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◆ 猛暑で気をつけること

2025/7/18 UP!

今年の夏も、厳しい暑さとなっていますね。日々の暮らしにおいて、この暑さにはもううんざりという方も多いでしょうが、実はカーライフにとっても、様々な影響を及ぼしているんです。

そこで今週は、「猛暑で気をつけること」をテーマに、注意点などを取り上げていきたいと思います。

【わずかの時間でも子供を車内に置き去りにしない】7月14日(月)

まず、改めていうまでもないと思いますが、暑い日には、車内に小さなお子さんやペットなどを残して、車を離れてはダメですよ!

JAF・日本自動車連盟では、気温摂氏35度の夏の炎天下にクルマを置いて、車内の温度がどのように変化するか測定する実験を行いました。それによりますと、サンシェードや窓開けなどの対策を行わなかったクルマでは、車内の最高温度は57度まで達し、ダッシュボードの最高温度は、79度まで上昇したといいます。

また車内の温度が、摂氏20度程度の状態から、エアコンを停止すると、わずか15分ほどで車内温度はおよそ31度まで上がり、熱中症になる可能性が高い危険な状態となりました。いかに少しの時間で、危険な温度になるか分かりますよね。確かにエアコンをつけていれば、温度上昇は抑えることができますが、エアコンは故障やガス欠などで、いつ止まってしまうか分かりません。

ということで、どんなにわずかな時間だと思っても、お子さんやペットなどをクルマに残して離れるようなことは、絶対しないでくださいね!

【車内でのヤケドに注意】7月15日(火)

きのうは、炎天下に停めていたクルマの車内温度が、すぐに危険な温度に達してしまうことについて、お話ししました。ただ、熱くなるのは、空気だけじゃありません。車内の様々なモノが、想像を超える温度になることがあります。

そこで、そんな高温状態となっているクルマに乗り込む時、注意したいのが、思わぬヤケドです。
中でも、特に気を付けたいものの一つが、チャイルドシートです。チャイルドシートの本体やバックル、ベルトの金具部分などが、非常に熱くなっていることがあります。大人であれば、「熱い!」と思ってはねのけることができますが、小さな子どもの場合、それができないこともあるでしょう。

そこで子どもを座らせる場合は、各部分に触ってみて、ヤケドをしない温度か、確かめた上で使用するようにしましょう。

もし非常に熱くなっている場合は、濡れタオルを用意して、2、3回、その部分をぬぐうと、温度を抑えることができます。手軽にできるので、クルマにはタオルを、数枚常備しておくと便利ですよ。

その他、ドライバーさんにとっては、ハンドルやシフトレバーが非常に熱くなっていて、驚くことがありますよね。対策としては、クルマを離れる前に、ハンドルなどに遮熱カバーやタオルなどを掛けておくといいですね。

もし熱くなってしまったら、やはり先ほどご紹介した、濡れタオルを使うと、温度を下げることができますよ。

【運転中の脱水に注意】7月16日(水)

カーエアコンが効いた車内にいると、「こまめに水分を摂らなくちゃ」とは、あまり思わないかもしれませんね。ところが、気づかないうちに、脱水症状に陥っている可能性があるんです。

でも、涼しい車内にいて、どうして脱水症状を起こすんでしょうか?実は、車内で私たちは、意外と汗をかいているんです。

特に気を付けなければいけないのが、長時間のドライブや渋滞に巻き込まれた時です。運転中、運転席や助手席に座っていると、横からだけではなく、フロントガラスからも日差しを浴びますよね。さらに渋滞中は、停止した車の中で日光にさらされる時間が長くなりがち。そんな時に、私たちは多くの汗をかいているんです。しかし、車内の空気はエアコンによって乾燥しているので、汗をかいてもすぐに蒸発してしまい、気づきにくいんです。

また運転中は、トイレにすぐいけないことを心配して、水分を摂ることを控える人もいますよね。そのため、気づいたら脱水状態になっていることがあるんです。その結果、熱中症やエコノミークラス症候群などに至る危険性もあります。

そこで、クルマを運転中は、1時間に15分程度は休憩をして、水分補給を行ってください。これは一緒に乗っている人も同じです。特に高齢者や子どもには注意を払ってくださいね。

【炎天下の車内に放置してはいけないもの】7月17日(木)

今週は、「猛暑で気をつけること」をテーマにお送りしています。

炎天下に停めたクルマの車内は、摂氏50度以上に達するといいます。そんな高温の中では、身の周りの何気ないモノから、思わぬトラブルが発生することがあります。今朝は、そんな高温の車内に、置きっぱなしにしてはいけないモノをご紹介していきましょう。

まずは、使い捨てライターやスプレー缶です。中に燃えやすいガスが充填されており、それが高温によって膨張し、破裂・発火する危険性があるため、放置しておくのは大変危険です。

そして、ペットボトルの飲み物も要注意ですよ。炭酸飲料は、やはり炭酸ガスが膨張して、破裂してしまう可能性があります。また炭酸入りでなくても、一度口をつけた特に甘いドリンクは、雑菌によって発酵が進み、ガスが発生してしまうんです。その結果、やはり膨張・破裂する危険性があります。

さらにスマートフォンやモバイルバッテリーなど、リチウムイオン電池を使用しているモノも、危険です。高温によって膨張して、壊れてしまうだけでなく、発火して、車両火災が発生することもあるんです。

その他、ETCカードも要注意です。ETC車載器に挿しっぱなしにしている人がいますが、高温になると、カードに埋め込まれたICチップが故障する可能性があります。休憩の時などは、カードを抜いて持ち出すようにしてくださいね。

【猛暑でのブレーキトラブルに注意】7月18日(金)

今週は、「猛暑で気をつけること」をテーマにお届けしてきました。

今朝は、猛暑によって危険性が高くなるブレーキのトラブルについて、取り上げたいと思います。
それが、「フェード現象」や「ベーパーロック現象」と呼ばれるものです。

「フェード現象」は、長い坂道を下る時など、フットブレーキを使い過ぎることで発生します。ブレーキディスクとブレーキパッドが摩擦によって加熱し過ぎることで、摩擦力が極端に低下し、ブレーキが効かなくなる現象です。

もう一つの「ベーパーロック現象」は、やはり長い下り坂などで、フットブレーキを使い過ぎることで発生します。ブレーキペダルを踏んだ力をブレーキに伝える液体が沸騰し、中に気泡ができることで、ブレーキに力を伝えることが出来なくなってしまう現象です。

どちらも、ブレーキの熱が関係した現象ですよね。そのため猛暑の高温下では、ブレーキの部品や液体がもともと高い温度になっているため、こうした現象がより起こりやすいといいます。

ということで対策としては、特に夏場は、長い下り坂を走行する時は、エンジンブレーキなどを上手に使って、フットブレーキの使い過ぎには十分注意しましょう!

今週は、「猛暑で気をつけること」をテーマにご紹介しました。

◆ 自動車関連の犯罪

2025/7/11 UP!

ニュース番組などで、クルマが盗難される被害についてよく報道されていますが、みなさんは、ご自分のクルマが盗まれるかもしれない…なんて考えたことがありますか?

実はこうした被害は、他人事じゃないんです。

そこで今週は、「自動車関連の犯罪」をテーマに、さまざまな手口や対策などについて、取り上げていきたいと思います。

【自動車の盗難被害は他人事ではない】7月7日(月)

まず、自動車盗難などの被害が、いかに私たちの身近なところで起きているか、ご存知でしょうか?

日本損害保険協会では、「自動車盗難事故実態調査」を実施していて、2024年の車両本体盗難の支払い件数が多い都道府県、つまり、盗難が多発している都道府県を発表しています。

それによりますと、1位が愛知県で515件。続いて、2位が埼玉県で357件、3位が千葉県の261件。そして4位が茨城県、5位が神奈川県でした。ちなみに6位だった大阪府も、例年上位になる常連で、自動車の盗難が多いことで知られています。

その他にも、東京都が7位、栃木県が8位、群馬県が9位と、関東の7都県はすべてワースト10に入っているんです。それだけ、私たちが暮らす身近なエリアで多発している、という訳なんですね。

ということで、自動車の盗難はいつ被害に遭ってもおかしくありません!自分だけは大丈夫などと思わないで、みなさん、どうぞ日頃から十分気を付けてくださいね!

【リレーアタックに注意】7月8日(火)

自動車の盗難で一番古典的な手口といえば、キーが付けっ放しになっているクルマを盗む手口、でしょうか。でも最近は、キーを差し込んだりしないスマートキーが多くなっていますよね。そんな中で広まった手口が、「リレーアタック」です。

標的となるのは、先ほどもお話しした、スマートキーを使用しているクルマです。スマートキーは、微弱な電波を出していて、それによってドアの解錠や施錠、エンジンのスタートなどを行っています。この電波は、本来スマートキーから1メートルほどしか届きませんが、犯罪者は、特殊な機械を持ってクルマから離れたドライバーに接近。電波を増幅させて、クルマの近くで待っている仲間に中継します。そして、その電波をクルマに受信させて、ドアを開け、エンジンをかけて盗んでいくという手口です。

犯人は、クルマから離れたドライバーを尾行する他、自宅の玄関や窓の近くに置いたスマートキーから、外に漏れ出ている電波を拾うこともあります。そのため、自宅の駐車場に停めている時でも、安心はできません。

対策としては、スマートキーの電波が、漏れないようにすることが大切です。スマートキーを節電モードにしたり、スマートキーを、電波を遮断する専用のキーケースや金属製の缶などに入れておいたりすると安心ですよ。

みなさん、日頃から対策を忘れないようにしてくださいね。

【CANインベーダーとは】7月9日(水)

きのうは、近年多い自動車盗難の手口の一つ、「リレーアタック」についてご紹介しました。ただ、犯罪の手口は常に進化していて、ずっと同じではありません。ここ数年は、リレーアタックに代わるものとして、新たな手口が横行しているんです。それが「CAN(キャン)インベーダー」と呼ばれるもの。どういったやり方なのか、簡単にご紹介しましょう。

最近のクルマは、エンジンやドアロック、エアコンなど、様々な機能をコンピューターで制御しています。そしてこれらのコンピューターは、車内のネットワークで繋がれているんです。

「CANインベーダー」は、特殊な機器を使ってこのネットワークに接続し、ドアロックを開錠したり、エンジン始動の指示を送ることができるんです。

話しを聞くと、大変な作業のように感じますよね。

でも、その作業は簡単で、窓を割るなど車体にキズをつけたりすることもありません。バンパーの一部をはずすなど、慣れた人なら、ものの10分ほどで作業が完了するんだそうです。

では、そんな「CANインベーダー」から、私たちの大切な愛車を守るためには、どうしたらいいのでしょうか?実は「CANインベーダー」は、今のところ対策が難しい手口といいます。しかし、そんな中でも有効なのが、「ハンドルロック」などの防犯器具や防犯ブザー、GPS端末を装着するなどの方法だといわれています。この辺りは、また明日詳しくお話ししましょう。

【様々な自動車盗難対策】7月10日(木)

今週は、「自動車関連の犯罪」をテーマにお送りしています。

きのうも少しご紹介しましたが、最新の自動車盗難の手口に対しては、二重三重の防犯対策が重要になっています。そこで今朝は、オススメの防犯対策について、いくつか取り上げてみたいと思います。

まずは、物理的な方法で運転や走行をできなくしてしまう防犯グッズです。

ハンドルロックは、棒状の器具をハンドルに取り付け、鍵で固定するもの。これでハンドルを回すことができなくなってしまいます。またタイヤロックは、その名の通り、タイヤに取り付け、固定してしまうものです。いずれも、犯人に破壊されることもあるそうなので、なるべく頑丈なものを選ぶようにしましょうね。

そして防犯対策には、「大きな音」も効果的です。そこで、警報・通報装置の利用もオススメ!ガラスの振動や、不自然なドアの開閉に反応して防犯ブザーを鳴らしてくれます。

また、犯人に見つかりにくい場所にGPSを取り付けておくのもいいですね。無力化される可能性のある純正のものとは、別に潜ませておくことで、盗難に遭った場合でも、クルマの位置情報を確認して、
発見できる可能性が高くなります。

今や、車の盗難防止対策としてさまざまなアイテムが、市販されています。カーディーラーやカー用品店のスタッフなどに、ぜひお気軽に相談してみてはいかがでしょうか?

【車上荒らしにも注意】7月11日(金)

今週は、「自動車関連の犯罪」をテーマにお届けしてきました。

クルマに関する犯罪といえば、クルマの盗難だけではありません。車内に置いてあるものなどが盗まれる、車上荒らしも心配ですよね。今朝は、その対策について取り上げてみたいと思います。

まず、クルマを駐車するときには、なるべく人目につきやすい場所を選びましょう。柱や壁などの陰になっているような場所は、犯罪者に狙われやすくなりますよ。

そして、クルマを離れるときには、ほんのわずかの間だと思っても、必ずドアをロックするようにしましょう。犯罪者は、ほんのわずかなスキも見逃さないものです。

また車内に、モノを残さないことも大切ですよ。財布などを、見える場所に置いていくなんて、もってのほか!さらにバッグや、思わせぶりな箱・袋など、犯罪者の興味を惹きそうなモノも、そのままにしていってはダメです!

その他、車上荒らし対策としては防犯ブザーやドライブレコーダー、監視カメラなどを活用するのも有効です。とにかく、「自分だけは大丈夫」という考えが一番キケンです!みなさん、日頃から十分注意しましょうね。

今週は、「自動車関連の犯罪」をテーマにご紹介しました。

◆ 身近に潜む、意外な落とし穴の対処法

2025/7/4 UP!

クルマを所有、運転していると、普段はあまり意識することのない、意外なトラブルに見舞われることがあります。そこで今週は、実は身近に潜む、「意外な落とし穴の対処法」をテーマに、さまざまな情報を取り上げていきたいと思います。

【ハンドルロック】6月30日(月)

ところで、クルマに乗り込み、エンジンをスタートさせようと、イグニッションキーを差し込んで回しても、キーが回らず、エンジンがかからない・・・。さらに、ハンドルも固まっていてびくともしない・・・。そんな状態になったら、皆さんはどうしますか?

運転に不慣れな人なら、「故障かも!?」と慌ててしまいそうですね。しかし、その原因は、「ハンドルロック」、または「ステアリングロック」と呼ばれる、盗難防止のための機能なんです。これは、キーを抜いた状態のままハンドルを回そうとすると、強制的にロックがかかり、ハンドルを動かせなくなるというもの。

もし、この状態になったとしても、解除方法はとても簡単です。まず、シフトレバーがP(ピー)の位置であることを確認して、ハンドルを左右どちらかに回しながら、キーを回してみてください。キーが回れば、ステアリングロックも解除されます。

一方、キーを差し込まないスマートキーの場合は、ハンドルを左右に素早く小刻みに回しながら、パワースイッチを押してみてください。これで解除されるはずですよ。

イザという時に慌てることのないよう、しっかり覚えておいてくださいね。

【スマートキーの電池が切れたら】

今週は、「意外な落とし穴の対処法」をテーマにお送りしています。

ところで、皆さんのおクルマのキーは、どんなタイプですか?最近は、ドアの解錠・施錠、そしてエンジンなどのオン・オフを、ワンタッチで行えるスマートキーをお使いの方、多いのではないでしょうか。

とっても便利なスマートキーですが、もし外出先で、急に電池が切れてしまったらみなさんは、どうしますか?電池が切れたら、いつも通りドアロックを解除することもできませんし、仮にロックしてなくて乗り込めたとしても、エンジンをかけることだってできません。かといって、その場で周りを見渡しても、電池を売っているようなお店は、全然見当たらず・・・。

でも、安心してください! ちゃんと対処法があるんです。

例えばトヨタ車の場合なら、スマートキーの本体に鍵穴に差し込んで使えるテクニカルキーが内蔵されています。それを取り出して、運転席ドアのロックを解除して乗り込みます。

そして、シフトポジションが「P」にあることを確認し、ブレーキペダルを踏みながら、スマートキーをエンジンスタートスイッチまたはパワースイッチに近づけます。これでスイッチが光ったり、音で反応があれば、そのスイッチを押してください。エンジンやハイブリッドシステムなどが始動して、クルマを動かすことができますよ!

もちろんその後は、速やかにスマートキーの電池を交換するのを、忘れないでくださいね。

【燃料の入れ間違い】7月2日(水)

最近では、セルフ式のガソリンスタンドがすっかり定着して、リスナーさんの中でも、よく利用されているという方、きっと多いでしょうね。ただ、そんなセルフ式のガソリンスタンドで起こりがちなのが、燃料の入れ間違いです。

特に多いのが、ガソリンと、主にディーゼル車に使われる軽油を間違えて入れてしまうケースです。

ただマイカーといった、自分が普段から乗っているクルマなら、燃料を間違えるようなことはほぼないでしょうね。気を付けなければいけないのは、会社のクルマやレンタカーなど、普段とは違うクルマを運転している時です。そうしたクルマを利用する時には、取扱説明書などで、燃料の種類を確認しておきましょう。

でも、ついうっかり、ガソリンと軽油を間違って入れてしまった場合は、エンジンを始動したり、電源をONにしたりしないでください。整備工場での、燃料の抜き替えが必要になります。

もし、エンジンを始動してしまった場合は、燃料の入れ替えだけでなく、燃料フィルターの交換や燃料配管の洗浄などが必要となります。なお、ディーゼル車にガソリンを入れた場合は、噴射ポンプなどが故障している可能性もあります。修理代もかさんできますので、みなさん、給油の際は、日頃から十分気を付けてくださいね!

【走行中にエンストしたら】7月3日(木)

多くのクルマがオートマチック車の現在、エンジンが止まる、エンジン・ストール、つまりエンストを起こすことって、まずありませんよね。

でも実は、オートマチックのクルマでも、何らかの理由で、エンストを起こすことがあるんです。
しかも、運転していて発生するケースだってあるんですが、もしそんな事が起こったとしたら、皆さんはどう対応しますか?

走行中、警告灯が一斉に点灯した場合、エンストした可能性があります。この時、エンジンが止まっていることを確認したら、落ち着いてハザードランプを点灯させましょう。そして惰性で進みながら、路肩など安全な場所にクルマを停止させます。

ここで注意したいのが、エンジンが止まったからと、慌てて急ブレーキをかけるようなことはしないでください。後続車に追突される危険性がありますからね。また、エンジンが止まると、パワーステアリングやブレーキブースターなどが停止し、ハンドルやブレーキの操作が、非常に重くなってしまいます。そんな時は、いつも以上に力を入れて操作してください。

クルマが停止したら、エンジンが再始動できるか試してみましょう。それでも警告灯が点灯したり、エンジンから変な音がするようなら、すぐにスイッチを切って、カーディーラーなどに連絡してください。もちろん、エンジンが再び動き出したような場合でも、できるだけ早く点検してもらうようにしましょうね。

【収れん火災に注意】7月4日(金)

今週は、「意外な落とし穴の対処法」をテーマにお届けしてきました。

これから、ますます太陽の日差しが厳しさを増す季節ですね。ところで、そんな強い日差しが、車内にある意外なものによって、火災の原因になることがあるといいます。みなさん、それがどんなモノか分かりますか?

その代表的なものの一つが、ウインドーに透明な吸盤で貼り付けたアクセサリーなどです。

では、どうしてそんなものが火災の原因になるのでしょうか?

実は、吸盤の部分に太陽光が当たると、それがちょうど虫めがねのレンズのような働きをしてしまい、
光を集める「収れん」という現象が起きます。これがシートといった車内の燃えやすい部分にあたり、火災が発生するという仕組みです。こうした「収れん火災」は他にも、ダッシュボードの上に置いた芳香剤のビンや、水を入れたペットボトルなどが原因となって、発生した例があるといいます。

収れん火災は、年間を通しての注意が必要ですが、なんといっても危険性が高いのが、夏です!
車内にそうした光を集めそうなものは、置かないようにしてくださいね!

今週は、「意外な落とし穴の対処法」をテーマにご紹介しました。

◆ 雨天での運転のポイント

2025/6/27 UP!

視界が悪く、路面も滑りやすくなる雨の日の運転。

首都高速道路会社の調べによりますと、雨天時の1時間当たりの死傷事故の件数は、雨が降っていない時に比べて、およそ4倍も多くなるといいます。それだけに、慎重に運転することが大切です。

そこで今週は、「雨天での運転のポイント」をテーマに、さまざまな注意点などを取り上げていきたいと思います。

【雨天時の安全運転の基本】6月23日(月)

まず今朝は、雨の日の運転で気をつけるべき基本をチェックしておきましょう。

雨が降り始めたら、スピードを抑えて運転するようにしてください。雨の日は視界が悪いので、歩行者や自転車などに気付くのが遅れがちです。危険を見落とすことのない、より慎重な運転が求められます。

また、雨が降ると路面が滑りやすくなり、ブレーキを踏んでから車が停止するまでの距離も長くなります。スリップ事故の危険性も高くなってしまうので、スピードの出し過ぎには気を付け、車間距離も十分取るようにしましょう。

そして、雨の日の運転で重要なのが、周囲の安全確認です。水滴が付いたウインドーやドアミラーだと、後方からやって来るバイクや自転車などが見えにくくなります。雨の日は特に、左折や進路変更をする際は、ミラーだけでなく、実際に振り向いて自分の目で確認することを徹底し、くれぐれも見落とさないようにしてくださいね。

【雨の降りはじめに注意】6月24日(火)

雨が降っている時の運転では、常に気を付けなければならないのはもちろんですが、中でも「雨の降り始め」は、より注意したいポイントがあるんです。

まず雨の降り始めは、路面にホコリや泥が浮いて、特に滑りやすくなるといいます。ちなみにスリップ事故の要因で、一番多いのが、スピードオーバーだそうです。雨の日、普段と同じ感覚でカーブに進入すると、タイヤが横滑りしてコントロールが効かなくなり、接触事故などを起こす可能性があります。きのうもお話ししましたが、雨の日には、スピードを抑えて運転するようにしましょう。

その他、雨の降り始めで注意したいのが、歩行者や自転車などの動きです。

雨が降り始めると、カサを持ってない歩行者は、濡れずに先を急ごうと考えて、左右の安全確認を十分しないままに道路を横断したり、周りをよく見ずに、車道へ飛び出したりすることがあります。また、自転車も同じで、急に道路を横断したり、後方の確認もせずに、車線を変更したりすることがあります。

雨の降り始めは、歩行者や自転車が、このような予想外の動きをしがちだということを頭に入れて、
その一連の動きには、十分注意を払うようにしましょう。

【雨の日にはヘッドライトなどで目立つように】6月25日(水)

今週は、「雨天での運転のポイント」をテーマにお送りしています。ご存知の通り、雨の日は視界が悪くなります。ただこれは、他のクルマや、歩行者・自転車などにとっても同じこと。そのため、相手から見落とされないように配慮することも、雨の日の安全運転のためには大切です。

そこで今朝は、雨が降る中での、自分のクルマを目立たせるためのポイントを取り上げてみましょう。まず、雨で薄暗い時には、昼間であっても、早めにヘッドライトを点灯しましょう。よくスモールライトだけ点灯しているクルマを見かけますが、雨の中においては、少し離れてしまうと、スモールライトはほとんど目立たなくなってしまいます。昼間なので、ヘッドライトを点けることに少し気おくれするのかもしれませんが、どうせ点けるなら、しっかりとヘッドライトを点灯するようにしましょう。

そして、道を右左折する時には、早めにウインカーを出すようにしてください。見通しの悪い雨の中では、ウインカーをちょっと出しただけでは、周囲のクルマなどに、認識してもらえない可能性があります。すると、道を曲がろうと減速したところで、追突されるなど、事故につながる可能性があります。普段から、曲がる直前の一瞬にしかウインカーを出さない、というのが習慣になっているようなドライバーさんは、特に要注意です。しっかりとウインカーを出すよう、心がけてくださいね。

 【水はねや泥はねにも注意】6月26日(木)

今週は、「雨天での運転のポイント」をテーマにお送りしています。雨の日には、いつにも増して、事故に注意して運転しなければいけませんが、その他にも、気を付けるべき注意点があります。それが、水や泥をはねて、歩行者にかけてしまわないようにすることです。

ぬかるみや水たまりを通行するとき、徐行などしないで、人に泥水などをはねかけ、迷惑をかける行為は、実は道路交通法で、しっかり禁止されているんです。

もし違反した場合、違反点数はありませんが、反則金は、普通自動車の場合は6000円。中型車や大型車では、7000円となります。このルール、ベテランのドライバーさんたちでも、知らないという人、意外にも多いようですね。

では、どのぐらい徐行すれば、泥や水をはねとばさなくて済むのでしょうか?JAF・日本自動車連盟では、この「水はねによる歩行者への影響」について、以前、検証する実験を行っています。

その実験によりますと、深さおよそ1センチの水たまりを、時速40キロでクルマが通過した時、高さにして1メートル以上、距離はおよそ2メートルまで水がはねたそうです。それを例えば50センチ以下に抑えるためには、時速10キロまで落とさないといけなかった、といいます。歩行者のそばに水たまりなどがある場所を走行する際は、慎重かつ十分注意したうえで、運転してくださいね。


【豪雨の時の注意点】6月27日(金)

今週は、「雨天での運転のポイント」をテーマにお届けしてきました。

ところで、これから迎える夏場は、梅雨末期の大雨に限らず、ゲリラ雷雨や台風など、豪雨に見舞われることがよくありますよね。そんな時期の運転には、特に注意したいポイントがあります。

例えば、豪雨の際に、近年各地で起こっている道路の冠水。

ニュースなどで、その水の中をクルマが勢いよく走っている映像を見ますが、実はあれ、決してオススメできる行動ではないんです。冠水路は、見た目には、どのぐらいの深さがあるか分かりません。
うかつに進入し、マフラーなどを通してエンジンに水が入れば、廃車となってしまう、重大な故障につながる可能性があるんです。道路が冠水している場合は、決して無理に通らず、迂回するようにしましょう。

そして、豪雨の時に危険なのが、アンダーパスやトンネルなど、周囲より低くなっている場所です。
こうした場所には、周辺から雨水が流れ込んできます。ここで立ち往生してしまうと、クルマが水没してしまう危険性があり、命の保証もありません。そうした場所は、避けて通行するようにしてくださいね。

さらに、極端な豪雨時においては、運転をすること自体が危険です。そんな時には、決してムリをしないで、運転を見合わせることも考えるようにしましょう。

今週は、「雨天での運転のポイント」をテーマにご紹介しました。

◆ 高速道路での逆走

2025/6/20 UP!

高速道路での逆走車は年々増える傾向にあり、周りのクルマを巻き込んだ事故も多発しています。そこで今週は、社会問題となりつつある「高速道路での逆走」をテーマに、さまざまなポイントなどを取り上げていきたいと思います。

【逆走はどのぐらい発生しているのか】6月16日(月)

まず、逆走ってどのぐらいの頻度で発生していると思いますか?

2015年から2023年に、全国の高速道路で、逆走によって事故になったり、逆走車が確保されたりした事案を集計した結果によりますと、平均して2日に1回以上、発生しているんだそうです。その内、事故になっているのは毎年40件程度だといいます。

こうした逆走による事故では、死亡事故となる割合も高くなっていて、高速道路での事故全体に比べて、およそ38倍も高いといいます。それだけ逆走が、命にかかわる危険な行為だということが分かりますね。

では、こうした逆走をする人は、どのぐらいの年齢層が多いんでしょうか?

リスナーさんの中には、年配の方々に多いのでは、というイメージが、ひょっとしたらあるかもしれませんね。そこで、2023年の統計を見てみますと、65歳以上の高齢者が、全体のおよそ7割を占めていました。確かに高齢者による逆走が多く発生しているんですが、それだけではありませんよ。30歳から65歳未満が23%、30歳未満も9%となっていて、高齢ドライバーだけでなく、若い年代も逆走していることが分かります。

若い方も、逆走を決して他人事と思わずに、日頃から十分注意してくださいね!

【逆走車に備える】6月17日(火)

今週は、「高速道路での逆走」をテーマにお送りしています。

きのう、高速道路で多くの逆走が発生していることをご紹介しました。では、いつやって来るか分からない逆走車に対して、ドライバーさんはどんなことに注意したらいいのでしょうか?

まず高速道路では、逆走車が発生すると、電光掲示板やハイウェイラジオで知らせてくれます。そうした注意喚起を見のがさないように、十分気を付けましょう。

逆走車が発生したことが分かったら、近くにサービスエリアやパーキングエリアがあれば、一旦そこに入って、逆走車をやり過ごすのが一番安全です。しかしそうした場所がない場合は、まず速度を落として走行します。速度が速いと、逆走車に遭遇した時に、接近するまでの時間が余計に早くなります。万一衝突すれば、それだけ衝撃も大きくなりますからね。

また逆走車は、自分は左端の走行車線を走っているつもりで、中央寄りの追越車線を逆走してくることが多いそうです。そのためできるだけ、左寄りの走行車線を走る方が安全です。

そして、車間距離を開けておくことも大切ですよ。十分な車間距離がとれているほうが、逆走車を見つけやすくなります。さらに、インターチェンジの出入口付近は、突然逆走車が出て来ることがありますので、注意しましょう。

【実際に逆走車に遭遇したら】6月18日(水)

きのう、高速道路を走行するとき、逆走車に備えて心がけた方がいいことを取り上げました。では、もし実際に逆走車を発見したら、どうすればいいんでしょうか?

まず、前方や周囲のクルマの動きに違和感を覚えたら、「まさか逆走車?」などと考えているヒマはありません。すぐに「逆走車かもしれない!」と考え、対処するようにしましょう。

そして逆走車を確認したら、後続車などを確認したうえで、車の速度を落とすためブレーキを踏みます。減速して逆走車と衝突するまでの時間を稼ぐと同時に、たとえ衝突したとしても、被害を軽減することができますよ。またブレーキランプが点灯することで、後続車にも異常があったことを知らせることができます。

逆走車が同じ車線を走ってきている場合は、左側の車線に移ります。

この時は、路肩や路側帯でも構いませんよ。もし、左側の車線に他のクルマがいて車線変更できない場合は、さらにブレーキを踏んで、そのクルマを先に行かせ、その後につくようにしましょう。

それでも車線変更が難しい場合は、何とかして正面衝突は避けなければいけません。走っている車線内でクルマをなるべく左端に寄せるなど、少しでもクルマを左に向けます。日本では非常時、とっさにハンドルを左に切る人が多いので、逆走車も左にハンドルを切ってくれれば、ギリギリ回避できるか、軽い接触で済む可能性があります。

みなさん、最後まであきらめてはダメですよ。

【高速道路を逆走しないためには】6月19日(木)

きのうまで、逆走してくるクルマについての対処を中心にお話ししてきましたが、今朝は、自分自身が高速道路で逆走しないためにはどうするべきか、取り上げてみたいと思います。

まず、高速道路で逆走してしまう原因の一つとして考えられるのが、一般道から高速道路に乗ろうとするとき、間違って出口から入ってしまうことです。また、サービスエリアやパーキングエリアから出る時、出口と入口を間違えて、逆走してしまうケースもあります。

そこで大切なのは、手前にある進入禁止の標識や、進行方向を示す矢印などを見落とさないことです。

また、本線上を走っていて、目的の出口を通り過ぎたり、行先を間違えたりしても、絶対にバックやUターンはしないでください。例え少しだとしても、これも立派な逆走です!

そんな時には、次のインターチェンジまで行って、一般レーンのスタッフに申し出れば、高速道路を下りずに戻る方法を案内してくれます。これは「特別転回」という方法で、料金についても、間違えて走行したところは徴収されず、目的のインターチェンジまででOKです。ただ、一部のインターチェンジでは構造上、「特別転回」が出来ないケースがありますので、その際は、ご了承ください!

【高速道路を逆走した時は?】6月20日(金)

きのう、みなさん自身が逆走しないためのポイントを取り上げましたが、もし気付かないうちに、自分が逆走していたら、どうしますか?今朝は、そんな「もしも」の時の対処法について、チェックしておきましょう。

高速道路などを走行していて、中央分離帯が左にあったり、目の前に見える案内標識や規制標識の裏面が見えたりしている場合、逆走していると考えられます。

そんな時は、まず路側帯など、安全な場所に停止してハザードランプを点灯させます。この時、わざわざクルマの向きを直す必要はありませんよ。路上でUターンしたり方向転換したりする行為は、みなさんが考える以上に危険ですからね。

続いて、ガードレールの外側など安全な場所に避難してください。

クルマの中にとどまったり、クルマの周囲をウロウロしているのは、大変危険です。そして、携帯電話で110番や道路緊急ダイヤル#9910、または設置されている非常電話で、逆走したことを通報するようにしてくださいね。

今週は、「高速道路での逆走」をテーマにご紹介しました。

◆ 雨の季節のクルマの備え

2025/6/13 UP!

6月といえば、いよいよ雨の季節ですね。さらに夏以降も、ゲリラ雷雨や台風など、何かと大雨に注意が必要です。

そこで今週は、「雨の季節のクルマの備え」をテーマに、さまざまなポイントについてお送りしたいと思います。

【ワイパーのメンテナンス】6月9日(月)

まず、今朝取り上げるのは、ワイパーです。

雨の日の運転で、特に困るのが視界の悪さですよね。特にワイパーが劣化していると、スジ状の線が残ったり、拭きムラが出たり、おかしな音がしたりします。そんな、ワイパーの拭き取りムラなどがあると、雨の日の視界はますます悪くなりますし、目の疲労も増大させるのでとても危険です。

もしそんな状態になっていたら、速やかにメンテナンスが必要です。特に、ワイパーはゴムの部分、「ワイパーラバー」だけ手軽に取り替えることが出来ますので、異常を感じたらすぐに交換するようにしましょう。

また、「ワイパーラバー」を支えているフレームの部分、「ワイパーブレード」も、ずっと使える訳ではありません。次第に劣化していき、性能が低下していきます。大きな拭きムラが出るような場合は、交換するようにしましょう。

ただ、ワイパーラバーやブレードは、種類が多く、車種に合ったものを選ばなければいけません。不安な方は、お近くのカーディーラーのスタッフに相談してみるのが、間違いがなく、オススメですよ。

【タイヤのメンテナンス】6月10日(火)

雨の日の運転で気を付けなければいけないのが、路面が滑りやすいということです。

スピードを出し過ぎたり、急な運転操作をしたりすると、スリップする可能性があります。そんなリスクを抑えるためには、タイヤをいい状態にキープすることが大切です。

ご存知の通り、タイヤには溝がありますよね。この溝は、タイヤと路面の間にある水を排水するために、とても重要な役割を果たしています。この排水が上手くいかないと、タイヤが水にのってスリップしてしまう可能性があるんです。

そのため法律で、溝の深さが1.6ミリ以上なければ、そのタイヤは使用してはいけないことになっています。でも、1.6ミリまでは安心して使えるかというと、そうでもないんです。

新品のタイヤの溝は、商品にもよりますが、およそ8ミリあります。それが半分の4ミリ程度まで摩耗すると、濡れた路面でのブレーキの制動距離、つまりブレーキが効き始めてから停止するまでの距離が、だんだん長くなってくるといいます。摩耗したタイヤを雨の中で使用するのは、大変危険です。早めに点検・交換をするようにしましょうね。

また、タイヤの空気圧が低くなっていると、タイヤと路面の間の水をうまく排水できず、安全性が大きく低下してしまいます。1カ月に1度程度は空気圧をチェックして、適性に保つようにしましょうね。

【雨天時に邪魔な油膜を除去する】6月11日(水)

今週は、「雨の季節のクルマの備え」をテーマにお送りしています。

月曜日、クリアな視界を保つための、「ワイパー」のメンテナンスについて取り上げましたが、雨の日に視界を悪化させるものは雨粒だけじゃありません。その一つが、油膜です。

フロントガラスに油膜が付いていると、特に雨の日の夜、対向車のヘッドライトなどに照らされ、ギラギラとガラス面が反射してしまうことがありますよね。視界が悪く運転しにくいだけでなく、歩行者などを発見するのが遅れる危険性もあります。

この油膜、一体どうしてつくのかといいますと、大気中の排気ガスや油分を含んだ雨がかかったり、路面の油分が水と一緒にはねて付着したり。さらに、クルマに塗った撥水コーティング剤が劣化して溶け出し、ガラス面にこびりつくといったことも原因となります。

この油膜を取り除くために、様々なアイテムが市販されていますよね。油膜の程度が軽い場合に便利なのが、シートタイプやスプレータイプのもの。あまりに頑固な油膜の場合は、ガラスに薬剤を付けて磨く、研磨タイプを使うのがいいでしょう。

ただ、きれいに取り除こうと思うと、意外と手間がかかります。そんな時にオススメしたいのが、カーディーラーなどに油膜取りをお願いしてしまうことです。プロの技で、きれいに油膜を取り除き、本当にクリアな視界を蘇らせてくれますよ!

【ガラスコートでクリアな視界】6月12日(木)

今週は、「雨の季節のクルマの備え」をテーマにお送りしています。

雨の日、クリアな視界を保つことが、安全運転の基本だということは、今週何度もご紹介していますね。今朝はその仕上げとして、ガラスコートを取り上げてみたいと思います。

ガラスコートというのは、ガラスの表面にコーティング剤を塗ることで被膜を作り、付着した水を小さな球にして、視界を確保するものですよね。このガラスコーティングをするメリットは、雨の日に視界をクリアにするだけではありませんよ。

例えば、ガラスに汚れが付着しにくくなり、お手入れが簡単になります。もし汚れなどが付いたとしても、コーティング剤のおかげで落としやすくなりますよ。また、これからの季節、虫の死骸などが付いた時でも、取りやすくなるのは、嬉しいポイントですよね。

そんな、メリットが多くあるガラスコートは、カー用品店などで様々な種類が販売されています。ただし、きのうもお話ししたように、油膜をしっかり落としてからでないと、汚れの上から塗ることになり、十分な効果を発揮できない可能性があるんです。しっかり効果を得るためには、カーディーラーなどで、油膜落としとガラスコートを一緒に依頼するのがいいでしょう。油膜や汚れをきれいに落としてからコーティングしてくれるので、効果も倍増しますよ!

そして、ドアミラーも雨粒が付くと、後方の視界が悪くなってしまいます。
こちらにも撥水コーティングをしておくのがオススメですよ。

【カーエアコンのメンテナンス】6月13日(金)

ところで、湿度が高く、フロントガラスが曇りやすい梅雨どき。そんな曇りを取り除くのには、カーエアコンのスイッチを入れるのが効果的です。

ただ、みなさんのおクルマは、カーエアコンを動かしてみると、イヤ~な臭いが噴き出したりしていませんか?そんな臭いの原因となっているのが、エバポレーターと呼ばれる、カーエアコンのパーツです。

エバポレーターは、エアコンガスを内部で蒸発させて、その気化熱によって空気を冷やすパーツ。つまり、エアコンの冷たい空気を生み出すまさに中心なんです。しかしそのため、結露が発生しやすく、カビやダニが繁殖しやすい場所。それが、臭いの原因になっているといいます。

そんなニオイは、エバポレーター表面の汚れを洗浄することで解消できます。とはいえ、カーエアコンの内部は構造が複雑。洗浄を行うなら、専門知識を持ったプロに任せるのが一番です。カーエアコンのニオイにお悩みの方は、どうぞお近くのカーディーラーへご相談ください。

今週は、「雨の季節のクルマの備え」をテーマにご紹介しました。

◆ 千葉でホタル観賞

2025/6/6 UP!

この時期、幻想的な光を瞬かせながら静かに舞う、ホタルの群れ。まさに、日本の原風景とも言える光景ですね。千葉県内にも、そんなホタルが見られるスポットがいくつもあります。

そこで今週は、「千葉でホタル観賞」をテーマに、さまざまなスポットを取り上げていきたいと思います。

【泉谷公園のホタル】6月2日(月)

まず今朝は、千葉市緑区にあります「泉谷(いずみや)公園」をピックアップしましょう。

「泉谷公園」は、おゆみ野地区のほぼ中央に位置する、およそ7ヘクタールの自然豊かな公園です。この公園内に、ホタルを人工飼育している「ほたる生態園」という施設があって、毎年5月下旬から6月上旬ごろまで、ゲンジボタルを池や水路の周辺に放しているんだそうです。

ちなみに、ホタルの見ごろの時間帯は、夜7時半ごろから9時ごろまで。園内は暗いので、お出かけの際は、足元を照らす懐中電灯などが必要です。ただ、明るすぎるライトや、直接ホタルに光を向けたりするとホタルによくありませんし、他の方にも迷惑です。マナーは必ず守りましょうね。

そんな「泉谷公園」へのアクセスは、千葉東金道路の大宮インターチェンジからだと、県道千葉・大網線で大網方面へ。JR鎌取駅前を過ぎて250メートルほど進み、T字路を右折して1キロほどで到着です。園内には20台ほど停められる駐車場もありますが、ホタルの時期は非常に混雑しますので、公共交通機関の利用も、検討してくださいね。

【養老渓谷(滝見苑)のホタル】6月3日(火)

さて今朝は、大多喜町にある養老渓谷の温泉旅館、「秘湯の宿 滝見苑(たきみえん)」をピックアップしましょう。千葉を代表する名瀑、「粟又の滝」を見おろす所にあるこちらの宿。この時期、近くで、天然のゲンジボタルが飛び交う様子を見ることができるんです。

このプランに申し込むと、まずチェックイン時に、ホタル鑑賞マップとランタンが渡されその後、その日の最新情報をもとに歩いて10分ほどのスポットへ行くと、そこには幻想的な光景が!

実はここ、「養老渓谷温泉旅館組合」所属の宿が、合同でホタル観賞ツアーを行っている場所なんです。
他の宿は少し離れているため、送迎バスなどに乗って来ることになるんですが、「滝見苑」からは、気軽に歩いて行くことができるんです。

「滝見苑」からこのホタル観賞に参加できるのは、宿泊者限定となっています!また、プラン自体は6月の上旬から下旬まで販売されますが、例年、ホタルの見ごろは6月上旬頃だそうです。

さて、そんな「秘湯の宿 滝見苑」へのアクセスは館山自動車道の市原インターチェンジからだと、国道297号や県道81号などを経由して、45キロほどで到着です。

色にぎやかな紅葉の時期とはまた別世界の、緑一色のまぶしい季節にホタルを愛でながら、宿自慢の露天風呂や、旬の素材を活かした絶品料理など、ぜひご家族で、心ゆくまで楽しんでみてはいかがでしょうか。詳しくは、旅館のホームページをご覧くださいね。

【ロマンの森共和国のホタル】6月4日(水)

「千葉でホタル観賞」をテーマに、今週はお送りしています。

今朝は、自然に近い環境でホタルが見られると評判の、君津市にあるリゾート施設、「ロマンの森共和国」を取り上げてみたいと思います。一般的に、こうした施設のホタル観賞イベントというと、他で捕まえたホタルを展示するといったスタイルが主流ですが、こちらは違います。

実は、園内にある「遊びランド」の一角には、平成3年、つまり35年も前から手掛けてきた、ホタルのための巨大ビオトープ、「ホタルの谷」があります。こちらでは季節になると、数多くのホタルが羽化し、淡い光を放ちながら飛び交い、幻想的な光景を見せてくれます。自然に近い状態のホタルを見られる場所は、関東では珍しいそうですよ。

今年のホタル観賞は、先月30日から始まっていて、今月の29日・日曜日まで毎晩開催されます。
ホタルの種類は、6月中旬までは、ゲンジボタル、6月上旬から下旬にかけてはヘイケボタルが見られるそうですよ。

また、ホタル観賞の期間中の土曜・日曜は、他のアトラクションの営業時間も延長しているので、ホタル観賞の時間までたっぷりと遊べますよ!

そんな、「ロマンの森共和国」へのアクセスは、館山自動車道の君津インターチェンジからだと、鴨川方面へ25分ほどで到着します。みなさんもぜひ、この時期ならではの、ホタルが放つ、はかなくも優しい光に癒されてみませんか。


【船橋市運動公園「ホタルの里」】6月5日(木)

今週お送りしているテーマは、「千葉でホタル観賞」です。

ホタルというと、都市部の喧騒を離れた、きれいな川が流れる静かな山奥でないと見られない、というイメージが、多くの皆さんの中には、あるかもしれませんね。でも実は、都心に近い船橋市でも見ることができるんです。

ということで、4日目の今朝ピックアップするのは、船橋市にあります「船橋市運動公園」の「ホタルの里」です。ちょうど、今日6月5日から9日・月曜日までの5日間は、ホタルの鑑賞会が行われます。

こちらで見られるホタルは、ゲンジボタル。体長15ミリほどと比較的大きなホタルで、強くゆったりとした光を放つのが特徴です。

そんなホタルの光を感じながら自然に親しめるようにと、コチラでは、40年前の1985年から鑑賞会が行われていて、およそ1000匹ものホタルが夜空を彩ります。定員は、それぞれの日で先着1000人。料金は無料です。

そんな、毎年人気のホタル鑑賞会が行われる「船橋市運動公園」へのアクセスは京葉道路の原木インターチェンジからだと、県道などを経由して15分ほど走れば到着です。

ホタルが放つ幻想的な淡い光を眺めながら、街なかで舞う、生命の神秘に触れてみてはいかがでしょうか。

【市川市動植物園(大町自然公園)のホタル】6月6日(金)

最後にピックアップするのは、市川市の「市川市動植物園」に隣接している、「大町(おおまち)自然観察園」です。こちらで見ることができるのは、ヘイケボタル。すべて、この自然観察園に自生している野生のホタルです。

ホタルといえば、ゲンジボタルと、ヘイケボタルが有名ですよね。ゲンジボタルは、体長15ミリほどと少し大きめ。それに対してヘイケボタルは、体長およそ8ミリと、ゲンジボタルに比べれば小ぶりなうえ、チカチカと点滅するような光を放つのが特徴です。点滅のスピードもやや早いんですよ。

「大町自然観察園」では、毎年ホタルの発生に合わせて、7月に「ホタル鑑賞会」を行っています。入園は無料です。

そんな、「大町自然観察園」がある「市川市動植物園」へのアクセスは、京葉道路、原木インターチェンジからだと、中山競馬場方面へ10キロほど走れば到着します。

美しく飛び交うホタルの姿を楽しみながら、自然の素晴らしさを味わってみてくださいね!

今週は、「千葉でホタル観賞」をテーマにご紹介しました。

◆ 踏切での安全を考える

2025/5/30 UP!

近年、都心部などで鉄道の高架化や地下化が行われていますが、全国的にみても踏切の数は減少傾向にあるといいます。ただ、千葉県はもちろんのこと、各地域に踏切はまだ多くありますし、中には遮断機だけでなく、警報器もない踏切が残っている場所もあります。

そこで今週は、「踏切での安全を考える」をテーマに、さまざまなポイントを取り上げていきたいと思います。

【踏切を渡る時の基本】5月26日(月)

まずは、踏切をクルマで通行する時の基本について、改めてチェックしておきましょう。

まず踏切では、直前で一旦停止をして、前方、つまり踏切を渡った先に自分のクルマが入れる十分なスペースがあるか、しっかりと確認しましょう。

そして、首を振って左右を確認します。この時、運転席の窓を少し開けて、警報音が鳴っていないか確かめてくださいね。もしこの時に、警報器が鳴り始めたら、停止線で停まったまま、電車が通過するのを待ちましょう。行けそうだと思っても、無理に渡ってはダメですよ。

また場所によっては、信号機が設置された踏切があります。

そんな踏切では、信号の表示に従って進むことができます。踏切を通過する際も、直前で一時停止する必要はありませんよ。とはいえ、一般的な安全確認の義務は免除されません。道路交通の状況をよく確認したうえで、進むようにしてくださいね。

【前方にスペースがなければ踏切に進入しない】5月27日(火)

きのうも少しお話しましたが、踏切を渡る前に一時停止したら、前方、特に踏切を渡った先に、
自分のクルマが入れる十分なスペースがあいているか、ちゃんと確認してから踏切に進入することが大切です。

前方が塞がった状態なのに踏切に入れば、当然、踏切の中で立ち往生することになります。

前のクルマが進んで、無事に渡り切ることができればいいですが、もし、動けない状態となってしまった時に列車が接近すれば、当然、大事故は免れません。

また踏切には、渡りきるまでに距離のあるモノや、ふたつの踏切が連続していて、その中間に停止ゾーンがあるモノなど、見極めが難しいケースもありますので、初めて通る場所では、無理は禁物です。

ただ、渡った先にスペースがないとき踏切に入ってはいけない、というのは、「そんなの当たり前!」と思う方も、中にはいらっしゃるでしょう。しかし街なかを見ていると、実際にそうした状況で、踏切に進入するクルマを、結構見かけることがあります。大変危険な行為ですので、十分注意するようにしてくださいね!

では、もし踏切の中にいて、警報器が鳴りだし、遮断機が下りてしまったら、どのように対処したらいいんでしょうか?

これについては、また明日ご紹介します。

【踏切内に閉じ込められたら】5月28日(水)

警報器が鳴っているのに踏切に進入したり、踏切を渡った先にスペースがないのに踏切を渡り始めるのは、どちらもしてはいけない、危険な行為です。

もし、そんな運転をした場合や、他の何らかの事情によって、渡っている途中に遮断機が下り、踏切に閉じ込められてしまったとしたら、皆さんはどうしますか?

そんな時は、クルマが動かせるなら、ゆっくりそのまま前進してください。
そして、遮断棒をゆっくりクルマで押し上げていくと、外に出ることができます。

でも、遮断棒を折ってしまうかもしれない・・・、とか、クルマにキズが付くかもしれない・・・、なんて考えて、つい及び腰になる人、やっぱりいるかもしれませんね。しかし、クルマと列車が衝突したりすれば、それどころではない大事故です。遮断棒を折ってでも、クルマにキズを付けてでも、何はともあれ脱出することを最優先に考えましょう。

また、遮断棒は人の手でも持ち上げられますので、同乗者がいる場合は、遮断棒を少し上げてもらい、脱出するのもいいでしょうね。

でも、何より大切なのは、そうした状況にならないことです。警報器が鳴り始めたら、絶対に踏切には進入しないでください。踏切では必ず、渡った先に、自分が入れるスペースがあるかどうか、しっかり確認してから渡るようにしてくださいね!

【踏切内で動けなくなったら】5月29日(木)

きのうは、遮断棒が下りて、踏切内に閉じ込められた時の脱出方法についてお話しました。

一方、踏切を渡る途中で脱輪したり、エンジンが故障したりして、クルマが動かなくなってしまった場合は、どうしたらいいんでしょうか?

もし、そんなことになったら、即座にクルマを降りて、踏切に設置されている非常ボタンを押してください。

でも、この非常ボタンを押すとなったら、今まで経験したことがないという方がほとんどでしょうから、イザ直面すると、やはり抵抗を感じてしまうという人、結構いらっしゃるかもしれませんね。
とはいえ、躊躇しているヒマはありませんよ。踏切の警報器が鳴り始めてから、最短の場合、20秒ほどで列車がやってくるといいます。それに列車はすぐには止まれませんので、一刻も早く、非常ボタンを押して、運転手に知らせることが大切です。

また、この非常ボタンを押したあとですが、乗っていた人は、速やかに踏切の外へ出てください。そして、非常ボタンの近くに書かれている電話番号に連絡し、事情を伝えましょう。

ただ、列車を止めてしまうと、鉄道会社からとがめられるのでは? と、不安に思う方もいることでしょう。しかし、列車の運行を妨害するような悪質なものでなければ、非常ボタンを押しても、とがめられることはないそうです。

危険と判断したら、迷わずに非常ボタンを押してくださいね。

【自分の目と耳で安全を確認】5月30日(金)

今週は、「踏切での安全を考える」をテーマにお届けしてきました。

踏切というと、必ず警報器があり、列車が接近すると遮断棒が下りるもの・・・、と思っている方、リスナーさんの中にも、いらっしゃるかもしれませんね。そんな皆さんは、警報器が鳴ったり、遮断棒が下りたりしていなければ、「どうせ列車は来ないだろう」と考え、安全確認をついおざなりにしていませんでしょうか?

でも、世の中の踏切には、警報器はあるものの遮断機がない「第三種踏切」や、遮断機はおろか、警報器もない「第四種踏切」と呼ばれるものもあります。ちなみに「第四種踏切」は、千葉県内でも去年4月の時点で84カ所もあったそうです。そうした踏切では、自分の目と耳で、十分な安全確認をすることが、とても大切です。

また、警報器や遮断機を備えた「第1種踏切」でも、機械が故障しないとは限りません。実際に去年2月には、大阪市を走る南海電鉄高野線の踏切で、列車が通過する直前に、故障により遮断棒が上がり、
乗用車が進入して列車とぶつかる事故がありました。

こうした遮断機や警報器の故障は、全国各地で発生しています。皆さんも、踏切では警報器などとは別に、自分の目と耳でも、しっかり安全確認を行うようにしてくださいね。

今週は、「踏切での安全を考える」をテーマにご紹介しました。

◆ 千葉でバラをたのしむ

2025/5/23 UP!

5月から6月にかけてのこの時期、華やかで美しい花を咲かせる植物といえば、そう、バラですよね。
実は千葉県は、魅力的なバラ園が数多くあるんです。そこで今週は、「千葉でバラを楽しむ」をテーマに、さまざまなスポットを取り上げていきたいと思います。

【谷津バラ園】5月19日(月)

まず今朝ピックアップするのは、習志野市にあります「谷津バラ園」です。

こちらのバラ園は、およそ1万2600平方メートルの園内に、800種類、7500株ものバラが植えられています。世界各国の優れたバラを鑑賞でき、「プリンセス・ミチコ」や「クイーン・エリザベス」など、日本の皇室や各国の王室ゆかりの気品高いバラを集めたコーナーもあります。さらに、習志野市市制50周年を記念したオリジナルのバラなど、ここでしか見ることのできない希少な品種にも出会えますよ。

そして、6種類に分類されるバラの香りを一度に楽しめる、バラ愛好家にはたまらない「香りの庭コーナー」など、多彩な魅力がいっぱいです!

そんな「谷津バラ園」へのアクセスは、京葉道路の花輪インターチェンジからだと、国道14号を経由して、10分ほどで到着します。春バラの見頃は、例年5月中旬から6月中旬ごろまでです。ただ、春バラの季節には、大変混みあいます。また、駐車スペースがあまり広くないこともありますので、ぜひ公共交通機関のご利用も、検討してくださいね。

【佐倉草ぶえの丘】5月20日(火)

昨日の「谷津バラ園」につづいて、今朝ピックアップするのは、1979年佐倉市に設立された「佐倉草ぶえの丘」です。

園内には、線路の全長が1.1キロと国内最大級を誇り、緑の中を爽快に駆け抜けるミニ鉄道のほか、ふれあい動物園、アスレチック、陶芸の体験教室など、楽しいアトラクションがいっぱい!さらに、キャンプ場やログハウスなども完備しています!

そんな「佐倉草ぶえの丘」にあるバラ園には、バラの原種やオールドローズを中心に、約1250種類、2500株ものバラが植えられています。そして2014年には、アメリカの「グレート・ローザリアンズ・オブ・ザ・ワールドプログラム」から殿堂入りバラ園の表彰を受け、さらに翌年には、「世界バラ会連合」から優秀庭園賞を受賞しました。このダブル受賞は、アジアでは唯一、コチラだけだそうですよ!

また、今月10日から6月1日・日曜日までは恒例の「ローズフェスティバル」が開催されています。
通常より1時間早く8時に開園し、早朝の瑞々しいバラを楽しむことができます!さらに、ガーデンコンサートなどのイベントも行われますよ!

そんな「佐倉草ぶえの丘」は、東関東自動車道の佐倉インターチェンジからだと、およそ25分で到着です。世界から高い評価を得たバラ園で、その麗しい花々の数々を、愛でてみてはいかがでしょうか。

【京成バラ園】5月21日(水)

三日目の今朝は、八千代市にあります、「京成バラ園」をピックアップしたいと思います。

広さ3万平方メートルのコチラは、世界の最新品種から野生種まで、多種多様の1600品種、1万株ものバラを楽しむことができる、まさに関東最大級のバラのテーマパークです!

色とりどりのバラが華やかに咲き誇るメインエリア「ローズガーデン」を中心に、ショップやカフェ、ガーデンセンターなどがあって、バラのあらゆる魅力を教えてくれるスポットです。中でも、フランス様式の庭園に、モダンローズを中心としたバラが左右対称に植栽された「整形式庭園」は、目の前に広がる美しい色彩に、思わずうっとりしてしまうはず!

そして、6月15日・日曜日までは、春のイベント、「クイーン オブ ハートのツリーキャッスル」が開催されています。「京成バラ園」初の“小さなお城”「ツリーキャッスル」が登場するなど、大人から子どもまで楽しめますよ!

また、自然素材にこだわり、自家農園で朝摘みした有機ハーブ野菜を使ったガーデンレストランなど、グルメもたっぷり満喫できます! ローズガーデンのバラと共に、ぜひお楽しみください。

そんな「京成バラ園」へのアクセスは、東関東自動車道の千葉北インターチェンジからだと、国道16号を八千代方面へ、30分ほど走れば到着です。

一面の美しいバラに囲まれて、うっとりと過ごす時間、素敵ですよ!

【ドリプレ・ローズガーデン】5月22日(木)

四カ所目となる今朝は、君津市にあります、「ドリプレ・ローズガーデン」をピックアップしたいと思います。

緑豊かな5000坪の敷地の中に、特に香りの強い品種を中心に、イングリッシュローズとオールドローズが、500品種、3000株植えられているこちらは、バラだけでなく園内すべての植物が、なんと完全無農薬で栽培されています。

そして、何より驚きなのは、こちらのガーデン、元々バラ好きが高じてこの地でバラ栽培を始めた個人のお宅のお庭だということ。そのこだわりようには、ビックリです!

敷地内には、庭園のほかに、英国アンティーク雑貨を扱うお店や、食事やドリンクが楽しめる「図書館カフェ」などもあって、お茶を飲みながらゆったりと過ごすことができます。またガーデン内には、保護猫たちがのんびりと暮らしていて、「猫スタッフ」として可愛い姿を見せてくれますよ!

そんな「ドリプレ・ローズガーデン」へのアクセスは、館山自動車の君津インターチェンジからだと、およそ15分で到着です。場所がちょっと分かりにくいので、ぜひ事前にホームページなどで確認してくださいね。

森とキレイなバラに囲まれたこだわりのイングリッシュガーデンで、素敵な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

【市川市動植物園】5月23日(金)

最後にピックアップするのは、市川市にあります、「市川市動植物園」のバラ園です。

「市川市動植物園」といえば、レッサーパンダやオランウータン、カピバラ、ミーアキャットなど、
40種類以上の動物たちを見ることができる人気の施設ですよね。この動物園に隣接する鑑賞植物園には、熱帯植物を栽培している大温室があって、シンボルツリーのタビビトノキやヒスイカズラなど、珍しい植物が目を引きます。また、多肉植物を中心としたサボテン温室もあり、およそ350種の植物が見られますよ。

そしてバラ園は、広大な敷地の洋風庭園になっていて、ツルバラのトンネル、パーゴラ等があり、ローズいちかわ他、110種、934株のバラが植えられています。美しいローズアーチも見どころです!

そんな市川市動植物園は、京葉道路の原木(ばらき)インターチェンジからだと、約10キロ、30分ほど走れば到着します。美しいバラはもちろん、可愛い動物たちとも触れ合うことが出来る、充実した一日が過ごせるスポットですよ!

今週は、「千葉でバラを楽しむ」をテーマにご紹介しました。

◆ 自転車との事故に気をつけよう

2025/5/16 UP!

新緑の季節。 さわやかな風を受けながら、ふらっと自転車でお出かけするのも、気持ちのいいシーズンですね。そんな時期だからこそ、クルマを運転している方は、自転車との事故には、ぜひ注意していただきたいところです。

そこで今週は、「自転車との事故に気を付けよう」をテーマに、様々な注意点などを取り上げていきたいと思います。

【自転車との出会い頭の事故に注意】5月12日(月)

警察庁交通局の統計によりますと、2023年に、自転車に乗っている時に起きた車両相互の事故は全国で6万3629件あったそうですが、そのうちの52.9%、実に半分以上を、出会い頭の事故が占めていたそうです。

出会い頭の事故の多くは、見通しが悪い交差点で起きています。そうした交差点が多い、住宅街などの生活道路を通行する場合は、まずスピードを抑えて走ることが大切です。そして、路面に書かれている十字路や丁字路の表示にもよく目を配って、小さな交差点も見落とさないようにしてください。

また、そうした交差点で、一時停止の標識や表示がある場合は、必ず一時停止して、自転車などが飛び出してこないか、安全確認を行いましょう。

もし、標識や表示がない交差点でも、見通しが悪い場合は、道路交通法で徐行することが義務付けられています。その上で、自転車などが接近してきていないか、よく確認しましょう!

「たぶん、自転車などは来ないだろう・・・」などという、勝手な思い込みこそ事故の元です。皆さん、十分気を付けてくださいね!

【自転車の側方を通行する時には注意】5月13日(火)

クルマを運転していると、前方を走る自転車のすぐそばを、追い抜いたり、追い越したりすることがよくあると思います。その時、みなさんはどんなことに注意していますか?特に、道幅の狭い生活道路では、何かと注意が必要です。

例えば、高齢の方が乗った自転車や、子どもを乗せた2人乗り、3人乗りの自転車、さらに、前のかごや荷台に大きな荷物を載せている自転車などは、近づいてきたとき急にふらつく可能性があります。そばを通過する時には、できるだけ安全な距離を取ると同時に、いつでも停まれるよう、徐行して進むようにしましょう。

また中には、違反行為ではありますが、自転車に乗っている人が、スマートフォンなどを操作していたり、カサを差していたりしていることがあります。そうした自転車は、周囲の状況が見えていない可能性が高いです。出来るだけ距離を取り、徐行して通過するようにしましょう。

その他、前方を走る自転車は、道路脇に駐停車しているクルマなどを避けるため、道路の中央へサッと出て来ることがあります。そんな急な動きにもすばやく対応できるように、自転車が進む先の状況にも常に意識を配り、思わぬ進路変更でもあわてることなく、自転車の動きを予測した運転を心がけるようにしてくださいね!

【5月・6月は高校1年生の自転車に注意】5月14日(水)

ところで、5月・6月は、通学中の高校1年生による自転車での事故が多い、ということを、皆さんはご存知だったでしょうか?

これは、「自転車の安全利用促進委員会」が2017年5月に公表した、「中高生の自転車事故実態調査」によるもの。通学時に発生した高校1年生の自転車事故は、1年を通して、他の中学・高校の学年より多い傾向にあるんですが、5月・6月は、さらに飛びぬけて多く、1.4倍にも上っていたというんです。

その理由は、まず高校生の自転車通学は、中学生のそれより、距離が長くなる傾向がありますよね。
しかし入学直後の4月頃は、生徒さんがまだ緊張しながら運転をしていることもあって、事故に至ることが意外と少ないようなんです。ところが、1、2カ月も経ってくると、通学路に慣れることで、はじめの緊張感が薄れ、注意不足から事故が多くなっている、と考えられています。

もちろん高校生たちにも、ルールを守って安全運転をお願いしたいのですが、ドライバーさん側の注意も欠かせません。自転車は思わぬ動きをすることがありますので、その動きに十分注意を払うことが大切です。また交差点などでは、自転車が飛び出してくるかもしれないと考えて、徐行や一時停止するなど、安全確認を十分行うようにしましょう。

特に、朝夕の通学・下校時間帯は、要注意ですよ!

【特定小型原動機付自転車に注意する】5月15日(木)

今週お送りしているテーマは、「自転車との事故に気を付けよう」です。

きのうまで、一般の自転車との事故防止について取りあげましたが、今朝は、自転車とはいっても、ちょっと違った乗り物を取りあげてみたいと思います。それが、「特定小型原動機付自転車」です。「電動キックボード」とも呼ばれ、都市部などでは、シェアリングサービスもよく見かけるようになりましたよね。

では、そうした電動キックボードとの事故を防止するためには、どんなことに気を付けたらいいか、いくつかポイントをチェックしてみましょう。

まず電動キックボードは、前輪の可動範囲が狭いため、急な進路変更などをすると、バランスを崩して転倒しやすくなります。それに、タイヤが小さいので、自転車なら簡単に乗り越えられるような段差でも、越えることができずに転倒することがあります。そんな急なアクシデントに対して、注意が必要です。

さらに、電動キックボードにはウインカーが付いていますが、後方からは見えにくいことがあります。
前方を電動キックボードが走行している時は、その動きから目を離さないようにして、追い抜きや追い越しをする際は、スピードを落とし、間隔を十分とるようにしましょう。

また電動キックボードは、16歳以上であれば免許が不要です。ただ、安全講習などを事前に受けている訳ではありませんので、必ずしも、安全意識の高い人が運転しているとは限りません。特に、見通しの悪い交差点などでは、一時停止を無視して飛び出してくる可能性もありますので、クルマの方が優先であっても、スピードを抑えて、慎重に運転してくださいね。

【来年4月から自転車にも青切符】5月16日(金)

今週は、「自転車との事故に気を付けよう」をテーマにお届けしてきました。

普段このコーナーでは、ドライバーさんの目線で情報をお届けしていますが、今朝は、ちょっと目線を変えて、自転車に乗る時に注意したいことを取り上げてみたいと思います。

というのも、去年成立した改正道路交通法で、自転車の交通違反に対して、クルマやバイクと同じように反則金の納付を通告する、いわゆる「青切符」による取締りが行われることが決まっていました。そして先月、それを来年4月1日から行う方針が警察庁から示されたんです。

それに伴って、違反ごとの反則金の具体的な額も公表されています。

一番高いのが、スマートフォンなどの「ながら運転」で、1万2000円。
信号無視や逆走、歩道を走るなどの違反は、6000円。
また、指定された場所で一時停止しない違反には5000円、などとなっています。

反則金は、警察官の警告に従わなかったり、危険を生じさせたりした場合の交付を想定していて、16歳以上による113の違反行為が対象となるそうです。

普段、優良ドライバーを自認されている方であっても、「自転車に乗ったらルールは適当・・・」では困ります!自転車でも違反のないよう、しっかりと安全運転を心がけてくださいね!

今週は、「渋滞の時の注意点」をテーマにご紹介しました。

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