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◆ 山道ドライブの注意点

2026/8/28 UP!

【山道走行のいろは】8月24日(月)

夏場から秋にかけての行楽シーズンでは、山道を運転する機会も、増えるでしょうね。ただ、曲がりくねった上り坂や下り坂が続く山道では、平地での運転に比べ、気を付けなければならない点がたくさんあります。そこで今週は、「山道ドライブの注意点」をテーマに、様々なポイントを取り上げていきたいと思います。

まず今朝は、山道を走行する時の基本について、改めてチェックしておきましょう。

カーブが続く山道では、生い茂った草木などで、見通しの悪い場所が多くあります。また落石を始め、路上にどんな障害物があるかわからず、さらに前のクルマが、急ブレーキをかけることもあるでしょう。そのため、車間距離を十分に保ち、スピードを抑えて走ることが大切です。

そして、カーブを通過する時には、対向車が中央車線を越えてはみ出してくる可能性があり、接触に注意しなければいけません。そのため、道路の左寄りを走るキープレフトを保つように心がけましょう。

また、カーブを走行するスピードも大切です。カーブに入る前の直線の部分でブレーキをかけて、安全に曲がれる速度まで、減速しておくのがポイント。というのも、カーブに入ってからブレーキをかけると、クルマの挙動が不安定になりやすく危険なんです。特に下り坂は、スピードが速くなりがちなので、遅すぎると感じるぐらいまで、十分減速するようにしてくださいね!

【下りの山道でのブレーキ】8月25日(火)

きのう、山道を安全に運転する基本について、ポイントをいくつかご紹介しましたが、実は、下り坂でのブレーキの使い方も、非常に大切なんです。

あなたも耳にしたことがあると思いますが、長い下り坂でずっとフットブレーキばかり使っていると、「ペーパーロック現象」や「フェード現象」という、ブレーキの効きが悪くなってしまう現象を起こす恐れがあるんです。

「ペーパーロック現象」というのは、摩擦熱によって、ブレーキオイルの中の水分が蒸発して気泡ができ、ブレーキが効かなくなる状態。一方の「フェード現象」は、ブレーキパッドが摩擦によって高温になりすぎることで、その摩擦力が低下し、ブレーキが効かなくなる状態です。

そんな事態になるのを防ぐためには、長い下り坂を走行する時は、エンジンブレーキを利用して、フットブレーキの使用をなるべく控えることが大切。

オートマ車なら、ギアをいつもの「Dレンジ」のままではなく、「L(ロー)レンジ」や「S(スポーツ)レンジ」など、低めのレンジにも切り替えて、エンジンブレーキを活用しましょう。

一方のマニュアル車なら、低速ギアに入れるほど、強くエンジンブレーキがかかります。坂道の勾配やエンジンの回転数に合わせて、適切なギアを選んでくださいね。

【山道でのマナー】8月26日(水)

今朝は、山道を走行する時のマナーなどについて取り上げてみましょう。山道では、道幅が狭く、2台のクルマがすれ違うのさえ難しい場所に出くわすことがあります。そんな時、山道では一般に、上りのクルマを優先するのが基本です。

というのも、上りのクルマが一旦停止してしまうと、再発進するのが大変だったり、時にクルマが後退したりして、後続車に接触したりする恐れがあるからです。ただし退避場所がある場合は、上り下りは関係なく、近くにあるクルマがそこへ入り、道を譲るようにしてください。

一方、片側が転落の恐れがある崖になっている場合も、上り・下りに関係なく、崖側、つまり谷側のクルマが「安全な場所に停止」して、山側のクルマを先に行かせるのがマナーです。崖側のクルマを、狭い中で先に行かせようとすると、転落してしまう恐れがありますからね。

そして、カーブの多い山道を慎重に走っていると、自分の後ろに後続車が連なり、渋滞してしまうこともあるでしょう。そんな状態になると、後続車からのプレッシャーを感じ、安全な運転ができなくなる場合があります。そんな時には、近くの待避所などに停車して、後続車を先に通すことを検討してみてください。安全な運転のためには、無理をしないことが大切です。

山道では、安全のために譲り合いの気持ちをもって、運転するようにしましょうね。

【カーブでの錯覚に注意】8月27日(木)

あなたは、「曲方指向(きょくほうしこう)」という言葉を聞いたことがありますか?これは山道などを運転中、無意識にカーブの内側に寄ってしまう現象をいいます。

その原因が、目の錯覚。実は、右カーブでは、対向車線の方が広く見え、反対に左カーブでは、自分の車線の方が広く見えてしまうんです。

すると人は、広い方に寄っていってしまう性質があるため、右カーブでは、内側、つまり右車線に近づいていくことに・・・。そんな錯覚に惑わされると、車線をはみ出して、対向車と接触や、正面衝突してしまう恐れがあります。

一方、左カーブではどうかといいますと、今度は自分の車線が広く見えるので、走りやすく感じるでしょう。すると、自然とスピードが速くなっていく傾向があります。その結果、カーブで曲がり切れず、やはり反対車線にはみ出す危険性が高まります。

さらに見通しが悪い左カーブでは、カーブの陰に岩などの障害物があったとしても、ギリギリまで発見することができません。しかもスピードが速くなっていると、それを避けることも難しくなってきます。

そこでカーブに差し掛かったら、まずは十分に速度を落とすことが重要です。視線はクルマの近くではなく、カーブの先の方へ置くようにしましょう。そして、キープレフトを意識しながら、慎重に走行するようにしてくださいね。

【山道で見かける標識】8月28日(金)

山道を走っていると、普段では、あまり見かけない道路標識を目にすることがありますよね。きょうは、そんな山道で見かける標識についてチェックしておきましょう。

まずは、崖から石が落ちている絵が描かれた黄色の標識。これは、「落石のおそれあり」の標識で、「落石注意」という呼び方でも知られていますね。意味は大きくは二つあって、落ちてくる石に注意して、という意味と、路面に落ちている石に注意して、という意味です。例え小ぶりな石でも、踏んでしまうと事故につながる危険性がありますからね。

続いては、青い円形の背景の中に、白いラッパが鳴っているような標識、これは「警笛鳴らせ」です。この標識、街なかではほぼ見かけることがなくなりましたが、山間部ではまだまだ見かけるので、注意が必要です。この標識がある場所では、安全確保のため、クラクションを鳴らして、自分のクルマの存在を周囲に知らせる義務があります。そう、ここでは、必ずクラクションを鳴らさなければいけないんです。

ちなみに、この「警笛鳴らせ」には、その下に赤い矢印で区間を表す補助標識が付いている場合があり、その区間内で、見通しがきかない交差点、曲がり角、そして坂の頂上では、クラクションを鳴らすのがルールとなっています。みなさんも今一度、確認しておいてくださいね!

今週は、「山道ドライブの注意点」をテーマにご紹介しました。

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