2021/2/26 UP!
クルマはいろいろなサインを私たちに発してくれるものです。
今週は、そんな「クルマの異常の現れ」をテーマに、お送りします。
【警告灯をチェック】2月22日(月)放送分
ドライブ中、故障などの異常が発生した時、クルマはいろいろなサインを私たちに発してくれるものです。
まずクルマのトラブルを、一番分かりやすく知らせてくれるのが、メーターパネルに表示される警告灯でしょう。警告灯が示してくれるのは、クルマの故障や異常、また誤操作など、その内容は様々。ただ警告灯が、それぞれどんな意味なのか、すべて理解できている人は、あまり多くないかもしれませんね。しかし自分や同乗者、そして周囲の安全を守るために、その種類や意味は、ちゃんとチェックしておきたいものです。
とは言っても、「たくさん数があって、覚えきれない!」という方も、結構いらっしゃるんじゃないでしょうか。でも、実は国際規格で記号が決められていて、国産車はもちろん、輸入車もほぼ同じ。一度覚えてしまえば、それほど難しいものではありません。また色も、「赤」「黄」「緑」の3色に国際規格で統一されていて、その色で緊急度を表しています。たとえば赤色は「危険」、黄色は「注意」、緑色は「安全」で、信号機と同じように、直感的に認識できるようになっています。
警告灯それぞれの意味については、おクルマの取扱説明書で、ぜひ確認しておいてください。そして、もし警告灯で異常が発生していることに気づいたら、カーディーラーなどに連絡し、点検・修理してもらいましょうね!
【ブレーキからキーキー音】2月23日(火・祝)放送分
クルマは、故障などが発生した時に、いろいろなサインを出しています。
ところでみなさんは、ブレーキを掛けた時に、「キーキー」と金属をひっかくような音を聞いたことがありますか?もしそんな音がするようなら、すぐにでもカーディーラーなどで見てもらいましょう。というのも、この「キーキー」という音、ブレーキパッドの摩耗を知らせる合図で、パッドウェア・インジケーターというパーツがディスクローターをひっかいて出る音が原因かもしれません。ディスクブレーキに取り付けられているブレーキパッドは、回転するディスクローターを両側から強く挟むことにより、その摩擦力で車輪の回転を止める働きをしています。そのため使っているうちに、どうしても摩耗してしまうんです。
もし、摩耗したままのディスクパッドを使用していると、次第にブレーキの効きが悪くなり、重大な事故へとつながる恐れがあります。さらに、ディスクローターまで削ってしまうと、修理代も高額になりますので、音に気付いたら、早めに交換するようにしましょう。またその時は、音が出ている箇所だけではなく、その他のブレーキパッドも併せて点検・整備してもらうようお願いしますね!
【エンジンルームから異音】2月24日(水)放送分
今週は、「クルマの異常の現れ」をテーマにお送りしている千葉トヨペット「レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。
ところで皆さんは、街なかで、「キュルキュルキュル」とか、「ギャー!」っという音をあげながら走っているクルマを、見かけたことがありませんか?もちろん、こういった症状も、クルマの異常の現れです。この音は、エンジンルーム内の「Vベルト」というベルトが、摩耗したりゆるんだりして、すべっているのが原因かもしれません。
Vベルトには、エンジンの力でパワーステアリングやクーリングファン、エアコン用のコンプレッサーなどを駆動する役割があります。しかし、ゴムでできているため、使っているうちに回転や高熱の影響で劣化してしまうんです。そして、劣化したまま使用していると、たわみや損傷、ひび割れ、亀裂が発生し、ベルトがすべったり、最悪の場合ベルトが切れてしまったりすることも。そうなると、エンスト、オーバーヒートのほか、バッテリーあがりやハンドルが重くなるなど、様々なトラブルが発生する恐れがあるんです。
ということで、このVベルトに限らず、おクルマからいつもと違う音がするような場合は、何らかの異常が起こっている可能性があります。なるべく早く、カーディーラーなどで点検・整備を行うことが肝心ですよ。
【まっすぐ走らない】2月25日(木)放送分
まっすぐの道路を走っている時、クルマが正常なら、ハンドルを緩く握っていても、そのまままっすぐ走り続けるものです。ところが、ハンドルを持つ手を、ほんの少し緩めただけで、車体が右や左に寄っていく・・・なんてケースがあります。原因としては、道路の傾斜やタイヤの空気圧がアンバランスになっている・・・、ということも考えられますが、それらを解消しても治らないようであれば、ホイールアライメントの狂いを疑わなければいけません!
ホイールアライメントというのは、簡単に言えば、車輪の取り付け角度のことです。クルマの車輪は、プラモデルのパーツのように単純ではなく、操作性や走行性を高めるために、実にたくさんの部品が、細かく調整されて取り付けられています。そのため強い衝撃を与えたり、長い期間乗ったりしているうちに、この調整が狂ってくることがあるんです。この異常を放置したまま乗り続けていると、だんだん症状がひどくなる可能性があります。また、それが原因で、大きな事故へとつながる危険性も考えられます。
ということで、クルマがまっすぐ走らないと感じた時、さらに、運転中に縁石に乗り上げるなどして強い衝撃を感じた場合は、早めにカーディーラーで、点検や整備をしてもらうようにしましょうね!
【ハイフラッシャー】2月26日(金)放送分
今週のテーマは、「クルマの異常の現れ」です。
ところでみなさんは、ウインカーを出した途端、メーターパネルの方向指示表示灯が、もの凄く早いリズムで「カチカチカチカチ…」と鳴り始めたら、何が起こっていると思いますか?これは「ハイフラッシャー」、略して「ハイフラ」と呼ばれる現象で、ウインカーのバルブ、つまり電球が切れたことを伝えるための機能なんです。
例えば、右前のウインカーバルブが切れた場合、左のウインカーはいつも通り点滅しますが、右にウインカーを出すと、右後ろのウインカーの点滅と、メーターパネルの方向指示表示灯の点滅が速くなります。これで、ウインカーが直接見えないドライバーにも、その異常がすぐに分かりますよね。
では、どうしてこんな機能が付いているかといいますと、それだけウインカーが重要だということです。ウインカーなしで運転するのは、大変危険です。進路変更や右左折の時など、ウインカーがうまく作動しないと、事故やトラブルの原因になりかねません。ということで、突然ハイフラッシャーが起きたら、そのまま放置していてはダメですよ。カーディーラーなどで、速やかにバルブを交換してください!
今週は、「クルマの異常のあらわれ」をテーマにお送りしました。ぜひチェックして、ワンダフルドライブ、楽しんでくださいね!
2021/2/19 UP!
今週は「夜間走行のポイント」をご紹介します。
【夜間は死亡事故が多い】2月15日(月)放送分
梅の花が見頃を迎え、昼間の時間も日に日に長くなってきましたね。とは言え、今は2月。おクルマを、夜の暗いなか運転する機会、まだまだ多いんじゃないでしょうか。
そこで今週は、「夜間走行のポイント」をテーマに、お送りしていきたいと思います。
初日のきょうは、夜間の死亡事故の多さについてです。みなさんは、夜間の方が昼間より死亡事故が発生しやすいってご存知ですか?令和元年のデータで、人身事故1000件当たりの死亡事故件数で比べると、昼間はおよそ4.5件なのに対して、夜間はおよそ15.2件と、3倍以上も多いんです。その原因の一つとして、まず挙げられるのが、危険の認知が遅れること。夜は当然周囲が暗いので、見えづらくなりますよね。特に、歩行者や無灯火の自転車などがそうで、その結果、死亡事故につながりやすくなるんです。ということで夜間は、とっさの危険にも対応できるよう、昼間よりもスピードを落として走行するのが基本です。そしてもう一つ、夜に死亡事故が多い原因としては、スピードを出しやすいこともあります。というのも夜間は、周囲が暗く見えづらいことで、速度感覚が鈍ってしまいがち。それに、交通量も少ないので、よりスピードを出しやすくなってしまうんです。そこで夜間は、自分のスピード感覚に頼らず、スピードメーターをしっかりチェックしながら運転しましょうね。
【積極的にハイビームに切り替え】2月16日(火) 放送分
今週は「夜間走行のポイント」をテーマにお送りしています。
ところでみなさんは、ヘッドライトを点けている時、上向きのハイビームと下向きのロービームを、適切に切り替えていますか?
「対向車などにまぶしい思いをさせたくない」「切り替えるのが面倒くさい」と、ロービームばかり使っているという人、多いんじゃないでしょうか。でも道路交通法では、ヘッドライトは、ハイビームが基本とされていて、ロービームは、あくまで他のクルマとすれ違う時などに使用するものとされているんです。
では、どうしてハイビームの方が基本なんでしょうか?その理由は、それぞれが照らせる範囲にあります。ロービームで照らせるのは、およそ40メートル先まで。対するハイビームは、100メートル先まで照らすことができます。この差がポイントなんです!例えば、時速60キロで走行している場合、ブレーキを踏んで停車するまでの制動距離は、およそ45メートルといわれています。つまり、ロービームで危険を発見して急ブレーキを踏んでも、間に合わない計算になるんです。そのため、対向車や前にクルマがいない場合には、積極的にハイビームに切り替えた方がいい、というワケです。
ちなみに最近は、前のクルマや対向車のライトを認識して、ハイビームとロービームを自動で切り替える、「自動ハイビーム」を備えたクルマも増えてきましたね。ただ、ドライバーさんがイメージした通りに切り替わらない場合もありますので、状況に応じて手動で切り替えることも必要ですよ。
【蒸発現象に注意】2月17日(水)放送分
ところでみなさんは、目の前にいる人が、突然消えてしまうなんてこと、あると思いますか?マジックじゃない限り、普通は考えられないですよね。でもクルマの運転中には、そんな現象が、実際に起きることがあるんです。
それは夜、対向車のライトと、自分のクルマのライトが交錯する道路中央付近で、横断中の歩行者などが、光に包まれ、突然見えなくなってしまう現象です。これを「蒸発現象」といい、別名「グレア現象」とも呼ばれます。特に雨の日は、路面が濡れているためクルマのライトが乱反射して、さらに見えにくくなるので、注意が必要です。そして、この蒸発現象が怖いのは、原因がヘッドライトなので、ドライバーさん側から、ほぼ防ぐことができないという点です。
そこでポイントとなるのは、そうした事態が起こるということを念頭においた運転です。例えば「蒸発現象によって、見えなくなっている歩行者がこの先いるかもしれない」と意識し、「安全確認を徹底する」「スピードを抑える」など、危険を予測した、慎重な運転を心がけることが求められます。夜間走行中、ライトに照らされた道路の中央付近で、何か動く気配を感じたら、最善の注意を払うことが必要ですよ。
【ライトで照らされていない所にも注意】2月18日(木) 放送分
夜間の運転中は、ライトが照らす範囲だけに、ほとんどの注意が集中してしまう傾向があります。そのため、歩行者などを見つけるのが遅れ、事故を起こす確率が高くなりがちです。そこで、ヘッドライトが照らしている範囲以外へも注意を払うことが大切です。
例えば、交差点を左折する時。左折時の巻き込みは、昼間でも確認が必要ですが、夜間は周囲が暗くなるため、歩行者や自転車などが確認しづらくなります。特に無灯火の自転車は、見落としやすいので、十分に注意しましょう。
また、右折時も気を付けなければいけません。というのも、交差点を右折する際、特に右方向から横断してくる歩行者や自転車に気付かないことがあります。これは横断してくる歩行者などを、ヘッドライトで照らすことができないため、見落としてしまうことが原因です。さらに右折時は、対向車が切れた時など、慌ててクルマを走らせる傾向があります。より丁寧に、周りを確認するようにしましょう。直進している時も要注意です。特に、ライトで十分に照らされていない道路右側から歩行者が横断してきた場合は、発見が遅れ、事故になる危険性が増します。横断者がいないか、道路の右側にもしっかり意識を向け、みなさん、安全運転してくださいね。
【ライトで目がくらんだら】2月19日(金) 放送分
「夜間走行のポイント」最後は、「ライトで目がくらんだら」。
夜間、対向車とすれ違う時など、相手のドライバーさんにまぶしい思いをさせないよう、ハイビームからロービームに切り替えるのがマナーです。でも、時には切り替えるのを忘れてしまったり、そもそもハイビームになっていることに気付かないで走っていたりするケースもあります。では、そんな対向車のライトのまぶしさで目がくらんでしまった時、どのように対処したらいいのでしょうか?
まず、強い光で目がくらんでしまったら、とっさに状況を確認し、道路脇へ停車、そして視力が回復するのを待ちましょう。そのまま運転を続けるのは、目をつぶって運転をしているのと同じで、大変危険ですよ。しかし出来るなら、目がくらむことなく運転をつづけられる方が、いいですよね。そのためのコツがあります。対向車のヘッドライトにまぶしさを感じたら、ブレーキペダルに足を置いて、少しスピードを落としながら、目線を左側前方に置くようにしましょう。この時、目を細めておくのがポイントですよ。くれぐれも、そのままライトを見続けることは、しないようにしてくださいね。
今週は「夜間走行のポイント」をテーマにお届けしました。ぜひ心に留めて、ワンダフルドライブ、楽しんでくださいね!
2021/2/12 UP!
三寒四温、だんだんと暖かくなる季節。今週はクルマと花粉症についてご紹介しました。
【クリーンエアフィルター】2月8日(月)放送分
2月ということで、今年もあのやっかいなモノが、そろそろ飛んでくるシーズンですね。そう、花粉です。花粉症の皆さんには、本当につらい季節ですよね。そこで今週の、千葉トヨペット「レガーメ・ワンダフル・ドライブ」では、クルマと花粉症」をテーマにお送りしていきたいと思います。
花粉症の方にとって、花粉の多い日に外へ出るのは、本当に憂鬱なことですが、せめてクルマの中は、快適に過ごしたいと思いませんか?そんな車内環境を改善するのに欠かせないのが、クリーンエアフィルターというパーツです。これはカーエアコンに取り付けられているフィルターのことで、いわば「エアコンのマスク」といえます。その役割は、室内外のホコリや花粉など空気の汚れをろ過すると同時に、外から侵入する排気ガスのニオイやニオイのもとを吸着してくれるんです。そのためクリーンエアフィルターは、使っているうちに、どうしても汚れてしまいます。そのまま交換せずに使い続けていると、十分な空気が通過できなくなり、次第にエアコンの効きが悪くなってくるので、定期交換は欠かせません。
そこで交換の際にお勧めしたいのが、花粉除去の機能を強化したクリーンエアフィルターです。特殊なフィルターで、取り込んだ外気から花粉を取り除き、車内をクリーンで快適な空間に保ってくれますよ。
花粉症でお悩みの方は、ぜひお近くのカーディーラーへご相談くださいね。
【花粉症の運転への影響】2月9日(火)放送分
今週は、「クルマと花粉症」をテーマにお送りしています。
ところで花粉症というと、つい軽く見てしまう人、リスナーさんの中にもいるかもしれませんね。でもクルマの運転には、大きな影響があるということ、ご存知ですか?例えば、花粉症になると涙や鼻水が出ますよね。そうなると、前が見えづらくなったり、頭がボーっとして集中できなくなることもあって、大変危険です。
そして花粉症の症状といえば、くしゃみですよね。実はくしゃみって、ギックリ腰や肋骨などの骨折原因になるほど、衝撃の強いものなんです。そのため、くしゃみが出たはずみで、ハンドル操作を誤る可能性もあります。それに、くしゃみが出る時って、思わず目をつぶっちゃいますよね。くしゃみ1回で、0.5秒ほどつぶるとすれば、時速60キロで走行している場合、その間に8メートル進んでしまう計算になります。しかもくしゃみは、2、3回続けて出ることも珍しくありません。そうなると、数十メートル、目をつぶった状態で進むことになる訳です。 これは、とても恐ろしい事態ですよね。
ということで、たかが花粉症と甘く考えるのは禁物。症状が重い人は、運転を控えることも大切です。そして運転する場合は、突然のくしゃみなどに備えて、いつもより車間距離を長めに取り、スピードもしっかり抑えて走りましょう!
【花粉を車内に持ち込まない】2月10日(水)放送分
今週は、近づく花粉シーズンに向けて、「クルマと花粉症」をテーマにお送りしています。クルマの中で快適に過ごすためには、車内へ花粉を持ち込まないことが大切です。今朝はそのためのポイントを、いくつかご紹介したいと思います。
まず、その日着ていく洋服選びが大事。ウールやフリース素材など、毛足の長いものは、どうしても花粉が付着しやすくなります。また、静電気が発生しやすい服も要注意です。ポリエステルやナイロン、ウールなどはなるべく避け、静電気防止スプレーも上手に活用してください。
そしてクルマに乗りこむ前には、髪の毛や着ている服についた花粉をよく払い落とすようにしましょう。この時、コロコロと転がす粘着クリーナーがあれば、なお便利でしょうね。クルマに乗り込んだら、当然ながら窓はなるべく開けないことです。エアコンも内気循環に設定した方がいいでしょう。外気導入にしておくと、エアコンから花粉が入ってくる可能性がありますよ。
ただ、前にもご紹介しましたが、花粉を除去する機能に優れた高機能のエアコン用フィルターもありますので、ぜひカーディーラーなどに相談してみるのも、オススメです。あとは、固く絞った雑巾で車内を拭くなど、こまめな掃除を忘れないことも重要ですよ。
【花粉によるクルマのダメージ】2月11日(木・祝)放送分
今週は、「クルマと花粉症」をテーマにお送りしています。まさに迷惑な存在の花粉ですが、花粉症の人にはもちろん、実はクルマにとっても、厄介なモノなんです。花粉というと「粉」という字を書くこともあって、サラサラとして、簡単に落とせるものと思っている方、多いのではないでしょうか。ところが実態は、そんな単純ではありません。実は雨などの水に触れると、中からペクチンというベタベタとした物質が出てきて、ボディの表面にへばりついてしまうんです。
これがこびりつくと、花粉ジミの原因となり、一度ついた花粉ジミは、ちょっとやそっとじゃ落ちません。しかもそのまま放置していると、塗装を傷める原因にもなってしまうんです。それを防ぐために大切なのが、こまめな洗車。シミになる前であれば、簡単に落とすことができます。またシミになってからでも、なるべく早く落とすことで、ダメージが小さくてすむんです。ただ、ペクチンには熱に弱いという性質があるので、花粉ジミができても、お湯をかけることで、シミを取ることができるといいます。その場合は、熱湯を避け、50℃程度のお湯を、マイクロファイバークロスなどを置いた上からかけて、様子を見ながら作業してください。うまくいけば、花粉ジミを落とすことができますよ。また、完全な対策ではありませんが、ボディコートなどをしておくと、ダメージを軽減できるので、ボディに何かしらの保護材を塗っておくこともオススメしますよ!
【運転と花粉症の薬】2月12日(金)放送分
今週は、「クルマと花粉症」をテーマにお送りしています。花粉症の対策としては、やはり薬を飲むという方が、最も多いのではないでしょうか?ただ、そこで気になるのが、薬の副作用です。特に抗ヒスタミン剤には、眠気を催す薬が少なくありません。そうした薬の説明書には、「服用後はクルマの運転を控えるように」と書かれていますので、よく確認しておきましょう。また、副作用の中には、眠気を感じなかったとしても、判断力や集中力のほか、作業効率などが落ちてしまうというものがあります。これは「インペアード・パフォーマンス」と呼ばれる状態で、本人がその症状に気づいていないこともあるんです。もちろん、そんな状態でクルマの運転をするのは、とても危険ですよね。ただ最近は、「第2世代」と呼ばれる抗ヒスタミン剤が増えています。これは薬の成分が脳に回りにくいため、眠気や「インペアード・パフォーマンス」が起こりにくくなるといいます。仕事や買い物、ご家族の送迎などで、運転する必要があるものの花粉症に悩んでいる、という方は、ぜひお医者さんや薬剤師さんに相談してみてくださいね。今週は「クルマと花粉症」をテーマにご紹介しました。ぜひチェックして、ワンダフルドライブ、楽しんでくださいね。
2021/2/5 UP!
今週は2月2日の節分にちなんで「運転にひそむ鬼」をテーマにお届しました。
【あおり運転】2月1日(月)放送分
今年の節分は2月2日。いつもは2月4日の立春が、2月3日となり、節分が2月2日になるのはなんと124年ぶりなんだそうです。
節分といえば、「鬼は外」がお決まりのフレーズ。そこで今週は、「運転に潜む鬼」をテーマに「危険な運転」について、取り上げていきたいと思います。まずは、「あおり運転」について。
去年6月、改正道路交通法が施行され、あおり運転に「妨害運転罪」が適用となり、厳罰化されたのは、皆さんもご存知ですよね。「妨害運転罪」は、車間距離を極端に詰めるだけでなく、他のクルマなどの通行を妨害する目的で、急な進路変更をしたり、急ブレーキをかけたりするほか、執拗にクラクションを鳴らす、パッシングをするといった行為も、これに当たります。「妨害運転罪」に違反した場合は、3年以下の懲役、または50万円以下の罰金が科せられ、違反点数25点、即免許取り消しとなります。さらに、あおり運転によって事故など、大きな危険を発生させた場合は、5年以下の懲役、または100万円以下の罰金となり、違反点数35点、もちろん即免許取り消しです。
理由はどうあれ、「あおり運転」は、重大な交通事故につながる極めて悪質・危険な行為です。運転中、多少イラっとすることがあっても、心の中の鬼をグッと抑えることが肝心。ぜひ、思いやり譲り合いの気持ちを忘れずに運転してくださいね。
【あおり運転の対処法】2月2日(火)放送分
きょうは節分ですね。そこで今週は、節分の鬼にひっかけて、「運転に潜む鬼」をテーマにお送りしています。
きのうは、「あおり運転」についてお話しました。では、もし、あおり運転をされる側になったら、そのときあなたはどうしますか?ということで今朝は、その対処法について、チェックしてみましょう。
まず大切なことは、他のクルマにあおられても、絶対に張り合おうとしないでください。お互いに熱くなってエスカレートすると、大変危険です。争う気持ちは捨て、冷静な運転を心がけてください。そして、安全な場所に避難することを考えます。高速道路なら、最寄りのサービスエリアや料金所。一般道なら、警察署や消防署はもちろんのこと、コンビニなど人がいる場所への駆け込みもいいでしょう。もし、赤信号などで止まった時に、相手がクルマを降りて近寄ってくるようなら、窓を閉め、ドアをロックします。暴言を発したり、クルマを叩くなどしてきても、応じないようにしてください。そして相手にも見えるように、携帯電話で警察へ通報するようにしましょう。クルマにドライブレコーダーが付いていれば、警察へ届け出る時、相手の危険運転の証拠となります。ドライブレコーダーがない場合には、同乗者に携帯電話などで、危険行為の動画を撮影しておいてもらうのも有効です。
あおり運転という「無謀な鬼」の退治には、とにかく冷静に対処することが肝要ですよ。
【アンガーマネジメント】2月3日(水)放送分
今週は、節分にちなんで、「運転に潜む鬼」をテーマにお送りしています。
月曜日・火曜日と、「あおり運転」について取り上げました。そんなあおり運転の多くは、「通行の邪魔をされた」などと加害者側のドライバーが思い込み、腹を立てたことがきっかけとなっているようです。ささいなことでイラっとして、その怒りのままに、あおり運転をしてしまう・・・。これはとても危険なことですよね。ここで大切なポイントとなるのが、上手に怒りを制御できるかどうかです。
そんな中、最近注目されているのが「アンガーマネジメント」。これは文字通り、「アンガー」つまり「怒り」をコントロールする技術のことです。その方法にはいろいろなものがありますが、中でも有名なのが「6秒ルール」。何か腹の立つことがあっても、反射的に行動しないで、6秒間我慢すると、怒りの反応が収まり、冷静に対処できるようになる、というものです。その他にも、「家族の写真など、大切なものをいつも見える所に置いておく」「気持ちが落ち着く言葉を言い聞かせる」さらには「深呼吸する」といった方法も、怒りをコントロールするのに有効だそうです。
あなたも運転中に、もしイラっとすることがあっても、これらの方法を活用して、心に芽生えた怒りという「鬼」に、冷静に対処するようにしてくださいね。
【高速度のリスク】2月4日(木)放送分
今週のテーマは、「運転に潜む鬼」。節分の鬼にひっかけて、危険な運転を取り上げています。
ところで、そんな危険運転を代表するひとつに、スピードの出し過ぎがあります。中にはスリルを求めたり、自己顕示欲を満たすために、スピードをわざと出す人もいます。しかしそうした心理は、安全な道路交通を脅かすまぎれもない「鬼」と言えるでしょう。
では、そもそもスピードを出し過ぎると、どんな危険性があるんでしょうか?まずスピードが速くなると、運転操作が難しくなります。危険を発見しても、ハンドル操作ではそれを避けることができなくなるでしょう。そして、危険を避けるためにブレーキをかけても、停止するまでの制動距離が長くなるので、止まり切れず、衝突事故を起こす可能性が高くなりますよね。また、スピードが速くなるにつれて、人の動体視力は低下し、視野も狭くなるといいます。これでは、危険を見落とす可能性がグンと高くなるでしょう。さらに、スピードが速くなることによって、万一事故を起こした時、その衝撃も格段に大きくなります。壁などに衝突した時の衝撃力は、スピードの2乗に比例して大きくなっていくといいます。つまり、スピードが2倍になると衝撃力は4倍に、スピードが3倍になると9倍にもなってしまうんです。
スピードの出し過ぎは、あらゆるリスクを増大させます。くれぐれもスピードは抑え、安全運転でお願いします!
【先急ぎ運転のリスク】2月5日(金)放送分
今週は、2日の節分にちなんで、「運転に潜む鬼」についてお送りしています。
事故へとつながる危険な運転の一つに、「先急ぎ運転」があります。約束の時間に遅れそうな時など、少しでも早く先へ進もうと、つい運転が荒くなりがちです。例えば、スピードを出し過ぎたり、信号が黄色から赤に変わっても強引に交差点へ進入したり・・・。さらに、追い越しや車線変更を繰り返すほか、一時停止や安全確認も不十分になりがちです。また急いでいると、自分の運転を妨げるものにイライラしやすいため、あおり運転にもつながりやすくなります。まさにそんな運転は、危険極まる「鬼」そのもの。
しかし、そんな危険を冒しても、「先急ぎ運転」には、本人が思っているような効果はほとんど期待できないそうです。というのも、特に信号の多い一般道路では、どうしても走行が制限されてしまい、ほとんど時間短縮にはつながらない、とのこと。
ということで「先急ぎ運転」は、ただ危険が増すだけで、これほど無駄なことはありません。ぜひ早めに出発することを心がけて、ゆとりある安全運転を心がけて、ワンダフルドライブ、楽しんでくださいね。
2021/1/29 UP!
今週は、「非常時の対処法」を特集しました。
【パンク修理(応急修理キット)】1月25日(月)放送分
クルマを運転していると、思わぬトラブルに見舞われることがあります。でも、その対処方法を知らないと、途方に暮れたり、パニックになったり、場合によっては、より深刻な事態になることもあるでしょう。そこで今週は、「非常時の対処法」をテーマにご紹介します。まずは、「タイヤのパンク修理」についてです。
近年では、スペアタイヤよりも、パンクの応急修理キットを積んでいるクルマが増えていますね。このキットは、タイヤに釘やネジなどが刺さった程度の軽いパンクを応急修理して、販売店や整備工場まで移動できるようにするものです。その使用方法は製品によって違いますので、詳しい手順は、取扱説明書をご確認ください。
タイヤのパンク時に共通して注意しなければいけない点があります。まず、タイヤに刺さったクギなどは抜かないでください。抜いてしまうと応急修理ができなくなる場合があります。また、大きな亀裂や、タイヤの側面の破損など、補修できないパンクの種類もあるので、こちらも詳しくは、取扱説明書を確認しておきましょう。
みなさんに知っておいて頂きたいのは、応急修理したタイヤは、再利用のための修理費用が高くなったり、修理できずに交換しなければならなくなる可能性があるということ。ご注意ください。
応急修理キットによる補修は、一時的な処置です。できるだけ早く、正式な修理やタイヤ交換を行ってくださいね。
【スペアタイヤを使用したパンクの修理】1月26日(火)放送分
今朝は、「スペアタイヤを使用したパンクの修理」についてです。
まずパンクに気づいたら、安全な場所にクルマを停車し、エンジンを止め、パーキングブレーキをしっかりかけます。続いて、パンクしたタイヤの対角線上にあるタイヤの前後に、輪止めを施します。輪止めがない場合は、大きめの石などでも代用できますよ。
つぎに、スペアタイヤのほか、ジャッキやホイールナットレンチなど必要なものを取り出します。そしてホイールナットを少しだけ緩めてから、交換するタイヤに近い、所定のポイントにジャッキを掛けて、ジャッキアップします。この時、違う場所にジャッキを掛けると、クルマが変形したりジャッキが転倒したりするなど、大変危険です。分からない場合は、取扱説明書で、ちゃんと確認しましょう。
タイヤが路面から少し離れるまでジャッキアップできたら、ホイールナットを外し、パンクしたタイヤをスペアタイヤと交換します。ホイールナットの締め付けは、対角線を描く順番で、タイヤがガタつかなくなくなるまで、2回から3回にわけて仮締めします。そして車体を下ろし、ジャッキを取り外してから、仮締めのときと同様の順番で、ホイールナットをしっかり締めます。以上でタイヤ交換は終了です。
ただし、スペアタイヤは、あくまで緊急用です。速やかに修理をするなど、通常のタイヤに交換してくださいね。
【バッテリー上がりの対処法】1月27日(水)放送分
気温の低い冬は、バッテリーの働きが悪くなる季節です。そこで万一、バッテリーが上がってしまった場合に備えて、その対処法を取り上げてみましょう!
バッテリーが上がったとき、他のクルマから電気を分けてもらい、エンジンをスタートさせる方法があります。それが「ジャンピングスタート」!今朝は、通常のエンジンのクルマを例に、その方法をご紹介します。このとき必要なのが、ブースターケーブルです。赤と黒の2本のケーブルで、カー用品店などですぐ手に入るので、念のために備えておくといいですね。
手順はまず、双方のバッテリーにケーブルが届くよう、バッテリーがあがったクルマと電気を供給する救援車を向かい合わせに停め、両方のエンジンを切ります。続いてボンネットを開け、ケーブルをつなぐんですが、その順番が大切なんです。
まず、動かないクルマのバッテリーのプラス端子につなぎ、その反対側を、救援車のプラス端子につなぎます。次に、救援車のマイナス端子にケーブルをつなぎ、その反対側をバッテリーがあがったクルマのエンジン本体で塗装されていない金属部分につなぎます。マイナス端子にはつなぎませんので、注意してくださいね!そして救援車のエンジンをかけ、回転数を少し上げます。
これでバッテリーが上がったクルマのエンジンをかけてみて、スタートしたら成功!あとは、接続と逆の順番で、ケーブルを外しましょう。これで走行はできますが、念のため、バッテリーなどの点検を受けるようにしてくださいね。
【交通事故の対処法】1月28日(木)放送分
もし交通事故を起こしてしまったら、あなたはどのように対処しますか?ひとつ誤ると、人の生死に関わりますし、より大きな危険を招く可能性もあります。ということで今朝は、その対処法を確認しておきましょう!
まず何より大切なのが、負傷者の救護です。必要と判断すれば、近くの病院に連れて行ったり、救急車の手配を行うようにしましょう。
次に、二次災害の発生を防ぐことも重要です。事故を起こしたクルマを安全な場所に移動したり 後続車に事故の発生を知らせたりするなど、道路上の危険を取り除くように努めてください。
そして、必ずしなければいけないのが、警察への通報です。軽微な事故だと、これを躊躇する人もいるようですが、人身事故・物損事故問わず、必ず通報してくださいね。さらに、現場の道路状況や衝突地点・停車位置など、写真や図面で証拠を記録しておくと、その後の手続きに役立ちますよ。目撃者がいる場合は、住所や氏名・連絡先などを聞いておくことも大事なポイントです。
また忘れてはいけないのが、保険会社への連絡です。これが遅れると、保険金が支払われない可能性もありますので注意してくださいね。
事故を起こすと、慌ててしまうのは無理ありませんが、なるべく落ち着いて対応するように心がけましょうね!
【走行中にエンストしたら】1月29日(金)放送分
ところで、おクルマを運転中に、前触れなく、突然エンジンが止まってしまったら、あなたはどうしますか?実際、何らかの理由で、そんなおおごとが起こってしまうんです!
まず、走行中に警告灯が一斉に点灯したら、エンストした可能性があります。タコメーターが付いているクルマであれば、チェックしてみてください。回転数がゼロを示していたら、間違いなくエンストです。エンジンが止まったことが分かったら、ハザードランプを点灯させ、後続車にトラブルが発生したことを伝えましょう。そして惰性で進みながら、安全な場所に停車させます。ただエンジンが停まると、パワーステアリングなどのアシスト装置が停止してしまいます。ハンドルが重く、ブレーキも効きにくいと感じたら、いつも以上の力で操作してください
停車したら、エンジンが再始動できるか試してみましょう。それでも、エンジンの警告灯が点灯したり、 エンジンからおかしな音がする場合は、すぐにスイッチを切って、カーディーラーやロードサービスなどに連絡します。もし再び動いたとしても、できるだけ早く点検されること、おススメしますよ。
今週は「非常時の対処法」をテーマにご紹介しました。非常時には落ち着いて対処して、ワンダフルドライブ楽しんでくださいね。
2021/1/22 UP!
今週は「冬場の整備」についてご紹介しました。
【タイヤの空気圧】1月18日(月)放送分
季節はまさに、冬真っ盛り。寒さがつのる冬場は、気温の低さや雪などの影響もあり、クルマの整備では、特別に注意しなければいけないポイントがあります。そこで今週は、「冬場の整備」をテーマにお送りしたいと思います。
まず、今朝お話するのはタイヤについてです。といっても、冬用タイヤのお話ではありませんよ。注目したいのは、空気圧です。
タイヤの空気は、ゴムの分子の間から自然と漏れてしまい、1カ月に5%程度、空気圧が低下するといわれています。そのため、月に一度はタイヤの空気圧をチェックすることが、とっても重要なんです。タイヤの空気圧が低下すると、燃費が悪くなるほか、タイヤの端の部分だけが、偏って磨耗することも…。さらに、高速走行ではタイヤの破裂につながるなど、さまざまなトラブルの原因となります。普段でも、自然に低下する空気圧ですが、実は冬は、特に低下しやすい季節なんです。
その原因が、冬の寒さ。
学校の理科の授業で、みなさんも習ったことがあると思いますが、気体の体積は、気温に比例します。そのため気温の低い冬場は、タイヤの空気の体積も小さくなってしまい、空気圧が低下してしまうんです。前回空気を入れたのが、寒くなる前だったという方は、空気圧がかなり減少している可能性があります。すぐにチェックして、足りなければ補充するようにしてくださいね。
【冬はバッテリーに注意】1月19日(火)放送分
今週は、「冬場の整備」をテーマにお送りしています。冬の低い気温は、クルマの様々な所に影響を与えます。その代表的な例が、バッテリー上がりです。
バッテリー上がりというと、炎天下で運転する夏のイメージを持っている方、結構いらっしゃるかもしれませんね?でも、夏場のバッテリートラブルは、高い気温が、直接バッテリーに影響している訳じゃないんです。例えば、夏のレジャー帰りの渋滞を思い浮かべてください。ノロノロ運転でオルタネーターによる発電が十分に出来ない中、カーエアコンやカーステレオなどを使いますよね。また渋滞でブレーキをちょこちょこ踏めば、ブレーキランプも頻繁に点灯します。こうして電気を使い過ぎることで、夏のバッテリー上がりが起きるんです。
その点、冬は違います。
実はバッテリーは、低温に弱いため、冬はどうしても性能が低下してしまうんです。さらに冬場は、日照時間が短く、気温も低いので、ヘッドライトやエアコンの使用頻度が高くなりますよね。その結果、バッテリーにとても負担がかかってしまうんです。
もちろん、状態のいいバッテリーなら、多少の低温でも問題はありません。しかし劣化したバッテリーでは、お出かけ先で急にバッテリーがあがり、身動きが取れなくなる・・・なんてことも、起こりかねません。
バッテリーの状態が心配な方は、ぜひこの機会にお近くのカーディーラーで、点検・交換をしておきましょうね!
【冬はエンジンオイルにも注意】1月20日(水)放送分
今週は、「冬場の整備」をテーマにお送りしています。冬の低温は、クルマに様々な負担を及ぼしますが、その一つが、エンジンオイルへの影響です。ご存知の通り、エンジンオイルは、エンジン内部の潤滑などを行って、エンジンをスムーズに回転させる役割があります。そのためには、エンジンオイルは滑らかでなければいけないんです。
しかし冬、気温が低くなることで、エンジンオイルが固くなり、粘りが出る傾向があるんです。その結果、燃費が悪化するほか、エンジンの始動性も悪くなる場合があります。そんな状態が続くと、バッテリーへの負担も大きくなってしまうんです。
特に、何年も交換していないような劣化したエンジンオイルでは、気温の低下と共に、固くなる可能性があります。心当たりのある方は、なるべく早目に、エンジンオイルの交換を行うこと、おススメします!最近は、寒い冬でも固くなりにくいエンジンオイルも市販されていますので、こうしたオイルを選ぶのもいいでしょう。ただ、エンジンオイルはクルマとの相性も大切です。エンジンオイルの交換をお考えの方は、ぜひ、お近くのカーディーラーのお店へご相談ください。きっと、あなたのおクルマに最適なオイルをチョイスしてくれますよ!
【冷却水に注意】1月21日(木)放送分
今週お送りしているテーマは、「冬場の整備」。一年で最も寒い時期を迎えましたが、そんな真冬でも、エンジンを冷却するために不可欠なのが、そう、冷却水です。この冷却水、寒冷地でも凍らないようにするため、添加剤が入っているんですが、注意しなければいけないポイントもあるんです。
例えば、冷却水が不足した時に普通の水を継ぎ足したりしていると、その濃度が低下してしまいますよね。すると、寒冷地に行ったとき、駐車中などに凍結してしまう可能性があります。また、長年交換しないで冷却水を使い続けていると、
性能が劣化して、やはり凍結しやすくなるんだそうです。もし冷却水が凍結すると、ラジエーターやエンジンなどが破損する危険性もあるんだとか…。
そのため、特に寒冷地へ出かける前には、冷却液の量や濃度を、ぜひ確認しておきましょう。
冷却液の点検は、エンジンが冷えている状態で、リザーバータンクの中の量が適正かどうかをチェックします。液の面がリザーバータンク側面にある上限ライン、下限ラインの間にあれば適正な量です。そして濃度は、一般的に30%から50%の間で使用されます。30%でマイナス15℃、50%ならマイナス35℃まで凍結しないようになっているそうです。もし濃度が薄い場合は、使用する気温に合わせた濃度の冷却水に交換します。自分では判断が難しいので、カーディーラーなどで交換してもらうといいでしょう。
【サビを防ぐために】1月22日(金)放送分
今週は「冬場の整備」についてお送りしてきました「千葉トヨペット・レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。
ところで、ウインタースポーツなどで雪の多い地域を走行して帰ってくると、
クルマ全体が白っぽく汚れることってありますよね。実はこの汚れには、道路に撒かれた融雪防止剤が多く含まれているんです。こうした融雪剤や凍結防止剤の代表的な成分といえば、「塩化ナトリウム」や「塩化マグネシウム」「塩化カルシウム」など。「塩化ナトリウム」は、ご存知の通り「塩」です。その他の成分は、耳馴染みが薄いかもしれませんが、これらの溶けた水がボディにつくと、酸化してサビの原因になってしまいます。
そのため、雪の多いエリアから帰ってきたら、できるだけ早めに洗車してあげることが大切です。ホースの水で流すだけでも構いません。特に下回りは重点的にやっておきましょう。これで、サビの発生を抑えられますよ。また、カーディーラーなどでは、クルマの下回りをサビから守るため「防錆コーティング」を行っているところがあります。クルマはサビが広がると、取り返しがつかなくなるケースもあるので、こうしたサビ対策をきちんとしておくことは、愛車にとってすごく重要ですよ!
冬場の整備、ぜひチェックしてワンダフルドライブ楽しんでくださいね!
来週1/25~は「非常時の対処法」についてご紹介します!
2021/1/15 UP!
今週ご紹介したのは「安全運転の基本」です。
【安全速度を守る】1月11日(月)放送分
交通事故を防ぐためには、安全運転をすることが何より大切です。
そこで今年一年の交通安全を願い、「安全運転の基本」についていろいろなポイントをチェックしてみたいと思います。
初日のテーマは「安全速度を守る」です。
ここでいう「安全速度」というのは、法定速度や制限速度のことではありませんよ。例えば、雨・霧といった悪天候の時や、道幅が狭かったり、見通しが悪かったりする道路を、安全に走行するためには、まずスピードを落とさなきゃいけないですよね。こうした道路状況に合わせて、安全に走行できる速度が「安全速度」です。
そして周辺の環境も、安全速度に影響します。小学校の通学路があったり、高齢者がよく利用する病院の近くといった場所も、いつ飛び出しなどがあるか分かりませんから、やっぱり安全速度は低くなるはずですよね。また見通しの悪いカーブも、その一つです。まがった先に、落石があったり、故障車が停まっているなどということがあるかもしれません。さらに、スピードを出し過ぎると曲がり切れなかったり、車線をはみ出して事故を起こしたりする可能性もあります。安全な速度まで落としてからカーブに入ることが大切です。
法定速度を守るのはもちろんですが、さまざまな状況に合わせた「安全速度」を意識すること、みなさん忘れないでくださいね。
【車間距離を保とう】1月12日(火)放送分
事故防止のために大切な、「適切な車間距離」についてご紹介します。
みなさんは、普段クルマを運転するとき、十分な車間距離を取っていますか?実際、日頃の道路上においては、車間距離がとても短いクルマを目にすることがよくあります。でも、もし前のクルマが、何らかの危険回避のため急ブレーキをかけたらどうなるでしょう?「十分な車間距離」をあけていれば、追突する前に停まることができるはずですよね。
では、適切な車間距離とは、どのくらいの距離をいうんでしょうか?車間距離というくらいですから「何メートル」と考えがちですが、走行中、目測で前を走るクルマとの距離を測ることは容易ではありません。そこでオススメなのが、前のクルマが通過した場所を、自分が何秒後に通過するかを見る「車間時間」でチェックする方法です。安全な「車間時間」の目安は、国土交通省の推奨によると、一般道なら3秒程度、高速道路では4秒程度だそうです。ただその時、慌てて数えないようにするため、「ゼロ、イチ、ゼロ、ニ」と「ゼロ」をつけて、ゆっくり数えるようにするのがいいですよ。
みなさんもハンドルを握ったら、常に車間距離を意識して、アクシデントに備えましょう!
【かもしれない運転が大事】1月13日(水)放送分
「安全運転の基本」、今日取り上げるのは「かもしれない運転」。
ところで、毎日の暮らしにおいて、次の瞬間、どんなことが起きるかなんて、誰にも分かりませんよね。これはクルマの運転でも同じこと。そこで大切になってくるのが、さまざまな危険を予想しながら運転することです。
例えば、公園のそばを通行する時、「子供が飛び出してくるかもしれない」と考え、子どもの動きに注意して、速度を落とすことが必要です。また、見通しの悪い信号のない交差点では、「自転車や歩行者が飛び出してくるかもしれない」と考え、一時停止して安全確認をすることも…。そんなふうに、危険を予測しながら運転していれば、事故を避けられる可能性も高くなるでしょう。こうした運転を、「かもしれない運転」と呼んだりします。
反対に避けなければいけないのが、周囲の状況を楽観的に、都合よく予測して運転することです。こちらは「だろう運転」といいます。
例えば、交差点を右折する時、対向車が直進してくる場面では、「きっと道を譲ってくれるだろう」と考えたり、信号のない横断歩道で、「近くに人がいるけど、渡らないだろう」と考えたり…。
こうした勝手な思い込みで運転していると、いざ危険に直面した時に、対処することができません。事故が起きてからでは、手遅れです。みなさんもぜひ、日頃から「だろう運転」をやめて「かもしれない運転」を心がけてくださいね。
【ながら運転は禁止】1月14日(木)
おととし12月、道路交通法が改正され、スマートフォンなどを使用しながらクルマを運転する、いわゆる「ながら運転」が厳罰化されました。
この改正で、スマホなどの携帯電話で通話したり、画面をじっと見る「携帯電話使用等・保持」という違反では、違反点数が1点から3点に。またそれによって、交通事故を起こしたり、起こしかけたりする「携帯電話使用等・交通の危険」という違反では、違反点数は2点から6点になりました。
反則金も高額となりましたし、事故や事故を起こしかけた場合、ただちに刑事手続きの対象となり、一発で免許停止です。もちろんこれは、カーナビやタブレットなど携帯電話以外のものを操作していても同じですよ。
では、なぜこんなに厳罰化されたかというと、当然ですが、「ながら運転」がそれだけ危険だからですよね。スマホなどを操作すると、通話や画面に意識が集中してしまい、周囲の危険を発見できなかったり、運転操作を誤ったりして、重大な交通事故につながる危険性があります。
さらに、ある調査によりますと、携帯電話を使用などしている場合、使用していない場合に比べて、死亡事故が発生する比率は、およそ2.1倍と高くなったといいます。とにかく危険な「ながら運転」みなさんは絶対にやめてくださいね!
【運転マナーが大切】1月15日(金)放送分
安全運転の基本中の基本ともいえるのが「運転マナー」です。
ただ「運転マナー」といってもいろいろありますが、まず大原則なのが「交通ルール」を守ることでしょう。多くのクルマや人が行き来する道路では、一人でも身勝手な行為をすると、交通が混乱したり、交通事故が起きたりします。
「交通ルール」は、みんなが道路を安全にスムーズに通行する上で守るべき、共通の約束事です。これを守ることは、社会人として当然の責任と言えるでしょう。中でもドライバーさんは、道路上において、スピードが速く、パワーも強いクルマを運転していることから、よりそのルールを順守することが最重要です。
また「運転マナー」という点では「譲り合い・思いやりの精神」を持つことも大事。つい自分優先の意識が出てしまったり、皆が自分の主張をしあったりすれば、事故になりかねません。交通をスムーズにするために大切なのは、自分勝手な優先意識を抑えて、状況に応じて相手に譲ることです。
ご自分の「運転マナー」みなさんもぜひ、この機会に見つめ直してみてはいかがでしょうか。
2021/1/8 UP!
今週ご紹介したのは「冬場の運転の注意ポイント」です。
【凍結した路面に注意】1月4日(月)放送分
冬場は、雪や気温の低下などによって、道路状況が大きく変化するシーズンです。だから運転には、冬ならではの注意が必要です。今週は、「冬場の運転の注意点」をテーマに、お送りしていきたいと思います。まずは、「路面の凍結」と「運転のポイント」について。
ひと口に路面凍結といっても、氷の状態は一様ではありません。中でも特に気を付けなければいけないのが、ブラックアイスバーンと呼ばれる状態です。これは、一見すると路面が黒く濡れているだけに見えるものの、実は薄い氷が張っているという状態。ブラックアイスバーンと濡れた路面を見分けるのはとても難しく、その上をうかつに通過すると、タイヤがスリップする恐れがあります。特に、前日の雨が上がったあとの冷え込んだ朝は十分注意してください。また雪が降ったあとは、溶けた雪が夜の間に凍りますので、もちろんこちらも要注意です。
道路の中でも凍結しやすい場所としては、風通しのいい橋や高架橋の上、トンネルの出入り口付近、そして山間部や峠道のように太陽が当たらない場所などです。冷え込んだ朝など、黒く光る路面を見かけたら凍結していると思ってスピードを十分に落とし、可能なら避けて通行しましょう。
【雪が降っている時の注意点】1月5日(火)放送分
首都圏では、雪が積もる度に、たくさんの渋滞や事故が発生するなど、交通が大混乱します。そこで、積雪時に注意しなければいけないポイントについて、取り上げてみたいと思います。
まず、積雪時に事故が多発する原因として、最も多いのが、ノーマルタイヤで走行することです。天気予報で雪が降る可能性があると分かった時は、スタッドレスタイヤなどを装着するか、タイヤチェーンの用意をしてください。
もし、これらの対応ができない場合は、運転をあきらめることも大事なポイントです。そもそも積雪した道路で、滑り止めの措置を取らないで運転することは、沖縄県を除く各都道府県で法令違反となります。改めて十分注意してくださいね。
そして、こうした準備を整えていても、運転自体に注意しなければいけないポイントがあります。その代表的なものが、「急」のつく運転をしないことです。急発進、急ハンドル、急ブレーキ。これらはいずれもスリップして事故につながる可能性があります。ブレーキも効きにくくなりますので、車間距離はいつもの2倍は保つようにしましょう。
また、事故が多発するのが、そう、坂道です。特に下り坂の場合は、十分に速度を落とし、いつでも止まれる速度でエンジンブレーキを使いながら下りるようにしましょう。
【大雪が降った後の注意点】1月6日(水)放送分
きのうは、雪が降ったときの注意点をご紹介しましたが、今朝はそのつづき。近年では、千葉などの南関東でも、大雪に見舞われることが度々あります。そんなとき道路には、翌日以降も注意しなければいけないポイントがあります。それは「路面の凍結」です。
雪解け水が夜の間に凍ると、単に路面が濡れているだけに見えても薄い氷が張っている「ブラックアイスバーン」が出来やすくなります。スタッドレスタイヤやタイヤチェーンを装着して、凍結を予想しながら、慎重に走行するようにしましょう。そして車道の雪が消えた後も、道路わきに積み上げられた雪は、しばらくの間融けずに残ります。すると、どうしても道幅が狭くなってしまいますので、対向車とすれ違う時など、接触しないよう注意してください。
さらに、積み上げられた雪で、小さなお子さんなどの歩行者が見えづらくなるため、急に車道へ出てくる状況に備え、学校周辺や住宅地ではとくにスピードを落とすよう、細心の意識をもって運転してくださいね。
【冬は日差しに注意】1月7日(木)放送分
ところでみなさんは、冬場の運転で、朝夕など、「太陽がまぶしい!」と感じたこと、ありませんか?特に、交差点を曲がってクルマの進行方向が変わった時など、突然太陽の光が目に入って一瞬ヒヤリとするケース、多くの方が経験されているのではないでしょうか。
そんな状態で目がくらむと、歩行者の発見が遅れたり、信号を見落とすなどして、重大事故につながる危険性があります。運転をする上では、決しておろそかにできない事象で、最大限の注意が必要です。
そもそも、なぜ冬は、太陽をまぶしく感じるのでしょうか?それには太陽の高さが影響しています。冬は、太陽が低い高度を動くため、どうしても太陽の光が、直接目に入りやすくなってしまうんです。それに、日の出や日の入り時間も違いますよね。冬は日の出の時間が遅くなり、日の入り時間が早くなります。その結果、多くの方がおクルマを運転する、通勤時間帯や帰宅時間帯だけでなく、ビジネスアワーでも、太陽がまぶしく感じる高さになってしまうんです。
ということで、冬場の運転では、サンバイザーを活用したり、サングラスをクルマに常備しておくなどして、太陽のまぶしさを上手に防ぐよう、努めてくださいね。
【体調が悪い時は運転しない】1月8日(金)放送分
ところで皆さん、今、体調はいかがですか?冬場は、風邪やインフルエンザなどにかかる人が増えるシーズンです。さらに最近でいえば、新型コロナウイルスへの感染も心配されます。もし体調が悪いと感じたら、決して無理はせず、運転は控えることが何より大切です。
頭痛や発熱、鼻水、ノドの痛み、倦怠感など、さまざまな症状によって運転への集中力が低下すると、判断や対応が遅れ、事故へとつながる可能性が高まります。実際に、体調不良が原因で起きた事故は少なくありません。そのため道路交通法でも、正常な運転ができない恐れがある病気などの時には、クルマを運転することを禁じています。
また、風邪やアレルギーなどの薬の中には、飲むと眠くなりやすい成分が含まれたものがあり、クルマを運転するのが危険なことはもちろん、場合によっては、道路交通法違反に問われるケースもあります。
冬場に限ったことではありませんが、体調の悪い時は、積極的に運転を控え、 外出もできる限り見合わせるよう心がけましょう。
今週は「冬場の運転の注意点」をご紹介しました。
2021/1/1 UP!
2021年元旦から始まりました「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」!
「レガーメ」とはイタリア語で「絆」のこと。
この番組では、みなさんとクルマとの絆をみつめながら、素敵な毎日をすごしていくためのサポート情報や、交通マナー、メンテナンスのコツ、そしてドライブ情報まで、毎週テーマを変えて、ご紹介していきたいと思います。さらに、千葉トヨペットのメカニックやスタッフへのインタビューも予定していますので、クルマに関する疑問などあれば、ぜひpbm@bayfm.co.jpまでお寄せくださいね!
お正月ということで、お屠蘇などのお酒を召し上がる方、多いんじゃないでしょうか。中には朝から・・・なんて方、いらっしゃるかもしれませんね。でも、必ず守って頂きたいのが、「お酒を飲んだら、クルマの運転を絶対にしない!」コレです!
アルコールは、例え少しの量でも、脳の働きをマヒさせる作用があります。
その結果、安全運転に欠かせない状況判断能力や注意力が、どうしても低下してしまうんです。「自分はお酒に強いから大丈夫」と考える人もいるようですが、それは大間違い!お酒が強い人でも、低濃度のアルコールを摂取するだけで、 運転に影響が出ることが、さまざまな調査研究で明らかになっています。
飲酒運転は重大な犯罪行為です。
みなさん、ルールを守って、楽しいお正月を過ごしてくださいね。