2019/4/20 UP!
インターネット上で発信した内容は、半永久に消えることはありません。
これを入れ墨に例えて「デジタルタトゥー」と呼びます。
それは自分が過去に犯してしまった罪も同じ。
先週、番組宛てにあるリスナーさんから相談メールが届きました。
その方は、過去に刑法に触れたことにより
罪を償った今も、実名と罪状がネット上に晒されつづけ
家族を養いたいが、セカンドチャンスを得られず
苦しんでいるという内容です。
このメッセージを受け、4月18日 木曜日
「IT!! PIKACO EDITION」は
デジタルタトゥーだけではなく、
私たちの生活と切っても切り離せない
インターネットの世界、SNSとの関わり方について考えました。
すると、放送中・・
過去に自らが「被害者」という立場に立った経験を持つ
リスナーさんからは、甘い!という叱咤激励のメッセージが!
そして、相談者と同じく過去に違法行為をし、
現在は、社会復帰を果たしているリスナーさんから
自身の経験を踏まえた応援メッセージが多数寄せられます。
「被害者の立場から言わせてもらうと、
決してやられたことは忘れない。今でも悪夢を見ることもがある。
それを忘れないで欲しい」
「自分も5年前に社会復帰した。
世間的には過酷な労働条件だが、一度も遅刻せず
一度も休まず働いている。私たちは償いの気持ちで
生きていかなければならない。あなたももっと真剣に、
一生懸命生きて欲しい」
最後はピカ子も、あくまでも個人の意見として
相談者にメッセージを送りまあした。
「この事件には被害者がいる。
被害者の方は何十年たってもきっと忘れられない
相談者は、過去にやってはいけないことの
一線を越えてしまった。
犯した「罪」は一生消えない。
それは誰の人生にも平等。
だから人は正しく生きなくてはいけない。
長い人生、一度は足を踏み外すこともあるかもしれないが、
「たった一度の過ちなのに…」そういう考えは捨てるべき。
人として間違ったことをしたら、深く反省する。
そして、痛い思いをしても歯を食いしばいながら
今後も就職活動を頑張って欲しい!」
ピカ子からの、熱く真っ直ぐなメッセージでした。
今回取り上げた「デジタルタトゥー」
こちらは、ネット時代ならではの現象ですが
一歩間違えれば、自分だけではなく家族の人生をも狂わせかねません。
そこで、昨今、新たな権利として注目されているのが
「忘れられる権利」です。
これは、一定の期間が過ぎた情報は削除できるというもの。
しかし、一方で…
「忘れられる権利」は、国民に保証されている
「表現の自由」「国民が知る権利」に抵触するため、
認めるには慎重になるべき、との意見も。
「忘れられる権利」と「知る権利」
皆さんは、どちらを尊重しますか??
it!! | bayfm78 | 2019/04/18/木 13:00-16:00 こちら