2023/8/25 UP!
クルマを運転しているとき、あるいは駐停車しているときなどに、万が一、予想もしていなかったトラブルに遭ったら、みなさんは、ちゃんと対応できる自信がありますか?
ということで、まだまだ夏の行楽シーズン真っ只中の今週は、「緊急事態に備えて」をテーマに、意外なトラブルが発生した時の対処法などを取り上げていきたいと思います。
【走行中のエンスト】8月21日(月)
はじめに、みなさんは運転中、エンジン・ストール、つまりエンストしたことがありますか?
マニュアルのクルマなら、クラッチ操作のミスで、停車時や発進時に、エンストするのはよくあることですよね。でも、実はオートマチックのクルマでも、何らかの理由で、エンストを起こすことがあるんです。しかも走行中に・・・。もしそんな状態になった場合、いったいどのように対処したらいいのでしょうか?
まず、走行中に警告灯が一斉に点灯すれば、エンストした可能性があります。エンジンが止まっていることが分かったら、落ち着いて、ハザードランプを点灯させ、後続車にトラブルが発生したことを伝えましょう。
そして、惰性で進みながら、安全な場所に停車させます。
ただ、エンジンが停まっていると、パワーステアリングなどが停止して、ハンドルやブレーキの操作が、重くなってきます。そんな時は、いつも以上の力で操作するようにしてくださいね。
停車したら、エンジンが再始動できるか試してみましょう。それでも、エンジンの警告灯が点灯したり、エンジンからおかしな音がするようなら、すぐにスイッチを切って、カーディーラーなどに連絡します。たとえ再び動き出したとしても、できるだけ早く点検してもらってくださいね。
【クルマが水に転落したら】8月22日(火)
まだまだ8月の後半ということで、海や川、湖など、暑さを逃れて、水辺に出かけることがあるかもしれませんね。しかし、そんな場所で、運転を誤るなどして、水の中にクルマごと転落したら、その時、皆さんはどうしますか?
まず心配になるのが、クルマごと沈んでしまうことですよね?でも、クルマはすぐには沈みません。慌てず、速やかに脱出を図ることが、とにかく大切です。ただ、ドアに水圧がかかると、人の力ではドアを開けにくくなっていきます。そこで、窓が水面の上にあるうちに、窓から脱出するようにしましょう。
水に浸かってパワーウインドウが作動しない場合には、ガラスを割って脱出するのがいいでしょう。その時に必要なのが、先のとがった脱出用のハンマーです。カーディーラーやカー用品店で購入できますので、イザという時に備えて、用意しておくと安心ですね。
ハンマーがなくて、ガラスを割ることができず、車内へと水が入ってきても、まだ脱出はできます。
車内の水位が、クルマの外と同じぐらいになると、車内からも水圧がかかり、ドアを開けることができるようになるんです。ロックを外し、大きく息を吸い込み、足などを使って、力を込めてドアを開けて脱出してください。
もしそんな状態になったとしても、決して慌てず、落ち着いて行動すること。
難しいかもしれませんが、これが一番のポイントですよ。
【脱出用ハンマーの使い方のコツ】8月23日(水)
クルマが水中に転落した時の対処法についてご紹介する中で、いわゆる脱出用のハンマーのお話が出てきましたね。みなさんは、おクルマの中に、この脱出用ハンマー、備えていらっしゃいますか?
使い道は、水中に転落した時だけじゃないですよ。豪雨で、クルマが動けなくなり、どんどん水位が上がって、ドアが開かないような状況でも、脱出用ハンマーが役立ちます。また交通事故などで、ドアが開かなくなったような場合にも、ハンマーがあれば、速やかに外へ出られるはずです。
ただ、この脱出用ハンマー、窓ガラスを割るには、ちょっとコツが必要なんです。
まず、どの窓を割るかがポイントです。というのもフロントガラスは、特殊な合わせガラスになっていて、ヒビは入るものの、なかなか割れないようになっています。そこでガラスを割る際には、運転席などのドアガラスなどを叩くようにしましょう。その際、ガラスの中央より、窓枠に近い部分を叩く方が割れやすいそうですよ。
ただし、この脱出用ハンマー、市販されている製品の中には、うまくガラスを割れないモノもあるといいます。確かな製品を選ぶのに迷った時には、ぜひ、お近くのカーディーラーのスタッフにご相談くださいね。
【クルマが水没したら】8月24日(木)
夏から秋にかけては「ゲリラ豪雨」「台風」「秋雨前線」と、大雨が降ることが、多いですよね。そうなると、川の決壊や高潮などで、クルマが水没してしまう・・・、なんてことも考えられます。もし、駐車しているクルマがすっかり水に浸かってしまったら、その取扱いには、十分注意しなければいけません。というのも、場合によっては、車両火災が発生する危険性があるんです。
まず、皆さんに覚えておいて頂きたいのが、一度浸水したクルマは、いきなりエンジンキーを回したり、スタートボタンを押してはいけないということです。これは、電気が通ることで、火が出る可能性があるからです。
そしてボンネットを開けてみて、水に浸かっているようであれば、電気系統がショートする可能性があります。そんなときは、火災を防止するために、バッテリーのマイナス側の端子を外しておくと安心です。さらに、外した端子がバッテリーと接触しないように、ガムテープで絶縁し、固定しておきましょう。
その後のクルマの処置については、カーディーラーやロードサービスなど、プロに相談するのが一番です。特にハイブリッドカーや電気自動車の場合は、感電の危険性もありますので、むやみに触らないで、すぐに連絡してくださいね。
【クルマが横転しそうになったら】8月25日(金)
映画のアクションシーンなどで、クルマが派手に横転するシーンが出てきますよね。フィクションの世界だけかと思ったら、実は、条件さえ揃えば、事故でなくても、クルマが横転することはあるんだそうです。
では、もし運転中にクルマが横転しそうになったら、どうしたらいいんでしょうか?
まずは、可能な限りブレーキをかけてください。スピードを落とすことで、横転を防ぐことができるかもしれません。それに、事故の衝撃も小さくなる可能性がありますよね。
それでも、残念ながら横転してしまった場合は、つぶれてくる屋根などから体を守るために、体をクルマの中央方向に倒すよう努めましょう。その時、体が大きく振られますので、足を踏ん張って全身に力を入れます。これだけで、全く無防備な状態で横転するよりも、被害を抑えられるそうですよ。
クルマが止まったら、エンジンを切って、速やかにクルマから脱出します。
ただし、クルマが逆さになっていると、シートベルトで身体が宙吊り状態になってしまい、ベルトを外そうにも外せません。そんな事態に備えて、シートベルトを切るカッター付きの、窓ガラスを割るハンマーなどを、運転席周りに備えておくと安心ですよ。
2023/8/18 UP!
今年の夏は 高速道路で長距離のドライブを予定されている方、そしてお盆休みで、今まさに高速道路を運転されている方など、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
高速道路を安全かつ快適に走るには、起こりがちなトラブルの対処方法を知っておくと、イザというとき便利です。そこで今週は、「高速道路のトラブル対処法」と題して、さまざまな情報をご紹介していきたいと思います。
【高速道路で体調が悪くなったら】8月14日(月)
ところでみなさんは、運転中、急に具合が悪くなってきたら、どうしますか?
ドライバーさん本人でなくても、一緒にクルマに乗っている人が、体調を崩すことがあるかもしれませんよね?それでも、つい無理をして運転を続ける人もいるでしょうが、体調が悪化して、事故でも起こせば、大変なことになりかねません。そんな時には、最寄りのサービスエリアで、インフォメーションにいるエリア・コンシェルジュや、近くにいるスタッフに相談してみてはいかがでしょう?
というのも、サービスエリアの中には、体調の優れない人のための救護室を設けているところがあるんです。ただ、お医者さんが常駐している訳ではありませんので、診察や、薬をもらうことはできません。でも必要に応じて、近くの病院を紹介してくれたり、救急車の手配をしてもらったりすることはできるそうですよ。
特にドライバーさんの体調は、運転や安全に直結します。決して無理はしないで、具合が悪いようなら、早めに休憩を取るようにしてくださいね。
【目的のインターチェンジを通り過ぎたら】8月15日(火)
ところでみなさんは、高速道路を運転していて、目的のインターチェンジを通過してしまったりジャンクションで間違った方向に入ったりしたら、どうしますか?そんな時、絶対やってはダメなのが、本線上でUターンやバックをすること。これは、つまり逆走です!!大事故につながる危険な行為なので、絶対にやめてくださいね。
では、諦めて高速道路を降りるしかないのでしょうか?実はこんな時に、ちゃんと元に戻れる方法があるんです。
その方法は、まず次のインターチェンジで本線を降りて出口に向かいます。ただこの時、ETCレーンではなく、一般レーンに入り、料金所のスタッフに事情を話してください。すると、再び高速道路に戻るためのルートを誘導してくれますので、その指示に従いましょう。 これを「特別転回」といいます。
ここで、気になるのは通行料金ですよね。間違えて走った分も、やっぱり払わなければならないのか気になります。でも、ご安心ください。「特別転回」を利用した場合の料金は、最初に高速道路に乗ったインターチェンジから、目的のインターチェンジまでの分となります。間違えて通行した分の料金は、支払う必要はないんだそうですよ。
ただ、そんなありがたい特別転回の措置ですが、インターチェンジの構造や道路状況によって、受けられないケースもあるそうなので、その点はご了承ください!
【ETC開閉バーが開かない時は】8月16日(水)
高速道路を走行する時、今では多くの方が利用されている、ETC。わざわざ料金所に停車しなくても、自動で支払いが出来て、とても便利ですよね。ただみなさん、ETCレーンに近づけば、開閉バーは、自動で当然開くものと思っていませんか?実は、何らかの理由で開かないことがあるんです。
そんな時、みなさんはどうしますか?
すぐに思いつきそうなのが、バックして他のレーンに入り直すことですが、レーンをバックするのは、逆走と同じこと!非常に危険なので、絶対にやってはいけません!!
そこで、開閉バーが開かなかったときは、まず、停車してハザードランプを点けて、後続車に異常があったことを知らせましょう。そしてレーンに取り付けてあるインターフォンや、呼び出しブザーで係員に連絡し、その指示に従うようにしてください。
ちなみに、開閉バーが開かない原因で多いのは、ETCカードの挿し忘れや、期限切れだそうです。
つまり、ドライバー側の責任ということ。お出かけ前に、必ずチェックするようにしてくださいね。
また、ETCレーンを通過する時には、時速20キロ以下に減速するのがルールです。なぜ、そんな低速にしなければいけないかといいますと、開閉バーが開かなかったときに衝突する事故を防ぐためです。万一に備えて、このスピードも守るようにしてくださいね!
【逆走車に備えて】8月17日(木)
高速道路といえば、しばしば問題になるのが、逆走車の存在です。本線上に逆走車が発生すると、電光掲示板やハイウェイラジオなどをとおして、走行中のドライバーさんにそのことが知らされます。いつ正面から向かってくるか分からない逆走車、正面衝突などしたら、当然無事ではすみません。では運転中に、逆走車発生を知ったら、どのように対応すればいいのでしょうか?
まず行うのが、スピードを落とすことです。スピードを出し過ぎていると、逆走車に遭遇した時、よけきれないかもしれません。それにもし衝突すれば、被害がより大きくなりますからね。そして、十分に車間距離をとりましょう。前のクルマとの距離が近いと、前方の視界が制限されて、逆走車の発見が遅れる可能性があります。また逆走車は、自分は走行車線を走っているつもりで、追い越し車線を逆走してくることが多いそうです。そこでなるべく、左寄りの走行車線を走るようにしてくださいね。
ちなみに何らかの原因で、もし自分が逆走していることに気づいた場合、いったいどうしたらいいのでしょうか?そんな時には、近くの安全な場所に停車し、ハザードランプを点灯させます。そして、ガードレールの外側などの安全な場所へ避難し、110番や非常電話などで通報するようにしてくださいね。
【落下物の対応】8月18日(金)
高速道路を走っていると、時々、モノが路上に落ちているのを見かけること、皆さんもありませんか?
こうしたモノを「落下物」といいますが、その材質や大きさはさまざまです。でも、100キロものスピードで行き交う高速道路では、どんな小さな落下物でも、接触すれば、大きな事故につながる可能性があります。そのため、電光の情報板などで落下物への注意喚起を確認したら、速度を落とし、前方をよく警戒しながら運転するようにしましょう!そして、走行中にもし落下物を見かけたら、速やかに道路管理者に通報して、撤去してもらわなければいけません。通報する方法はいくつかあります。まず、本線上やサービスエリア、パーキングエリア、インターチェンジなどに設置されている非常電話から連絡をすることができます。また、料金所や各エリアにいる係員に伝えてもOKです。さらに、道路緊急ダイヤル「♯9910(シャープ・キュー・キュー・イチ・ゼロ)で連絡することもできます。ただし走行中は、同乗者の方が電話するようにしてくださいね。
落下物を見つけたら、そのまま無視したりせず、安全のためにも、出来るだけ通報するようにしてください。よろしくお願いします。
2023/8/11 UP!
暑い日が続いていますね。
こんな時は、ひんやり涼しいスポットへ行ってみたいと思いませんか?
特にこの金曜日、11日は「山の日」。
そこで今週は、県内の渓谷などにある納涼スポット=「滝」に注目して、「千葉県の滝巡り」をテーマにお送りしたいと思います!
【粟又の滝】8月7日(月)
初日のきょうご紹介するのは、千葉を代表する滝といえば、やっぱりココでしょうね!
大多喜町の養老渓谷にあります、「粟又の滝」をピックアップしたいと思います!
「粟又の滝」は養老渓谷の上流にあって、渓谷随一の景観を誇るスポット。落差30メートル、長さ100メートルに渡って、緩やかな斜面をなめるように水が流れ落ちる様子は、実に幻想的です。ちなみに、今ではすっかり「粟又の滝」という名前が定着していますが、本来は「高滝 (たかたき)」という名前だったんだそうですよ。そして、この滝から養老川に沿って、遊歩道が整備されています。歩道脇に点在するいくつもの滝を眺め、マイナスイオンを浴びながら川沿いを歩けば、きっと夏の暑さを、しばし忘れさせてくれることでしょう。そんな「粟又の滝」がある養老渓谷は、圏央道の市原鶴舞インターからだと、県道171号・81号などを経由して、20キロほどの場所にあります。お出かけになる場合は、人の多い屋内ではマスクを着用するなど、状況に合わせた感染対策も忘れないようにしてくださいね。
【金神の滝】8月8日(火)
今朝は、養老渓谷からもう一つ、「金神(こんじん)の滝」をピックアップしたいと思います。
「粟又の滝」の上流方面へ800メートルほど行った川沿いに、日帰り温泉を楽しめる施設、「ごりやくの湯」があります。この温泉施設の敷地内にはハイキングコースがあって、それを1.5キロほど歩いた一番奥に、この「金神の滝」があります。
ハイキングコースは、一般に開放されていますので、誰でも気軽に歩くことができます。養老川にかかる小さな木の橋を渡ったり、多少アップダウンがあったりと、ちょっとした冒険気分も味わえますよ!
そして到着した「金神の滝」は、滝の幅はやや細めですが、落差がおよそ35メートルあり、なかなかの迫力!すぐ前には赤い鳥居があって、風情ある景観を楽しめます。マイナスイオンもたっぷりと浴びられる、人気のパワースポットですよ!
そんな「金神の滝」にアクセスできる「ごりやくの湯」は、圏央道の市原鶴舞インターからだと、
県道171号や81号などを経由して、60分ほどの場所にあります。
滝を楽しんだ後に、温泉で汗を流してさっぱりするのもいいですね!
【四方木 不動滝】8月9日(水)
千葉県内には数多くの滝がありますが、今朝は、秘境の雰囲気が楽しめるという滝をご紹介したいと思います。それが、鴨川市にあります「四方木(よもぎ) 不動滝」です。
名刹・清澄寺のある清澄を越えて県道から山道に入り、竹と杉の林の中にあるこちらの滝。高さは10メートル、幅は8メートルあります。水の量が多い時には、滝が二つに分かれ、右が「雄滝」、左が「雌滝」と呼ばれているそうです。
滝まで向かう道のりの途中にも、「滝見台」が複数設けてあり、さらに河原まで降りて、間近に滝を見ることもできます。好きな角度から、この名瀑を鑑賞することができますね。
そんな「四方木 不動滝」は、館山自動車道の君津インターからだと、房総スカイライン、鴨川有料道路、国道128号を経て、県道81号線を北上。さらに小道を行った先にあります。ただ、県道81号からの小道は道幅が狭く、クルマのすれ違いが難しい道路です。そこで、おクルマでお出かけになる場合は、「四方木ふれあい館」の無料駐車場を利用して、20分ほど歩いて向かうのがオススメです。
そしてお出かけ先では、その場の状況に合わせた感染対策も行うようにしてくださいね。
【豊英大滝】8月10日(木)
暑い日が続くなか、涼を感じられるスポットということで、今週は、「千葉県の滝巡り」をテーマに、お送りしています。
今朝、四つ目にピックアップするのは、君津市の「清和県民の森」の近くにある「豊英大滝」です。
君津市には30カ所に及ぶ滝があるそうですが、この「豊英大滝」の特徴は、何と言っても水遊びができることです。
滝の幅はおよそ20メートル、落差は2段構造で、7.5メートルと2.5メートルになっています。
上の段の滝は、白糸を垂らしたように見え、滝壷がちょうどプールのようになっているので、サマーシーズンには多くの家族が訪れ、滝の脇の斜面から飛び込んだり、浮き輪で泳いだりする子供たちの姿も見られます。そして、落差のゆるやかな2段目の滝では、滝の斜面と水流を利用して、滑り台遊びをすることもできるそうですよ!
ただ、滝の周辺は苔で滑りやすい場所があります。滝で遊ぶ時には、足元が濡れても大丈夫な履物を
用意していった方がいいですね。そして、当然ながら雨の後などは、川が増水し大変危険です。増水している時には、絶対に近づかないようにしてくださいね。
そんな「豊英大滝」は、館山自動車道の君津インターからだと、県道92号、国道465号・410号を経由して、25キロほどの場所にあります。「豊英大滝」専用の駐車場はありませんので、混雑している時の利用は控えるようにしてくださいね。
【地蔵堂の滝】8月11日(金・祝)
きょうは「山の日」ということで、緑に囲まれた自然豊かな滝をご紹介したいと思います。
ただ、あまりにも険しい山道を歩いてのぼるのは、やっぱり大変!そこで今朝は、クルマでもアクセスしやすい、富津市の「地蔵堂の滝」を取り上げたいと思います。
この「地蔵堂の滝」があるのは、志駒川に沿って走る県道182号線、通称「もみじロード」の中間です。「地蔵堂の滝」は、志駒川に現れる滝で、落差はおよそ12メートル、三段になっています。
水が白く糸を引くように落ちていることから、別名「白糸の滝」とも呼ばれているんです。
この滝は、ちょうど橋の下に位置しているので、橋の上から滝の全景を観賞できるという、ちょっと珍しいスポットになっています。また、秋の紅葉とのコラボレーションも見事で、オススメですよ!
さて、そんな富津市「地蔵堂の滝」がある「もみじロード」は、館山自動車道の富津中央インターからだと、国道127号や県道182号線を経由して、30分ほどの場所にあります。
2023/8/4 UP!
明日から八月。暑い日はまだまだ続きますね。
実は、この「夏の暑さ」というのも、直接的に、そして間接的に、事故へとつながる原因になることがあるんです。そこで今週は、「夏の安全運転」をテーマに、暑いからこそ気をつけたい運転のポイントなど、ピックアップしていきたいと思います。
【夏の疲れに注意】7月31日(月)
ところでみなさんは、暑さのせいで、疲れを感じていませんか?
たとえば夏場の炎天下、屋外で活動しなければいけなかったり、屋外と屋内の気温差などから、気づかないうちに、ずっしり疲れがたまっていたりすることがあるものです。また熱帯夜のせいで、慢性的に睡眠不足…という方も、きっといらっしゃるでしょうね。
こうした疲れや眠気が残っていると、注意力や集中力にくわえ、判断力も低下し、ハンドルやブレーキの操作などが不安定になったり、周囲の危険を発見するのが遅れたりすることがあります。さらには、居眠り運転にもつながるため、大変危険です。
そこで、夏場にクルマを運転する場合、眠気や疲れを感じる前に、早めの休憩をとることを心がけましょう。そして、睡眠不足や体調の悪い際には、無理をしないで、運転を控えることを考えるのも大切ですよ。特に高速道路を利用して、長距離を運転するようなときはあらかじめ体調を万全に整えて、時間にゆとりをもった運転計画を立てることが、重要です。
ドライバーの皆さん、決して、夏の疲れを甘く見ないでくださいね!
【夏も飲酒運転は絶対しない】8月1日(火)
暑い夏の日、仕事終わりや友人たちと集まったりすれば、やっぱり欲しくなるのは、キンキンに冷えたビール!という方、たくさんいらっしゃるでしょうね~。また暑気払いや、海や山でのレジャー、それにサマーイベントなど、夏は、お酒を飲む機会がグ~ンと増える季節、といえるでしょう。
とは言っても、クルマの運転をしなければいけないという人は、絶対にお酒を飲んではいけませんよ!
もし「自分はお酒に強いから大丈夫」と思っている人がいたら、それは大きな間違いです。どんなにお酒に強いという人でも、飲酒運転の危険から逃れることはできません。
アルコールは少しでも摂取すると、脳の働きを確実に麻痺させます。そして、安全運転に必要な情報処理能力や注意力、判断力などが低下した状態になってしまうんです。その結果、交通事故へとつながる危険性が高くなります。
未だに勘違いしている人が多く、そこには、お酒に強い弱いは、まったく関係ありません。そもそもお酒に強いというのは、アルコールを分解するスピードが、人よりも多少早いというだけであって、アルコールの影響を受けないということではないんです。むしろお酒に強い人は、量も多く飲む傾向がありますから、より危険ともいえるでしょうね。
ひと時の楽しみを優先して、重大な事故を起こしてしまえば、元も子もありません。クルマを運転する人は、絶対お酒を飲まないように。そして周りの人も、お酒を勧める行為は違法です。絶対にダメですよ!
【路上に寝ている人に注意】8月2日(水)
きのう、飲酒運転は絶対ダメ!というお話をしましたが、もう一つ、お酒が絡むことで、運転手さんに注意して頂きたいことがあります。それが、路上で寝ている人です。
実は、お酒を飲んで酔っ払い、路上で寝ていたところ、クルマにはねられるという事故が、意外と多く発生しているんです。こうした路上で寝込んだ人がひかれる事故には、一定の傾向がみられるそうです。
まず時間帯としては、午後10時から午前4時ぐらいまでの、深い時間に多発しているということ。
また繁華街よりも、郊外の住宅街などで、たくさん発生しているといいます。
では、そうした事故を起こさないために、ドライバーさんは、どんなことに気をつけたらいいのでしょうか?
まず運転中、前方の路上に何かモノがあるのに気づいたら、安易にそれを踏み越えないでください。人なら大変ですし、もし硬い大きな物体の場合、クルマが重大な損傷を負う可能性もあります。また夜間の走行中、運転席からそれが人かどうかを、一瞬で判断するのはなかなか難しいものです。そこで避けるか停車をして、モノが何かを確認するようにしましょう。
もし、路上で寝ている人に気が付いた場合は、そのまま放置していってはダメですよ!事故防止のため、「110番」に通報してください。そして警察官が到着するまで、できるだけその場で安全の確保をお願いします。
【車内での脱水に注意】8月3日(木)
夏場の運転では、ロングドライブにお出かけする機会もあるでしょう。ただ、そんな時に気をつけなければいけないのは、交通事故だけではありません。意外と、ドライバーさんの脱水症状にも要注意なんです。
脱水症状というと、炎天下で活動して、汗をいっぱいかいた時に起きるイメージが、あるかもしれませんね。一方クルマの中は、カーエアコンをつけているのでとても快適。汗もほとんどかきません。それなのに、どうして脱水に注意しなければいけないんでしょうか・・・?
実は人間は、目に見える汗以外にも、たくさんの水を、放出しているんです。例えば、呼吸でも水分は出ていきますし、皮膚や粘膜からも、体内の水分を蒸発させています。その量は、大人で1日におよそ1リットルにもなるそうです。
しかし夏場、カーエアコンをつけていると車内の温度は快適ですし、空気も乾燥しているので、汗が目に見えることはないでしょう。そのため、気づかないうちに脱水が進んでしまうんです。
そうなると、めまいや吐き気、集中力の低下、発熱などを起こすことがあります。そんな状態になったら、運転に集中できず、事故につながる危険性もありますよね。
そこで大切なのが、ドライブ中に、1時間あたり200ミリリットル程度は、水分を補給すること。
水分摂取も安全運転には欠かせません、皆さん、ぜひ覚えておいてくださいね!
【夏休み中の子供たちに注意】8月4日(金)
毎年、七・八月の今頃の時期、運転中に、普段とは違う光景に気づくこと、皆さんありませんか?
ヒントとしては、いつもの日中ならあまり見かけない人物たちと、街角の至る所で遭遇するんですが・・・・。そう、夏休み中の子供たちが、時間帯に関わらず、路上にいることです。
普段なら、平日の午前8時ごろから、午後2時・3時ぐらいまでの時間、子供たちは学校にいることが多く、路上で見かけることってほとんどないですよね。でも夏休み期間なら、それは関係ありません!さらには、夏休みの間、ラジオ体操に参加するため、早朝から会場の公園へと向かう子供たちを、目にすることがよくあります。
そのため、この時間帯には子供たちはいないはず・・・と、勝手に思い込むのは、ちょっと危険です。日中はもちろん、早朝や夕方以降も、子供たちの存在を意識した運転をするよう、心がけてくださいね。
そして、住宅街や子どもが多くいる公園や塾の周辺などでは、路地や建物の死角などからの飛出しにも警戒して、スピードを落として走行するようにしましょう。また、身長の低い子どもはクルマなどの死角に入りやすいので、交差点を右左折するときには、十分な安全確認をお願いします。
今週は、「夏の安全運転」をテーマにご紹介しました。