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◆ 生活道路の安全な通行

2026/9/11 UP!

普段クルマを運転していると、自宅の周辺などで、ほぼ必ず、いわゆる「生活道路」を通るでしょう。ただ、この生活道路、実に注意が必要な場所なんです。

そこで今週は、「生活道路の安全な通行」をテーマに、様々なポイントをお送りしていきましょう。

【生活道路は危険と隣り合わせ】9月7日(月)

まず、「生活道路」とはどういうものかといいますと、主に地域住民の日常生活に利用される、中央線や中央分離帯などがない比較的狭い道路のことです。

幹線道路と比べると交通量が少ないですから、通行する時、つい油断しがちです。でも、歩行者が突然道路を横断してきたり、交差点で子供や自転車が飛び出してきたりするなど、色々と危険が潜んでいるのが生活道路です。

例えば、令和7年の警察庁のデータをみると、道幅5.5メートル未満の道路で起こった事故の死傷者のうち、歩行中・自転車乗車中の死傷者が占める割合は、5.5メートル以上の道路の場合と比べると、およそ1.9倍も多いといいます。いかに、歩行者などが生活道路で危険な事故に巻き込まれているかがわかりますね。

それに、生活道路での交通死亡事故件数は、ここ数年、全国で減少傾向にあるものの、生活道路以外の道路と比べて、減少割合が小さいんです。それだけ対策の難しさも伺えます。

一見安全そうに見える生活道路ですが、運転中は常に危険と隣り合わせだということを、忘れないでくださいね。

【9月からの法定速度の引き下げ】9月8日(火)

生活道路の交通ルールで、9月1日から大きく変わった項目があるんですけど、みなさん、ちゃんとチェックできていますでしょうか?

これまで中央線や中央分離帯のない生活道路を含む一般道路では、速度標識がなければ 法定速度は時速60キロとされていました。

しかし、改正道路交通法が施行され、今月1日から、中央線や中央分離帯などがなく、規制速度を示す標識などがない生活道路では、クルマの法定速度が、時速60キロから30キロに引き下げられたんです。ただし、標識や道路標示で、規制速度が指定されている道路では、これまで通り、その速度が最高速度となります。

では、どうして時速30キロなんでしょうか?実は、クルマの速度と歩行者の致死率には、大きな関係があるんだそうです。特に、時速30キロ以上で事故が起きた場合には、歩行者の致死率が急激に高くなるといいます。実際に、『 ゾーン30(さんじゅう)』という、時速30キロ制限になっている区域では、死亡・重傷事故の発生を抑止する効果があることが確認できたんだそうです。

こうした背景を踏まえて行われた、今回のルール変更。悲惨な事故を減らすためにも、生活道路ではあなたも、スピードをしっかりと守って通行してくださいね!

【生活道路を通行する時の注意点】9月9日(水)

道幅が狭く、見通しの悪い交差点も多い生活道路。そこを通行する時には、どんなことに気を付けて運転すればいいんでしょうか?今朝はそのポイントについて、取り上げていきましょう。

まず、状況に応じてスピードを守ることが大切です。法定速度や規制速度を守るだけでなく、その場の交通状況や天候などに合わせて、適切なスピードで走ることが重要です。

そして生活道路では、歩行者が、横断歩道のない場所でも横断してきたり、脇道がある場所なら、自転車が急に飛び出してきたりするなど、さまざまな危険が潜んでいます。通行する時は、常に危険を予測しながら運転するようにしましょう。

特に、コンビニやスーパーなどのある道路では、そこに出入りする歩行者や自転車、クルマの動きに要注意です。中には、道路を急に横断して店を目指す人もいるので、気を付けましょう。

また、信号のない交差点や見通しの悪い場所では、出会いがしらの事故に注意が必要です。一時停止や、十分な安全確認を徹底してください。もし自分の方が優先道路の場合でも、優先意識を強く出しすぎるのは危険です。状況に合わせた、譲り合いの気持ちをもって通行しましょう。

生活道路は、交通量は少ないですが、決して安全ではありません。いつも以上に、周囲への注意を怠らないようにしてくださいね。

【生活道路を抜け道にするのは危険!】9月10日(木)

朝夕の通勤時間帯の渋滞や、週末のレジャーや旅行などの行き帰りでの渋滞。そんな渋滞を避けるために、抜け道を使う人、多いんじゃないでしょうか?

でも、この抜け道、安易な気持ちで利用するのは避けなければいけません。

というのも、そうした抜け道に使われる道路の多くは、その地域に住んでいる人たちが、日常的に使用している「生活道路」だからです。

生活道路は、一見交通量が少なく、スムーズに通行できるルートに見えるかもしれません。しかし、今週取り上げてきたように、道幅の狭さ、見通しの悪い交差点など、危険なポイントが多い道です。さらに、歩行者が安全確認せずに道路を横断することもあれば、脇道から自転車が飛び出してくることもあり得ます。

特に、小学校などの通学時間帯には、思わぬ行動をする多くの子供たちに対して、十分な注意を払う必要があります。実際に、抜け道を通行していて小学生をはね、死亡させるという痛ましい事故も度々起こっています。

そんな、ドライバーにとってはリスクの高い生活道路。安易な気持ちで抜け道を使うのは、非常に危険な行為だということを、みなさん、しっかりと覚えておいてくださいね。

【かもしれない運転を徹底】9月11日(金)

今週ご紹介してきた通り、身近な生活道路をクルマで通行するには、様々な注意が必要です。そこで大切なのが、危険を予測しながら運転すること。そう、いわゆる「かもしれない運転」です。

「かもしれない運転」について、改めてご説明すると・・・、自分にとっては不都合な、安全ではないことが起こる可能性を想定して、余裕をもってそれに対応する運転をいいます。

例えば、「歩行者が安全確認をせずに、急に横断する」とか、「見通しの悪い交差点で、自転車が飛び出してくる」、「友達とふざけ合っている子供が飛び出してくる」などなど・・・。どれも、予想外にいきなりそれが目の前で起きると、慌てて急ブレーキを踏まなければいけないことばかりです。場合によっては、事故になる可能性もありますよね。

でもあらかじめ、見通しの悪い交差点などに差し掛かった時、歩行者や友達と歩く子供たちを見かけた段階で、「こんなことが起こるかもしれない」と予測し、それらに備えておくと、落ち着いて対応することができるでしょう。

ということで、生活道路を通行する時には、危険を予測しながら運転することを徹底し、イザという時に、安全な対応ができるよう心がけてくださいね。

今週は、「生活道路の安全な通行」をテーマにご紹介しました。

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