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◆ 暑い日の運転 注意点

2023/7/14 UP!

さあ、いよいよ夏本番ですね。
この夏も猛暑が予想されていますので、体調など、日頃からしっかり健康管理しなければいけません。そして、おクルマの利用にあたっても、暑さゆえの対処がいろいろあるんです。
そこで今週は、「暑い日の注意点」をテーマに、さまざまなポイントを取り上げていきたいと思います。

【車内でのヤケドに注意】7月10日(月)

まず、夏場、屋外に駐車していたクルマに乗ると、ハンドルやダッシュボードがうかつに触れないほど、熱くなっていること、皆さんもご経験ありますよね。そんな中で、特に気をつけたいのが、チャイルドシートです。

炎天下で駐車していると、本体やバックル、ベルトの金具部分などが加熱されて、お子さんがヤケドする危険性があるんです。

大人なら、熱いものに触れた瞬間、反射的に力強く跳ねのけたりもできるでしょうが、小さいお子さんだと、それができない可能性もあります。お子さんを座らせる前に、チャイルドシートの各所に触れて、ヤケドしないか確認するようにしてくださいね。

もちろん、危険なのはチャイルドシートだけではありませんよ。
大人用のシートベルトや車内の金具の部分、さらに直射日光が当たりやすいダッシュボードなども、
同じようにヤケドする危険性があります。乗った時に安易にふれないよう、十分気をつけてくださいね。

【冷却スプレーの使用は火気厳禁】7月11日(火)

今週は、「暑い日の注意点」をテーマに、お送りしています。

炎天下に駐車していたクルマに乗り込むと、あまりの高温に、思わずげんなりすること、皆さんもありますよね?そんな室内温度を下げるアイテムとして、近年人気なのが冷却スプレーです。

シューっと室内に噴霧するだけで、室内温度を下げることができるため、大変便利な一品ではありますが、その使い方には、十分注意しなければいけません。というのも、この冷却スプレーを使用した直後に、タバコに火をつけようとして爆発!ヤケドを負うというトラブルが、発生しているんです!

この冷却スプレーの多くには、LPガスという可燃ガスが使われているそうです。そのため、使用時には、絶対に火気厳禁です!しかもLPガスは空気よりも重いので、噴霧すると、車内の下の方に溜まりやすくなります。車内のフロア面は、座席があったりして形も複雑ですし、窓をちょっと開けただけでは、完全に換気することが難しいんです。

そんな時に、タバコに火をつければ、引火して爆発するのも、無理もないですよね。また火を使わなくても、シートと衣類がこすれ、静電気によって火花が飛べば、引火につながる恐れがありますので、タバコを吸わない人も要注意です!

ということで、車内で冷却スプレーを使用したら、カーエアコンを外気導入にして、窓を開け放っておくなど、しっかりと換気するようにしてください。そして、炎天下は危険なので、使用後は絶対、車内に放置しないでくださいね!

【炎天下の車内に放置してはいけないもの】7月12日(水)

夏の暑い日、炎天下に駐車すると、車内温度は50度以上にも達するといいます。そんな高温の車内に、普段と同じような感覚で放置すると、思わぬトラブルの原因になる身近なモノがあります。今朝は、そんな夏場の車内に放置してはいけないモノを取り上げてみましょう。

まず注意しなければいけないのが、スマートフォンやパソコンなどの精密機器です。

こうした機器に内蔵されているリチウムイオン電池は、高温の状態に置かれると、最悪の場合、出火や爆発する危険性があります。電池が大丈夫だったとしても、精密機器は高温に弱く、夏の車内に置き忘れると、故障する場合があるので要注意です。

そしてスプレー缶なども、車内に置きっぱなしにしてはダメですよ。

例えば、スプレータイプの日焼け止めや制汗スプレー、虫よけスプレー、さらに、キャンプやバーベキューなどで使ったガスボンベなど、車内に放置していると、熱によってガスが膨張して爆発する恐れがあり危険です。またタバコを吸う人は、使い捨てのライターも、同じようにガスが膨張して爆発する可能性があります。

冬場に使った凍結防止スプレーが、車内に残っていて爆発した、というケースもあるようなので、今一度、車内を確認しておいてくださいね!

ガスといえば、未開栓の炭酸飲料のペットボトルや缶も、放置していると、熱によって内部の圧力が上昇して破損し、中身がふき出すことがありますよ。炎天下、クルマを離れる時には、今一度車内を確認するようにしてくださいね!

【ETCカードは放置しない】7月13日(木)

炎天下の車内に放置してはいけないモノについてご紹介しましたが、実は他にも、つい車内に置きっぱなしにしがちな、重要なモノがあるんです。それが、ETCカードです。

高速道路などを走るとき、料金所でいちいち止まらなくても、自動で清算ができる便利なETCカード、利用されている方、今ではかなり多いでしょう。このETCカードを使って高速道路を走行中に、
サービスエリアやパーキングエリアで休憩する際、みなさんは、ちゃんとカードを抜いていますか?
もしかしたら、ETC車載器に差しっぱなし・・・という人、結構いらっしゃるかもしれませんね。

しかし、ETCカードに搭載されているICチップの部分は熱に弱く、高温となる車内に放置していると、故障してしまう危険性があるんです。特に、直射日光が当たるダッシュボードの上に車載器を設置している場合、ICチップの故障に加えて、カード自体が変形してしまうこともあります。そうなれば、カードを再発行してもらわなければいけません。

またETCカードの中には、クレジットカード機能が付いたモノもありますが、そうしたカードは、車内に放置していると、盗難の危険性もあります。

ということで、防犯面からも、ETCカードは、車載器に挿しっぱなしにしないよう、十分に気をつけてくださいね。

【オーバーヒートが起きたら】7月14日(金)

暑い日のクルマのトラブルといえば、まず思い浮かぶ、「オーバーヒート」が実際起こってしまったらどのように対処したらいいのか、改めてチェックしておきましょう。

まず、水温計の針が異常に高い所を差していたり、水温警告灯が赤く点灯している時には、オーバーヒートが起きた可能性があります。速やかに、安全な場所に停車しましょう。

クルマを停めたら、ついエンジンも切ってしまいそうですが、すると、冷却ファンなどの冷却機能も止まってしまいます。基本的に、エンジンは止めないようにしてくださいね。

そして、ボンネットを開けてエンジンルームの風通しを良くします。
ただ、白い水蒸気が噴き出しているような場合は、危険ですので、状況が落ち着くまでは開けないでください。

ボンネットを開けて、もし冷却ファンが止まっていたり、冷却水が漏れていたりするようなら、すぐにエンジンを切ります。この時、冷却水が少なくなっていると水を足したくなりますが、エンジンが熱い状態でラジエーターのキャップを開けると、熱湯が吹き出す恐れがあります。完全に冷めるまで、絶対に開けてはいけませんよ。

あとは、そのまま救援を呼び、修理を行うようにしてください。

今週は、「暑い日に運転するときの注意点」をご紹介しました。
ぜひチェックして、ワンダフルなドライブ、目いっぱい楽しんでくださいね!

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