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◆ 雨の季節のメンテナンス

2022/6/3 UP!

あさってから6月、そろそろ本格的な雨のシーズンですね。そんな雨の中を、安全に、そして快適に走行するためには、おクルマの点検や整備が欠かせません。

そこで今週は、「雨の季節のメンテナンス」をテーマに、お送りしたいと思います。

【タイヤの点検・交換】◆5月30日(月)

まず今朝は、タイヤについてです。

みなさんもご存知だと思いますが、タイヤの溝は、路面とタイヤの間にある水を排水する役割があります。そのため法律では、溝の深さが1.6ミリ以下になると、そのタイヤは使用してはいけないことになっています。溝の深さが1.6ミリになると現れるのが、スリップサイン。これは、タイヤ側面に配置された三角マークが示す延長線上にあり、溝の深さが1.6ミリ以下になると、溝が途切れるような形で現れます。

ではタイヤは、溝が1.6ミリになるまで安全に使えるかというと、決してそうではありません。というのも、溝が浅くなるにつれて、タイヤの性能はどんどん低下していってしまうからです。例えば、濡れた路面で時速80キロからブレーキをかけて停止するまでの距離を調べたテストでは、溝が8ミリある新品の状態だと、40メートルで止まれたんですが、溝が半分の4ミリに摩耗していると、なんと50メートル。さらに、残り1.6ミリになると、停止するまでに65メートルも進んだそうです。

摩耗したタイヤは、雨の季節では特に危険です。しばらくタイヤの交換をしていないという方は、ぜひこの機会に、タイヤの点検・交換をしておきましょう!

【ワイパーの交換】5月31日(火)

ところで雨の日は、どうしても視界が悪くなりますよね。そのため、安全運転にとって不可欠なのが、クリアな視界を確保すること。特に、ワイパーの役割が大きくなります。

ただしこのワイパー、金属のフレームとゴムで出来ているので、丈夫そうに見えるかもしれませんが、実はゴムの部分は、使っているうちにどんどん劣化してしまう、いわば消耗品なんです。

このワイパーラバーが劣化すると、ひび割れたり、変形したり、裂けたりと状態が悪化するため、雨粒をふき取ってもスジが残ったり、ビビリと呼ばれる異音が出たりします。そうなると雨粒を十分に拭き取れず、視界が悪くなり、さらに、眼の疲労も増大させるので大変危険です。ただワイパーラバーは、自分でも手軽に交換できますので、異常を感じたら、すぐ替えるようにしてください。

また、ワイパーラバーを支えているフレームの部分、いわゆるワイパーブレードも次第に劣化するため、使っているうちに性能が低下していきます。大きな拭きムラが出るような場合は、交換するようにしましょう。

交換の目安は、使用する頻度や環境にもよりますが、ワイパーラバーは半年から1年、ワイパーブレードは1年から2年とされています。どの製品を選んだらいいか分からないなど、不安な時は、ぜひお近くのカーディーラーへご相談くださいね。

【ガラスコート】6月1日(水)


ワイパーのメンテナンスに加えて、ウインドウの雨粒を除去し、視界を確保するのに、もうひとつ便利なモノがあります。それがガラスコートです。

ご存知の通りガラスコートは、ガラス表面にコーティング剤を塗ることで、水を弾く被膜を作り、雨粒を小さな球にして、視界を確保するものです。また、汚れや虫の死骸などが付きにくくなり、付いた場合でも落としやすくなります。そんなガラスのコーティング剤は、カー用品店などでさまざまな種類のものが市販されていて、誰でも、手軽に施工することができます。

ただ、コーティングを行う時に厄介なのが油膜の存在です。ガラスの表面に付着して、雨の日、特に夜には、明かりがにじんでギラギラと見える、やっかいな油膜。実は、この油膜が付いたままコーティング剤を塗っても、効果が半減してしまう可能性があるんです。そこで、まず油膜を取り除いてから、コーティングを行う必要があるんですが、これがなかなか手間のかかる作業。

そこでオススメなのが、カーディーラーのガラスコート・サービスを利用することです。熟練のプロスタッフが、ガラスの汚れや油膜をきれいに落としコーティングしてくれるので、効果も倍増!クリアな視界で、雨の日のドライブも快適になるはずですよ!          

【ボディコート】6月2日(木)

雨の季節で困るのは、どうしてもクルマが汚れやすいこと・・・。それに近年は、酸性雨が問題になっていますが、雨に濡れたままボディを放置していると、塗装面にダメージを受ける可能性があります。そんな汚れやダメージから、クルマを守るために便利なのが、今やすっかりお馴染みとなった、ボディコートです。

みなさんは、一口にボディコートといっても、その効果によって、大きく二つに分けられるのをご存知でしょうか?

一つは撥水タイプで、水がボディ表面をコロコロと転がり、洗車しやすく、コーティングによって汚れを取りやすいのが特徴です。もう一つが、低撥水のタイプで、水がボディ表面を薄い膜となって広がり、汚れを浮かせて流し落としてくれるというものです。

こうしたボディコート剤は、カー用品店やホームセンターなどでさまざまなものが販売されていて、
洗車に合わせて使っている人、既にたくさんいらっしゃるでしょうね!でも、忙しくてそんな時間が取れないとか、自分で全部やるのは面倒、という方もいらっしゃると思います。そういった方々に便利なのが、カーディーラーで行っているボディコートのサービスを利用することです。

長雨の季節、愛車を汚れやダメージから守りたいという皆さん、早めにボディコートしておくのが、断然オススメですよ!

【エアコンのメンテナンス】6月3日(金)

「雨の季節のメンテナンス」

雨の日、濡れたカサなどを車内に持ち込むと、湿度が高くなり、窓ガラスが曇ってしまうことがありますよね。そんな時は、カーエアコンを付けると、湿度を下げてくれて、曇りを解消することができます。でも、カーエアコンを付けたとき、同時にイヤなニオイが吹き出してきたら、快適にドライブできませんよね・・・。

そんなエアコンのニオイの原因となっているのが、エアコンの中にあるエバポレーターと呼ばれるもの。これはエアコンガスの働きで空気を冷やす装置で、とても冷たくなるので、結露しやすいんです。そのためカビやダニが繁殖しやすく、それがニオイの原因の一つとなっているといいます。

対策としては、エバポレーター表面の汚れを洗浄することで解消できます。

また、カーエアコンの効きが悪いというケースでは、クリーンエアフィルターが汚れているために、十分な空気が通過できなくなっている可能性があります。ただ、そうしたカーエアコンの内部は非常に複雑で、整備するなら、専門知識を持ったプロに任せるのが最善です。

ぜひお近くのカーディーラーなどで、点検・整備してもらって、雨の日のドライブを、安全で快適なものにしましょう!

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