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◆  踏切での事故防止

2023/12/1 UP!

近年、踏切の保安設備が整備されるなどして、クルマなどによる踏切事故は減少傾向にあるそうです。とはいえ、踏切でひとたび事故が起これば、大きな惨事へとつながりかねません。

そこで今週は、「踏切での事故防止」をテーマに、さまざまな注意点などをお伝えしていきたいと思います。

【踏切通過時の基本】11月27日(月)

初日のきょうは、踏切をクルマで通過する時の注意点について、その基本的なことを改めて確認しておきましょう。

まずは、皆さんご存知だとは思いますが、踏切を通行する時は、その手前で必ず一時停止しなければいけません。もちろん、ただ止まるだけじゃダメですよ。ちゃんと、左右の安全を確認してくださいね。
その際、目で確認するのはもちろん、出来れば窓を開けるなどして、耳でも安全を、確かめるようにしましょう。場所によっては、踏切に信号機が付いている場合があります。その時は、信号が青になってから進めば、一時停止の必要はありません。

一方、警報器が鳴り始めているのに、無理に踏切内へ進入するようなことは、絶対にしてはダメですよ!

また踏切を通過する時に、必ず確認しなければいけないのが、渡った先に、自分のクルマが入れる十分なスペースがちゃんとあるかどうかです。前が混雑しているのに無理に渡ると、踏切の中で立ち往生することになりかねず、大変危険です。そして、タイヤが脱輪しないように、歩行者や対向車に気を付けながら、やや中央寄りを通るようにしてくださいね。

【踏切は故障することがある】11月28日(火)

今週は、「踏切での事故防止」をテーマにお送りしています。きのう、踏切を安全に渡る基本的なポイントについてご紹介しました。その中でもお話しましたが、踏切の手前では、一時停止して、必ず左右の安全確認をしなければいけません。これは、みなさんもよくご存知の、基本中の基本ですよね。

「でも今は、ほとんどの踏切に警報器や遮断機が付いているんだから、いちいち安全確認する必要はないんじゃないの?」と思っている方、中にはいらっしゃるかもしれませんね。確かに、列車が接近すれば、警報器が鳴り、遮断機が下りるので、わざわざ自分で安全確認する必要はないように感じるかもしれません。でも、警報器や遮断機が、絶対に故障することなく、いつも必ず、100%正しく作動する・・・、などという保証はないですよね?

実際、今年8月、JR四国の徳島線で、警報器や遮断機が作動しないまま、普通列車が通過するという事案が発生したんだそうです。原因は近くで落雷があり、その影響と見られています。ただ、この踏切、故障した場合でも列車が通過する時には、安全に作動するように対策が施されていたんです。ところが今回は、その仕組みも作動しなかったといいます。

こうした踏切装置の故障は、少ないとはいえ、実は各地で発生しています。そんな予想外の事態に備えて、踏切の手前では、必ず停止して、目視で、そして見通しが悪ければ窓を開けて音も聞くようにしましょう。とにかく安全確認を怠らないことが、事故を防ぐための基本中のキホンですよ!

【踏切内に閉じ込められたら】11月29日(水)

「踏切での事故防止」をテーマにお送りしている、今週の、「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。ところで、クルマで踏切を渡っている時、大丈夫だと判断して進入したにもかかわらず、途中で遮断機が下りてきて、踏切の中に閉じ込められてしまったら、みなさんはどうしますか?場所によっては、遮断機が下りてから15秒ほどで列車が来ることがある、といいますから、その立ち往生に一刻の猶予もありません。

そんな時、クルマが動くなら、脱出する方法があります。

それは、そのまま前進して、遮断棒をゆっくりクルマで押してみることです。実は多くの遮断棒は、根元から斜め上に曲がるように作られています。そのため、クルマで押しても折れずに跳ね上がり、脱出することが出来るんです。でもこの時、「もし遮断棒を折ってしまったらどうしよう」とか、「クルマにキズが付くのがイヤだなぁ」などと、ついその場で考えてしまい、前進を躊躇する人がいるかもしれませんね。しかし、列車と衝突したら、それこそ取り返しのつかない一大事です。そんなことを心配するより、とにかく踏切の外に出て、衝突を避けることを最優先しましょう。

ただ、ここで一番重要なのは、踏切に閉じ込められるような運転をしないことです。
警報器が鳴り始めたら、絶対に踏切には進入しないでください。また、踏切を渡るにあたり、渡った先に自分のクルマが入れる十分なスペースがあるかどうかを、しっかり確認してから通行するようにしてくださいね!

【踏切で立ち往生】11月30日(木)

「踏切での事故防止」をテーマに、今週はお送りしています。

きのう、踏切に閉じ込められた時の対処方法についてご紹介しました。しかし場合によっては、踏切の中でエンストや脱輪などを起こして、クルマをまったく動かせなくなるケースもあります。もしそんなことになったら、急いでしなければいけないのが、クルマを降りて、非常ボタンを押すことです。

ただ、この非常ボタン、いざ押すとなると、抵抗を感じる方、少なからずいらっしゃるようですね。でも直面している現場は、ひとつ間違えれば大惨事になってもおかしくなく、躊躇している時間は、数秒たりともありませんよ。踏切で警報器が鳴り始めたら、ほとんどの場所において列車はすぐにやってきます。非常ボタンを押しても、列車はすぐには停まれませんから、安全に列車を停車させるためには、
とにかく一刻も早く、運転士に危険を知らせることが重要です。

もちろん、警報器が鳴っていなかったとしても、躊躇なく非常ボタンを押してくださいね。

非常ボタンを押したら、速やかに踏切の外へ避難しましょう。そして、ボタン付近に表示されている連絡先へ電話することを、くれぐれも忘れないでください。

ちなみに、もし踏切に非常ボタンがない場合は、クルマに積んである発炎筒を使って、列車に危険を知らせるようにしてください。当然その時も、踏切や線路の中に留まっていてはいけませんよ!

【その他の踏切での注意点】12月1日(金)

「踏切での事故防止」をテーマにお送りしてきた今週、きのうまでは、踏切での列車とクルマの事故を中心にお話してきましたが、踏切では他にも気を付けなければいけないことが、いろいろとあります。

まず踏切は、クルマだけでなく、多くの歩行者や自転車も通行します。
特に列車が通過したあとは、遮断機が上がると、一気に人や自転車も、同時に渡り始めますよね。そんな時、踏切を斜めに渡る人も少なくありません。クルマで通行する際は、そんな歩行者や自転車の動きにもしっかりと目を留め、十分注意するようにしてくださいね。

また踏切内が、そんな方々で混雑しているような場合は、先に渡ってもらうようにし、クルマはある程度すいた状態になってから通行することを心掛けましょう。

そして、雨や雪などの時にも気を付けるべきポイントがあります。

というのも、レールは鉄で出来ていますので、濡れるととても滑りやすくなってしまいます。そんな踏切内でスピードを出すのは、危険極まりない行為といえます。マニュアル車の場合は、ギヤはローのまま、変速せずに、ゆっくり抜けるようにしてください。

今週は、「踏切での事故防止」をテーマにご紹介しました。

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