2026/9/4 UP!
2020年6月にいわゆる「あおり運転」への罰則が強化されて、丸6年が経過しました。しかし今でも、ニュースやSNSなどで、危険なあおり運転の映像を、頻繁に目にします。
そこで今週は、「NO!あおり運転」をテーマに、その危険性や対策などについて、取り上げていきたいと思います。
【あおり運転の罰則】8月31日(月)
まず今朝は、「あおり運転」の罰則について、改めて確認しておきましょう。2020年6月の改正道交法により、「妨害運転罪」が定められました。「妨害運転罪」は、他のクルマなどの通行を妨害する目的で、一定の違反をした場合に適用されます。
その「一定の違反」というのはどんなものかといいますと、車間距離を極端に詰めるのはもちろん、明らかに必要性のない場面で、急な進路変更をしたり、急ブレーキをかけたり。また執拗に、クラクションを鳴らす、パッシングをする、といった行為もこれに当たります。
「妨害運転罪」に違反した場合は、3年以下の拘禁刑、または50万円以下の罰金が科せられ、違反点数25点、即免許取り消しです。さらに、あおり運転によって、事故など大きな危険を発生させた場合は、5年以下の拘禁刑、または100万円以下の罰金。違反点数35点、もちろん一発免許取り消しです。
あおり運転は、決して許すことのできない、重い犯罪だということを、すべてのドライバーの皆さん、今一度しっかりと肝に銘じてくださいね!
【あおり運転に巻き込まれたら】9月1日(火)
もしあなたが、危険な「あおり運転」に巻き込まれたら、どのように対応しますか?今朝はそんな対策について、チェックしてみましょう!
まず、他のクルマにあおられたとしても、「張り合ってやる!」などとは絶対に思わないことです。後ろから車間距離を詰められているなら、例え腹が立ったとしても、広い心で先に行かせるようにしましょう。それが自分や周囲のクルマの安全につながります。
しかし、尚もしつこく追い回されたら、コンビニや警察署、サービスエリアといった、人目のある場所へ避難しましょう。その上で、110番通報してください。
さらに、赤信号での停車時や、クルマを無理やり停めさせられた際などに、興奮した相手が、クルマを降りてくることがあるかもしれません。そんな時は、ドアをロックし絶対に開けてはいけませんよ。そして相手のナンバーを控え、警察へ通報するようにしましょう。
もしクルマにドライブレコーダーが付いていれば、警察に届け出る時、相手の危険な行為の証拠となります。ドライブレコーダーがない場合は、同乗者にスマートフォンなどで撮影してもらいましょう。そして、窓ガラス越しに警察を呼んだことを伝え、パトカーの到着を待つようにしてくださいね。
【あおり運転の予防策】9月2日(水)
とかく、事故スレスレで、イライラ丸出しの「あおり運転」をするドライバー。そのため、自分がマナーを守って運転していても、何かの弾みで、理由がわからないまま、あおられてしまう可能性があります。では、そんな状況に巻き込まれないためには、どうしたらいいのでしょうか?ということで今朝は、「あおり運転」の予防策について確認しておきましょう。
まず高速道路などでは、前のクルマを追い越す時以外は、左側の走行車線を走るようにすることです。そもそも、追い越し車線を走り続けることは、法律違反。それにより、早く行きたい後続車が抜くに抜けない状況だとしたら、トラブルを招く原因になりかねません。
また、無理な追い越しや無理な割り込みなど、「無理」の付く運転をしないことも大切です。さらに急ブレーキも、後ろのクルマにとって、ドキッとさせられる怖いものです。つねに、周囲への気遣いをもった運転を心がけるようにしましょう。
そして、十分な車間距離を取るのも重要です。ただ中には、普段から全く気にすることなく、車間距離を詰めて走るクルマも結構います。そうしたクルマが後ろについた場合、ちょっと危険かもと感じたら、先に行かせるのが得策でしょうね。
危険な「あおり運転」は、する方が悪いのは当たり前。しかし、安全なカーライフのために、あなたも周囲への確認と気遣いを、忘れないようにしてくださいね。
【怒りを鎮める】9月3日(木)
あなたはクルマを運転している時に、何らかのきっかけで「イライラ」してしまうこと、日頃からありませんか?そんな怒りの感情が、「あおり運転」につながる場合があるんです。安全にクルマを運転するためには、怒りの感情をコントロールすることが大切。そこで今朝は、そのためのポイントをいくつか確認しておきましょう。
まず大切なのは、時間にゆとりをもって出発することです。「間に合わないかもしれない」という焦りの気持ちは、怒りにつながりやすい感情の一つです。常に余裕を持った出発をするよう、心がけてくださいね。
そして、もし運転中にイライラしてしまった時、怒りを鎮めるのに効果的なコツがあります。その一つが深呼吸です。
心身の興奮状態を鎮める役割を持つのが、自律神経の「副交感神経」。これは体を興奮させる働きを持つ「交感神経」とは、逆の働きがあります。深呼吸は、そんな交感神経を鎮め、副交感神経を働かせることができるんです。
ポイントは、最初に口から大きく息を吐き出すこと。次に、鼻から大きく息を吸います。息を吐くのをゆっくりにすればするほど、副交感神経を優位に働かせることができるそうですよ。
ちなみに怒りの感情は、6秒ほどしか続かないといいます。そこで、この6秒をやり過ごすために、先ほどの深呼吸を6秒間やってみてください。きっと、心を落ち着けることができるはずですよ!
【クラクションをむやみに鳴らさない】9月4日(金)
クラクションを鳴らす行為は、それだけで相手の逆鱗に触れ、本来不要な「あおり運転」をされる重大なきっかけとなります。
もちろんそれで「あおり運転」をするのは、決して許されませんが、むやみにクラクションを鳴らす行為も、やはり控えるべきです。それに、そうしたクラクションの使い方は、交通ルール違反なのをご存知でしょうか?実はクラクションは、どういう時に鳴らすか、道路交通法で定められているんです。
クラクションを鳴らしていいのは、先週「山道ドライブ」の中でも触れましたが、原則として、「警笛鳴らせ」の道路標識がある場所です。その他では、危険を回避するためにやむを得ない場合だけで、そうした目的以外で使うことは禁じられているんです。
だから、前のクルマが青信号で発進しないことへの苛立ちや、割り込みされた怒りをぶつけるためなどで、安易に鳴らしていいものではありません。
ただでさえ、大きな音で気持ちを逆なでしやすいクラクション。危険極まりない「あおり運転」を防ぐためにも、むやみやたらに使うのは避けるようにしましょう。
今週は、「NO!あおり運転」」をテーマにご紹介しました。


