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◆ 災害に供えて

2024/3/15 UP!

きょうは3月11日、東日本大震災から13年となります。

あの日以降も大きな自然災害は絶え間なく列島を襲い、今年の元日には、未だ復旧の途上にある能登半島地震が発生し、改めて、災害への備えの大切さを実感させられました。

そこで今週は、「災害に備えて」をテーマに、おクルマの運転に際して、さまざまな対策や情報などを取り上げていきたいと思います。

【クルマに備えておきたい防災グッズ】3月11日(月)

まず、災害への備えとして、ご自宅などに非常持ち出し袋を用意されている方、今や多いと思いますが、同じように、クルマに乗っている時に被災して、安全な場所へ避難できないという場合、そんな防災グッズをクルマに積んでおけば、イザというときに安心です。

では、どんなものを用意しておくのがいいんでしょうか?まず、何といっても欠かせないのが、水です。特に、長期間保存できる、防災用の保存水がいいでしょう。そして、食料もあるといいですね。
ただ夏場など、車内はかなり高温になりますので、常温保存を想定した食品は危険です。高温での保管に対応した非常食などを、選ぶようにしてくださいね。

携帯トイレをはじめとした衛生用品も、ぜひ備えておきたいところです。さらには、医薬品も大切なアイテム。日頃服用しているお薬はもちろん、バンソウコウや、包帯、消毒薬、ハサミなどあると安心です。

また、防寒具も備えておきましょう。冬はもちろんですが、夏場でも夜などは、意外と冷え込むことがあります。使い捨てカイロや毛布、余裕があれば、シュラフなんかもあるとベターです。

とにかく日頃から、備えあれば憂いなし、ですよ!

【運転中に大地震が来たら】3月12日(火)

今週は、「災害に備えて」をテーマにお送りしています。

おクルマを運転していて、突然大地震に襲われたら、皆さんどう対処しますか?今朝は、その対処法を、改めて確認しておきましょう。

運転中、携帯電話やカーラジオから緊急地震速報が流れてきたら、まずは慌てずに、スピードを落とします。そして、大きな揺れを感じたら、急ハンドルや急ブレーキを避けて、できるだけ安全に道路の左側へ寄せて停止しましょう。

停車したら、カーラジオなどで地震や交通の最新情報を確認し、周囲の状況に応じて行動します。

その場を離れて、引き続き運転をするようなときは、道路が壊れたり、信号が停止していたり、落下物など路上への障害などがあるかもしれませんので、それらに十分気を付けて、運転してくださいね。

やむを得ず、クルマを置いて避難する場合は、できるだけ道路の外にクルマを移動しましょう。エンジンなどは止め、サイドブレーキをかけ、窓は閉めておきます。そして、キーはつけたままにするか、運転席の分かりやすい所に置いていってください。もちろんスマートキーの場合も同じですよ。また、ドアはロックをしてはいけません。これはのちに、緊急車両の通行の妨げになった場合など、クルマを移動できるようにしておくためです。

何より、くれぐれも落ち着いた行動を、心がけてくださいね!

【大地震の時にクルマで避難しない】3月13日(水)

「災害に備えて」をテーマにお送りしている、今週の、「千葉トヨペット レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。

きのう、クルマを運転中に大地震が起きたら、どのように対処すればいいか、お話ししました。一方、運転中以外のときに大地震が発生した場合なら、みなさんはどう行動しますか?実はそんな時にしてはいけない、大切なポイントがあります。それは、クルマに乗って避難しない、ということです。

東日本大震災の日も、都内で大渋滞が発生して、自宅に戻るまで10時間以上かかった・・・なんて話が、当時のニュースでよく聞かれましたよね。大地震が発生すると、停電による障害など、さまざまな理由で交通規制がかかりどうしても交通が混乱します。そこに、避難するクルマが加わると、渋滞がさらにひどくなるのは、やはり当然のことです。そうなると救急車や消防車といった、緊急車両まで渋滞に巻き込まれて通行できなくなってしまい、被害への対応がどんどん遅くなってしまうんです。

また、避難するつもりでクルマに乗っても、渋滞や、道路の損壊、障害物などによって、スムーズに走行できない可能性もあります。その結果、避難が遅くなり、災害に巻き込まれるようなことがあっては、本末転倒ですよね。ということで、避難のためにクルマを使うのは避けましょう。

ただ、そうした中で、例外とされているのが、津波から避難するためにやむを得ない場合です。しかしその場合も、道路の損壊や信号の停止、障害物には十分注意して、冷静に運転してくださいね。

【災害後の停電時の運転】3月14日(木)

今週お送りしているテーマは、「災害に備えて」です。

ところで、大地震や台風などの災害時に起こりがちなのが、停電です。地面の揺れや暴風雨によって送電線が切れることもあるでしょうし、東日本大震災の時のように、発生して数日たってから、計画停電が行われることがあるかもしれません。そうした停電の時に、道路交通で一番問題になるのが、信号機が停止してしまうことでしょう。

大きな交差点などでは、警察官による交通整理が行われたりしますが、災害直後の混乱した状況では、
それも「必ず」とは言い切れません。そんな時には、クルマの運転を控えるのがやはり一番ですが、やむを得ず運転しなければならないような時は、自分たちで十分に気を付けて、交差点を通行しなければいけません。

交通整理が行われていない交差点では、まず、交差点の手前で一時停止して、周囲の歩行者やクルマを確認した上で、スピードを十分に落として通行してください。この時、自分の方が優先道路だからと、優先ばかり主張するのは危険です。大切なのは、譲り合いの気持ちです。上手なドライバーさんなら、まず事故を回避することを真っ先に考えるでしょう!

また夜間になると、停電時では街灯が消えることもあります。道路を横断する歩行者などの発見が難しくなりますので、ハイビームを上手に使いながら、速度を落として、いつも以上に慎重に、運転するようお願いします。

【給電できるクルマ】3月15日(金)

「災害に備えて」をテーマに、今週はお届けしてきましたが、大地震などの災害が発生した際、その後の生活で困るものの一つが、停電によって電気が使えなくなることです。電気が使えなくなると、今のデジタル化された暮らしでは、普通の日常生活さえ送れなくなってしまいます。

そこで、そんな時に便利なのが、給電システムを備えたクルマです。これは簡単に言えば、電気を取り出すことができるクルマ!例えば、トヨタの場合、電気自動車だけでなく、ハイブリッド車やプラグインハイブリッド車など、20車種以上で対応できます。

車内にコンセントが備えられていて、電気製品のプラグを差すことで、通常通り使用することができるんです。合計1500ワット以下なら、複数の電気製品を同時に使うこともでき、しかも、消費電力が400Wなら、プリウス2.0Lの場合、最大約5日間電力を供給できるそうですよ。もちろん、設備を整えれば、クルマから自宅などに電気を供給し、おウチの中でも電気を使うことができるんです!

もし、家にそんなクルマがあれば、ライフラインが復旧するまで、とっても心強いですよね。今、新しいおクルマの購入を検討されている方は、そうした給電できるクルマを検討してみるのも、オススメですよ!

今週は、「災害に備えて」をテーマにご紹介しました。ぜひチェックして、安心安全でワンダフルなカーライフ、どうぞ楽しんでくださいね!

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