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◆ 事故につながる間違い

2022/2/25 UP!

人は誰しも、間違いやミスをするものですよね。
でも、もしそれがクルマの運転中だとしたら、大きな事故へとつながる間違いだってあるんです。
そこで今週は、「事故につながる間違い」をテーマに、注意点などお送りしていきたいと思います。

【シフトレバーの間違い】2月21日(月)

まず今朝は、シフトレバーの入れ間違いによる、誤発進について取り上げてみましょう。

このミスが起こりやすいのは、何といってもオートマチック車ですよね。マニュアル車と違って、シフトレバーを前後するだけですから、ちょっとしたはずみで、入れる場所を間違えてしまう可能性があります。そんな間違いを起こしやすくなる原因の一つが、「慌て」や「焦り」です。

例えば、狭い駐車場などでクルマを停めようとしている時、なかなか上手くいかず、何度か切り返しをしなければならない状況になったとします。そこへ、後続車が来たり、携帯電話が突然鳴ったりすると、つい慌ててしまい、DまたはR、どちらにシフトが入っているのか分からなくなり、事故につながるという訳です。

そんな事故を防ぐためには、シフトレバーの操作をする時、まず、目で見てその位置を確認することが大切です。そして、いきなりアクセルを踏み込まないこともポイント。オートマチック車の場合、ブレーキから足を離せば、クリープ現象でゆっくりと進み始めます。その動きを確認してから、必要に応じてアクセルを踏むようにすれば、例え間違っていたとしても、すぐに気づけるはずです。慌てている時こそ、ぜひ慎重な運転を心がけてくださいね!

【ペダルの踏み間違い】2月 22日(火)

ニュースなどで頻繁に耳にする操作ミスといえば、ブレーキとアクセルの踏み間違いですよね。

このペダルの踏み間違いが起こりやすいのが、店の駐車場やコインパーキングといった道路以外の場所で、発進時やバックする際が、とくに多いといいます。発進時の踏み間違いについては、きのうもお話した、「慌て」や「焦り」が関係している場合に起こりがち、といわれています。

例えば、発進時に携帯電話が鳴るなどして気を取られると、ブレーキを踏むつもりが、普段から操作回数が多いアクセルを、つい踏み込んでしまう・・・なんてことがあるんだそうです。一方で、バックの時の踏み間違いには、後方を確認するために体をひねった結果、足の位置もつられてズレてしまう、というケースが多いそうです。その結果、ブレーキペダルを踏んだつもりが、アクセルペダルを踏んでしまう…といった具合です。

そんな、バックする際の事故を防ぐポイントの一つとして、アクセルを使わないというやり方があります。それは、クリープ現象を利用してバックし、速度のコントロールはブレーキ操作のみ、という方法です。ペダルを踏み替えることがなければ、踏み間違いから起きる事故は、絶対にありませんからね。

ただ、操作ミスを防ぐ基本は、やはり確認です。発進やバックをする時には、どんな状況でも、ペダルやシフトの位置を落ちついて確認するとともに、ひとつひとつの操作を、慎重かつ丁寧に行うようにしましょう。

【燃料の入れ間違い】2月23日(水祝)

「事故につながる間違い」をテーマに、今週はお送りしています。

そんな間違いの中で、意外にも多いケースが、ガソリンと軽油など、燃料の入れ間違いです。最近は、セルフ式のガソリンスタンドを利用する機会が増えていますから、給油の際は、十分注意しなければいけません。

ただ、大抵のドライバーさんは、自分のクルマへの給油において、まず油種を間違えることはないでしょう。注意しなければいけないのは、会社のクルマやレンタカーなど、「普段乗らないクルマ」に給油する時です。最近は、クリーンディーゼルのクルマも増えていて、見た目では区別がつかない場合があります。事前に取扱説明書などで、燃料の種類を確認しておきましょう。

では、もし燃料を入れ間違えたら、どんなことが起こるんでしょうか?まず、ガソリン車に軽油を入れてしまった場合は、エンジンの出力が低下して、思うように加速できなくなり、次第に排気ガスが黒くなっていきます。一方、ディーゼル車にガソリンを入れた場合は、最初のうちはエンジンがかかっていますが、すぐに出力が低下したのち、排気ガスが白くなっていき、エンジンが止まってしまいます。

このように、走行し始めて不調に気づいたときは、なるべく早く停車して、エンジンを止めてください。ただし、その場で入れ間違いに気づくかどうかにかかわらず、大なり小なりの修理は必要になる可能性が高いようです。すぐにカーディーラーで見てもらいましょう!

エンジンを動かす前に気づいて処置すれば、大きなトラブルは防げます。
皆さん、十分注意してくださいね。         

【遠くの信号と勘違い】2月24日(木)

今週は、「事故につながる間違い」をテーマに、お送りしています。ところで信号無視は、重大な事故につながるれっきとした交通違反ですが、ドライバーさんの意外なミスから、信号を見落とすこともあるんです。

去年10月、北海道札幌市内の信号機のある交差点でクルマ同士が出会い頭に衝突。両方のクルマのドライバーが、ケガをする事故がありました。事故の原因は、片方のクルマの信号無視で、警察の調べに対して、信号無視をしたドライバーは、「遠くの信号を見ていた」と話していたそうです。

この事故のように、信号のある交差点が続いているとき、遠くの信号を気にして、手前の信号を見落とすことがあります。その原因はいろいろありますが、一つには遠くの信号を見過ぎる、ということです。信号機が短い間隔で設置してあると、遠くにある信号機も見ることができるため、つい先の方に気をとられ、手前の信号を見落としてしまう、ということになります。また、遠くの信号が上り坂に設置してあると、手前の信号よりも上に見えるので、近くにある、と錯覚することがあります。さらには、時間に遅れそうな時など、先にある幹線道路の信号が青のうちに通過したい、という気持ちから、手前の小さな交差点の信号が目に入らない・・・、といったケースもあるようです。

いずれにしても、信号のある交差点が連続しているような場所では、手前の信号を見落とさないよう、十分気をつけてくださいね。

【高速道路などの逆走】2月25日(金)

高速道路などで、重大な事故につながる間違いと言えば、逆走がありますよね。

国土交通省がまとめた、2011年から2016年に高速道路で起きた逆走事故の統計によりますと、逆走をしたドライバーの年齢層では、高齢の方が多くなっています。免許人口当たりの事故件数を見ると、特に75歳以上で高い割合となっています。では、なぜこんなにも逆走が発生するのでしょうか?
2015年から2016年の間に発生した508件の逆走事例のうち、なんと35%が、特にこれといった理由が見当たらなかったといいます。

その他は、26%が認知症などの理由で、逆走をした認識が最後までなかったケース。そして25%が、「道を間違えて戻ろうとした」というものです。つまり、逆走したのは故意だった、ということになりますよね。逆走は、大事故につながる行為ですので、例え短い距離と思っても、絶対してはいけませんよ!

では、もし自分が、気づかないうちに高速道路を逆走してしまった場合、どうしたらいいのでしょうか?そんな時は、路肩など、まず近くの安全な場所に停車し、ハザードランプを点灯します。そして、ガードレールの外側といった危険の及ばない場所へ避難したうえで、携帯電話からの110番や、近くに設置された非常電話で通報してくださいね。

今週は、「事故につながる間違い」をテーマにご紹介しました。これからも安全でワンダフルなドライブ、どうぞ楽しんでくださいね!

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