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◆ 高速道路のポイント

2023/4/28 UP!

今週末から、ゴールデンウィークが始まりますね。今年は高速道路を利用して遠出を予定されている方、多いんじゃないでしょうか?

そこで今週は、「高速道路のポイント」をテーマに、お送りしたいと思います。

【「高速運転安全5則」をチェック】4月24日(月)

ところでみなさんは、高速走行の基本をまとめた「高速運転安全5則」というものがあるのをご存知ですか?今朝は、その5つのポイントを、改めてチェックしておきましょう。

まず一つ目は、「安全速度を守る」ことです。令和2年の高速道路等における死亡事故のうち、およそ13%がスピードの出し過ぎが原因だったそうです。安全なスピードを心がけてください!

二つ目は、「十分な車間距離を取る」です。高速道路でよく言われる車間距離は、路面が乾いている時なら、時速100キロで100メートル、時速80キロなら80メートルです。十分な車間距離は、事故防止に欠かせません!

三つ目は「割り込みをしない」ですが、急な割り込みやジグザグ運転、あおり運転などは、重大な交通事故につながる悪質で危険な運転です。絶対にやめましょう!

そして四つ目は、「わき見運転をしない」こと。高速道路での死亡事故のうち、およそ4割が前方不注視により発生しています。常に、しっかり前を見て運転してください。

最後の五つ目は、「路肩走行をしない」です。路肩は万一の際、緊急自動車の通り道となります。渋滞していても、路肩走行は絶対にやめましょう!みなさん、この5則をきちんと守って、安全に高速道路をドライブして下さいね!

【料金所の前後は要注意】4月25日(火)

高速道路を利用する時、必ず通過しなければいけないのが料金所です。最近は、ETCがすっかり普及して、以前より、大分スムーズに通過できるようになりましたが、注意しないと思わぬ事故に巻き込まれる可能性があります。

まず、気を付けなければいけないのが、料金所の前後です。

一般道から高速道路に入る時、一般道の車線の数より、料金所のレーンの数が多くなることがありますよね。すると、それぞれのクルマが各レーンに広がり、交錯して事故が起こりやすくなるんです。また、出口ゲートの通過後も、要注意です。それぞれのクルマが目的地の方角に向かって進むため、他のクルマとルートが交錯しやすくなります。車線区分の白線がない場所を斜めに走る場合には、行きたい方向のウインカーを出して、自分の意思を周囲へ早めに伝えるようにしましょう。同時に、他のクルマのウインカーや動きにも、十分注意してくださいね。

そしてETCゲートでは、何らかの原因で、開閉バーが開かないこともあります。開くのが当然だと思って侵入すると、いざ開かなかった時、急に停車することができません。いつでも停まれるよう、時速20キロ以下に減速して、ゲートを通過するようにしてくださいね。

【高速道路のトンネルは要注意】4月26日(水)

山や海岸など入り組んだ地形が多い日本では、高速道路を走っていると、どうしてもトンネルを避けて通ることはできませんよね。しかも高速道路のトンネルでは、逃げ場がないだけに、ひとたび交通事故が起きると、重大事故につながりやすいんです。

そんな事故につながる原因の一つとして、トンネルの中と外の、明るさの違いがあります。例えば、トンネルに入っていく時、前を走るクルマが、黒い陰に吸収されるように、見えにくくなることがあるんです。これをブラックホール現象といいます。これに見舞われると、ドライバーさんが不安になって、ついスピードを落とし、そこに後続車が追突するケースがあるといいます。そこでトンネルに入る時には、前のクルマと十分な車間距離を取っておくことが、何より大切。さらにトンネル内では、必ずライトを点灯しましょう。

またトンネルの中は、周りの景色が単調で比べるものがないため、上りや下りの勾配を感じにくくなることがあります。そのため、知らないうちにスピードが出過ぎたり、反対に低速になり過ぎたりするんです。これが追突事故の原因になることもありますので、自分の感覚に頼らず、スピードメーターで確認しながら走りましょう。

そして万一、トンネルの中で事故などが発生すると、入口にある信号機が赤になったり、情報版に「進入禁止」の表示が出されたりします。トンネルに入る前には、こうした警告を見落とさず、その指示に従ってくださいね!

【あおり運転は絶対ダメ】4月27日(木)

高速道路でよく目にする危険な運転といえば、「あおり運転」を思い浮かべる方、今や多いのではないでしょうか。

あおり運転は、重大な交通事故につながる悪質で危険な行為です。そして、車間距離を極端に詰めるのはもちろん、急な進路変更をしたり、急ブレーキをかけたりして他のクルマの通行を妨害するのも、きわめて危険です。さらに、執拗にクラクションを鳴らしたり、パッシングしたりするといった行為なども、あおり運転と言えますね。こうした運転をすると、2020年6月から「妨害運転罪」が適用されるようになりました。

「妨害運転罪」に違反した場合は、3年以下の懲役、または50万円以下の罰金が科せられ、違反点数は25点、一発で免許取り消しとなります。さらに、高速道路上で他のクルマを停めるなど、著しい危険を発生させた場合は、5年以下の懲役、または100万円以下の罰金で、違反点数は35点、もちろん即免許取り消しです。皆さんは、絶対にそんな運転をしないでくださいね!

反対に、万が一、あおり運転を受けた場合は、サービスエリアやパーキングエリアなど、交通事故に遭わない場所へ避難するようにしましょう。その上で、クルマの外に出ることなく、ためらわずに110番通報をしてくださいね。

高速道路での安全な運転のためには、全員が思いやりの気持ちを忘れないこと、何よりこれが大切ですよ!

【高速道路にも人はいる】4月28日(金)

普通、高速道路には、クルマとバイクしかいないと思いますよね。ところが高速道路上で、クルマと人が衝突する事故が、度々起きているんです。

高速道路に人がいる理由として一番多いのは、クルマが事故を起こしたり、故障したりして、乗っていた人がクルマから降りて、付近を歩き回っているケースです。その他にも、高速道路のバス停から、歩いて人が出てくると言ったこともあるようですね。ということで、高速道路とはいえ、歩行者がいるかもしれないと考えて、十分注意しなければいけません。

特に気を付けなければいけないのが、事故や故障で停止しているクルマの周辺です。クルマを降りた人が、突然出てくる可能性があります。そして、電光表示板やハイウェイラジオで故障車・事故などの表示を確認したら、あらかじめ速度を落とし、前方に注意を払いましょうね。

反対に、万が一、高速道路上で停車しなければならなくなった時は、クルマの外をウロウロしていては、絶対ダメですよ。速やかにガードレールの外に避難してくださいね!

今週は、「高速道路のポイント」をテーマにご紹介しました。

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