2025/2/8 UP!
今日のテーマは「教養としてのチョコレート」。
さて、一粒のチョコレートには、意外な魅力や歴史が詰まっています。
ちなみに人類が初めてカカオの実を口にしたのは、
今から数千年前の中米「メソアメリカ」。
マヤ文明やアステカ文明の時代には、カカオをすりつぶして飲んでいました。
当時は、チョコレートは飲みものだったんですね!
また、カカオ豆は貴重で、お金としても使われていたこともありました。
そして、ヨーロッパではじめてカカオを手にしたのは「スペイン」。
16世紀ごろから、すりつぶしたカカオに砂糖を加え、温めて飲んでいたそうです。
これがココアの原型。
このころはまだ、王室や貴族など、特権階級の人たちだけが楽しむことができるもので、
「薬」として扱われていました。
そして、スペインからフランスにチョコレートが渡るきっかけとなったのがユダヤ人。
スペインでカトリックに弾圧され、フランスのバスク地方に逃れた彼らが、
チョコレートをフランスに広めたと言われています。
ルイ16世の王妃、マリ・アントワネットは、チョコレートに薬を溶かし、
コインのような形に固めて、口にしていました。
そのチョコレートは、いまでも「マリ・アントワネットのピストル」という名前で
パリのチョコレート店「ドゥボーヴ・エ・ガレ」で売られています。
このお店は、ルイ16世によって特許権が与えられたパリで最初のチョコレート店!
開いたのは、元薬剤師だったシュルピス・ドゥボーヴさんという人で、
チョコレートが薬として使われていたことがこれでよくわかりますよね〜。
ちょっとした教養としてのチョコレート!
覚えておくとどこかで役にたつかもしれないですよ!