2022/3/19 UP!
今日のテーマは「二十四節気」。

さて、日本には、四季をそれぞれに6つ、全部で24に分けた
「二十四節気(にじゅうしせっき)」というものが存在します。
明後日に訪れる「春分」や、5日5日頃、夏の始まりを告げる「立夏(りっか)」、
9月23日頃の「秋分」もお馴染みですよね。
移り変わる季節を感じさせてくれる「二十四節気」。
中には、意外と知らない名称もあるので、ここでチェックしてみたいと思います。
例えば・・・4月5日頃とされる「清明(せいめい)」。
こちらは、世の中のあらゆるものが清らかで生き生きとした様子を表す言葉、
「清浄明潔(しょうじょう・めいけつ)」からきています。
清らかという漢字に、けがれがないという意味の「浄」(浄水器のじょう)、
明るいの明(めい)に、潔白の潔(けつ)で、「清浄明潔(しょうじょうめいけつ)」。
この四文字を略した季語となります。
そしてこの「清明(せいめい)」が持つ意味は、
花が咲き、蝶が舞い、空は青く澄み渡り、爽やかな風が吹く頃のこと。
4月に入って、春を感じさせる出来事が増えてくる時期でもありますよね。
そして、もう一つ、春を表す季語が「穀雨(こくう)」。
地上にあるたくさんの穀物が元気に育つよう、
天からの贈り物でもある恵みの雨が、しっとりと降り注いでいる頃のことです。
春、山の草木が一斉に芽吹き、明るく生き生きとした姿になること。
種まきなどを始めるのに適した時期なので、農作業の目安にされています。
まさに、春夏秋冬、季節の特徴が際立った呼び方ですよね。
まだ、二十四節気には、他にも知られていない季語や呼び名があると思いますので、
気になった方は、ぜひ調べてみてはいかがでしょうか・・・