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◆ ヘッドライトを有効に使う

2024/9/27 UP!

きのう9月22日は、「秋分の日」でしたね。「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」という趣旨の国民の祝日で、昼と夜の時間がほぼ同じになる日、ともいわれています。

これから、どんどん夜の時間が伸びていき、それにともない、クルマの運転では、ライトの使用時間が長くなっていきます。そこで今週は、「ヘッドライトを有効に使う」をテーマに、さまざまなポイントについて取り上げていきたいと思います。

【ライト点灯のルール】9月23日(月・振休)

まず今朝は、ヘッドライトを点灯するタイミングについて、改めて確認しておきましょう。

道路交通法では、ヘッドライトを点灯するのは、夜間、つまり日没から日の出までと決められています。例えば、9月下旬の千葉県の日没時間は、午後5時半ごろです。

その時間帯だと、まだまだ明るいんじゃないの?と思う方、いらっしゃるかもしれませんね。でもこの時期、日没以降、街は急速に暗くなっていきます。ただ人間の目は、少し暗くなっても、明るく見えるように順応していくため、それほど暗さを感じていないのでしょう。しかし実際には、日没を迎えると、人間の目は急速にものを捉えられなくなっていくんです。

そこで大切なのが、「早めにライトを点灯すること」です。これは、自分の視界を確保するためだけではありませんよ。自分の存在を、周囲のクルマや歩行者などにアピールする意味でも重要です。ということでドライバーさんは、日没時間のできれば30分前を目安に、ライトを点灯するよう心がけてみてくださいね!

【オートライトについて】9月24日(火)

今週は、「ヘッドライトを有効に使う」をテーマにお送りしています。

きのう、ヘッドライトは、夕暮れ前には点灯しよう・・・というお話をしましたが、クルマの機能でヘッドライトを自動で点灯させる「オートライト機能」はご存ですか?

オートライトは、走行中、クルマが周りの明るさを感知して、自動的にヘッドライトを点灯したり、消灯したりする機能です。そのため、この機能が搭載されているクルマなら、夕方暗くなってくれば、忘れることなくヘッドライトが点灯されることになります。

この「オートライト機能」2020年4月から販売されている新型の乗用車に、搭載が義務付けられた・・・ということを、ご存知の方もいらっしゃるでしょう。また実際、そうしたクルマに乗っているという方も多いのではないでしょうか。この便利な「オートライト機能」ですが、搭載の義務化以前に販売された車種には、その機能がついていなかったり、付いていても、ドライバーさんの判断で自動や手動に切り替え出来たので、スイッチをオンにしていないと、ヘッドライドが自動でつかないことがありました。しかし、この義務化によって、今後は暗い中を無灯火で走行するクルマは、減っていくでしょう。

とはいえ、まだ街なかを走る全てのクルマではありません。きのうもお伝えしたように暗くなると、「人」も「クルマ」も見えづらくなります。今回はクルマ便利機能の「オートライト機能」をお知らせしましたが安全にドライブする為にも、オートライトの有無に関わらず、ドライバーの皆さんは、
暗くなったら早めにヘッドライトを点灯するよう心がけてくださいね。

【ライトは上向きが基本】9月25日(水)

ヘッドライトには、上向きのハイビームと、下向きのロービームがあるのは、みなさん、もちろんご存知でしょう。そして夜間の走行中には、ハイビームにしておくのが基本だということも、すでに耳にされたことがあるんじゃないでしょうか?

これは、道路交通法で定められたルールです。もちろん、他のクルマとすれ違う時や、他のクルマの直後を走る時などは、ロービームに切り替えなければいけません。そのため、交通量の多い市街地を走る際には、ロービームで走ることになりますよね。

ではなぜ、ハイビームの方が、基本とされているのでしょうか?その理由は、それぞれのライトで照らせる範囲にあります。ロービームで照らせるのは、およそ40メートル先まで。対するハイビームは、100メートル先まで照らすことができます。この差が、とても重要なんです。

仮に時速60キロで走行している場合、ブレーキを踏んで停止するまで、クルマは一般におよそ45メートル進んでしまうとされています。つまりロービームを使用していると、歩行者などを発見して急ブレーキを踏んでも、間に合わない計算になるんです。

ということで、対向車や前にクルマがいない道路状況では、積極的にハイビームを使うことを心がけてくださいね。

【光軸は適正に】9月26日(木)

今週お送りしているテーマは、「ヘッドライトを有効に使う」です。

ところでみなさんは、「光り」の「軸」と書く「光軸(こうじく)」をご存知ですか?光軸とは、ヘッドライトの光が照らす方向のことをいいます。これがズレていると、必要な範囲を照らせなくなくなったり、対向車にまぶしい思いをさせてしまったりと、非常に危険です。

光軸がズレてしまう原因としては、段差に乗り上げるなど、クルマに大きな衝撃が加わったり、ヘッドライトのバルブ、つまり電球を自分で交換したりした場合などが考えられます。でも、乗っている本人からすると、そのズレは分かりにくいかもしれませんね。そこで、JAFのホームページでは、そんな光軸がズレていないか、簡単にチェックできる方法が紹介されています。

まず、ヘッドライトのロービームは、上方向を照らす光がカットされています。このカットされた部分と照射部分の境目を「カットオフライン」と呼びます。このカットオフラインは、通常、ヘッドライトの高さよりも、下に来るように調節されているのが正しい状態。通常は1%程度、下向きになるように調節されています。

そこで、クルマのすぐ前に立って、カットオフラインを自分の体に映し、そこを指で押さえておきます。そして、そのままクルマから5メートル遠ざかり、カットオフラインが指で押さえた位置よりも5センチ下に来ていれば、光軸は問題ないということになります。ただ反対に、指で押さえた位置よりも上に来てしまったら、速やかにカーディーラーなどへ相談して、正しく調整しましょうね!

【レンズのクリーニング】9月27日(金)

「ヘッドライトを有効に使う」をテーマにお届けしてきました今週の「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。ところで、夜間の走行に欠かせないヘッドライトですが、街なかを見ていると、ヘッドライトのレンズが曇ったり、黄ばんだりしているクルマを見かけることが、しばしばあります。

そんな状態になる原因としては、レンズの劣化を防ぐために表面に施されているコーティングが、紫外線などの影響ではがれたり、走行中の飛び石などでヘッドライトの表面に少しずつ細かい傷がつき、そこに汚れが付着したりすることが考えられます。

こうしてレンズが曇ってしまうと、ライトの明かりが十分な距離まで届かず、歩行者などの発見が遅れることにもなりかねません。また、愛車の顔ともなる目立つ部分ですので、見た目にもカッコ悪いですよね。そこでオススメしたいのが、レンズのクリーニングです。

レンズの表面を磨いて細かなキズやくすみを落とし、保護のためのコート剤を塗ることで、新車のときのような輝きを取り戻します。併せて、ヘッドライトのバルブを交換するのもオススメですよ。ライトの明るさに物足りなさを感じているという方は、どうぞお近くのカーディーラーへ、お気軽にご相談ください!

今週は、「ライトを有効に使う」をテーマにご紹介しました。

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