2024/1/18 UP!
「THE CHANGING SAME ~変わりゆく、変わらないもの~」を大切にしながら、
こだわりを持った独自の視点で、国内外の多種多様な音楽とその文化を、
レコードやCD・DVD、雑誌や書籍を通してより多くお客様のもとへアウトプット。
日本におけるインディーズ音楽シーンの草分け的存在である P-VINE。
毎週水曜28時からおよそ50分 P-VINE によるサウンドキュレーションをお楽しみいただけます。
前半は、先週1/10にCDがリリースとなりました金澤寿和監修<Light Mellow Searches>最新作、UKのシンガー/ソングライター、マルチ楽器奏者、NATE WILLIAMS による最新作『Chapters』をご紹介。同じく<Light Mellow Searches>シリーズにてリリースしたHORN HOUSEのアルバム『Human Synths』にてソウルフルな歌声を披露していた彼ですが、ソロ・アルバムである今作では、全編スティーヴィー・ワンダーへの愛に溢れた極上のブルー・アイド・ソウル・アルバムに仕上がっており、大御所スティーヴ・ウィンウッドも鍵盤にて参加しています。
金澤寿和氏からコメント
「大御所スティーヴ・ウィンウッドやジャミロクワイのサポートを務め、新しいところではUKきってのスタジオ・ホーン・ユニットであるホーン・ハウスのアルバムで、楽曲提供・ヴォーカルなどを担当しているマルチ・タレント、待望の日本デビュー。現代版スティーヴィー・ワンダーとも言える、ハイブリッドなメロディとグルーヴの融合をご堪能あれ」。
1. I’ll Be Sure To Forget Your Name
2. Love Is All We Need
3. Another Kind Of Me (feat. Ariel Posen)
4. My Happy Song
5. I Can’t Dance (feat. Steve Winwood)
後半はジャズの作品をご紹介。今や世界的なブームとなり、数多の再発がリリースされている和ジャズ。そのブームの火付けとなった重要な楽曲が、ジャズ・ピアニスト板橋文夫の代表作「渡良瀬」です。この曲の未発表作品や自主盤のみのリリースとなっていた超マイナー・テイクを集めて作られたベスト・オブ渡良瀬の決定盤シリーズ第一弾『渡良瀬 ~ECHO~』が、1/10にCDにてリリースとなりました。本作は日本のジャズ・シーンの開拓者、若杉実の監修により2023年の視点でコンパイルされ、40年の歴史を振り返り今聴かれるべき「渡良瀬」を厳選して収録したものとなっています。本日はその中より、2016年に森山威男と制作したアルバム『童謡 おぼろ月夜』に収録された冒頭に「海」を引用したバージョン、鎌倉市生涯学習センターホールにて梅津和時とのデュオを披露したバージョン、そして板橋自身が私蔵していたマスターから、貴重な当時のデモテイクの3つをお送りしました。
1. 海~渡良瀬
2. 渡良瀬 w/梅津和時 @ 鎌倉市生涯学習センターホール
3. 渡良瀬 [1981 Demo]