2022/11/11 UP!
11月に入り、朝晩だけでなく日中でも、寒い日がめっきり多くなりました。今年もあと2か月を切り、いよいよ晩秋ということで、比較的温暖な千葉県においても、そろそろ紅葉の季節を迎えます。そこで今週は、「千葉県の紅葉スポット」をテーマに、お送りしていきたいと思います。
【梅ヶ瀬渓谷の紅葉】11月7日(月)
まず今朝ピックアップするのは、市原市の「梅ヶ瀬渓谷(うめがせけいこく)」です。
こちらは、養老川支流の梅ヶ瀬川の浸食によって出来た渓谷で、川幅は4メートルほど。その両岸には、高さ30メートルから50メートルの崖が続いています。四季折々に美しい景色を見ることができますが、中でも秋は、紅葉の名所となっています。
ただ、養老渓谷の数あるスポットの中では、まだまだ穴場的な存在。自然そのままの姿や、静けさも魅力です。例年、11月下旬から12月上旬ごろに紅葉の見ごろを迎え、中でも、明治時代の教育者・日高誠実(ひだかのぶざね)が住んでいたという「日高邸跡」には、3本のモミジの大木があって、見事な紅葉を見ることができますよ。
そんな梅ヶ瀬渓谷は、圏央道の市原鶴舞インターからだと、県道171号線などを経て、30分ほどの場所にあります。
【清水公園の紅葉】11月 8日(火)
秋まっさかりということで、今週は、「千葉県の紅葉スポット」をテーマにお送りしています。
今朝ピックアップするのは、野田市にあります「清水公園」の紅葉です。
明治27年に開園した「清水公園」は「自然とともだち」がキャッチフレーズ。およそ28万平方メートルの広大な敷地には、その地形や森林を活かして、国内最大級のフィールドアスレチックのほか、キャンプ場やバーベキュー場、さらにポニー牧場など、年間を通じて遊べる様々な施設があります。
美しい花々が絶えず咲き誇っているのも大きな魅力で、「日本さくら名所100選」に選ばれる春の桜をはじめ、ツツジや梅、ボタン、藤など約500種の花が四季折々楽しめます。そして秋には、大きな古木をはじめ、およそ800本のモミジが一斉に色づき、美しい紅葉を堪能することができるんです!さらに同じ頃、イチョウやケヤキなども、きれいに色づきますよ!
また、有料になりますが、公園内にあるフラワーガーデン「花ファンタジア」からは、少し離れた視点で園内の紅葉がひろく見渡せ、こちらも見事!紅葉の見ごろは、例年11月下旬から12月上旬にかけてです。
そんな「清水公園」は、常磐自動車道の柏インターからだと、国道16号線を経由して約12キロ、25分ほどの場所にあります。おでかけの際には、その場の状況に合わせた基本的な感染対策を、くれぐれもお忘れなく!
【小松寺の紅葉】11月9日(水)
今週は「千葉県の紅葉スポット」をテーマに、美しい紅葉で知られる名所をご紹介しています。
今朝ピックアップするのは、南房総市の「小松寺(こまつじ)」です。「小松寺」は、真言宗(しんごんしゅう)智山派(ちさんは)のお寺。創建したのは、7世紀から8世紀にかけて活躍した修験道の開祖・役小角(えんのおづぬ)だといいますから、実に1300年もの歴史を誇る古刹です。重要文化財の「十一面観音坐像」や、県の有形文化財に指定されている釣り鐘・梵鐘どが有名で、また境内には、副住職の「たま」と、「こまつ」という2匹のネコが飼われていて、参拝客に人気となっています。そしてこちらのお寺、南房総では「もみじの寺」としてもよく知られていて、
シーズンになると、モミジやカエデ、イチョウが鮮やかに色づき、深まりゆく秋のひとときを演出します。紅葉の中、朱塗りの仁王門をくぐると、そこには静寂な世界が広がっていて、実に厳かな気持ちにさせてくれますよ!見頃は、例年11月中旬から12月中旬頃。今月20日からは、午後5時から9時まで恒例となったライトアップが行われる予定です。
そんな「小松寺」は、富津館山道路の富浦インターからだと、国道127号を経由して30分ほどの場所にあります。
【泉自然公園の紅葉】11月10日(木)
「千葉県の紅葉スポット」をテーマにお送りしている、今週の、「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。
今朝ピックアップするのは、千葉市若葉区にあります「泉自然公園」で、千葉市の中心部から東南東およそ11キロの場所にあります。
43ヘクタールという広大な敷地では、四季を通じてさまざまな自然の風景が楽しめ、多くの動植物とふれあうことができる公園です。例えば、春の桜は、「日本さくら名所100選」に選ばれているほど。そして、秋には紅葉が美しいことでも有名で、15種類500本のカエデをはじめ、イチョウやコナラなど、紅葉する樹木を約80種も楽しむことができます。中でもおすすめは、「いずみ橋」からの眺め。いずみ橋は、公園内の池にかかる約64メートルもある吊り橋で、この橋の上から見下ろせば、池を泳ぐ水鳥の姿とともに目の前に広がる見事な紅葉を眺めることができますよ!
そして、あさって12日・土曜日から12月4日・日曜日まで、「もみじまつり」が開催される予定です。内容など詳しくは、公式ホームページをご確認ください。
そんな「泉自然公園」は、千葉東金道路の高田インターからだとスグで、1キロほどの場所にあります。
【亀山湖の紅葉】11月11日(金)
今週お送りしているテーマの「千葉県の紅葉スポット」
最終日にピックアップするのは、君津市の「亀山湖」です。
亀山湖は、1980年に完成した亀山ダムによって出来た人工の湖で、ダム湖としては県内初、最大の規模を誇ります。周辺では、サイクリングやハイキングのほか、ボートハウスもあって、ボート遊びや釣りなどを楽しむことができます。また、キャンプ場や湖畔公園なども整備されていて、自然の中で遊ぶには格好のスポットです!
亀山湖を巡る一帯は、秋には絶景の紅葉が楽しめる場所としても有名で「関東でいちばん遅い紅葉」とも云われています。例年、11月中旬から12月上旬が見ごろとなります。
そんな亀山湖へのアクセスは、圏央道の木更津東インターからだと、国道410号線を経由して、40分ほど。周辺には、ホテルや温泉も充実しているので、紅葉だけでなく、いろいろ楽しめそうですね!
お出かけになる場合は、その場の状況に合わせて、マスクの着用や、手指の消毒、人との間隔を取るなど、基本的な感染対策を、ひきつづきお願いします。
今週は、「千葉県の紅葉スポット」をテーマにご紹介しました。
ぜひチェックして、秋のワンダフルなドライブ、目いっぱい楽しんでくださいね!
2022/11/4 UP!
10月31日はハロウィーン。近年は、趣向を凝らしたユニークな仮装で盛り上がっていますが、そんな中でも定番の一つといえば、魔法使いでしょうね!
ところで、クルマの運転中にも、まるで魔法使いに魔法をかけられたように、不思議な錯覚に陥り、それが交通事故へつながることがあります。
そこで今週は、「事故につながる錯覚」をテーマに、ご紹介していきたいと思います。
【歩行者が消える蒸発現象】10月31日(月)
まず今朝ピックアップするのは、「蒸発現象」と呼ばれる錯覚です。
これは夜間、対向車とすれ違う時に、自分のクルマと対向車のヘッドライトが交錯する場所にいる歩行者などが、まるで蒸発したように、一瞬見えなくなってしまう現象をいいます。
これはライトによってまぶしさを感じ、光が当たっている部分のものが見えにくくなることが原因だといいます。特に雨が降っている日は、ライトの光があちこちに乱反射してしまい、余計に歩行者などが見えにくくなってしまうので、要注意です。
ただ残念ながら、ドライバーさんの方で、この蒸発現象を防ぐことはできません。そこで、こういう現象が起こるということを念頭に置いて、日頃から運転することが大切です。例えば、停車中の対向車がライトを点けっ放しにしている場合、その光の中に歩行者が溶け込んでいる可能性があります。また、ヘッドライトの光の中で、何か動いている感じがしたら、そこに歩行者がいるかもしれません。そういう際は、すぐに停止できるようスピードを抑えて走るなど、より慎重な運転を心掛けてくださいね。
【危険なものに引き寄せられる視覚吸引作用】11月 1日(火)
「目が釘づけになる」という言葉がありますよね。
興味のあるものだけでなく、ホラー映画など、危険だと感じるものにも、そこから目が離せなくなってしまった経験、みなさんはありませんか?実は、人は興味のあるものや危険なものに、つい視線を集中させてしまう性質があるんです。これを「視覚吸引作用」といいます。
この現象はクルマの運転中にもちょくちょくあって、特定のものに集中するあまり、無意識にそっちへと近づいてしまうことがあるんです。その結果、交通事故につながる危険性もあります。
例えば、大型車の隣を走っている時、大きな車体やタイヤを見て、「巻き込まれたら大変だ」と、思わず意識することありませんか?すると、視覚吸引作用が起こって、目が離せなくなります。そして見続けることで、無意識にハンドルをそちらに切ってしまい、接触事故につながるケースがあるというんです。
そんなことにならないようにするためには、見続けているものから視線をはずすことが大切です。ただ、凝視していることに気づいていない場合もあるので、日頃から運転をする時には、周囲にも視線を配るようにし、安全確認を心がけましょう。
また車内にも、危険なものはありますよ。例えば、ダッシュボードの上に荷物を置いたりしていると、それが落ちそうになれば、やはり目が離せなくなります。そうした運転の妨げになるようなものは、出発前に、さっさと片づけておきましょうね。
【カーブで対向車線が広く見える曲方指向】11月2日(水)
「事故につながる錯覚」をテーマにお送りしている今週の「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。
ところでカーブでは、しばしば衝突事故が起こりますが、中には、目の錯覚が関係していることもあるようです。例えば、片側一車線のカーブを思い浮かべてみてください。ドライバーさんから見ると、左カーブでは自分が走る左側車線が広く、右カーブでは右側の車線、つまり反対車線が広く見えてしまうんです。そして人間には、広く見える方に寄っていく性質があります。そのため無意識のうちに、左カーブでは左側に、右カーブでは右側に寄っていく可能性があるんです。
特に危険なのが、対向車線側に寄って行ってしまう右カーブです。その錯覚に従って、カーブの内側に寄りすぎると、対向車と接触する恐れがありますし、センターラインを越えてしまえば、対向車と正面衝突・・・なんて危険性もあるでしょう。
さらにセンターラインのない右カーブでは、自分は左側を走っているつもりでも、実際には対向車線側にはみ出している、ということも十分考えられます。もちろん、左カーブでも、ガードレールに接触したりする場合があるので要注意です。
ということで、カーブの多い道を通行する時には、そうした錯覚が起こることを十分理解し、スピードを落として、車線内を走行するよう心がけましょうね。
【上り坂に見えるのにスピードが上がる】11月3日(木・祝)
今週お送りしているテーマは、「事故につながる錯覚」です。
ところで、坂道を惰性のまま走っていれば、上り坂なら自然にスピードが落ちていきますし、下り坂ならスピードが上がっていくのが、普通ですよね。そのため坂道では、アクセルやブレーキを使って、スピードをコントロールすることが大切です。
ところが走行中にしばしば、上り坂を走っているつもりでアクセルペダルを踏むと、急にスピードが上がり、また下り坂のつもりでアクセルを緩めたら、どんどんスピードが落ちてしまったりすることがあります。なんとも不思議なお話ですが、これも目の錯覚が引き起こす現象なんです。
原因としては、さまざまな地形的な要因が考えられ、その一つが「縦断勾配錯視(じゅうだんこうばいさくし)」というもの。縦横の縦に、断面の断、坂道などの勾配を錯視、見誤ると書く「縦断勾配錯視」。坂道錯視」ともいわれます。
例えば、急な下り坂の次に、緩やかな下り坂が続いていたとします。基本的には、ずっと下りが続いているんですが、その道を走っているドライバーさんからは、勾配の角度が変わることで、急な下り坂に続く緩やかな下り坂が、上り坂に見えてしまうことがあるんです。そのため、上り坂になったからとアクセルを踏み込むと、実はまだ下り坂なので、よりスピードが出てしまうことになります。
こうした錯覚を起こす坂道は、全国各地にあるそうで、その不思議な現象から、「幽霊坂」とか「おばけ坂」なんて呼ばれているケースもあります。そこで坂道では、自分のスピード感覚だけに頼らず、時々スピードメーターを確認して、常に安全な速度を保つよう、心がけてくださいね。
【大型車の尾灯は遠くに見える】11月4日(金)
ところで夜間走行する時、前のクルマのテールランプを見て、その車間距離を判断することが、皆さんもあると思います。ただ、あまりそれだけに頼っていると、錯覚に陥ることがあるようです。
というのも、トラックなどの大型車は、テールランプが一般の乗用車よりも高い位置にありますよね。そのため、テールランプだけを見ていると、乗用車と同じ距離にある場合でも、大型車の方が、遠く見えてしまうんです。
実際に、「乗用車」と、テールランプが乗用車よりも40センチ高い「トラック」を使い、100メートル後方から見て、その位置を比較する実験が行われたそうです。それによりますと、トラックと乗用車が同じ距離に見えるのは、トラックが乗用車より50メートルも手前にある時、だったといいます。50メートルは、かなり大きな差ですよね!それだけ大型車は、遠くにあるように見えるということです。もちろん、街灯などによって大型車が照らされている場所なら、車体そのものが見えますので、こうした錯覚は起きにくいと考えられますが、街灯もまばらな暗い道路などにおいては、大型車との車間距離に十分注意してくださいね。
今週は、「事故につながる錯覚」をテーマにご紹介しました。
2022/10/28 UP!
最近、クルマを使ったレジャーの一つとして、にわかに注目されているのが、車中泊です。
ひと昔前には、車中泊といえば、「お金を節約したい人がするもの・・・」といった風潮もありましたが、昨今では、「オシャレで自由な旅・・・」、というようなイメージも根付いているようです。
そこで今週は、「注目の車中泊」をテーマに、その魅力や注意点など、さまざまなポイントを取り上げていきたいと思います。
【車中泊の魅力】10月24日(月)
まず、その魅力についてです。
車中泊は、その名の通りクルマの中に泊るので、テントなどはいりませんし、日頃から乗っているクルマを使えば、キャンピングカーなども必要ありません。またクルマに泊まることで、ホテル代なんかも節約でき、リーズナブルに旅が楽しめるのがいいですね!
そして、自由に旅を計画できるというメリットもあります。
列車や飛行機などを使えば、当然、出発や到着の時刻にスケジュールが左右されます。でも、車中泊なら、ドライブの途中で寄り道をしたり、予定を早めたり、といったことも臨機応変にできます。さらに、渋滞のない夜のうちに出発して、目的地の近くで宿泊すれば、翌朝目覚めたら即、旅を満喫することができますよね。
そんな効率よく旅が楽しめる車中泊ですが、何でも自由にしていいという訳ではありませんよ。注意しなければいけないことも、いろいろあるんです。
明日からは、そうしたマナーや注意点についてもお話したいと思います。
【どこで車中泊するか?】10月25日(火)
今週は、「注目の車中泊」をテーマにお送りしています。
自由な旅を楽しめる車中泊ですが、何でも自由にしていい訳ではなく、そこには勿論、ルールやマナーが存在します。ここで一番問題になるのが、「どこで車中泊をするか」です。
「駐車場なら、どこに停めたっていいじゃない?」と思う方も、いらっしゃるかもしれませんが、そうではありませんよ。例えば、公園などの一般の駐車場では、車中泊が禁止されている所が多いですし、夜間閉鎖されるようなところも多いので、注意が必要です。そして、全国にある道の駅ですが、24時間営業していて、トイレもあって便利ではあります。しかし道の駅は、そもそも休憩施設。そのため、休憩したり仮眠を取ったりする程度は認められていても、車中泊を前提とした長時間の駐車は、認められていない場所が多いんです。また、高速道路のサービスエリアやパーキングエリアについても、あくまで「仮眠や休憩のための施設」。決して宿泊が認められているわけではないので、ご注意くださいね。
では、どんな場所なら車中泊ができるんでしょうか?
まず初心者でも使いやすいのが、オートキャンプ場です。中でも、「日本RV協会」が推進している「RVパーク」は、車中泊が公認された駐車場で、料金面もいたって手頃、オススメですよ!
ほかにも、車中泊を認めている駐車場や施設があります。検索サービスなどで、ぜひチェックしてみてくださいね。
【車中泊のアイテム】10月26日(水)
「注目の車中泊」をテーマに、今週はお送りしています
自由な旅が手軽にできると人気の車中泊ですが、始めるにあたって、最低限、揃えておきたいアイテムがあります。今朝は、その辺りをチェックしてみましょう。
まず、車内でしっかり眠れないと、旅も楽しめませんし、安全運転にも影響します。とはいえ、いくらシートをフラットにしてみても、どうしてもデコボコが出来たり、硬い所が当たったりして、寝づらいことがあります。そんな不具合を解消してくれるのが、マットレスです!段差を埋めるのに便利な折り畳み式のウレタン製のものや、厚めのエアマットなどもありますので、おクルマの状態に合わせて選ぶといいでしょう。
快適に眠るためには、寝具も大切です。しかし実際に布団を持ち込むとかさばるので、シュラフ、つまり寝袋があると便利ですね。ただシュラフは、種類によって温度の目安がありますので、使用する場所や環境に合わせて選ぶことが大切ですよ。
そして車中泊では、場所によって外からの視線や、太陽の日差しが気になる場合があります。そこで窓を覆うシェードがあると重宝します。冬なら、窓から入ってくる冷気も、ある程度防いでくれますよ。また、夜間にルームランプをずっと使っていると、クルマのバッテリーが上がる可能性があります。そこで充電式のLEDランタンなどあれば、安心ですよね。
他にも車中泊に便利なアイテムがいろいろ市販されています。興味のある方は、チェックしてみてはいかがでしょうか?
【車中泊は避難にも有効】10月27日(木)
今週お送りしているテーマは、「注目の車中泊」ですが、万一の災害時、自宅が倒壊しそう・・・とか、避難所がいっぱいで入れない・・・といったような場合、クルマの中への避難、いわゆる「車中泊避難」も、有効な避難方法の一つといえます。
でも、車中泊避難をする際は、いろいろ注意しなければいけない点もあります。
例えば、自治体などの支援物資や、様々な情報を得にくいことが挙げられます。その点は、ある程度自分で積極的に情報を取りに行く必要があるでしょう。
そして、体調面でも注意が必要です。例えば、車内で長時間座った状態だと、足の静脈にできた血栓が肺の静脈などを詰まらせる、いわゆる、エコノミークラス症候群になる危険性があります。足首を曲げ伸ばす運動をしたり、着圧ソックスを履いたりするなど、血栓の発生を予防するように気をつけてください。
さらに、トイレを我慢して水分の摂取を控えるのも、エコノミークラス症候群の原因となり危険です。我慢することなく安全に使える場所を選ぶか、携帯用トイレを用意しておくなどの対策が必要です。
また車庫の中など、狭い場所でエンジンをかけ続けると、一酸化炭素中毒の恐れがあります。必ずエンジンを切り、カーエアコン以外の冷暖房を用意するようにしてくださいね。
その他、十分な睡眠をとれるよう、車内環境を整えたり、熱中症や低体温症の予防なども欠かせません。十分な準備や知識のないままの車中泊避難は、とても危険な行為だということを理解しておいてくださいね。
【車中泊のルールやマナーを守る】10月28日(金)
「注目の車中泊」が今週のテーマですが、車中泊の人気が高まる一方、各地でマナー違反が目立つケースもあるようです。
まず、キャンプ場などの施設を利用する場合は、その場所のルールを守るのが大原則です。
車中泊が認められている「RVパーク」のような場所でも、一般にキャンプ行為は禁止されています。ですので、クルマの外にタープを張ったり、イスやテーブルを出したりすることは、もちろんルール違反。火を使って煮炊きをするなどは、もってのほかです。
また、ゴミの処理にも注意しましょう。ゴミ処理OKをうたっている施設を除けば、ゴミは持ち帰るのが基本ですよ。
そしてキャンプ場などは、音にも注意が必要です。遅くまで騒いでいるのは論外ですが、意外と迷惑なのが、ドアの開閉音。ドアの音はかなり大きく響きますので、夜9時以降は、十分注意するようにしてくださいね。
この先、こうしたルール違反が増えてくると、車中泊禁止の場所が広がることにもなりかねません。みんなでマナーやルールを守って、車中泊を楽しんでいけるようにしていきたいですね。
今週は、「注目の車中泊」をテーマにお送りしました。
2022/10/21 UP!
10月も後半に入り、季節はすっかり秋の装い。これからは、冬に向けて環境が大きく変わっていくシーズン。それだけにクルマの運転にも、いろいろ影響してきますよね。
そこで今週は、「秋に意識したいこと」をテーマに、運転時の注意点などを取り上げていきます。
【早めのライトオン】10月17日(月)
まず、今の時期、特に感じる変化が、日が短くなったことではないでしょうか?
例えば、千葉県のきょうの日の入り時刻は、午後5時2分。夏至の6月21日は、午後6時58分でしたから、だいたい2時間も早くなっているんです。また春先や秋頃は、日没から完全に暗くなるまでの時間が、夏や冬に比べても短く、急に暗くなっていきます。ただ、人間の目は暗さに慣れることで、暗くても「まだ見える」と感じることがあります。でも、その結果、危険を見落としてしまい、夕暮れ時に交通事故が多発する原因となっています。
そんな危険性を解消するためには、早めのヘッドライトの点灯が何より重要です。道路交通法では、日の入りから日の出までの間は、ヘッドライトを点灯することが定められています。ただ、早めの点灯というからには、日没前、できれば30分前には点灯しておきたいところです。今の時期なら、午後4時半頃ですね。
ドライバーさん本人が、暗いと感じてからでは、遅すぎるケースがほとんど。
ぜひとも早めのライトオンを心がけ、交通事故を防ぎましょう!
【まぶしい太陽に注意】10月18日(火)
「秋に意識したいこと」をテーマにお送りしています
きのう、秋は日の入りが早くなるので、きのう、秋は日の入りが早くなるので、早めのヘッドライト点灯が大切というお話をしました。
ただ秋以降になると、太陽の動きに、もう一つ大きな特徴が表れます。それが、夏に比べて、太陽が空の低い所を通るようになる、ということです。このことは、みなさんも、学校の理科の授業で習ったことがあるでしょう。ただ、それが運転とどんな関係があるの・・・?と思う方、少なからずいらっしゃるかもしれませんね。しかし、実は大アリで、 それが『まぶしさ』なんです!
夏場は、太陽が高いところを通るため、日中のほとんどにおいて頭上から照らす形になり、太陽の光が目に入りにくくなります。一方、秋から春にかけては、太陽が低い所を通る時間が長くなり、どうしても視界に入りやすくなってしまうんです。これからの季節、交差点を曲がるなどしてクルマの向きが変わると、まだ早い時間帯でも、突然太陽の光が目に入って、「まぶしい!」と驚くことがあるかもしれません。
ということで、秋から春にかけての運転では、サンバイザーを活用したり、サングラスをクルマに常備しておくなどして、太陽のまぶしさを防ぐようにしてくださいね。
【冬用タイヤの準備】10月19日(水)
今週お送りしているテーマは、「秋に意識したいこと」です。
ところで、この時期だからこそ、みなさんにオススメしたいモノがあります。それがスタッドレスタイヤ、いわゆる冬用タイヤの購入です。まだ10月の半ばですし、「さすがにちょっと気が早いんじゃない!?」と思う方も、結構いらっしゃることでしょうね。
でも、秋まっ盛りのこのタイミングで、冬用のスタッドレスタイヤを購入しておいた方が、いい理由があるんです。
というのも、スタッドレスタイヤは、新品の状態では、表面が薄い皮のようなものに覆われていて、本来の性能を発揮することができません。そこで200キロぐらい走り慣らして、表面の皮を少し剥いておくと、雪や氷に対して、ベストなパフォーマンスを発揮できるんです。
またスタッドレスタイヤは、夏用タイヤと違って、毎年販売される本数が、ある程度限られているんです。そのため、欲しいタイヤをちゃんと手に入れるには、早めに予約した方が正解!それに、雪の時期が近づいてくると、冬用タイヤの販売は、需要の高い雪国が中心となり、在庫もそちらに移っていくんだそうです。そんな事情もあって、関東で冬用タイヤを手に入れるなら、今の時期から、予約を入れておいた方がいいという訳です。
近年、関東でも急に大雪に見舞われることがあります。
スタッドレスタイヤの購入や交換をお考えの方は、ぜひお早目に、お近くのカーディーラーやカーショップなどへ、お問い合わせください!
【秋の霧に注意】10月20日(木)
今週は、「秋に意識したいこと」をテーマにお送りしています。
今では気象用語として、1年中使われる「霧」という言葉。ただ、俳句の世界では、秋を表す「季語」なんです。それだけ秋に多い霧ですが、運転中に遭遇すると、見通しが悪くなり、事故の危険性が高まります。では、どんなことに気をつけて運転すればいいんでしょうか?
霧に遭遇した場合、まずはスピードを落として、車間距離を十分に取りましょう。そして、ヘッドライトを点灯します。ただしこの時は、ロービームにしておいてくださいね。遠くまで見通したいと思ってハイビームにすると、光が霧で乱反射して、余計に見通しが悪くなってしまうんです。
霧が出て遠くが見通せない時は、センターラインやガードレールなど、近くで見えるものを目安に走行します。ただ、前のクルマのテールランプを目安にする時には、車間距離が短くなり過ぎないよう、注意してくださいね。
霧が濃くなってきて、あまりにも周囲が確認できない状態になったら、そのまま運転を続けるのは非常に危険です。近くの駐車場など、安全な場所へ停車し、霧が晴れるまで待つようにしてください。この時、追突される危険性がありますので、道路脇に停車するのはやめましょう。やむを得ず道路脇に停車する場合は、ハザードランプを点灯するなど、周囲に自分の存在を知らせるようにしてくださいね!
【野生動物に気をつけて】10月21日(金)
今週のテーマは、「秋に意識したいこと」です。
これからの時期、山あいの道路を走る時に、ぜひ注意して頂きたいのが、野生動物です。秋は、繁殖期だったり、冬を越すためにエサを探したりと、野生動物が活発に動き回る季節。それだけに動物との事故には、十分気をつけなければいけません。
そこで山あいの道路を通行する時は、速度を落として、動物の急な飛び出しに注意しましょう。中でも、「動物注意」と書かれた黄色いひし形の標識を見かけたら、慎重に運転するようにしてくださいね。
そして、特に注意しなければいけない時間帯が、日が暮れて、暗くなってからです。動物たちが、より活発に行動するようになりますし、見通しも悪くなるので要注意です。
ただ、動物の目は、光が当たると光るので、早めにヘッドライトを点灯するようにすれば、発見しやすくなります。夜間、対向車がいない時には、ぜひハイビームにして、遠くまで照らすようにしてくださいね。
それでも、もし野生動物と衝突してしまったら、事故の発生を警察に連絡します。任意保険を使うには、事故証明が必要ですので、警察への通報はお忘れなく!
今週は、「秋に意識したいこと」をテーマにご紹介しました。
ぜひチェックして、ワンダフルなドライブ、楽しんでくださいね!
2022/10/14 UP!
新型コロナウイルスによる旅行制限も徐々に緩和され、明日からは全国旅行支援がスタートします。そしてNHKの“朝ドラ”でも、今月からパイロットを目指す女性のお話が始まり、今、飛行機や空の旅への注目度が、改めて、高まっているんじゃないでしょうか?ここ千葉県には、そんな空の玄関口である成田空港があります。そこで今週は、「成田周辺の飛行機スポット」をテーマに、さまざまな情報を取り上げていきたいと思います。
【成田国際空港】10月10日(月・祝)
まず今朝ピックアップするのは、3連休最終日のきょう、ご利用される方も大勢いらっしゃるでしょう。そう「成田国際空港」です!!成田空港といえば、国内外にお出かけする方にとって、すっかりお馴染みの場所ですが、昨今は観光スポットとしても、大人気の場所なんです。
ショッピングにグルメ、リラクゼーション、エンターテインメントなど、3つのターミナル合わせて、130店舗以上のショップやレストランがあるほどの充実ぶり!
そして飛行機好きな方は、展望デッキや見学デッキを訪れてみましょう。間近で眺める飛行機は、とにかく迫力満点ですよ!
そんな成田国際空港は、東関東自動車道から新空港自動車道に入り、新空港インターを降りればスグです。ただ空港ゲートを通る際、本人確認のために、パスポートや運転免許証などの提示を求められる場合があります。空港では、マスクの着用や、手洗い・消毒を徹底し、また体調の悪い時には行かないなど、空港が求める、感染対策を必ず守ってくださいね!
【航空科学博物館】10月11日(火)
今週は、「成田周辺の飛行機スポット」をテーマにお送りしています。
飛行機好きの方にとっては、その姿を見るだけじゃなく、もっと深いところまで知りたい!という方、たくさんいらっしゃるでしょう。そこで今朝は、日本初の航空に関する博物館、芝山町にある「航空科学博物館」をピックアップしたいと思います。
成田空港の滑走路のすぐ南側にあるこの博物館。施設内には普段なかなか見られない飛行機や、飛行機の部品などが展示されています。例えば、ジャンボジェットの愛称で人気だったボーイング747の胴体の断面やエンジン、そして主翼の断面など、珍しいものがズラリ!
ちなみに、この博物館では、開館30周年を記念し、2019年に展示施設の大幅なリニューアルが行われ、新しく「体験館」が誕生しました。この「体験館」の2階には、ボーイング777と、737MAXのフライトシミュレーターを、一般利用としては国内で初めて導入。あこがれのパイロット気分を、存分に満喫することができますよ!
そんな航空科学博物館は、東関東自動車道の成田インターからだと、国道295号、空港通過道路、県道62号を経由して、15分ほどの場所にあります。入館に当たっては、検温や手指消毒、マスクの着用、連絡先の記入など、決められた感染対策を守るようお願いします!
【空の駅 風和里しばやま】10月12日(水)
「成田周辺の飛行機スポット」をテーマにお送りしている今週の、「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。
成田空港の周りでは、お楽しみは、ただ飛行機の姿を見るだけじゃありませんよ。ショッピングやグルメだって、充実しているんです!ということで今朝は、芝山町にあります「空の駅 風和里(ふわり)しばやま」を、ピックアップしてみたいと思います。
成田空港のすぐ近くにあるこちらの施設。生産者の顔が見える地元の新鮮な農産物や、生鮮食料品、お惣菜やお花、そしてお土産物などを取り扱っています。また、焼きたてのバラエティ豊かなパンの販売も行っていて、いい香りが食欲をそそります!さらに、季節ごとの地元の野菜をふんだんに使用した、バイキング形式のレストランも評判で、予約すれば、手ぶらでバーベキューも楽しめます。こちらは屋根付きなので、雨の日でも安心ですよ!
もちろん、空港のすぐ近くですので、飛行機が飛ぶ姿を間近に見ることも、バッチリOKです!
そんな「空の駅 風和里しばやま」は、東関東自動車道の成田インターからだと、県道106号線などを経由して20分ほどの場所にあります。ちなみに、名前がそっくりの「道の駅 風和里しばやま」とは別の施設ですので、ご注意ください!お出かけの際には、マスクの着用や手指消毒など、基本的な感染対策を忘れずに行ってくださいね!
【さくらの山公園】10月13日(木)
「成田周辺の飛行機スポット」をテーマに、今週はお送りしています。
成田空港周辺には、離着陸する飛行機を、空港の外側から眺めることができるスポットが、いくつもあります。今朝はその中の一つ、成田市にある「さくらの山公園」をピックアップしたいと思います。
「さくらの山公園」は、滑走路の北にある小高い丘の上にあって、飛行機の離着陸を眺めることができます。そのため「飛行機の見える丘」として有名で、カメラ片手に、多くの航空ファンが訪れるスポットです。その絶好のロケーションから、「ちば眺望100景」にも選ばれています。
園内には、成田空港建設によって撤去されたサクラの木が植えられていて、それが公園の名前になっています。そのため桜の名所としても知られ、毎年春には、桜と飛行機の両方が楽しめるということで、県内外から多くの人が駆け付けます。
そんな「さくらの山公園」を訪れたら、隣接する「空の駅 さくら館」にも足を運んでみてはいかがでしょう。地元で採れた新鮮野菜や農産物、手作りのお弁当のほか、空港や成田ゆかりのお土産なども販売していていますよ!
そんな「さくらの山公園」は、東関東自動車道の成田インターからだと10分ほどの場所にあります。お出かけの際は、人との距離の確保やマスクの着用など、基本的な感染対策をお忘れなく!そして公園は、みんなの施設です。誰もが気持ちよく利用できるよう、写真撮影の時など、お互いへの配慮をお願いします!
【ひこうきの丘】10月14日(金)
今週のテーマは、「成田周辺の飛行機スポット」です。
きのう、成田空港の北にある飛行機の人気撮影スポット「さくらの山公園」についてご紹介しました。そこで最終日のきょうは、空港の南側にある撮影スポットを、ピックアップしたいと思います。それが芝山町にあります、「ひこうきの丘」です。
この「ひこうきの丘」は、成田空港のA滑走路の南側、およそ600メートルの場所に2016年にオープンした公園。約8000平方メートルの小高い丘には3つの広場があって、すぐ上空を飛ぶ飛行機の迫力を、間近で体感することができますよ。
ちなみに、飛行機は風が吹いて来る方向に離着陸します。成田空港のA滑走路はほぼ南北に向いているので、北よりの風の時は北向きに、南よりの風の時は南向きに離着陸するんです。着陸の時には、飛んでくる飛行機の大きさと迫力を体感できますし、離陸する時には、エンジン音を直(じか)に感じることができます。出会いたいシーンに合わせて、場所を選ぶようにしてくださいね。
お出かけになる場合は、基本的な感染対策をお忘れなく!また公園では、誰もが気持ちよく利用できるよう、お互いへの配慮もお願いしますね。
今週は、「成田周辺の飛行機スポット」をテーマにご紹介しました。
2022/10/7 UP!
10月、気温や湿度が過ごしやすく、外に出かけたくなるシーズンですよね。
ドライブはもちろん、ツーリングにもピッタリの季節といえますが、その一方で多くなってくるのが、バイクの事故です。
そこで今週は、「バイクに注意」をテーマに、バイクとの事故を防ぐのに気をつけたいポイントを、いくつかご紹介していきたいと思います。
【バイクとの車間距離はしっかりと】10月3日(月)
まず今朝は、バイクとの車間距離についてです。
みなさんご存知の通り、十分な車間距離を取ることは、事故防止のためにとても大切です。でも、前のクルマに対しては、しっかり車間距離を取っているという方も、前を走るバイクに対してはいかがでしょうか?町なかを見ていると、バイクとの車間距離がかなり短いクルマに、しばしば出合います。
その理由の一つとしては、バイクの大きさが関係していることが考えられます。クルマを運転している人からすると、車体の小さなバイクを、つい軽く見てしまう傾向があるようです。車間距離を取る時も、前のバイクとの距離ではなく、その前のクルマとの距離をはかっているのかもしれません。
またバイクは、クルマを追い越して、すぐに先へと行ってしまうことが多いため、それほど注意を払っていないというケースも少なくないようです。しかし、目の前を走っている以上、十分な車間距離を取らなければいけないのは当然のことです。
目の前をバイクが走っている時は、意識して適切な車間距離を取るように心がけてくださいね。
【右側方向からのバイクとの出会い頭事故】10月 4日(火)
今週は、「バイクに注意」をテーマにお送りしています。
クルマとバイクの事故で多いのが、交差点での出会い頭の事故です。中でも、信号のない交差点で、クルマの右側から走って来たバイクとの出会い頭の衝突事故が、多く発生しているといいます。その理由の一つは、右側の方が、安全確認がしにくいということが考えられます。
日本では、クルマもバイクも、基本的に道路の左寄りを走行しますよね。すると、右側から来るクルマやバイクは、交差道路の手前側を走ってくることになります。すると、道路の奥側を走ってくる左側からと比べると、角度的に、どうしても確認しづらくなってしまうんです。そこで、信号のない交差点を通過する場合は、交差道路の右方向を、より入念に確認することが大切です。
また、一時停止の標識や標示のある交差点も要注意。時々、停止線を越えて、いきなり左右の安全確認ができる場所まで出てくるクルマを見かけます。しかしその場合、クルマの先端は、すでに交差点の中に出ていて、特に右から走ってきたバイクなどは、避けることができない場合もあるでしょう。
一時停止する時は、停止線で必ず止まり、少しずつクルマの先端を交差道路に出して、自分の存在を周囲にアピール。その上で、左右の状況を確認できる位置まで徐々に進んで再び停止し、安全が確認できたら発進するようにしましょう。面倒に思うかもしれませんが、事故を防ぐためです。十分な安全確認を心がけてくださいね!
【右左折する時は後方を確認】10月5日(水)
今週お送りしているテーマは、「バイクに注意」です。
交差点を左折する時だけでなく、駐車場やガソリンスタンドなど、道路外の施設に入るために左折する際にも大切なのが、左側や左後方の安全確認です。この安全確認を怠ると、左側を走っているバイクなどを巻き込み、事故につながる危険性があります。
この安全確認は、サイドミラーを見るだけではダメですよ。というのも、サイドミラーには映らない死角があるからです。特に左の側面や左後方には、ミラーに映らない範囲がありますので、かならず自分の目で確認するようにしましょう。
そして、こうした安全確認が必要なのは、左折時だけではありませんよ。右折の時にも油断は禁物です。
例えば、やはり道路外の施設に入ろうと、道路の途中で右折するケースを考えてみてください。あなたが右折しようとスピードを落とした時、バイクが後ろを走っていれば、あなたを右側から追い越そうと考えるかもしれません。そんな時に、安全確認もせず右折すれば、接触して事故へとつながることになりますよね。右折の時、まさか後続車が右から追い越してくると思う人は、たぶん少ないでしょう。しかし、実際にそうした事故も発生しているんです。
右折でも、バイクなどが追い越しをしてこないか、必ず確認するようにしましょうね。そして、ウインカーを早めに出すようにして、後続のバイクなどに、自分の意思をしっかり伝えることも大切ですよ!
【バイクとの右直事故に注意】10月6日(木)
「バイクに注意」をテーマにお送りしている今週ですが、バイクとの事故でよくあるケースに、右折しようとしたクルマと、直進してきたバイクが衝突する、いわゆる「右直(うちょく)事故」があります。
原因としては、いろいろなことが考えられますが、代表的なものの一つが、バイクの大きさです。バイクは、普通のクルマに比べると車体が小さいため、一見したところ、遠くにあるように見えてしまいます。また、そのスピードについても、実際よりも遅く感じてしまう傾向があるんだそうです。そのため、バイクがかなり接近してきているのに、クルマ側が、「自分の方が先に右折できる」と誤った判断をしてしまうという訳です。交差点にバイクが接近してきている時には、バイクのスピードは予想以上に速いかもしれない、そして思った以上に近づいているかもしれない、と考えて、慎重に判断するようにしてください。迷った時は、バイクが通過するのを待つようにしましょう。
そしてバイクは車体が小さいことで、他のクルマの死角に入ることもよくあります。例えば、対向車、特にトラックなどの大型車が、交差点で右折しようと停止している時には、その陰にバイクが隠れてしまい、発見が遅れがちです。そんな場合は、一気に右折してしまうのではなく、対向車線の状況が見える場所で一旦停止して、対向車をしっかりと確認するようにしてくださいね。
【サンキュー事故にも注意】10月7日(金)
今週のテーマは、「バイクに注意」です。
きのう、クルマで右折する時に、対向車線を直進してくるバイクとの右直事故に、十分注意しなければならないことをご紹介しました。この直進してくるバイクとの事故で、もう一つ、気をつけなければいけないシチュエーションがあります。それが、自分が交差点で右折待ちをしていて、対向車が道を譲ってくれた時です。
このような時には「譲ってくれてありがとう」と思うと同時に、「譲ってくれた人を待たせてはいけない・・・」といった心理が働いて、つい一気に右折してしまいがちです。その結果、対向車の横を直進してきたバイクなどと、衝突する危険性があります。こうした事故は、道を譲ってくれた相手に対して、「ありがとう」という思いを抱くことから、「サンキュー事故」などと呼ばれることがあります。ただ道を譲られたからといって、安全が確保されているわけではありません。道を譲られた場合でも、右折をはじめて対向車が見える位置まできたら、一旦停止し、走行してくるバイクなどがいないか、しっかり確認するようにしてくださいね。
今週は、「バイクに注意」をテーマにご紹介しました。ぜひバイクに注意して、秋のワンダフルドライブ楽しんでくださいね!
2022/9/30 UP!
秋は、キャンプにぴったりの季節ですよね!中でも、道具を用意しなくても気軽にキャンプ体験を楽しめる、「グランピング」に行ってみたいという方、今では多いんじゃないでしょうか?
そこで今週は、「千葉県のグランピング施設」をテーマに、県内の話題のスポットをご紹介していきたいと思います!
【ISUMI Glamping Resort & Spa SOLAS】9月26日(月)
まずピックアップするのは、いすみ市にあります「ISUMI Glamping Resort & Spa SOLAS」です。
こちらの施設は、海が近く、適度な高度、そして自然に囲まれた場所にあるため、一年中、満天の星空を楽しむことができます。夜になると、施設の星空案内人が、季節ごとの星座の紹介や星座の見つけ方など、星空や宇宙の魅力を紹介してくれるんです。まさに、アウトドアならではの醍醐味ですよね!
気になるお部屋は、内装やインテリアにもこだわった日本初上陸の「ドームテント」で、愛犬と一緒に宿泊できる客室も、あるそうです。
夕食は、地元・いすみの海で採れた新鮮な魚介や、ジビエを堪能できる自慢のバーベキューを楽しめます。さらに、開放的な露天風呂や本場フィンランド式サウナで日頃の疲れを癒してリフレッシュすることもできますよ!
<所在地:千葉県いすみ市釈迦谷1610-1/アクセス:圏央道の市原鶴舞インター~国道297号線経由約40分>
【The Bamboo Forest】9月 27日(火)
今朝、ピックアップするのは、市原市にあります今朝、ピックアップするのは、市原市にあります
「The Bamboo Forest」です。
実はこちら、あのゾウとふれあえる「市原ぞうの国」と、キリンと過ごせる姉妹施設「サユリワールド」が、新しいリゾート型動物園として去年3月にリニューアルオープンした「アニマルワンダーリゾウト・サユリワールド」に併設するグランピング施設なんです。
その名の通り、竹林に囲まれたお部屋は3タイプ。キリンをイメージして作られた、大人さえもワクワクしてしまう「ツリーハウス」のほか、季節を問わず快適に過ごせる「ドームテント」に、コットン地でタマネギ型の「ロータスベルテント」と、どれも写真映えするお部屋ばかりです!
そして、お楽しみの夕食は、バーベキューコース!前菜・サラダ・牛肉やソーセージなど、ボリュームたっぷり。天気の良い日は、レセプション前の屋外テラスで、雨や寒い日は、室内のダイニングで楽しむことができます。動物園に隣接しているだけに、キリン小屋のすぐそばで朝食を楽しめる「キリンと朝食」など、他では味わえない、一味違ったオプションも体験もできるんですよ!
<所在地 : 千葉県市原市山小川790/アクセス:圏央道の市原鶴舞インター~約5分>
【glampark 亀山温泉】9月28日(水)
「千葉県のグランピング施設」今朝は、君津市の「glampark 亀山温泉」を、ピックアップしてみたいと思います。
こちらは、2021年8月、「亀山温泉ホテル」の中庭にオープンした1日1組限定のグランピング施設。千葉県最大の湖・亀山湖を一望する場所にあって、ロケーションは抜群!お部屋は、直径6メートルの広々快適なドームテントで、シングルベッドを2台設置した2ベッドタイプのお部屋になっています。
「亀山温泉ホテル」の施設だけに、お楽しみはお風呂!グランピングで宿泊した人は、ホテルの大浴場で、源泉かけ流しの天然温泉をたっぷりと楽しむことができるんです!珍しいチョコレート色のお湯が特徴で、そのツルスベ感・保湿力は、多くの人が驚くほどだそうですよ!
食事は、3つのプランから選択可能です。千葉県産の厳選した食材をふんだんに使った調理済みの料理を、焼くだけ・温めるだけで楽しめる手間いらずの「バーベキュープラン」。房総半島ならではのおいしい食材を使った、ホテルこだわりの料理が楽しめる「グルメプラン」。そして、好きな食材を持ち込んでバーベキューが楽しめる「素泊まりプラン」となっています。
<所在地: 千葉県君津市豊田旧菅間田65/アクセス:圏央道・木更津東インター~約30分>
【ドゥカーレ・ガーデンホテル・九十九里】9月29日(木)
九十九里町の「ドゥカーレ・ガーデンホテル・九十九里」を、ピックアップしてみたいと思います。
九十九里海岸からすぐ近くにあるこちらの施設。以前から、ガーデンホテルやビジネスホテルなどがあったんですが、今年4月、さらにドームテントのグランピング施設がオープンしたんです。ドームテントは、最大8人まで宿泊することが可能。さらに、ロフトとデッキが付いたヴィラハウスも併設されているそうですよ。
夕食は、グランピングの醍醐味でもあるバーベキュー!海辺で、フレッシュな海鮮料理を楽しむことができます。そしてこちらでは、その他に、カリフォルニアからやってきた本格トレーラーハウスで宿泊することもできるんです。トレーラーハウスは、ラグジュアリーな空間で、最大6人まで泊まることができます。また、一台ごとにウッドデッキもあって、目の前には、走り回れるほど広々とした芝生の広場が広がっているんです。夜間には敷地内がライトアップされ、ロマンチックな雰囲気を演出。美しい風景に心が癒されること間違いなしですよ!
<所在地: 千葉県山武郡九十九里町粟生2315-28/アクセス:千葉東金道路の東金インター~東金九十九里有料道路経由約25分>
【Camping GREEN】9月30日(金)
最終日は、千葉市若葉区にあります、「Camping GREEN」をご紹介します。
こちらは、なんと全てのテントが、木立の周りに設けられたウッドデッキの上に設置されていて、まるで秘密基地のような感覚で楽しめるグランピング施設。特別な空間で、木のぬくもりとすがすがしい風を感じながら、ゆっくり過ごすことができます。森の中を見渡せるデッキで楽しむバーベキューは、他ではなかなかできない体験。360度、ぐるり緑に囲まれた場所で過ごす時間は、一生の思い出になること間違いありませんね。
さらにこちらでは、隣にサバイバルゲーム場があって、夜、スタッフが運転するバギーやカートに乗り、お化け屋敷状態のジャングルでモデルガンを撃ちながら生還を目指す、「ナイトジャングルツアー」というアトラクションも、行っているそうですよ!
<所在地:千葉県千葉市若葉区小倉町1487/アクセス:京葉道路・貝塚インター~約15分>
今週は 千葉県のグランピング施設を5つご紹介しました。お出かけの際は施設にあった感染防止対策などを講じた上、安全運転でお願いします。
2022/9/23 UP!
きょうは、「敬老の日」。お年寄りの長寿を祝い、感謝する日ですね。
そんなお年寄りに対しては、車を運転するときにも十分な注意が必要です。
千葉県警が公表しているデータから、千葉県内で発生した交通事故での死者数の推移を見てみると、平成30年以降、だんだん減少していることが分かります。これは、高齢者についても同じです。ただ、全死者数に占める高齢者の割合を見れば、残念ながら年々増加していて、去年は、60.3%にものぼりました。これはつまり、高齢者の死亡事故が、他の世代より多いことにほかなりません。
そこで今週は「高齢者との事故に注意」をテーマに、さまざまなポイントを紹介していきたいと思います。
【高齢者の事故で多いのは…】9月19日(月・祝)放送
ではまず、交通事故で亡くなった高齢者は、どのような状況下で、事故に遭っていたのでしょうか?
まず一番多かったのは、なんといっても「歩行中」です。特に道路の横断中に、多くの方が事故に遭っているといいます。続いて、「四輪車」、つまりクルマに乗っている時で、3番目に多いのが「自転車」の乗車中、そして4番目に「二輪車」、つまりバイクなどに乗っている時、などと続きます。
こうした事故を見てみると、高齢者ならではの原因も見えてきそうです。
明日からは、そうした事故を防ぐための注意点などを、お話していきたいと思います。
【高齢歩行者との事故防止】9月 20日(火)放送
高齢者の死亡事故は、歩行中、特に道路の横断中に多く発生しているそうです。
では、どうして道路の横断中に事故が多いんでしょうか?
その原因として考えられる点が、いくつかあります。
まず高齢の方は、個人差はありますが、おおむね次第に体力が低下して、歩くスピードが遅くなっていきます。すると青信号で道路を渡り始めても、渡っている途中で赤信号になってしまうため、事故に巻き込まれる可能性が高くなります。
また中には、視力が落ちたり、耳が遠くなったりして、接近して来るクルマに気が付きにくい人もいます。特に夕暮れ時、ヘッドライトを点けていないクルマは、気づかれにくい対象です。さらに、走ってくるクルマのスピードや距離を誤って判断して、道路を横断してしまうこともあるようです。
そこで、クルマを運転しているドライバーさんは、横断歩道がある場所はもちろんのこと、横断禁止の場所や、歩行者信号が赤の場合でも、道路を横断してくる高齢者がいるかもしれないと考え、十分気をつけて運転することが大切です。
高齢の歩行者を見つけた際には、一時停止や徐行などして、先に渡ってもらうようにしましょう。そして日頃から、早めのライト点灯を心がけ、クルマの存在を周囲に知らせるようにしてくださいね。
【道路の右側からの横断に注意】9月21日(水)
高齢者の交通事故は、「道路を横断中に多い」ということをご紹介しましたが、実はそうした事故では、あるパターンが特に目立つといいます。
それは、歩行者が左側から来たクルマにはねられることが多い、ということ。つまり、クルマの側から見れば、右側から横断してきた歩行者を跳ねてしまう、という状況です。では、どうしてそのような事故が多いのでしょうか?
まず、きのうも触れましたが、高齢者は、視力や聴力、そして体力の低下などによって、遠くのクルマを見落としたり、そのクルマとの距離を見誤ったりすることがあります。そのため、道路を渡り切れず、横断中の後半に、事故に遭ってしまうというのです。
また、クルマのドライバーさんの視点から見ると、右側から渡ってくる歩行者は、どうしても発見が遅れがちになります。特に夜間は、道路の右側はライトで十分照らされていないため、突然目の前に人が現れるような状況となり、事故につながりやすくなってしまうのです。
そこでドライバーのみなさんは、歩行者が突然道路を渡ってくるもしれない、という意識を、運転中、常に持つようにしましょう。特に夜間や早朝は、ライトで照らされていない道路右側にも意識を向けて、横断者がいないか十分注意しながら、走行してくださいね。
【高齢ドライバーが注意すべき点】9月22日(木)
近年は、高齢のドライバーさんが関わる交通事故が、大きな社会問題になっていますね。では、高齢の方が運転する場合、どんな点に気をつけなければいけないのでしょうか?今朝はその辺りを、チェックしてみたいと思います。
まずは、年齢を重ねるごとに、個人差はあっても、視力や聴力などが衰え、危険の発見が遅れがちになります。そこで、そうした発見の遅れなどに対応できる運転をしていくことが、大切です。例えば、あらかじめスピードを落とす、車間距離を十分に取る、といったことに心がけましょう。
また高齢のドライバーさんは、長年の運転経験にとらわれる傾向があります。特に走り慣れた道では、そのようです。例えば、一時停止の標識があるような交差点でも、「これまでクルマが出て来たことはなかった」と、一時停止を怠ったりしがちです。そうした意識では、突然の危険に対処することができません。「クルマが出てくるかもしれない」など、常に、危険を予測した運転を心がけてください。
そして、アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故も、高齢ドライバーの方々に多く見られます。運転中、ちょっとしたミスによってクルマが暴走したりすると、パニックに陥って、冷静な判断が出来なくなります。発進やバックをする時には、ペダルをよく確認するなど、日頃から余裕を持った運転をお願いします!
【高齢者マーク】9月23日(金・祝)
街なかを運転していると、「高齢者マーク」を付けたクルマを見かけることがありますよね。今は、四つ葉のクローバーとシニアの「S」を組み合わせたデザインの、いわゆる「四つ葉マーク」が主流になっていますが、以前は、黄色とオレンジの2色の水滴のようなデザインで、「もみじマーク」と呼ばれていました。現在、どちらのマークも使えるんですが、このマークの意味を、みなさんはちゃんとご存知でしょうか?
この「高齢者マーク」は、70歳以上の高齢のドライバーさんが、普通自動車を運転する時に表示するものです。マークの表示は「努力義務」となっていて、表示していなくても、特に罰則はありません。ただ、周囲のドライバーさんは、このマークを付けているクルマに対しては、十分注意が必要です。
というのも、危険の防止のためにやむを得ない場合を除いて、「幅寄せ」や「割り込み」などの行為を行うことが禁止されているんです。違反した場合は、普通車やバイクなら反則金6000円、大型車だと7000円で、違反点数はいずれも1点です。高齢者マークは、周囲のクルマからの危険な行為を受けないためにも効果的です。対象のドライバーさんは、積極的に表示するようにしましょう。
今週は、「高齢者との事故に注意」をテーマにご紹介しました。
ぜひチェックして、ワンダフルなドライブ、楽しんでくださいね。
2022/9/16 UP!
9月も中旬となりました。
まだ日差しの強さを感じる日があるものの、来週むかえるお彼岸をさかいに、ら季節は次第に「秋」へと変わっていきます。夏と冬という、暑さ寒さが顕著な季節に挟まれた「秋」。だからこそ、この時期に、オススメしておきたい点検や整備があります。
そこで今週は、「秋のおすすめメンテナンス」をテーマに、お送りしていきましょう!
【海に行ったら洗車と下回りチェック】9月 12日(月)
ところでみなさんは、この夏、海水浴に行ったり、海沿いの地域にお出かけしたりしていませんか?もしそうなら、戻ってきてからちゃんと洗車をされましたか?
鉄を含むクルマのボディは、塩が付いたままにしていると、サビが発生しやすくなります。海水を浴びたわけでなくても、海の近くを走るだけで、塩分を含んだ風や砂を浴びて、塩の影響を受けてしまうものなんです。
そこで、サビを防ぐために大切なのが、海から帰ってきたら、なるべく早く洗車をして、塩を洗い流すことです。特に、形が複雑で、サビが発生しやすいクルマの下回りは、念入りに洗うようにしてくださいね。もし、下回りのサビが心配な方は、一度、リフトのあるカーディーラーなどで、下回りの洗浄とチェックをしてもらうと安心ですよ。
クルマのサビは、一度発生すると、みるみる広がってしまいます。早めに発見して、処置しておくことが大切です!
【疲れた夏のタイヤをチェック】9月 13日(火)
今週は、「秋のおすすめメンテナンス」をテーマに、お送りしています。
ところで今年の夏は、東京都で猛暑日の歴代最多を記録するなど、とにかく暑い日が多かったですね。そんな夏の暑さによって、大きく影響を及ぼすのが、クルマを支えているタイヤです。
実は、パンクやバーストといったタイヤのトラブルが最も多いといわれている季節が、夏。その理由の一つとして考えられるのが、タイヤのゴムが、高温や紫外線に弱いことです。もともとタイヤのゴムは、時間が経つにつれて劣化します。さらに路面からの熱や紫外線によってゴムの劣化が進むと、タイヤは硬くなり表面がひび割れてくるんです。ひび割れが小さなうちは、そのまま走行していても問題ありません。しかし、大きくなったひび割れを放置していると、その部分から水やホコリが入り、タイヤの中にあるワイヤーがサビて、タイヤの内側からも劣化していくことに。そうなると、普通なら問題がないような衝撃にも耐えられなくなり、パンクやバーストが起こりやすくなってしまうんです。そのため、日差しの厳しい夏を乗り切ったあとも、劣化してしまったタイヤのままでは、安全走行に不安がありますよね。
そこで、タイヤ側面のひび割れなどが気になる場合は、ぜひ、カーディーラーなどでチェックしてもらいましょう。そして劣化がひどい場合には、なるべく早くタイヤを交換するようにしてくださいね。
【ワイパーラバーの交換】9月14日(水)
「秋のおすすめメンテナンス」をテーマにお送りしている、今週の、「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。
きのう、夏場の高熱や紫外線で、タイヤのゴムが劣化しやすいというお話をしましたね。実はクルマには、同じようにゴムで出来ていて、これからの季節、活躍してもらわないといけないパーツがあります。それが、ワイパーラバーです。
ご存知の通り、ワイパーラバーは、ガラス面に付着した雨水を払って視界をよくする働きがあります。その名前の通り、ラバー、つまりゴムで出来ていますので、やはり紫外線や熱、そして使用する時にかかる力などによって、次第に劣化していくんです。ワイパーラバーが劣化してしまうと、ウインドウをふき取る時に拭きムラが出来たり、スジが残ったりします。すると雨の中での視界が悪くなるのはもちろん、目の疲労の原因にもなるので、大変危険です。特にこれからは、秋雨のシーズン。秋雨は、梅雨よりも降水量が多いといわれるほどなので、雨への備えがとても大切です。
ということで、夏から秋へと変わる今の時期こそ、長雨や台風に備え、ワイパーラバーの交換がオススメです。交換はとても簡単なので、異常を感じたら、すぐに行うようにしましょう。どの製品を選んだらいいか分からないなど、不安な時は、お近くのカーディーラーへ、お気軽にご相談くださいね。
【秋の今こそバッテリーチェック】9月15日(木)
今週お送りしているテーマは、「秋のおすすめメンテナンス」です。
ところで、クルマの中で、夏の間に特に酷使され、冬になると、パワーを発揮するのに負担がかかるモノといえば、みなさんは何が思い浮かびますか・・・?先ずバッテリーをあげるという方、やっぱり多いのではないでしょうか。
夏の間、電気をたくさん消費するカーエアコン。ファンを強く回せば回すほど、バッテリーには負担がかかります。暑さが例年になく過酷だった今年の夏、みなさんも、かなり強めにカーエアコンを使われたんじゃないでしょうか?その他にも、カーナビやカーステレオなど、お出かけに欠かせない電装品はいろいろあります。それだけに夏場は、バッテリーに大きな負担を掛ける季節といえます。
一方、これから秋から冬へと移るにつれて、気温がどんどん低下していきますよね。
実はバッテリーは温度変化に弱く、特に気温が低いと、その性能を十分に発揮できなくなってしまうんです。そのため、冬場は夏に劣らず、バッテリートラブルの多い季節となっています。クルマの必需品バッテリー、厳しい夏と冬に挟まれた今の時期だからこそ、その状態をチェックしてみてはいかがでしょうか?
バッテリーの寿命は、2、3年が目安です。しばらく交換していないという方は、エンジンがかからないなんてトラブルに見舞われる前に、ぜひ確かめてみてくださいね!
【ヘッドライトのレンズのクリーニング】9月16日(金)
来週金曜日・23日は「秋分の日」ですね。その後は、秋の深まりとともに、夜の時間がだんだんと長くなってゆきます。そんなこれからの長い夜を、安全に走行するために欠かせないのがヘッドライトです。
ただ、このヘッドライトのレンズ、時間が経つにつれて、どうしても曇ったり、黄ばんだりしてしまいます。そうなると、ライトの明るさが低下して、夜間、十分な範囲を照らすことができません。その原因としては、レンズ表面に施されているコーティングが、紫外線などの影響ではがれるほか、走行中の飛び石などでレンズの表面に細かい傷がつき、そこに汚れが付着することなどが考えられます。
そこでオススメしたいのが、レンズのクリーニングです。レンズの表面を磨いて細かなキズやくすみを落とし、保護のためのコート剤を塗ることで、新車のときのようなレンズの輝きと、ライトの明るさを取り戻すことができますよ。併せて、ヘッドライトのバルブの交換もオススメです。近頃、ライトの明るさに物足りなさを感じているという方、お近くのカーディーラーでも、ご相談できます!
今週は、「秋のおすすめメンテナンス」をテーマにお送りしました。
2022/9/9 UP!
クルマを運転していると、安全確認のため、いろいろなミラーのお世話になりますよね。でもみなさん、日頃、こうしたミラーをただ漫然と見ていませんか?実はそこには、安全のための様々なポイントがあるんです。そこで今週は、「ミラーに注目!」をテーマに、その注意点などを取り上げていきたいと思います。
【クルマのミラーの種類】9月 5日(月)
まず今朝は、クルマに付いているミラーです。クルマには、いくつものミラーがありますが、それらを、全部同じ鏡だと思っている方、中にはいらっしゃるかもしれませんね。それらは目的に合わせて、2種類の鏡が使われているんです。
ルームミラーには、反射面が平らな「平面鏡」が使われています。平面鏡は、普段、洗面台などで目にするものと同じで、左右は逆ですが、同じ大きさに映ります。そのため、距離感を正確につかみやすいのが特徴です。そこで、後続車との距離が分かりやすくなるよう、ルームミラーに使われています。ただし、映る範囲が限られているので、死角が生まれやすいというデメリットもあります。
一方、ドアミラーなどに使われているのが、中央が盛り上がっている「凸面鏡」です。凸面鏡は、平面鏡よりも広い範囲を映すことができるんですが、鏡の端に行くほど、形のゆがみが大きくなってしまい、正確な距離感をつかみにくくなってしまいます。でも、広い範囲で危険を発見できるため、ドアミラーなどに使われています。
みなさんも、こうしたミラーの特性を理解し、安全運転に役立てるようにしてくださいね。
【ミラーの合わせ方】9月 6日(火)
運転中の安全確認に欠かせない、ルームミラーやドアミラー。それだけに、きちんと角度を合わせておかないと、その効果を十分に発揮することができません。
まず、どのミラーでも、調整する時に肝心なのが、適切な運転姿勢をとることです。極端にハンドルに近づいたり、のけぞったりした姿勢では、きちんと調整することはできませんよ。
そして、ルームミラーを合わせる時は、あるポイントがあります。それは、日本車のような右ハンドルの場合は、ミラーに近い、左手で合わせることです。
というのも、右手を使ったり、両手で調整したりすると、体がシートの背もたれから離れてしまい、運転姿勢に戻った時、見え方が変わってしまうからです。もちろん、左ハンドルのクルマの場合は、右手で角度を合わせてくださいね。その上で、なるべくリアウインドウ全体が映るように調整します。
続いて、左右のドアミラーです。どちらも、ミラーの内側・4分の1ぐらいに自分のクルマのボディが映るようにし、残る4分の3に、後ろの景色が映るように合わせます。車体が映ることで、後続車との距離感がつかみやすくなるんです。
次に、上下方向ですが、路面がミラーの2分の1ぐらい映る位置に合わせましょう。あまり上に向けすぎると、車体の近くが見えなくなってしまい、反対に下に向けすぎると、後ろの様子がわかりづらくなります。
みなさん、ミラーの調整は念入りにお願いしますね!
【カーブミラーには死角がある】9月 7日(水)
見通しの悪い交差点やカーブなどに設置されている、カーブミラー。
ドライバーのみなさんは、そんな場所を走るとき、安全確認のためにきっとチェックされていると思います。ただ、そのカーブミラーが、全ての危険を映し出していると思い込むのはよくありません。
先月8日、奈良県広陵町で、こんな事故がありました。信号のない交差点を進行していたバイクと、右側から走ってきた2トントラックが出会い頭に衝突。バイクを運転していた男性は頭を強く打ち、病院へ搬送されるも、その後、死亡が確認されました。
トラック側に一時停止標識があったそうですが、運転手は、「交差点に入る手前で、カーブミラーを確認してスピードを落としたが、完全には止まっていなかった。バイクに気がつかなかった」などと話しているそうです。
この運転手が、どこまで丁寧にミラーをチェックしたかは分かりませんが、カーブミラーは、交差道路のすべてを映している訳ではありません。特にバイクや歩行者のような、車にくらべ小さな相手は、死角に入ったり、確認しにくいことがあります。
また場所によっては、カーブミラー自体の角度が、何らかの原因で変わってしまっていることもありますよね。そう考えると、カーブミラーに映っていないから安全と、安易に考えるのは、危険すぎます!カーブミラーだけを頼りにしないで、目視による安全確認も、ぜひ併せて行うようにしてくださいね。
【ミラーを見過ぎるのも要注意】9月 8日(木)
今週お送りしているテーマは、「ミラーに注目!」ですが、あまりミラーにばかり気を取られるのも良くないようです。
2019年12月27日、宮城県気仙沼市の救急車が、三陸自動車道でトラックに追突。ケガのため搬送中だった男性に付き添って救急車に同乗していた女性が、腹部などを強く打ち、死亡する事故がありました。
その後の調べで、この事故は、救急車を運転していた消防士のわき見運転が原因だったそうです。なんでも、「後ろに横たわる患者が気になって、ルームミラーで確認しながら運転していた」とのこと。前のトラックは、救急車のサイレンに気づいて左によけようとしていたそうなので、しっかり前を見て運転していれば、追突は避けられた可能性は高いでしょうね。
ただ、私たちも運転している時に、前方以外のことが気になり、ついミラーに注意が行ってしまう時があるものです。例えば、後部座席に乗せた子供が泣き出し、その様子を確かめようとしたり、後続車が車間距離を詰めて来るのが気になり、何度も後ろをチェックしたり…。ただ、そんな時に、前のクルマが減速などすれば、追突事故につながりかねません。
走行中にミラーをあまり見過ぎることも、事故の原因となってしまうこと、ドライバーの皆さんは、常に意識しておいてくださいね。
【サイドミラーの接触に注意】9月 9日(金)
運転する時には、事故防止のためにミラーの確認は欠かせません。でも、ミラーそのものが、事故の原因になってしまうということ、皆さんはご存知でしょうか?注意しなければいけないのが、サイドミラーです。
例えば、狭い道路などを通行していて、路肩にいる歩行者などに接触。ケガをさせたりするケースがあるんです。ただ、ドライバーさんの意識としては、狭い道などでは、スピードを出していないので、サイドミラーが当たったとしても、大したことはないだろうという油断があるようです。
しかしサイドミラーといえども、接触すれば、大ケガを負わせることもありますし、最悪の場合、死亡事故に至るケースもあります。それに歩行者などに接触すれば、それは交通事故ですし、転倒などした相手を放って走り去れば、立派な「ひき逃げ」ということになります。
たかがサイドミラーの接触と、決して甘く見ず、歩行者などがいる場合は十分な距離を保ち、注意して運転するようにしましょう!また対向車とすれ違うときも、ミラー同士が接触する危険性がありますので気をつけてください。
今週は、「ミラーに注目!」をテーマにお送りしました。