2024/12/19 UP!
「今、そしてこれから」を映す音楽を、ダイレクトに楽しむラジオ番組「78 musi-curate」。
毎週水曜日深夜3時からの約1時間は「disk union」が担当する「disk union zone」。
12月18日(水)放送では、2025年2月28日(金)日本公開の映画 『ミュージック・フォー・ブラック・ピジョン』で描かれる Jakob Bro の演奏をお送りしました。
2025年2月28日(金)日本公開

デンマークのドキュメンタリー映画監督ヨルゲン・レスとアンドレアス・コーフォードによる『ミュージック・フォー・ブラック・ピジョン —ジャズが生まれる瞬間—』は、ヤコブ・ブロ、ビル・フリゼール、リー・コニッツ、ポール・モチアン、高田みどりなど、現代ジャズを代表する世界的に有名なジャズ・ミュージシャンたちの人生とそのプロセスを探求するドキュメンタリー映画。
北米、ヨーロッパ、日本を通して、撮影クルーはデンマークの作曲家ヤコブ・ブロを過去14年間追い続け、世代や国境を超えた彼らの音楽的交流を目撃してきた。
ブロの数多くのコラボレーションを通して、音楽家たちの個性的で豊かなスタイルはもちろん、彼らのセッションの中で生まれる独特のエネルギーや仲間意識にも焦点を当てている。
“ただひたすらテープを回す”という伝統的なジャズの手法で撮影された今作では、ニューヨーク、コペンハーゲン、ルガーノのレコーディング・スペースで、実験音楽のパイオニアとも呼ぶべき現代ジャズを代表する音楽家たちの親密で即興的な瞬間を捉えている。
予測不可能なライブ・ジャムとともに、著名なジャズ・サックス奏者マーク・ターナー、革新的なダブル・ベーシスト、トーマス・モーガン、前衛的なジャズ・ドラマー、ジョーイ・バロンとアンドリュー・シリル、トランペット奏者のパレ・ミッケルボルグ、ECMレコードの創始者、マンフレート・アイヒャーなど、参加者たち自身が演奏することの感覚や音楽の意味について語ったポートレートが記録されている。
リー・コニッツやポール・モチアンなど、撮影中に惜しくもこの世を去ったミュージシャンたちの最後の演奏を記録しており、先駆的なミュージシャンであった彼らへの心からの敬意を表した作品となった。彼らの多彩で親密なプロセスは、後世へと受け継がれるレガシーとなっていく。
about “disk union”
半世紀以上にわたり音楽ソフトの販売や買取を行うCDレコード店。
国内外のインディーズ作品に強く、ロックやジャズなどジャンルに特化した専門店も多く展開。
アーチストの発掘からソフトの制作とマネージメントを行うDIW PRODUCTS、ハイエンドオーディオを取り扱うオーディオユニオン、書籍の出版部門DU BOOKSがあります。