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◆ クルマの冬支度

2023/12/22 UP!

2023年最後の月も半ばをすぎ、週末には冬至を迎えます。この秋冬は、暖かい日が多かった印象ではあるものの、年が明ければ、やはり本格的な寒さの到来となるでしょう。そこで今週は、「クルマの冬支度」をテーマに、様々なポイントをご紹介していきたいと思います。

【冬のバッテリー上がりを防ぐ】12月18日(月)

まず、冬場に増えるトラブルが、バッテリー上がりです。これからの時期に多くなる、その原因とは何でしょうか?

実は、寒さが増すとバッテリーの性能は低下し、その実力を十分発揮できなくなってしまうことが挙げられます。というのも、バッテリーは外気温の影響を受けやすく、気温が低くなることで、バッテリーの容量も低下してしまうそうです。またバッテリーの化学反応が鈍くなり、充電効率も悪くなるといいます。

さらに、気温の低下はエンジンオイルの粘りを強めてしまいます。そのためエンジンをスタートするのに、抵抗が大きくなり、より多くの電気が必要となるんです。その他、寒い季節にエアコン暖房は欠かせませんし、日が短いためヘッドライトを使う時間も長くなるなど、電装品の使用量が増え、放電する量も多くなりがちです。

ということで、冬場のバッテリー上がりを防ぐためには、まずバッテリーの状態を点検してもらい、劣化している場合は、早めに交換することが重要です。また、平日など普段、あまりクルマに乗らないという人も、せめて1、2週間に1回程度は、1時間以上走行するなど、積極的にバッテリーを充電するように心がけてくださいね。

【冬用タイヤの点検】12月19日(火)

昨シーズンまでにスタッドレスタイヤを購入された方は、そろそろ、夏用タイヤからの交換を考えていらっしゃるかもしれませんね。でもその前に、キチンと確認してもらいたいのが、久しぶりに使用するタイヤの状態チェックです。

まずポイントとなるのが、摩耗状態。スタッドレスタイヤには夏用タイヤと同じように、溝の深さが1.6ミリ以下になると現れる「スリップサイン」という突起が、溝の中にあります。またその他に、スタッドレスタイヤの溝の深さが、新品の時の50%以下になると現れる、「プラットホーム」という突起も、溝の中にはあるんです。

「スリップサイン」が出たタイヤは、それ以上使用することは法律で禁じられています。これは夏用タイヤと同じですね。一方、「プラットホーム」が露出すると、スタッドレスタイヤは性能が大幅に低下し、雪道やシャーベット状態の路面でスリップする危険性が高くなってしまうんです。

そのためプラットホームは、冬用タイヤとして使用できなくなる目安となっています。プラットホームが表れていないか、シーズン中は定期的に、タイヤを点検するようにしましょう。

その他、タイヤゴムは時間が経つとどうしても劣化してゆきます。特に数シーズン使っている場合は、
表面にひび割れなどができていないか、丁寧にチェックしてみましょう。こうしたチェックで異常が見られた場合は、冬用タイヤを買い替えるタイミングです。お近くのカーディーラーなどで、交換するようにしてくださいね!

【タイヤチェーンの用意】12月20日(水)

「クルマの冬支度」をテーマにお送りしている、今週の、「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。

きのう、冬用タイヤの交換前の点検についてご紹介しました。でも、雪がめったに降らない南関東では、冬用タイヤなどを用意するのは、やっぱりちょっとためらってしまう・・・という方も、少なからずいらっしゃることでしょう。

そこで、一般の夏用タイヤを使っている方は、イザという時に備えて、タイヤチェーンをあらかじめ用意しておくのがオススメです。というのも、近年の傾向では、雪が降るという予報が出ると、冬用タイヤやチェーンはあっという間に売り切れてしまい、手に入れることができなくなってしまいますからね。

そんなタイヤチェーンには、いろいろ種類があります。例えば材質では、大きく分けると「金属チェーン」と、ゴムやウレタンなどで出来た「非金属チェーン」があります。「金属チェーン」は、価格が安くて、駆動力が高いのが特徴。でも、走行するときの騒音や振動が大きいというデメリットがあります。対する「非金属チェーン」は、装着しやすく、走行中の騒音や振動が少ないのがポイント。ただし、価格はやや高めになります。

ところで、冬用タイヤを使っている方も、寒冷地にお出かけになる場合は、タイヤチェーンを用意していくようにしましょう。というのも、チェーン規制が行われると、冬用タイヤを履いていても、タイヤチェーンを携行していないと規制の対象に含まれ、通行できなくなることがあるからです。

タイヤチェーンのお求めは、お近くのカーディーラーのスタッフなどご相談くださいね。

【冬用ワイパーの用意】12月21日(木)

リスナーさんの中で、この冬、ウインタースポーツや旅行、帰省などで、雪の降る地域へお出かけされる方、もちろんたくさんいらっしゃることと思います。そうした方々は、冬用タイヤやチェーンなどの用意は済んでいるかもしれませんが、同時に冬用ワイパーへの交換も、強くオススメしますよ!

雨の日などに、クリアな視界を保ってくれるワイパー。

でも、雪の日にクルマを運転したことのある方ならお分かりでしょうが、一般的な夏用のワイパーでは、ガラスに付着した雪をしっかりふき取ることはできません。では、普通の夏用ワイパーと冬用ワイパーは、どんな所が違うのでしょうか?

通常のワイパーブレードでは、ゴムを支えるフレームの部分に雪が付着し、すぐに凍り付いてしまいます。そうなるとワイパーとしての機能が低下してしまい、雪を十分に取り除くことができなくなってしまうんです。

その点、冬用ワイパーのブレードは、フレーム部分が特殊なラバーで覆われていて、雪が溜まらず、凍らないようになっています。そのため通常の雨を取り除く働きに加えて、ガラスに付着した雪をかき分け、視界をクリアーに保つことができるんです。

この冬、寒冷地にお出かけの予定がある方は、ぜひ冬用ワイパーのご用意を、忘れないでくださいね!

【下回りの防錆コーティング】12月22日(金)

「クルマの冬支度」をテーマにお届けしてきました、今週の「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。

きのう、冬用ワイパーについてご紹介しましたが、雪の多い地域を運転する予定があるなら、検討して頂きたい整備があります。それが、下回りの防錆コーティング、つまりサビ止めです。

みなさんご存知の通り、クルマには鉄が多く使われています。そんなクルマにとっての大敵は、塩水。
海辺を走り海水などにふれると、すぐにサビが広がってしまいます。では山あいといった、雪の多い地域のどこに塩があるかといいますと、雪や氷を溶かすために道路にまかれている「融雪剤」が、そうなんです。実は融雪剤の主な成分は、塩化カルシウムや岩塩など。コレ簡単にいうと、「塩」なんです。
つまり融雪剤で溶けた雪解け水は、塩水そのもの。そこをクルマで通過するたびに、下回りやボディに濃い塩水を浴びることになるんです。

そこで、下回りを防錆コーティングしておけば、サビの発生を防ぎ、広がるのをくい止めてくれます。
また、はねあげた石などによるキズを防止する効果もあるんですよ。そんな、愛車に頼もしい防錆コーティングをご希望の方は、ぜひお近くのカーディーラーなどにお問い合わせください。

今週は、「クルマの冬支度」をテーマにご紹介しました。

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