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◆ ヘッドライトと安全運転

2025/10/3 UP!

秋分の日が過ぎ、これからは夜の時間の方が、どんどん長くなっていきますね。

そんな秋本番へと向かう時期、より大切になるのが、前方を明るく照らすヘッドライトです。そこで今週は、「ヘッドライトと安全運転」をテーマに、さまざまな情報をご紹介していきたいと思います。

【早めのライト点灯】9月29日(月)

まず、あなたは、ヘッドライトをいつ点けて、いつ消していますか?なんとなく暗くなったら点けて、明るくなったら消すと思っている人、多いんじゃないでしょうか?

でも、道路交通法では、ヘッドライトを点けていなければいけないタイミングは、きっちり決められているんです。それが「日没から日の出まで」の夜間。その他、トンネルの中や濃い霧がかかっているなどして視界が悪い時も、ライトを点灯しなければいけません。

ただ、実際に街なかを見てみると、日没の時点でヘッドライトを点けているクルマは、決して多くありません。というのも、今の時期、千葉県だと日没は午後5時半ごろ。人の目には、まだまだ明るく感じてしまうんです。しかし、日没以降、街は一気に暗くなってゆき、見えているつもりでも、人の目は急速にものを捉えられなくなっていくんです。

特に夕暮れ時は、一日の中でも、歩行者が死亡する交通事故が多発する時間帯です。そうした事故を防ぐためには、早めのライトの点灯が大切。日没時間のできれば30分前を目安に、ライトを点灯するよう心がけてみてくださいね!

【オートライト機能について】9月30日(火)

今週は、「ヘッドライトと安全運転」をテーマにお送りしています。

きのう、夕暮れ時には、ライトを早めに点灯しましょう、というお話しをしました。でも、最近では、自分で操作しなくても、自動で点灯してくれるオートライトが増えていますよね。2020年4月以降に販売された新型車に、搭載が義務付けられたオートライト機能。走行中のクルマが、周囲の明るさを検知して自動的にヘッドライトを点灯したり消灯したりする機能です。実際に、オートライト機能付きのクルマに乗っているという方も、今では多いでしょうね。

もちろん2020年以前にも、オートライト機能が搭載されたクルマはありました。しかし以前のものは、ドライバーさんが、自分の意思でオートライトを解除することが出来ましたし、どのぐらいの明るさで、ライトがオン・オフになるのかの基準も、メーカーごとに大きく違っていたんです。

その点、新しく義務化されたオートライト機能は、ドライバーさんによって解除することができません。そのため、ドライバーさんの感覚に頼らず、忘れずにヘッドライトを点灯することができるんです。また、周囲の明るさが1000ルクス未満になると点灯し、7000ルクス以上になると消灯するよう、統一もされました。

ただ、オートライト機能が搭載されたクルマは、まだ一部です。それ以外のクルマに乗っていらっしゃる方は、くれぐれも、早めの点灯を心がけてくださいね!

【トンネルでは必ずヘッドライトを点灯】10月1日(水)

ヘッドライトを使うのは、夜間だけじゃありません。よくあるのが、トンネル内を走行する時です。

ところが最近、トンネルの中の照明が明るいこともあって、ヘッドライトを点灯していなかったり、スモールライトしか点けていなかったりするクルマを、見かけることがあります。

運転している本人は、十分周りが見えていると感じるのかもしれませんね。しかし、周囲のクルマのドライバーさんから見ると、ルームミラーやドアミラー越しに、そのクルマがはっきり認識できるとは限りません。さらに雨の日など、ガラスやドアミラーに雨粒が付いていれば、なおさら見落とす可能性は高くなるでしょう。

また、トンネルの中は、照明がどんなに明るくても、昼間の外の明るさよりはどうしても暗くなります。するとトンネルに入った直後、その暗さに目が追い付かず、暗さに慣れるまでは、周囲が見えにくくなってしまいます。視力が回復するまでに、若い人で平均8秒、高齢者は平均24秒もの時間がかかるというデータもあるんです。

そんな状態の時には、無灯火のクルマや、スモールライトしか点けていないクルマを見落としてしまう可能性は、なおさら高くなります。

ヘッドライトには、自分の視界を確保するだけでなく、周囲に対して、自分の存在をアピールするという大切な役割があります。トンネルなど薄暗い場所では、必ずヘッドライトを点灯しましょう!

【対向車のライトで目がくらんだ時には】10月2日(木)

夜間走行するときのヘッドライトは、遠くまで照らせるハイビームが基本で、ロービームは、対向車や前にクルマがいる場合などに使用するものだということを、ご存知のドライバーさん、多いと思います。しかし、交通量の多い街なかにおいても、ハイビームのまま走行しているクルマを見かけることが、よくあります。特にそんな対向車に出会った時は、まぶしくて困りますよね。

では、そんなライトのまぶしさで目がくらんでしまった場合、どうしたらいいのでしょうか?

もし強い光によって目がくらんでしまったら、そのまま運転するのは危険です。すぐに道路わきに停車して、視力が回復するのを待ちましょう。でも、そんな状態にならないようにするコツもあります。

通常、いきなり目がくらむことはありません。対向車のヘッドライトにまぶしさを感じたら、まずは、ブレーキペダルに足を置いて、少しスピードを落としながら、目線を少し左側前方に置くようにします。この時、目を細めておくのがポイントですよ。

最近では、ハイビームとロービームの切り替えが自動になっているクルマも増えてきましたが、切り替えがスムーズでないケースもあるようです。そんな時には、対向車などに迷惑をかけないよう、確実なライトの操作を心がけてくださいね。

【レンズのクリーニング】10月3日(金)

今週は、「ヘッドライトと安全運転」をテーマにお届けしています。

ところでみなさんは、ヘッドライトのレンズが、曇ったり、黄ばんだりしているクルマを見かけること、ありませんか?レンズが曇ってしまうと、ライトの明かりが前方に十分届かず、歩行者などの発見が遅れてしまう可能性があります。それに、クルマの正面で目立つため、見た目にもカッコ悪いですよね。

では、どうしてそんな状態になるのでしょうか?

まず、レンズの劣化を防ぐために表面に塗られているコーティングが、紫外線などの影響ではがれたり、走行中の飛び石などでヘッドライトの表面に少しずつ細かい傷がつき、そこに汚れが付着したりすることが、原因と考えられるそうです。

そんな時にオススメなのが、レンズのクリーニング。表面を磨いて細かなキズやくすみを落とし、コート剤を塗って保護すれば、新車の時のような透明感や輝きが復活します。併せて、ヘッドライトのバルブ、つまり電球の交換もオススメですよ!レンズのクリーニングやバルブ交換をご希望の方は、お近くのカーディーラーなどへ、お気軽にご相談ください!

今週は、「ヘッドライトと安全運転」をテーマにご紹介しました。

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