2024/10/25 UP!
10月も下旬に入り、いよいよ秋が深まってきましたね。昼の時間が短くなり、気温も低くなるなど、この季節は、おクルマで走っている時の状況が、次第に変わってきます。そこで今週は、「秋に気をつけたいこと」をテーマに、さまざまな運転のポイントを取り上げていきたいと思います。
【早朝や夕方の事故に注意】10月21日(月)
秋と言えば、日の出が遅くなり、日の入りが早くなりますよね。朝早く家を出る人の場合、まだ辺りが暗い、なんてこともあるでしょう。また、仕事などから帰る際も、陽が沈み大抵暗くなってら・・・、
というのも、秋冬ならではのことですよね。
そこで、そんなこれからの時期、特に注意していただきたいのが、早朝や夕方の歩行者との事故です。
早朝は、早起きの高齢者が散歩や畑仕事などに出掛けることがあります。ところが、ドライバーさんの感覚からすると「こんな時間帯には、歩行者などいないだろう」という思い込みから、油断が生じやすい時間帯でもあります。それに、周囲がまだ暗いですから、道路状況が見えにくく、危険性の高い時間帯といえます。
もちろん夕方だって、要注意です!
特に、日没前後のマジックアワーなどと呼ばれる時間帯は、歩行者など、周囲のものが見えづらくなります。ということで、早朝や夕方にクルマを運転する時は、可能な範囲で、ライトを上向きに点灯し、
前方の安全をしっかり確認することが大切ですよ!
【朝夕の日差しに注意】10月22日(火)
今週は、「秋に気をつけたいこと」をテーマにお送りしています。
これからの季節、クルマを運転していると、太陽をまぶしく感じる場面に出会うことがあります。夏のようにギラギラと照る太陽ではないのに、どうしてそこまで、まぶしさを感じてしまうんでしょうか?
これは、太陽が通る高さに関係があります。夏の太陽は、空の高いところを通るので、頭上から多くの光が照り付けます。一方、秋・冬は、空の低いところを太陽が通るため、光の量は少なくても、長い時間太陽が視界に入ってきて、まぶしく感じるんです。
警察庁の附属機関である「科学警察研究所」の分析によると、太陽の高さが、地平線から10度から30度の時に運転中のドライバーさんの目に太陽の光が直接入りやすく、交通事故率が高くなるんだそうです。
その高さに太陽がある時間帯を、千葉県内で発生した事故を例に調査。夏至と冬至に近い日にちの午後で比較したところ、夏至に近い場合が、16時10分から17時50分の100分間。冬至に近い場合が、12時50分から15時20分の150分間と、午後だけでも、冬の方が1.5倍も長かったんです。
運転中、太陽の光によるまぶしさを防ぐためには、サンバイザーもいいのですが、太陽の位置が低いと防ぎきれません。そんな時、背筋を伸ばして、少しでも太陽光を遮る方法もありますが、そうすると高い位置に設置された信号機が見にくくなり、信号を見落とす可能性がでてきます。そこで、秋冬でも、サングラスを上手に併用するのがオススメですよ!
【秋からは霧が発生しやすい】10月23日(水)
「秋に気をつけたいこと」をテーマにお送りしている今週の「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。
これからの季節は、霧が発生しやすい時期です。おクルマを走行中、もし濃い霧に出くわしたら、皆さんはどのように運転しますか?ということで今朝は、濃霧に出合った際の基本的なポイントをチェックしておきましょう。
まず、霧が発生すると視界が悪くなるので、事故を防ぐために、いつもよりもスピードを落とし、車間距離を十分取るようにしましょう。そして、視界を確保するためにヘッドライトを点灯します。ただこの時、遠くまで見通したいと、ハイビームにすると、霧で光が乱反射して、かえって視界が悪くなります。ロービームにするようにしてくださいね。フォグランプや、リアフォグランプを備えているクルマは、ぜひ活用するようにしましょう。
また、霧が濃くなり、遠くのものが見えづらくなったら、中央の車線など、近くのものを目印にして運転するのがいいでしょう。ガードレールの上の反射板なども目印にいいですね。
ただ、あまりに霧が濃くなってきた場合、無理をして運転するのは、とても危険です。安全な場所にクルマを停めて、霧が晴れるのを待つようにしましょう。一般道では、何らかの施設の駐車場。高速道路ではサービスエリアやパーキングエリアがお勧めです。ただし、追突される危険性があるので、道路脇に停車するのは避けてくださいね。
【落ち葉にも注意】10月24日(木)
今週お送りしているテーマは、「秋に気をつけたいこと」です。
これから先、木々が色づき、美しい紅葉が楽しめるシーズンとなりますが、そのあとは、多くの葉が散っていきます。そんな落葉の季節にも、運転するにあたり気を付けたいポイントがあります。
まず、乾燥した落ち葉や枯草は、非常に燃えやすいということ。クルマを停車した場所に、多くの落ち葉や枯草があり、高温の排気管に触れたりすると、アイドリングをしている間に、火が付く危険性があるんです。未舗装の場所や、落ち葉が降り積もった場所などにクルマを停める際は、十分注意するようにしてくださいね。
そしてもう一つ、落ち葉で気を付けたいのが、濡れて降り積もった落ち葉などをタイヤで踏むと、
非常にスリップしやすいということです。多くの植物の葉の表面には、ワックスのような油を含む層があって、それが水に濡れると分解されて表面に浮き出し、滑りやすくなってしまうんです。その滑りやすさは、条件にもよりますが、凍結した道路や雪道に近いと言われることもあります。
そこでクルマを運転している時、落ち葉が積もった場所を見かけたら、できるだけその落ち葉を踏まないように通行した方がいいでしょう。もし道路一面に散らばっていて、避けるのが難しい場合は、スピードを落とし、ハンドル操作やブレーキ操作をなるべく避けてください。決して、たかが葉っぱと油断することなく、くれぐれも慎重に運転するようにしましょうね。
【風邪薬などを飲む場合は要注意】10月25日(金)
「秋に気をつけたいこと」をテーマにお届けしてきました、今週の「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。
秋が深まり、気温が低下してくると、風邪をひく人も増えてくると思います。そんな時に、風邪薬を飲まれる方、やっぱり多いでしょうね。しかし風邪薬に限らず、さまざまな薬には、服用すると眠くなる成分が含まれていることがあるので、要注意です。
薬とクルマの運転については、道路交通法第66条に「何人も、過労、病気、薬物の影響その他の理由により、正常な運転ができないおそれがある状態で、車両等を運転してはならない」と定められています。つまり、薬の副作用などによって正常な運転ができない場合、クルマを運転することを禁止しているんです。
ちなみに罰則は1年以下の懲役、又は30万円以下の罰金。違反点数は25点となり、一発で免許取消です。普段から何気なく、風邪気味だから風邪薬を飲むという方もいると思いますが、この罰則の重さを見ると、運転前に、決して気軽に服用してはいけないことが、分かりますよね。
ということで、市販薬では、説明書などをよく読み、服用後は運転してはいけない、などの記載がある薬を飲んだら、ハンドルを握らないようにしましょう。また処方薬でも、医師や薬剤師の指示を守って、運転をするようにしてくださいね!
今週は、「秋に気を付けたいこと」をテーマにご紹介しました。