2026/7/31 UP!
暑い暑い夏。 猛烈な暑さは、クルマにとっても、時に思わぬトラブルの原因になることがあります。
そこで今週は、「夏の高温に要注意」をテーマに、気を付けたい注意点などを取り上げていきたいと思います。
【炎天下の車内の温度は?】7月27日(月)
今朝取り上げるのは、真夏の炎天下で、車内はどのぐらいの温度になるか、です。これについては、JAF・日本(にほん)自動車連盟で実験を行っています。
その実験では、8月の炎天下、外気温摂氏35度という状況の中、正午から午後4時ぐらいまで、車内の温度を測定したそうです。それによりますと、窓を閉め切った黒のミニバンでは、エンジンを止めてからわずか30分後には、車内の温度はおよそ45度を記録。その後、気温はさらに上昇を続け、午後3時頃には55度を突破したといいます。
摂氏55度なんて、びっくりするような気温ですよね!脱水症状や熱中症に、即なりかねない危険な温度です。そんな車内にとどまるのはもちろん、わずかな時間と思っても、小さなお子さんやペットなどを置き去りにしていくのは、大変危険です。
ただJAFの実験では、カーエアコンをつけたままにしていれば、車内温度を25度程度の適温に保つことができたそうです。しかし、もし燃料切れなどでエンジンが止まれば、エアコンも切れてしまいます。そうすると、わずか15分ほどで摂氏30度を超え、危険な領域に達してしまうんです。
ということで、たとえエアコンをつけていたとしても、お子さんなどを置き去りにするのは、絶対にやめましょう!
【高温の車内に放置してはいけないもの】7月28日(火)
きのうもご紹介しましたが、実験では、炎天下に駐車したクルマは、3時間ほどで車内温度がおよそ55度にもなったそうです。そんな高温にさらされる車内ですから、うかつに置いていると、思わぬトラブルにつながるモノがあります。今朝は、そうした夏場の車内に放置してはいけないモノについて、代表的なものを、取り上げていきたいと思います。
まず、気を付けなければいけないのが、ガスが充填されたモノです。制汗剤などのスプレー缶や、バーベキューで使ったガスボンベ、そして使い捨てライターなどもそうですね。 こうしたものを放置していると、高温で中のガスが膨張して、破裂することがあるんです。
似たようなものでいえば、未開封の炭酸入りのドリンクも、高温の車内では破裂する可能性があります。また口を付けたドリンク、特に砂糖の入った甘いモノは、炭酸が入っていなくても、熱で細菌が繁殖。ガスが発生し、それが膨張して破裂することがあるので要注意です。
そして、スマホやタブレットなどの精密機器は、高温の状況では、故障する危険性が高まります。最近は、スマホをカーナビの代わりにする人も多いですが、短時間でもスマホホルダーに置いたままにしないようにしましょう。また、モバイルバッテリーも、高温によって破裂や火災を引き起こすので十分注意してくださいね。
その他、メガネなどのプラスチック類も、ダッシュボードの上などに放置すると、高温になって変形することがあるので、気を付けましょうね!
【早く車内の温度を下げるには】7月29日(水)
炎天下に駐車していたクルマのドアを開けた途端、車内からモワーッとあふれ出てくる熱気のかたまり・・・。そのあまりの異様な熱さに、思わずうんざりしてしまったこと、あなたにも経験があると思います。
では、そんな高温になってしまった車内の温度を、できるだけ早く下げるには、どうしたらいいのでしょうか?
実は、JAF・日本(にほん)自動車連盟では、巷で言われている、ドアの開け閉めや、冷却スプレー、エアコンの内気循環、外気導入など、様々な方法を試して、一番早く、車内の温度を下げられる方法を実験したんだそうです。
その結果、最も早く車内の温度を下げたのは、エアコンとクルマの走行を組み合わせた方法でした。
具体的な手順としては、まず窓を全開にして、カーエアコンを外気導入に。そして温度設定は最低にし、クルマを走らせます。そして2分後に窓を閉めて、エアコンを内気循環にし、3分間走行したそうです。すると、55度あった気温を5分後に、28度まで下げることができました。
この方法だと、短時間で温度を大きく下げられるので、燃料の消費や排ガスも抑えられ、環境面でもメリットが多いといいます。この夏、あなたもお出かけの際、ぜひ一度、試してみてはいかがでしょう?
【車内の高温部分に注意】7月30日(木)
月曜日から、炎天下にあるクルマの車内温度が高くなった場合の、注意点や対策についてご紹介してきましたが、気をつけなきゃいけないのは、空気の温度だけじゃありません。
ドライバーさんなら経験があると思いますが、クルマに乗り込んで、ハンドルやシフトレバーに触れると、思いのほか熱くなっていて、驚いたことがありませんか?
実は、ダッシュボードやハンドルなどは、直射日光が当たりやすく、そんな時にはなんと、7、80度に達することがあるんです。
もし、触れないほど熱い時には、濡れタオルを用意して、ハンドルなどを拭いてみてください。2、3回拭けば、触れる程度の温度に下がるはず。車内にはタオルを数枚、常備しておくと便利ですよ。
ただ、一方で気を付けなければいけないのが、小さなお子さんをクルマに乗せる時です。チャイルドシートのバックルの金属部分やシートの表面など、思わぬ高温になっていることがあります。そこに普段の調子でお子さんを座らせた結果、素肌に当たり、ヤケドしてしまう危険性だって十分あります。
そこで、小さなお子さんをチャイルドシートなどに座らせる時には、まず大人が金属部分やシートの表面などに触って、座らせて問題ない温度か確認してから、座らせるようにしましょうね。
【運転中の脱水症状に注意】7月31日(金)
夏のドライブ中、あなたはしっかり水分の補給をしていますか?実は、「かくれ脱水」になっているかもしれませんよ!
エアコンが効いて快適な車内にいると、汗ばむこともありませんし、自分が脱水状態にあるなんて、まず思わないでしょう。
ところが実際には、夏のドライブでは、窓越しであっても、日差しが当たることが多く、意外なほど、汗をかいているものなんです。ただ、エアコンが効いた車内では、空気が乾燥していて、汗がすぐに蒸発してしまい、汗をかいていることに気づきにくいんです。
では、そんな「かくれ脱水」になると、どんな問題があるんでしょうか?実は、脱水症状に陥ると疲労が蓄積し、集中力も低下。交通事故を起こす可能性も高くなるといいます。
そこでドライブ中でも、1時間に200ミリリットル程度の水を飲むようにした方が、いいそうですよ。暑さを感じていなくても、こまめな水分補給を忘れないようにしてくださいね!
今週は、「夏の高温に要注意」をテーマにご紹介しました。


