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◆ 雪への注意点

2022/1/21 UP!

これから一年で最も寒い時期。
先日、千葉県も大雪に見舞われましたが、首都圏では、ひとたび雪が積もると、鉄道が止まったり、道路上でも多くの事故が発生したりと、各地で交通が大混乱しますよね。

そこで今週は、「雪への注意点」をテーマに、さまざまなポイントをチェックしていきたいと思います。

【滑り止め対策が重要】1月 17日(月)放送分

まず今朝は、雪対策の基本中の基本であるアレについて、お話ししていきましょう。


雪が降り積もった時のドライビングで、事故が起きる原因としてなんといっても多いのが、ノーマルタイヤで走行することです。天気予報で雪が降るかもしれないと分かった時は、必ず、スタッドレスタイヤに履き替えるか、タイヤチェーンなどを用意しましょう。雪が積もった道をノーマルタイヤで走れば、どんな熟練ドライバーでもスリップは避けられませんよ。

それに、ノーマルタイヤのまま滑り止め対策をしないで、雪道や凍結した道路を運転することは、沖縄県を除く各都道府県で道交法違反になるのを、皆さんご存知でしたか?違反した場合は、反則金も課せられ、大型車は7000円、普通車は6000円、自動二輪車は6000円、そして原動機付自転車で5000円となっています。

よくニュースなどで、雪道をノーマルタイヤのままで走って、スリップや事故を起こしたドライバーさんが、「こんなに降るとは思わなかった」と話しているのを目にしますが、大きな事故を起こした後では、取り返しがつきません。スタッドレスタイヤや、タイヤチェーンなどが用意できない場合は、運転を見合わせる判断も大切ですよ。

【積雪時の運転の基本】1月 18日(火)放送分


きのう、雪が積もった道を運転するには、スタッドレスタイヤや、タイヤチェーンなどが欠かせない、というお話しをしました。ただ、そうした対策をした上でも、雪道での運転にはよりいっそうの注意が欠かせません。そこで今朝は、雪道運転の基本について、取り上げてみたいと思います。

まず、急ブレーキ、急ハンドルなど、「急」のつく操作は、スリップの原因になりますので、行わないようにしましょう。発進する時も、“ゆっくり”がポイントです。マニュアル車の場合は、2速で。オートマチック車の場合は、クリープ現象を利用して、じわりと走り出すようにしてください。そしてブレーキをかけても、すぐに止まれるワケではありませんよ。場合によっては、タイヤがロックしてブレーキが効かなくなることもあります。そのため車間距離は、いつもの2倍は保つようにしましょう。

またカーブでは、曲がり始める前までに、しっかり減速しておくことが重要です。ブレーキを掛けながら曲がると、タイヤが急にロックして、ハンドル操作が出来なくなる可能性があります。さらに下り坂では、フットブレーキだけを使っていると、やはりタイヤがロックしてしまうことがあります。下り坂では、エンジンブレーキも使いながら、十分に速度を落として下りるようにしましょう。雪道では、いつも以上に慎重な運転を心がけてくださいね!

【降雪時の路面の変化】 1月19日(水)放送分


今週は「雪への注意点」をテーマに、運転で気をつけたいポイントを、ご紹介しています。

ところで、雪が降った時の路面は、その時の状況によって、様々に変化します。ということで今朝は、そんな雪が降った時の路面状況について、取り上げてみたいと思います。

まず、雪やみぞれが降り始めても、降り方がそれほど激しくなく、路面に落ちてすぐに溶けてしまうような状態であれば、雨が降っている時とそれほど変わりはありません。取りあえずノーマルタイヤでも大丈夫ですが、降り方に注意しつつ走行し、ひどくなりそうなら、チェーンを装着するか、安全な場所で停車しましょう。次に、降り積もった雪が踏み固められて出来る「圧雪」路面は、スタッドレスタイヤなどを装着していれば走行可能です。

ただ、普通の路面より滑りやすいため注意が必要です。そして、首都圏でも気温の高い南関東で多いのが、降った雪が圧雪にならず、水分を多く含んだ、シャーベット状の路面になることです。この状態では、とけかけた雪にハンドルが取られて滑りやすくなるので、より慎重な運転を心掛けてくださいね。

また、雪がとけた水が再び凍るとさらに危険です。中でも、路面に薄い氷が張った状態の「ブラックアイスバーン」は、路面がただ濡れているだけのように見え、凍結していることに気づかないことがよくあります。路面が黒く見えたら、「凍結しているかも・・・」と思って、十分に注意しましょうね!

【大雪の後のポイント】 1月20日(木)放送分


関東地方でも、近年、度々降っている大雪。降っている時はもちろんですが、やんだ後も、道路状況がいつもとは大きく変わっているので、十分注意しなければいけません。そこで今朝は、大雪が降ったあとに気をつけたいポイントを、取り上げてみたいと思います。

大雪の翌日以降、何より気をつけなければいけないのが、きのうも少し触れましたが、路面の凍結です。特に、路面が濡れているだけに見える「ブラックアイスバーン」は、うかつにその上を通るとスリップにつながるので、要警戒です。路面では、雪がなくなったあとも、道路脇に除雪した雪が積み上げられている場合があります。そうした場所では、道路の幅がいつもより狭くなっていますので、対向車とすれ違う時など、接触しないよう気をつけましょう。

そして、道路脇に積み上げられた雪で、歩行者、特に小さなお子さんなどを見つけにくくなることがあります。さらに、歩道に残った雪を避けて、歩行者が急に道路側へと出てくるケースもあるでしょう。歩行者の飛び出しなどには、十分気をつけてくださいね。また、歩行者や自転車が、雪や氷で滑って急に転倒することだって考えられます。

ドライバーの皆さん、その動きにもよく注意を払うようにしましょうね!

【クルマの雪下ろし】1月21日(金)放送分


朝起きたら、クルマの上にどっさり雪が積もっていた・・・。

そんな時、みなさんはどのように雪下ろしをしていますか?時間がない時や、面倒に感じた時など、フロントガラスの部分だけ雪を降ろして、屋根の雪はそのままに、出発していませんか?

ただ、これは非常に危険なことなんです。実は、屋根の上に積もった雪は、走行しているうちに、車内の暖房の熱などが伝わり、屋根と雪が接している所からとけていきます。その結果、ブレーキを踏んだ時のはずみで、雪が一気に、フロントガラスに滑り落ちてくることがあるんです。そうなると視界が急にふさがれ、大 変危険です。また、屋根から雪が道路に落ちると、後続車などに迷惑をかけることにもなります。運悪く、その雪が後続車にぶつかってしまえば、キズを付けたりする可能性だってあるんです。さらに、後ろをオートバイが走っている場合は、落ちた雪の塊が原因で、転倒事故につながる危険性さえあります。屋根の雪は、自分だけでなく、周囲に危険を及ぼす可能性もあるということを忘れず、しっかり雪下ろしをしてから、出発するようにしましょうね。

「雪への注意点」ぜひチェックして、冬のワンダフルドライブ、目いっぱい楽しんでくださいね!

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