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◆ タイヤのチェックポイント

2021/4/9 UP!

クルマが、安全で快適に走ったり、そして、曲がったり止まったりするために、なんといっても大切なのがタイヤです。ただ普段、あまりタイヤに注意を払っていないという方、結構多いかもしれませんね。

そこで今週は「タイヤのチェックポイント」と題して、気を付けたいことアレコレをご紹介していきます。

【タイヤの溝の深さ】4月5日(月)放送分

「タイヤのチェックポイント」、まずは、「タイヤの溝」についてです。

タイヤの溝は、雨の日など、タイヤと路面の間に入った水を排水し、スリップを防ぐために、とっても重要なもの。そのため、十分な溝がなくなったタイヤで走行するのは、極めて危険です。

そんな溝が摩耗したことを教えてくれるのが、タイヤの溝が残り1.6ミリになった時にでるスリップサイン。タイヤがすり減ると、タイヤの側面に付けられた三角マークが位置するトレッド面に、溝が途切れるような形で現れます。このスリップサインが出たタイヤは、法律で使用が禁止されていますので、ただちに交換しなければいけません。

では、このスリップサインが出るまで安全かというと、そうとも言えないんです。実は、溝の深さが新品の状態から半分程度まで減ると、ブレーキペダルを踏んでから停まるまでの制動距離が、急速に長くなってゆくといいます。つまり法律上使用できても、安全性はどんどん低下してしまうというワケです。

ということでタイヤの交換は、早め早めがオススメですよ!

【タイヤのひび割れもチェック】4月6日(火)放送分

「タイヤのチェックポイント」、タイヤの溝の摩耗以外にもタイヤの寿命を左右するものがあります。ゴムでできているタイヤは、様々な原因で劣化が進んでいきます。

例えば、経年による劣化のほか、太陽の紫外線の影響、そして洗車に使う洗剤やタイヤのつや出し剤なども、劣化が進む原因になるといいます。こうした劣化がすすんだタイヤには、タイヤの側面やトレッド面の溝に沿って、徐々にひび割れが出来てきます。ごく浅いものなら、さほど問題はありませんが、これがだんだん深くなっていき、タイヤの骨格であるスチール製のコードの層まで達しているような場合は、一刻も早く交換する必要があります。

深いひび割れが入ったままにしていると「走行中にタイヤがバースト」、つまり破裂する可能性があって大変危険なんです。特に高速走行している時は、要注意です。すでにひび割れが目立つという方は、早めに点検・交換を行った方がいいでしょうね。そして、タイヤの点検をする時は、摩耗やひび割れだけでなく、異物が刺さっていないかも、よく注意してみておきましょう。また、溝に小石などが挟まっていることがありますが、これもタイヤを傷める原因になりますので、こまめに取り除くようにしてくださいね。

【空気圧のチェック】4月7日(水)放送分

タイヤ点検の中でも、特におなじみなのが「空気圧のチェック」でしょう。一カ月に1回は、チェックすることが大切と言われています。では、空気圧が適正でないとどんな問題が起こるんでしょうか?

まず、タイヤの摩耗する場所に偏りが発生します。空気圧が高いと、地面と接するトレッド面のセンター部分が、空気圧が低いと、両肩の部分などが摩耗して、タイヤの寿命が短くなったり、タイヤ本来の性能を発揮できなくなったりします。そして空気圧が低いと、タイヤが転がる抵抗が増し、燃費が悪くなります。これは身近なものでいえば、タイヤの空気が抜けた自転車をこぐのが、体力的にきつくなるのと同じ原理です。

また、乗り心地も悪くなります。空気圧が高いと、クルマが跳ねるような感じになりますし、反対に低いと、クルマが揺れやすくなってしまうんです。それだけじゃありませんよ。安全性にも問題があります。高速走行している時など、特に空気圧が低いと、タイヤがバーストしてしまう危険性があるんです。そんなことになったら、大事故へつながる可能性だってありますよね。

様々なトラブルの原因となりかねない、タイヤの空気圧の異常。ガソリンスタンドやカーディーラーでみなさんも定期的なチェックを、ぜひお忘れなく!

【冬用タイヤの保管】4月8日(木)放送分

4月に入り、冬の間、スタッドレスタイヤを使っていた方も、そろそろ夏用タイヤに交換されたんじゃないでしょうか。では、交換した冬用タイヤの保管、みなさんはどうしていますか?来シーズン以降もいい状態で使用するには、この「保管の仕方」が重要です。

注意点としては、まず冬の間にタイヤについた、泥やほこり、凍結防止剤などを、よく洗い流しましょう。こうした汚れが付いたままでは、タイヤに悪影響を与え、劣化の原因となってしまいます。洗う際に洗浄剤などを使う場合は、それらが残らないよう、しっかりと洗い流すようにしてください。

続いて、十分に乾燥させます。その際は、直射日光を避け、できるだけ日陰で干して乾燥させるようにしましょう。そしてタイヤを休ませるため、空気圧を半分くらいまで抜いておきます。その上で、タイヤの変形を避けるために、表面を上向きにし、平積みにして保管します。場所は、直射日光が当たらない、風通しの良い所がいいでしょう。

保管する時には、専用のカバーをかぶせておくのがベストですが、ない場合は、日光を通しにくい、黒いポリ袋などでも構いません。ただ、屋外で保管する場合は、雨水などが入らないように、結び目を下側にしておきましょうね。保管場所に困るという方は、保管サービスを行っているカーディーラーなどもありますので、ぜひ問い合わせてみてはいかがでしょうか。

【タイヤのローテーション】4月9日(金)放送分

ところでみなさんは、タイヤを長持ちさせるメンテナンス、「タイヤローテーション」をご存知ですか?

これはタイヤの位置を、前後左右で入れ替えることを言います。でも、なぜそんなことをするのでしょうか?全部が同じように転がり、等しくすり減っているようにみえるタイヤですが、実は装着されている場所で、それぞれ違った摩耗の仕方をするんです。

例えば、前輪が駆動するFF車の場合は、前輪のタイヤの方が、早く減ります。反対に、後輪駆動のFR車は、後ろのタイヤの方が早く減ってしまうんです。そのため、そのままずっと使用していると、同じ場所のタイヤばかり摩耗が進んでしまい、寿命が早くきてしまいます。それを防ぐために行うのが、タイヤのローテーションです。

どのタイヤをどこと交換するかは、駆動方式やタイヤの種類によって違います。「しばらくしていない」など、ローテーションをお考えの方は、お近くのカーディーラーのスタッフまで、どうぞお気軽にご相談ください!

今週は、「タイヤのチェックポイント」をテーマにお送りしました。ぜひチェックして、ワンダフルドライブ、楽しんでくださいね!

 

◆ ついやってしまいがちな「交通違反」

2021/4/2 UP!

みなさんは、もちろん普段から、交通安全に気を付けて運転されていることでしょう。でも、交通ルールはちゃんと守っていますか?実は交通ルールの中には、多くの人がつい違反してしまっているものがあります。今週はそんな「ついやってしまいがちな交通違反」をテーマにお送りします。

【黄色信号無視】3月29日(月)放送分

まず取り上げるのは、信号無視です。赤信号を堂々と無視する人は少ないと思いますが、では、黄信号ならどうでしょう? 守っていると言い切れますか?「黄信号は“注意して進め”」という意味じゃないの・・・?なんて思っている方、結構いらっしゃるかもしれません。しかし、実際には全然違うんです!

道路交通法で黄信号は、「停止位置を越えて進行してはならない」と規定されています。要するに、「とまれ」なんです。ただ赤信号と違うのは、急ブレーキをかけなければいけなかったり、後続車に追突される危険性があったりするなど、安全にとまれない場合に限って例外として通過することが認められています。

ということで、前方の信号が黄色に変わって慌てて速度を上げ通過し、「ギリギリ間に合った!」なんて思っている方、それ、完全な信号無視なんですよ。そんなことを続けていると、強引に信号を通過することに慣れっこになってしまい、赤信号の無視にもつながり、とても危険です。黄信号は止まれ、順守しましょうね!

【一時停止の違反】3月30日(火)放送分

「ついやってしまいがちな交通違反」見通しの悪い場所などに設置されている一時停止の標識や道路標示。そうした場所で、みなさんは正しく停止していますか?街なかを見ていると、一旦徐行はするものの、きちんと止まらず、安全確認もそこそこに走り出しているクルマが少なくありません。また、運転席から左右が確認できる場所まで、停止線を一気に越えてから止まるクルマも、よく目にします。でもその状態では、ボンネットはすでに交差する道路に飛び出しているワケですから、走って来たクルマや歩行者に、衝突する危険性があります。

一時停止の標識や表示が設けられているのには、もちろん理由があります。気軽に無視していいハズはありません。では、こういう場所では、どのようにすればいいのでしょうか?

まず、停止線の手前で一度停止し、安全を確認。その後、ゆっくり前進します。クルマの先端を交差道路に少しずつ出し、接近して来るクルマや歩行者などに、自分の存在を知らせましょう。そして、左右の状況を確認できる位置まで徐々に進んで再び停止。安全が確認できたら発進します。

何も来ないだろうと、勝手に考えて、形だけの一時停止をするのでは意味がありません。面倒に思う人もいるかもしれませんが、事故を防ぐために、一時停止と安全確認を、確実に行うようにしてくださいね!

【クラクションを鳴らす】3月31日(水)放送分

街中では、ちょっとしたことでもすぐにクラクションを鳴らすクルマを、見かけることがありますよね。でも、このむやみにクラクションを鳴らす行為、交通違反に問われる可能性があるんです。

そもそもクラクションは、どういう時に鳴らしていいか道路交通法で定められているのを、皆さんご存知でしたか?それは、「警笛(けいてき)鳴らせ」の標識がある見通しのきかない交差点や曲がり角などを通行しようとする時。そして山間部などカーブが多い道路で、標識で示された「警笛区間」にある見通しのきかない交差点や、曲がり角、上り坂の頂上などを通行しようとする時です。

こうした場所以外では、基本的にクラクションは鳴らすこと自体が禁じられているんです。ただし、危険を防止するためやむを得ないときは、この限りでないとされています。そうした条件で考えると、信号が青に変わったのに前のクルマがなかなか発進しないとか、スピードの遅いクルマにイライラして鳴らしたりするのは、とても「やむを得ない状況」とは言えないでしょう。こうした行為は、道路交通法違反で反則金などを科せられる場合があるんです。

むやみにクラクションを鳴らすのは、交通違反であるだけじゃなく、あおり運転などトラブルにもつながります。クラクションは正しく使うようにしましょうね。

【定員オーバー】4月1日(木)放送分

今年1月、神奈川県藤沢市で、軽自動車が電柱に激突して、死傷者が出る交通事故が起きました。事故を起こした軽自動車には、定員をはるかに上回るナント8人が乗車していたそうです。定員オーバーを軽く見ている人、未だに多いかもしれませんが、こうした事故を見ると、やはり危険な行為だということが分かりますよね。

では、定員オーバーには、どんな危険性があるんでしょうか?定員オーバーは、いわゆる「過(か)積載(せきさい)」、物を積み過ぎの状態です。そうなると、まずブレーキの効きが悪くなります。クルマが止まるまでの制動距離が長くなるので、危険を発見しても、止まり切れない可能性が高くなるという訳です。それに、ハンドルを切った時も応答が遅れ、いつもより曲がり始めるタイミングが少し遅くなってしまうといいます。そのことを知らないで、ハンドルを切り足してしまうと、曲がり過ぎや蛇行の原因になってしまうんです。また定員オーバーだと、シートベルトが足りないということにもなります。

定員オーバーで挙動が不安定なクルマに、シートベルトなしで乗るのは、どうみても無謀です。とくに、定員が少ない軽自動車で、定員オーバーをしてしまうケースが、多いようです。みなさん、決して軽く考えないでくださいね!

【信号のない横断歩道での歩行者優先】4月2日(金)放送分

信号機のない横断歩道を、歩行者や自転車が渡ろうとしている場合、クルマはどうしなければいけないか、みなさんはご存知ですか?

そう、横断歩道の手前で停止し、歩行者や自転車の通行を妨げてはいけない、というのが、道路交通法上のルールです。ところが、この交通ルールを守れている人が、とにかく少ないんです。昨年8月、JAF・日本自動車連盟が行った調査では、歩行者が渡ろうとしている場面で一時停止したクルマの割合は、21.3%でした。この調査が開始された2016年は、わずか7.6%で、以降、その割合は年々増加して昨年は過去最高だったものの、それでも8割近いクルマが、ルールに違反しているんです。横断歩道に歩行者がいる場合の一時停止は、マナーではなくルールです。そのため万が一、横断中の歩行者とクルマが接触事故を起こしてしまった場合、クルマ側の過失が大半となり、大きな責任が発生します。

ということで、信号のない横断歩道の手前では速度を落とし、歩行者などがいる場合は、クルマを完全に停止。先に渡ってもらい、安全確認ができたら、ゆっくり発進しましょう。

今週は、「ついやってしまいがちな交通違反」をテーマにお送りしました。ぜひチェックして、ワンダフルドライブ、楽しんでくださいね!

◆ 春の運転の注意点

2021/3/26 UP!

季節はすっかり春ですね。ポカポカ陽気に、つい気持ちも緩んでしまいがちですが、ハンドルを握ったら、そうはいきませんよ。運転にあたり、春ならではの注意したい点があります。そこで今週は「春の運転の注意点」を取り上げます。

【強風への注意】3月22日(月)放送分

まず、今朝お話するのは、「強風への注意」です。

ご存知の通り、春は風の強い日が多い季節。ただ強風自体、事故の直接の原因になることが、それほど多い訳ではありません。気を付けなければいけないのは、「強風に驚いて運転操作を誤る」ことです。

例えば、強風でクルマがふらつくと、驚いて急ハンドルを切ってしまう場合があります。するとクルマが横転したり、車線を外れたりする危険性があるんです。さらに、スピードが速くなればなるほど、風の影響を大きく受け、横滑りや横転する危険性が増すといいます。

そこで、風の強い日に運転する時は、ハンドルをしっかりと握り、速度を十分落として走行することが大切です。また、風の影響を受けやすい場所では、あらかじめ身構えて、慎重に運転するようにしましょう。

例えば、トンネルの出口や橋の上、海沿い、そしてビルの谷間や切通しなどは、急に強い風が吹くことがあります。速度を落とし、注意して通過するようにしてくださいね。

【新入学児童への注意】3月23日(火)放送分

春といえば、新入学の季節ですね。

もうすぐ、ピカピカのランドセルを背負った小学一年生の姿を、街のあちこちで見かけるようになるでしょう。ただドライバーさんは、そんな新一年生を路上で見かけたら、特に注意しなければいけません。

というのも、新一年生たちは、これまで幼稚園や保育園への行き来は、通園バスやママ・パパによる送り迎えが当たり前でした。遊びに行く時も、一人で行動する機会は、それほど多くはなかったでしょう。そのため、道路交通について教育や経験が十分ではありません。ところが小学校に入学すると、登下校は、ほとんどの場合、子どもたちだけでするようになります。それに行動範囲もグーンと広くなって、放課後など一人で友達の家へ遊びに行くことだってあるでしょう。そこでつい、危険な行動を無意識にしてしまいがち。特に気を付けなければいけないのが、飛び出しです。子どもたちは、興味のあるものを見つけたり、道路の反対側から友達に呼ばれたりすると、安全確認せず、急に飛び出すことがあります。

登下校の時間帯など、子どもたちが歩いている場所では、誰がいつ飛び出してきてもおかしくないと考え、スピードを落として慎重に運転するようにしてください。さらに公園や、子どもたちが多く集まる場所の近くでも、十分注意してくださいね!

【初心者ドライバーへの配慮】3月24日(水)放送分

ところでこの時期は、4月からの新生活に向けて、運転免許を取得する人が多いシーズンです。そのため、どうしても路上に、初心者ドライバーが多くなります。こうした初心者ドライバーは、当然、運転に不慣れなため、ベテランドライバーからすると、ついイライラしてしまう思わぬ動きをすることがあるでしょう。ただそれを理由に、クラクションを鳴らして焦らせたり、あおり運転をしたりするようなことがあってはいけませんよ!

そもそも道路交通法では、初心者マークをつけている新人ドライバーを、周囲のドライバーは保護する義務があって幅寄せや、割り込みなどの行為を行なってはならないと定めています。つまり初心者ドライバーに、多少ミスがあったとしても、それを攻撃するのは法律違反なんです。

ベテランドライバーのみなさんにも、初心者だった頃がもちろんあるはずです。最初は誰だって、緊張しながら運転していたことでしょう。そこで、初心者マークのクルマを見かけたら、ぜひ、ハンドルにしがみつきながら路上をのろのろ走っていた、自分のデビュー当時のことを思い出し、スペースを空けたり、スピードを抑えたりして、ビギナーさんが走りやすい環境を作ってあげてください。それが、先輩ドライバーのゆとりではないでしょうか。みなさん、今日も安全運転でお願いしますね。

【居眠り運転に注意】3月25日(木)放送分

今週お送りしているテーマは、「春の運転の注意点」です。

「春眠暁を覚えず」という言葉がありますが、春は、光とともに暖かさを増した穏やかな気候で、ついウトウトしてしまいそうになりますよね。でも運転中は、絶対にダメ!居眠り運転は、重大な事故につながる危険な行為です。

「交通事故総合分析センター」が、以前行った統計では、運転前日の睡眠時間が4時間以下になると、居眠り運転事故の発生率が急上昇したといいます。居眠りによる事故を防ぐためには、十分な睡眠時間を取ることが最も大切です。では、運転中に眠気を感じた時には、どうしたらいいのでしょうか?まず大切なのは、疲れたな~と思う前に休憩することです。最低でも、2時間に1回は休憩を取るようにしましょう。その際は、なるべくクルマから降りて、新鮮な空気を吸うとともに体を軽く動かし、血液の循環を良くすることがポイントです。それでも眠い場合は、15分程度の短い仮眠をとるのがオススメ。長く寝すぎると、余計に頭がボーっとしてしまいます。そんな時は、体を動かすなどして、しっかり脳を覚醒させてから運転してくださいね。

またガムなどをかむと、脳の血行が良くなって、眠気を一時的に抑えることができると言われています。カフェインが入ったコーヒーなどを飲むのも有効ですが、効き始めるのは、飲んだあと15分から30分ほどたってからだということを、覚えておいてくださいね。

【新しい環境の道路をチェック】3月26日(金)放送分

就職や進学などで、この春、新しい街での生活が始まるという方、結構いらっしゃるんじゃないでしょうか。そうしたみなさんにオススメしたいのが、前もって、周辺の道路を確認しておくことです。

というのも新しい街は、初めて通る場所が多く、道にも不慣れですから、不安やキケンがつきまとうものです。あらかじめ、地図で周辺道路を確認したり、通学や通勤ルートを事前にたどったりしておくと、安心です。特にクルマやバイクなどを運転する人は、要注意。歩いている時には気付かなかった道が一方通行だったり、時間帯によって、スクールゾーンやバス専用レーンなどに変わったりする場所もあります。標識に注意して、ぜひチェックしておきましょう。また、見通しの悪い交差点や人通りの多い道も確認しておくと、いざ運転する時、ゆとりを持って対応できるはずです。

そして慣れないうちは、お出かけの際、時間に十分余裕をもつようにしてくださいね。不慣れな道を、時間を気にしつつ運転していると、注意力が散漫になって、危険の発見が遅れる可能性もありますからね。

今週は、「春の運転の注意点」をテーマにお送りしました。引き続き、ワンダフルドライブ、楽しんでくださいね!


◆ 千葉県内の桜の名所

2021/3/19 UP!

東京の開花宣言もあり、これから桜の季節がやってきます。今年も厳しい状況下の桜ですが、感染症拡大防止のための対策をしっかりとりながら、お花見できたらと思います。ということで今週は、千葉県内の桜の名所をご紹介しました。

【清水公園の桜】3月15日(月)放送分

3月も半ばを迎え、暖かい日が多くなってきました。日差しの力強さとともに、いよいよ春の到来です。そんな春を象徴する花といえば、やっぱり桜ですよね。今年ももうすぐ、景色のあちこちがピンク色に染まる、桜のシーズンがやってきます。ということで今週は「千葉県内の桜の名所」をご紹介していきたいと思います。

初日のきょうは、野田市にあります「清水公園」の桜をピックアップしていきます。こちらは、明治27年に開園した民営の自然公園で、園内にはフィールドアスレチックのほか、キャンプ場やバーベキュー場、ポニー牧場など、地形や森林を活かした様々な施設があります。季節によって咲く花々や紅葉のスポットとしても知られていますが、およそ2000本が咲き誇る桜は、「日本さくら名所100選」にも選ばれているんですよ!

そんな清水公園の桜の中でも必見なのが、隣接する「金乗院」の境内にある「劫初の桜」。明治初年に植えられたものだそうで、樹齢およそ150年というソメイヨシノの古木です。一時は、木がだいぶ衰えていたようですが、近年、その木に生じた空洞のなかから新しい根が生えてきて、新しい生命を得て再生したんだそうですよ。

【泉自然公園の桜】3月16日(火)放送分

今週は、「千葉県内の桜の名所」をテーマにお送りしています。きのう、「日本さくら名所100選」のひとつ、野田市の「清水公園」の桜についてお話ししました。実は千葉県内には、その他にも2カ所が、この「日本さくら名所100選」に選ばれているんですが、みなさんは、ご存知でしたか?
その一つが、茂原市の「茂原公園」の桜で、そしてもう一つが、今朝ご紹介する、千葉市若葉区の「泉(いずみ)自然公園」の桜です。

「泉自然公園」は、千葉市の中心部から東南東へおよそ11キロの場所にあります。北総(ほくそう)台地の起伏に富んだ地形を生かした、面積約43ヘクタールという広大な公園です。園内では、春の桜や秋の紅葉をはじめ、四季を通じてさまざまな自然の風景を楽しんだり、貴重な野草や、愛らしい野鳥に出会ったりすることができます。

特に桜は、およそ1500本植えられていて、種類も豊富。ソメイヨシノやヤマザクラ、シダレザクラなど、20種類ほどもあるので、早咲きから遅咲きまで長い期間に渡って桜の花を楽しむことができるんです。その他、公園内にかかる大きな吊り橋、「いずみ橋(ばし)」から眺める春の景色も圧巻だそうです。

【茂原公園の桜】3月17日(水)放送分

千葉県内に3カ所ある「日本さくら名所100選」から、野田市の「清水公園」、千葉市の「泉自然公園」ときて、3日目は、茂原市の「茂原公園」の桜をピックアップしたいと思います。

茂原市のほぼ中央に位置する「茂原公園」には、山や湖などの自然の地形を利用して、展望広場や散策道、多目的広場のほか、美術館、郷土資料館など、様々な施設が揃っています。また、一年を通じて楽しめる四季折々の樹木がたくさん植えられていて、自然と触れ合える憩いの場としても、広く市民に親しまれている公園です。春には、ソメイヨシノやサトザクラなど、およそ2850本もの桜が園内各所で咲き乱れ、特に弁天湖の周りでは、池に浮かぶ朱色の弁天堂と桜がマッチして、情緒ある素晴らしい景色が楽しめます!

さらに、近くを流れる豊田川や一宮川沿いの桜並木も美しく、春の散策路として人気があります。

【長光寺のしだれ桜】3月18日(木)放送分

千葉には、多くの桜の名所がありますが、今回は中でも、すばらしい古木があるスポットを取り上げてみたいと思います。それが、山武市にあります「長光寺」です。

こちらは、戦国時代の1514年、現在の千葉市若葉区中田町に創建された日蓮宗のお寺で、江戸時代に入り、1669年、今ある山武市に移されました。そして境内には、見るものを圧倒してやまない1本の巨大なしだれ桜が植えられています。

この桜は「ウバヒガンシダレザクラ」と呼ばれていて、高さ15メートル、幹の太さ5メートル、樹齢はおよそ300年という、荘厳な大木です。枝の広がりは、じつに約800平方メートルもあるそうで、例年、3月下旬から4月上旬にかけて、薄紅色の小さな花を咲かせ、訪れる人の目を楽しませています。

この「長光寺」のしだれ桜は、昭和50年、1975年6月に山武市の天然記念物に指定されています。

【佐倉城址の桜】3月19日(金)放送分

最終日は、歴史が感じられる桜の名所をご紹介したいと思います。それが、佐倉市にあります、「佐倉城址公園」です。

こちらは、千葉県で唯一「日本100名城」に選ばれている、「佐倉城」の跡を整備して作られた公園です。園内には「天守閣あと」や「空堀」など、城の遺構が多く残されていて、かつての面影が感じられます。また県の天然記念物に指定されている樹齢約400年の「夫婦モッコク」をはじめ、シイやカシ、モミジなどの大木がいたる所にある緑豊かな歴史公園です。

江戸時代から賞賛されてきた桜の品種・13種をはじめ、ソメイヨシノやサトザクラなど、48品種およそ1100本の桜が、例年、春を謳歌する如く咲き誇ります。

今週は、千葉県内の桜の名所をご紹介ました。いずれの桜も素晴らしい景色を見せてくれると思いますし、この他にもたくさんの桜が3月下旬から見頃を迎えます。ぜひお近くで思い思いにお花見を楽しんでいただければと思います。

ただ、今年は宴会や大勢での遠出は避け、感染症拡大防止のための行動をしながらのお花見、よろしくお願いいたします!

◆ 災害時の対応

2021/3/12 UP!

今週木曜日、3/11は、あの東日本大震災の発生から丸10年です。余震はいまだに続き、先月も福島・宮城で最大深度6強の大きな地震があり、首都圏でも大きく揺れました。このように災害は、いつでも起こり得ますし、常にその備えが欠かせません。そこで今週の千葉トヨペット「レガーメ・ワンダフル・ドライブ」では、「災害時の対応」をテーマにお送りします。

【運転中大地震が発生したら】3月8日(月)放送分

まず今朝は、「車を運転中に大地震が起きた時」の対応についてチェックしておきましょう!

運転中、緊急地震速報の通知音が、携帯電話やカーラジオから聞こえてきたら、慌てないで車間距離を取り、減速してください。続いて、追突されないよう、ハザードランプを点灯するなどして、ゆっくりとスピードを落とし、路肩に停車します。そしてラジオなどで地震情報をチェック。その情報や周囲の状況を見て、次の行動を決定します。

クルマを置いて避難する場合は、エンジンを止めてサイドブレーキを引きます。ただしキーはつけたままにして、ドアもロックしないでください。これは、あとで救援車両が通行する際、必要に応じて、すぐ移動できるようにするためです。電波式のスマートキーの場合、内蔵されているメカニカルキーは外して自分で管理し、キー本体だけ車内の目立つ場所へ置くようにします。できれば、自分の連絡先のメモを残し、また車検証は持ち出すようにしましょう。

とにかく、落ち着いた行動をくれぐれも心がけてくださいね。

【クルマに積んでおきたい防災用品】3月9日(火)放送分

今週は、「災害時の対応」をテーマにお送りしています。

クルマで移動中、大地震などの災害が発生した時、安全な場所へと、すぐには避難できないケースもあるでしょう。また通行止めなどで、長時間に渡り、車内で待機しなければならないことも考えられます。

そんな非常時に備えて、クルマにも防災用品を積んでおくと、イザというとき安心です。ただクルマの中は、スペースも限られますので、たくさんの防災用品を備えておくのは、ちょっと難しいですよね。では、どんなものを積んでおくといいのでしょうか?

まず必要なのが、なんといっても水です。

食料もあればいいのですが、調理などの要らない缶詰やビスケット類といったものが重宝しそうです。ただし、水も食料も長期保存できるのが理想ですが、消費期限には十分注意してください。携帯トイレも、ぜひ常備しておきたいですね。また、防寒具も備えておきたいところ。冬場はもちろん、夏でも、夜は意外と冷え込むもの。使い捨てカイロや手袋のほか、毛布や寝袋なども用意しておくと安心です。さらに、医薬品も大切なアイテム。日頃服用しているお薬にくわえ、バンソウコウや包帯、消毒薬、そしてハサミも必需品です。

また、絶対に欠かせないのが、懐中電灯。くれぐれも、乾電池のチェックはお忘れなく!皆さん、万一に備えて、普段から準備しておきましょうね!

【車中泊ではエコノミークラス症候群に注意】3月10日(水)放送分

大地震などの災害で避難が必要な場合、避難所に入りきれないなど様々な理由で、やむを得ず、ご自分のクルマでの車中泊を選ぶ方が、多くいらっしゃいます。

ただ車中泊をする時に、気を付けなければいけないのが、「エコノミークラス症候群」です。狭い車内に長時間同じ姿勢でいたため、足の血流が悪くなり、静脈に血の「かたまり」、いわゆる「血栓」ができることがあります。それが肺に移動して動脈に詰まると、「胸が痛い」「呼吸が苦しい」などの症状が起こることがあるんです。これは「肺(はい)塞栓症(そくせんしょう)」という病気で、最悪の場合、死亡するケースもあります。

では、どんな対策をすればいいんでしょうか?まず、水分を取らないと血栓が出来やすくなりますので、こまめに水を飲むようにしましょう。トイレに行きにくい環境だと、水を飲むのを我慢して、発症するリスクが高くなります。トイレの近くに駐車したり、携帯トイレを用意したりするなど、排泄のことを心配しなくていい環境を作りましょう。また、血液の流れをよくするために、できるだけ足を下げて寝ないこともポイントです。足元にクッションを入れるなど、なるべく水平の姿勢で寝られるようにしましょう。そして、散歩など定期的な運動も大切です。歩き回れる環境でなければ、足首を回したりするなど、同じ姿勢が長く続かないよう、心がけてくださいね。

車中泊の際には、こうした対策をくれぐれもお忘れなく!

停電時の運転】3月11日(木)放送分

きょうは、東日本大震災からちょうど10年という節目の日ですね。そこで今週は、「災害時の対応」をテーマにお送りしています。

ところで、東日本大震災の時はもちろん、先月起きた大きな余震の時も、各地で大規模な停電が発生しましたね。こうした災害時の停電は、道路交通に様々な影響を及ぼします。今朝は、そんな「停電時の運転」について、チェックしておきましょう。

まず危惧するのが、信号機が止まることです。先月の余震でも、それが原因とみられる事故が発生しています。信号機が止まると、大きな交差点などでは、警察官が交通整理に当たりますので、必ずその指示に従ってくださいね。問題は、警察官がいない交差点です。そうした場所では、交差点の手前で一時停止して、周囲の歩行者やクルマなどを確認した上で、スピードを十分に落として通行してください。この時、自分の方が優先道路だからと、一方的な優位性を主張するのは、なるべく控えましょう。

大切なのは、状況判断に基づく、譲り合いの気持ち、ですよ。さらに夜間は、街灯も消えてしまいます。道路を横断する歩行者などの発見が難しくなりますので、ハイビームを上手に使いながら、速度を落として、いつも以上に慎重に運転するようお願いします。また、計画停電が行われることもあります。そのエリアや時間帯と重なる場合は、クルマの使用を控えることも検討しましょうね!

【クルマが水没したら】3月12日(金)放送分

今週は「災害時の対応」がテーマ。

ところで、大地震による津波や、台風・豪雨などによって、運転中に、クルマが水没してしまう場合がありますよね。そんな水没したクルマをそのまま放置しておくのは、改めていうまでもなく、とても危険なんです。というのも、エンジンルームや室内には電気系統の配線が集中しており、水が入ることで回路がショートするなどして、出火や爆発などを起こす危険性があるんです。特に津波の場合は、電気を通しやすい海水ですので、車両火災への不安が、より深刻となります。では、冠水したクルマは、どのように処理するのがいいのでしょうか?

まず注意が必要なのは、冠水した車のキーをいきなり回さないことです。電気が通ることで、火災の原因となってしまいます。カーディーラーなどに連絡して、クルマの処理について、相談してください。なお、処理までの間に発火する恐れがあります。そこで、バッテリーのマイナス側のターミナルを外し、外したターミナルがバッテリーに接触しないようテープで覆うなど、絶縁するようにしましょう。ただし、ハイブリッドカーや電気自動車などは、高電圧のバッテリーを搭載していますので、むやみに触ってはいけませんよ。

今週は「災害時の対応」をテーマにご紹介しました。大きな災害の時のクルマの扱いで気を付けるべきところ、ぜひチェックして、ワンダフルドライブ、楽しんでくださいね!

◆ シートベルトの重要性

2021/3/5 UP!

ドライブ中、交通事故に遭った時、私たちの命を守ってくれる代表的なもの。

ドライブ中、事故にあったときに私たちを守ってくれるもの。それが、シートベルトです。ということで、今週の「千葉トヨペット・レガーメ・ワンダフル・ドライブ」は、「シートベルトなどの重要性」についてご紹介します。

シートベルトは後部座席も忘れずに】3月1日(月)放送分


まず現状で、どれくらいの人が、実際にシートベルトをしていると、皆さんは思いますか?

JAF・日本自動車連盟は、今年1月、警察庁と合同で行った「シートベルト着用状況全国調査」の結果を発表しました。この調査は、去年10月から11月にかけて、全国887カ所で行われたそうです。それによりますと、運転席での着用率は、一般道路で99.0%、高速道路などで99.7%。また助手席でも、それぞれ90%を超える高い着用率だったといいます。一方、後部座席はといいますと、一般道で40.3%と、半分以下。高速道路などでも75.8%という結果で、運転席や助手席に比べると、かなり低い結果でした。しかし、これでも2002年の合同調査開始以来、過去最高の結果だったんだそうです。

皆さんもご存知だと思いますが、シートベルトの着用は、全席で2008年に義務化されました。それから10年以上経っていますが、いまだにこれだけ低い数値が続いているのは、残念なことです。車内において、前の席だから危険、後ろは安全、ということは決してありません。全ての席で、シートベルトの着用を徹底するようお願いしますね!

【シートベルトをしないと何が危険?】3月2日(火)放送分

「シートベルトなどの重要性」がテーマの今週ですが、きのうは、後部座席でのシートベルトの着用率が低いというお話をしました。確かに、運転席や助手席は、すぐ目の前がフロントガラスですから、シートベルトをしていないと“危険”ということが、よりイメージしやすいでしょうね。一方、後部座席は、目の前に柔らかそうな前の席の背もたれがあるので、一見、安全そうに感じるのかもしれません。

では、後部座席でシートベルトをしていないと、どんな危険があるんでしょうか?まず、交通事故が起きると、その衝撃によって、前の席や天井、ドアなどに、すさまじい力で叩きつけられることになります。それだけでも大きなケガを覚悟しなければいけません。そして、その衝撃によって窓ガラスなどを突き破って、クルマの外に放り出されてしまう危険性もあるんです。そうなると、固いアスファルトに体をぶつけたり、後続車にひかれたりして、最悪の場合、命を落とすことだってあります。さらに、衝突の勢いで前方の背もたれに激突すると、前の席に座っている人が、シートとエアバッグに挟まれ、大ケガをしたり、命を奪われたりすることがあるので、後部座席の人がシートベルトをすることは、前の席の人の命を守ることにもつながるワケなんです。

ということでクルマに乗ったら、全ての席でシートベルトを必ず着用すること、皆さん、しっかり肝に銘じて下さいね!

【妊婦とシートベルト】3月3日(水)放送分

ご存知の通り、クルマに乗ったら、全ての人がシートベルトを着用するのがルールです。ただし中には、シートベルトを着けるのがためらわれるケースもありますよね。そのひとつの例が、妊婦さんでしょう。

ただ法律的に見ると、やはり妊婦さんでも、原則、シートベルトを着用することが求められています。しかし例外もあって、妊婦さんはもとより、ケガや障害などで、シートベルトを着用することが、療養や健康上、悪い影響を及ぼす時に限り、シートベルトの着用が免除されることになっているんです。例えば、陣痛が始まったなどの緊急時が、そうした例外に当たると考えられます。

では、妊婦さんはどうすればいいんでしょうか?実はシートベルトを着用するにあたり、ポイントがあるんです。まず、腰ベルトはお腹のふくらみを避けて、下腹部の低い位置を通すようにしましょう。そして肩ベルトは、胸の真ん中を通してお腹を避け、脇腹の方へ回すように装着します。こうすれば、お腹への負担を軽減できるはずですよ。また、「マタニティシートベルト」といった商品名で、お腹にベルトがかからないようにする補助器具も市販されていますので、活用してみるのもいいかもしれませんね。

ただし、妊娠の状態は個人や時期によって異なりますので、心配な場合は、かかりつけのお医者さんへ相談するようにしてくださいね。

【チャイルドシートの重要性】3月4日(木)放送分

今週は、「シートベルトなどの重要性」をテーマにお送りしています。

ところで、大人用のシートベルトが使えない小さなお子さんにとって欠かせないのが、チャイルドシートですよね。6歳未満のお子さんには、チャイルドシートの着用が義務付けられているのは、すでに、みなさんもご存知だと思います。

ところが中には、チャイルドシートではなく、お母さんなどが抱っこして、クルマに乗せているケースを見かけることがあります。もしかしたら、お子さんがチャイルドシートを嫌がるので、可愛そうに思って・・・とか、しっかり抱いているから大丈夫・・・などと、安易に考えているのかもしれませんね。でもこれ、絶対に止めてください!というのも、万一交通事故が起きた場合、大切なお子さんを守ることができないからです。

例えば、こんなデータがあります。時速40キロで壁に正面衝突した場合、ぶつかる瞬間に体重5.5キロの赤ちゃんが、なんと110キロもの重さになってしまう、というんです!急激に飛び出す重さ110キロのものを、しっかり抱きとめておくことができますか?そんなこと、きっと無理ですよね。

チャイルドシートは、たいせつなお子さんの命を守る、救命装置です。取扱説明書をしっかり読んで、正しく、そして確実に装着するようにしてくださいね。

【チャイルドシートを卒業したらジュニアシート】3月5日(金)放送分

今週は、「シートベルトなどの重要性」をテーマにお送りしています。

6歳未満のお子さんには、チャイルドシートの着用が義務付けられていることをお話しました。では、6歳になったら、チャイルドシートは卒業して大人用のシートベルトにしていいのでしょうか?

答えは・・・、まだダメ! です。

というのも、大人用のシートベルトは、身長140センチ以上で安全に使えるように設計されています。そのため、それ以下のお子さんだと、ベルトが首やお腹にかかってしまい、事故の時に、重大な障害を負う可能性があるんです。

では、6歳以上のお子さんは、どうすればいいかというと、学童用のチャイルドシート、いわゆる「ジュニアシート」を装着する必要があります。ところが、このジュニアシートは使用率がかなり低く、「小学生になったら、既存のシートベルトをすれば安全」、と思い込んでいる大人が少なくないようです。ちなみにジュニアシートには、背もたれが付いたタイプと背もたれのないブースタータイプの2種類があります。ブースタータイプは、ベルトによるお腹の圧迫を防いでくれますが、体格によっては、肩ベルトが首にかかる可能性があります。背もたれ付きなら、そうした心配はありませんよ。

ということで、小学生からのジュニアシートの必要性、くれぐれも忘れないでくださいね!「シートベルトなどの重要性」ぜひチェックして、ワンダフルドライブ、楽しんでくださいね!

◆ 車の異常のあらわれ

2021/2/26 UP!

クルマはいろいろなサインを私たちに発してくれるものです。
今週は、そんな「クルマの異常の現れ」をテーマに、お送りします。

【警告灯をチェック】2月22日(月)放送分

ドライブ中、故障などの異常が発生した時、クルマはいろいろなサインを私たちに発してくれるものです。

まずクルマのトラブルを、一番分かりやすく知らせてくれるのが、メーターパネルに表示される警告灯でしょう。警告灯が示してくれるのは、クルマの故障や異常、また誤操作など、その内容は様々。ただ警告灯が、それぞれどんな意味なのか、すべて理解できている人は、あまり多くないかもしれませんね。しかし自分や同乗者、そして周囲の安全を守るために、その種類や意味は、ちゃんとチェックしておきたいものです。

とは言っても、「たくさん数があって、覚えきれない!」という方も、結構いらっしゃるんじゃないでしょうか。でも、実は国際規格で記号が決められていて、国産車はもちろん、輸入車もほぼ同じ。一度覚えてしまえば、それほど難しいものではありません。また色も、「赤」「黄」「緑」の3色に国際規格で統一されていて、その色で緊急度を表しています。たとえば赤色は「危険」、黄色は「注意」、緑色は「安全」で、信号機と同じように、直感的に認識できるようになっています。

警告灯それぞれの意味については、おクルマの取扱説明書で、ぜひ確認しておいてください。そして、もし警告灯で異常が発生していることに気づいたら、カーディーラーなどに連絡し、点検・修理してもらいましょうね!

【ブレーキからキーキー音】2月23日(火・祝)放送分

クルマは、故障などが発生した時に、いろいろなサインを出しています。

ところでみなさんは、ブレーキを掛けた時に、「キーキー」と金属をひっかくような音を聞いたことがありますか?もしそんな音がするようなら、すぐにでもカーディーラーなどで見てもらいましょう。というのも、この「キーキー」という音、ブレーキパッドの摩耗を知らせる合図で、パッドウェア・インジケーターというパーツがディスクローターをひっかいて出る音が原因かもしれません。ディスクブレーキに取り付けられているブレーキパッドは、回転するディスクローターを両側から強く挟むことにより、その摩擦力で車輪の回転を止める働きをしています。そのため使っているうちに、どうしても摩耗してしまうんです。

もし、摩耗したままのディスクパッドを使用していると、次第にブレーキの効きが悪くなり、重大な事故へとつながる恐れがあります。さらに、ディスクローターまで削ってしまうと、修理代も高額になりますので、音に気付いたら、早めに交換するようにしましょう。またその時は、音が出ている箇所だけではなく、その他のブレーキパッドも併せて点検・整備してもらうようお願いしますね!

【エンジンルームから異音】2月24日(水)放送分

今週は、「クルマの異常の現れ」をテーマにお送りしている千葉トヨペット「レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。

ところで皆さんは、街なかで、「キュルキュルキュル」とか、「ギャー!」っという音をあげながら走っているクルマを、見かけたことがありませんか?もちろん、こういった症状も、クルマの異常の現れです。この音は、エンジンルーム内の「Vベルト」というベルトが、摩耗したりゆるんだりして、すべっているのが原因かもしれません。

Vベルトには、エンジンの力でパワーステアリングやクーリングファン、エアコン用のコンプレッサーなどを駆動する役割があります。しかし、ゴムでできているため、使っているうちに回転や高熱の影響で劣化してしまうんです。そして、劣化したまま使用していると、たわみや損傷、ひび割れ、亀裂が発生し、ベルトがすべったり、最悪の場合ベルトが切れてしまったりすることも。そうなると、エンスト、オーバーヒートのほか、バッテリーあがりやハンドルが重くなるなど、様々なトラブルが発生する恐れがあるんです。

ということで、このVベルトに限らず、おクルマからいつもと違う音がするような場合は、何らかの異常が起こっている可能性があります。なるべく早く、カーディーラーなどで点検・整備を行うことが肝心ですよ。

【まっすぐ走らない】2月25日(木)放送分

まっすぐの道路を走っている時、クルマが正常なら、ハンドルを緩く握っていても、そのまままっすぐ走り続けるものです。ところが、ハンドルを持つ手を、ほんの少し緩めただけで、車体が右や左に寄っていく・・・なんてケースがあります。原因としては、道路の傾斜やタイヤの空気圧がアンバランスになっている・・・、ということも考えられますが、それらを解消しても治らないようであれば、ホイールアライメントの狂いを疑わなければいけません!

ホイールアライメントというのは、簡単に言えば、車輪の取り付け角度のことです。クルマの車輪は、プラモデルのパーツのように単純ではなく、操作性や走行性を高めるために、実にたくさんの部品が、細かく調整されて取り付けられています。そのため強い衝撃を与えたり、長い期間乗ったりしているうちに、この調整が狂ってくることがあるんです。この異常を放置したまま乗り続けていると、だんだん症状がひどくなる可能性があります。また、それが原因で、大きな事故へとつながる危険性も考えられます。

ということで、クルマがまっすぐ走らないと感じた時、さらに、運転中に縁石に乗り上げるなどして強い衝撃を感じた場合は、早めにカーディーラーで、点検や整備をしてもらうようにしましょうね!

     

【ハイフラッシャー】2月26日(金)放送分

今週のテーマは、「クルマの異常の現れ」です。

ところでみなさんは、ウインカーを出した途端、メーターパネルの方向指示表示灯が、もの凄く早いリズムで「カチカチカチカチ…」と鳴り始めたら、何が起こっていると思いますか?これは「ハイフラッシャー」、略して「ハイフラ」と呼ばれる現象で、ウインカーのバルブ、つまり電球が切れたことを伝えるための機能なんです。

例えば、右前のウインカーバルブが切れた場合、左のウインカーはいつも通り点滅しますが、右にウインカーを出すと、右後ろのウインカーの点滅と、メーターパネルの方向指示表示灯の点滅が速くなります。これで、ウインカーが直接見えないドライバーにも、その異常がすぐに分かりますよね。

では、どうしてこんな機能が付いているかといいますと、それだけウインカーが重要だということです。ウインカーなしで運転するのは、大変危険です。進路変更や右左折の時など、ウインカーがうまく作動しないと、事故やトラブルの原因になりかねません。ということで、突然ハイフラッシャーが起きたら、そのまま放置していてはダメですよ。カーディーラーなどで、速やかにバルブを交換してください!

今週は、「クルマの異常のあらわれ」をテーマにお送りしました。ぜひチェックして、ワンダフルドライブ、楽しんでくださいね!

◆ 夜間走行のポイント

2021/2/19 UP!

今週は「夜間走行のポイント」をご紹介します。

【夜間は死亡事故が多い】2月15日(月)放送分

梅の花が見頃を迎え、昼間の時間も日に日に長くなってきましたね。とは言え、今は2月。おクルマを、夜の暗いなか運転する機会、まだまだ多いんじゃないでしょうか。

そこで今週は、「夜間走行のポイント」をテーマに、お送りしていきたいと思います。

初日のきょうは、夜間の死亡事故の多さについてです。みなさんは、夜間の方が昼間より死亡事故が発生しやすいってご存知ですか?令和元年のデータで、人身事故1000件当たりの死亡事故件数で比べると、昼間はおよそ4.5件なのに対して、夜間はおよそ15.2件と、3倍以上も多いんです。その原因の一つとして、まず挙げられるのが、危険の認知が遅れること。夜は当然周囲が暗いので、見えづらくなりますよね。特に、歩行者や無灯火の自転車などがそうで、その結果、死亡事故につながりやすくなるんです。ということで夜間は、とっさの危険にも対応できるよう、昼間よりもスピードを落として走行するのが基本です。そしてもう一つ、夜に死亡事故が多い原因としては、スピードを出しやすいこともあります。というのも夜間は、周囲が暗く見えづらいことで、速度感覚が鈍ってしまいがち。それに、交通量も少ないので、よりスピードを出しやすくなってしまうんです。そこで夜間は、自分のスピード感覚に頼らず、スピードメーターをしっかりチェックしながら運転しましょうね。

【積極的にハイビームに切り替え】2月16日(火) 放送分

今週は「夜間走行のポイント」をテーマにお送りしています。

ところでみなさんは、ヘッドライトを点けている時、上向きのハイビームと下向きのロービームを、適切に切り替えていますか?

「対向車などにまぶしい思いをさせたくない」「切り替えるのが面倒くさい」と、ロービームばかり使っているという人、多いんじゃないでしょうか。でも道路交通法では、ヘッドライトは、ハイビームが基本とされていて、ロービームは、あくまで他のクルマとすれ違う時などに使用するものとされているんです。

では、どうしてハイビームの方が基本なんでしょうか?その理由は、それぞれが照らせる範囲にあります。ロービームで照らせるのは、およそ40メートル先まで。対するハイビームは、100メートル先まで照らすことができます。この差がポイントなんです!例えば、時速60キロで走行している場合、ブレーキを踏んで停車するまでの制動距離は、およそ45メートルといわれています。つまり、ロービームで危険を発見して急ブレーキを踏んでも、間に合わない計算になるんです。そのため、対向車や前にクルマがいない場合には、積極的にハイビームに切り替えた方がいい、というワケです。

ちなみに最近は、前のクルマや対向車のライトを認識して、ハイビームとロービームを自動で切り替える、「自動ハイビーム」を備えたクルマも増えてきましたね。ただ、ドライバーさんがイメージした通りに切り替わらない場合もありますので、状況に応じて手動で切り替えることも必要ですよ。

【蒸発現象に注意】2月17日(水)放送分

ところでみなさんは、目の前にいる人が、突然消えてしまうなんてこと、あると思いますか?マジックじゃない限り、普通は考えられないですよね。でもクルマの運転中には、そんな現象が、実際に起きることがあるんです。

それは夜、対向車のライトと、自分のクルマのライトが交錯する道路中央付近で、横断中の歩行者などが、光に包まれ、突然見えなくなってしまう現象です。これを「蒸発現象」といい、別名「グレア現象」とも呼ばれます。特に雨の日は、路面が濡れているためクルマのライトが乱反射して、さらに見えにくくなるので、注意が必要です。そして、この蒸発現象が怖いのは、原因がヘッドライトなので、ドライバーさん側から、ほぼ防ぐことができないという点です。

そこでポイントとなるのは、そうした事態が起こるということを念頭においた運転です。例えば「蒸発現象によって、見えなくなっている歩行者がこの先いるかもしれない」と意識し、「安全確認を徹底する」「スピードを抑える」など、危険を予測した、慎重な運転を心がけることが求められます。夜間走行中、ライトに照らされた道路の中央付近で、何か動く気配を感じたら、最善の注意を払うことが必要ですよ。

【ライトで照らされていない所にも注意】2月18日(木) 放送分

夜間の運転中は、ライトが照らす範囲だけに、ほとんどの注意が集中してしまう傾向があります。そのため、歩行者などを見つけるのが遅れ、事故を起こす確率が高くなりがちです。そこで、ヘッドライトが照らしている範囲以外へも注意を払うことが大切です。

例えば、交差点を左折する時。左折時の巻き込みは、昼間でも確認が必要ですが、夜間は周囲が暗くなるため、歩行者や自転車などが確認しづらくなります。特に無灯火の自転車は、見落としやすいので、十分に注意しましょう。

また、右折時も気を付けなければいけません。というのも、交差点を右折する際、特に右方向から横断してくる歩行者や自転車に気付かないことがあります。これは横断してくる歩行者などを、ヘッドライトで照らすことができないため、見落としてしまうことが原因です。さらに右折時は、対向車が切れた時など、慌ててクルマを走らせる傾向があります。より丁寧に、周りを確認するようにしましょう。直進している時も要注意です。特に、ライトで十分に照らされていない道路右側から歩行者が横断してきた場合は、発見が遅れ、事故になる危険性が増します。横断者がいないか、道路の右側にもしっかり意識を向け、みなさん、安全運転してくださいね。


【ライトで目がくらんだら】2月19日(金) 放送分

「夜間走行のポイント」最後は、「ライトで目がくらんだら」。

夜間、対向車とすれ違う時など、相手のドライバーさんにまぶしい思いをさせないよう、ハイビームからロービームに切り替えるのがマナーです。でも、時には切り替えるのを忘れてしまったり、そもそもハイビームになっていることに気付かないで走っていたりするケースもあります。では、そんな対向車のライトのまぶしさで目がくらんでしまった時、どのように対処したらいいのでしょうか?

まず、強い光で目がくらんでしまったら、とっさに状況を確認し、道路脇へ停車、そして視力が回復するのを待ちましょう。そのまま運転を続けるのは、目をつぶって運転をしているのと同じで、大変危険ですよ。しかし出来るなら、目がくらむことなく運転をつづけられる方が、いいですよね。そのためのコツがあります。対向車のヘッドライトにまぶしさを感じたら、ブレーキペダルに足を置いて、少しスピードを落としながら、目線を左側前方に置くようにしましょう。この時、目を細めておくのがポイントですよ。くれぐれも、そのままライトを見続けることは、しないようにしてくださいね。

今週は「夜間走行のポイント」をテーマにお届けしました。ぜひ心に留めて、ワンダフルドライブ、楽しんでくださいね!

◆ クルマと花粉症

2021/2/12 UP!

三寒四温、だんだんと暖かくなる季節。今週はクルマと花粉症についてご紹介しました。

【クリーンエアフィルター】2月8日(月)放送分

2月ということで、今年もあのやっかいなモノが、そろそろ飛んでくるシーズンですね。そう、花粉です。花粉症の皆さんには、本当につらい季節ですよね。そこで今週の、千葉トヨペット「レガーメ・ワンダフル・ドライブ」では、クルマと花粉症」をテーマにお送りしていきたいと思います。

花粉症の方にとって、花粉の多い日に外へ出るのは、本当に憂鬱なことですが、せめてクルマの中は、快適に過ごしたいと思いませんか?そんな車内環境を改善するのに欠かせないのが、クリーンエアフィルターというパーツです。これはカーエアコンに取り付けられているフィルターのことで、いわば「エアコンのマスク」といえます。その役割は、室内外のホコリや花粉など空気の汚れをろ過すると同時に、外から侵入する排気ガスのニオイやニオイのもとを吸着してくれるんです。そのためクリーンエアフィルターは、使っているうちに、どうしても汚れてしまいます。そのまま交換せずに使い続けていると、十分な空気が通過できなくなり、次第にエアコンの効きが悪くなってくるので、定期交換は欠かせません。

そこで交換の際にお勧めしたいのが、花粉除去の機能を強化したクリーンエアフィルターです。特殊なフィルターで、取り込んだ外気から花粉を取り除き、車内をクリーンで快適な空間に保ってくれますよ。

花粉症でお悩みの方は、ぜひお近くのカーディーラーへご相談くださいね。

【花粉症の運転への影響】2月9日(火)放送分

今週は、「クルマと花粉症」をテーマにお送りしています。

ところで花粉症というと、つい軽く見てしまう人、リスナーさんの中にもいるかもしれませんね。でもクルマの運転には、大きな影響があるということ、ご存知ですか?例えば、花粉症になると涙や鼻水が出ますよね。そうなると、前が見えづらくなったり、頭がボーっとして集中できなくなることもあって、大変危険です。

そして花粉症の症状といえば、くしゃみですよね。実はくしゃみって、ギックリ腰や肋骨などの骨折原因になるほど、衝撃の強いものなんです。そのため、くしゃみが出たはずみで、ハンドル操作を誤る可能性もあります。それに、くしゃみが出る時って、思わず目をつぶっちゃいますよね。くしゃみ1回で、0.5秒ほどつぶるとすれば、時速60キロで走行している場合、その間に8メートル進んでしまう計算になります。しかもくしゃみは、2、3回続けて出ることも珍しくありません。そうなると、数十メートル、目をつぶった状態で進むことになる訳です。 これは、とても恐ろしい事態ですよね。

ということで、たかが花粉症と甘く考えるのは禁物。症状が重い人は、運転を控えることも大切です。そして運転する場合は、突然のくしゃみなどに備えて、いつもより車間距離を長めに取り、スピードもしっかり抑えて走りましょう!

【花粉を車内に持ち込まない】2月10日(水)放送分

今週は、近づく花粉シーズンに向けて、「クルマと花粉症」をテーマにお送りしています。クルマの中で快適に過ごすためには、車内へ花粉を持ち込まないことが大切です。今朝はそのためのポイントを、いくつかご紹介したいと思います。

まず、その日着ていく洋服選びが大事。ウールやフリース素材など、毛足の長いものは、どうしても花粉が付着しやすくなります。また、静電気が発生しやすい服も要注意です。ポリエステルやナイロン、ウールなどはなるべく避け、静電気防止スプレーも上手に活用してください。

そしてクルマに乗りこむ前には、髪の毛や着ている服についた花粉をよく払い落とすようにしましょう。この時、コロコロと転がす粘着クリーナーがあれば、なお便利でしょうね。クルマに乗り込んだら、当然ながら窓はなるべく開けないことです。エアコンも内気循環に設定した方がいいでしょう。外気導入にしておくと、エアコンから花粉が入ってくる可能性がありますよ。

ただ、前にもご紹介しましたが、花粉を除去する機能に優れた高機能のエアコン用フィルターもありますので、ぜひカーディーラーなどに相談してみるのも、オススメです。あとは、固く絞った雑巾で車内を拭くなど、こまめな掃除を忘れないことも重要ですよ。

  

【花粉によるクルマのダメージ】2月11日(木・祝)放送分

今週は、「クルマと花粉症」をテーマにお送りしています。まさに迷惑な存在の花粉ですが、花粉症の人にはもちろん、実はクルマにとっても、厄介なモノなんです。花粉というと「粉」という字を書くこともあって、サラサラとして、簡単に落とせるものと思っている方、多いのではないでしょうか。ところが実態は、そんな単純ではありません。実は雨などの水に触れると、中からペクチンというベタベタとした物質が出てきて、ボディの表面にへばりついてしまうんです。
これがこびりつくと、花粉ジミの原因となり、一度ついた花粉ジミは、ちょっとやそっとじゃ落ちません。しかもそのまま放置していると、塗装を傷める原因にもなってしまうんです。それを防ぐために大切なのが、こまめな洗車。シミになる前であれば、簡単に落とすことができます。またシミになってからでも、なるべく早く落とすことで、ダメージが小さくてすむんです。ただ、ペクチンには熱に弱いという性質があるので、花粉ジミができても、お湯をかけることで、シミを取ることができるといいます。その場合は、熱湯を避け、50℃程度のお湯を、マイクロファイバークロスなどを置いた上からかけて、様子を見ながら作業してください。うまくいけば、花粉ジミを落とすことができますよ。また、完全な対策ではありませんが、ボディコートなどをしておくと、ダメージを軽減できるので、ボディに何かしらの保護材を塗っておくこともオススメしますよ!

【運転と花粉症の薬】2月12日(金)放送分

今週は、「クルマと花粉症」をテーマにお送りしています。花粉症の対策としては、やはり薬を飲むという方が、最も多いのではないでしょうか?ただ、そこで気になるのが、薬の副作用です。特に抗ヒスタミン剤には、眠気を催す薬が少なくありません。そうした薬の説明書には、「服用後はクルマの運転を控えるように」と書かれていますので、よく確認しておきましょう。また、副作用の中には、眠気を感じなかったとしても、判断力や集中力のほか、作業効率などが落ちてしまうというものがあります。これは「インペアード・パフォーマンス」と呼ばれる状態で、本人がその症状に気づいていないこともあるんです。もちろん、そんな状態でクルマの運転をするのは、とても危険ですよね。ただ最近は、「第2世代」と呼ばれる抗ヒスタミン剤が増えています。これは薬の成分が脳に回りにくいため、眠気や「インペアード・パフォーマンス」が起こりにくくなるといいます。仕事や買い物、ご家族の送迎などで、運転する必要があるものの花粉症に悩んでいる、という方は、ぜひお医者さんや薬剤師さんに相談してみてくださいね。今週は「クルマと花粉症」をテーマにご紹介しました。ぜひチェックして、ワンダフルドライブ、楽しんでくださいね。

◆ 運転にひそむ「鬼」

2021/2/5 UP!

今週は2月2日の節分にちなんで「運転にひそむ鬼」をテーマにお届しました。

【あおり運転】2月1日(月)放送分

今年の節分は2月2日。いつもは2月4日の立春が、2月3日となり、節分が2月2日になるのはなんと124年ぶりなんだそうです。

節分といえば、「鬼は外」がお決まりのフレーズ。そこで今週は、「運転に潜む鬼」をテーマに「危険な運転」について、取り上げていきたいと思います。まずは、「あおり運転」について。

去年6月、改正道路交通法が施行され、あおり運転に「妨害運転罪」が適用となり、厳罰化されたのは、皆さんもご存知ですよね。「妨害運転罪」は、車間距離を極端に詰めるだけでなく、他のクルマなどの通行を妨害する目的で、急な進路変更をしたり、急ブレーキをかけたりするほか、執拗にクラクションを鳴らす、パッシングをするといった行為も、これに当たります。「妨害運転罪」に違反した場合は、3年以下の懲役、または50万円以下の罰金が科せられ、違反点数25点、即免許取り消しとなります。さらに、あおり運転によって事故など、大きな危険を発生させた場合は、5年以下の懲役、または100万円以下の罰金となり、違反点数35点、もちろん即免許取り消しです。

理由はどうあれ、「あおり運転」は、重大な交通事故につながる極めて悪質・危険な行為です。運転中、多少イラっとすることがあっても、心の中の鬼をグッと抑えることが肝心。ぜひ、思いやり譲り合いの気持ちを忘れずに運転してくださいね。

【あおり運転の対処法】2月2日(火)放送分

きょうは節分ですね。そこで今週は、節分の鬼にひっかけて、「運転に潜む鬼」をテーマにお送りしています。

きのうは、「あおり運転」についてお話しました。では、もし、あおり運転をされる側になったら、そのときあなたはどうしますか?ということで今朝は、その対処法について、チェックしてみましょう。

まず大切なことは、他のクルマにあおられても、絶対に張り合おうとしないでください。お互いに熱くなってエスカレートすると、大変危険です。争う気持ちは捨て、冷静な運転を心がけてください。そして、安全な場所に避難することを考えます。高速道路なら、最寄りのサービスエリアや料金所。一般道なら、警察署や消防署はもちろんのこと、コンビニなど人がいる場所への駆け込みもいいでしょう。もし、赤信号などで止まった時に、相手がクルマを降りて近寄ってくるようなら、窓を閉め、ドアをロックします。暴言を発したり、クルマを叩くなどしてきても、応じないようにしてください。そして相手にも見えるように、携帯電話で警察へ通報するようにしましょう。クルマにドライブレコーダーが付いていれば、警察へ届け出る時、相手の危険運転の証拠となります。ドライブレコーダーがない場合には、同乗者に携帯電話などで、危険行為の動画を撮影しておいてもらうのも有効です。

あおり運転という「無謀な鬼」の退治には、とにかく冷静に対処することが肝要ですよ。

【アンガーマネジメント】2月3日(水)放送分

今週は、節分にちなんで、「運転に潜む鬼」をテーマにお送りしています。

月曜日・火曜日と、「あおり運転」について取り上げました。そんなあおり運転の多くは、「通行の邪魔をされた」などと加害者側のドライバーが思い込み、腹を立てたことがきっかけとなっているようです。ささいなことでイラっとして、その怒りのままに、あおり運転をしてしまう・・・。これはとても危険なことですよね。ここで大切なポイントとなるのが、上手に怒りを制御できるかどうかです。
そんな中、最近注目されているのが「アンガーマネジメント」。これは文字通り、「アンガー」つまり「怒り」をコントロールする技術のことです。その方法にはいろいろなものがありますが、中でも有名なのが「6秒ルール」。何か腹の立つことがあっても、反射的に行動しないで、6秒間我慢すると、怒りの反応が収まり、冷静に対処できるようになる、というものです。その他にも、「家族の写真など、大切なものをいつも見える所に置いておく」「気持ちが落ち着く言葉を言い聞かせる」さらには「深呼吸する」といった方法も、怒りをコントロールするのに有効だそうです。

あなたも運転中に、もしイラっとすることがあっても、これらの方法を活用して、心に芽生えた怒りという「鬼」に、冷静に対処するようにしてくださいね。

【高速度のリスク】2月4日(木)放送分

今週のテーマは、「運転に潜む鬼」。節分の鬼にひっかけて、危険な運転を取り上げています。

ところで、そんな危険運転を代表するひとつに、スピードの出し過ぎがあります。中にはスリルを求めたり、自己顕示欲を満たすために、スピードをわざと出す人もいます。しかしそうした心理は、安全な道路交通を脅かすまぎれもない「鬼」と言えるでしょう。

では、そもそもスピードを出し過ぎると、どんな危険性があるんでしょうか?まずスピードが速くなると、運転操作が難しくなります。危険を発見しても、ハンドル操作ではそれを避けることができなくなるでしょう。そして、危険を避けるためにブレーキをかけても、停止するまでの制動距離が長くなるので、止まり切れず、衝突事故を起こす可能性が高くなりますよね。また、スピードが速くなるにつれて、人の動体視力は低下し、視野も狭くなるといいます。これでは、危険を見落とす可能性がグンと高くなるでしょう。さらに、スピードが速くなることによって、万一事故を起こした時、その衝撃も格段に大きくなります。壁などに衝突した時の衝撃力は、スピードの2乗に比例して大きくなっていくといいます。つまり、スピードが2倍になると衝撃力は4倍に、スピードが3倍になると9倍にもなってしまうんです。

スピードの出し過ぎは、あらゆるリスクを増大させます。くれぐれもスピードは抑え、安全運転でお願いします!

【先急ぎ運転のリスク】2月5日(金)放送分

今週は、2日の節分にちなんで、「運転に潜む鬼」についてお送りしています。

事故へとつながる危険な運転の一つに、「先急ぎ運転」があります。約束の時間に遅れそうな時など、少しでも早く先へ進もうと、つい運転が荒くなりがちです。例えば、スピードを出し過ぎたり、信号が黄色から赤に変わっても強引に交差点へ進入したり・・・。さらに、追い越しや車線変更を繰り返すほか、一時停止や安全確認も不十分になりがちです。また急いでいると、自分の運転を妨げるものにイライラしやすいため、あおり運転にもつながりやすくなります。まさにそんな運転は、危険極まる「鬼」そのもの。

しかし、そんな危険を冒しても、「先急ぎ運転」には、本人が思っているような効果はほとんど期待できないそうです。というのも、特に信号の多い一般道路では、どうしても走行が制限されてしまい、ほとんど時間短縮にはつながらない、とのこと。

ということで「先急ぎ運転」は、ただ危険が増すだけで、これほど無駄なことはありません。ぜひ早めに出発することを心がけて、ゆとりある安全運転を心がけて、ワンダフルドライブ、楽しんでくださいね。

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    最近では、ガソリンなどの燃料を使わない、EV・電気自動車も普及してきていますが、それでも、まだまだ多くの方が、ガソリンスタンドで給油していることでしょう。でも燃料について、意外と知らないこと……

    2024/4/12
  • ◆ 春の運転の注意点

    きょうから4月!この先は暖かい日が多くなり、外出しやすくなる季節です。また、進学や引っ越しなどによって環境が変わり、慣れない場所を運転したり、歩いたりする方もいらっしゃるでしょう。そんな春は……

    2024/4/5
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