2024/6/28 UP!
皆さんは勿論、ハンドルを握っている時には、安全運転を心がけていらっしゃると思います。でも安全に運転するには、おクルマに乗っている間だけ気を付ければいい、という訳ではないんですよ。普段の生活から備えておくことで、より安全に運転できるポイントがいくつもあるんです。
そこで今週は「日ごろからできる交通事故防止」をテーマにさまざまなトピックを取り上げていきたいと思います。
【睡眠不足は危険】6月24日(月)
まず、今朝取り上げるのは、「日ごろから十分な睡眠をとる」ということです。
睡眠不足は、当然ながら居眠り運転の原因になります。また、ウトウトまでしなくても、運転中、集中力や注意力が薄れたり、判断力が鈍くなったり、さらに運転・操作が雑になったりと、いろいろな悪影響が出てしまいます。
実際、厚生労働省が以前、トラックのドライバーさんに対して行った調査結果によりますと、睡眠時間が5時間未満で運転した場合、居眠り運転のリスクは3倍に。そして、事故に直結する一歩手前の出来事、いわゆるヒヤリハット体験は、2.3倍になることが分かったそうです。
睡眠不足では、「正常な運転ができないおそれ」があるうえ、交通ルール違反となる可能性もあります。このコーナーをお聞きのドライバーの皆さん、安全運転には、まずご自身の体調管理が欠かせませんよ。日ごろから規則正しい生活を送るようにし、翌日に疲れを残さないためにも、しっかり睡眠をとるよう心がけてくださいね。
【体調管理に気を付ける】6月25日(火)
今週は、「日ごろからできる交通事故防止」をテーマにお送りしています。
皆さんは勿論、日頃から安全運転を心がけていらっしゃると思いますが、交通事故の中には、本人の意思では防ぐのが難しいものもあるんです。というのも、これまで、脇見運転や居眠り運転が原因と思われていた交通事故の中に、ドライバーさんの急な体調不良によって起きたものが、少なからずあることが分かって来ました。例えば、脳血管疾患や心疾患などによって、失神や発作、突然死を引き起こし、その結果、事故に至ったケースもあるというんです。
こうした事故を起こした人の病歴を調べてみると、およそ7割の方に、何らかの持病があったといいます。ただ、運転中の急な体調変化を予防する方法は、残念ながらありません。しかし、そのリスクを低減することはできます。それは、日ごろから体調管理に気を付けることです。
まずは、当たり前のことですが、持病のある人は、キチンと治療を受けることが大切です。すでに治療を受けているという場合は、薬の飲み忘れや、薬の副作用などに注意しましょう。そして、運転中に体調不良を感じたら、決して我慢せず、すぐに運転を中止して、休憩したり、医療機関で治療を受けるといった対応を、徹底しましょう。
皆さんも、体調管理には十分気を付けてくださいね。
【日ごろから急ブレーキの練習】6月26日(水)
「日ごろからできる交通事故防止」をテーマにお送りしている今週の「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。
ところで、運転中の不要な急ブレーキは、追突事故の原因にもなりかねないため、交通ルール違反だということ、リスナーの皆さんは、すでにご存知だと思います。でも、前を走るクルマが何らかの事情で急ブレーキをかけたり、歩行者が急に飛び出してきた際には、キケンを回避するために、急ブレーキを躊躇なく踏まなければいけません。そんな時、皆さんはちゃんとブレーキペダルを踏めますか?
コレ、一見簡単そうですが、「むやみに、急ブレーキをかけてはいけない」という意識が邪魔をして、強くブレーキペダルを踏めない人が、意外と多いんだそうです。でも、急ブレーキをかけられないと、事故の被害が、より拡大する可能性があります。そこで日ごろから、強くブレーキを踏む感覚を練習しておくのがオススメです。
方法は、クルマに乗ってエンジンをかける前に、正しいシートポジションで、ブレーキペダルを「ガン!」と思いっきり踏み込むだけ。これを普段から練習していれば、必要な場面で、しっかりブレーキペダルを踏むことが出来るようになるはずです。ちなみにABS=アンチロック・ブレーキ・システムが付いているクルマは、走行中に急ブレーキをかけると、ブレーキペダルから「ブルブルブル」という振動が伝わってきます。イザという時は、それに驚いてブレーキを緩めないで、しっかりと踏み続けてくださいね。
【車内の空気の質を意識する】6月27日(木)
今週お送りしているテーマは、「日ごろからできる交通事故防止」です。
皆さんは、カーエアコンを使う時、「外気導入」と「内気循環」のどちらを利用することが多いですか?実はその選び方で、体調に影響が出る可能性があるんだそうです。JAF・日本自動車連盟では、その選択について検証を行っています。実験では、エアコンフィルターを新品に交換した同じ車種のクルマを2台用意し、カーエアコンを、それぞれ「内気循環」と「外気導入」に設定。4人ずつ乗車して、高速道路や郊外・山道、市街地などを各1時間ほど走行しました。そして、二酸化炭素や酸素の濃度など、車内の空気の質を測定していったんだそうです。
すると、「外気導入」にした車内の二酸化炭素濃度は常に1000ppm前後だったそうですが、「内気循環」の方では、最大6770ppmを記録したそうです。酸素濃度は、二酸化炭素ほど差はなかったものの、「内気循環」の方が最大1%近く低下したといいます。
二酸化炭素の濃度は、3000ppmを超えると、疲労感が増したり、注意力が低下したり、さらに眠気や頭痛を訴える人が増加する、という研究結果があるんだそうです。もしそんな状態になったら、事故につながる可能性もありますよね。
梅雨どきは、車内の湿度を上げないように「内気循環」にしている方、多いかもしれませんが、安全運転のためには、時々は「外気導入」にしたり、休憩をとるなどして、車内の空気の入れ替えを、心がけるようにしてくださいね。
【定期的な点検・整備】6月28日(金)
「日ごろからできる交通事故防止」をテーマにお届けしてきた今週ですが、安全なドライブを楽しむためには、クルマが正常に機能し、トラブルのないことが大前提ですよね。そこで重要になってくるのが、日ごろからの定期的な点検と適切な整備です。そうした点検・整備を怠ると、思わぬトラブルが発生し、重大な事故につながる可能性があります。
クルマの点検・整備には、ドライバーさんがクルマに乗る前や降りた後に行う「日常点検・整備」と、12カ月、そして24カ月ごとにプロの目でチェックする「定期点検・整備」の2つがあります。どちらも法令で定められていて、ドライバーor所有者の義務となっています。ただ、普段忙しくて、なかなか日常点検に手が回らないという方も、中にはいらっしゃると思います。そこで、そんな方にオススメしたいのが、カーディーラーで行っている点検サービスです。
例えば、千葉トヨペットで行っている「プロケア10」も、その一つ。エンジンやバッテリー、オイル類、そしてタイヤにライト、ブレーキのほか、私たちではなかなかチェックできない、クルマの下回りのオイル漏れや損傷など、10項目に渡りプロの眼でしっかりと点検してくれますよ。安全の基本は、何といってもおクルマの健康から、ですよね!
今週は、「日ごろからできる交通事故防止」をテーマにご紹介しました。
2024/6/21 UP!
道路のどんな所で交通事故が多く発生しているか、みなさんはご存知でしょうか?
それは、交差点です。
例えば、警察庁の統計では、2022年に発生した全国の交通事故30万839件のうち、交差点で発生したのは42.8%で、交差点付近の13.9%と合わせると、6割近くを占めていました。
そこで今週は、「交差点での注意点」をテーマに、交差点を通過する時のポイントについて、いろいろ取り上げていきたいと思います。
【一時停止は正しく停止する】6月17日(月)
まず、信号のない交差点では、交差する道路のいずれかに、一時停止の標識や道路標示があることが多いはずです。そんな場所で、みなさんは正しく一時停止していますか?街なかを見ていると、交差点の手前でちょっと徐行するだけで走ってしまうクルマや、見通しの悪い交差点で、運転席から左右の道路が見渡せる場所まで進んでから停車し、発進するクルマなどを目にします。これだと、ボンネットがすでに交差点内に突っ込んでいますから、ちょうどクルマや自転車、歩行者などが来ていたら、事故になりかねませんよね。そこで意識して頂きたいのが、二段階停止です。具体的には、まず停止線の直前で、一度停止します。その後、ゆっくり前進してボンネットの先端を交差道路に少しずつ出し、接近しているクルマや歩行者などに、自分の存在を知らせます。そして、左右の状況を確認できる位置まで徐々に進んで再び停止。安全が確認できたら発進します。面倒に思うかもしれませんが、事故を防ぐためです。一時停止と安全確認は、確実に行うようにしてくださいね。
【危険なあおりハンドルはやめよう】6月18日(火)
今週は、「交差点での注意点」をテーマにお送りしています。
ところでみなさんは、「あおりハンドル」という言葉をご存知ですか?「あおり運転」ではありませんよ。「あおりハンドル」です。
これは、左折する時、ハンドルを一旦右に切ってから左折する行為を指します。そんな運転をするクルマに遭遇したことのある方、多いのではないでしょうか。でも、この「あおりハンドル」、実は非常に迷惑で危険な行為。自動車学校などでは「やってはいけない運転」と、習うはずです。
では、どんな点が問題なんでしょうか?
まず、左折する時には「できる限り道路の左端に沿う」のが、道路交通法で定められた、正しい左折です。でも、一旦右にふくらんで左を開けてしまうことにより、後続のバイクや自転車などが直進できると考えて、その空いたスペースへ進入する可能性があります。すると、左折時に巻き込んでしまう危険性が高いんです。
また、左にウインカーを出すと、後続車は少し右側に寄りつつ、そのクルマを追い抜こうとすることもよくあるでしょう。ところが逆に、突如、車体を右に振ってくるため、接触してしまう恐れもあります。さらには、ハンドルを右に切れば、左に出したウインカーはキャンセルされてしまうはずです。中途半端なウインカーに加え、ハンドルを右に左に切るんですから、これは、周囲からすると危険極まりない行為ですよね。
「あおりハンドル」が習慣になっている人も、少なくないようです。ご自分の左折の際のクセをもう一度見直して、基本に忠実かつ、安全な左折を行うようにしてください!
【コンビニワープは危険!】6月19日(水)
「交差点での注意点」をテーマにお送りしている今週の「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。
きのう、危険な「あおりハンドル」についてご紹介しましたが、今朝も、交差点周辺で見られる危険な運転について、取り上げたいと思います。それが、「コンビニワープ」などと呼ばれる運転です。これは、次の交差点で左折、または右折するクルマが、信号待ちを避けるために、交差点の角にあるコンビニや飲食店などの駐車場をショートカットして、左折や右折をする行為をいいます。
確かに、信号を無視している訳ではないので、法律的に取り締まるのは難しいかもしれません。でも、この「コンビニワープ」、皆さんが思っている以上に危ない運転なんです。
というのも、駐車場の中では、停まっているクルマの陰から、歩行者が急に出て来る可能性があります。そんな場所を、素通りするつもりで走るんですから、速度も通常より速いでしょう。
また、こういったドライバーが、慎重に安全確認をしているかといえば、疑わしいと言わざるを得ません。さらに歩行者のほうも、駐車場を素通りする目的でクルマが走り抜けるなんて、まず考えていませんから、十分警戒できていない可能性があります。
実際に、コンビニワープが原因で、歩行者がはねられて、死亡する事故も発生しています。「コンビニワープ」は、まさに身勝手な迷惑行為にほかなりません。リスナーの皆さんは、絶対にしないでくださいね。
【右直事故に注意】6月20日(木)
今週は、「交差点での注意点」についてお送りしています。
交差点での交通事故でよくあるのが、右折しようとしたクルマと、対向車線を直進してきたクルマが衝突する、いわゆる「右直(うちょく)事故」と呼ばれる事故です。
直進車と右折車では、みなさんもご存知の通り、原則として直進車が優先ですので、直進車のドライバーさんは、自分が通過するまで、右折車は待ってくれると考えるでしょう。ただ、この考えをあまり過信し過ぎるのはよくありません。というのも、中には強引に右折してくるクルマがいるかもしれない、からです。
ということで交差点では、直進車であっても、自分のほうが優先だからとタカをくくらず、右折車の動きには十分気を付けましょう。また前方の信号が、赤信号はもちろんのこと、黄信号になっているのに、強引に直進するのは右直事故などにつながる危険な行為です。絶対にやめてくださいね!
一方、右折側のドライバーさんも、安易な見切りによる右折は事故の元です。直進車のスピードや距離を的確に判断して、無理のない右折を心がけてください。特に、反対車線から直進してくる対象がバイクの場合は、要注意です。バイクは車体が小さいため、一見すると、スピードが出ていないように感じてしまいがち。この見間違いは、錯覚によるものなので、完全には防げないかもしれませんが、バイクのスピードは、見た目と大きな誤差があるということ、日頃から、しっかりと認識しておくようにしましょうね。
【死角のバイクに注意】6月21日(金)
「交差点での注意点」をテーマにお届けしてきた今週ですが、きのう、右折する車と直進車による事故、「右直事故」に注意して欲しい、というお話をご紹介しました。そこにバイクが絡むと、クルマはより慎重な運転が必要となります。というのも、車体の小さなバイクは、クルマの死角に入って、見えなくなることがあるからです。
例えば、渋滞している時など、交差点付近でクルマが停まっているような状況では、右折しようとした車が、その陰から直進してきたバイクを発見するのが遅れて、衝突してしまうことがあります。
そこで、右折側のクルマは、交差点付近に停まっているクルマがある時には、「バイクが来るかもしれない!」ということを常に想定するようにし、停車車両の屋根越しや窓越しに、バイクの姿を見ることが大切です。また、停車しているクルマの前を通過する際は、一時停止をし、安全確認を行うようにしましょう。
一方、右折車の後ろにバイクが続いている場合も、クルマの陰になって、直進車からはバイクが確認しづらくなります。右折車に続いて、バイクも強引に右折してくる可能性がありますので、右折対向車がある時は、その後ろにバイクがいないか、十分注意するように心がけてくださいね。
今週は、「交差点での注意点」をテーマにご紹介しました。
2024/6/14 UP!
雨の日の運転では、視界の悪さ、そして路面の滑りやすさに注意しなければいけませんね。でも、それだけではありません。雨が降っていると、事故の原因につながりかねない、さまざまな要素があちこちにあるものです。そこで今週は「雨の日に気を付けたいモノ」をテーマに、さまざまなポイントを取り上げていきたいと思います。
【濡れた靴】6月10日(月)
まず、今朝取り上げるのは、濡れた靴です。「どうして濡れた靴が、事故につながるの?」不思議に思った方、いらっしゃるかもしれません。
実は、靴の裏が濡れていると、ブレーキペダルを踏んだ時に、滑って踏み外してしまうことがあるんです。必要な時に、ちゃんとブレーキを踏めないのも問題ですし、さらに、踏み外した勢いでアクセルを踏み込んでしまい、建物へ突っ込むという事故も、実際に起きています。
ということで、雨の日に運転する場合は、できるだけ素材や形状など、滑りにくい靴を選ぶことが大切。特に革靴は、濡れると滑りやすいモノが多いようで、注意しましょう。
また、濡れた道路を歩いてからクルマに乗り込む時は、車内に布などを用意しておいて、靴の裏についた水をふき取ったり、フロアマットで靴の裏を拭いたりすることも重要です。
そして普段から、ブレーキペダルの端を踏むのが習慣になっている人は、雨の日にペダルを踏み外しやすくなります。日ごろから、ペダルの中央を踏むよう心がけてくださいね。
【カサ差し運転の自転車に注意】6月11日(火)
今週は、「雨の日に気を付けたいモノ」をテーマにお送りしています。
昨日の「濡れた靴」につづいて取り上げるのは、雨の日に走っている自転車についてです。
まず自転車は、雨が降り始めたら、少しでも濡れないようにと、先を急いで運転する人が増えます。その結果、信号無視をしたり、安全確認を十分せずに道路を横断したりするケースもありますので、その動きには十分注意してくださいね。
また、雨がしばらく降り続けると見かけるのが、カサを差して走っている自転車です。そもそも、自転車のカサ差し運転は、道路交通法や各都道府県の条例で禁止されている行為です。その理由は、もちろんカサ差し運転が、非常に危険だからですよね。
そもそもカサがあると、周囲の安全確認が十分にできません。そのためクルマが近づいてきていても気づかずに、クルマの前にふらふら出て来る可能性があります。さらにはカサを差しているため、当然、片手運転になりますよね。するとハンドル操作も不安定ですし、ブレーキも片手でしかかけられませ。そうなるとキケンに気づいてブレーキをかけても止まり切れず、クルマの前に飛び出してくる・・・なんてことも起こり得ます。
ということで、雨の日にカサ差し運転している自転車を見かけたら、クルマの接近に気づいていないかもしれない、そしてブレーキをかけても止まれないかもしれない、ということを頭に入れて、可能な限り距離を取って走行するようにしてくださいね。
【雨で薄暗い時にはライトを点灯】6月12日(水)
「雨の日に気を付けたいモノ」をテーマにお送りしている今週の「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。
雨が強く降る時は、昼間でも、辺りが暗く、見えづらくなることがありますよね。そんな時に大切なのが、ヘッドライトを点灯することです。といっても、それは自分の視界を確保するため、だけではありませんよ。周りの人に、自分の存在をアピールするためでもあるんです。
というのも、大雨が降っている時は、ただでさえ辺りの視界が悪くなります。落ちてくる雨粒だけでなく、ガラスやドアミラーに水滴が付着して、後方など周囲を確認しづらくなります。さらに高速道路などでは、クルマによって巻き上げられた水しぶきも加わって、ミラーだけでは、後続車の位置も確認できないほどです。
そんな時に助けになるのが、ヘッドライトです。ヘッドライトが点いていれば、周囲のクルマや歩行者などに、自分の存在をしっかりアピールできます。
ただ、街を走っているクルマの中には、せっかくライトを点けているのに、スモールライトだけを点灯しているドライバーさんも多いようです。これは、昼間にライトを付けることへの抵抗感が、無意識のうちに作用しているのかもしれませんね。でも、スモールライトだけでは、少し距離が離れると、確認しづらくなることがよくあります。
安全のためには、ぜひヘッドライトを点けるようにしましょう。
【ハイドロプレーニング現象】6月13日(木)
今週お送りしているテーマは、「雨の日に気を付けたいモノ」です。
今日取り上げるのは「ハイドロプレーニング現象」です。免許をとるときに自動車学校などでも習ったことがあると思いますが、改めておさらいしておきましょう。
ハイドロプレーニング現象というのは、路面の水たまりなどを通過した時に、タイヤの溝による排水が追い付かず、タイヤと路面の間に、水の膜ができてしまう現象です。ちょうど、タイヤが水に浮いて滑っているような状態になるので、ハンドルやブレーキが効かなくなってしまいます。
その時に、不用意にハンドルを切ったり、急ブレーキを踏んだりすると、グリップが戻った時にクルマの挙動が大きく変化することになり、大変危険です。そこで、もしクルマが滑り始めたら、アクセルを少しだけ戻して、できるだけ何もせず、タイヤのグリップが回復するのを待つようにしてくださいね。
ただ、出来ればハイドロプレーニング現象を、起こさないようにすることが大切なのは、云うまでもありません。そのためには、タイヤの溝が十分にあることが重要です。摩耗したタイヤは、早めに交換しておきましょう!また、空気圧が不足している状態でも、接地面積が増えて排水しづらくなり、グリップを失いやすくなるそうです。
その他、スピードの出し過ぎも、ハイドロプレーニング現象が発生しやすくなります。雨の日、特に高速道路などでは、意識的にスピードを落として、慎重な運転を心がけてくださいね!
【蒸発現象】6月14日(金)
「雨の日に気を付けたいモノ」をテーマにお届けしてきました今週、最後のポイントとしてお伝えするのは、夜間に注意して欲しい「蒸発現象」についてです。
雨の日は、視界が悪くなるのはご存知の通りですが、夜になると、さらに見えづらくなる、ある現象が起こりやすくなります。それは、対向車のヘッドライトの明かりと自分のクルマのヘッドライトが重なる部分で、お互いの光が反射し合い、その間にいる歩行者が見えなくなってしまう現象です。「蒸発現象」や「グレア現象」と呼ばれます。
これは、天気に関係なく起こる現象なのですが、とくに雨の日は、路面の水たまりなどにライトの光が乱反射して、余計に起こりやすくなるんです。さらには、ライトの反射によって、センターラインや横断歩道、停止線などの道路標示が見えづらくなったという経験をした方も、多いのではないでしょうか。これも蒸発現象の一つです。
ということで、雨の日の夜の運転において、道路標示が見えづらいと感じたら、蒸発現象が起きていると踏まえることが重要です。その上で、歩行者がいるかもしれないと用心して、光の中の「何か動いたかも!」といった違和感を見落とさないようにしてください。そこに歩行者がいるかもしれませんからね。もちろん、歩行者などに気づいた時に、速やかに対応できるよう、スピードを落として慎重に運転することも大切ですよ!
今週は、「雨の日に気を付けたいモノ」をテーマにご紹介しました。
2024/6/7 UP!
6月に入りましたね。今年もいよいよ、本格的な雨の季節の到来です。
そんなとき、特に小雨模様のときなど、庭先や郊外の緑地などで、カラフルに映る花といえば、やっぱりアジサイじゃないでしょうか。
そこで今週は「千葉県の紫陽花スポット」をテーマにさまざまな情報を取り上げていきたいと思います!
【あけぼの山農業公園のアジサイ】6月3日(月)
まず今朝は、柏市にあります「あけぼの山農業公園」をピックアップします!
こちらの公園は、バーベキュー場や、芝生広場などがあり、四季折々の花が楽しめる、花の名所として知られていますよね。特に春、公園のシンボルとなっている風車をバックに、一面に咲き誇るチューリップ畑は有名で、県内外から多くの方が訪れます。
そして、例年5月下旬から6月下旬ごろには、アジサイが見ごろを迎えます。カシワバアジサイや、スミダノハナビ、オタフクアジサイなど、およそ500株、いろいろな種類のアジサイが涼やかに咲き揃います。また、6月中旬には、「水生植物園」でハナショウブも楽しめますよ。「水生植物園」は樹木も多いエリアにあるので、マイナスイオンたっぷりです!
そんな「あけぼの山農業公園」へのアクセスは、常磐自動車道の柏インターからだと、国道16号線を経由して、20分ほど走れば到着です。梅雨のひととき、入園・駐車場ともに無料となっているこちらの公園で、株ごとに趣きの違うアジサイの中から、お気に入りを見つけてみてはいかがでしょうか?
【道の駅 多古 あじさい館】6月4日(火)
今週は、「千葉県の紫陽花スポット」をテーマにお送りしています。二日目の今朝は、多古町にあります、「道の駅 多古 あじさい館」をピックアップしたいと思います。こちらは、のんびりとした田園風景と四季折々の花を見ながら、おいしい特産物を味わえる道の駅で、国道296号線と栗山川が交差する、多古大橋のたもとにあります。
館内の「ふれあい市場」では、多古町特産の多古米や、やまと芋など、新鮮な旬の野菜や手作りのおにぎり、そして加工品などを販売しています。またレストランでは、ブランド豚など地元の味覚を使った、おふくろの味を楽しむことができますよ!
そして、「あじさい館」という名前の通り、この施設ではアジサイが見どころの一つなんです。栗山川沿いに1980年に完成した「あじさい遊歩道」には、およそ1万株のアジサイが植えられていて、毎年この時期になると、カラフルな花が咲き誇ります。
また、今週土曜日・6月8日から16日の日曜日まで、「ふるさと多古町あじさい祭り」が、お隣りの「多古町あじさい公園」で開催されます。楽しいさまざまなイベントが行われる予定ですよ!
そんな「道の駅 多古 あじさい館」は、東関東自動車道を成田インターからだと、国道295号、296号を経由して、およそ25分で到着します。壮観かつ静かに佇むアジサイの花を楽しみながら、ぜひ地域の美味しいものも、味わってみてくださいね!
【真野寺のアジサイ】6月5日(水)
「千葉県の紫陽花スポット」をテーマにお送りしている、今週の、「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。
昨日の「多古 あじさい館」につづいて、今朝ピックアップするのは、南房総市にあります「真野寺(まのじ)」という寺院です。
こちらの開山は、なんと西暦725年。聖武天皇の時代に、高僧の行基によって開かれたと伝えられる、およそ1300年もの歴史を誇る古刹です。商売繁盛・金運上昇のご利益があるという「大黒天像」が安置されていることから、「真野大黒」とも呼ばれています。
毎月6日の大黒天の縁日には、護摩法要とあわせ、境内で「開運マルシェ」が開催され、グルメや物販、ワークショップなど、様々なブースが出店し賑わいます。また、この「真野寺」は、四季折々の花が咲く「花のお寺」としても知られていて、梅、ミモザ、ツツジ、サツキ、山百合、コスモス、水仙など、季節ごとの美しい花々を見ることができます。そして6月、駐車場付近に咲き誇るのが、およそ3000株のアジサイ。その時期には、手水舎の水にアジサイの花が浮かべられて、とってもフォトジェニックですよ!
そんな「真野寺」へのアクセスは、富津館山道路を「富浦インター」で降りると、およそ20分で到着です。アジサイの花を愛でながら、開運祈願もできるパワースポット。一度は訪れたい名刹ですね!
【鋸山・日本寺のアジサイ】6月6日(木)
今週お送りしているテーマは、「千葉県の紫陽花スポット」です。
四日目の今朝ピックアップするのは、千葉を代表する観光名所の一つでもある、鋸南町「鋸山」の「日本寺(にほんじ)」です。こちらも、きのうご紹介した「真野寺」と同じく、およそ1300年前、聖武天皇の時代に、行基によって開かれたとされる、関東最古の勅願所です。勅願所というのは、天皇の勅命などによって国家鎮護などを祈願した寺院などのことです。
日本寺は、鋸山の南側の斜面にあって、10万坪余りの広大な境内には、高さ31メートルの日本最大の磨崖仏(まがいぶつ)や、百尺観音像、千五百羅漢像など、多くの見どころが点在しています。中でも、突き出した岩の先端から崖下を覗く「地獄のぞき」は、県内有数の名所です。絶対、見逃せませんよ!
そして梅雨時には、大仏広場を中心に、境内にはおよそ2万株のアジサイが咲き揃います。見ごろは例年6月の下旬です。同じ頃には、アブラギリの白い花も開花するので、美しい競演を楽しむことができますよ。
そんな「日本寺」へのアクセスは、富津館山道路を富津金谷インターで降りると、5分ほどで到着です。また、有料ですが鋸山登山自動車道を使えば、クルマで鋸山を登ることもできます。アジサイを楽しみながらのハイキング、ぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか?
【マザー牧場のアジサイ】6月7日(金)
「千葉県の紫陽花スポット」をテーマにお届けしてきた今週ですが、最後に取り上げるのは、富津市にあります「マザー牧場」のアジサイです。
ご存知、観光牧場として大人気の「マザー牧場」。広大な敷地には、羊や、牛、馬、ヤギなど、たくさんの動物たちが飼育されていて、趣向を凝らしたイベントや動物との触れ合いが楽しめます!
そんな「マザー牧場」では、季節ごとに出合える様々なお花も、来場者には大人気となっています。そして、例年6月中旬から7月上旬にかけて見ごろを迎えるのが、およそ2000株のアジサイです。遊歩道をはじめ、場内のいたるところで目にすることができ、中でもフルーツ農園近くのアジサイ園では、「本アジサイ」をはじめ、ヤマアジサイの「紅 (くれない)」、「カシワバアジサイ」など、多種多様なアジサイに接することができますよ!
そんな「マザー牧場」へのアクセスは、館山自動車道の木更津南インターからだと、およそ15キロの場所にあります。東京・神奈川方面からだと君津スマートインターチェンジも便利です。場内には、雨の日でもいろいろと遊べる体験スポットもあるので、これからの時期のお出かけには、何かとウレシイですね!
今週は、「千葉県の紫陽花スポット」をテーマにご紹介しました。