2023/11/2 UP!
「THE CHANGING SAME ~変わりゆく、変わらないもの~」を大切にしながら、
こだわりを持った独自の視点で、国内外の多種多様な音楽とその文化を、
レコードやCD・DVD、雑誌や書籍を通してより多くお客様のもとへアウトプット。
日本におけるインディーズ音楽シーンの草分け的存在である P-VINE。
毎週水曜28時からおよそ50分 P-VINE によるサウンドキュレーションをお楽しみいただけます。
前半は、11/2 デビューアルバム『冒険』がリリースの東京の中央線沿線を中心に活動する2人組屈折ギター・ポップ・バンド、あっけらかんず ピックアップ。
あっけらかんず の デビューアルバム『冒険』は、「BPM120以上禁止」「出来るだけ遅く」「爆音ドラム禁止」「ハイハットを出来るだけ使わない」「8ビート出来るだけ弾かない」という自らに課した制約の下、各種エフェクターを駆使してギター&ドラムの最小の編成をカヴァーし、ユニークきわまりない音楽を作り出す、ニュー・ウェイヴやポスト・パンクの香りも漂う、むやみに斬新かつ刺激的なアルバムに仕上がっております。今回はその『冒険』より一部抜粋した楽曲と あっけらかんず からのコメントをお送りしました。
1.おばけの中嶋
2.段々ダンジョン
3.裏浦島
4.ぼんやり
後半は、洗練されたタッチでメロウなフィーリングからグルーヴィーなサウンドまで聴かせる鍵盤奏者Hilton Felton。レアグルーヴ最重要アーティストの1人として知られる彼が、活動初期に自身のレーベルであるHilton’s Concept最初のリリースとしてTHE THREE OF US名義で1971年にリリースした作品『Dream Come True』が、本日11/2にCDにてリイシューされました。また2月には、世界初となるLP盤のリイシューも予定しております。本日は、そのThe Three Of Usをはじめ、Groove DiggersシリーズでリリースしているHilton Feltonの作品から人気曲を抜粋してお送りしました。
1. A Man for All Reason
2. Spreading Fever
3. Here Comes David(The Three Of Us)
4. Bee Bop Boogie
2023/10/26 UP!
「THE CHANGING SAME ~変わりゆく、変わらないもの~」を大切にしながら、
こだわりを持った独自の視点で、国内外の多種多様な音楽とその文化を、
レコードやCD・DVD、雑誌や書籍を通してより多くお客様のもとへアウトプット。
日本におけるインディーズ音楽シーンの草分け的存在である P-VINE。
毎週水曜28時からおよそ50分 P-VINE によるサウンドキュレーションをお楽しみいただけます。
前半は10/20にCD/LPが同時リリースされたブラジリアン・グルーヴ・マスター エヂ・モッタの最新アルバム『Behind The Tea Chronicles』から抜粋した楽曲とエヂ・モッタ 本人のメッセージをお送りしました。
エヂ・モッタ メッセージ
「日本の皆さんこんにちは、エヂ・モッタです。10月20日に僕のニューアルバム『Behind the Tea Chronicles』がP-VINEからリリースされました。またP-VINEと仕事ができてとても嬉しく思っています。
これは僕がこれまで録音したアルバムの中で最も気に入っている作品のひとつです。サウンド、アレンジメント、参加してくれたミュージシャン等どれも素晴らしく、そしてアルバムのストーリーを表現した歌詞はこのアルバムにとって非常に重要で、まるで映画のような、想像力の奥底にある絵のようなものが描かれています。
このアルバムが日本で初めてレコードでリリースされることをとても光栄に思います。ありがとう」
アルバム『Behind The Tea Chronicles』はCD / LP(帯付)にて絶賛発売中です。今作は近年リリースされた“AOR”三部作の流れを汲むメロウなフィーリングとグルーヴィーなサウンド、そして自身も最大級のリスペクトを贈るSteely Danに勝るとも劣らないハイスペックなプロダクションで前作から5年の歳月を費やした超大作と呼ぶに相応しい1枚となっております。是非チェックしてみてください。
1.Newsroom Costumers
2.Slumberland
3.Safely Far
4.Shot In The Park
5.Deluxe Refuge
後半は、都内を中心に積極的にライブ活動を行う4人組バンド xiexie がこれまでにリリースしてきた2枚のEP『XIEXIE』と『33』をコンバインしたアルバムが本日10/25リリースとなりますので、そのアルバム「XIEXIE / 33」より抜粋した楽曲をお届けしました。
2020年1月に結成され都内を中心に積極的にライブ活動を行い、これまでに「FUJI ROCK FESTIVAL’22 ROOKIE A GO GO」や「SYNCHRONICITY」といったフェスティバルにも出演、Tommy Guerreroのサポートアクトにも抜擢されるなど各所から注目を集めているバンドxiexie。
バンドとして初めてのフィジカルリリースとなる今作は、キャッチーなインディーポップにサイケ風味が加わったxiexie流のポップチューン「da da」や本場USインディーを感じさせるムードが溢れたサウンドに日本語のヴォーカルが乗っかる「Narrow sea」のようなゆるりと楽しめる楽曲から、山すら超えても超えていきそうな壮大なメロディーが鳴り響くオルタナティブでサイケデリックな楽曲「sea bird」など、ベッドルームの心地良さとダイナミズムを感じさせるオルタナティブが融合した作品となっております。
1.da da
2.narrow sea
3.sea bird
4.hanehane
5.what you see
6.lamp
2023/10/19 UP!
「THE CHANGING SAME ~変わりゆく、変わらないもの~」を大切にしながら、
こだわりを持った独自の視点で、国内外の多種多様な音楽とその文化を、
レコードやCD・DVD、雑誌や書籍を通してより多くお客様のもとへアウトプット。
日本におけるインディーズ音楽シーンの草分け的存在である P-VINE。
毎週水曜28時からおよそ50分 P-VINE によるサウンドキュレーションをお楽しみいただけます。
今回は、テリー・コールにより2007年に設立されて以来、良質なソウル・ミュージックをリリースし続けるコールマイン・レコード。そのコールマイン参加のカーマ・チーフから、SAY SHE SHEとKENDRA MORRISの新作につき、本日10/18、日本盤がP-VINEより発売となりました。ということで本日はコールマイン特集をお送りしました。
前半は3人の女性シンガーをフロントに据えた、ブルックリンを拠点とするディスコデリック・ソウル・バンド、SAY SHE SHEをご紹介。ピヤ・マリク、サブリナ・ミレオ・カニンガム、ナイア・ガゼル・ブラウンの3人の力強い女性のリード・ヴォイスを中心に、ダップ・キングスとロニー・スコッツのハウス・バンド=ジ・エクストラオーディネアズの元メンバー、アンダーグラウンド・カルト・ファンク・バンド、オルゴンのメンバーなど、そうそうたるミュージシャンが集結したソウル・バンドであるSAY SHE SHE。最新作『Silver』は、耳に残るメロディ、みずみずしいハーモニー、遊び心あふれるアドリブ、リスナーを彼らの異世界的な天空に引き寄せ、持ち上げる、オペラのような叫びをアクセントにした最高潮のヒンディー語のリフを織り交ぜ、エレガントで妖艶なスタイルで歌声を織り合わせ、魅惑的なヴォーカル・パフォーマンスを披露。収録曲数は前作の8曲から16曲に倍増とボリュームも満点となったアルバムから抜粋した楽曲をお届けしました。
1.Reeling
2.Don’t You Dare Stop
3.Passing Time
4.Silver
5.C’est Si Bon
後半は、ポスト・エイミー・ワインハウス的な見方や、現代のジャニス・ジョプリンという形容をされてきた、フロリダ出身、ニューヨーク在住のシンガー・ソングライター、ケンドラ・モリス。こちらはコールマイン傘下のカーマ・チーフより新作「I Am What I’m Waiting For」の国内盤CDがリリースとなりました。ラン・ザ・ジュウェルズでも知られるトービット・シュウォーツakaリトル・シャリマーとの共同プロデュースで、ロニー・スペクターの生意気さと気品、ガレージ・サイケ・コンピ『ナゲッツ』のアシッド感覚、20世紀半ばのエキゾチカのポスト・モダンな改変、ESGのひび割れたスネアと甘ったるい都会性など、ロックンロールのあらゆる要素を茶目っ気たっぷりに組み替えながら、創造性の追求に費やした人生から得た傷つきやすい洞察の瞬間を適切に提供した作品となっています。
今回は「I Am What I’m Waiting For」より抜粋した楽曲をお送りしました。
1.When I Go To Space
2.All Your Jokes
3.Special
4.What Are You Waiting For
5.Still Spinning
6.Dominoes
2023/10/12 UP!
「THE CHANGING SAME ~変わりゆく、変わらないもの~」を大切にしながら、
こだわりを持った独自の視点で、国内外の多種多様な音楽とその文化を、
レコードやCD・DVD、雑誌や書籍を通してより多くお客様のもとへアウトプット。
日本におけるインディーズ音楽シーンの草分け的存在である P-VINE。
毎週水曜28時からおよそ50分 P-VINE によるサウンドキュレーションをお楽しみいただけます。
前半は、ヴィンテージ感のあるルーツに根差したソウルを聴かせるシンガー“ディラン・チェンバース”、10/18に、日本独自企画盤『イッツ・タイム・フォー・ディラン・チェンバース!』にて、世界に先駆けて日本デビューする彼ですが、ディラン本人より日本のリスナーに向けたメッセージとともに、『イッツ・タイム・フォー・ディラン・チェンバース!』から抜粋した楽曲をお届けしました。
1.Let’s Keep On Dancing
2.Retro
3.Don’t Give Up On My Love
4.Me Vs. Me
5.Loving You Is Easy
6.You Gotta Respect Yourself! (feat. Cory Wong)
7.What Kind of Fool
後半は、その耽美な世界観で国内外を問わず多くのファンを魅了し続けるシンガー佐井好子、秘蔵ライブ音源3タイトルが、初のアナログ化で来週10/18にリリースとなります。既にCDはリリースされておりますが、今回のリリースに際して、佐井好子本人のコメントが届いております↓
「コロナ禍を経て、リアルな触れ合いの大切さを改めて感じるようになっています。私は創作に集中しすぎてライブの回数は少ないのですが、その数少ないライブの音源が今回、CDやアルバムにまとめられたことは私にとっても嬉しい驚きでした。スタジオ版と違って粗削りだけど、ライブがもつリアルな息吹を感じていただければいいな。いつもいつもありがとう」
お送りしたのは、来週リリースのアナログより抜粋したプレイリストになります。
1.母さまのうた (1976.6.29ライブ・アット京都山一ホール)
2.天使のように (1976.6.29ライブ・アット京都山一ホール)
3.白い鳥 (2014.9.26ライブ・アット渋谷マウントレーニアホール)
4.蝶のすむ部屋 (2014.9.26ライブ・アット渋谷マウントレーニアホール)
5.日本一小さい村 (2015.5.29ライブ・アット渋谷O-nest)
2023/10/5 UP!
「THE CHANGING SAME ~変わりゆく、変わらないもの~」を大切にしながら、
こだわりを持った独自の視点で、国内外の多種多様な音楽とその文化を、
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日本におけるインディーズ音楽シーンの草分け的存在である P-VINE。
毎週水曜28時からおよそ50分 P-VINE によるサウンドキュレーションをお楽しみいただけます。
前半は、10年代を代表するジャパニーズ・ソウル・ディーヴァHanah Spring、本日10/4に、5年ぶりとなるニューアルバム『SOZO』のアナログ盤が発売となりますが、それを記念して今週末より、10/15にTOWER VINYL SHIBUYA、そして10/22にタワーレコード横浜ビブレ店、10/29にタワーレコード札幌パルコ店と、3週間連続でのタワーレコードインストアイベントが決定しております。本日はアナログ発売記念とインストアに向けてということで、新作『SOZO』からのプレイリストをお送りしました。
1. Thank U 4 The Heartbreak prod. by ROOT SOUL
2. Music The Magic feat. 多和田えみ
3. Life Goes On feat. CHAN-MIKA
4. Keep Your Head Up feat. 笠原瑠斗 & mabanua
5. ふわふわ
6. Childhood Paradise feat. 石若駿
7. AppleTree (Erykah Badu)
後半は、デンマークはコペンハーゲンのSSW / プロデューサーとして活動中のAstrid Engberg。9/22に最新アルバム『Trust』が配信にてリリースとなりました。HIP-HOPからエクスペリメンタルまでに影響を受けた懐かしさとモダンさが混同した作品に仕上がっておりまして、ThundercatやHiatus Kaiyoteのファンに聴いてほしい、ネオソウル最新系な内容となっております。 本日はそのアルバム『Trust』から抜粋したプレイリストをお届けしました。
1. Blue Rise and The Fall
2. On Time
3. Falling (OK Not Cool)
4. Chains
5. Adaptation (Walls)
2023/9/28 UP!
「THE CHANGING SAME ~変わりゆく、変わらないもの~」を大切にしながら、
こだわりを持った独自の視点で、国内外の多種多様な音楽とその文化を、
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日本におけるインディーズ音楽シーンの草分け的存在である P-VINE。
毎週水曜28時からおよそ50分 P-VINE によるサウンドキュレーションをお楽しみいただけます。
前半は、オルタナ、エモ、インディーロック、もはやカテゴライズはいらない存在感でジャンルの境界線を風通しよく越えて拡がり続けるdownt。本日9/27に10インチ「Ⅲ」が発売となりました。 本作は2023年1発目となるリリースですが、前奏を含めおよそ10分間にも及ぶ大作に仕上がっております。さらに10インチ盤は、B面をメンバーのデザインによるエッチング仕様としたスペシャルな一枚となっており、ファンのみならずとも手にしておきたい特別感のあるレコードとなっています。本日はそのリリース記念いたしまして、「Ⅲ」より前奏、13月の2曲をフルでお送りしました。
1. 前奏
2. 13月
後半は、元ミュート・ビートのこだま和文率いるKODAMA AND THE DUB STATION BAND。来週10/4に、ライヴではもはやおなじみとなっているカヴァー曲の数々をスタジオでじっくりと録音し、作り上げた待望のカヴァー・アルバム、『COVER曲集 ♪ともしび♪』がリリースとなります。
先週20日より先行配信されております、「ゲゲゲの鬼太郎 ~DUB~」も既に話題を呼んでおりますが、本日はその来週発売のアルバムより、反戦歌として有名な「花はどこへ行った」、ボブ・マーリーによるレゲエ・クラシック「Is This Love」、先述の「ゲゲゲの鬼太郎」衝撃のダブバージョン、こだまが作詞したチエコ・ビューティ・ヴァージョンでARIWAが歌う「End Of The World」、こだまとARIWAの二人で歌うルイ・アームストロングの「What A Wonderful World」、盟友JAGATARAの「タンゴ」、そしてキャロル・キングの名曲「You’ve Got A Friend」の7曲を、初OA解禁にておとどけできればと思います。なお、バンドからもTwitterで告知されておりますが、本アルバムは発売日にはサブスクは未配信の予定のため、CD以外でアルバムよりこれだけ多くの曲を聴けるのはこのラジオだけとなります。是非この貴重な機会に各曲聴いていただければと思います。9月27日(水)の放送はこちらから。
1. 花はどこへ行った
2. Is This Love
3. ゲゲゲの鬼太郎 ~DUB~
4. End Of The WorldEnd Of The World
5. What A Wonderful World
6. タンゴ
7. You’ve Got A Friend
2023/9/21 UP!
「THE CHANGING SAME ~変わりゆく、変わらないもの~」を大切にしながら、
こだわりを持った独自の視点で、国内外の多種多様な音楽とその文化を、
レコードやCD・DVD、雑誌や書籍を通してより多くお客様のもとへアウトプット。
日本におけるインディーズ音楽シーンの草分け的存在である P-VINE。
毎週水曜28時からおよそ50分 P-VINE によるサウンドキュレーションをお楽しみいただけます。
SCARSとしての活動やISSUGIとのジョイント・プロジェクト、多岐に渡る客演ワークスなどなど活発な活動を続けているシーン最高峰のラッパー、BES。その彼が率いた伝説的グループ、SWANKY SWIPE 唯一のアルバム『Bunks Marmalade』と、その後2008年に満を持して発表したソロ・アルバム『REBUILD』が、本日9/20に2枚組カラーヴァイナルとして初アナログ化でリリース。そのリリースを記念し、BES本人よりコメントが届くとともに、1曲思い入れの深い曲、さらに『Bunks Marmalade』と『REBUILD』からチョイスしたBESのプレイリストをお送りしました。
BES 選曲
How How High feat.メシアThe Fly
1. Players Drive feat.SEEDA & A-Thug
2. 愚痴か?否か?
3. Rebuild feat.漢
4. Bunks Marmalade
5. 評決のとき
6. The Process
後半は、Pヴァインが誇るブルースの名盤をアナログレコードで再発すべく開始したシリーズ『SPIN THE BLUES』。本日9/20に、B.B.キングが「眠れる巨人」と敬愛したローウェル・フルスンの代表作にして、ブルース史に燦然と輝く大傑作である『トランプ』のLPがリリースとなりました。標題曲はサンプリングの大ネタとなった元祖ファンク・ブルースとして知られる一曲、本番組のBGMとして使用している楽曲「ピコ」はこの「トランプ」のインストバージョンでございますが、本日はこのリリースを記念しまして、今後リリースされるアルバムからの楽曲も含め、『SPIN THE BLUES』シリーズからの楽曲をお送りしました。
1. LOWELL FULSON / Tramp
2. ARTHUR “BIG BOY” CRUDUP / That’s Alright
3. HOWLING WOLF / Worried About My Baby
4. SMOKEY HOGG / Good Morning Little School Girl
5. SMOKEY WILSON / Go Go Train
6. ELMORE JAMES AND THE BROOM DUSTERS / Dust My Blues
7. OTIS RUSH / All Your Love (I Miss Loving)
2023/9/14 UP!
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日本におけるインディーズ音楽シーンの草分け的存在である P-VINE。
毎週水曜28時からおよそ50分 P-VINE によるサウンドキュレーションをお楽しみいただけます。
9月13日(水)の放送の前半は、1984年にJOJO広重が設立し、自身がリーダーをとるバンド 非常階段のアルバムをはじめ、ノイズ、パンク、サイケなど幅広いジャンルをフォローしたアルケミー・レコード。昨年よりPヴァインにて「Alchemy Records Essential Collections」と題し、名盤のリイシューを続々リリースしておりますが、今回はそのアルケミーのタイトルより、JOJO広重が自ら選曲したプレイリストをお届けしました。
JOJO広重さんのコメント↓
アルケミーレコードは1984年創立で、現存する最古のインディーズレーベルです。主に関西のアーティスト作品のリリースが多いですが、元々は通常の音楽シーンでは埋没してしまいそうな、しかし良質の音楽を記録していきたいという気持ちでスタートしています。ですので大ヒット作やメジャーな作品のリリースはないですが、何十年たってもどんな時代になっても聴き継がれていくユニークな音楽作品を残してきた自負があります。アルケミーレコードの音楽は「おもしろい」と言うにはずいぶん変わった音楽だと思いますが、おそらく22世紀になっても「謎の音楽」と言われているだろうと信じていますし、そのことを誇りに思っています。
1.赤痢/かつかつROCK
2.ほぶらきん/陽気なサイパネ人
3.スラップ・ハッピー・ハンフリー/G線上にひとり
4.コンチネンタル・キッズ/GET A GUN
5.想い出波止場/イン
6.ウルトラ・ビデ/嫌われもののパンク
7.エンジェリン・ヘヴィ・シロップ/僕だけが…
8.スター階段/純情
後半は、R&B、ソウル、ジャズ、ポップスなど様々なジャンルからの影響を感じさせるメロウかつオリエンタル~エキゾなR&Bミュージックを体現し、いまや世界中で注目を集める台湾出身のシンガー、9m88。今週15日には1stアルバム『平庸之上 Beyond Mediocrity』と2ndアルバム『9m88 Radio』のアナログ盤が発売となる彼女ですが、10月13日、東京・渋谷WWW Xにて他待望の来日公演が決定。また翌日10月14日には福島県で開催される『LIVE AZUMA 2023』にも出演が決定しています。
今回はアナログ盤発売そして来日決定を記念し、最新曲『Look at My Way』も含めた、9m88のプレイリストをお送りしました。
1.最高品質靜悄悄 Airplane Mode feat. Leo王
2.Whatchu Gonna…?
3.Tell Me
4.看向我? Look at My Way
5.頭髮 Hair
6.Love Is So Cruel
7.Aim High
2023/9/7 UP!
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こだわりを持った独自の視点で、国内外の多種多様な音楽とその文化を、
レコードやCD・DVD、雑誌や書籍を通してより多くお客様のもとへアウトプット。
日本におけるインディーズ音楽シーンの草分け的存在である P-VINE。
毎週水曜28時からおよそ50分 P-VINE によるサウンドキュレーションをお楽しみいただけます。
9月6日(水)の放送では、本日9月6日に「タイム・カプセル」と「リベレイテッド・ブラザー」のリイシュー盤のCDがリリースとなりました、アメリカのミュージシャン、ウェルドン・アーヴィン。このリリースを記念しまして、ウェルドン・アーヴィンに関する特集をお送りいしました。
まずは、ウェルドンがどんなミュージシャンか簡単にご説明できればと思います。
1943年10月27日、バージニア州ハンプトンで生まれたウェルドンは、1965年にニューヨークに移り住み、ジャズ・ファンク、ジャズ、ヒップホップ、ファンク、リズムアンドブルース、ゴスペルなど様々な音楽ジャンルに関わりました。 その後、60年代後半からはジャズ・シンガー、NINA SIMONEの音楽監督とツアー・バンド・リーダー兼、オルガン奏者を務め、彼女の代表曲の一つ「To Be Young, Gifted and Black」の作詞を担当しました。のちにARETHA FRANKLINやDONNY HATHAWAYもカヴァーしたこの曲は、ブラック・ライヴス・マター(BLM)運動が熱を帯びる中で公開された映画『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』のクライマックスにおいてもフィーチャーされており、60年代から現代に至るまで、ブラック・パワーを象徴する曲として社会的にも世界中で認知され、さまざまな人に歌われ続けています。
1970年代に入り、ジャズにおいて先鋭的なスタイルで活動しはじめたウェルドンは、1972年にファースト・アルバム『Liberated Brother』を発表以後、レアグルーヴ屈指の名盤として、時代を超越したクラシックに君臨するアルバム『Time Capsule』をはじめ、70年代にかけて数々の作品をリリース。『Liberated Brother』に収録の「Sister Sanctified」はSTANLEY TURRENTINEやBREAKESTRA、MACEO PARKERなど多くのミュージシャンにカヴァーされています。ジャズのみに留まらず、『Sinbad』に収録された「I Love You」は、最近ではイハラカンタロウが日本語詞でカヴァーし話題となるなど、ニュー・ソウルの名曲としてブラック・ミュージックのリスナーに広く愛されるなど、ジャンルを跨いで名作を数多く残し、現在でもジャズ/ソウル/レアグルーヴを象徴するアーティストとして語り継がれています。
クラブシーンでも、THEO PARRISHが「Black Music(I Love You)」という曲でWELDONの代表曲「I Love You」をサンプリングしているなど、ジャンルやシーン、そして世代を超えて広く愛されているアーティストです。
またウェルドンの楽曲は、90年代にヒップホップをはじめとした最前線の音楽シーンで再評価され世代を超えて絶大な支持を獲得し、晩年はQ-TIPやMOS DEFなど多くのニューヨークのヒップホップ・アーティスト達とも共演。彼らが師と仰ぐ存在でありました。
ウェルドンと90年代ヒップホップの繋がりで言えば、そのQ-TIPが所属したA TRIBE CALLED QUESTの代表曲「Award Tour」において彼の楽曲「We Gettin’ Down」がサンプリングされていたり、MADLIBがMONK HUGHES & THE OUTER REALM名義で『A Tribute To Brother Weldon』を、またYESTERDAYS NEW QUINTET名義で『Suite For Weldon』を発表していたりと、多くのアーティストからリスペクトされていることがうかがえます。
そんなウェルドンですが、彼が設立したたNodlew Musicの作品を中心に、関連作品や未発表作品も含め、ご遺族が権利を所有する全楽曲の原盤権、並びに彼の全ての著作権について、本年1月に我々Pヴァインがその権利を取得することとなりました。
先に述べたように、世代を超えて支持されるウェルドン・アーヴィンの楽曲の魅力をより多くの人に伝えていくべく、レコード、CDのリリースや関連するアパレルなどを手がけていきます。
まずはその第一弾として本日のリリースというところで、今後の展開も是非楽しみにしていただければと思います。ということで今回は、ウェルドン・アーヴィンの代表曲をお送りしました。
1. Fat Mouth
2. No! Now? Never! None!
3. Bananas
4. Homey
5. Music Is The Key
6. Turkish Buth
7. Only Yesterday
8. Sister Sanctified
9. Déjà vu Short Ver.
2023/8/31 UP!
「THE CHANGING SAME ~変わりゆく、変わらないもの~」を大切にしながら、
こだわりを持った独自の視点で、国内外の多種多様な音楽とその文化を、
レコードやCD・DVD、雑誌や書籍を通してより多くお客様のもとへアウトプット。
日本におけるインディーズ音楽シーンの草分け的存在である P-VINE。
毎週水曜28時からおよそ50分 P-VINE によるサウンドキュレーションをお楽しみいただけます。
8月30日(水)の放送では、9月にリリースが予定されているPヴァインのタイトルの中から、前後半に分けて選曲をしたプレイリストをお送りできればと思います。
前半は、9月は洋楽の新録リリースが盛りだくさん、ということで、洋楽イチオシのプレイリストをお送りしました。
1曲目はSAY SHE SHEで「C’est Si Bon」。バンド名からもナイル・ロジャーズのシックに対するリスペクトが見て取れますが、3人の女性シンガーをフロントに据えた、ブルックリンを拠点とするディスコデリック・ソウル・バンド、現行ソウル/ファンク最注目レーベル、コールマイン傘下のカーマ・チーフからリリースするセカンド・アルバムからのリード曲です。
2曲目はVansireで「Regroup & Start Anew」。Minnesota州Rochester出身のJosh AugustinとSamuel Winemillerによるベッドルーム・デュオVansireの最新作「The Modern Western World」から、Guilty Simpson、Benet、そしてFly Anakinをフィーチャリングした、アルバムの中でもスムースでソウルフルな一曲となっています。
3曲目はマックス・ビーズリーズ・ハイ・ヴァイブズで「ゼウス」。金澤寿和監修「Light Mellow Searches」シリーズ最新作は、インコグニートやブラン・ニュー・ヘヴィーズ、ジャミロクワイとも共演するマルチ・プレイヤー、マックス・ビーズリー率いるハイ・ヴァイブズによる初のフル・アルバム。スティーブ・ガッド等の豪華ゲストも招き、極めてクールなジャズ・ファンク~フュージョンサウンドを提示した作品から、タイトルトラック。
4曲目はKENDRA MORRISで『What Are You Waiting For』。ポスト・エイミー・ワインハウスや、現代のジャニス・ジョプリンとも評されてきたソウル・シンガー ケンドラ・モリス。時代錯誤で永遠にクールなニュー・アルバム『アイ・アム・ホワット・アイム・ウェイティング・フォー』から、アルバムの精神を凝縮した一曲です。
5曲目はフィアで『スーパーガッド』。音楽のみならずファッション/カルチャーなど幅広いメディアでも絶賛された注目の北欧ネオソウル~ニュー・ジャズ・コレクティヴ“FIEH”最新アルバム「Ⅲ」より、跳ねるようなギターのフレーズが印象的なポップな一曲です。
6曲目はLOLA COBACHで「Close to You」。オーガニックなソウルからフォーキーなソフトロックまで、全編爽やかなメロウ・グルーヴに溢れた極上のヴィンテージ・サウンドを奏でるアルゼンチン気鋭の女性SSW、ローラ・コバチが、カーペンターズで有名な名曲をカヴァー。彼女の素晴らしい歌声が存分に堪能できる極上カヴァーに仕上がっています。
・SAY SHE SHE / C’est Si Bon
・Vansire / Regroup & Start Anew
・MAX BEESLEY’S HIGH VIBES / Zeus
・Kendra Morris / What Are You Waiting For
・FIEH / Supergad
・LOLA COBACH / Close to You
後半は、9月リリースタイトルからリイシュー作品にフォーカスをしたプレイリストをお送りしました。
1曲目はHILTON FELTONで「The Power of Love (It’s In My Heart)」。レアグルーヴの最重要アーティストの一人”Hilton Felton”が遺したレアグルーヴ重要盤「ファミリー・アンド・フレンズ」より、無名時代のAngela Winbushをフィートしたダンサンブルなヴォーカル・チューン。
2曲目はターナー・ブラザーズで「Sweetest Thing In The World」。USインディアナポリスを中心に活動していた11人編成ファンク・バンド ターナー・ブラザーズが唯一制作した激レアアルバムが、オリジナルジャケットにて待望の初リイシュー。アルバム「アクト1」より、ハイライトとも言うべきキラー・ソウル。
3曲目はテラス・マーティンで「Angel」。ケンドリック・ラマーの歴史的傑作『To Pimp A Butterfly』でメイン・プロデューサーに抜擢されたテラス・マーティンが2013年にリリースしたデビュー・アルバム『3ChordFold』が初アナログ化。アルバムより人気曲「エンジェル」。
4曲目はJOYCE COOLINGで「It’s You」。彼女が1988年に発表したデビュー・アルバム『Cameo』が帯付LPで待望のリイシュー。須永辰緒氏のカバーにより日本中で話題になり、その後も数多のカフェ・コンピレーションに収録された珠玉の名曲。
5曲目はJUNIEで「Shakey Ground」。オハイオ・プレイヤーズ~Pファンクと渡り歩いた才人ジュニー・モリソンによる1975年の未発表ライヴがアナログ化。テンプテーションズの名曲「Shakey Ground」をカヴァーした熱量たっぷりの演奏をお楽しみいただけます。
・HILTON FELTON / The Power Of Love
・TURNER BROS. / Sweetest Thing In The World
・Terrace Martin / Angel
・JOYCE COOLING / It’s You
・JUNIE / Shakey Ground


