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◆ 雨の季節のクルマの備え

2025/6/13 UP!

6月といえば、いよいよ雨の季節ですね。さらに夏以降も、ゲリラ雷雨や台風など、何かと大雨に注意が必要です。

そこで今週は、「雨の季節のクルマの備え」をテーマに、さまざまなポイントについてお送りしたいと思います。

【ワイパーのメンテナンス】6月9日(月)

まず、今朝取り上げるのは、ワイパーです。

雨の日の運転で、特に困るのが視界の悪さですよね。特にワイパーが劣化していると、スジ状の線が残ったり、拭きムラが出たり、おかしな音がしたりします。そんな、ワイパーの拭き取りムラなどがあると、雨の日の視界はますます悪くなりますし、目の疲労も増大させるのでとても危険です。

もしそんな状態になっていたら、速やかにメンテナンスが必要です。特に、ワイパーはゴムの部分、「ワイパーラバー」だけ手軽に取り替えることが出来ますので、異常を感じたらすぐに交換するようにしましょう。

また、「ワイパーラバー」を支えているフレームの部分、「ワイパーブレード」も、ずっと使える訳ではありません。次第に劣化していき、性能が低下していきます。大きな拭きムラが出るような場合は、交換するようにしましょう。

ただ、ワイパーラバーやブレードは、種類が多く、車種に合ったものを選ばなければいけません。不安な方は、お近くのカーディーラーのスタッフに相談してみるのが、間違いがなく、オススメですよ。

【タイヤのメンテナンス】6月10日(火)

雨の日の運転で気を付けなければいけないのが、路面が滑りやすいということです。

スピードを出し過ぎたり、急な運転操作をしたりすると、スリップする可能性があります。そんなリスクを抑えるためには、タイヤをいい状態にキープすることが大切です。

ご存知の通り、タイヤには溝がありますよね。この溝は、タイヤと路面の間にある水を排水するために、とても重要な役割を果たしています。この排水が上手くいかないと、タイヤが水にのってスリップしてしまう可能性があるんです。

そのため法律で、溝の深さが1.6ミリ以上なければ、そのタイヤは使用してはいけないことになっています。でも、1.6ミリまでは安心して使えるかというと、そうでもないんです。

新品のタイヤの溝は、商品にもよりますが、およそ8ミリあります。それが半分の4ミリ程度まで摩耗すると、濡れた路面でのブレーキの制動距離、つまりブレーキが効き始めてから停止するまでの距離が、だんだん長くなってくるといいます。摩耗したタイヤを雨の中で使用するのは、大変危険です。早めに点検・交換をするようにしましょうね。

また、タイヤの空気圧が低くなっていると、タイヤと路面の間の水をうまく排水できず、安全性が大きく低下してしまいます。1カ月に1度程度は空気圧をチェックして、適性に保つようにしましょうね。

【雨天時に邪魔な油膜を除去する】6月11日(水)

今週は、「雨の季節のクルマの備え」をテーマにお送りしています。

月曜日、クリアな視界を保つための、「ワイパー」のメンテナンスについて取り上げましたが、雨の日に視界を悪化させるものは雨粒だけじゃありません。その一つが、油膜です。

フロントガラスに油膜が付いていると、特に雨の日の夜、対向車のヘッドライトなどに照らされ、ギラギラとガラス面が反射してしまうことがありますよね。視界が悪く運転しにくいだけでなく、歩行者などを発見するのが遅れる危険性もあります。

この油膜、一体どうしてつくのかといいますと、大気中の排気ガスや油分を含んだ雨がかかったり、路面の油分が水と一緒にはねて付着したり。さらに、クルマに塗った撥水コーティング剤が劣化して溶け出し、ガラス面にこびりつくといったことも原因となります。

この油膜を取り除くために、様々なアイテムが市販されていますよね。油膜の程度が軽い場合に便利なのが、シートタイプやスプレータイプのもの。あまりに頑固な油膜の場合は、ガラスに薬剤を付けて磨く、研磨タイプを使うのがいいでしょう。

ただ、きれいに取り除こうと思うと、意外と手間がかかります。そんな時にオススメしたいのが、カーディーラーなどに油膜取りをお願いしてしまうことです。プロの技で、きれいに油膜を取り除き、本当にクリアな視界を蘇らせてくれますよ!

【ガラスコートでクリアな視界】6月12日(木)

今週は、「雨の季節のクルマの備え」をテーマにお送りしています。

雨の日、クリアな視界を保つことが、安全運転の基本だということは、今週何度もご紹介していますね。今朝はその仕上げとして、ガラスコートを取り上げてみたいと思います。

ガラスコートというのは、ガラスの表面にコーティング剤を塗ることで被膜を作り、付着した水を小さな球にして、視界を確保するものですよね。このガラスコーティングをするメリットは、雨の日に視界をクリアにするだけではありませんよ。

例えば、ガラスに汚れが付着しにくくなり、お手入れが簡単になります。もし汚れなどが付いたとしても、コーティング剤のおかげで落としやすくなりますよ。また、これからの季節、虫の死骸などが付いた時でも、取りやすくなるのは、嬉しいポイントですよね。

そんな、メリットが多くあるガラスコートは、カー用品店などで様々な種類が販売されています。ただし、きのうもお話ししたように、油膜をしっかり落としてからでないと、汚れの上から塗ることになり、十分な効果を発揮できない可能性があるんです。しっかり効果を得るためには、カーディーラーなどで、油膜落としとガラスコートを一緒に依頼するのがいいでしょう。油膜や汚れをきれいに落としてからコーティングしてくれるので、効果も倍増しますよ!

そして、ドアミラーも雨粒が付くと、後方の視界が悪くなってしまいます。
こちらにも撥水コーティングをしておくのがオススメですよ。

【カーエアコンのメンテナンス】6月13日(金)

ところで、湿度が高く、フロントガラスが曇りやすい梅雨どき。そんな曇りを取り除くのには、カーエアコンのスイッチを入れるのが効果的です。

ただ、みなさんのおクルマは、カーエアコンを動かしてみると、イヤ~な臭いが噴き出したりしていませんか?そんな臭いの原因となっているのが、エバポレーターと呼ばれる、カーエアコンのパーツです。

エバポレーターは、エアコンガスを内部で蒸発させて、その気化熱によって空気を冷やすパーツ。つまり、エアコンの冷たい空気を生み出すまさに中心なんです。しかしそのため、結露が発生しやすく、カビやダニが繁殖しやすい場所。それが、臭いの原因になっているといいます。

そんなニオイは、エバポレーター表面の汚れを洗浄することで解消できます。とはいえ、カーエアコンの内部は構造が複雑。洗浄を行うなら、専門知識を持ったプロに任せるのが一番です。カーエアコンのニオイにお悩みの方は、どうぞお近くのカーディーラーへご相談ください。

今週は、「雨の季節のクルマの備え」をテーマにご紹介しました。

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