2020/7/16 UP!
毎週木曜日は、「Daiwa Sakura Aidダイワ サクラ エイド
〜BLOOMINGブルーミング LIFEライフ〜」!
日本が誇る歴史や文化、芸術の素晴らしさを次の世代に伝えることで、
みなさんの“花咲く毎日”を応援していきます。
ロック界のカリスマ、矢沢永吉さん。広島に生まれた彼は、
23歳で、ロックンロールバンド「キャロル」のリーダーとしてデビュー。
その3年後には、ソロデビューを果たしました。
1977年には、日本人のロックアーティストとして初めて、
日本武道館での公演を実現。
翌年には、後楽園球場を満員にし、その後も、日本武道館で100公演以上と、
最多記録を更新中。前人未到の記録を音楽の歴史に刻んでいます。
成り上がりスピリットと男気あふれるパフォーマンス。
また、俳優としてもドラマや映画で主演を務める矢沢さんは、多くのファンを
惹き付けてやみません。
そんな自らの生きざまを語り下ろした著書「成りあがり」は、ベストセラーに。
日本のロック界に、一大「矢沢ブーム」を作りあげた矢沢さん。
還暦を祝した「東京ドーム公演」には、キャロルの解散ライブ映像がきっかけで
バンドを始めたという氷室京介さんらが登場し、会場を沸かせました。
そして2015年、ソロデビューから40年という節目に行われたライブでは、
東京ドームのアリーナをバイクで走り回った後にステージ乗り上げるという、
65歳とは思えないド派手なパフォーマンスを披露しています。
ファンの心を離さないメロディメーカーでもある矢沢さん。
昨年、7年ぶりのアルバム「いつか、その日が来る日まで…」
をリリースした際、こんなコメントを残しています。
「本物の大人のロックンロール&ロマンス。
向き合え。感じろ。震えろ。 これがYAZAWAのど真ん中。」
日本のロック界に君臨するまさにスーパースター、E,Yazawa。
その伝説は、海をわたります。
1997年、ロンドンで、エルヴィス・プレスリーの没後20年を記念して、
ロックフェスティバル「songs and visions」が行われました。
そこに、アジア代表として選ばれたのが、矢沢永吉さんでした。
ウェンブリースタジアムのステージに立ったのは、ロッド・スチュワート、
ジョン・ボン・ジョヴィ、ロバート・パーマー、チャカ・カーンといった、
そうそうたるメンバー。そんな中、ゲスト紹介とともに現れた
矢沢さんのパフォーマンスが、いきなり8万人の観衆を圧倒したのです。
このパフォーマンスを受け、最初は「矢沢ってだれ?」とコメントしていた
ロッド・スチュワートがエンディングで矢沢さんをステージの
真ん中に迎えるひと幕も。
まさに、日本のロックミュージシャンたちを震撼させた瞬間でした。
そんな矢沢永吉さんが今年、70歳にしてある決断をします。それが、
伝説的なライブ映像3本を、有料配信するプロジェクト
「サンバディーズナイト」。コロナ禍が進む中、
「STAY HOME」に取り組む日本中のファンに向けて、
貴重なライブ映像を公開するプロジェクトです。
そして、収益金の一部は、新型コロナウイルス感染症の治療や
研究開発にあたる医療機関に寄付されるとのこと。
いつも私たちを奮い立たせる・・・そんな矢沢永吉さんの言葉です。
「死んだらオシマイだ。でも、生きているかぎりは役柄がある。
その役柄をちゃんと演じ続ける。それが生きるってことだ。」
今日取り上げたのは、ロック界の生きるレジェンド、矢沢永吉さんでした。