ドライビングライフに役立つ情報を発信するコーナー(『AWAKE』内)。
季節に合わせた車のお手入れや運転時の注意点、おすすめドライブコースなど、
あなたのワンダフルドライブを応援します。

Every Mon.-Fri. 8:12頃(「AWAKE」内)

◆ ながら運転に注意!

2021/10/22 UP!

運転中に、スマートフォンや携帯電話、カーナビなどを、操作したり、じっと見つめたりする、いわゆる「ながら運転」。この「ながら運転」に対する罰則が2019年12月に厳罰化されたのは、みなさんも、既にご存知だと思います。その法改正や取り締まりを強化した効果もあって、去年、「ながら運転」が原因の事故件数は、前の年より大幅に減少しました。とは言っても、「ながら運転」による事故が全くなくなったという訳では、もちろんありません。

そこで今週は、「ながら運転に注意」をテーマに、改めてその危険性や対策などについてお話していきたいと思います。

【ながら運転の罰則】10月18日(月)放送

ながら運転についてご紹介する今週。まず、2年前の道路交通法の改正により、強化された罰則内容について、改めて確認しておきましょう。

まず、運転中に携帯電話などで通話したり画面をじっと見たりしていると、違反点数は3点。反則金は、普通自動車の場合、1万8000円となります。さらに「ながら運転」で交通事故を起こしたり、あやうく事故を起こしかけた場合は、違反点数は6点、つまり一発免停です。また、以前は反則金ですんでいたのが、刑事手続きの対象となり、「1年以下の懲役または30万円以下の罰金」が課せられることになります。

「ながら運転」は、死亡事故にもつながる危険な行為。「ちょっとぐらいなら」と決して甘く考えないで、みなさんも絶対やめるようにしてくださいね!

【ながら運転の危険性】10月19日(火)放送

今週は、「ながら運転」をテーマにお伝えしていますが、「ながら運転」のどんな点が、そんなに危険なんでしょうか?ということで今朝は、特にスマートフォンなどを使用しながら運転する、いわゆる「ながらスマホ」の危険性について、チェックしてみましょう。

まず普段の運転では、ドライバーさんは前方以外にも、無意識のうちに、サイドミラーなどで左右をチェックしたり、ルームミラーで後方を気にしたりして、常に安全を確認しながら運転しているものです。ところが、スマホなどを見ながら運転すると、画面と前方を交互に確認することになるので、どうしても左右を広く見たりすることが出来なくなってしまいます。さらに、運転に対する注意力も散漫となり、危険に気づくのが遅れることになるでしょう。その結果、横からの飛び出しなどに対処できなくなり、事故につながる危険性が高くなってしまいます。

またある研究では、スマホの画面などを見ていたドライバーが、危険を感じるまでの時間は、2秒以上だという結果が出ているそうです。2秒という時間は、一見短そうに思うかもしれませんが、時速40キロで進んでいる場合は、およそ22.2メートル。時速60キロなら、およそ33.3メートルも前を見ないで進むことになります。ドライバーが危険と感じた時には、もう手遅れかもしれないのです。

スマホなどの操作中による交通事故は、それ以外の場合と比べて、死亡事故の割合がおよそ1.9倍にもなるといいます。「ながら運転」は、人の命を奪いかねない危険な行為だということをくれぐれも肝に銘じて、ぜひ運転に集中するようにしてくださいね!

【スマホのながら運転はバレる】10月20日(水)放送

今週は、「ながら運転に注意」をテーマにお送りしています。

ところで中には、運転中にスマートフォンを操作していて事故を起こしたとしても、それを黙っていれば、「ながら運転」をしていたことはバレないのでは・・・?なんて思う人が、ひょっとしたらいるかもしれませんね。例えば、単に「わき見運転をしていた」などと話せば、「ながら運転」をしていたことを隠せるだろう、と安易に考えるドライバーがいても、不思議ではないですよね。

でも、そんな都合のいい理由をつくろったところで、すぐにウソだと分かるのが今の世の中です!例えば、2019年9月、新潟県長岡市でこんな事故がありました。国道の脇を歩いていた71歳の男性が、後ろから来た乗用車にはねられて、亡くなったのです。乗用車を運転していた当時34歳の男は、取り調べに対して当初は、「スマートフォンを車のフロアーに落としたので、拾っていて歩行者に気づかなかった」と話していたそうです。しかし、不審に思った警察がスマートフォンの通信記録を調べたところ、事故が起きた時、スマートフォンのゲームアプリが起動中で、ゲームをしながら運転していて事故を起こしたことが明らかになったそうです。

スマホには、通話履歴のほかにも、さまざまな記録やデータが残っています。調べれば、その時に使用していたかどうかがすぐに判明するので、どんな言い訳をしても通じないことを、よく肝に銘じましょう。みなさんも運転中は、絶対にスマホなどを操作しないでくださいね!

【運転しながらの飲食】10月21日(木)放送

今週は、「ながら運転に注意」をテーマに、その危険性などについてお伝えしています。

ところで、皆さんにもご経験があると思いますが、ついやってしまいがちな、運転の最中に、パンやおにぎりを食べたり、コーヒーなどを飲んだりするといった行為は、「ながら運転」に当たるのでしょうか?実は道路交通法では、運転しながらの飲食については、明確に禁じる内容はありません。ただ、重大な安全運転義務違反に抵触する場合は、取り締まりの対象になる可能性があります。

例えば、カップラーメンなど、両手がふさがってしまうような食事をするほか、包装紙などを開けるため注意力が散漫になったり、ハンドル操作ができない状態が長く続くような場合は、それに当たるでしょう。とはいえ、片手で食べられるような軽食や、ペットボトルのドリンクを飲むような場合でも、十分注意が必要です。というのも、普段でさえ、何かを食べたり飲んだりする時に、ふいに気管に入って、むせることはよくありますよね。実際にお茶でむせたことが原因で、多数の歩行者をはねて、重軽傷を負わせる事故も発生しています。それに、ペットボトルを手に取ったり、キャップを開けたりするような時なども、わき見運転は、一瞬ですがしがちになります。

ということで、走行中の飲食には危険が伴うということを忘れてはいけません。運転中の飲食はできるだけ安全な場所に停車してから食べるよう心がけてくださいね。

【運転中落ちたものを拾わない】10月22日(金)放送

「ながら運転に注意」をテーマにお送りしてきた、今週の「千葉トヨペット・レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。

さまざまな「ながら運転」の中で、道路交通法で明確に罰則が規定されているのは、スマホや携帯電話などの使用です。通話やメールをするのはもちろん、簡単な操作も禁止されています。カーナビやタブレットなどの画面を見たり、操作したりするのも同じです。

でも、危険な「ながら運転」はそれだけではありません。例えば運転中、助手席などに置いていたバッグやスマートフォン、書類などが、ブレーキを掛けたり、カーブを曲がったりしたはずみで落ちた時、みなさんはどうしますか?運転中、座席から何かモノが落ちると、それが気になってしまい、なんとか拾おうとする人がいます。しかしそうすると、どうしても前方から視線が外れてわき見運転になってしまいますし、無理に手を伸ばせば、ハンドル操作を誤る原因にもなるでしょう。その結果、事故につながってしまうケースが少なくないといいます。

考えてみれば、落ちたモノは、運転するのに必要なモノであることはほとんどないはずです。運転中に何か落ちても、すぐさま拾おうとしないで、安全な場所に停まってから、拾うようにしてくださいね。

今週は、「ながら運転に注意」をテーマにお話しました。ぜひチェックして、みなさんのワンダフルドライブに、どうぞ役立ててくださいね!

前の記事
次の記事
サイトTOPへ戻る
WHAT’s NEW
  • ◆ 千葉でホタル観賞

    この時期、幻想的な光を瞬かせながら静かに舞う、ホタルの群れ。まさに、日本の原風景とも言える光景ですね。千葉県内にも、そんなホタルが見られるスポットがいくつもあります。 そこで今週は、「……

    2025/6/6
  • ◆ 踏切での安全を考える

    近年、都心部などで鉄道の高架化や地下化が行われていますが、全国的にみても踏切の数は減少傾向にあるといいます。ただ、千葉県はもちろんのこと、各地域に踏切はまだ多くありますし、中には遮断機だけでなく、警……

    2025/5/30
  • ◆ 千葉でバラをたのしむ

    5月から6月にかけてのこの時期、華やかで美しい花を咲かせる植物といえば、そう、バラですよね。実は千葉県は、魅力的なバラ園が数多くあるんです。そこで今週は、「千葉でバラを楽しむ」をテーマに、さ……

    2025/5/23
  • ◆ 自転車との事故に気をつけよう

    新緑の季節。 さわやかな風を受けながら、ふらっと自転車でお出かけするのも、気持ちのいいシーズンですね。そんな時期だからこそ、クルマを運転している方は、自転車との事故には、ぜひ注意して……

    2025/5/16
    MONTH