていると、ハンドルを切る時に確実な操作ができませんからね。また逆に、ハンドルにしがみつくような姿勢も、良くありませんよ。
最後は、追突されたときに首を守るヘッドレストを調節します。耳の後ろにヘッドレストの中心が来る高さに合わせましょう。
安全運転の基本ともいえる、正しい運転姿勢。みなさんも改めて、ぜひチェックしてみてくださいね。
【ミラーの調節】5月 25日(火)放送分
運転中の安全確認に欠かせないのが、ミラー類。そのため運転前には、ミラーを正しい位置に調節しておくことが重要です。今朝は、そのポイントについてお話ししましょう。まず、きのうもお伝えしましたが、シートポジションを正しく合わせることが基本です。その上で、ルームミラーを調節しましょう。この時、大切なポイントがあります。
それは、右ハンドルのクルマなら、ミラーに近い左手で調節すること。左ハンドルのクルマなら、右手を使います。なぜかというと、反対の手を使ったり、両手で調節したりすると体がシートの背もたれから離れてしまい、運転姿勢に戻った時、見え方が変わってしまうからです。また、リアウィンドウ全体が映るように調節してくださいね。
次は、左右のサイドミラーです。どちらも、ミラーの4分の1くらいに自分のクルマのボディが映るようにし、残る4分の3を、後ろの景色が映るように合わせます。車体が映ることで、距離感がつかみやすくなるんです。そして上下方向は、路面がミラーの2分の1くらい映る位置に調節しましょう。あまり上に向けすぎると、車体の近くが見えなくなってしまいます。反対に下に向けすぎると、後ろの様子がわかりづらくなってしまいますよ。
みなさん、ミラーの調節は確実にお願いしますね!
【車内をキレイに】5月 26日(水)放送分
ところでみなさんは、おクルマの中、普段からキレイにされていますか?実は、車内をキレイにしておくことも安全運転につながるんです。
例えば、ダッシュボードの上や、助手席のシートの上に物を置いていると、ハンドルを切った時などに、それが動くことがありますよね。すると、それが気になって思わず目を向けてしまうと、わき見運転になってしまいます。さらに、そのモノが落ちそうになったりすれば、押さえようと、つい手が出てしまうこともあるでしょう。思いがけないそういう動きによって、ハンドル操作を誤る危険性もあるんです。そもそも、ダッシュボードの上にモノを置いていると、それがフロントガラスに映って、視界を妨げることがあります。ダッシュボードの上には、特に白っぽいモノなど、置きっぱなしにしないようにしましょう。
その他、空になったペットボトルや空き缶が床に転がっていると、何かの拍子に、ブレーキペダルなどの下へ入り込む可能性があります。するとブレーキを踏めなくなり、とても危険です。そして、フロントガラスやリアガラスについても、外側はもちろんですが、内側も定期的に拭いてキレイにしておきましょう。汚れていると、雨の日など曇りの原因になりますよ。
安全運転のために、日頃からみなさんも、車内をキレイに保つよう努めてくださいね。
【運転の時に履く靴】5月 27日(木)放送分
運転前にする大切なことといえば、ペダル操作に大きく影響する靴選びも、その一つです。
みなさんは、普段運転するとき、どんな靴を履いていますか?運転時のはき物について、法律的にはどのようになっているかといいますと、実は道路交通法には、どれがよくて、どれがダメとは、はっきり規定されていません。その代わりに、各都道府県が定めているんですが、「千葉県道路交通法施行細則」を見ると「げたその他、運転を誤るおそれのあるはき物をはかないこと」とされています。もっと具体的に言いますと、足にちゃんと固定できないつっかけやスリッパなどは、ペダルを踏んだ時に脱げる恐れがあるため、一般には禁止されている、ということです。
似たものでは、ビーチサンダルや草履などは、鼻緒があるので認められている自治体もあるようですが、やはり脱げやすさを考えると、避けた方がいいでしょうね。またハイヒールは、ペダルを踏む際、足首が不安定になり大変危険です。絶対にやめてくださいね。
理想的なのは、サイズの合った歩きやすい靴です。重さは軽いものの方が、より操作しやすくなります。靴底は、薄めでしなやかなものを選べば、繊細な操作も、ペダルをしっかりと踏み込むことも、できますよ!
【シートベルトの装着】5月 28日(金)放送分
運転前にしなければいけないことの一つが、シートベルトを装着することです。
街なかでは、走り出してから締めている人も見かけますが、装着に手間取ったあまり、運転操作を誤ってしまい、事故へとつながったケースもあります。装着は必ず運転前にしましょう。そんなシートベルトにも、正しく装着するためのコツが、実はあるんです。
シートベルトなんて、ベルトを引き出して、金具をバックルに「ガチャッ」と差し込めばいいんじゃないの?と、大半の方は思われているでしょうね。確かに、基本的にはその通りです。ただ最後に、ポイントがあります。それは差し込んだ金具のすぐ上の辺り、つまり肩ベルトの下の方を持って、「キュッ!」と上の方に引っ張り上げるんです。
これで腰ベルトのたるみがとれて、ベルトが体に密着します。この密着が大事なポイントで、万一の事故の際に、安全性がぐんとアップするんだそうですよ。
今週は、「安全のために運転前からできること」をテーマにお送りしました。ぜひあらためてチェックして、みなさんのワンダフルドライブ、目一杯、楽しんでくださいね!
2021/5/21 UP!
おクルマを運転する時は、皆さん、もちろん安全運転を心がけていると思います。でも時に、思わぬ錯覚にとらわれて、事故へとつながってしまう場合があります。そこで今週は「運転中の錯覚」をテーマに、さまざまな錯覚とその対処方法などをご紹介したいと思います。
【溶け込み現象・蒸発現象】5月17日(月)放送分
今週は「運転中の錯覚」をテーマにさまざまな錯覚とその対処方法などをご紹介します。
ところで、明るい所から暗い所へ急に入ると、目がその変化について行けず、目の前が真っ暗になったこと、皆さんはありませんか?実は同じことが、トンネルの入り口でも起こります。特に前のクルマが黒っぽい色の場合、トンネルの暗さの中に溶け込んでしまったようになり、見えづらくなることがあるんです。
これは「溶け込み現象」と呼ばれるモノで、トンネルへ入る時には、十分気をつけなければいけません。また同様に、自分がトンネルへ入った時も、後続車から見えにくくなる可能性がありますので、ライトオンしてテールランプを灯すなど、トンネルへ入る前から対策を心掛けておきましょう。
トンネルでは、出口付近も要注意です。暗いトンネルから外に出た瞬間、その明るさに目が追い付かず、やはり前のクルマが見えなくなることがあるんです。こちらは「蒸発現象」などと呼ばれる状態で、特に白やシルバーなどの明るい色のクルマが見えづらくなりますので、注意しましょう。
さらに、トンネル出口からカーブが始まるような場所では、車線を見落とさないよう気をつけることも肝心ですよ。
【ライトによる蒸発現象】5月 18日(火)放送分
今週は、「運転中の錯覚」をテーマにお送りしています。
きのう、トンネルから出る時に、前のクルマなどが外の光に包まれて見えなくなる「蒸発現象」についてお話しました。でもクルマを運転していると、昼間のトンネルの出口以外にも強い光によって蒸発現象が起きる場合があるんです。それが、夜間のヘッドライトです。対向車のヘッドライトと自分のヘッドライトが重なる位置に道路を横断中の歩行者などが入り込むと突然視界から消えて見えなくなってしまうことがあります。それが、夜間に起きる「蒸発現象」です。
ドライバーにとっては、「走行中、突然目の前から人が消える」あるいは「何も無いところからいきなり人が飛び出してくる」ように見え、ひとつ間違えばパニックにも陥りかねないこの現象。しかも原因がヘッドライトですので、ライトを点けている限り、いつ発生するか分かりません。この「蒸発現象」自体をなくすことは難しいので、事故を防ぐためには、日頃から左右に目を配り、歩行者や自転車などがいないか、常に意識することが大切です。
また、蒸発現象が起こっている中でも、かすかに歩行者の足元が見えているようなこともあります。夜間の運転中、光の中に何か動いている感じがしたら、そこに歩行者がいるかもしれないと思い、くれぐれも慎重に運転するようにしてくださいね。また、歩行者や自転車に気づいたら、すぐに止まれるよう、スピードを控えて運転することも重要なポイントです。
特に雨の日は、蒸発現象が起こりやすいので、要注意ですよ!
【コリジョンコース現象】5月 19日(水)放送分
出会い頭の交通事故といえば、「見通しの悪い交差点などで起こるもの」と、皆さんは思っていませんか?ところが田園地帯のような、周りに遮るものがない見通しのいい場所でも、出会い頭の事故が起こることがあるんです。
その原因の一つとして考えられているのが、「コリジョンコース現象」です。これが、どんな状況で発生するかといいますと、まず、直角に交差する2つの道路を想像してください。辺り一帯は田園風景が広がっていて、視界を遮るものはありません。そして交差点に向かって、2台のクルマが同じスピードで走っているとします。当然、ドライバーからは、相手のクルマが見えているはずですよね。ところがこの時、2台が同じスピードで走っていると、ずっとお互いのクルマの見える角度が、変わらないことになります。すると、なんと相手のクルマが走っているにもかかわらず、止まっているように感じてしまうというのです。
実は、人間の視野は、物の形や色がはっきり認識できるのは、中心部分の「中心視野」だけなんです。それ以外の「周辺視野」では、物の形や色、動きなどを認識しづらいという特徴があります。そのため、視野の端で、動きのはっきりしないクルマを見ても、正確には認識できず、停まっているぐらいにしか感じられなくなるんです。
ということで、見通しのよい場所でも漫然と運転したりせず、意識して顔を左右に向けて、クルマが接近してきていないか、しっかり注意するようにしてくださいね!
【視界吸引作用】5月 20日(木)放送分
今週は、「運転中の錯覚」をテーマにお送りしている、千葉トヨペット「レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。ところで、「目が釘付けになる」という言葉がありますが、これは、魅力的なものだけでなく、危険なものを目にした場合にもいえるようです。そんな、魅力的なもの、危険なものを見た時に、無意識に見つめてしまう人間の習性を、「視覚吸引作用」といいます。
クルマの運転でいうと、例えば、斜め前を走っている大きなトラックが車線変更をしてくると、トラックの点滅するウインカーなどから目が離せなくなります。さらに見つめていると、無意識のうちに、そこへ引き寄せられるように近づいてゆき、その結果、ハンドル操作を誤り、事故となってしまうことがあるんです。また、トンネルの中でも、隣りを走るトラックなどに危険を感じて見つめていると、自然と隣の車線に近づいてしまったりすることが、皆さんにも、あるのではないでしょうか。
ではこのような、知らずに起こりうる視覚吸引作用に、いったいどのように対策すればいいのでしょうか?まず大切なのは、凝視しているモノからいち早く視線をはずすことです。ただ、無意識のうちに凝視している場合がありますので、普段から、安全な範囲で周りにも視線を向けるようにしましょう。ちなみに、思わず凝視してしまうものは、クルマの中にもありますよ。ダッシュボードの上に置きっぱなしになっていて、落ちそうになっている荷物など、つい視線を奪われ、わき見運転の原因になりかねません。運転の邪魔になるようなものは、日頃から片づけておきましょうね。
【カーブでの錯覚】5月 28日(金)放送分
「運転中の錯覚」がテーマの千葉トヨペット「レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。最終日のきょうは、カーブで起こる錯覚を取り上げてみたいと思います。
その錯覚とは、左右それぞれのカーブの内側にクルマが寄って行ってしまう、というもの。つまり左カーブだと左側に、右カーブだと右側に寄っていくということです。でもどうして、こんなことが起こるのでしょうか?その原因は、人は広く見える方につい寄って行ってしまう、という性質があるからなんです。
片側一車線のカーブを思い浮かべてみてください。左カーブの時には、自分の走行車線の方が広く見えます。反対に右カーブの時には、対向車線の方が広く見えるんです。しかし、その錯覚のままにカーブの内側に寄っていくと、左カーブでは、道路脇を歩いている歩行者などに接触する可能性がありますし、右カーブでは、中央車線をはみ出し、対向車と衝突する危険性もあるでしょう。
カーブの多い場所を走行する時には、そうした錯覚があることをしっかり理解したうえで、十分スピードを落とすとともに、車線内をはみ出すことなく曲がるよう気をつけてくださいね。
今週は、「運転中の錯覚」をテーマにお届けしました。ぜひチェックして、ワンダフルドライブめいっぱい楽しんでくださいね!
2021/5/14 UP!
新緑がまぶしいシーズンですね。こんな季節には、自転車で走ると、さぞ気持ちいいことでしょう!
さらに健康ブームや、コロナ禍の影響などもあり、公共交通機関を避けて、通勤・通学などに自転車を利用する人が、増えているそうです。そこで今週は運転中の「自転車への注意」をテーマに、様々なポイントを取り上げていきたいと思います。
【自転車への基本的な注意点】5月10日(月)放送分
初日のきょうは、自転車に対する基本的な注意点をチェックしておきましょう。
まず、道路の左端を通行する自転車は、前方に駐車中のクルマなど障害物があると、それをよけるため後方を確認せずに、車道へ急に出てくることがあります。前方を自転車が走行している時は、その先の状況にも目を配り、自転車の動きを予測することが大切です。自転車が進路変更すると思った時は、スピードを落として、先に行かせるようにしましょうね。
また、住宅街の十字路などでは、自転車がいきなり現れる可能性があります。仮に自転車側に一時停止の標識や表示があっても、無視して飛び出てくることが珍しくありません。見通しの悪い十字路や丁字路などでは、自転車が飛び出してくるかもしれないと考えて、あらかじめスピードを落とし、飛び出しに備えましょう。
そして自転車は、路面の変化や横風によって、走行中、突然ふらつくことがあります。横を追い越す時には、安全な間隔を取るようにしてくださいね!
【逆走する自転車に注意】5月 11日(火)放送分
逆走車というと、クルマの逆走がよく話題になりますが、自転車の逆走も、十分注意が必要です。
みなさんもご存知だと思いますが、自転車は軽車両に分類されていて、車道の左端を通行するのが交通ルールです。しかし街なかを見てみると、そのルールを知らないのか、車両という意識がないのか、進行方向の右端を走行、つまり逆走している自転車が少なくありません。
クルマの側から見ると、この逆走してくる自転車はなかなか厄介な存在です。接近してくるスピードが速いうえ、クルマのほうも走っているため、前からあっという間に迫ってくることになり、早めの判断と対処が必要となります。すれ違う際、自転車との距離を十分に保てないような状況なら、ヒヤリとさせられることもあるでしょう。
さらに危険なのが、障害物などの陰から急に逆走の自転車が現れるケースです。例えば、駐車中のクルマや、前のクルマの陰になって、逆走する自転車を前もって見つけられない場合があります。そんな障害物の死角から、自転車がいきなり飛び出してくると、避けきれない事態もあるでしょう。前方に駐車中のクルマがあったり、前のクルマが急にブレーキを踏んだりした時は、その死角に自転車が隠れているかもしれないと考えて、十分注意するようにしてくださいね。
【自転車の巻き込みに注意】5月 12日(水)放送分
今週は、「自転車への注意」をテーマにお送りしています。クルマを運転中、自転車などに対して、注意しなければいけないのが巻き込み事故です。特に左折の時、自転車などを巻き込む事故は、長年に渡って、数多く発生しています。そんな巻き込み事故を防ぐ方法は、みなさんも教習所などで習ったと思いますが、ここで今一度、確認しておきましょうね。
まず、左折しようとするときは、左側後方に自転車やバイクなどが走っていないか、早めに確認します。ミラーだけでは映らない範囲もあるので、直接、後方を目で見て確認することも大切です。そのあとは、速やかにウインカーを出し、左折することを、後ろを走る相手に知らせます。そして、自転車などがクルマの横をすり抜けないように、あらかじめできるだけ道路の左端に寄せ、交差点の淵に沿って徐行しながら、歩道の状況や、左折した先の道路の状況に注意して左折します。
ただ、視界のいい昼間でさえ、自転車などを見落として巻き込む事故が多く発生しています。夜間となると、さらに見落とす可能性が高くなります。自転車は、車体が小さいため夜間は見つけにくく、
ライトの光も小さいので、バイクに比べ見落としがちになります。さらに無灯火の場合は、発見するのがとても困難になります。そこで夜間、交差点を左折するときは、後方とクルマの横を何度か確認し、スピードを落としてゆっくりと曲がるようにしましょう。
【トンネル内の自転車に注意】5月 13日(木)放送分
ところで、2019年7月、岐阜県恵那市で、こんな事故がありました。
国道257号線のトンネル内を走行していた乗用車が、前を走行していたツーリング中の自転車2台と衝突。後ろの自転車に乗っていた男性が、死亡したそうです。このようなトンネル内で、自転車が追突される事故は、度々発生しています。特に千葉県は、トンネルが多く、その数は、大分県、北海道に次いで全国で3番目といいますから、より注意が必要といえますね。
トンネル内を走行している自転車が、後続車に衝突される原因は、いくつか考えられます。その一つが、トンネルの中は路側帯が狭く、左端に寄って走ることができないため、車道を走行しなくてはいけないことがあります。また、トンネル内の暗さのために、後続車が自転車を発見しにくいということもあるでしょう。そもそも「トンネルの中を、まさか自転車が走っているとは思はなかった」という人が多く、そういった意識から発見が遅れることもあるようです。
自転車に乗る方は、後ろからも目立つように、反射板やテールランプを必ず装着してください。そしてクルマを運転する方も、トンネルの中でも自転車が通行することを忘れず、くれぐれも注意を払うようにしましょう!
【電動アシスト自転車に注意】5月 14日(金)放送分
今週は、「自転車への注意」がテーマの千葉トヨペット「レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。
自転車の中でも、近年よく目にするようになったのが、電動アシスト自転車です。モーターがペダルをこぐ力を補助してくれるので、脚力が弱くても楽にこぐことができます。そのため、子供の送り迎えや通学のほか、高齢者の移動にも使われる機会が増えているようです。道路交通法上は、普通の自転車に分類されていますが、その特徴から、様々な違いがあって、クルマを運転するドライバーさんも注意が必要です。
まず、こぐ力が弱くてもスピードが出てしまう、という特徴があります。スピードを出せば出すほど、危険を察知してブレーキをかけても、すぐには止まれません。そのため、電動アシスト自転車による、交差点などでの出会い頭の事故が多く発生しているそうなので、皆さん、十分気をつけましょう。
車体の重量は、機種によって違いはありますが、30キロを超えるものもあります。そこに子どもを乗せるような場合だと、大人とあわせ、全体で100キロを超えてしまうこともあるでしょう。自転車は重心が高く、重くなればより不安定にもなります。特に、走り出す前の電動アシスト自転車の近くを走行する際には、転倒などに注意してくださいね。
今週は、「自転車への注意」をテーマにお送りしました。ぜひチェックして、ワンダフルドライブ、楽しんでくださいね!
2021/5/7 UP!
今週の「千葉トヨペットレガーメ・ワンダフル・ドライブ」は、「こどもの日」にちなんで「子どもの事故防止」をテーマに、交通事故や、そのほかの事故対策について、取り上げてみたいと思います。
【5月は子どもの事故が多い】5月3日(月祝)放送分
5月は、お子さんの事故が特に多くなる月だということを、皆さんはご存知でしたか?
警察庁が、2014年から2018年に発生した交通事故で、死亡したり重傷を負ったりした小学生5776人について分析を行ったそうです。それによれば、事故が発生した月別で見ると、5月の件数が一番多くなっていたといいます。そのうち特に目立つのが、小学校に入学したばかりの新1年生です。全6学年の中で最も多く、1年生だけでみると、4月に比べて急に跳ね上がります。
1年生をはじめとした小学生の事故が、5月に多い原因について、警察庁では、「子どもだけで行動することが増えだす」、いわゆる「一人歩きデビュー」の時期であること、また、学校や新学年に慣れて、気分がおおらかになる季節でもあることなどが関係している、とみているそうです。さらに、こうした子どもがからむ事故には、時間帯にもはっきりとした特徴が現れます。一日の中で、一番死亡事故や重傷事故が多いのは、午後3時から5時台にかけて。つまり、下校時間や帰宅後に、友達の家や公園へ遊びに行ったり、塾へ行ったりする時間帯に当たります。
ということで、ドライバーさんは、特に今の時期、午後3時頃から日暮れまでの時間帯、子どもたちへ、いつも以上に注意を払って運転するよう、十分心がけてくださいね!
【縁故者事故を防ごう】5月4日(火祝)放送分
ところで、クルマとお子さんの事故で、ここ数年、よく耳にするのが、両親や親族、親の友人など、近しい関係にある人が運転するクルマに、幼い子どもがひかれてしまう事故です。このような事故は、「縁故者事故」という呼び方もあるようで、「縁故者」とは「縁やゆかりのある人」という意味です。
こうした事故の特徴の一つは、クルマを発進する、バックするといったように、停止していたクルマを動かした際に発生している、ということです。そして、こういった事故を起こしたドライバーのほとんどが、クルマの周りを気にせず運転席へ座り、アクセルを踏み込んでいます。いうまでもなく、乗り込む前に周りをちょっと確認さえしていれば、何も起きず、防げた事故ばかりでしょう。
ちなみに、クルマの形状では、ワンボックスタイプによる事故の件数が、特に多くなっています。
車体が大きいほど、運転席から見えない死角も大きくなりますので、そうした場所に、小さいお子さんが隠れている可能性をしっかり頭に入れておくことが大切です。
誤って、子どもを事故に巻き込んでしまうことほど、つらく悲惨なことはありません。「周りにいないはず」「もう家に入ったはず」という勝手な思い込みは事故の元です。クルマを動かす時には、お子さんがクルマに近づいていないか、改めて安全確認を徹底するようにしてくださいね。
【子どもをクルマに残さない】5月 5日(水祝)放送分
きょうは「こどもの日」。
クルマに関わる子どもの事故は、走行中のクルマによるものだけではありません。例えば、毎年のようにニュースなどで見聞きするのが、小さなお子さんが、車内に置き去りにされ、熱中症で死亡したり、重症になったりするという事故です。
そうした熱中症による事故、みなさんは、どの季節に多いと思いますか?やっぱり、8月といった真夏の頃でしょうか?実は、春先から初夏にかけて多発する傾向があるといいます。つまり今が、まさに要注意シーズンという訳です!
ではどうして、こんな季節に多いかといいますと、5月頃の比較的さわやかな時期には、「車内が高温になることはないだろう」という過信や誤解があることが、一因と考えられています。以前、JAF・日本自動車連盟が5月上旬に、外気温が24度前後、湿度およそ15%という快適な環境で、車内での熱中症の危険性について実験を行いました。すると、車内の気温は、時間と共に上昇を続け、1時間後には37.5度、2時間後には39.9度と、ほぼ40度まで上昇したんです。
気温40度は、大人でも耐えがたい暑さです。ましてや子ども、特に乳幼児などは体温調節機能が未発達のため、大人より熱中症にかかりやすい、といわれています。この先、例え快適な気温と感じるような日でも、お子さんを車内に残していくのは、絶対にやめてくださいね!
【子どもにキーを持たせない】5月 6日(木)放送分
たとえ今頃の快適なシーズンでも、お子さんを車内に置いていくのは、熱中症の危険性が高いので絶対にダメ! というお話をしましたね。でも中には、意外なきっかけから、お子さんを車内に閉じ込めることになってしまうケースが、あるようなんです。
これは去年8月、富山県高岡市にある保育園の駐車場で起こった出来事。
57歳の女性が、孫の1歳の男の子をクルマの後部座席に座らせる時に、クルマのキーを触りたがったので、それを手渡したそうです。そして女性は、後部座席のドアを閉めて、自分は運転席へと向かいました。そのとき、男の子がキーのロックボタンを押してしまい、なんとドアを開けられなくなってしまったんです。女性はすぐに警察や消防に連絡しましたが、炎天下ゆえ、熱中症の危険性もあるということで、一刻の猶予もありません。そこで女性は、保育園にあったクワを使って窓ガラスを割り、男の子を救助したというのです。
これは、特殊なケースのように聞こえるかもしれませんが、そんなことはありません。実は、お子さんにおもちゃ代わりにキーを渡してしまい、その結果、ドアがロックして閉じ込められるケースは、全国で度々起こっているといいます。
ということで、キーは必ずドライバーさん自身が身に付け、お子さんが欲しがったとしても、命に関わることになりかねないので、絶対に渡さないでくださいね。つまらない事故やトラブルの原因になりますよ!
【未承認のチャイルドシートは購入しない】5月 7日(金)放送分
クルマが万一事故にあった時、お子さんの命を守るのに不可欠なのが、チャイルドシート。
そのため、6歳未満のお子さんに着用が義務付けられているのは、親御さんならずとも、ご存知でしょう。そんな大切な、チャイルドシートですが、一部のインターネットの通販サイトの中には、国の安全基準を満たしていない未承認のものが販売されているのを、皆さんはご存知でしたか?
未承認のチャイルドシートの一番の問題点は、強度の低さ。国土交通省の実験では、衝突時にチャイルドシートのベルトがちぎれて、座席からダミー人形が飛び出すなど、安全性の基準をまったく満たしていなかったそうです。そうした未承認のチャイルドシートの特徴は、とにかく価格が安いこと。2千円から3千円程度で、販売されているものが多いようです。逆に安全基準を満たした製品には、アルファベットのEを○で囲んだ、「Ⓔマーク」が付いています。ただし、2012年6月30日以前に製作されたものには、改正前の古い基準に適合したことを示す、自動車の「自」を○で囲んだマーク」が付いたものもあります。
事故の際、お子さんの命を守る大切なチャイルドシートですから、安さに惑わされず、安全基準マークを確認して買うようにしましょうね。
今週は、「子どもの事故防止」をテーマにお送りしました。ぜひチェックして、ワンダフルドライブ、楽しんでくださいね!
2021/4/30 UP!
今週木曜日から、ゴールデンウィークがはじまります。ただ、コロナ禍ということで、ハメを外してお出かけ、という訳にはいきませんね。とはいえ、高速道路を利用してのお出かけを予定されている方も、結構いらっしゃることでしょう。そこで今週の、千葉トヨペット「レガーメ・ワンダフル・ドライブ」は、「高速道路でのポイント」をテーマに、お話ししていきたいと思います。
【高速道路走行の基本】4月26日(月)放送分
まず今朝は、「高速道路走行の基本」についてです。高速道路上で発生する故障などのトラブルは、事前の点検で防ぐことができるものが、ほとんどだといいます。そこで出発前に、燃料、タイヤの空気圧や溝の深さ、エンジンオイルの量など、ぜひ点検するようにしましょう。
そして、スピードの出し過ぎには十分注意してください。高速道路では、状況に応じて、速度規制が行われることがよくあります。例えば乗用車の場合、どこでも法定最高速度100キロで走行できると思い込んではいけません。速度標識を必ず確認しながら走行しましょう。また、車間距離をしっかりとることも大切。前のクルマから、3秒以上あける様にすれば、十分安全な距離を確保できるはずです。前のクルマが通過した場所を覚えておいて、ゆっくり数えて3秒以上あとに、そこを自分が通過するようにしましょう。
さらに、集中力を保つためには、適度な休憩を取ることも必要です。少なくとも、2時間に1回は休憩をはさむようにしてください。スピードが出る高速道路では、ちょっとしたミスやトラブルが、大きな事故につながります。いつも以上に、安全運転を心がけましょうね!
【高速道路にも人はいる】4月27日(火)放送分
ところで、自動車専用道の高速道路といえば、路上にはクルマとバイクしかいない、と普通は思いますよね。ところが、高速道路上でも、対人事故は度々発生しているんです。
では、なぜ高速道路に、人がいるんでしょうか?原因として一番多いのは、故障や事故など何らかの理由でクルマが動かなくなってしまい、ドライバーや同乗者が、その周辺を歩き回っている、というケースのようです。その他、高速バスのバス停から、歩いて人が出てくるといったこともあるといいます。そこで大切なのは、高速道路には歩行者がいるはずない、という思い込みをせず、常に前方の状況に目を配ることです。特に気をつけないといけないのが、事故や故障で停車しているクルマの周辺。できればその手前で、追い越し車線へ進路変更しておくのがいいでしょう。また、夜間は特に発見が遅れがちになります。スピードを出し過ぎることなく、早めに危険を発見できるよう努めてください。
そして万が一、高速道路で停止しなければならなくなった時も、クルマの外を無闇にウロウロするのは、絶対やめましょう!路肩に停車していても、いつ後続車に追突されるか分かりません。速やかにガードレールの外へ避難してくださいね。
【SA・PAで注意】4月28日(水)放送分
高速道路で長い距離を運転するとき、休憩などで欠かせないのが、サービスエリアやパーキングエリアです。そうした施設内では、本線とは一転してクルマのスピードがゆっくりとなるうえ、高速で走ってきた緊張感からも解放されたせいか、つい油断した運転になってしまう人が、少なからずいるようです。
でも、これらの場所、実は多くの事故が発生しているんです。
まず、気をつけなければいけないのが、サービスエリアやパーキングエリアへ進入する時です。本線で、時速100キロ近くで走行した後、そのままの速度感覚で進入路を走行するのは、とても危険です。進入路の先は、大体が駐車場の入口付近で、徐行したり減速したりするクルマがいます。そこへスピードを出したまま侵入すると、追突してしまう危険性があります。進入路では、しっかり減速しましょう。
また、駐車場に入ってからも要注意です。というのも、走行しているクルマの多くが駐車スペースを探しながら運転しているため、他のクルマなどの発見が遅れがちです。さらに、駐車しているクルマの間から、歩行者が急に飛び出してくることがあります。特に小さなお子さんは、クルマの陰にスッポリと隠れていて、直前まで気付かないでしょう。
サービスエリアやパーキングエリアでは、歩行者の動きを十分意識したうえで、運転するようにしてくださいね。
【渋滞中に気をつけたいこと】4月 29日(木祝)
ところで高速道路では、特に年末年始や行楽シーズンなど、長い渋滞が発生することがありますよね。渋滞していると、自分も周りもスピードがゆっくりですし、事故が起こる危険性は高くないように思うかもしれません。
でも、実際には多くの事故が発生しています。
そんな渋滞中の事故原因で多いのが、わき見運転です。スピードはゆっくりですが、その分、車間距離が短いので、前方への注意がおろそかになれば、すぐに追突してしまいます。さらに渋滞中は、少しでも前へ進もうというはやる気持ちからか、車線変更を頻繁に繰り返す人を、よく見かけますよね。渋滞中の強引な車線変更は、接触事故の原因になりますし、本人が思っている以上に、前に進む効果は低いものです。皆さんもムダな車線変更は控えましょうね。
また、渋滞中の車線変更で気をつけなければいけないのが、バイクです。止まっていたり、ノロノロ動いたりするクルマとクルマの間を、バイクがすり抜けていくことは頻繁にあります。やむを得ず車線変更する場合など、後ろから接近してくるバイクがいないか、十分確認するようにしてくださいね。そして、合流や車線変更で入ってくるクルマがあれば、できるだけ入れてあげるようにしましょう。
事故防止に大切なのは、譲り合いの精神です。渋滞でのイライラから、「入れてやるもんか!」と意地を張ると、つまらない事故やトラブルの原因になりますよ!
【逆走車に注意】4月 30日(金)放送分
高速道路でも大きな事故の原因となりかねないのが、逆走です。もし、そんな逆走車に遭遇するようなことになったら、ドライバーさんはどのように行動したらいいのでしょうか?
まず、高速道路で逆走が発生すると、電光掲示板やハイウェイラジオなどで、付近を走るドライバーへその情報が知らされます。逆走車の存在を知ったら、まずは速度を落とし、車間距離を十分に取ってください。車間距離が長い方が、前方から接近する逆走車を見つけやすくなりますよ。また逆走車は、自分は走行車線を走っているつもりで、追い越し車線を疾走してくることが多いといいます。
そこで大切なのは、自分は左側の走行車線を走ることです。
もし前方に逆走車を発見したら、路肩などに停車して、110番通報してください。反対に、もしあなたが逆走してそのことに気づいた場合は、対向車に注意しながら路肩などへ移りましょう。そして停車してハザードランプを点灯します。続いて、ガードレールの外など、安全な場所に避難し、警察などへ通報するようにしてくださいね。
「高速道路でのポイント」ぜひチェックして、ワンダフルドライブ、楽しんでくださいね!
2021/4/23 UP!
今週の、千葉トヨペット「レガーメ・ワンダフル・ドライブ」は、「死角に注意」と題して、クルマの運転で生まれるさまざまな死角について、取り上げてみたいと思います。ぜひチェックして、安全な運転をお続けくださいね!
【運転席からの死角】4月19日(月)放送分
クルマの運転をしている時に、常に意識しておかなければいけないのが、ドライバーさんから確認しても見えない範囲、いわゆる「死角」です。今週の、千葉トヨペット「レガーメ・ワンダフル・ドライブ」は、「死角に注意」と題して、クルマの運転で生まれる様々な死角について、取り上げてみたいと思います。
まず、クルマの運転席には、座っただけで大きな死角が生まれます。例えば、車体の前方や後方がそうです。特に後方の死角は、前方のものより大きくなりますので、注意しましょう。また、ワンボックスカーやRV車のような車高が高いクルマは、死角がより大きくなるので、そこに子どもなどが入り込むと、発見が遅れることがよくあります。おクルマへ乗り込む際には必ず周囲をまわって、安全を確認して下さい。そして、クルマのすぐ横も、ウィンドウより低い部分は、全て死角となります。
特に、助手席側の死角は大きいので、十分な注意が必要です。運転中は、死角の位置が常に変化します。さらに、他のクルマや自転車、歩行者なども移動しながら死角へと入ってきます。そんな頻繁に状況が変わる中では、「多分、大丈夫だろう」という思い込みは、間違いなく事故の元。「見えない所に危険があるかも」と常に意識しながら、安全確認を怠らないよう心がけてくださいね。
【ピラーの死角】4月20日(火)放送分
「死角に注意」をテーマにお送りしていますが、ところで皆さんは、クルマの「ピラー」という言葉、分かりますか?
「ピラー」とは英語で「柱」という意味。文字通り、ボディとルーフをつないでいる窓の柱のことです。クルマの屋根部分を支えるほか、衝突した時の衝撃を抑え、ボディの剛性を高めるために大切なモノで、前から順に、Aピラー・Bピラー・Cピラーと呼ばれます。そんなピラーですが、意外にも大きな死角を生みます。
特に、日本車の場合、右のAピラーはドライバーさんのすぐ目の前に位置しますから、死角が大きくなるんです。そのため交差点を右折する時など、歩行者や自転車が隠れてしまうことがあります。さらに右折するクルマの動きと、横断中の歩行者の動きがシンクロして、ドライバーさんからは、歩行者がずっとAピラーに隠れたままとなってしまうこともあるので、要注意です。もちろん左折の際も、小さいですが左のAピラーで死角ができますので、気をつけましょう。
ピラーの死角を解消するには、頭を左右に振って視点を動かすのがポイントです。ピラーの向こう側にいる歩行者などを見落とさないよう、日頃から習慣づけましょうね。また、後方のBピラーやCピラーも、同様に注意を要します!進路変更などをするときは、ルームミラーだけでなく、サイドミラーによる確認と、直接みる目視を組み合わせて、見落とすことのないよう努めてくださいね。
【バックモニターなどの死角に注意】4月21日(水)放送分
後方の映像を表示するバックモニターをクルマに装備している方、たくさんいらっしゃると思います。クルマをバックさせるとき、後ろの様子が分かって便利ですよね。
でも、このバックモニター・・・、頼りすぎるのは、あまりよくありません。というのも、映し出されているのは限られた範囲で、その周囲の死角が大きいからです。例えば、バンパーの両コーナー付近やその下の部分は、見ることができない死角になります。また、左右から近づいてくる歩行者や自転車なども映りません。それなのに、モニターだけを見ていたら、後方の状況が全て映し出されているような感覚に陥ってしまい、そのままバックをつづければ、思わぬ事故へとつながる恐れがあるんです。
ということで、バックする際には、バックモニターを見るのは最小限にして、必ず目で見たり、ミラーを使ったりして周囲の安全を確認すること、くれぐれも忘れないでください。また最近は、複数のカメラを使って、クルマを上から見たような映像を映し出す、「パノラミックビューモニター」などと呼ばれる機能を搭載したクルマも増えてきました。しかしこちらの場合も、安全確認は目視が基本です。
モニターは、あくまでも補助システムであることを、しっかりと覚えておきましょうね。
【道路上の様々な死角】4月22日(木)放送分
運転席から目視やミラーで確認しても見えない範囲、それが「死角」です。ただその死角は、自分のクルマの周りにだけできるものではありません。
例えば、住宅地の道路などは、家や塀などによって囲まれているので、見通しの悪い交差点がたくさんあります。こうした死角から、歩行者や自転車が飛び出してくることがありますので、十分な注意が必要です。さらに、他のクルマも死角を生みます。2車線道路で並走するクルマや、対向車によって隠れる位置なども、死角をつくることになります。例えば、右折するとき、対向車が停まって道を譲ってくれたような状況では、その対向車の陰に、バイクや自転車などが走ってきている可能性があります。「道を譲ってくれたので、急いで右折しなきゃ!」と思う気持ちは分かりますが、右折中に一旦停止し、安全を確認したのち、曲がるようにしてくださいね。
また、走っているクルマだけではありませんよ。路上に駐停車しているクルマも死角を作ります。特に注意したいのが、停車しているクルマの陰からの歩行者などの飛び出しです。そして、信号のない横断歩道の手前にクルマが止まっている場合は、その陰で、歩行者が横断を始めている可能性があります。
いきなり追い抜かず、横断歩道の手前で一時停止して、安全を確認するのが正しいルールですよ!
【死角による事故を防ぐために運転前にできること】4月 23日(金)放送分
今週は、運転席から見えない範囲・死角について様々なケースをご紹介してきました。
そんな死角による事故を防ぐために、運転する前でもできることがあります。
まず、クルマへ乗りこむ前には、周囲に障害物がないことや人がいないことを確認しましょう。特に身長の低いお子さんは、運転席から全く見えなくなる可能性があります。「なにも、イナイだろう」とハナから決めつけず、クルマへ乗りこむ前に、必ずチェックすることが、たしかな事故防止となります。
そしてクルマに乗ったら、正しい運転姿勢をとることも大切です。JAF・日本自動車連盟が行った実験でも、シートを倒して姿勢を崩した悪い運転姿勢の場合、正しい運転姿勢に比べ、死角がより大きくなることが分かったそうです。クルマによってはシートの高さを調整できますので、無理のない範囲で目線を高くすると、死角を減らすことができます。また、ルームミラーとドアミラーを正しく調整することも、死角を減らすのに効果があるそうですよ!
今週は、「死角に注意」をテーマにお届けしました。ぜひチェックして、ワンダフルドライブ、楽しんでくださいね!
2021/4/16 UP!
千葉県内には、写真映え、SNS映えするスポットが、たくさんあります。そこで今週の、千葉トヨペット「レガーメ・ワンダフル・ドライブ」では千葉県のフォトジェニック・スポットをテーマに、お送りしていきたいと思います。なお、お出かけの際は密を避け、感染症拡大防止対策へのご協力をお願いします。
【君津市 濃溝の滝(亀岩の洞窟)】4月12日(月)放送分
まず、初日のきょうは、君津市の「清水渓流広場」にある「濃溝の滝」を取り上げます。インスタグラムの画像をきっかけとして、全国的に知られるようになったコチラ。そのイメージといえば、朝もやの中、緑に囲まれた洞窟を通して朝日が差し込み、川の水面をキラキラと照らしている・・・。その様子は、まるでジブリ映画の一場面のようだと、国内はもとより、遠く海外にも話題を呼びました。特に、3月と9月のお彼岸時期の早朝には、洞窟に差し込んだ朝日が水面に映りこみ、光が描くハートのように見えるという光景も、その注目度に拍車をかけましたね!ただ一般的に、「濃溝の滝」という名前で知られていますが、このスポットは、「亀岩の洞窟」が正式名称。「濃溝の滝」は、もう少し下流にある小さな滝のことで、こちらでは、川底にある滝つぼがハートの形に見えるそうですよ。
そんな「亀岩の洞窟」などがある「清水渓流広場」は、館山自動車道の君津インターからだと、房総スカイラインを経由して、35分ほどの場所にあります。
【南房総市 原岡桟橋】4月13日(火)放送分
千葉県の、写真映え・SNS映えするフォトジェニック・スポットをご紹介している千葉トヨペット「レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。今朝は、南房総市にあります「原岡桟橋」をピックアップしてみたいと思います。原岡海岸と多田良北浜海岸の間にある「原岡桟橋」は、全国的にも珍しい木製の桟橋で、漁業用として昭和10年ごろに設置されました。すでに本来の役目は終えていますが、その“映える”見た目から口コミや情報誌などで取り上げられ、最近、話題を呼んでいる観光スポットです。砂浜から沖に向かって延びる桟橋には電柱が立ち並んでいて、夕暮れになるとそこに裸電球が灯り、なんともレトロな雰囲気になるんです!そして晴れた日には、東京湾を挟んで、正面に富士山を望むこともでき、特に夕暮れ時には、赤く染まった空に、富士山のシルエットがくっきり浮かび上がり、なんともフォトジェニック!そのため「原岡桟橋」は、数多くの映画やドラマ、CMのロケ地になり、SNSでも盛り上がっていますよ。
そんな、南房総市の海辺をノスタルジックな雰囲気に醸し出す「原岡桟橋」は、富津館山道路の富浦インターからだと、国道127号などを経由して、およそ5分の場所にあります。
【袖ヶ浦市 千葉フォルニア】4月14日(水)放送分
今朝ご紹介するのは、袖ヶ浦市の通称「千葉フォルニア」。「千葉フォルニア」・・・。初めて耳にする方は、「変わった名前だなぁ」と思うかもしれませんね。でも実はこれ、「袖ヶ浦海浜公園」の近くにある、海に面してまっすぐに伸びる「海浜公園通り」のことなんです。その海側の道路脇には、背の高いワシントンヤシが98本、等間隔に植えられていて、そのヤシの列と広い道路が、まるで、アメリカ西海岸のカリフォルニアやハワイを思い起こさせる景色なんです!そこで、「千葉」と「カリフォルニア」をもじって、「千葉フォルニア」と呼ばれるようになりました。
そんな、日本を感じさせないアメリカン・コーストな風景のため、CMやミュージックビデオなどのロケ地となり、一躍有名に!なかでも、クルマやバイクがサマになると、SNSなどでは、愛車を写した画像が多く投稿されています。また、道路の西側が海なので、夕景になると、ムードただようサンセットシーンを目にすることもできるんです!
そんな「千葉フォルニア」は、東京湾アクアラインの木更津金田インターから、およそ10分の場所にあります。
【大多喜町 養老渓谷・粟又の滝】4月15日(木)放送分
「千葉県のフォトジェニック・スポット」今回ご紹介するのは、房総丘陵の大自然の中にあり、多くの人に昔から知られている定番のフォトジェニック・スポット、大多喜町の養老渓谷にある「粟又の滝」。養老川の上流にある「粟又の滝」は、落差30メートル、長さ100メートルにおよぶ滝で、まるで滑り台のように緩やかな岩肌を、水がなめるごとく流れ落ちる、まさに千葉県を代表する名瀑です。水しぶきをあげて流れ落ちる様子は、まさに豪快そのもの。思わず写真に収めたくなることでしょう!
そして、粟又の滝から岩ツツジで有名な小沢又(こざわまた)の「水月寺」までは、養老川沿いに2キロの遊歩道が設けられています。鳥のさえずりも耳に心地よい遊歩道の途中には、点在する大小の滝や、垂直に迫る断崖、そして生い茂る木々など、素晴らしい景色が続きます。これからの新緑の季節だけでなく秋の紅葉のシーズンには、さらに写真映え、SNS映えすること間違いありません!
そんな、粟又の滝などを楽しめる養老渓谷は、圏央道の市原鶴舞インターからだと、国道297号を経由して、40分ほどの場所にあります。
【御宿町 月の沙漠記念像】4月16日(金)放送分
「千葉県のフォトジェニック・スポット」、今朝、ピックアップするのは御宿町にある「月の沙漠記念像」です。
これは、童謡の『月の沙漠』に出てくる王子様とお姫様が、ラクダで旅をしている姿をかたどったブロンズ像です。この像が、日没時や月明かりの中では、海と砂浜をバックに幻想的なシルエットとなり、実にフォトジェニックだと人気を集めています。
でも、なぜ御宿に、砂漠をモチーフにした銅像があるか、みなさんはご存知ですか?実は、童謡『月の沙漠』の歌詞は、大正から昭和初期にかけて活躍した、詩人で抒情画家の加藤まさをが、結核の療養で数年間暮らしたこの土地の砂丘にヒントを得て作詞したものなんです。それで昭和44年、1969年に、この地に記念像が建てられました。
そんな「月の沙漠記念像」は、圏央道の市原(いちはら)鶴舞(つるまい)インターからだと、国道297号などを経由して、30キロほどの場所にあります。
今週は、「千葉県のフォトジェニック・スポット」を取り上げました。
ぜひチェックして、ワンダフルドライブ、楽しんでくださいね!
2021/4/9 UP!
クルマが、安全で快適に走ったり、そして、曲がったり止まったりするために、なんといっても大切なのがタイヤです。ただ普段、あまりタイヤに注意を払っていないという方、結構多いかもしれませんね。
そこで今週は「タイヤのチェックポイント」と題して、気を付けたいことアレコレをご紹介していきます。
【タイヤの溝の深さ】4月5日(月)放送分
「タイヤのチェックポイント」、まずは、「タイヤの溝」についてです。
タイヤの溝は、雨の日など、タイヤと路面の間に入った水を排水し、スリップを防ぐために、とっても重要なもの。そのため、十分な溝がなくなったタイヤで走行するのは、極めて危険です。
そんな溝が摩耗したことを教えてくれるのが、タイヤの溝が残り1.6ミリになった時にでるスリップサイン。タイヤがすり減ると、タイヤの側面に付けられた三角マークが位置するトレッド面に、溝が途切れるような形で現れます。このスリップサインが出たタイヤは、法律で使用が禁止されていますので、ただちに交換しなければいけません。
では、このスリップサインが出るまで安全かというと、そうとも言えないんです。実は、溝の深さが新品の状態から半分程度まで減ると、ブレーキペダルを踏んでから停まるまでの制動距離が、急速に長くなってゆくといいます。つまり法律上使用できても、安全性はどんどん低下してしまうというワケです。
ということでタイヤの交換は、早め早めがオススメですよ!
【タイヤのひび割れもチェック】4月6日(火)放送分
「タイヤのチェックポイント」、タイヤの溝の摩耗以外にもタイヤの寿命を左右するものがあります。ゴムでできているタイヤは、様々な原因で劣化が進んでいきます。
例えば、経年による劣化のほか、太陽の紫外線の影響、そして洗車に使う洗剤やタイヤのつや出し剤なども、劣化が進む原因になるといいます。こうした劣化がすすんだタイヤには、タイヤの側面やトレッド面の溝に沿って、徐々にひび割れが出来てきます。ごく浅いものなら、さほど問題はありませんが、これがだんだん深くなっていき、タイヤの骨格であるスチール製のコードの層まで達しているような場合は、一刻も早く交換する必要があります。
深いひび割れが入ったままにしていると「走行中にタイヤがバースト」、つまり破裂する可能性があって大変危険なんです。特に高速走行している時は、要注意です。すでにひび割れが目立つという方は、早めに点検・交換を行った方がいいでしょうね。そして、タイヤの点検をする時は、摩耗やひび割れだけでなく、異物が刺さっていないかも、よく注意してみておきましょう。また、溝に小石などが挟まっていることがありますが、これもタイヤを傷める原因になりますので、こまめに取り除くようにしてくださいね。
【空気圧のチェック】4月7日(水)放送分
タイヤ点検の中でも、特におなじみなのが「空気圧のチェック」でしょう。一カ月に1回は、チェックすることが大切と言われています。では、空気圧が適正でないとどんな問題が起こるんでしょうか?
まず、タイヤの摩耗する場所に偏りが発生します。空気圧が高いと、地面と接するトレッド面のセンター部分が、空気圧が低いと、両肩の部分などが摩耗して、タイヤの寿命が短くなったり、タイヤ本来の性能を発揮できなくなったりします。そして空気圧が低いと、タイヤが転がる抵抗が増し、燃費が悪くなります。これは身近なものでいえば、タイヤの空気が抜けた自転車をこぐのが、体力的にきつくなるのと同じ原理です。
また、乗り心地も悪くなります。空気圧が高いと、クルマが跳ねるような感じになりますし、反対に低いと、クルマが揺れやすくなってしまうんです。それだけじゃありませんよ。安全性にも問題があります。高速走行している時など、特に空気圧が低いと、タイヤがバーストしてしまう危険性があるんです。そんなことになったら、大事故へつながる可能性だってありますよね。
様々なトラブルの原因となりかねない、タイヤの空気圧の異常。ガソリンスタンドやカーディーラーでみなさんも定期的なチェックを、ぜひお忘れなく!
【冬用タイヤの保管】4月8日(木)放送分
4月に入り、冬の間、スタッドレスタイヤを使っていた方も、そろそろ夏用タイヤに交換されたんじゃないでしょうか。では、交換した冬用タイヤの保管、みなさんはどうしていますか?来シーズン以降もいい状態で使用するには、この「保管の仕方」が重要です。
注意点としては、まず冬の間にタイヤについた、泥やほこり、凍結防止剤などを、よく洗い流しましょう。こうした汚れが付いたままでは、タイヤに悪影響を与え、劣化の原因となってしまいます。洗う際に洗浄剤などを使う場合は、それらが残らないよう、しっかりと洗い流すようにしてください。
続いて、十分に乾燥させます。その際は、直射日光を避け、できるだけ日陰で干して乾燥させるようにしましょう。そしてタイヤを休ませるため、空気圧を半分くらいまで抜いておきます。その上で、タイヤの変形を避けるために、表面を上向きにし、平積みにして保管します。場所は、直射日光が当たらない、風通しの良い所がいいでしょう。
保管する時には、専用のカバーをかぶせておくのがベストですが、ない場合は、日光を通しにくい、黒いポリ袋などでも構いません。ただ、屋外で保管する場合は、雨水などが入らないように、結び目を下側にしておきましょうね。保管場所に困るという方は、保管サービスを行っているカーディーラーなどもありますので、ぜひ問い合わせてみてはいかがでしょうか。
【タイヤのローテーション】4月9日(金)放送分
ところでみなさんは、タイヤを長持ちさせるメンテナンス、「タイヤローテーション」をご存知ですか?
これはタイヤの位置を、前後左右で入れ替えることを言います。でも、なぜそんなことをするのでしょうか?全部が同じように転がり、等しくすり減っているようにみえるタイヤですが、実は装着されている場所で、それぞれ違った摩耗の仕方をするんです。
例えば、前輪が駆動するFF車の場合は、前輪のタイヤの方が、早く減ります。反対に、後輪駆動のFR車は、後ろのタイヤの方が早く減ってしまうんです。そのため、そのままずっと使用していると、同じ場所のタイヤばかり摩耗が進んでしまい、寿命が早くきてしまいます。それを防ぐために行うのが、タイヤのローテーションです。
どのタイヤをどこと交換するかは、駆動方式やタイヤの種類によって違います。「しばらくしていない」など、ローテーションをお考えの方は、お近くのカーディーラーのスタッフまで、どうぞお気軽にご相談ください!
今週は、「タイヤのチェックポイント」をテーマにお送りしました。ぜひチェックして、ワンダフルドライブ、楽しんでくださいね!