2025/1/24 UP!
皆さんは、交通事故による死者数が最も多いのは、次の五つのケースの内、どれだと思いますか?
1「自動車に乗車中」 、2「バイクに乗車中」、3「原付きバイクに乗車中」、4「自転車に乗用中」、そして5「歩行中」さて、どれでしょうか? 実は正解は…、5の「歩行中」なんです。
それだけに、道路を横断している歩行者の保護は、ドライバーさんにとって最も重要な責任の一つです。そこで今週は、「歩行者保護を徹底する」をテーマに、さまざまな注意点などを取り上げていきたいと思います。
【歩行者優先の調査】1月20日(月)
ところで、信号機のない横断歩道で、歩行者や自転車が横断中、もしくは横断しようとしている場合、手前で一時停止して、歩行者などに道を譲らなければいけません。このルール、番組では何度も取り上げたので、みなさんもお馴染みだと思います。
では、一体どのぐらいのクルマが、実際に一時停止しているんでしょうか?
JAF・日本自動車連盟では、昨年8月、実態調査を全国で実施し、その結果を公開しています。
それによりますと、歩行者が渡ろうとしている場面で、一時停止したクルマは、6647台中、3525台。その割合は、前の年の調査と比べて7.9ポイント増加し、53.0%で過去最高となりました。そして全国的にも、増加傾向にあることが分かったということです。しかし、裏を返せば、いまだにおよそ半数のクルマが止まっていないという現実でもあります。
横断歩道では、歩行者が優先!そのことをぜひ皆さんも、今一度、認識しておいてくださいね!
【横断歩道周辺でのルール】1月21日(火)
今週は、「歩行者保護を徹底する」をテーマに、お送りしています。
信号機のない横断歩道を、歩行者などが横断中、または横断しようとしている場合は、クルマはその通行を妨げてはダメで、一時停止して、先に渡ってもらうのがルールですよね。
ただ実は、この横断歩道付近では、歩行者を保護するために、その他にもさまざまな決まりがあるんです。今朝は、その辺りを改めてチェックしておきましょう。
例えば、横断歩道上やそのすぐそばに人がいないからといって、安心してはいけませんよ。
道路交通法では、クルマが横断歩道などに近づいた時、横断する人などが「明らかに」いない場合以外は、その手前で停止できるように速度を落として進まなければいけないことになっているんです。
また、横断歩道などの手前に停まっているクルマがある場合は、そのそばを通って前方に出る前に、一時停止しなければいけません。というのも、停車中のクルマの陰になって、横断する歩行者が確認できないことがありますからね。
そもそも、横断歩道とその端から前後5メートル以内は、駐車や停車も禁止されていますので、注意してください。そして横断歩道など、その手前から30メートル以内の場所では、他のクルマを追い越したり追い抜いたりしてはいけませんよ。
どうですか?うっかり忘れてしまっているもの、ありませんでしたか?皆さんもこの機会に、改めて確認してみてくださいね!
【外国人の歩行者に注意】1月22日(水)
「歩行者保護を徹底する」をテーマにお送りしている今週の「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。
去年、日本を訪れる外国人旅行者の数が、コロナ禍前を上回って過去最多となりました。今や全国至る所で、こうした外国人旅行者を見かけますよね。そんな現状だからこそ気を付けたいのが、
外国人の歩行者を巻き込む交通事故です。実は、そのルールや文化の違いによって、事故に発展する危険性があるんです。
まず、日本ではクルマは左側通行ですが、ご存知の通り、世界では右側通行の方が多数派です。
そうした右側通行の国から来た人は、道路を横断するときに、習慣的に左方向を確認して、右方向を確認せずに渡ってくる可能性があります。
それに欧米諸国では、道路上での歩行者優先のルールが、日本よりもはるかに浸透している国が多いんです。実際、欧米諸国と比べると、日本では歩行者の事故が多いことが、以前から指摘されています。
そうした、歩行者優先が当たり前の国から来た外国人にとって、横断歩道では、「クルマの方が停まるはず」という潜在意識があります。そのため十分に安全確認せず、横断し始める人がいるかもしれません。
ということで、車道付近で外国人を見かけた場合は、その動きに十分注意を払い、特に横断歩道では、歩行者優先をしっかりと守ってくださいね!
【横断歩道以外での歩行者保護】1月23日(木)
今週お送りしているテーマは、「歩行者保護を徹底する」です。
横断歩道以外の場所でも、歩行者の保護はルールで定められていますよ。例えば、クルマが歩行者のそばを通る時は、歩行者との間に安全な間隔を空けなければいけません。もし安全な間隔をあけられない場合は、徐行しなければならないことになっています。
そして、この安全な間隔をとる際にも、色々と注意力が必要です。
イヤホンなどをしている人や、耳が聞こえにくい高齢者などの場合、後ろからクルマが接近してきていることに気が付かないケースがあります。そんな人たちが、急な動きをしても慌てないよう、
しっかり距離を空けるようにしてくださいね。
その他、道路に面した施設や駐車場などに出入りするため、歩道や路側帯を横切る時にも注意しましょう。歩道や路側帯を横切る時には、たとえ歩行者がいなくても、手前で一時停止して安全を確認するのが、道路交通法上のルールです。もちろん、歩行者がいる時には、その通行を妨害してはいけませんよ。
また、施設などに入る時はもちろん、施設から出て道路に合流する時は、クルマの往来ばかりに意識が行きがちです。そのため歩行者を見落とし易いので、こちらも十分注意してくださいね!
【ダイヤマークに注意を払おう】1月24日(金)
「歩行者保護を徹底する」をテーマにお届けしてきました、今週の「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。今週何度もご紹介していますが、前方の信号のない横断歩道を、歩行者が横断していたり、横断しようとしていたら、一時停止して、先に渡ってもらうのが道路交通法で定められたルールです。でも、こんなことを思う方、いらっしゃいませんか?「信号機のない横断歩道が分からなくて、気付いたら通り過ぎちゃうんだよね…」。
そういう方は、「ダイヤマーク」の意味を、もしかしたら忘れてしまっているかもしれませんね。
「ダイヤマーク」というのは、道路上に白色のペイントで描かれた、ひし形のマークのことです。
これは、「この先に横断歩道または自転車横断帯があります」と、事前に予告する意味があります。こうした「ダイヤマーク」は、横断歩道の手前およそ50メートルと30メートルの位置に表示されています。つまり2回も、警告してくれている訳です。
「そういえばよく見かけるけど、意味を知らなかった」という方がいたら、この機会に改めてダイヤマークをチェックして、歩行者優先の運転を心がけてくださいね!
今週は、「歩行者保護を徹底する」をテーマにご紹介しました。
2025/1/17 UP!
きょうは「成人の日」ですね。「国民の祝日に関する法律」によりますと、「大人になったことを自覚し、自ら生き抜こうとする青年を祝いはげます」というのが、その趣旨となっています。
ではここで、皆さんへ改めてお聞きいたします。クルマを運転するにあたり、しっかり大人としての自覚を持った分別ある運転ができていますでしょうか?
ということで今週は、「大人の運転を心がける」をテーマに安全運転やマナーについて取り上げていきたいと思います。
【大人の上手な運転とは?】1月13日(月・祝)
まず皆さんは、どんな運転が、大人らしい上手な運転だと考えますか?
周りのクルマを、次々に追い越していくようなスピードで走れることでょうか?カーブで、タイヤを鳴らしながら、限界スレスレで曲がっていくテクニックがあることでしょうか?あるいは、前のクルマとの車間距離を、ギリギリまで詰めて走る行為でしょうか?リスナーの皆さんは、きっとお分かりだと思います。こうした行いは、決して大人の運転とは言えませんよね。そうした運転がもし必要とされる場所があるならば、それはおそらくサーキットの中だけでしょう。
公道では、その場にいる全ての人々が、交通ルールを守ることによって、安全が保たれるようになっています。一人のルール無視や無謀な運転が、その場の安全を脅かす危険性があります。
運転免許を持つ、大人の皆さん。
ぜひ自分勝手な行動は控えて、ルールを守った運転をお願いします!
【クルマを運転する重要性を認識する】1月14日(火)
今週は、「大人の運転を心がける」をテーマに、お送りしています。
みなさんは普段、おクルマを走らせているとき、いつもの慣れから、何気なくハンドルを握っているかもしれません。でも、実はクルマを運転するというのは、それなりに大変な行為だということを、しっかり自覚していますか?
一般的な普通車で、全長4メートル以上、重さは、およそ1.5トンはありますよね。そんな人間よりはるかに大きくて力のある鉄の塊を、時速数十キロから100キロほどの速さで走らせて、操作しなければなりません。まさに人の力をはるかに越えた存在です。それだけにクルマの運転は、わずかな過失によって、人を傷つけ、時にはその人の命を奪ってしまいかねない、非常に重大な行為です。
しかし一方で、運転は老若男女、誰もが行う日常的な行いでもあり、それゆえ、その重要性をつい忘れてしまい、軽い気持ちで安易に運転している人が少なくないのも、事実でしょう。
確かに近年は、クルマの技術の発展で安全性能は格段に向上しています。ただ、だからといって、その性能に甘えて、必要以上にスピードを出したり、安全確認を十分しなかったり、漫然とした運転をしていたのでは、これからも事故が減少することはないでしょう。
大人のドライバーのみなさん、クルマを走らせるのは、人の命に関わる重大な行為だということを、今一度、認識し、安全運転を徹底するようにお願いします!
【思いやり・譲り合い運転】1月15日(水)
「大人の運転を心がける」をテーマにお送りしている今週の、「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。
安全運転のためには、道路交通法に定められた交通ルールを守るのが大切なのは、言うまでもありません。でも、それだけでは、決して十分とはいえませんよね。ルールとともに大切なのが、そう運転マナーです。中でも基本となるのが、思いやりや譲り合いの気持ちを持った運転です。
そのために日頃から意識しておきたいのが、「優先意識を抑えること」です。
例えば、走行車線を走っていて、側道から合流しようとしているクルマがいる時、自分側の優先を主張するあまり、そうしたクルマを無視した運転をしていると、相手はなかなか本線に合流できません。その結果、強引な割り込みなどを誘発して、事故につながる可能性があります。
そんな時は、例え自分の方が優先であっても、相手を入れてあげる思いやりや譲り合いも大切です。一台入れてあげても、到着時間は変わりませんからね。大人のドライバーであれば、そのぐらいゆとりのあるスマートな運転を心がけたいものです。
とにかく、あまり強い優先意識を持っていると、思いやりや譲り合いの運転は生まれにくいでしょう。相手の状況を考え、心情を読み取り、お互い気持ちよく通行できるように配慮することが、
大人の運転マナーですよ。
【感情的にならないようコントロール】1月16日(木)
今週お送りしているテーマは、「大人の運転を心がける」です。分別のある大人の運転としてふさわしくないものの一つが、「あおり運転」じゃないでしょうか?2020年に「妨害運転罪」が適用されるようになり、厳罰化された「あおり運転」。でも、相変わらず横行していて、ドライブレコーダーの映像とともに、毎日のようにニュース番組などをにぎわしていますよね。
こうしたあおり運転の原因となるのが、さまざまな場面で感じる「怒りの感情」です。
しかし、周囲の運転などに対してすぐにイラっとしてしまい、感情的な運転をしてしまうのは、とても大人らしいとは言えませんよね。もしみなさんも運転中に、イラっと感じたことがあれば、
怒りをコントロールする方法を身に着けておくことが必要です。
そのためにはまず、気持ちにゆとりがあることが大切です。例えば、時間に余裕がなく焦っていると、怒りを生む大きな原因になってしまいます。時間に余裕をもって、出発することが肝心ですよ。そしてもし運転中にイライラしてしまった時は、ゆっくり深呼吸することで、怒りを鎮めることができるといいます。
具体的には、3秒間息を吐いて、その後3秒かけて息を吸ってみましょう。
その6秒間は何も考えないのがポイントです。
その他、その怒りを起こさせた対象、例えば、前のクルマに怒りを感じたのなら、道をそれるなどして、相手が目に入らないように離れるのも、怒りをコントロールするうえでの、コツですよ。
【危険を予測したスマートな運転】1月17日(金)
「大人の運転を心がける」をテーマにお届けしてきました今週の「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。
安全でスマートな大人の運転を目指すには、路上にある様々な危険をあらかじめ予測しながら、
安全な運転行動をとる、いわゆる「かもしれない運転」が大切です。例えば、信号のない交差点では、「急に子どもや自転車が飛び出してくるかもしれない」と考え、標識がなくても 一時停止や徐行をして安全確認することが重要です。
また前のクルマが、左折をするために、ウインカーを出す前に急に減速することがあるかもしれません。そんな場合に備えて、あらかじめ十分な車間距離を取っておくことも、立派な「かもしれない運転」です。このように、さまざまなリスクを予測しながら運転していれば、何か急な危険に直面しても、余裕をもって対応できる確率が高くなります。これぞまさに、大人の運転といえるんじゃないでしょうか!
反対に、周囲の状況を楽観的に都合よく予測するのが、「だろう運転」です。「誰も飛び出してこないだろう」 「対向車が道を譲ってくれるだろう」などと、勝手な思い込みで運転していたら、
いざ危険に直面した際、対処することができません。ドライバーのみなさん、危険を予測する「かもしれない運転」を、よろしくお願いします!
今週は、「大人の運転を心がける」をテーマにご紹介しました。
2025/1/10 UP!
真冬でも、あまり雪が積もることのない、千葉県をはじめとした南関東ですが、時折、南岸低気圧の接近などによって、びっくりするほどの雪が降ることがありますよね。そんな時、慣れない雪道に、首都圏ではクルマの事故が多発します。
そこで今週は、「大雪に備えて」をテーマに、さまざまな注意点などを取り上げていきたいと思います。
【ノーマルタイヤで雪道を走るのは法令違反】1月6日(月)
南関東での突然の降雪によって発生する、多くの事故。その主な原因は、雪によるスリップと見られています。中でも目立つのが、ノーマルタイヤのまま走ったことによる事故や立ち往生です。
「雪の予報が出ていたけど、こんなに降ると思わなかった」とか、「このぐらいの雪なら大丈夫と思った」などなど、ノーマルタイヤで雪の中を走ってしまった理由は、いろいろあるかもしれませんね。しかし、積雪や凍結がある道路を、何も対策せずに運転することは、そもそも、沖縄県を除く46都道府県で法令違反だということ、皆さんはご存知だったでしょうか?
違反した場合、反則金は大型自動車等で7000円、普通乗用車等で6000円です。これを支払わない場合、5万円以下の罰金となります。
というワケで、雪道を走る時には、冬用タイヤやタイヤチェーンなどを装着する必要があります。仕事などで冬場、クルマがないと困るという方は、ぜひとも早めに、そうした装備を用意しておいてください。
ただ、大雪の時には決して無理はせず運転を見合わせることも、検討するようにしましょうね!
【雪道の運転】1月7日(火)
今週は、「大雪に備えて」をテーマに、お送りしています。二日目の今朝は、雪道での運転について、そのさまざまな注意点を、改めて取り上げていきましょう。
雪道を運転する時の大前提は、冬用タイヤやタイヤチェーンなど、適切な滑り止めを装着することです。その上でまずは他のクルマや人が少ない場所で、アクセルやブレーキの具合をしっかりとチェックしましょう。普段の道路とは運転する感覚が異なります。その感覚を十分確認してから、慎重に運転するようにしてくださいね。
そして雪道での運転の基本は、「急」のつく運転を避けることです。
「急発進」「急加速」「急ハンドル」「急ブレーキ」など、いずれも思わぬスリップの原因になります。車体のコントロールを失いかねません。十分に注意しましょう。
さらに雪道では、ブレーキをかけてから停止するまでの制動距離が、普段の路面よりも長くなります。
走行する時は、前のクルマとの車間距離を長めにとるようにしてくださいね。そして赤信号などで停止する時は、いつもより手前からブレーキをかけ始め、ゆっくり止まるように心がけましょう。
また、道路でより滑りやすいのが坂道です。特に上り坂では、途中で止まってしまうと、再発進しづらくなります。できるかぎり、坂の途中で停車するのは避けるようにしてくださいね。
【駆動方式による坂道の注意点】1月8日(水)
雪道を走行する時の注意点の中で、坂道は、特に滑りやすい場所としてご紹介しました。
さらに坂道については、おクルマの駆動方式によって、注意するべきポイントに違いがあるんです。
三日目の今朝は、代表的な駆動方式それぞれの、坂道での注意点を取り上げてみたいと思います。
まず、一番該当するクルマが多い、『FF=エフエフ=前輪駆動車』の場合です。
雪の上り坂では、アクセルを踏み込むと、駆動輪が滑って、坂を上れないということがあります。特にFF車の場合、上り坂では前輪の荷重が減少して、そうした状況に陥りやすくなるんです。そこでスムーズに坂を上るために、平坦なところから助走をつけ、アクセルの踏み込みを一定にして、上るようにしましょう。
反対に下り坂は、前輪に荷重がかかりやすく、カーブなどでは、ハンドルを少し切り過ぎたり、急にアクセルを踏み込んだりすると、スピンしやすくなります。アクセルを一定に保ち、カーブの曲がり具合に合わせて、少しずつハンドルを切るようにしてください。
続いて、『FR=エフアール=後輪駆動車』の場合です。
FR車は、雪道で急なアクセル操作などを行うと、とてもスピンしやすくなります。特に上り坂では、後輪に荷重がかかることで、その傾向が強くなりますので、気を付けてくださいね。また、上り坂での停止時に、後輪が空転すると発進できなくなることがあります。アクセルの踏み方には、十分注意しましょう。
【大雪後の注意点】1月9日(木)
大雪が降ったあと、その後の道路の状況は、ずっと一緒ではありませんよね。除雪されたり、雪の性質が変わったりと、どんどん変化していきます。そこで今朝は、そうした大雪の後に注意したいポイントを、いくつか取り上げてみたいと思います。
交通量もあって、クルマがある程度通る道では、大雪の後、道路は除雪などされて、比較的通行しやすくなっていることでしょう。ただ、除雪されて路肩などへ積みあがった雪により、道幅は狭くなっているかもしれません。そんな場所では、対向車とすれ違う際など、接触しないよう、十分注意してくださいね。
一方、歩道は、除雪が十分でないことが多いので、雪道を避けた歩行者が、道路側へ急に出て来ることもあるでしょう。また歩行者が、車道付近ですべって急に転倒するかもしれません。歩行者の動きからは、目を離さないようにしてください。
そして、大雪の後に注意しなければいけないのが、路面の凍結です。除雪が行われていない道路はもちろん、除雪された道路でも、昼間の間に周囲の雪が溶け出し、夜間にその水が凍ってしまうことが、千葉などでもよくあります。
溶け残って凍った雪や、路面が黒く濡れているだけに見えて、実は凍っているブラックアイスバーンなど、大雪後はあちこちに危険な場所があると考えて、スピードを落とし、より慎重に運転するよう、努めてくださいね!
【クルマに乗り込む前に】1月10日(金)
「大雪に備えて」をテーマにお届けしてきました今週の「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。
大雪が降ったあと、最初にクルマに乗り込む時、みなさんはどんな所に注意しますか?実は、意外に見落としがちなポイントがありますので、今週ラストは、その辺りをチェックしておきましょう。
まず、いきなり運転席のドアを開けてしまうと、屋根に積もった雪が、ドサッと車内に入り込んでしまいます。運転席の上の雪を取り除いてから、ドアを開けるようにしましょう。
続いて、フロントガラスの雪を取り除きます。もし凍結している場合は、溶かさなければいけません。
そのためには、エアコンのデフロスターを使うと便利です。スイッチを入れると、5分もたたずに溶けて来るでしょう。そして、クルマの屋根に積もった雪を、全て取り除いておくのも大切です。というのも、雪が残ったままだと、走行中にブレーキをかけた時など、その雪がフロントガラスの方に落ちて来て、視界を塞いでしまう危険性があるんです。
その他、運転席に乗り込む際、靴の裏に付いた雪も落としておきましょう。そのまま運転すると、ブレーキペダルなどを踏んだ時、滑って踏み外す可能性があって、大変危ないですからね。
今週は、「大雪に備えて」をテーマにご紹介しました。
2025/1/3 UP!
明日は、大みそか。あさってには、新しい年がスタートします。
一年を締めくくるこのタイミングに、改めて安全運転の基本をおさらいしておきましょう!
ということで今週は、「安全運転5則(ごそく)をチェック」をテーマに、
その各項目を取り上げていきたいと思います。
【安全速度を必ず守る】12月30日(月)
まず、「安全運転5則」とは何かといいますと、1980年、無謀な運転による交通事故防止を徹底するために警察庁によって定められたスローガンです。教習所や免許更新の講習などで耳にしたことのある方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
今朝は、その一つ目、「安全速度を必ず守る」について考えてみましょう。
みなさんは、「安全速度」ってどんなものか、正しく分かっていますか?「法定速度」や「制限速度」とは、違いますよ。実際の道路上では、定められた速度以下でも、道路や交通の状況、天候・視界の良し悪しによって、安全に運転できる速度って変わりますよね?それを踏まえて走るのが、「安全速度」です。
例えば、とても激しい雨が降っていて、視界や、路面の状況が悪い場合を想像してみてください。走行している道路の制限速度が時速50キロだったとしても、無理をしてそのスピードで走ることは、さまざまなリスクを負う可能性があります。そんな時には、安全のために、もっとスピードを抑えて慎重に運転するべきですよね。
ということで、安全に走行できる「安全速度」は、その時その場の状況で、どんどん変わるということを、日ごろから常に意識して、それをしっかり守るようにしてくださいね!
【カーブの手前でスピードを落とす】12月31日(火)
今週は、「安全運転5則をチェック」をテーマに、安全運転の基本についてお送りしています。ということで、今朝取り上げるのは、「安全運転5則」の二つめ、「カーブの手前でスピードを落とす」です。
カーブを曲がる時、スピードを出し過ぎると遠心力が大きくなり、カーブを曲がり切れず、反対車線にはみ出すなどの危険性がありますよね。遠心力は、速度の2乗に比例して大きくなるといいます。つまり、速度が2倍になると遠心力は4倍に、速度が3倍になると、遠心力は9倍になるんです。カーブを安全に通過するためには、スピードを抑えることが重要だということが、分かりますよね。
でも、カーブの手前でスピードを落とさなくても、カーブの途中で、速いと感じたらブレーキをかけてもいいのでは?と思うドライバーさんが、中にはいるかもしれませんね。実は、カーブを曲がっている最中に急に減速すると、クルマが非常に不安定な状態になり、スリップする危険性があるんです。そのため、カーブの手前で減速することが推奨されています。
ただ、最近ではクルマやタイヤの性能が向上しているため、少しぐらいブレーキをかけたからといって、そうした危険性は少なくなっていると言えるでしょう。しかし、カーブにオーバースピードのまま突っ込めば、途中で急ブレーキを踏まなければいけない可能性も高くなります。そうした危険を防ぐためにも、カーブの手前でしっかりスピードを落としておくことが、やっぱり大切ですよ!
【交差点では必ず安全を確かめる】1月1日(水・祝)
さあ、2025年最初の「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」です。今年も、安全で快適なカーライフをサポートするさまざまな情報をご紹介していきたいと思います。
今週は、「安全運転5則をチェック」をテーマに、安全運転の基本についてお送りしています。ということで、新年一回目の今朝も、「安全運転5則」の三つめ、「交差点では必ず安全を確かめる」について考えていきましょう。
内閣府が公表した『令和6年交通安全白書』によりますと、去年1年間に発生した交通死亡事故を、道路の形状別に見ると、一番多く事故が発生していたのは、「交差点内」で全体の34.6%を占めていました。それに加えて、「交差点付近」が14.2%。つまり全体の約49%、ほぼ半数の交通死亡事故が、交差点内外で発生していることになります。
さまざまな角度から人や乗り物が集まる交差点やその付近は、実にさまざまなリスクが潜んでいます。
代表的なのが、交差点を右左折する時です。右折の際、対向車などの距離やスピードを十分確認し、無理な右折をしないよう気を付けてください。そして交差点を左折する際は、左後方から原付きバイクや自転車などが接近していないか、ドアミラーや目視で、必ず確認するようにしましょう。
また、一時停止の標識や表示のある交差点では、もちろん皆さん、きちんと停まって、安全確認していると思います。一方、そうした標識や標示のない場所でも、クルマや自転車、歩行者などが接近しているかもしれません。安全のためにも、できるだけ一時停止などをしてから通過するようにしてくださいね。
【一時停止で横断歩行者の安全を守る】1月2日(木)
今週お送りしているテーマは、「安全運転5則をチェック」です。今朝取り上げるのは、「安全運転5則」の4つめ、「一時停止で横断歩行者の安全を守る」です。
ここで、みなさんに問題です。運転中、前方の信号のない横断歩道を、歩行者が横断していたり、横断しようとしていたら、ドライバーさんはどうしなければいけないか分かりますか?このシチュエーション、この番組では何度も取り上げていますので、リスナーのみなさんなら、きっと正解はお分かりでしょう!
そう、正解は、横断歩道の手前で一時停止をして、歩行者を先に横断させてあげなければいけません。これは、マナーではありませんよ。道路交通法で定められる、れっきとしたルールなんです。
さらに、横断する歩行者がいないことか明らかでない場合は、横断歩道の手前でいつでも停止できるように、速度を落として進まなければならない、というルールもあります。横断歩道を見落とすことがないよう、ハンドルを握っている間は、集中力を欠かさずに、気を付けて運転してくださいね。
そして、横断歩道がない場所でも、気を抜いてはいけませんよ。というのも、横断歩道がない交差点やその付近を歩行者が横断していたとしても、クルマはその通行を妨げてはいけない決まりになっているんです。一時停止か徐行をして、先に渡ってもらうようにしましょう。クラクションを鳴らすなんてもってのほか。あくまで歩行者優先が、交通社会のルールですよ。
【飲酒運転は絶対にしない】1月3日(金)
「安全運転5則をチェック」をテーマにお届けしてきました、今週の「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。最後に取り上げるのは「安全運転5則」の5つめ、「飲酒運転は絶対にしない」です。飲酒運転の危険性については、この番組で再三とり上げましたし、みなさんもよくご存知のことと思います。
アルコールは例え少しの量だとしても、飲むと脳の機能をマヒさせます。その結果、情報処理能力や注意力、判断力が低下。交通事故に結びつく危険性を一気に高めてしまいます。
警察庁の調査によりますと、飲酒運転での死亡事故率は、飲酒していない場合のおよそ6.1倍にもなるといいます。それだけ飲酒運転が、悲惨な事故を引き起こす原因になっていることが、誰にだって分かりますよね。
また、飲酒運転で罰せられるのは、運転した本人だけではありませんよ。クルマを運転する人にお酒を飲ませたり、飲酒した人が運転するクルマに乗ったり、さらにお酒を飲んでいる人にクルマを貸したりしても、同じように罰せられることになります。
飲んだら乗るな、乗るなら飲むな。
飲酒運転は重大な犯罪行為だということを、決して忘れないでくださいね!
今週は、「安全運転5則をチェック」をテーマにご紹介しました。
2024/12/27 UP!
この年末年始は、曜日の並びがよく、最大9連休という方、いらっしゃるようですね。長めのお休みを利用して、帰省や旅行など、遠くへドライブされる機会も、多くなるんじゃないでしょうか。そんなおクルマに乗る際、誰もが安全のために、必ず着用しなければならないものといえば、何だと思いますか?そう、もちろん、シートベルトです!
ということで今週は、「シートベルトを着用しよう」をテーマに、さまざまなポイントを取り上げていきたいと思います。
【シートベルトの着用率】12月23日(月)
まずは、シートベルトの着用率、どのぐらいか、皆さんはご存知ですか?
去年秋、警察庁とJAFが合同で行った「シートベルト着用状況全国調査」の結果によりますと、高速道路での着用率は、運転席で99.6%、助手席は98.6%と、いずれも95%を超える結果でした。ただ、後部座席になると、それが78.7%まで低下してしまうんです。
さらに、それが一般道路になると、運転席は99.2%、助手席は97.1%と、いずれも高い結果だったものの、後部座席になると、43.7%と50%を下回ってしまいました。
高速道路にせよ、一般道路にせよ、シートベルトなしで交通事故に遭えば、乗っている人は、生死を分ける甚大な被害にあう危険性があります。シートベルトは、乗っている人を守る重要な安全装置です。クルマに乗ったら、全ての座席で必ずシートベルトを着用しましょう!
【後部座席もシートベルトを忘れずに】12月24日(火)
今週は、「シートベルトを着用しよう」をテーマに、お送りしています。
きのう、後部座席でのシートベルトの着用率が低いことをご紹介しました。後部座席に座ると、目の前には前の席のシートバックがあり、事故になったとしても、そのシートが受け止めてくれるので、大きな被害を受けずに済む.・・・、ひょっとしたら、そんな気がするのかもしれませんね。でも、それは大きな勘違いです。後部座席も、シートベルトをしていないと、三つの大きな危険に直面する可能性があるんです。
まず一つ目は、車内で全身を強打する可能性です。
交通事故の衝撃はすさまじいものがありその力で、前の席や天井、ドアなどに、叩きつけられることになります。仮に、時速60キロで進んでいるクルマが壁などに激突すると、高さ14メートルのビルから落ちるのと同じほどの、衝撃を受けるんだそうですよ。
続いて二つ目が、車外に放り出される可能性です。
シートベルトをしていないと、衝突の勢いでガラスを突き破るなどして、車外に放り出されることが、現実によくあります。すると、堅いアスファルトに体を叩きつけられるほか、後続車にひかれることだってあるんです。そうなると、最悪の場合、命を落とすこともあり得ますよね。
そして三つ目が、前の席の人に被害を及ぼす可能性です。
衝突の勢いで、前の方に投げ出された結果、前の席の人は、シートとエアバッグで挟まれて、頭に大けがをするなどして、命を落とすことがあるんです。
後部座席でもシートベルトの着用は、全ての道路で義務であること、くれぐれもお忘れなく!
【シートベルトの正しい着用法】12月25日(水)
「シートベルトを着用しよう」をテーマにお送りしている、今週の、「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。クルマに乗る際、全員に着用が義務付けられているシートベルトですが、せっかく着用しても、正しく使わなければ、その効果を十分発揮できない可能性があります。そこで今朝は、一般的な3点式のシートベルトを例に、正しい着用方法について、チェックしておきましょう。
まず、シートに深く腰掛けて、背もたれから背中と腰が離れないように座ります。そして、ベルトにねじれがないように注意して、金具をバックルに差し込みましょう。
肩ベルトは、ベルトが出て来る側の鎖骨の上を通し、胸骨、肋骨へと通るように着用します。
その時、肩ベルトが首にかかっていると、首の損傷につながる恐れがあるので、気を付けてください。また腰ベルトは、左右の腰の骨を押さえるように着用するのがポイント。腰ベルトがお腹の上を通っていると、事故の衝撃で内臓を損傷する危険性があるので、要注意です。
さらに仕上げとして、差し込んだ金具のすぐ上の辺り、つまり肩ベルトの下の方を持って、「キュッ!」と上の方に引っ張り上げ、たるみを取ります。これで腰ベルトがきちんと腰骨の位置に当たり、肩ベルトも体に密着します。この密着していることが大切で、万一の事故のときの安全性が、グ~ンとアップしますよ!
【サブマリン現象】12月26日(木)
ところで皆さんは、「サブマリン現象」という言葉を耳にしたことがありますか?実はこれ、シートベルトの正しい装着法に大きく関わることなんです。
サブマリン現象とは、急ブレーキや事故の衝撃によって、乗っている人が座席から滑り落ち、足元の空間にもぐり込んでしまうことをいいます。その様子が、英語で「サブマリン」、つまり「潜水艦」のようだ、というのです。そんな事態になった結果、思いもよらない重大な損傷を負う危険性があるんです。このサブマリン現象、シートベルトを着用していない人はもちろん、ちゃんと装着している場合にも、起こることがあるといいます。
では、シートベルトをしているのに、どうしてそんなことが起こるんでしょうか?
その原因は、座席のリクライニングを深く倒した姿勢にあります。その結果、腰ベルトが腰を受け止められず、急ブレーキや事故の衝撃で、体が抜け出てしまうわけです。また体の小さな小学生などが、
大人用のシートベルトをそのまま使用している場合にも発生することがあるといいます。
ということで、シートを寝かせた状態でクルマに乗るのは、万一の際に、非常に危険です。正しい姿勢で座るのが、大切ですよ。そして、身長が150センチ未満のお子さんは、6歳を超えても、ジュニアシートを使用するようにしてくださいね。
【妊婦さんとシートベルト】12月27日(金)
ところで、全ての座席で着用が義務付けられているシートベルトですが、妊娠中の女性も、絶対着用しなければいけないのでしょうか?
実は道路交通法では、負傷や障害、妊娠などのため、シートベルトを着用することで具合が悪くなったり、療養上適当でない場合、シートベルトの着用が免除されることになっているんです。
とは言っても、安全上、シートベルトをした方がいいことは変わりません。シートベルトを着用しないで事故に遭えば、お母さんはもちろん、お腹の赤ちゃんにも大きな影響があるでしょうからね。
では、妊婦さんがシートベルトを着用する際には、どんなことに気を付けたらいいんでしょうか?
まず、シートに正しい姿勢で深く座り、腰ベルトはお腹のふくらみを避けて、下腹部の低い位置を通すようにしましょう。肩ベルトも、胸の真ん中を通し、お腹のふくらみを避けて側面へ回すように装着します。しかし、妊娠の状態は人や時期によって違いますので、シートベルトの着用が適当かどうかは、担当のお医者さんに確認するようにしてくださいね。
今週は、「シートベルトを着用しよう」をテーマにご紹介しました。
2024/12/20 UP!
今週土曜日・21日は、冬至。昼が次第に長くなっていくものの、冬はこれからが本番ですね。千葉県などの南関東では、例年、そんなに雪は降りませんが、それでも冬場のドライブで心配なのが、路面の凍結じゃないでしょうか。
そこで今週は、「路面凍結に注意!」をテーマにさまざまなポイントを、チェックしていきたいと思います。
【ブラックアイスバーンに注意】12月16日(月)
ところで、路面凍結、いわゆるアイスバーンには、その出来方によって、いくつか種類があります。例えば、雪が降り、その雪がタイヤによって踏み固められ、硬く圧縮された状態を「圧雪(あっせつ)アイスバーン」といいます。その圧縮された路面の雪が、さらにタイヤで磨かれて、鏡のように反射するほどツルツルになった路面が、「ミラーバーン」です。ただ、こうしたアイスバーンは、雪の多い寒冷地で多く見られるもので、南関東エリアでは、出くわす機会は少ないかもしれません。
その一方、千葉や東京などでも注意しなければいけないのが、「ブラックアイスバーン」と呼ばれる路面凍結です。これは遠目には、路面が濡れて黒くなっているだけに見えますが、実は道路が薄い氷で覆われた状態。そのため、見落としやすい上に、非常にスリップしやすい危険なアイスバーンです。
さらに「ブラックアイスバーン」は、雪が降らなくても、路面が濡れていて、気温が下がれば発生しやすくなります。そのため、冷え込んだ朝晩は、特に注意して運転するようにしてくださいね。
【路面凍結しやすい場所】12月17日(火)
今週は、「路面凍結に注意!」をテーマに、お送りしています。
きのう、路面が濡れているだけに見えて、実際には薄い氷が張っている、「ブラックアイスバーン」についてお話しました。では、こうした路面の凍結が起こりやすい場所とは、具体的にどのような所で、なぜ凍結しやすいのでしょうか?今朝は、その辺りをチェックしてみましょう。
まず、一つ目が、橋の上です。橋の上は、地中から受ける熱の影響がありません。それに上下を風が吹き抜けることで冷えやすく、凍結が起こりやすい場所です。さらに、熱が奪われることで結露ができやすいため、雨など降らなくても、凍結する可能性があるのも、橋の特徴です。これは、川などに架かる橋だけでなく、高架道路なども同じなので、走行する時は、十分な注意が必要です。
続いて、トンネルの出入口付近も、強い風が吹きやすく、路面が冷やされ、凍結しやすい場所です。その一方で、トンネルの中は、凍結していないことが多いので、ついついスピードを出してしまいがち。でも、トンネルを出た途端、路面が凍結している可能性があります。出入口付近では、スピードを落とすようにしましょう。
その他、一日中、陽の当たらない場所も、凍結しやすいポイントといえます。晴れていても、山やビルで日差しが遮られていると、凍結が溶けることなく、何日も残ることがあります。そうした日影を通行する場合にも、十分注意してくださいね。
【路面凍結するのは気温0度以下ではない】12月18日(水)
「路面凍結に注意!」をテーマにお送りしている、今週の、「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。ところで、皆さんは、気温がどのぐらいまで下がれば、路面の凍結が発生すると思いますか?
「学校で、水が凍るのは0度と習ったから、やっぱり気温が0度以下になったときじゃない?」と思う方、結構いらっしゃるんじゃないでしょうか。でも実際には、気温が0度以上でも路面凍結は発生するんです。
その理由は、気温と地面の温度が一致しないためです。
というのも、天気予報などで用いられる「気温」というのは、日本では、地上からおよそ150センチの高さで測定されると決められています。ところがアスファルトなどは、大気中よりも熱が逃げやすい特徴があるため、気温より低い温度になる場合があるんです。そのため、気温が0度以下でなくても、路面が凍結してしまうことがあるんです。
条件にもよりますが、気温が5度以下になると、路面凍結が発生する可能性があります。
ということで、天気予報で翌朝の気温をチェックする時、0度以下でなくても、路面が凍結する場合があることを頭に入れておきましょう。また、特に晴れた日の夜や翌朝は、放射冷却によって路面凍結が起こりやすいので、十分注意するとともに、慎重に運転してくださいね!
【スタッドレスタイヤの利用】12月19日(木)
今週お送りしているテーマは、「路面凍結に注意!」です。
冬場の運転では、特に朝晩など、路面の凍結には十分な注意を必要としますが、少しでも安全に走行するために、冬用タイヤの利用を考えるのもオススメです!
冬用タイヤの代表といえば、やっぱりスタッドレスタイヤでしょうね。今や、その人気と信頼性が、すっかり定着した感があります。低温の中でも硬くなりにくいゴムを使用していて、新雪が降り積もった路面や圧雪路、さらに凍結路面でもグリップ力を発揮します。
スタッドレスタイヤの構造上の大きな特徴は、タイヤのトレッド面に設けられた、大きく深いブロックです。このブロックに「サイプ」と呼ばれる細かな溝が刻まれています。
雪の上では、ブロックが雪を踏み固めながら抵抗を増やすと同時に、ブロックの角が雪をひっかくなどして、摩擦力を生み出しています。またサイプによって、凍結した路面との接触面を増やし、摩擦力を高めるようになっているんです
もちろん、雪や氷のないドライの路面でも、通常の運転をしている範囲では、安心して走行できるように設計されています。そのため、雪のあまり降らない千葉などの南関東でも、冬場にスタッドレスタイヤに交換している人が、かなり多いようですね。
ウインターシーズンに合わせ、スタッドレスタイヤの購入をお考えの方は、真冬を控えたこの機会にぜひ、お近くのカーディーラーのスタッフにお問合せください。
【滑らない運転操作】12月20日(金)
「路面凍結に注意!」をテーマにお届けしてきました、今週の「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。最後は、路面が凍結している場所や、凍結していそうな場所に出くわしたら、どのような運転をしたらいいか、取り上げてみたいと思います。
まずは、スピードを落とすことが第一。また前のクルマと、十分な車間距離を保つことも重要です。車間距離をしっかり取っていれば、アイスバーンで滑ってブレーキが効きにくくなっても、前のクルマにぶつかる危険性を減らす事が出来ますからね。
そして凍結した路面で、ふだん通りにブレーキをかけると、クルマがスリップする恐れがあります。そこで心がけたいのが、ポンピングブレーキです。
ポンピングブレーキというのは、一気にブレーキを踏み込んでしまうのではなく、早めの段階から何回かに分けて、浅めにブレーキを踏むことです。ポンピングブレーキは、余裕をもって減速できるほか、
後ろのクルマにも、ブレーキランプにより、早めの減速を促す効果もあります。
その他、急発進や急ハンドルも、スリップにつながります。特にハンドルを動かすほど、車体は不安定になるので、なるべく真っすぐ走行するよう心がけてください。ハンドルを切る時も、緩やかなハンドル操作を意識してくださいね。
今週は、「路面凍結に注意!」をテーマにご紹介しました。
2024/12/13 UP!
いよいよ、忘年会シーズンですね。
何かとお酒を飲む機会が多くなる年末ですが、みなさんに改めてお伝えしたいのは、アルコールを少しでも口にしたら、クルマを運転してはダメということです。
そこで今週は、「飲酒運転は絶対NO!」をテーマにお送りしていきたいと思います。
【飲酒運転はなぜ危険?】12月9日(月)
まず、「飲酒運転は危険」といわれますが、なぜ危険なのか、改めて確認しておきましょう。
アルコールを摂取すると、血中のアルコール濃度が高くなります。すると、理性や判断をつかさどる大脳皮質の活動をコントロールしている、網様体と呼ばれる部分が麻痺してしまいます。これが「酔う」という状態です。
すると、安全運転に必要な情報処理の能力や、注意力、判断力が低下した状態になってしまうんです。そして自覚がないまま、次第に気が大きくなっていき、スピードを出し過ぎるなどの危険な運転をしたり、車間距離の判断を誤ったり、さらに、危険に気づいてから、ブレーキペダルを踏むまでの時間が長くなるなど、運転にさまざまな悪影響が出てしまいます。
警察庁の調査によると、2023年、全国で飲酒運転により発生した交通事故件数は、2346件ですが、飲酒していない場合に比べて、その死亡事故率は、なんとおよそ6.1倍も高かったといいます。
飲酒運転は、重大事故に直結する危険な行為だということを、忘れないでくださいね!
【飲酒運転の罰則】12月10日(火)
ご存知の通り、飲酒運転には厳しい罰則が設けられています。今朝は、その罰則の内容について、改めて確認しておきましょう!まず飲酒運転には、「酒気帯び運転」と「酒酔い運転」の2種類があることを、あなたはご存知でしょうか?
「酒気帯び運転」というのは、呼気の中のアルコール濃度が、1リットル当たり0.15ミリグラム以上の状態をいいます。「酒気帯び運転」の罰則としては、3年以下の懲役または50万円以下の罰金。
違反点数は、呼気中のアルコール濃度が1リットル中0.15ミリグラム以上、0.25ミリグラム未満なら13点で、90日間の免許停止です。ただし、呼気中の濃度が1リットル当たり0.25ミリグラム以上になりますと、点数は25点で、即免許取り消し。 欠格期間は2年となります。
では、「酒酔い運転」とは、どういった状態なのでしょうか?
これは、アルコールの影響によって、クルマを正常に運転できないおそれがある状態をいいます。つまり、血中や呼気中のアルコール濃度は関係ないんです。そのため、場合によっては、ほんのわずかの飲酒でも、酒酔い運転と判断される可能性があります。「酒酔い運転」の罰則は、5年以下の懲役、または100万円以下の罰金。違反点数は35点で、もちろん免許取り消し、欠格期間は3年間です!
いずれも、非常に厳しい罰則と行政処分ですよね。飲酒運転がそれだけ危険な行為だということ、ドライバーのみなさん、今一度、肝に銘じておいてくださいね。
【飲酒運転の周辺三罪】12月11日(水)
きのう、飲酒運転の罰則や行政処分について取り上げました。でも、飲酒運転で処罰されるのは、ハンドルを握った本人だけではありません。その周囲の人も、罪に問われるケースが三つあります。今朝は、その辺りをチェックしてみましょう!
まず一つ目は、ドライバーが「飲酒していることを知っている」、または「飲酒する可能性があることを知っている」にも関わらず、クルマを貸したり、キーを渡したりした行為です。このケースだと、飲酒運転をした本人が「酒気帯び運転」の場合は、3年以下の懲役、または50万円以下の罰金。「酒酔い運転」の場合は、5年以下の懲役、または100万円以下の罰金となります。
そして二つ目は、ドライバーに、アルコール類を提供したり、飲酒を勧めたりするケースで、三つ目が、飲酒運転と知っていながら、そのクルマに同乗することを要求したり、依頼したりする行為です。
この二つ目・三つ目についての罰則は同等で、飲酒運転をした本人が「酒気帯び運転」の場合は、2年以下の懲役、または30万円以下の罰金。「酒酔い運転」の場合は、3年以下の懲役、または50万円以下の罰金となります。
いずれも、飲酒運転をしたドライバー本人に匹敵するほどの厳しい罰則となっているのが分かりますよね。飲酒運転は絶対にしない! まわりがさせない!を、全員で再度、徹底するようにしましょう。
【自転車も飲酒運転は完全にNG】12月12日(木)
今週お送りしているテーマは、「飲酒運転は絶対NO!」です。飲酒運転といえば、クルマのことを思い浮かべる方、やっぱり多いかもしれませんが、今朝は、普段クルマに乗らない人にも関係のあるお話をしたいと思います。
というのも、すでにご存じの方もたくさんいらっしゃるでしょうが、今年11月1日、道路交通法の改正によって、自転車の「酒気帯び運転」についても、処罰の対象になることとなりました。
これまで、自転車の運酒運転については、アルコールの影響によって、クルマを正常に運転できないおそれがある、「酒酔い運転」のみが処罰の対象でした。しかし、今回の改正で、「酒気帯び運転」についても、罰則が整備されたんです。
そこで自転車の飲酒運転について、罰則をまとめてみますと・・・
アルコール濃度が、呼気1リットルあたり0.15ミリグラム以上の「酒気帯び運転」の場合は、3年以下の懲役、または50万円以下の罰金です。そして、いわゆる酩酊状態の「酒酔い運転」の場合は、
5年以下の懲役、または100万円以下の罰金となります。
これらはいずれも、クルマと同等の厳しい罰則で、自転車といえども、飲酒運転が非常に危険な行為であることを物語っています。そして、クルマと同じく、運転をした本人はもちろん、酒類を提供した人や、酒気帯び運転をほう助した人にも罰則が科されます。
「チャリンコだから」は、もう一切通用しません。自転車の飲酒運転も、「絶対NO!」ですよ!
【飲酒運転に関する間違った知識】12月13日(金)
「飲酒運転は絶対NO!」をテーマにお届けしてきました今週の「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。
ところで、飲酒運転に関しては、間違った情報が、まことしやかに語られることが、未だに多いようです。今朝は、そうした情報についてチェックしてみましょう。
まず、よく耳にするのが、「少し仮眠すれば酔いが覚める」というもの。もちろん、これは間違いです。アルコールは、体内で分解するのに、思っているより意外と時間がかかるんです。例えば、ビール500ミリリットルに含まれるアルコールを分解するのに、体質や体格にもよりますが、4時間から5時間はかかるといいます。1、2時間仮眠したぐらいでは、アルコールが抜けることは絶対にありません!
そして、「自分はお酒に強いから、少しぐらい飲んでも大丈夫!」というのも、よく耳にしますよね。でも、アルコールを少しでも摂取すると、自称お酒に強い人でも、確実に脳に影響が出ることが、多くの実験で示されています。お酒に強くても、れっきとした飲酒運転であることは変わりありません!
その他、「シャワーや熱いお風呂に入ると、アルコールが抜ける」なんて話もよく聞きますよね。でもコレも、まったく医学的な根拠はありませんよ。むしろ、お酒を飲んでお風呂に入るのは、脱水症状などの危険がありますので、ご注意を!
今週は、「飲酒運転は絶対NO!」をテーマにご紹介しました。
2024/12/6 UP!
早いもので、もう12月。街のあちこちで、きれいなイルミネーションが灯され、見るだけで幸せな気持ちになりますよね。ということで今週は、「千葉のウインターイルミネーション」をテーマに、注目される5つの場所をご紹介したいと思います。
【東京ドイツ村のイルミネーション】12月2日(月)
まず今朝ピックアップするのは、今や千葉県を代表するイルミネーションスポット、袖ヶ浦市の「東京ドイツ村」です。
今シーズンは、「ギラギラ光響曲 -WELCOME TO SMILE PARTY-」と題し、音楽と光の融合をテーマに、ディスコスタイルから、癒しのヒーリング、そしてクラシックの優雅な世界まで、幅広い音楽に合わせ、およそ300万球のイルミネーションを楽しめます!
広大な芝生広場のキャンバスには、ドイツの有名な音楽家たちをモチーフにした地上絵が描かれ、その迫力には、きっと圧倒されるはず!また今月25日までは、夏に大好評だったドローンショーが、光と音のイルミネーションとのコラボでさらにパワーアップしますよ!
そんな「東京ドイツ村」へのアクセスは、館山自動車道の姉崎袖ヶ浦インターチェンジからだと、一般道を5分ほど走れば到着します。イルミネーションの開催は、来年4月6日・日曜日までです。
尚、週末やクリスマス直前などは、周辺の道路で混雑が予想されます。
みなさん、くれぐれも安全運転で楽しんでくださいね!
【マザー牧場のイルミネーション】12月3日(火)
今週は、「千葉のウインターイルミネーション」をテーマに、お送りしています。
2日目にピックアップするのは、今や、千葉県で大人気のイルミネーションスポットの一つでしょう、富津市にあります「マザー牧場」です。今シーズンのイルミネーションは、「イルミネーション 光の花園 ~絵本の世界~」と題し、「絵本」をテーマにライトアップが行われます!
標高およそ300メートルにある「マザー牧場」ならではの眺めと、イルミネーションのコラボは、実に見事!例えば、夕暮れ時には、遠くに浮かぶ富士山のシルエット、そして夜には東京・横浜の夜景と一体になって、素晴らしい光景を楽しめます。
さらに「マザー牧場」の中にある人気の遊園地、「わくわくランド」もライトアップされて「ナイト遊園地」に!光かがやくキラキラに包まれる中、大人も子供も、時間を忘れて思いっきり遊べるアトラクションがいっぱいです。
もちろん、毎年大人気の期間限定グルメも充実!この時期しか味わえない「名水もち豚せいろ蒸し」や、「マザー牧場」の人気メニュー「ジンギスカン」を、90分間、食べ放題で味わえますよ!
そんな「マザー牧場」へのアクセスは、館山自動車道の木更津南インターチェンジからだと約15キロ、また、君津パーキングエリアのスマートインターチェンジを利用すると、およそ8キロで到着します。イルミネーションの開催は、来年2月24日までの土・日、祝日。そしてクリスマス期間と年末年始です。詳しくは、「マザー牧場」のホームページをご確認ください。
【いちはらクオードの森のイルミネーション】12月4日(水)
「千葉のウインターイルミネーション」をテーマにお送りしている「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。3日目の今朝、取り上げるのは、市原市にあります「いちはらクオードの森」で行われている、イルミネーションです。
「いちはらクオードの森」は、自然豊かな原風景と、多くの動植物に恵まれた、里山の情景を感じることのできる自然公園です。こちらの公園では、毎年12月を中心に、尾根や谷が入り組む園内の地形を活かしたイルミネーションイベントを開催しています。
広大な森を彩るのは、およそ30万球の電飾。5つあるエリアごとにイルミネーションのテーマが異なり、絵本の中を旅しているような、ファンタジックいっぱいの散策が楽しめます。
例えば、「青く透き通る湖水と滝のエリア」では、青色に光る水面とそこを訪れる鳥たちを電飾で表現。また「深い森をイメージした花見の丘エリア」では、野生動物が浮かび上がり、異世界の森に迷い込んだよう。さらに、「夢のファンタジックエリア」では、雪だるまや機関車などのおもちゃ、そしてサンタクロースやプレゼントの箱などが、美しく光り輝きます。
そんな「いちはらクオードの森」は、圏央道の市原鶴舞インターチェンジからだと、およそ15分で到着です。今年のイルミネーションは、12月20日・金曜日まで。月曜日は点灯しませんので、ご注意くださいね。
【大山千枚田の棚田のあかり】12月5日(木)
今週お送りしているテーマは、「千葉のウインターイルミネーション」です。
四つ目にピックアップするのは、鴨川市の「大山千枚田」で行われているライトアップイベント、「棚田のあかり」です。
3万2000平方メートルの急傾斜に、大小375枚の棚田が階段状に並ぶ「大山千枚田」。昔懐かしい里山の原風景が見られる景勝地で、「日本の棚田百選」にも選ばれています。東京から一番近い棚田としても、有名ですよね。現在は「棚田のオーナー制度」を導入していて、都会の人に棚田を貸し出す取り組みなどが行われています。
そんな「大山千枚田」で、毎年秋から冬にかけて行われている「棚田のあかり」。棚田ひとつひとつを囲むように、およそ1万球ものLEDが飾られ、ライトアップされます。しかも15分ごとにオレンジ・青・緑・紫と4色に変化して、幻想的な雰囲気を楽しむことができるんです。
そんな「大山千枚田」は、館山自動車道の鋸南保田インターチェンジからだと、県道34号を鴨川方面へ15キロほど走れば到着します。
ライトアップは、来年1月13日「成人の日」まで。点灯時間は、午後5時頃から8時頃までで、夕暮れからおよそ3時間です。
あぜ道は私有地のため、立ち入りはできません。道路沿いや、見晴らし台からご覧ください。喧騒を離れた日本的情緒あふれるなか、幻想的な光景に、きっと癒されること、間違いありません!
【幕張新都心のマクハリイルミ】12月6日(金)
「千葉のウインターイルミネーション」をテーマにお届けしてきました、今週の「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。さて、ラストにピックアップするのは、このベイエフエムのすぐ近くで、2019年から行われている、幕張新都心の冬の風物詩、「マクハリイルミ」です!
「海浜幕張駅 南口広場」に設置されるのが、「マクハリイルミ」の中心的存在となる、ドーム型オブジェ「レインボードーム」。それがこの冬、さらに進化! 時間と共に変わる光と音の演出が楽しめます。
さらに「北口広場」で登場するのが、「マクハリ・レインボー・サークル」!「まちびらき」から35周年を迎えた幕張新都心の、これまで歩んできた歴史や文化、人と人との絆をイメージしたサークルオブジェで、幕張新都心の夜を、鮮やかに彩ります!
また、来週13日・金曜日から15日・日曜日まで、「海浜幕張駅 南口広場」や、「三井アウトレットパーク幕張」などの会場で、「スイス・クリスマスマーケットinマクハリ2024」が開催されます。
千葉市と姉妹都市であるスイス・モントルー市のクリスマス・マーケットが、盛大に開催されますので、こちらも大いに楽しみですね!
そんな幕張新都心へのアクセスは、京葉道路の幕張インターチェンジからだと、10分ほどで到着します。付近の幕張エリアには、他にもイルミネーションスポットがたくさん。どうぞいろいろ訪れてみてくださいね!
今週は、「千葉のウインターイルミネーション」をテーマにご紹介しました。
2024/11/29 UP!
経済産業省や、国土交通省、環境省、そして警察庁が連携して設置する「エコドライブ普及連絡会」では、毎年11月を「エコドライブ推進月間」と位置付けています。エコドライブの具体的な方法を示したものとしては、2003年に策定された「エコドライブ10のすすめ」が有名です。でも実はこれ、時代の変化に合わせて、その内容も見直されているんです。
そこで今週は、「エコドライブのすすめ」をテーマに、最新の「エコドライブ10のすすめ」の各ポイントを、ご紹介していきたいと思います。
【燃費を把握&ふんわりアクセル】11月25日(月)
まず、一つ目のポイントは、「自分の燃費を把握しよう」です。
みなさんは、ご自分のおクルマの燃費が、どのぐらいかご存知ですか?日々の燃費を把握するのを習慣にしておくと、マイカーのエコドライブの効果を実感することができます。燃費を把握するには、昔のように給油時に計算する必要はありません。今は、おクルマに装備されている燃費計やエコドライブナビゲーション、さらに、インターネットによる燃費管理などの、エコドライブ支援機能を使うと便利ですよ。
続いて二つ目のポイントは、「ふんわりアクセル『e(イー)スタート』」です。
これは発進する時の、アクセルの踏み方のこと。じんわり穏やかにアクセルを踏み込んで発進しましょう。だいたい、最初の5秒で時速20キロが目安です。日ごろからこのやさしい発進を心がけることで、10%程度、燃費が改善するといいます。また、穏やかな発進は、安全運転にもつながりますので、ぜひみなさんも、ふんわりアクセルを心がけてみてくださいね。
【加速・減速の少ない運転&早めのアクセルオフ】11月26日(火)
今週は、「エコドライブのすすめ」をテーマに、最新の「エコドライブ10のすすめ」についてご紹介しています。
ではきのうに続いて、3つ目のエコドライブポイントに参りましょう。それが、「車間距離にゆとりをもって、加速・減速の少ない運転」です。
走行中は、一定のスピードで走ることがエコドライブのコツ。そのためには、十分な車間距離を取ることが大切です。車間距離が短くなると、前のクルマがちょっとブレーキを踏んだだけでも、減速しなければならなくなり、無駄な加速や減速をする機会が多くなります。その結果、市街地では2%程度、郊外では6%程度も燃費が悪化するといいます。交通状況に合わせて、速度変化の少ない運転を心がけましょう。
続いて、4つめのポイント。それは「減速時は早めにアクセルを離そう」です。
前方の信号が変わった時など、前もって停止することが分かったら、周りの状況をみてアクセルから足を離し、惰性で進みましょう。ギリギリまでアクセルを踏んでいても、そのエネルギーは無駄になります。早めにアクセルをオフにすれば、その間エンジンブレーキが作動して、2%程度、燃費が改善するといいます。
また、ハイブリッドカーや電気自動車の場合は、早めにアクセルを離してやさしくブレーキを踏み、なるべく長い距離をかけてゆっくり停車するのが、特にオススメ。その間、モーターで発電した電力がバッテリーに充電されます。その電気は、以降の発進や加速時に利用されますので、燃費の改善につながりますよ。
【エアコンの適切な使用&アイドリングストップ】11月27日(水)
「エコドライブのすすめ」をテーマにお送りしている、今週の、「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。ということで、「エコドライブ10のすすめ」の5つ目です。それは「エアコンの使用は適切に」です!
カーエアコンは、車内を冷却したり、除湿したりする機能です。暖房だけ必要な時は、エアコンスイッチをオフにしておくようにしましょう。例えば、車内の温度設定が外気と同じ25度の場合、エアコンスイッチをオンにしたままだと、12%程度燃費が悪化するそうですよ。
ただ、冬場フロントガラスが結露で曇った時には、曇りを取るために、エアコンの除湿機能が有効ですから、暖房と併せて上手に活用してくださいね。また、冷房が必要なときでも、車内を冷やしすぎないようにしましょう。
そして、エコドライブのポイント6つ目は、「ムダなアイドリングはやめよう」です。
駅などで人を待っている間や、荷物の積み下ろしなどでクルマを停めている間は、アイドリングはストップするようにしましょう。10分間アイドリングをしていると、その間に130ccほどの燃料を消費してしまうそうですよ。
また、エンジンをかけてからしばらくアイドリングをしてエンジンを温める暖機運転を今もしている方、いらっしゃるかもしれませんね。でも、現在のクルマでは、暖機運転は基本的に不要です。エンジンをかけたら、すぐにスタートしましょう!
【余裕をもって出発&点検・整備】11月28日(木)
今週は、「エコドライブのすすめ」をテーマに、最新の「エコドライブ10のすすめ」についてお送りしています。四日目の今朝は、7つ目と8つ目のポイントをご紹介します。まず7つ目、それは…「渋滞を避け、余裕をもって出発しよう」です。
おクルマでお出かけする前には、渋滞や交通規制などの道路交通情報や、地図やカーナビなどを活用して、行先やルートを、あらかじめ確認しておきましょう。1時間ほどのドライブで、道に迷って10分ほど余計に走ったとすると、17%程度、燃料の消費量が増加するそうですよ。
もちろん発進した後でも、随時、道路交通情報をチェックして、渋滞を避けるようにすると、燃料や時間の節約になりますよ!
続いて、「エコドライブ10のすすめ」、8つ目のポイントは「タイヤの空気圧から始める点検・整備」です。
手軽に出来て、エコドライブに大きく関わる点検・整備のポイントといえば、タイヤの空気圧があります。タイヤの空気圧が適正値より不足していると、市街地で2%程度、郊外で4%程度、燃費が悪化するといいます。日ごろから、タイヤの空気圧チェックを習慣づけましょう。
また、エンジンオイルやオイルフィルター、エアクリーナエレメントなども、定期的な交換を行うことで燃費が改善します。おクルマの各部分の点検・整備を、普段からお忘れなく!
【不要な荷物をおろす&迷惑駐車はやめよう】11月29日(金)
「エコドライブのすすめ」をテーマにお届けしてきました、今週の「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。さて、「エコドライブ10のすすめ」の9つ目は、「不要な荷物はおろそう」です。みなさんはおクルマに、ゴルフ道具やアウトドアグッズなど、すぐに使わない荷物を積んだままにしていませんか?そうしたものは、降ろすようにしましょう。
というのも、クルマの燃費は、荷物の重さによって大きな影響を受けるからです。例えば、100キロの荷物を載せて走ると、3%程度、燃費が悪化するんですって。ちなみに燃費は、空気抵抗によっても影響を受けます。ルーフボックスやスキーキャリアなども、使用しない時には、取り外すようにしましょう。
そして「エコドライブ10のすすめ」、ラストは、「走行の妨げとなる駐車はやめよう」です。
迷惑駐車の少ない道路では、平均速度が上がり、燃費の悪化を防ぐことができます。ところが、交通の妨げになる場所で迷惑駐車をしてしまうと、渋滞をもたらすことに。すると、他のクルマの燃費を悪化させるだけでなく、交通事故の原因にもなりかねません。お出かけの際は、駐車場やパーキングメーターなど、適切な場所に駐車するようにしてくださいね。
今週は、「エコドライブのすすめ」をテーマにご紹介しました。
2024/11/22 UP!
みなさんは日ごろから、もちろん、交通ルールを守った運転を心がけていると思います。でも、そんな交通ルールの中には、ついうっかり見落としたり、意外と知られていなかったりするモノもあるんです。
そこで今週は、「やってしまいがちな交通違反」をテーマにお送りしていきたいと思います。
【クルマを離れる時エンジンは…】11月18日(月)
まず、こんなシーンを想像してみてください。
クルマでお出かけした際、飲み物を買おうとコンビニに立ち寄ったとします。その時、買物はすぐに終わるのでエンジンをかけたままクルマを離れました。日常的にやってしまいそうなシチュエーションですが、みなさんは、同じようなことやっていませんか?
実は、道路交通法の第71条では、クルマを離れる時には、エンジンを止め、完全にブレーキをかけるなどして、クルマが動かないようにしなければいけない、と定めているんです。さらに、ドアロックなどして、他人に無断で運転されることがないようにすることも求められています。そうした措置をしなかったため、勝手に動き出したクルマや、盗難されたクルマで事故が起きた場合、クルマのドライバーや持ち主に、損害賠償責任が問われる可能性もあるそうです。
それにアイドリングをしたままだと、騒音や環境問題の面からも、決してよいことではありませんね。
ということで、例えちょっとの間だと思っても、クルマを離れる時は、パーキングブレーキをかけ、
エンジンを切って、ドアロックを忘れずに!
【雨の日の水や泥はね】11月19日(火)
今週は、「やってしまいがちな交通違反」をテーマにお送りしています。
雨の日には、路面にどうしても水たまりやぬかるみができますよね。ただ、よほどの大雨でない限り、水たまりも大した深さじゃありませんし、ふだん通り、クルマを走らせている人が多いでしょう。でも、その道路脇に歩行者がいた場合、側を通過するドライバーのみなさん、十分注意しなければいけませんよ。
というのも、道路交通法第71条で、ぬかるみや水たまりのある場所では、泥よけを付けたり、徐行するなどして、水や泥をはねて、歩行者に迷惑をかけてはいけない、と定められているんです。そう、雨の日に泥や水をはねて人にかけてしまうのは、マナーの問題もそうですが、立派な道路交通法違反なんです。もし違反した場合、違反点数はありませんが、反則金は、普通自動車の場合は6000円。中型車や大型車では、7000円となります。
では、具体的にどのぐらい徐行すれば、泥や水をはねとばさなくて済むのでしょうか?
JAF・日本自動車連盟が、以前行った実験によりますと、深さおよそ1センチの水たまりを、時速40キロでクルマが通過すると、およそ2メートルの距離まで水がはねたそうです。それを50センチ以下に抑えるためには、時速10キロまで落とさないといけなかったといいます。
雨の日、水や泥は、思ったより遠くまではねていることを認識して、歩行者のことも考えた、周りにやさしい運転をしてくださいね。
【乗降中のスクールバスを追い抜く時は…】11月20日(水)
「やってしまいがちな交通違反」をテーマにお送りしている今週の、「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。こんな状況を想像してみてください。
午前中の住宅街を運転していると、前方の左側に幼稚園があって、その前にスクールバスがハザードランプを付けて停車しています。そして、先生の誘導に従って園児たちが、バスから降りているところです。皆さんは、その横を通過していこうとしていますが、この時、どんなことに注意しますか?特に気にせず、そのままバスの横を通過する・・・と考えた方、いらっしゃいませんか?実は、そのまま通過するのは、交通違反なんです。
児童や幼児が乗り降りするために、ハザードランプを点灯して停車しているスクールバス。その横を通過する時は、徐行して安全確認しなければならないと、道路交通法第71条に定められているんです。
確かにスクールバスは、乗用車などに比べると車体が大きいですから、もしその陰に子供たちがいれば、その動きをうかがい知ることは、中々できませんよね。そのため、子供たちがいつバスの陰から車道に飛び出してくるか、ドライバーさんには、ちょっと分かりません。
ということで、子供たちの安全を守るために、ハザードランプを付けて乗降中のスクールバスを見かけた際は、いつでも停まれる速度で徐行し、十分に安全確認をしてから、その横を通過するようにしてくださいね!
【バス停でバスが発進の合図をしたら…】11月21日(木)
今週お送りしているテーマは、「やってしまいがちな交通違反」です。きのうスクールバスのお話をしたので、きょうは路線バスについてです。こんな状況を想像してみてください。
前方のバス停に停車して、乗客を乗り降りさせていたバスが、右方向のウインカーで出発の合図を出しました。この時、後ろを走っていた皆さんなら、どうしますか?
これは、この番組でも何度か取り上げていますし、ご存知の方もきっと多いのではないでしょうか?そう、正解は、減速などして、バスに進路を譲る、ですよね。急ブレーキや急ハンドルをしなければいけない場合を除いて、バスの進路変更を妨げてはいけないんです。これは道路交通法第31条に定められたルールで、違反点数は1点、反則金は普通自動車の場合6000円です。
ただ、実際の路上では、このルールを守れていないドライバーさんが本当に多いですね。ウインカーを出しているバスを追い越して行くだけでなく、中には、動き出したバスを強引に追い越すクルマも見かけます。確かにバスの後ろは、前方の見通しが悪いですし、スピードも控えめなので、走りにくいと思うかもしれません。でも、それがルールを破っていい理由にはなりません。
路線バスには、多くの人が乗っています。それを強引に追い越して、急ブレーキをかけさせれば、乗客が転倒するなどして、大ケガをする可能性があり、大変危険です。自分の身勝手な追い越し行為が、人身事故の原因になるかもしれないということ、くれぐれも忘れないでくださいね!
【故障などで高速道路上に停止する時は…】11月22日(金)
「やってしまいがちな交通違反」をテーマにお届けしてきました、今週の「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。最終日の今朝は、こんな状況をイメージしてみてください。
高速道路を走行中、突然、タイヤがパンクし、路肩に停車したとします。その時、赤い三角表示板をクルマに積んでいなかったので、やむを得ず、発炎筒をクルマの後方に置いて、救援を待ちました。
さて、これのどこが交通違反なのか、皆さんは分かりますか?それは、三角表示板など、所定の停止表示器材を使用しなかったことなんです。
高速道路や自動車専用道路では、故障などによって停止する時には、この停止表示器材を使用することがルールなんです。発炎筒だけでは、そのルールを守ったことになりません。ただ、この停止表示器材、高速道路などを走行する際に、クルマに積んでいなくても、それ自体が違反になるわけではありません。故障などで停止した時に設置しなかった場合、ルール違反になるんです。
でも、トラブルはいつ起こるか分かりませんよね。現在、クルマに停止表示器材を用意されていない方は、早めに備えるようにしてくださいね。
今週は、「やってしまいがちな交通違反」をテーマにご紹介しました。