2025/12/19 UP!
1年のうちで交通事故が一番多いのは、何月だと思いますか?
この時期に、こんなことを聞けば、なんとなく分かりますよね。そう、答えは今月、12月。
これは毎年、変わらない傾向なんです。
そこで今週は、「12月はなぜ交通事故が多い?」をテーマに、その事情や注意点などについて取り上げていきたいと思います。
【12月は一年で一番交通事故が多い】12月15日(月)
まずは、12月の事故について、どのぐらい多いのかチェックしてみましょう。
警察庁の統計によりますと、去年2024年の12月に全国で発生した交通事故は、2万8997件でした。逆に一番少なかったのは、6月で2万2694件。その差は、およそ6300件もあります。
では、どうして12月に交通事故が多いんでしょうか?
まず挙げられるのは、先週お話しした飲酒運転があります。飲酒運転による事故が最も多いのが、12月です。アルコールを飲んでの運転は、大きな事故につながる重大な犯罪行為。絶対にやめましょう!
その他にも、12月ならではの「心理的な理由」と「季節的な理由」によって、事故が起こるリスクが高くなるといいます。それらについては、明日から金曜日までの4回に渡って、それぞれの内容や注意点などを、確認していきたいと思います!
【12月の焦りの気持ち】12月16日(火)
12月に交通事故が多い理由の一つとして挙げられるのが、「焦りの気持ち」という「心理的な理由」です。「師走」という言葉には、「先生が走るほど忙しい」といった意味があるといわれますよね。それだけ12月には、仕事納めや諸々の年末進行、さらには、各種行事などでバタバタしているという方、多いんじゃないでしょうか?その結果、行くところが増え、必然的にクルマに乗る機会も増えてきますね。
また、時間に追われる雰囲気になると、道路を走っているドライバーさんには、どうしても焦りの気持ちが生まれます。
そうして「急ぎの心理」が働くと、スピードを出したり、無理な追越しをしたり、さらに、安全確認を十分にしないなど、危険な運転を無意識にしてしまうことにつながります。こうしたいわゆる「急ぎ運転」は、重大な事故へとつながる可能性が高いのは、あなたにも分かるはずです。
そこでこの時期は特に、クルマを運転する際は、なるべく時間にゆとりをもって、出発することを心がけましょう。また、スピードを出したり、強引な車線変更を行ったりする「急ぎ運転」をしても、
到着時間にほとんど差がないことが、多くの実験からも分かっています。
ハンドルを握ったら、深呼吸をして落ち着くなど、くれぐれも冷静に運転するよう心がけてくださいね。
【12月の交通量の多さ】12月17日(水)
今週は、「12月はなぜ交通事故が多い?」をテーマにお送りしています。
年末のこの時期、交通事故が多い理由の一つにあげられるのが、「季節的な理由」である「交通量の多さ」です。
年末は、きのうも触れた通り、何かと忙しく、クルマで出掛ける機会も増えてきます。また、お歳暮やクリスマスのセール、そして年末年始に向けた食料品の輸送など、道路上での物流も盛んになりますよね。さらに年末・年始には、帰省や旅行、レジャーなどのため、おクルマで遠くまで出掛ける人も多くなります。こうしたことが重なることで、12月は交通量が増加するんです。
道路を走行するクルマが増え、混雑してくると、当然、交通事故が発生する確率も高くなってきます。では一般のドライバーさんたちは、どんなことに注意したらいいのでしょうか?
まず、スピードを控えめにすることが肝心です。
そして、車間距離を十分取るようにしましょう。車間距離をしっかり取っていれば、もし前方でトラブルや事故が発生した場合でも、落ち着いて対処できますからね。
また各ミラーで、周囲のクルマを常に確認するとともに、その動きを予測しながら見えない死角も意識して、より慎重に運転するよう心掛けてくださいね。
【12月は夜が長い】12月18日(木)
12月に交通事故が多い理由として、この時期ならではの、「季節的な理由」である「夜の長さ」もあげられます。
例えば、来週月曜日、22日は「冬至」ですよね。この日は、1年で最も昼の時間が短く、夜が長い日。つまり12月は、全体的に夜の時間が長い月なんです。当然ですが、夜間は視界が悪く、道路を横断する歩行者などの発見が遅れがちになります。またそれだけでなく、12月は、夕方4時半ごろには日没となります。
日没後30分程度は、「薄暮」「黄昏時」などと呼ばれ、視界が急激に悪くなり、事故が多発する時間帯です。そんな5時ごろといえば、まだ仕事で運転中とか、家路に向けて運転しているという人も結構いらっしゃるでしょう。それだけに、交通量は依然として多い状況でもあるんです。
ということで、改めての注意点ですが、日没の時間帯、薄暗くなってきたら、ヘッドライトを早めに点灯するよう心がけましょう。まだ明るいと感じていても、それは目が慣れてそう感じているだけ。
実際にはかなり暗くなっていて、危険を見落とすリスクが高まっていることを忘れないでください。
特に、道路を横断中の歩行者を見落とさないようハイビームを積極的に活用するなど、十分注意して運転してくださいね。
【12月も路面が凍結】12月19日(金)
今週は、「12月はなぜ交通事故が多い?」をテーマにお届けしています。
12月に交通事故が多い「季節的な理由」ということで、きのうは、昼の時間が短く、夜が長いというお話しをしました。その他にも、事故につながる季節的な理由があります。それが、「路面の凍結」です。
「温暖な千葉県で、12月に路面って凍結するの?」と疑問に思う方、いらっしゃるかもしれませんね。去年の統計を見ると、千葉の12月の最低気温の平均は、摂氏4.8度でした。水が凍る0度よりかなり高いですが、あくまでこれは平均値。実際にはもっと冷え込む日もありますし、摂氏3度ほどでも、路面は0度以下になって、凍結が起こることがあるんです。
路面が凍結すれば、スリップの危険性が高まります。特に12月は、まだ凍結路面への警戒心も薄く、北国の人でも、スリップ事故を起こしやすいといいます。凍結路面や雪道に慣れていない首都圏のドライバーさんは、もっと事故のリスクが高くなるでしょう。
そこで、特に冷え込みが予想される日の深夜や早朝には、路面が凍結しているかもしれないと考え、慎重に運転するようにしてください。特に、凍結が起こりやすい橋の上などは要注意ですよ!
今週は、「12月はなぜ交通事故が多い?」をテーマにご紹介しました。


