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◆ 積雪時の注意

2024/1/19 UP!

暖冬といわれているこの冬ですが、やはり寒い日だってあります。先月も、強い寒波が到来し、北日本や北陸地方など、突然の大雪に見舞われた地域がありましたね。でもこれは、千葉県をはじめとした南関東でも、他人事じゃありません。大雪はいつやって来るか、分かりませんからね。

そこで今週は、「積雪時の注意」をテーマに、雪が積もった時の運転について、注意点などを取り上げていきたいと思います。

【雪道ではノーマルタイヤは絶対NG】1月15日(月)


まずは、雪道走行の基本中の基本。タイヤについてです。

何より大切なことは、積雪が予想される日には、ノーマルタイヤで出かけては絶対にダメ!ということ。雪が降っても積もることの少ない南関東では、スタッドレスタイヤやタイヤチェーンを持っていないドライバーさんも多いでしょう。そのため、雪が降っている時でも、「なんとかなるだろう」とノーマルタイヤで出かけてしまい、スリップ事故や渋滞の原因になってしまうケースが後を絶ちません。雪が積もった道を、ノーマルタイヤで安全に走るのは、どんな熟練のドライバーさんでも、至難の業です。そんな離れ業に、ぶっつけ本番で挑戦することほど、無謀なことはありませんよね。

ということで、雪が予想される日には、冬用タイヤなどに履き替えるか、タイヤチェーンを忘れずに用意してください。もし、そうしたものが用意できない場合は、クルマで出かけるのは、極力見合わせるようにしてくださいね。

【雪道運転の基本】1月16日(火)

きのう、積雪が予想される日には、冬用タイヤやタイヤチェーンの用意が欠かせない、というお話をしました。でも、そうした準備を整えてあったとしても、普段と同じように運転していい訳ではありませんよ。雪道を走行する時ならではの、注意点があるんです。

まず、よく言われることですが、「急」がつく運転をしないことです。急発進・急ハンドル・急ブレーキ、がそうですね。

雪が積もった路面は、タイヤのグリップ力が極端に落ちます。そのため発進する時には、タイヤがスリップしないように、オートマ車ならクリープ現象を利用するなど、じんわりゆっくり発進しましょう。

一方、近年のクルマには、ほとんど「ABS」=「アンチロック・ブレーキ・システム」が付いているので、雪道でブレーキをかけても、ロックしにくくなっています。しかしそれでも、ガツンと急にブレーキを踏むと、車体が不安定になることが考えられます。そのためフットブレーキを多用せず、早めにエンジンブレーキも上手に使って減速し、その後、必要に応じてゆっくりブレーキを踏むことが大切です。また、急なハンドル操作を行うと、スリップしてコントロールできなくなる場合があります。車線変更の時などは、慎重に行うようにしましょう。

雪に慣れていない南関東の人にとって、積雪した道路は、未知の世界です。運転する際は、細心の注意を払うようにしてくださいね!

【坂道での注意】1月17日(水)

「積雪時の注意」をテーマにお送りしている、今週の、「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。

きのう、雪道に慣れていない人のための、基本的な運転のポイントについて改めてご紹介しました。しかしその他にも、雪道での運転で、鬼門となる場所があります。それが「坂道」です。

よくニュースの映像などでも、坂道でコントロールを失ってスリップしたり、立ち往生したりする様子が映ること、ありますよね。それだけ坂道は、注意が必要な場所なんです。注意点は、クルマの駆動方式によっても違うのですが、今朝は特に、対象となるクルマの多い、「前輪駆動」いわゆるFF車についてお話したいと思います。

上り坂では前輪にかかる荷重が減るため、途中で停車したりすると、前輪がスリップして、上れなくなることがあります。そこで、平坦な所で少し助走を付けて、できるだけアクセルを踏む量を一定にして上ってしまうようにするのがいいでしょう。

反対に下り坂では、前輪の荷重が増加して、前輪のグリップ力が増す一方、後輪にかかる重さが減って、そのグリップ力が低下します。すると、ちょっとハンドルを切り過ぎたり、急なアクセル操作によって、スピンすることがあるんです。そこで下り坂でも、アクセルは一定に保ち、ハンドル操作も、カーブに合わせて少しずつ切るように注意してくださいね。

【大雪が降ったあとは…】1月18日(木)

ふだん雪がほとんど降らない千葉県をはじめとする南関東ですが、それでも南岸低気圧の影響で、時折、ビックリするほどの雪が降り、あっという間に積もってしまうことがあります。そんな大雪の後は、いつも通る街や道路も、環境が一変!いろいろ注意しなければいけないポイントがありますので、
今朝は、その辺りをチェックしておきましょう!

まず、クルマの往来がほどほどにある道路は、時間とともに、交通量で自然にとけたり、除雪されたりして、比較的通行しやすくなっていることでしょう。ただ道路脇に、除雪された雪が山積みになっているケースでは、どうしても道路幅が狭くなってしまいます。そんな場所で、対向車とすれ違う時は、接触しないように気を付けてください。

また、歩道の除雪が行われていないため、歩行者などが、車道に出てくる場合があります。そういった場所は足元が悪いので、突然転倒することも考えられるでしょう。歩行者のそばを通行する時には、できるだけ安全な距離を取った上で、その動きにも十分注意を払いましょう。

そして雪が降った後、それが溶け出すと、夜の間に、凍結してしまいます。中でも注意しなければいけない状態が、「ブラックアイスバーン」です。路面に薄く氷が張り、単に路面が濡れているだけに見えてしまう状態のことで、うかつにその上を通行してしまうと、スリップすることがよくあるんです。「黒く見える場所は凍っているかもしれない」と考えて、スピードを落とし、慎重に通行するようにしてくださいね!

【雪の後クルマに乗り込むには】1月19日(金)

「積雪時の注意」をテーマにお届けした今週ですが、ところで、多めに雪が降った後は、クルマに乗り込む際にも、注意したいことが色々あるんです。今朝は、その辺りをチェックしてみましょう。

まず、いきなりドアを開けてはいけませんよ。というのも、そのままドアを開けてしまうと、雪がどさっと落ちて、車内に入り込んでしまうんです。ドアを開ける前に、運転席側のドアと屋根の雪を取り払っておきましょう。

続いて、フロントガラスなどの雪を取り除きます。凍結している場合は、エンジンを掛けたらエアコンをつけ、「デフロスター」に合わせましょう。5分もすれば溶けてくるはずです。「デフロスター」は、ダッシュボード中央のインストルメントパネルにある、扇型に温泉マークのような3本の矢印が描かれているので、きっとすぐにわかると思います。お湯をかけるという方もいらっしゃるでしょうが、熱湯は禁物ですよ。ガラスが破損する場合があるので、30度から40度程度のぬるま湯にしましょう。

そして、出発前に忘れてはいけないのが、屋根の雪を取り除いておくことです。というのも、ブレーキをかけたときに雪がドサッと目の前に落ちて、視界を塞いでしまうことがあるので、とてもキケンなんです!また走行中、道路に雪の塊が落下すると、後続車がそれをよけようとして、事故につながる可能性もあります。そんな点にも、十分注意を払うようにしてください!

今週は、「積雪時の注意」をテーマにご紹介しました。

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